JPH01162595A - 真空ろう付け用アルミニウム合金ろう材 - Google Patents
真空ろう付け用アルミニウム合金ろう材Info
- Publication number
- JPH01162595A JPH01162595A JP32106487A JP32106487A JPH01162595A JP H01162595 A JPH01162595 A JP H01162595A JP 32106487 A JP32106487 A JP 32106487A JP 32106487 A JP32106487 A JP 32106487A JP H01162595 A JPH01162595 A JP H01162595A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brazing
- filler metal
- crucible
- aluminum alloy
- fin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000005219 brazing Methods 0.000 title claims abstract description 62
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 title claims description 17
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 title abstract description 26
- 239000002184 metal Substances 0.000 title abstract description 26
- 239000000945 filler Substances 0.000 title abstract description 14
- 230000005496 eutectics Effects 0.000 claims abstract description 10
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 claims abstract description 6
- 229910021364 Al-Si alloy Inorganic materials 0.000 claims abstract 3
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 13
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims description 8
- 239000000203 mixture Substances 0.000 abstract description 9
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 3
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 abstract description 3
- 239000010949 copper Substances 0.000 abstract description 3
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 abstract description 2
- 239000011261 inert gas Substances 0.000 abstract description 2
- 238000007664 blowing Methods 0.000 abstract 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 9
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 7
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 7
- 230000008023 solidification Effects 0.000 description 7
- 229910000679 solder Inorganic materials 0.000 description 6
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 3
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 3
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 3
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 3
- XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N Argon Chemical compound [Ar] XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910013627 M-Si Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 2
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 2
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 2
- 239000011362 coarse particle Substances 0.000 description 2
- 238000000137 annealing Methods 0.000 description 1
- 229910052786 argon Inorganic materials 0.000 description 1
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005097 cold rolling Methods 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 1
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 1
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、その外表面にフィンが取り付けられたアル
ミニウム製熱交換器を製造する際における、管体に対す
るフィンのろう付けのための真空ろう付け用アルミニウ
ム合金ろう材に関するものである。
ミニウム製熱交換器を製造する際における、管体に対す
るフィンのろう付けのための真空ろう付け用アルミニウ
ム合金ろう材に関するものである。
例えば、自動車用のラジェーター、クーラーのコンデン
サまたはエバポレータなどには、アルミニウム製の熱交
換器が使用されている。
サまたはエバポレータなどには、アルミニウム製の熱交
換器が使用されている。
このような熱交換器は、押出し成形された偏平で且つ多
孔のアルミニウム製の管体の表面上に、Ｍ−Ｓｉ系アル
ミニウム合金の金属ろう材がクラッドされたグレージン
グシートからなるフィンを仮付けした後、フィンが仮付
けされた組立て体を真空炉内で加熱し、フィンを管体の
表面上にろう付けすることにより製造していた。
孔のアルミニウム製の管体の表面上に、Ｍ−Ｓｉ系アル
ミニウム合金の金属ろう材がクラッドされたグレージン
グシートからなるフィンを仮付けした後、フィンが仮付
けされた組立て体を真空炉内で加熱し、フィンを管体の
表面上にろう付けすることにより製造していた。
しかしながら、この方法によって製造する場合、フィン
の肉厚が薄いと、ろう付け時におけるフィンの高温耐サ
グ性が劣化し、フィンのろう付け不良が生ずる問題があ
る。
の肉厚が薄いと、ろう付け時におけるフィンの高温耐サ
グ性が劣化し、フィンのろう付け不良が生ずる問題があ
る。
そこで、アルミニウム製の管体の表面上に、Ｍ−Ｓｉ
−Ｍｆ系アルミニウム合金からなる薄板状のろう材を貼
り付け、その表面にろう材を有しないフィンを仮付けし
た後、フィンが仮付けされた組立て体を上述したように
加熱して、フィンを′ｇ体の表面上にろう付けする方法
が行なわれている。
−Ｍｆ系アルミニウム合金からなる薄板状のろう材を貼
り付け、その表面にろう材を有しないフィンを仮付けし
た後、フィンが仮付けされた組立て体を上述したように
加熱して、フィンを′ｇ体の表面上にろう付けする方法
が行なわれている。
この方法によれば、上述した問題は解決されるが、ろう
材−と゛してのアルミニウム合金の成分組成中にＭｙを
含有させることが不可欠である。即ち、ろう材中にＭｇ
が含有されていないと、ろう付け時にろうが酸化し、ろ
う付け面に酸化皮膜が生成して、ろう付け不良になる問
題が生ずる。ろう材中にＭｇを含有させることにより、
ろう付け時゛に雰囲気中に飛散したＭｇによって、雰囲
気の残留酸素を除去することができ、これにより、ろう
付け面における酸化皮膜の生成を防止することができる
。
材−と゛してのアルミニウム合金の成分組成中にＭｙを
含有させることが不可欠である。即ち、ろう材中にＭｇ
が含有されていないと、ろう付け時にろうが酸化し、ろ
う付け面に酸化皮膜が生成して、ろう付け不良になる問
題が生ずる。ろう材中にＭｇを含有させることにより、
ろう付け時゛に雰囲気中に飛散したＭｇによって、雰囲
気の残留酸素を除去することができ、これにより、ろう
付け面における酸化皮膜の生成を防止することができる
。
しかしながら、上述のＡＩｔ−８ｉ−Ｍｆ系アルミニウ
ム合金からなる薄板状の真空ろう付け用ろう材には、次
のような問題がある。
ム合金からなる薄板状の真空ろう付け用ろう材には、次
のような問題がある。
（１） ろう付け時に炉内に飛散したＭノ酸化物が炉
壁に付着して炉を汚染する。このような汚染がある程度
以上進行すると、ろう付け中に、炉壁に付着したＭ７酸
化物が落下し、製品に付着して加熱され、製品に局部的
