JPH0692336B2 - エーテル及びエーテル―アルコール組成物の製造方法 - Google Patents

エーテル及びエーテル―アルコール組成物の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はヒドロホルミル化プロセスの粗生成物から製造
された一定のエーテル及びエーテル−アルコール組成物
に関する。
一般にヒドロホルミル化プロセスは一酸化炭素と水素
(合成ガス)をオレフィン不飽和を含有する炭素化合物
と反応させることによる酸素化有機化合物の製造方法を
含むプロセスである。反応はジコバルトオクタカルボニ
ルのようなカルボニル化触媒又は触媒前駆体の存在下、
ヒドロホルミル化条件下で行われ、その結果その分子構
造中の炭素原子が原料より1つ以上多い例えばアルデヒ
ドのような化合物が生成する。次いで主生成物が水素化
されて可塑剤への転化用に用いることができる高級アル
コールを与える。
高級アルコール製造において、ヒドロホルミル化プロセ
ス用原料は典型的には市販のC6〜C12オレフィン留分で
あり、望ましい最終製品はアルデヒドオキソ化生成物の
ヒドロホルミル化によって製造される相応するC7〜C13
飽和アルコール又は誘導混合アルコール生成物である。
工業上一般に入手可能な原料の性状、及び用いる反応パ
ラメーターと触媒の実際に基いて、オキソ化反応は生じ
る多数の副反応によるある量の生成物を不可避的に与え
る。ヒドロホルミル化反応の主な市販製品はアルデヒド
及びアルコールであり、通常約5〜20重量%の高沸点物
質を生成するプロセスのオキソ化、脱金属化及び水素化
部門における副反応を伴う。アルコール生産者の重大な
収量損の現われであるそのような高沸点物質は凝縮、エ
ステル化及び脱水反応によって大部分が生成される。
従来からの高級オキソアルコールプロセスにおいて、前
述のような原料は合成ガスとともに活性触媒種として例
えばハイドロコバルトオクタカルボニルを用いて接触ヒ
ドロホルミル化が起こるオキソ化ユニット中に供給され
る。オキソ化ユニット生成物は触媒を除去するためのユ
ニットを通し、次いで水素化されて所望の高級アルコー
ルを生成する水素化ユニットに通される。この工程での
生成混合物(高級アルコール、前述の高沸点物質及び低
沸点留分からなる)は、低沸点物質、高沸点物質及び所
望のアルコール生成物を物理的に分離する蒸留ユニット
を通す。塔頂から流出する低沸点物質は低価格製品であ
り、典型的に未反応オレフィン流とパラフィン類を含有
する。高沸点物質は通常エーテル及びエーテル−アルコ
ール(例えばC10アルコール製造中のC20化合物)のよう
な二量体及びアセタール(例えばC10アルコール製造中
のC30化合物)のような三量体及びより重い物を含有す
る。それは実質的にアルコールを含まないものであるが
(重質エーテル−アルコールに加えて)、ヒドロホルミ
ル化プロセスの主要目的生成物である高級アルコールを
分離する蒸留工程において除去されない少量のアルコー
ルを含有することがある。従来そのような高沸点物質又
は塔底生成物は系から低価値で排出されていた。従って
そのような物質のより有益な用途が開発されることが好
ましく、それらの特徴について相当な評価がされた後に
驚くべき新規プロセスが確立された。
重質オキソ製品のためのいくつかの用途が既に提案され
ているが、オキソプロセスの経済性を改良するために高
沸点物質をさらに処理することを含む用途を主に指向し
ている。一例として、米国特許第4048233号(ルールケ
ミ(Ruhrchemie)AG)に教示があり、それに従えば高沸
点物質は一定比率のスチームと一酸化炭素及び好ましく
はアルミナの様なキャリアーに担持した2〜25重量%ニ
ッケルを含有する触媒を用いて高温下接触分裂により合
成ガス(H2/CO混合物)に転化される。分裂は600〜900
℃の温度で30気圧までの圧力で生じ、合成ガス生成物は
オキソ化ユニットに再循環される。実際上記公報は最初
開始した後は合成ガス生成物はこの系への唯一の供給ガ
スとなるであろうと教示する。
英国特許第1411073号(クールマン(Kuhlmann))によ
ればアルデヒド製造用オキソプロセスのアルデヒド収量
は所謂重質生成物の加水分解を含む一連の処理によって
改良される。開示技術中、オキソ反応器からの粗組成物
は、初め蒸留されて未反応炭化水素が除去され、さらに
蒸留されて未反応炭化水素が除去され、さらに次いで蒸
留されて所望のアルデヒド生成物を分離する。残留物
(オキソ反応器中の副反応生成物)は、中間的水素化
(それは、該公報の1ページ、39〜50行により、好まし
くなくかつ複雑化するものと思われる)をすることなく
さらに蒸留に付してアルコール及びギ酸エステルを除去
する。そのような除去に続いて、アルコール/ギ酸エス
テル蒸留物は脱水されさらに系のヒドロホルミル化出口
にもどされる。残留重質生成物は大気圧、250〜400℃か
つ好ましい1:1(w/w)スチーム比で接触的にスチーム加
水分解されてアルコール、アルデヒド及び残留重質生成
物の混合物とされ、そのような混合物は残留重質生成物
を除去した後にヒドロホルミル化出口に再循環される。
クールマン法は水素化工程を用いていないこと、及び副
反応生成物の性状は系に水素化工程が組込まれることに
よって相当に変化することにここでは注意する。特に流
れのアルデヒド含有率は最小化され、勿論次の水素化で
流れの中にギ酸エステルは存在せず、ギ酸エステルはク
ールマンにより加水分解前に除去する必要がある。
米国特許第2757203(ハル(Hale))もオキソプロセス
中に生じる副反応の疑問について扱っており、特にアセ
タールが形成されてアルデヒド/アルコール収量を減少
させることが確認されている。アセタール生成は酸触媒
されることからみて、ハルは所望により水素化の後に同
時に連続的にアルデヒドを蒸留させながら212〜400゜F
