JPH01160928A - 可塑剤用アルコールの製造法 - Google Patents

可塑剤用アルコールの製造法

Info

Publication number
JPH01160928A
JPH01160928A JP31997087A JP31997087A JPH01160928A JP H01160928 A JPH01160928 A JP H01160928A JP 31997087 A JP31997087 A JP 31997087A JP 31997087 A JP31997087 A JP 31997087A JP H01160928 A JPH01160928 A JP H01160928A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
olefin
reaction
alcohol
fraction
carbon number
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31997087A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0669974B2 (ja
Inventor
Masayuki Otake
大竹 正之
Shinpei Tomita
晋平 富田
Chihiro Miyazawa
宮沢 千尋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Corp filed Critical Mitsubishi Kasei Corp
Priority to JP62319970A priority Critical patent/JPH0669974B2/ja
Publication of JPH01160928A publication Critical patent/JPH01160928A/ja
Publication of JPH0669974B2 publication Critical patent/JPH0669974B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は可塑剤用アルコールの製造法に関する。詳しく
は本発明は、可塑剤用原料として用いた場合に、生成物
たる可塑剤エステルの色調におい゛て優れた炭素数りの
可塑剤用アルコールの製造法に関する。
〔従来の技術〕
従来、ナフサの熱分解または重質油の接触分解から多量
に得られる炭素数qの留分(以下、BB留分という)を
二世化して得られる炭素数gのオレフィン全ヒドロホル
ミル化反応させて炭素数デのアルデヒドを製造し、これ
を水添反応させて炭素数7のアルコールを生成させ、つ
いで精製して得られる炭素数りのアルコールが塩化ビニ
ル樹脂用可塑剤の原料として好適に使用されることはよ
く知られている(英国特許筒7g9.777号、特公昭
I、’/−/タトロ号等)。
上記炭素数りのアルコールには、原料BB留分の二世化
により得られる炭素数gのオレフィンが多数の異性体の
混合物であることに由来して多数の異性体及び微量の不
純物が含まれている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記の炭素数9のアルコールを蒸留して
含有される微量の不純物をその製品純度の点で全く問題
とならない程度まで除去し井精製したものを可塑剤用ア
ルコールとして用いた場合でも、その可塑剤性能、特に
生成物であるエステルの色調において不合格となる場合
が多いことが判明した。ここでエステルの色調は硫酸着
色試験法により判定される。従ってこの場合、水添反応
で得られるアルコールに蒸留精製以外に別途例等かの処
理を施さなければ硫酸着色試験に合格する製品を得るこ
とはできない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは上記炭素数デのアルコールの製造における
問題点を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、炭素数9の
アルコール中の炭素数/2のオレフィンが硫酸着色試験
成績を著しく悪化させていることが判明した。本発明者
らはこののオレフィンの含有量全調節し、かつ、ヒドロ
ホルミル化反応及び水添反応を特定条件下で行なうこと
により、製品アルコールの硫酸着色試験成績が著しく改
善されることを見出して本発明に到達した。
即ち本発明の要旨は、ブテン留分を二重化して得られる
炭素数gのオレフィンを原料としてヒドロホルミル化反