な溶融が生ずる。
壁に付着して炉を汚染する。このような汚染がある程度
以上進行すると、ろう付け中に、炉壁に付着したＭ７酸
化物が落下し、製品に付着して加熱され、製品に局部的
な溶融が生ずる。
（２）通常の鋳造および圧延による方法では、厚さが１
０μｍ 以下の薄い板状ろう材を製造することが困難で
ある。
０μｍ 以下の薄い板状ろう材を製造することが困難で
ある。
（３）通常の鋳造法によって製造した場合には、ろう材
は５０ミクロン以上の粗い組織になるため、ろう付け性
に劣る。
は５０ミクロン以上の粗い組織になるため、ろう付け性
に劣る。
従って、この発明の目的は、ろう付け性に優れ、ろう付
け時に炉を汚染することのない、管体の表面上に貼り付
けるフィンのろう付けのだめの、薄板状の真空ろう付け
用アルミニウム合金ろう材を提供することにある。
け時に炉を汚染することのない、管体の表面上に貼り付
けるフィンのろう付けのだめの、薄板状の真空ろう付け
用アルミニウム合金ろう材を提供することにある。
この発明の真空ろう付け用アルミニウム合金ろう材は、
５．０〜１２．．Ｏｗｔ、％のＳｉを含有し、そして、
５ミクロン以下の粒子間隔で分散された微細粒子によっ
て構成された共晶組織を有する７Ｊ−８ｉ合金からなる
ことに特徴を有するものである。
５．０〜１２．．Ｏｗｔ、％のＳｉを含有し、そして、
５ミクロン以下の粒子間隔で分散された微細粒子によっ
て構成された共晶組織を有する７Ｊ−８ｉ合金からなる
ことに特徴を有するものである。
この発明において、Ｓｉの含有量は、５．０〜１２．Ｏ
ｗｔ、 ％の範囲内に限定すべきである。即ち、Ｓｉの
含有量が５．Ｏｗｔ、％未満では、ろうの融点が高くな
る結果、ろう付け温度を高めなければならず、ろう付け
性が低下する。−一方、Ｓｉの含有量が１２．Ｏｗｔ、
％ を超えると、Ｓｉの粗大粒が生成しやすくなり、生
成した粗大粒が粗に分布し、ろうの溶融までに長時間を
必要とする結果、ろう付け時間が長くなりまたはろう付
け温度を高めなければならない問題が生ずる。
ｗｔ、 ％の範囲内に限定すべきである。即ち、Ｓｉの
含有量が５．Ｏｗｔ、％未満では、ろうの融点が高くな
る結果、ろう付け温度を高めなければならず、ろう付け
性が低下する。−一方、Ｓｉの含有量が１２．Ｏｗｔ、
％ を超えると、Ｓｉの粗大粒が生成しやすくなり、生
成した粗大粒が粗に分布し、ろうの溶融までに長時間を
必要とする結果、ろう付け時間が長くなりまたはろう付
け温度を高めなければならない問題が生ずる。
この発明において、ＡＩｔ−３ｉの共晶組織を゛、５ミ
クロン以下の粒子間隔で分散された微細粒子によって構
成したことは、もつとも重要な特徴である。
クロン以下の粒子間隔で分散された微細粒子によって構
成したことは、もつとも重要な特徴である。
即ち、ＡＩｔ−８ｉの共晶組織を上述のような粒子間隔
で分散された微細粒子によって構成したことにより、ろ
う付け時におけるろうの溶融時間が短縮されると共にろ
うの流動性を高めることができ、アルミニウム合金の成
分組成中にＭｇを含有させなくても、ろう付け性を良好
にすることができる。従って、アルミニウム合金の成分
組成中にＭ７を含有させる必要が無くなる結果、前述し
たＡＬ−３ｉ−Ｍ７系アルミニウム合金からなるろう材
を使用した場合の問題はすべて解決される。
で分散された微細粒子によって構成したことにより、ろ
う付け時におけるろうの溶融時間が短縮されると共にろ
うの流動性を高めることができ、アルミニウム合金の成
分組成中にＭｇを含有させなくても、ろう付け性を良好
にすることができる。従って、アルミニウム合金の成分
組成中にＭ７を含有させる必要が無くなる結果、前述し
たＡＬ−３ｉ−Ｍ７系アルミニウム合金からなるろう材
を使用した場合の問題はすべて解決される。
次に、上述した成分組成および組織のろうの製造方法に
ついて述べる。即ち、５．０〜１２．ｏｗｔ。
ついて述べる。即ち、５．０〜１２．ｏｗｔ。
俤の８１を含有するアルミニウム合金の溶湯をるつぼに
よって溶製する。次いで、上記により得られた溶湯を、
るつぼの下方に設けられた所定速度で回転する銅製の水
冷ロールの表面に向け、るつぼの低面に設けられたスリ
ットを通し流出させ且つ不活性ガスによって吹き付ける
ことにより、前記溶湯を１０３°Ｃ／ｓｅｃ以上の凝固
速度で急冷する。このような溶湯の急冷により、５ミク
ロン以下の微細粒子からなる共晶組織を有するＡＩｔ−
３ｉ合金の薄板が製造される。
よって溶製する。次いで、上記により得られた溶湯を、
るつぼの下方に設けられた所定速度で回転する銅製の水
冷ロールの表面に向け、るつぼの低面に設けられたスリ
ットを通し流出させ且つ不活性ガスによって吹き付ける
ことにより、前記溶湯を１０３°Ｃ／ｓｅｃ以上の凝固
速度で急冷する。このような溶湯の急冷により、５ミク
ロン以下の微細粒子からなる共晶組織を有するＡＩｔ−
３ｉ合金の薄板が製造される。
溶湯の凝固速度は、上述したように１０３゛Ｃ／ＳＣＣ
以上であることを必要とする。即ち、凝固速度が１０３
℃／ｓｅｃ未満では５ミクロン以下の粒子間隔で分散さ
れた微細粒子からなる組織にすることができない。なお