で水性無機酸の存在下で粗生成物を含有するアセタール
を加水分解させることによって反応の平衡性を利用す
る。ハルは無機酸以外で加水分解を触媒することを教示
せず、又は彼は得られた重質生成物の反応を行い次いで
粗オキソ生成物からアルコールを除去することも提案し
ていない。
米国特許第2779794号(キャターオール(Catterall))
は、粗オキソ生成物中に含まれるコバルト触媒化合物を
水性スラリーに分解するために水と接触させる粗オキソ
生成物の熱ソーキングを教示するが、その目的は単に触
媒を除去することであって有機相を変化させることでは
ない。さらに接触スチーム加水分解は教示技術中で用い
られるとの示唆はない。
米国特許第2905716号(ブフナー(Buchner)ら)はオキ
ソ生成物を含有する粗アルデヒドから高圧下細長い未充
填反応器中で、150〜200℃で流れを水と接触させること
によって金属及びアセタールを除去することを教示して
いる。しかし接触技術を用いること又は得られた生成物
を再循環することについての示唆はしていない。
米国特許第3092670号(グウィン(Gwynn)ら)はスチー
ムの存在下脱金属生成物の分別によって粗オキソ生成物
から未反応オレフィンを除去することを教示する。次い
で重合性副反応生成物を含有する残留物質は、従来型の
水素化に付して所望のアルコール組成物を得る。
米国特許第2779796号(マンガー(Manger))も粗オキ
ソ生成物流からのコバルトの除去に関し、粗生成物中に
212〜400゜Fの生のスチームを吹き込んでこの目的を達
成することを教示する。そのような処理の間、必要な熱
の全ては生のスチームによって供給され、かつ粗生成物
は 水/生成物混合物沸点よりも高温度を有する固定加熱表
面と接触させることは許されない。
米国特許第2595096号(パーカー(Parker))は得られ
た塔底物を処理し、次いでオキソ化し、水素化し、さら
に第1に未反応炭化水素次にアルコールを水素化生成物
流から除去することによってオキソプロセスのアルコー
ル収量を改良することを探索している。そのような塔底
物は重合アルデヒド及びケトン、高分子量エーテル及び
第2アルコール並びに重合炭化水素、主にアセタールを
含有すると言われている。塔底物のアセタール含有物は
希鉱酸で、水(スチーム)で又は他の触媒的方法によっ
て加水分解されて水素化工程にそれ自身を再循環するこ
とができるアルコール及びアルデヒドを形成する。
米国特許第2671119号(メルツワイラー(Mertzweille
r))も得られた塔底生成物をさらに処理し、ついでオ
キソ反応のアルデヒド生成物の水素化によって得られた
生成物からのアルコールを蒸留することによって、オキ
ソプロセスの全アルコール収量の改良方法を得ようとし
ている。そのような追加的処理は第1の水素化条件より
も厳しい条件化での塔底物の水素化を含み、アルコー
ル,エステル,エーテル及び重質未反応物質からなる生
成物を生じさらにケン化してエーテルをアルコールに転
化する(欄5、69〜73行)。ケン化工程は一定状況下で
は省略することができる(欄6、29〜32行)が、そのよ
うなケン化工程は、もしそのプロセスを有益な生成物の
収量を増大したものとしようとする場合には、必須であ
ることは明らかである(請求の範囲7)。
我々はあるヒドロホルミル化共生成物混合物は粘度調節
剤及び/又は柔軟性ポリ塩化ビニル(PVC)組成物用の
低温特性改良剤として用い得ることを知っている。最初
のそのような混合物は、エーテル,エーテルアルコール
及びアセタール成分からなり、かつC6−C12オレフィン
原料の合成ガスによる触媒的ヒドロホルミル化によって
誘導された粗生成物の水素化及び続く蒸留によって得ら
れた塔底生成物である。
第2のそのような混合物は、活性金属酸化物又は凝似金
属酸化物を触媒として用いて、260〜380℃の温度でその
ような塔底生成物を触媒スチームクラッキングすること
によって得られる誘導体である。そのような混合物は有
用な性質を有することが示されているエーテル及びエー
テルアルコールに富む組成物の製造用の有用な出発原料
であることが見出された。
本発明によれば(a)オレフィンヒドロホルミル化反応の
生成物を水素化し、(b)(a)の水素化生成物を蒸留してエ
ーテル、エーテル−アルコール及びアセタール成分から
なる混合物を軽質分から分離し、(c)工程(b)の上記混合
物を200〜250℃の温度及び30〜100気圧の圧力で触媒水
素化してアルコールに富む生成物混合物を形成し、さら
に(d)工程(c)の生成物混合物を還流蒸留して(i)エーテ
ル及びエーテル−アルコールを少なくとも90重量%含有
する所望のエーテル及びエーテル−アルコールに富む組
成物を(ii)軽質アルコールに富む留分及び(iii)重質ア
セタールに富む留分から分離することからなる溶媒又は
界面活性剤前駆体への応用に有用なエーテル及びエーテ
ル−アルコールに富む組成物の製造方法が提供される。
ヒドロホルミル化反応条件は全く従来的なものであると
考えられ、前述の一般的ヒドロホルミル化プロセスの開
示物に従う。従って触媒は例えばコバルトを基本とする
ものであることができ、操作温度、圧力及び合成ガス組
成のような他の条件は当業者の専門的知識に従って所望
の高級アルコール生成物の収率を最大にするように制御
することができる。例えば、ヒドロホルミル化反応は15
0〜300atmの圧力、及び120〜190℃の温度で実施するこ
とができる。
触媒は所望の活性形態、例えばオレフィン原料に基いて
金属として0.05〜3重量%の濃度で用いることができ
る。使用する合成ガスは典型的に0.9:1〜1.5:1の範囲の
H2:CO容積比を有することができる。触媒は一般に本発
明の水素化工程(a)の前に生成物混合物から分離され
る。
本方法の接触水素化工程(c)は220〜240℃の範囲の温度