応及び水添反応により炭素数9のアルコールを製造する
に当シ、上記炭素数gのオレフィン原料として炭素数/
2のオレフィンの含有量がθ、/重量係以下のものを用
い、上記ヒドロホルミル化反応における炭素数gのオレ
フィンの転換率fllO−99%の範囲とし、かつ上記
水添反応における炭素数9のアルデヒドの転換率y2g
o−??、99%の範囲とすることを特徴とする可塑剤
用アルコールの製造法、に存する。
以下、本発明につき詳細に説明する。
本発明方法の原料であるブテン留分とはブテン類を主要
な成分とするBB留分てあシ、ナフサの熱分解によって
得られるBB留分或いは重軽質油の接触分解によって得
られるBB留分のいずれも使用することが出来る。
ナフサの熱分解によって得られるBB留留分上のまま二
重化することも可能であるが、該BB留分からブタジェ
ンを抽出分離した後のいゆるスベントスベン1−BB留
分なども好適に使用することが出来る。
重軽質油の接触分解によるBB留分は主にブテン、ブタ
ンの混合物であり、これをそのまま二重化して使用する
ことも可能であるが、該BB留分からイソブチンを蒸留
等により分離した後のBB留分なども好適に使用するこ
とが出来る。
上記の如きBB留分は通常の二重化反応方法により二重
化することが出来る。即ち、ニッケル塩とアルミニウム
・アルキルハロゲン化物を触媒とするいわゆるチーグラ
ー系触媒による方法や、固体リン酸を触媒とする酸触媒
による方法などがあるが、いずれの方法も用いることが
出来る。
本発明方法においては、上記のBB留留分全量量化て得
られる二重化反応生成物、即ち炭素数gのオレフィンの
異性体混合物を蒸留して炭素数72のオレフィンの含有
量が0.7重量係以下、好ましくはθ、OS重量%以下
、の炭素数gのオレフィン異性体混合物からなる留分(
以下、オクテン留分という)を取得して本発明方法の原
料として用いる。
上記二重化反応生成物の蒸留は上記炭素数gのオレフィ
ンの異性体組成分布によっても変化し得るが、通常、単
蒸留又は、理論段数7〜700段の蒸留塔を用いての、
塔頂圧力/ Oml−1y〜常圧、塔頂温度10〜/3
0”Qの条件下での蒸留によって行ない、炭素数72の
オレフィンの含有量が上記範囲のオクテン留分を取得す
る。
上記オクテン留分中の炭素数/コのオレフィンの含有量
が上記範囲を超えるものをオレフィン原料として用いる
場合例は、得られる炭素数9のアルコールを蒸留精製し
ても上記した硫酸着色試験成績の良好なアルコールを得
ることば困難である。
本発明方法では、先ず、上記で得られたオクテン留分を
一酸化炭素及び水素とヒドロホルミル化反応させて炭素
数りのアルデヒドを製造する。
上記ヒドロホルミル化反応は通常の方法で行なうことが
できる。触媒としては工業的なヒドロホルミル化反応に
用いられているロジウム系触媒、コバルト系触媒等の通
常の触媒系のいずれも用いることが出来る。
コバルト系触媒とするヒドロホルミル化反応の場合は、
通常、コバルト濃度がo、o h〜50wt1(Co原
子)、温度がgO〜/gθ℃、圧力が50〜3θOkQ
 / crl G s水素/−酸化炭素(容量比)がO
,S〜10の反応条件で行なわれる。さらに該コバルト
触媒をトリアリールホスフィy(例iばトリフェニルホ
スフィン)などの配位子により修飾して用いることも出
来る。
溶媒は通常用いないが、反応に不活性な有機溶媒を用い
ることも出来る。
ロジウムを触媒とするヒドロホルミル化反応の場合は、
通常、ロジウム濃度がO,/〜10θOppm (Rh
原子)、温度がgo−soo°C1圧力が常圧〜s o
 okg/ariG、水素/−一酸化炭素容量比)がO
,S〜100反応条件で行なわれる。さらに該ロジウム
触媒をトリアリールホスフィン(例えハトリフェニルホ
スフィン)ナトの配位子により修飾して用いることも出
来る。
溶媒は通常用いないが、反応に不活性な有機溶媒を用い
ることも出来る。
上記ロジウム触媒を用いる好適なヒドロホルミル化方法
としてはロジウムと三価の有機リン化合物のオキシドと
を含む触媒系を用いる方法がある。この場合、該三価の
有機り/化合物のオキシドをロジウム1モル当シ通常1
0〜1000モルの割合で反応系に存在させ、上記の反
応条件で上記オクテン留分を一酸化炭素及び水素とヒド
ロホルミル化反応させて、炭素数9のアルデヒドを製造
する。
上記三価の有機リン化合物のオキシドとじてハ、例工ば
トリフェニルホスフィンオキシト、トリトリルホスフィ
ンオキシト、ドリアニシルホスフィンオキシド等のアリ
ールホスフィンオキシト;トリブチルホスフィンオキシ
ト、トリオクチルホスフィンオキシト等のアルキルホス