、凝固速度が１０６゛Ｃ／ＳＣＣを超えても上述した作
用に格別の向上が現われず、急冷のための費用が増大す
る。従って、凝固速度は、１０３〜１０６°Ｃ／ｓｅｃ
とすることが好ましい。
以上であることを必要とする。即ち、凝固速度が１０３
℃／ｓｅｃ未満では５ミクロン以下の粒子間隔で分散さ
れた微細粒子からなる組織にすることができない。なお
、凝固速度が１０６゛Ｃ／ＳＣＣを超えても上述した作
用に格別の向上が現われず、急冷のための費用が増大す
る。従って、凝固速度は、１０３〜１０６°Ｃ／ｓｅｃ
とすることが好ましい。
上記により得られる薄板の板厚は、水冷ロールの冷却能
力との関係において定まり、板厚が犬になるほど、板厚
方向のすべての部分を、上述の凝固速度で冷却すること
が困難になる。好ましい板厚は、５〜１００μｍである
。
力との関係において定まり、板厚が犬になるほど、板厚
方向のすべての部分を、上述の凝固速度で冷却すること
が困難になる。好ましい板厚は、５〜１００μｍである
。
次に、この発明を実施例により説明する。
第１表に示すように、本発明の範囲内の化学成分組成お
よび共晶組織を有する本発明のアルミニウム合金ろう材
の供試体（以下、本発明供試体という）Ｎα１〜５と、
そして、本発明の範囲外の化学成分組成または共晶組織
を有する比較のためのアルミニウム合金ろう材の供試体
（以下、比較用供試体という）Ｎα１〜３とを、次に述
べる方法によって調製した。
よび共晶組織を有する本発明のアルミニウム合金ろう材
の供試体（以下、本発明供試体という）Ｎα１〜５と、
そして、本発明の範囲外の化学成分組成または共晶組織
を有する比較のためのアルミニウム合金ろう材の供試体
（以下、比較用供試体という）Ｎα１〜３とを、次に述
べる方法によって調製した。
第１表に示す化学成分組成の本発明供試体および比較用
供試体の各々の溶湯を、るつぼによって溶製した。上述
のようにして溶製された本発明供試体Ｎα１〜５および
比較用供試体Ｎα１〜２の各々の溶湯を、るつぼの下方
に設けられた、３００゜ｒ 、ｐ 、ｍの速度で回転す
る、直径２５０．の銅製の水冷ロールの表面に向け、る
つぼの底面に設けられた０、５Ｘ３０ｍｍの寸法のスリ
ットを通して流出させ、且つ、高速高圧のアルゴンガス
を吹き付けて、第１表に示す凝固速度により急冷した。
供試体の各々の溶湯を、るつぼによって溶製した。上述
のようにして溶製された本発明供試体Ｎα１〜５および
比較用供試体Ｎα１〜２の各々の溶湯を、るつぼの下方
に設けられた、３００゜ｒ 、ｐ 、ｍの速度で回転す
る、直径２５０．の銅製の水冷ロールの表面に向け、る
つぼの底面に設けられた０、５Ｘ３０ｍｍの寸法のスリ
ットを通して流出させ、且つ、高速高圧のアルゴンガス
を吹き付けて、第１表に示す凝固速度により急冷した。
かくして、同表に示す粒子間隔で分散された粒子によっ
て構成された共晶組織からなる、同表に併せて示す厚さ
の供試体を調製した。
て構成された共晶組織からなる、同表に併せて示す厚さ
の供試体を調製した。
一方、前述のようにして溶製された比較用供試体醜３の
溶湯を、水冷鋳型に注入し、３５ Ｘ２００Ｘ ３００
ｒａｎの寸法の鋳塊を鋳造した。得られた鋳塊を、通
常の条件で熱間圧延して熱間圧延薄板とし、次いで、得
られた熱間圧延薄板に対し、冷間圧延と中間焼鈍とを複
数回繰返して施し、かくして、同表に示す粒子間隔で分
散された粒子によって構成された共晶組織からなる、同
表に併せて示す厚さの供試体を調製した。
溶湯を、水冷鋳型に注入し、３５ Ｘ２００Ｘ ３００
ｒａｎの寸法の鋳塊を鋳造した。得られた鋳塊を、通
常の条件で熱間圧延して熱間圧延薄板とし、次いで、得
られた熱間圧延薄板に対し、冷間圧延と中間焼鈍とを複
数回繰返して施し、かくして、同表に示す粒子間隔で分
散された粒子によって構成された共晶組織からなる、同
表に併せて示す厚さの供試体を調製した。
次いで、図面に示すように、上記により調製された本発
明供試体および比較用供試体の各々からなるろう材２を
、幅ａが４ｏｍｍ、長さｂが１００醍の偏平状の管体１
（Ｊ Ｉ Ｓ Ａ１０５０ ） の表面に貼り、
ろう材２の表面上に、コルゲート状に加工された、下記
第２表の成分組成（ＪＩＳ ３００３ ）からなるフィ
ン材３を仮付けし、組立て体を調製した。
明供試体および比較用供試体の各々からなるろう材２を
、幅ａが４ｏｍｍ、長さｂが１００醍の偏平状の管体１
（Ｊ Ｉ Ｓ Ａ１０５０ ） の表面に貼り、
ろう材２の表面上に、コルゲート状に加工された、下記
第２表の成分組成（ＪＩＳ ３００３ ）からなるフィ
ン材３を仮付けし、組立て体を調製した。
上述のようにして調製された組立て体を、１０”−’Ｔ
ｏｒｒ に保持された真空炉中において、６００℃の
温度で１０分間加熱することにより、フィンのろう付け
を行なった。
ｏｒｒ に保持された真空炉中において、６００℃の
温度で１０分間加熱することにより、フィンのろう付け
を行なった。
次いで、上記によ゛リフインがろう付けされた試験体に
対しフィンの引きちぎり試験を施し、且つ、フィレット
の形成状態およびろう付け性を調べた。
対しフィンの引きちぎり試験を施し、且つ、フィレット