で好ましくは実施される。好ましい操作圧力は45〜65気
圧の範囲である。所望のアルコールに富む生成物混合物
への水素化反応は0.2〜2容積/容積/時間の空間速
度、より好ましくは0.75〜1.25容積/容積/時間の空間
速度範囲で進行することが見出された。空間速度によっ
て意味されるのは使用触媒単位容積当りの液体反応物の
容積による時間当りの流量である。いずれの適当な水素
化触媒も用いることができるが所謂銅クロム(Cu/Cr又
は銅−クロム酸化物又は銅−クロマイトと称するもの
も)触媒が好ましい。別の好ましい触媒は担持ニッケル
を含む。
好ましい具体例として、エーテル及びエーテル−アルコ
ールに富む組成物(i)はそれ自身還流蒸留の間に(ia)少
なくとも80重量%のエーテルを含有するエーテルに富む
留分と(ib)少なくとも90重量%のエーテル−アルコール
を含有するエーテル−アルコールに富む留分とに分離さ
れる。
工程(c)への供給物として有用であることが判明した混
合物は好ましくは炭素数8または9を有するオレフィン
系供給原料を用いるヒドロホルミル化反応から導かれる
ものである。
上記の、かつ実質的にC9のオレフィン系供給原料を使用
して本発明の方法にしたがって製造されたエーテル−ア
ルコール留分(ib)は、分子式 C9H19−CH2−O−CH(CH2OH)−C9H19 および C9H19−CH2−O−CH2−CH(CH2OH)C8H17 のようなその異性体型を有するとして同定された。この
ような分子の末端のアルキル基は必要ないろいろな工程
における多くの副反応によって導かれるから、必ずしも
対照的な基ではない。
同様に、ヒドロホルミル化反応への供給原料が実質的に
C9オレフィンである場合には、このエーテル−アルコー
ル留分(ib)は C9H17−CH2−O−CH(CH2OH)−C9H17 として同定される分子式および C8H17−CH2−O−CH2−CH(CH2OH)−C7H15 のような異性体型を有するであろう。やはりこの末端ア
ルキル基は必ずしも対称的ではないであろう。
所望の、かつ有用な諸性質を有する最終生成組成物(i)
を得るためには、工程(b)をエーテル、エーテル−アル
コールおよびそのアセタール含有生成物がつぎの諸特性
の少くとも1つ、好ましくは数多く、さらにはそのすべ
てを有するような方法で行うことが好ましい。
0.81〜0.87、より好ましくは0.83〜0.85の比重;および
/または大気圧において240〜310℃、より好ましくは26
0〜300℃の初留点(IBP)および310〜380℃、より好ま
しくは330〜350℃の終留点(FBP)のような蒸留特性;
および/または140〜170℃の引火点:および/または0.
1〜0.4の酸度(mgKOH/g);および/または80〜130のヒ
ドロキシル価(mgKOH/g);および/または3〜6のカ
ルボニル価(mgKOH/g);および/または−30℃以下の
流動点;および/または5〜10のケン化価(mgKOH/
g)。
15〜25重量%のエーテル成分、45〜65重量%のエーテル
アルコール成分、5〜25重量%のアセタール成分および
2〜10重量%のエステル成分からなる混合物を製造する
ために工程(b)を実施すると、特に有用かつ所望の諸性
質を有するこの方法の最終生成物を生ずることが判明し
た。工程(b)において適用される蒸留条件に左右され
て、塔底生成物は少量の、例えば5重量%までの軽質ア
ルコール成分を含み得る。しかしながら、混合物中のア
ルコールに対する炭素数範囲の最低限度を上げるため
に、このようなアルコールを実質上完全に除くことが好
ましい。
好ましくは使用される混合物は二量体の範囲(出発原料
のオレフィンおよび目的のオキソ生成物にもとづいて)
の炭素数をもった化合物の大きな割合を含み、またそれ
らは少量の、例えば2重量%までの極めて重質の化合物
をも含む。
本発明の特に好ましい態様によれば、工程(c)は工程(c)
の生成物混合物がつぎの諸特性の少くとも1つ、好まし
くは数多く、最も好ましくはそれらのすべてを有するよ
うに行われることが好ましい。
0.81〜0.87の比重;大気圧において240〜310℃の初留点
および310〜380℃の終留点のような蒸留特性;140〜170
℃の引火点;0.05〜0.1の酸度(mgKOH/g);120〜140のヒ
ドロキシル価(mgKOH/g);2〜4のケン化価(mgKOH/
g);0.5〜2.0のカルボニル価(mgKOH/g);および−30
℃以下の流動点。
一般に、工程(c)は本来のヒドロホルミル化アルコール
生産の水素化段階(a)に対して採用される条件よりもは
るかに苛酷な水素化条件のもとで、規定の供給物の流れ
について実施されることができる。
本発明の方法の工程(d)は工程(c)の水素化生成物が還流
蒸留、すなわちこの方法の目的生成物であるエーテル及
びエーテル−アルコールに富む組成物(i)に加えて軽質
アルコールに富む留分(ii)および重質のアセタールに富
む留分(iii)を得るための分留にかけられることを必要
とする。組成物(i)の個々の成分を知ることができる
し、或いはヒドロホルミル化法の副生成物中に存在し得
るけれども、本発明の方法の価値は、この方法が作業者
がその方法の流れから、工業的に有用な溶媒系または希
釈剤系としてのみならず、洗浄剤および界面活性剤のよ
うな長鎖の酸素化された物質の生産における出発物質と
して組成物を価値あらしめるような諸性質を有すること
が示された重質の副生成物に富む組成物を回収すること
を可能とするということである。工程(d)において適用
される特定の蒸留条件は組成物(i)の特定の性格をそ
の組成物の点から制御するのに反して、工程(c)はその
特有のパラメーターの多くに関して大きな効果を有す
る。最終生成物の諸性質の調整は当業者の能力内で、工
程(c)および(d)の条件についての適当な管理によって可
能である。好ましい態様においては、工程(d)はアルコ