フィンオキシト;アルキル基とアリール基とを合せもつ
アルキルアリールホスフィンオキシト;トリフェニルホ
スフィノドオキシド(即チリ/酸)’Jフェニル)、ト
リトリルホスフィツトオキシド等のアリールホスフィツ
トオキシド;トリエチルホスフィツトオキシド、トリプ
ロピルホスフィツトオキシド、トリブチルホスフィツト
オキシド等のアルキルホスフィツトオキシド;アルキル
基とアリール基とを合せもつアルキルアリールホスフィ
ツトオキシド;等が挙ケられる。
本発明方法においては上記ヒドロホルミル化反応におけ
る炭素数gのオレフィンの転換率を110〜9q%の範
囲とする。該転換率かり0%未満では未反応物が多く、
再循環量が増大するので、経済的に有利でない。また該
転換率が背だ %を超える場合には前記しlように有害成分である炭素
数72のオレフィンの残存量を減少させるという効果は
あるが、他方において、反応温度、反応時間、触媒量等
の増加が必要であり、またそれに伴って好ましくない副
反応生成物等の増大を招くので、好ましくない。
なお、上記ヒドロホルミル化反応においては炭素数72
のオレフィンもその一部が対応するアルデヒド又はパラ
フィンに転換される。その転換割合は、炭素数gのオレ
フィンの転換率と関係があシ、触媒や反応条件によって
多少の違いがあるが、炭素数gのオレフィンの転換率が
aO%程度の時は上記転換割合が約3%であシ、炭素数
gのオレフィンの転換率が99係程度の時は上記転換割
合が約1.10%である。上記炭素数72のオレフィン
も多数の異性体の混合物であシ、それらの沸点は炭素数
9のアルデヒドの沸点範囲から炭素数9のアルコールの
沸点範囲までの広範囲に分布しているので、これが残存
している場合は後続工程だおける蒸留によって分離除去
することは困難である。
上記したような方法により上記オクテン留分をヒドロホ
ルミル化反応させて得られたアルデヒド又はアルデヒド
とアルコールとの混合物を、次に水添反応させて炭素数
9のアルコールとする。
上記水添反応は通常の方法で行なうことができる。触媒
としてはニッケル、クロム、銅等の通常の水添触媒を用
い、圧力が通常、常圧以上、好ましくは30〜300気
圧、温度が通常、室温以上、好ましくはioo〜20θ
℃の反応条件で行なわれる。
本発明方法においては上記水添反応における炭素数9の
アルデヒドの転換率を80〜99.99係の範囲とする
。該転換率が10%未満では未反応物が多く、再循環畳
が増大するので経済的に有利でない。また該転換率が9
9.99係を超える場合には有害成分である炭素数12
のオレフィンの残存量を減少させるという効果はおるが
、他方において、反応温度、反応時間、触媒量等の増加
が必要であり、またそれに伴って好ましくない副反応生
成物等の増大を招くので、好ましくない。
なお、上記水添反応においても炭素数/2のオレフィン
の一部が対応するパラフィンに転換される。その転換割
合は、炭素数9のアルデヒドの転換率と関係があり、触
媒や反応条件によって多少の違いがあるが、炭素数7の
アルデヒドの転換率がgO%程度のときは上記転換割合
が約/6%であり、炭素数9のアルデヒドの転換率が9
9.99%のときは上記転換割合が約AO%である。
こうして得られた粗アルコールは、精留塔により蒸留精
製される。粗アルコールの蒸留精製は通常、理論段数3
〜700段の蒸留塔を用いて塔頂圧力が数wanHg〜
7 A Orrm 14 p s塔頂温度が&0−.2
20℃の条件下で行なわれる。
かくして得られた精製された炭素数デのアルコールは、
無水フタル酸、アジピン酸等の酸と通常の方法でエステ
ル化され、可塑剤エステルとなる。エステルの品質にお
いて色調は特に重要であシ、硫酸着色試験法により測定
される。
硫酸着色試験法には、センサント法、イーストマン法、
漬水法等があるが、いずれも微細な条件が異なるのみで
、主たる操作は同じであり、センサント法が一般に広く
用いられている。後記実施例においてもモノサンド法を
採用したが、その測定法を以下に示す。
洗浄し乾燥した3θ0−の共栓付平底フラスコに試料i
oompを入れる。試料を攪拌しながら30℃以下の室
温で9gwt係の濃硫酸ざ−を25ゴビユレツトにて2
47分の速度で加える。フラスコに栓をして9 g:l
:2℃の水浴中にλ時間浸しておく。ついで水で室温ま
で冷却した後、試料を、内径25間、高さ、270tr
anの平底のガラス製比色管に100−移し、同様な比
色管にて同量のAPHA色標準液と目視により比較し、
同色のA P HA値を測定値とする。
APHA色原液の組成は次の通りである。
塩化白金酸カリウム(K2Pt C16)     八