の形成状態およびろう付け性を調べた。
その結果を第１表に併せて示す。
なお、フィンの引きちぎり試験結果は、下記により評価
した。
した。
○：フインで破断した場合
△：フイレット部で破断した場合
×：フィンではがれた場合
また、フィレットの形成状態は、下記により評価した。
○：十分に形成された場合
△：不十分ながら形成された場合
×：殆んど形成されなかった場合
そして、ろう付け性は、下記により評価した。
○：ろう付け良好
×：ろう付け不良
第１表から明らかなように、Ｓｉの含有量が本発明の範
囲を外れて低い比較用供試体Ｐａｌは、引きちぎり性お
よびフィレットの形成状態が悪い。また、Ｓｉの含有量
が本発明の範囲を外れて高い比較用供試体Ｎ［１，２は
、特にフィンの引きちぎり性が悪い。
囲を外れて低い比較用供試体Ｐａｌは、引きちぎり性お
よびフィレットの形成状態が悪い。また、Ｓｉの含有量
が本発明の範囲を外れて高い比較用供試体Ｎ［１，２は
、特にフィンの引きちぎり性が悪い。
そして、共晶組織の粒子間隔が本発明の範囲を外れて大
きい比較用供試体Ｎａ３は、フィンの引きちぎり試験結
果およびフィレットの形成状態が共に悪い。
きい比較用供試体Ｎａ３は、フィンの引きちぎり試験結
果およびフィレットの形成状態が共に悪い。
これに対して、本発明供試体Ｎａｌ〜５は、フィンの引
きちぎり試験結果、フィレットの形成状態が何れも良好
であった。
きちぎり試験結果、フィレットの形成状態が何れも良好
であった。
以上述べたように、この発明の真空ろう付け用アルミニ
ウム合金ろう材によれば、ろう材がクラッドされたプレ
ージングシートからなるフィンを使用する必要がないか
ら、ろう付け時にフィンの高温耐サグ性が劣化すること
はなく、従って、従来よりも厚肉のフィンを取り付ける
ことができ、しかも、ろう付け時に炉を汚染するおそれ
がなく、優れたろう付け性によって管体に確実にフィン
を接着することができる工業上有用な効果がもたらされ
る。
ウム合金ろう材によれば、ろう材がクラッドされたプレ
ージングシートからなるフィンを使用する必要がないか
ら、ろう付け時にフィンの高温耐サグ性が劣化すること
はなく、従って、従来よりも厚肉のフィンを取り付ける
ことができ、しかも、ろう付け時に炉を汚染するおそれ
がなく、優れたろう付け性によって管体に確実にフィン
を接着することができる工業上有用な効果がもたらされ
る。
図面は管体の表面上にフィンを取り付けた状態を示す概
略斜視図である。図面において、１・・・管体、
２・・・ろう材、３・・・フィン材。 出願人 三菱アルミニウム株式会社 代理人 潮 谷 奈津夫（他１名）特許庁長官
小 川 邦 夫 殿ｌ、事件の表示 特願昭 ６２− ３２１０６４ 号２、発明の名称 真空ろう付け用アルミニウム合金ろう材３、補正をする
者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都港区芝二丁目３番３号 ｉＡ＋Ａｉ）三菱アルミニウム株式会社代表者 吉
川 浩 − ４、代理人 ７、補正の内容 別紙の通り （１） 明細書、第１２頁、発明の詳細な説明の項、
下から第５行目、 「よりも厚肉のフィンを」 とあるを、 「よシも薄肉のフィンを」 と訂正する。 以上
略斜視図である。図面において、１・・・管体、
２・・・ろう材、３・・・フィン材。 出願人 三菱アルミニウム株式会社 代理人 潮 谷 奈津夫（他１名）特許庁長官
小 川 邦 夫 殿ｌ、事件の表示 特願昭 ６２− ３２１０６４ 号２、発明の名称 真空ろう付け用アルミニウム合金ろう材３、補正をする
者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都港区芝二丁目３番３号 ｉＡ＋Ａｉ）三菱アルミニウム株式会社代表者 吉
川 浩 − ４、代理人 ７、補正の内容 別紙の通り （１） 明細書、第１２頁、発明の詳細な説明の項、
下から第５行目、 「よりも厚肉のフィンを」 とあるを、 「よシも薄肉のフィンを」 と訂正する。 以上
Claims (1)
- ５．０〜１２．０ｗｔ．％のＳｉを含有し、そして、５
ミクロン以下の粒子間隔で分散された微細粒子によつて
構成された共晶組織を有するＡｌ−Ｓｉ合金からなるこ
とを特徴とする、真空ろう付け用アルミニウム合金ろう
材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32106487A JPH01162595A (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 真空ろう付け用アルミニウム合金ろう材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32106487A JPH01162595A (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 真空ろう付け用アルミニウム合金ろう材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01162595A true JPH01162595A (ja) | 1989-06-27 |