ールに富む留分(ii)が少くとも75重量%のアルコールを
含み、残りが主としてエーテルから成るように行われ
る。アセタールに富む留分(iii)は好ましくは還流蒸留
段階において最後に留出するか或いは塔底に残る留分で
あり、少くとも70重量%のアセタールを含み、残りは主
としてエーテル−アルコールである。中間留分は少くと
も90重量%のエーテル及びエーテル−アルコールからな
る組成物(i)を構成する。このような組成物(i)は還流蒸
留の間に、少くとも80重量%のエーテルを含み残りが主
としてエーテルアルコールであるエーテルに富む留分(i
a)と、少くとも90重量%のエーテルアルコールを含み残
りが主としてエーテルであるエーテルアルコールに富む
留分(ib)とに分別されることは特に好ましい。組成物
(i)のこのような個々の生分(ia)および(ib)はそれら自
体が有用な諸性質を有することが示され、したがってこ
れらを製造する方法も工業的に有用であることが示され
た。
工程(d)において、工程(c)の生成物を所望の留分に分離
する場合、温度を変化させて分離するのが操作上最も便
利である。工程(d)を、好適な数のプレートを備えた還
流蒸留カラムを用いて形成するのが好ましく、蒸留を減
圧下で行なうのがよい。つまり、工程(d)における個々
の留分についての温度範囲は、加えた圧力に依存してい
る。しかし、上記温度を大気圧について換算すると、ヒ
ドロホルミル化反応の対象アルコールが炭素数10のアル
コール、つまり炭素数9のオレフィン供給原料を用いる
好ましい実施態様においては、留分(ii)は170−305℃
(大気圧で行なう場合に変換すると)で留出させたもの
が好ましく、留分(i)は305−370℃で留出させたもの、
留分(iii)は370℃以上で留出したものとなる。特に好ま
しい実施態様においては、組成物(i)はそれ自体2成分
に分離できるものである。つまり、好ましくは、305−3
40℃で留出するものでエーテルに富んだ留分(ia)及び34
0−370℃で留出するエーテル−アルコールに富んだ留分
(ib)とである。ヒドロホルミル化反応の対象アルコール
が炭素数10のアルコールである好ましい実施態様におい
ては、工程(c)の生成物の粘度も45−55センチストーク
スに調整するのが望ましい。次に分別蒸留を行ない12−
18センチストロークの低粘度組成物(ia)、100−220セン
チストークスの粘度を有する組成物(ib)及び150−200セ
ンチストークスの粘度を有する組成物留分(iii)を得
る。尚、上記粘度は室温での値である。本法による生成
物は上記粘度範囲を有するので、希釈剤や溶剤系などに
応用するのに好適である。
工程(d)における蒸留温度範囲は、ヒドロホルミル化反
応の対象アルコールによって変化する。例えば、工程
(c)により水添してつくった生成物が、炭素数8のオレ
フィンからの炭素数9のアルコールをつくる際に形成さ
れる重質混合物である場合、組成物(ib)は315−345℃
(大気圧で)で分留されたものが好ましい。
工程(d)で分離されたエーテルに富む留分(ib)が、次に
示す特性値の好ましくは1つ以上又は最も好ましくは全
てを有するように工程の条件を調整するのがよい。
特性値:カルボニル価(mgKOH/g)0.5−2;酸化(mgKOH/
g)0.3以下、より好ましくは0.1以下;ケン化価(mgKOH
/g)2〜7、より好ましくは3〜5;及びヒドロキシル価
(mgKOH/g)50以下。
工程(d)で分離されるエーテル−アルコールに富む留分
(ib)としては好ましくは次に示す特性値の1つ以上、最
も好ましくはすべてを有するものがあげられる。特性値
(mgKOH/gとして測定):カルボニル価0.5〜2:酸価0.1
以下;ケン化価1〜5、より好ましくは2〜5;及びヒド
ロキシル価160〜190、より好ましくは165〜175。
上述したように、エーテル及びエーテル−アルコールに
富む組成物をつくるのに用いるもう1つの混合物は、工
程(b)で形成される混合物の誘導体である。つまり、本
発明の方法の好ましい変形例に従うと、その方法は工程
(b)が特許請求の範囲第1項記載の方法を含み、ここで
触媒として活性金属酸化物又は凝似金属酸化物を用い、
エーテル、エーテル−アルコール及びアセタール成分を
含む前記混合物を260〜380℃で接触スチームクラッキン
グし、エーテルに富む重質生成物混合物と軽質物とをつ
くる追加の工程(b)を工程(b)が含み、かつ前記生成物混
合物に対して工程(c)の操作を行なうといった方法であ
る。この変形法は、出願人にとってすでに公知の方法で
あって、オレフィン性供給原料から主として高級アルコ
ールを製造する方法において形成されるいわゆるHOF残
渣の有益な用途と考えられる。このようなプロセスは、
ヒドロホルミル化触媒の存在下において供給原料を合成
ガスでヒドロホルミル化して高級アルデヒド、アルコー
ル、未反応供給原料及び2級生成物を含む生成物混合物
をつくる工程;生成物から触媒を除く工程;実質的に触
媒のない混合物を水添し、高級アルデヒドを高級アルコ
ールに変化させる工程;高級アルコール含有生成物混合
物を蒸留して(iii)高沸点重質オクソフラクション(HO
F)から(i)低沸点軽質オクソフラクション(LOF)及び
(ii)所望の高級アルコールを分離する工程;触媒として
活性金属酸化物又は擬似金属酸化物を用い260〜380℃で
HOFを接触スチームクラッキングして高級アルコールと
高級アルデヒドが大部分を占め、オレフィンと飽和炭化
水素が少量存在するクラッキングしたHOF混合物及びHOF
残渣とをつくる工程;及びクラッキングしてHOF混合物
を本法のヒドロホルミル化工程又は水添工程へサイクル
する工程からなっている。
工程(b)′で用いる触媒としては、工程(b)のエーテル、
エーテル−アルコール及びアセタールを含有する生成物
の成分の加水分解を促進するものが使用される。つま