、2グsi塩化コバルト (COCl2・AH20) 
 /、0009qgチ濃硫酸          10
0ゴ以上をlθ00−容メスフラスコに入れ、蒸留水を
加えて溶解し、蒸留水にて正確にioo。
−とする。この液がAPHAs o oであり、以下、
蒸留水にて比例希釈して低いA P HA色標準′tL
t−得る。
〔実施例〕
次に実施例により本発明の具体的態様をよシ詳細に説明
するが、本発明はその要旨を越えない限p以下の実施例
によって限定されるものではない。
実施例−/ (1)  炭素数gのオレフィンの合成ナフサのクラッ
カーから得られたBB留分からブタジェン及びイソブチ
ンを除去した後のC4留分(組成:イソブテン6重t%
、/−ブテン413重量%、コープデフ25重量係、ブ
タン類コ左重量係、その他/重量係)全モレキュラーシ
ーブ/(IXにより脱水した。次いで容積iotのSU
S製誘導攪拌型オートクレーブに、窒素雰囲気下にて、
上記した脱水後のC4留分tikg、オクタン酸ニッケ
ルのn−ヘキサン溶液1j !! (Ni含有量t、 
wt%)及びエチルアルミニウムジクロリド/ /、、
) 9を仕込み、qo℃で7時間、二量化反応させた。
反応後1.twtチH2SO4水溶液3’101を添加
し、触媒を失活させた後に液4分離し、次いで73段の
蒸留塔により蒸留精堰し、オクテン留分を得た。この場
合の蒸留はバッチ式で行ない、還流比3.0で、蒸留に
よるオクテン留分の収得率はデ3%であった。このオク
テン留分中の炭素数/コのオレフィンの濃度をガスクロ
マトグラフィーにより測定した所、O1QAwtチであ
った。
以上の操作を3回縁シ返した。
(2)炭素数デのアルコールの合成 容積101のSUS製オートクレーブに窒素雰囲気下で
、上記(1)で得たオクテン留分コ、OkQ、酢酸ロジ
ウム水溶液o、31 (Rh金属として10%含む)及
びトリフェニルホスフィンオキシト八AJ9を加え、I
(2/ Co =lのオキソガスで全圧2 / Ao 
lcq/aiGに保持し、730℃の反応温度でヒドロ
ホルミル化反応させた。5時間後、ガスの吸収がなくな
ったので反応器を急冷し、オキソガスを放圧した後、反
応液を全量取り出し、次いで圧力S〜/ OrranH
gの減圧下の単蒸留でアルデヒド及びアルコールを収得
した。ヒドロホルミル化反応でのオクテン留分の転換率
は93チでアシ、アルデヒド及びアルコールの合計収率
は93チであシ、残りコチは主に高沸点副生物であった
。単蒸留でのアルデヒド及びアルコールの合計収率は約
97%であった。
次に容積101のSUS製オートクレーブに、窒素雰囲
気下にて上記単蒸留の収得液全量及びニッケル担持固体
触媒/6θgを仕込み、水素ガスで全圧k 90 kQ
/cnlGに保持し、i3o℃の反応温度で水添反応さ
せた。
5時間後、ガス吸収が終了したので急冷し、水素ガスを
放圧した後、反応液を全量取シ出し、固体触媒1fC濾
過して取シ除いた後、内径3!;WaX2Q段のオール
ダーショウ蒸留塔で精留した。還流比は10、圧力は1
0rrcaHμであシ、アルコールと未反応アルデヒド
及び高沸点副生物とを分離した。水添反応でのアルデヒ
ドの転換率は99−9 %であった。
水添反応でのアルコール収率はり7係であシ、約コ、タ
チが主に高沸点副生物であった。
精留でのアルコール収率は約9ざチであった。
(3]  アルコールの硫酸着色試験 上記(2)で得た精製アルコールにつきセンサンド法に
よる硫酸着色試験を行なった。結果を表−7に示す。
反応温度全/15℃とした以外は実施例−7の(2)と
全く同様の操作でヒドロホルミル化反応及び引き続く単
蒸留を行なった。ヒドロホルミル化反応でのオクテン留
分の転換率は53チであシ、アルデヒド及びアルコール
の合計収率は52.3%であシ、0.5俤の主に高沸点
副生物の生成があった。単蒸留でのアルデヒド及アルコ
ールの合計収率は約9g%であった。
次に、反応温度を100′Cとした以外は実施例−/の
12)と全く同様の操作で水添反応及び引き続く精留を
行なった。水添反応でのアルデヒドの転換率は13%で
あった。
水添反応でのアルコール収率はg 2.7 %であp、
0.9係が主に高沸点副生物であった。精留でのアルコ
ール収率は約97%であった。
得られた精製アルコールの硫酸着色試験の結果を表−/
に示す。
実施例−3 Co系触媒を用いたこと以外は実施例−/の(2)とほ
ぼ同様にヒドロホルミル化反応及び引き続く単蒸留を行
なった。
即ち、容積/θtのSUS製オートクレーブに窒素雰囲
気下で、実施例−/の(1)で得たオクテン留分2.O
kQ及びジコバルトオクタカルボニル、20Iを加え、