Family
ID=18128399
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32106487A Pending JPH01162595A (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 真空ろう付け用アルミニウム合金ろう材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01162595A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6849136B2 (en) * | 2001-07-30 | 2005-02-01 | Denso Corporation | Filler metal for aluminum brazing sheet for heat exchangers and method of manufacturing same |
-
1987
- 1987-12-18 JP JP32106487A patent/JPH01162595A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6849136B2 (en) * | 2001-07-30 | 2005-02-01 | Denso Corporation | Filler metal for aluminum brazing sheet for heat exchangers and method of manufacturing same |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP3459676B1 (en) | Brazing sheet for flux-free brazing, flux-free brazing method and method for producing heat exchanger | |
| JP6726371B1 (ja) | ろう付用アルミニウム合金板およびアルミニウムブレージングシート | |
| US6849136B2 (en) | Filler metal for aluminum brazing sheet for heat exchangers and method of manufacturing same | |
| JP6726370B1 (ja) | フラックスフリーろう付用アルミニウムブレージングシート | |
| JP4963627B2 (ja) | 熱交換器用アルミニウムろう付け構造体、およびそれに用いるクラッド材と、熱交換器用アルミニウムろう付け構造体の製造方法 | |
| JP2007092101A (ja) | 犠牲陽極材面の面接合性に優れたアルミニウム合金クラッド材および熱交換器 | |
| KR100553065B1 (ko) | 열교환기 | |
| JP2012050993A (ja) | アルミニウム材のフラックスレスろう付け方法およびフラックスレスろう付け用アルミニウムクラッド材 | |
| JP6109615B2 (ja) | ろう付用アルミニウム合金フィンクラッド材 | |
| JPS60187452A (ja) | アルミニウムを基礎とする低温ろう付合金 | |
| JPH0368097B2 (ja) | ||
| JPH0770685A (ja) | 高強度Ａｌ合金フィン材およびその製造方法 | |
| JPH01162595A (ja) | 真空ろう付け用アルミニウム合金ろう材 | |
| JPH10310834A (ja) | クロスフィン用アルミニウム合金薄板およびその製造方法 | |
| JP3876505B2 (ja) | 耐エロージョン性に優れた熱交換器用Ａｌ合金フィン材 | |
| JP3916020B2 (ja) | 耐エロージョン性に優れた高強度および高熱伝導度を有する熱交換器用Ａｌ合金フィン材 | |
| JPH0446695A (ja) | アルミニウム部材のろう付け用ろう材 | |
| JP3713976B2 (ja) | アルミニウム合金ろう材及びアルミニウム合金ブレージングシート | |
| JPH01202393A (ja) | アルミニウム合金ろう材およびその製造方法 | |
| WO2022050029A1 (ja) | アルミニウム合金押出チューブ及び熱交換器 | |
| JPH05154693A (ja) | 真空ろう付け用アルミニウム合金ブレージングシートの製造方法 | |
| JP5649375B2 (ja) | アルミニウム材のフラックスレスろう付方法およびフラックスレスろう付用アルミニウム合金ブレージングシート | |
| JP7498592B2 (ja) | アルミニウム合金クラッド材 | |
| CN114173984B (zh) | 铝合金硬钎焊板及其制造方法 | |
| JP2012052160A (ja) | ろう付性に優れるフラックスレスろう付用部材およびアルミニウム材のフラックスレスろう付け方法 |