り、触媒としては、エーテルに富む重質生成物混合物と
ともに高級アルコールとアルデヒドを含む混合物を生成
するようなむしろきびしい条件下で加水分解反応が生じ
るようなものから選ばれる。尚、前記重質混合物は、次
いで本発明の工程(c)に移されて処理される。特定のス
チームクラッキング条件下で生じる接触反応において
は、例えばアセタールの加水分解、エステルの加水分解
又はエーテルの加水分解が行なわれる。
活性状態にあるシリカ、アルミナ、2酸化チタン又はシ
リカとアルミナとの混合物のような金属が擬似金属の酸
化物の存在下で、所望の反応が起こることを見出した。
加水分解触媒としてアルミナを用いるのが特に好まし
い。このような触媒は、特定の温度条件下において、工
程(b)の蒸留生成物を、所望の重質酸素化生成物とバラ
ンスさせて、少なくとも部分的にアルコールとアルデヒ
ドとに変換する。スチームクラッキング工程を実施する
際の温度としては、比較的高温の290〜360℃が最も好ま
しく、圧力は100〜1,000kPa(1〜10バール)が好まし
く、最も好ましくは1−3気圧(abs)である。
HOFの加水分解は、スチームとHOFの重量比が0.1:1〜2:
1、より好ましくは0.2:1〜1.2:1の範囲で行うことが好
ましい。経済的な理由から、その最適範囲は0.15〜0.5:
1である。
上記改良方法を適用することにより得られるエーテル及
びエーテル−アルコールに富む組成物(i)は、少なくと
も80重量%のエーテルを含み、残部が実質的にエーテル
−アルコール類であることが好ましい。ヒドロホルミル
化反応の主原料がC9オレフィンである場合には、所望の
組成物(i)の主エーテル成分は、分子式C10H21−O−C10
H21をもち、酸素原子を介して結合しているアルキル基
は、必ずしも対称ではない。主原料がC9オレフィンであ
る場合には、所望の組成物(i)は主として分子式 C9H19−O−C9H19をもつ化合物であり、このような化合
物は複雑な反応径路を経て誘導されるものであるため、
末端アルキル基は必ずしも対称ではない。
この改良発明に係るスチームクラッキングによりHOF残
渣が得られる。この残渣は一般に酸素化された二量体お
よび三量体(C20〜C30+C10アルコール用材料)であ
り、好ましくは10重量%未満の単量体成分を含んでい
る。
好ましくは、工程(b′)で生成する重質生成物混合物
はエーテル成分45〜75重量%、エーテル−アルコール成
分20〜35重量%、アセタール成分1〜6重量%、アルコ
ール/アルデヒド成分0〜10重量%、およびエステル成
分0〜7重量%を含んでいる。また、工程(c)で生成す
る好ましい生成物混合物は、エーテル−アルコール成分
がやや少ない量で、たとえば10〜35重量%で、かつアル
コール/アルデヒド成分がやや多い量で、たとえば15重
量%以下で存在する点を除き、同じ成分を同じ比率で含
んでいる。
工程(b′)で生成する重質生成物混合物と工程(c)で
生成する生成物混合物は、上記の量で存在するかどうか
にかかわらず、次の特性の少なくとも1つを備えている
ことが好ましい:比重0.81〜0.87;初留点(大気圧)240
〜310℃;終留点(大気圧)310〜380℃;引火点140〜17
0℃;および流動点−30℃以下。また好ましくは、工程
(b′)の生成物は、次の特性の少なくとも1つを備え
ている:カルボニル価(mgKOH/g)20〜30;酸度(mgKOH/
g)2〜7:ケン化価(mgKOH/g)10〜20および/またはヒ
ドロキシル価(mgKOH/g)30〜50。工程(c)の生成物も対
応して、それぞれ次の特性値の少なくとも1つを備えて
いることが好ましい:0.5〜3.0;0.5〜2.0;5〜10;および7
0〜90。
本発明の改良方法において、ヒドロホルミル化反応の目
的アルコールがデカノールである場合、組成物(i)に対
応する留分が310〜370℃(大気圧に換算して)で留出す
るように、還流蒸留工程(d)を行うことが好ましい。ア
ルコールに富む留分(ii)は、170〜310℃(1気圧)で留
出し;少なくとも75重量%のアルコールを含み、残部が
主としてエーテル成分であるようなものであることが好
ましく;残留塔底留分は370℃以上の沸点をもち、少な
くとも80重量%のアセタールを含み、残部が主としてエ
ーテルアルコール類と、より重質の成分であることが好
ましい。目的のアルコールがC9であるばあい、組成物
(i)は285〜345℃(大気圧に換算して)で留出するよう
なものであることが好ましい。
所望の生成物の化学的性質に関し、追加の工程(b′)
を含む改良方法により製造されるエーテルに富む組成物
(i)は、次のような性質(mgKOH/g)で測定したもの)の
1つ以上、好ましくはすべてを備えた留分であることが
好ましい:カルボニル価0.5〜2.5、より好ましくは1〜
2.5;酸価1.0以下、より好ましくは0.25以下;ケン化価
4〜10,より好ましくは5〜10;およびヒドロキシル価50
以下。
本発明を以下の実施例により説明する。実施例1および
3は、ヒドロホルミル化反応生成物混合物の重質オキソ
留分から、有用なエーテルおよびエーテル−アルコール
に富む組成物を製造する方法を示すものであり、実施例
2および4は、ヒドロホルミル化反応生成物の重質オキ
ソ留分をスチームクラッキング処理したものから、有用
なエーテルに富む組成物を製造する方法を示すものであ
る。
実施例 1 (i) 水素化工と一酸化炭素をモル比で1.16:1の割合で
含む合成ガスと、(ii)約2重量%のオクテンと約8重量
%のデセンを含む分枝ノネン濃縮物ストリームとを含む
原料を用いて、高級アルコールを製造するためのヒドロ
ホルミル化法を実施した。1.0容量の酸素化反応器を
3個直列に連結配置したものに、オレフィン原料を1.5
/時(1115g/時)、合成ガスを640標準/時の速度