H2/CO= iのオキソガスで全圧2 / t、 o
 kq/crilGに保持し、/、20〜/30°Cで
ヒドロホルミル化反応させた。コ時間後、ガス吸収がな
くなったので、反応器を急冷し、3%NaOH水溶液ヲ
圧入し、コバルト触媒を失活させた後、さらに冷却し、
オキソガスを放圧した後、反応液を全量数シ出し、液々
分離して有機相を収得した。次いで圧力10mmH%の
減圧下の単蒸留でアルデヒド及びアルコールを収得した
。ヒドロホルミル化反応でのオクテン留分の転換率は9
0%であり、アルデヒド及アルコールの合計収率はge
t%であった。g4の主に高沸点副生物の生成があった
単蒸留でのアルデヒド及アルコールの合計収率は約95
%であった。
次に実施例−/の(2)と全く同様の操作で水添反応及
び引き続く精留を行なった。水添反応でのアルデヒドの
転換率は9 Lg %であった。水添反応でのアルコー
ル収率は96係であシ約、2.A’ %が主に高沸点副
生物であった。精留でのアルコール収率は約9g%であ
った。
得られた精製アルコールの硫酸着色試験の結果を表−/
に示す。
(1)  炭素数gのオレフィンの合成蒸留を還流比3
0で行なった以外は実施例−/の(1)と全く同様に行
なった。得られたオクテン留分中の炭素数/−のオレフ
ィンの濃度はo、oawtチであった。
f21  炭素数りのアルコールの合成上記(1)で得
たオクテン留分を使用した以外は実施例−/の12)と
全く同様にヒドロホルミル化反応及び単蒸留を行なった
。ヒドロホルミル化反応でのオクテン留分の転換率は9
5チであシ、アルデヒド及びアルコールの合計収率はq
、7.5%であり、/、!;4の主に高沸点副生物の生
成があった。
水添反応及び精留も実施例−lの(2)と同様に行なっ
た。結果も殆ど同様であった。
得られた精製アルコールの硫酸着色試験の結果を表−/
に示す。
比較例−/ (1]  炭素数gのオレフィンの合成蒸留を還流比0
.2で行ない、かつオクテン留分の蒸留収得率f9g係
にした以外は、実施例−/の(1)と全く同様に行なっ
た。得られたオクテン留分中の炭素数/コのオレフィン
の濃度は0./ A wt%であった。
(2)炭素数9のアルコールの合成 上記(1)で得たオクテン留分を使用した以外は実施例
−/の(2)と全く同様に行ない、殆ど同一の結果を得
た。
得られた精製アルコールの硫酸着色試験の結果を表−/
に示す。
比較例−コ 比較例−/の(1)で得たオクテン留分を使用し、ヒド
ロホルミル化反応の反応温度i / !; 0 ′Cと
した以外は実施例−/の(2)と同’MVCヒドロホル
ミル化反応及び単蒸留を行なった。ヒドロホルミル化反
応でのオクテン留分の転換率はワタ、タチであった。ア
ルデヒド及びアルコールの合計収率はgg%であり、/
/、タチが主に高沸点副生物であった。単蒸留でのアル
デヒド及びアルコールの収率は約9’1%であった。
次に反応温度を770℃とした以外/実施例−/の(2
)と全く同様の操作で水添反応及び引き続く精留を行な
った。水添反応でのアルデヒドの転換率は殆ど100%
であった。主に高沸点副生物の生成率は/ L&%であ
った。精留でのアルコール収率は約93チであった。
得られた精製アルコールの硫酸着色試験の結果1c表−
/に示す。
〔発明の効果〕
本発明方法により硫酸着色試験成績の著しく改善された
炭素数9の可塑剤用アルコールを製造することができる
特許出願人 三菱化成工業株式会社 代理人 弁理士 長谷用   − ほか/名

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ブテン留分を二量化して得られる炭素数8のオレ
    フィンを原料としてヒドロホルミル化反応及び水添反応
    により炭素数9のアルコールを製造するに当り、上記炭
    素数8のオレフィン原料として炭素数12のオレフィン
    の含有量が0.1重量%以下のものを用い、上記ヒドロ
    ホルミル化反応における炭素数8のオレフィンの転換率
    を40〜99%の範囲とし、かつ上記水添反応における
    炭素数9のアルデヒドの転換率を80〜99.99%の
    範囲とすることを特徴とする可塑剤用アルコールの製造
    法。