で供給し、原料に対して0.3重量%のコバルト触媒を用
いて、300気圧、175℃で反応を行った。得られた高級ア
ルデヒドを含む粗オキソ生成物を、常法により、水酸化
ナトリウムでコバルトヒドロカルボニルを中和し、次い
で水洗することにより、コバルト濃度が10ppm未満とな
るようにコバルトを除去し、次いで通常の水素化工程に
供給し、Cu/CrおよびNi触媒を用い、水素圧50バール、
温度120〜170℃で水素化を行い、所望の高級アルコール
を含む生成物混合物を得た。次にこの生成物混合物を本
発明の方法の工程(b)に従って減圧蒸留して、表1に示
す3つの留分、すなわち軽質オキソ留分(LOF)、高級
アルコール留分(HA)および塔底生成物すなわち重質オ
キソ留分(HOF)を得た。
高級アルコールの収量(主としてC10であり、少量のC9
とC11を含む)は原料オレフィン100gに対して90.58gで
あった。
分析の結果、HOFすなわち工程(b)の生成物混合物である
塔底生成物はおよそ次の組成を有することがわかった。
C9C11 アルコール 2重量% C18−C22 エーテル,エーテル− アルコールおよびエステル 85重量% C27−C33 アセタール 12重量% 重質分 1重量% この物質は下記のデータにより特徴づけられた。
カルボニル価(mgKOH/g) 3.12 酸 価 〃 〃 0.19 ケン化価 〃 〃 7.10 ヒドロキシル価 〃 〃 123.2 上記方法の工程(c)を、粗エーテル、エーテル−アルコ
ール及びアセタール含有物質を水素化反応器に0.5vol/v
ol/時間の空間速度で通すことによりHOFについて行なっ
た。使用した圧力は56バールであり水素化を銅−クロマ
イト触媒(ガードラー(Girdler)G22RS)上で230℃で
行なった。アルコールに富む生成混合物は下記の組成及
び特性をもつことがわかった。
C9−C11 アルコール 7重量% C18−C22 エーテル, エーテル−アルコール,エステル 84重量% C27−C33 アセタール (少量の重質物を含む) 9重量% カルボニル価、(mgKOH/g) 0.9 酸 価 〃 〃 0.1 ケン化価 〃 〃 3.4 ヒドロキシル価 〃 〃 134 上記組成物中のエーテル及びエーテルアルコール及びエ
ステルの割合は表2中に示した組成物の内訳から推定し
得る。
上記方法の工程(d)は前記水素化生成混合物を5〜15ミ
リバールの圧力及び還流比2で減圧還流蒸留にかけ蒸留
カラムから四つの留分を除去することにより行なった。
第一留分はアルコールに富む物質(前記(ii))であり、
塔底物留分は重質アセタールに富む留分(前記(iii))
であった。留分から共に留出する第二留分及び第三留分
はエーテル及びエーテルアルコールに富む組成物(前記
(i)からなっていたが、還流蒸留中組成物(i)はそれぞれ
エーテルに富む留分((ia)と略記する)及びエーテル−
アルコールに富む留分((ib)と略記する)に同時に分け
られた。上記エーテル−アルコール留分(ib)を構造分析
にかけ大部分が C9H19CH2−O−CH(CH2OH)−C9H19(I)約90%と C9H19CH2−O−CH2−CH(CH2OH)−C8H17 (II)約10%との異性平衡である分子構造を有するC21H44
O2エーテル一級アルコールからなることがわかった。末
端アルキル基の正確な構造は決定されなかったが、事実
原料及び反応副生物から望ましい基のいずれかの組合せ
ぇあり得る。留分(ib)の残部は供給原料中の少割合のC8
及びC10オレフィンから誘導される相当の生成物であっ
た。上記方法の工程(d)中に生成された物質の蒸留及び
その他の特性を表2に示す。
実施例 2 実施例1で製造された塔底生成混合物(HOF)を逆流方
式で通すことにより追加の工程にかけその半分の重量の
スチームと混合してスチームクラッキング反応器に供給
した。上記反応器は活性アルミナ触媒アルコア(ALCO
A)H151が充填されており、318℃、1.2気圧の圧力で操
作した。反応器中のHOF/スチームの流量はHOF容量/触
媒容量/時間で表示して0.5v/v時間の空間速度に相当す
るような量であった。クラッキング後、クラッキング生
成物を200℃でフラッシングにかけいわゆるクラッキン
グHOF混合物及び水(スチーム)からなる塔頂流とエー
テルに富む重質生成混合物(HOF残渣と称する)の塔底
流とを生成した。
上記HOF残渣は若干重質生成物を含む炭素数C18−C
30(主としてC18−C22)の酸素化化合物の過半量と、ア
ルコール/アルデヒド/オレフィン成分の過少量からな
るものであった。塔頂物の擬縮及び水の分離後に得られ
たクラッキングHOF混合物は少割合のHOF残渣、少割合の
オレフィン留分、一般に主としてC10オレフィンを含むC
9C11オレフィン及び極めて低水準の飽和炭化水素、及び
過半量の炭素数C9−C11、主としてC10を含むアルコール
/アルデヒド混合留分からなるものであった。
分析により上記HOF残渣は以下の組成及び特性を有する
ことがわかった。
C9−C11アルコール/アルデヒド 8重量% C18−C22エーテル, エーテルアルコール,エステル 82重量% アセタール及び重質物 10重量% カルボニル価(mgKOH/g) 26.8 酸 価 〃 〃 4.6 ケン化価 〃 〃 16.2 ヒドロキシル価 〃 〃 40.3 上記方法の工程(c)を、改良工程(b′)の生成物を54
バールの圧力下で233℃の温度で0.45vol/vol/時間の空
間速度で水素化反応器に通すことにより行なった。触媒
はガードラー(Girdler)G22RS銅−クロマイトであっ
た。工程(c)の生成混合物は以下の組成及び特性を有す
ることがわかった。
C9−C11 アルコール 13重量% C18−C22 エーテル, エーテルアルコール,エステル 79重量% アセタール及び重質分 8重量% カルボニル価(mgKOH/g) 0.8 酸 価 〃 〃 0.5 ケン化価 〃 〃 7.9 ヒドロキシル価 〃 〃 82.2 上記組成物中のエーテル、エーテルアルコール及びエス
テルの割合は表3に示した生成物から推測し得る。
修正方法の工程(d)は工程(c)の製品を還流比2で10〜15
mbarにおいて真空蒸留にかけることによって行なわれ
た。分離された留分の組成及び特性を第3表に示し、同
表中、アルコール(ii)は除去された第1留分、エーテル
に富む組成物(i)は第2留分であり、またさきに示した
(iii)留分は塔底物である。この場合、組成物(i)は同時
にその成分に分離されなかった。組成物(i)の分析は大
部分、次式に相当するエーテルより成ることを示し: C10H21−O−C10H21 分析は末端のアルキル基の明確な性質を制定するために
行なわれないで、供給オレフィン及び本方法における生
成物から得られる。組成物(i)の残りは相当するエーテ
ル−アルコールをもとの供給原料のオレフィンの重要で
ない部分より誘導される付随エーテル又はエーテルアル
コールであった。
実施例 3 実施例1と同じ装置で165℃、300atmの状態で、供給液
に対し0.15wt%のコバルト触媒を使用してヒドロホルミ
ル化工程を行なった。しかしながら、この場合供給液は
C8オレフィンの他に約1%のC7オレフィン類と約10%の
C9オレフィン類とを含有する1.5/hr(1095g/hr)の市
販の枝分れしたオクテン供給液であった。類似ガスが75
0標準/hrの速度で使用され、1.18:1の比で水素と一酸
化炭素を含有した。
粗製生成物の脱金属化と水素化とは、実施例におけるよ
うに,本法の工程(b)による第4表に示すような3つの
留分への蒸留により分離される水素化生成物で行なわれ
た。ヒドロホルミル化残液生成混合物(HOF)は206℃以
上で沸騰する留分であった。
高級アルコールのこの収量は供給オレフィンの100gに対
し92.5gの量に相当する。
分析によりHOFは次の組成を有することを示した: 1wt% C8〜C10アルコール類 87wt% C16〜C20エーテル類,エステル類,及びエーテ
ル−アルコール類 11wt% C24〜C30アセタール類 1wt% 重質分 HOFは下記の特徴を示した: カルボニル価 (mgKOH/g) 4.9 酸 価 ( 〃 ) 0.15 ケン化価 ( 〃 ) 8.2 ヒドロキシル価( 〃 ) 128.0 本法の工程(c)は粗製エーテル、エーテルアルコール及
びアセタール含有材料を水素化反応装置を通じて0.58容
積/容積/時間の空間速度、56barsの圧力及び240℃の
温度で通過せしめることによって行なわれた。使用され
た触媒はガードラーG22RS銅−クロマイト(Girdler G2
2RS copper−chromite)であった。アルコールに富む
生成混合物は下記の組成及び特性を有することが発見さ
れた: 8wt% C8〜C9アルコール類 83wt% C16〜C20エーテル類, エーテル−アルコール類,エステル類 9wt% アセタール類(少量の重質分を含有する) カルボニル価 (mgKOH/g) 1.5 酸 価 ( 〃 ) 0.05 ケン化価 ( 〃 ) 4.9 ヒドロキシル価( 〃 ) 130.0 上記組成物におけるエーテル、エーテル−アルコール及
びエステル類の割合は第5表に与えられているように生
成物の分解より推定できる。
工程(d)は上記混合物を10〜15mbar及び還流比2で真空
還流蒸留にかけることによって行なわれた。実施例1に
おけるように、第1留分はアルコール(ii)、最終塔底物
は重質アセタール留分(iii)であった。中間組成物(i)は
同時にエーテル留分(ia)とエーテル−アルコール留分(i
b)に分離された。留分(ib)の構造分析は 約90%の(III) C8H17−CH2−O−CH(CH2OH)−C9H19及び 約10%の(IV) C8H17−CH2−O−CH2−CH(CH2OH)−C7H17 の異性平衡に相当する分子構造を有する主としてC19H40
O2エーテル第1アルコールであることを示した。
末端アルキル基の正確な構造は決定されなかった。
工程(d)で製造された留分の蒸留及び他の特性は第5表
に示される。
実施例 4 実施例3で製造した塔底生成物(HOF)混合物はアルコ
エー(ALCOA)H151を充填した反応器中、310℃、1.1気
圧の圧力及び0.47v/v/時間に等しいHOF空間速度で接触
スチームクラッキングによって追加工程(b′)に通し
た。用いたスチーム量はHOFの重量の25%であった。2
つの分解生成物の流れが得られ、次いで196℃でフラッ
シュされ、水を除去された。エーテルに富む混合物(HO
F残留物)の流れはフラッシュ液相であり、かつC10〜C
27酸素化化合物、主にC16〜C20物質、及びアルデヒド、
アルコール及びオレフィンを含む他の少数の7重量%の
成分からなることが見出された。フラッシュ液相である
他の流れは少量の飽和炭化水素を伴うC7C10オレフィ
ン、主にC9オレフィンの混合物であるオレフィン留分
(10重量%)とC9〜C10炭素数範囲、主にC9のアルコー
ル/アルデヒドを含有するアルコール/アルデヒド留分
(69.2重量%)からなっていた。HOF残留分析により次
の組成と特性を有することが示された。
7重量% C9〜C10 アルコール/アルデヒド 83重量% C16〜C24 エーテル, エーテルアルコール,エステル 10重量% アセタール及び重質分 カルボニル価 (mgKOH/g) 26.0 酸 化 (mgKOH/g) 2.5 ケン化価 (mgKOH/g) 18.0 ヒドロキシル価 23.0 工程(c)は工程(b′)の生成物を0.58v/v/時間の空間
速度で、54バールの圧力条件及び235℃の温度を用いて
水素化反応器を通過させることによって実施した。触媒
はギルドラー(Girdler)G22RS 銅−クロマイトであっ