JP62319970A 1987-12-17 1987-12-17 可塑剤用アルコールの製造法 Expired - Fee Related JPH0669974B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62319970A JPH0669974B2 (ja) 1987-12-17 1987-12-17 可塑剤用アルコールの製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62319970A JPH0669974B2 (ja) 1987-12-17 1987-12-17 可塑剤用アルコールの製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01160928A true JPH01160928A (ja) 1989-06-23
JPH0669974B2 JPH0669974B2 (ja) 1994-09-07

Family

ID=18116287

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62319970A Expired - Fee Related JPH0669974B2 (ja) 1987-12-17 1987-12-17 可塑剤用アルコールの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0669974B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0602442A2 (de) * 1992-12-17 1994-06-22 Hoechst Aktiengesellschaft Verfahren zur Herstellung von höheren, vorwiegend unverzweigten, primären Alkoholen
US5780694A (en) * 1996-11-26 1998-07-14 Shell Oil Company Dimerized alcohol compositions and biodegradible surfactants made therefrom having cold water detergency
EP0987242A1 (de) * 1998-09-16 2000-03-22 Oxeno Olefinchemie GmbH Verfahren zur Herstellung von höheren Oxo-Alkoholen aus Olefingemsichen
WO2010063740A1 (de) 2008-12-05 2010-06-10 Basf Se Cyclohexanpolycarbonsäure-derivate als weichmacher für kleb- und dichtstoffe
WO2011054781A1 (de) 2009-11-03 2011-05-12 Basf Se THERMOPLASTISCHE ZUSAMMENSETZUNGEN MIT VERBESSERTER FLIEßFÄHIGKEIT
EP2377844A2 (de) 2004-06-21 2011-10-19 Basf Se Hilfsmittel enthaltend Cyclohexanpolycarbonsäurederivate
WO2011151301A1 (de) 2010-06-01 2011-12-08 Basf Se Verfahren zur herstellung von expandierbaren styrolpolymer-zusammensetzungen
JP2012229233A (ja) * 2000-04-28 2012-11-22 Exxonmobile Chemical Patents Inc アルケンのオリゴマー化法
JP2016526547A (ja) * 2013-06-27 2016-09-05 エボニック デグサ ゲーエムベーハーEvonik Degussa GmbH 1−ブテン含分が非常に少ないc4流のオリゴマー化

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0602442A2 (de) * 1992-12-17 1994-06-22 Hoechst Aktiengesellschaft Verfahren zur Herstellung von höheren, vorwiegend unverzweigten, primären Alkoholen
EP0602442A3 (de) * 1992-12-17 1994-11-09 Hoechst Ag Verfahren zur Herstellung von höheren, vorwiegend unverzweigten, primären Alkoholen.