た。生成物は以下の組成及び特性を有していた。
11重量% C8〜C10 アルコール 77重量% C16〜C20 エーテル, エーテルアルコール,エステル 12重量% アセタール及び重質分 カルボニル価(mgKOH/g) 2.0 酸 価 (mgKOH/g) 1.0 ケン化価 (mgKOH/g) 14.0 ヒドロキシル価 47 上記組成中のエーテル,エーテルアルコール及びエステ
ルの比率は表6に示した分析から推定される。
工程(d)は工程(c)の生成物について10〜51ミリバール
で、還流比2で真空還流蒸留により実施した。分離され
た留分の組成及び特性は表6中に示されている。その中
でアルコール(ii)は第1の分離留分であり、エーテルに
富む組成物(i)は第2の留分であり、さらに塔底物が示
された留分(iii)であった。組成物(i)は分析からそのほ
とんどが式C9H19−O−C9H19のエーテルであった。組成
物(i)の残部は原料中の少量のC8オレフィン以外のもの
から誘導された成分及び相応するエーテルアルコールで
あった。
前述の実施例で製造し、本発明の方法の所望の生成物に
一般に相応する生成物(i),(ia)及び(ib)は種々濃縮物
応用面で非常に有用な物質であることが証明されてい
る。この用途に関し、示した方法は特に価値の高いもの
である。なぜなら実際にオキソアルコールプラントの生
成物流出物である原料から工業的規模で製造されるとこ
ろの工業的に有用な組成物及び分子とすることができる
からである。
エーテルに富む組成物(i)及び(ia)はポリ塩化ビニル(P
VC)用の粘度降下剤として、及びPVC、ポリウレタン及
びシリコーン組成物のような物質の低温柔軟性を改良す
るために特に有用であることが見出されている。前述の
実施例からもわかるように、エーテルはアルコールの粘
度よりも低い粘度を有する高分子量化合物であり、かつ
その高分子量のために低揮発性である。低揮発性、低粘
度及び高分子量の組合せは組成物を工業用溶媒及び希釈
剤として応用するには理想的なものである。
エーテル−アルコールに富む組成物(ib)は、例えばエト
キシル化反応による界面活性剤の製造用前駆体として有
用である。従ってそれらは単純な一級アルコールとして
機能するが高分子量を有する。さらにそれらは常温で液
体であり(それらの低い流動点によって明らかにされて
いるように)、全ての工業的応用面の全てに於て取扱い
が容易となる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) オレフィンヒドロホルミル化反応生
    成物を水素化し、 (b) (a)の水素化生成物を蒸留してエーテル、エーテル
    −アルコール及びアセタール成分からなる混合物を軽質
    分から分離し、 (c) 工程(b)の上記混合物を200〜250℃の温度でかつ30
    〜100気圧の圧力で接触水素化してアルコールに富む生
    成物混合物を形成し、さらに (d) 工程(c)の生成物混合物を還流蒸留して(i)少なく
    とも90重量%のエーテル及びエーテル−アルコールを含
    有する所望のエーテル及びエーテル−アルコールに富む
    組成物を(ii)軽質アルコールに富む留分及び(iii)重質
    アセタールに富む留分から分離すること を含む、エーテルに富む組成物及びエーテル−アルコー
    ルに富む組成物の製造方法。
  2. 【請求項2】(a) オレフィンヒドロホルミル化反応生
    成物を水素化し、 (b) (a)の水素化生成物を蒸留してエーテル、エーテル
    −アルコール及びアセタール成分からなる混合物を軽質
    分から分離し、 (c) 工程(b)の上記混合物を200〜250℃の温度でかつ30
    〜100気圧の圧力で接触水素化してアルコールに富む生
    成物混合物を形成し、さらに (d) 工程(c)の生成物混合物を還流蒸留して(i)少なく
    とも90重量%のエーテル及びエーテル−アルコールを含
    有する所望のエーテル及びエーテル−アルコールに富む
    組成物を(ii)軽質アルコールに富む留分及び(iii)重質
    アセタールに富む留分から分離し、該還流蒸留の間にエ
    ーテル及びエーテル−アルコールに富む組成物(i)がそ
    れ自身(ia)少なくとも80重量%エーテルを含有するエー
    テルに富む留分と(ib)少なくとも90重量%エーテル−ア
    ルコールを含有するエーテル−アルコールとに分離され
    ること を含む、エーテルに富む組成物及びエーテル−アルコー
    ルに富む組成物の製造方法。
  3. 【請求項3】エーテル−アルコール留分(ib)が式C9H19
    −CH2−O−CH(CH2OH)−C9H19の分子及びその異性体
    を含むものである特許請求の範囲第2項記載の製造方
    法。
  4. 【請求項4】エーテル−アルコール留分(ib)が340〜370
    ℃の温度範囲(大気圧に換算して)で蒸留した留分であ
    る特許請求の範囲第2項又は第3項に記載の製造方法。
  5. 【請求項5】エーテル−アルコール留分(ib)が式C8H17
    −CH2−O−CH(CH2OH)−C8H17の分子及びそれぞれの
    異性体を含むものである特許請求の範囲第2項記載の製
    造方法。
  6. 【請求項6】エーテル−アルコール留分(ib)が315〜345
    ℃の温度範囲(大気圧に換算して)で蒸留した留分であ
    る特許請求の範囲第2項又は第5項に記載の製造方法。
  7. 【請求項7】エーテル−アルコール留分(ib)が100〜220
    センチストークスの粘度を有する特許請求の範囲第2
    項、第5項及び第6項のいずれか1項に記載の製造方
    法。
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