US5780694A (en) * 1996-11-26 1998-07-14 Shell Oil Company Dimerized alcohol compositions and biodegradible surfactants made therefrom having cold water detergency
US6222077B1 (en) 1996-11-26 2001-04-24 Shell Oil Company Dimerized alcohol compositions and biodegradible surfactants made therefrom having cold water detergency
EP0987242A1 (de) * 1998-09-16 2000-03-22 Oxeno Olefinchemie GmbH Verfahren zur Herstellung von höheren Oxo-Alkoholen aus Olefingemsichen
JP2012229233A (ja) * 2000-04-28 2012-11-22 Exxonmobile Chemical Patents Inc アルケンのオリゴマー化法
EP2377844A2 (de) 2004-06-21 2011-10-19 Basf Se Hilfsmittel enthaltend Cyclohexanpolycarbonsäurederivate
WO2010063740A1 (de) 2008-12-05 2010-06-10 Basf Se Cyclohexanpolycarbonsäure-derivate als weichmacher für kleb- und dichtstoffe
WO2011054781A1 (de) 2009-11-03 2011-05-12 Basf Se THERMOPLASTISCHE ZUSAMMENSETZUNGEN MIT VERBESSERTER FLIEßFÄHIGKEIT
WO2011151301A1 (de) 2010-06-01 2011-12-08 Basf Se Verfahren zur herstellung von expandierbaren styrolpolymer-zusammensetzungen
JP2016526547A (ja) * 2013-06-27 2016-09-05 エボニック デグサ ゲーエムベーハーEvonik Degussa GmbH 1−ブテン含分が非常に少ないc4流のオリゴマー化

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0669974B2 (ja) 1994-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW491827B (en) Process for fractionating dibutene
CA1273367A (en) Hydroformylation of olefins
US5369162A (en) Decyl alcohol mixtures, phthalic esters obtainable therefrom and their use as plasticizers
US9434672B2 (en) Method for producing isononanoic acids from 2-ethyl hexanol
TWI464143B (zh) 從2-乙基己醇進行製造異壬酸羧酸酯之製法及其製品
JPH01160928A (ja) 可塑剤用アルコールの製造法
TW201500343A (zh) 由2-乙基己醇製造包含三級異壬酸混合物之製法及其衍生物之製備
US5583250A (en) Mixtures of isomeric decyl alcohols, phthalates obtainable therefrom, and their use as plasticizers
JPH03167145A (ja) デカノール混合物およびジーデシルエーテル混合物の製造方法
JP2893869B2 (ja) 可塑剤用アルコール
JP2765071B2 (ja) 可塑剤用アルコール
JPH0692336B2 (ja) エーテル及びエーテル―アルコール組成物の製造方法
JP2765073B2 (ja) 可塑剤用アルコール
TW201406718A (zh) 從2-乙基己醇出發製造異壬酸乙烯酯之製法及其製品
US4229586A (en) Process for production of motor fuel and phthalate esters or acyclic alcohols
US4533742A (en) Preparation of 2-hydroxytetrahydrofuran by hydroformylation of allyl alcohol using ketone solvents
JP2765072B2 (ja) 可塑剤用アルコール
JP2773290B2 (ja) 可塑剤及び可塑剤用アルコール
US9896406B2 (en) Method for producing 2-methylbutyric acid having a reduced content of 3-methylbutyric acid from the secondary flows arising in the production of pentanoic acids
JP3864617B2 (ja) アルコールの製造方法
US5453561A (en) Reactive separation process
JP2827431B2 (ja) 可塑剤用アルコールの製造法
JP2819659B2 (ja) 可塑剤用アルコールの製造法
US4420634A (en) Process for the oxidation of unsaturated aliphatic hydrocarbons
JPH02164837A (ja) アルコールの精製法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees