JPH01159640A - 写真用支持体 - Google Patents

写真用支持体

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JPH01159640A
JPH01159640A JP31984287A JP31984287A JPH01159640A JP H01159640 A JPH01159640 A JP H01159640A JP 31984287 A JP31984287 A JP 31984287A JP 31984287 A JP31984287 A JP 31984287A JP H01159640 A JPH01159640 A JP H01159640A
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chitosan
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    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/7614Cover layers; Backing layers; Base or auxiliary layers characterised by means for lubricating, for rendering anti-abrasive or for preventing adhesion

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  • Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (A>産業上の利用分野 本発明は改良された写真用支持体に関するものであり、
詳しくは帯電防止性、耐傷強度、及び腐蝕性が改良され
た写真用支持体に関するものである。
(B)従来技術及び発明が解決しようとする問題点 写真感光材料は一般に電気絶縁性を有する支持体及び写
真感光層から成っている為、その製造工程中及び使用時
に同種又は異種物質間で接触摩擦又は剥離を受けること
によって静電気を帯びてゴミやホコリを吸着する傾向に
あり、撥水性、減感性、被り性等各種スポットの発生を
招く原因となるばかりか、蓄積された静電気が放電され
る結果、感光性乳剤層中にスタティックマークと呼称さ
れる重大な写真特性欠陥を生ずることがあり、通常これ
を防止するために電気絶縁性表面上に静電気を散逸させ
る様な帯電防止性のバックコート層と称せられる塗布層
を設けることが知られている。
かくて、写真用支持体の帯電を防止するために、種々の
物質が使用されている。これ゛らの物質はイオン性の導
電性物質或いは吸湿性物質であり、感光材料に導電性を
与えて電荷の蓄積による放電が起こる前に電荷を速やか
に散逸せしめる方法が一般的に用いられている。写真感
光材料の支持体に直接帯電防止性を与える為には、かよ
うな物質を支持体である高分子物質に直接配合するか、
或いは支持体表面の塗布する方法が知られている。後者
は帯電防止剤の留まりの向上のため、ゼラチン、ポリビ
ニルアルコール等の高分子物質と共に塗布する方法が用
いられる。
ところが、従来より前者に於て帯電防止性、写真特性、
製造安定性の全てを満足するものがなく、後者は低湿度
条件下で満足すべき効果を示すものが少なく、これを改
善するためにイオン性導電物質或いは吸湿性物質を層中
に多量に含有させると現像時にそれらが現像液中に溶出
し、カッティングマークの消失或いは現像液等の劣化を
招き、また高湿度中では乳剤面との接着故障や乳剤のか
ぶり濃度の増大、現像阻害等の写真特性を悪化させる場
合がある。
また現像液へのバックコート層の溶出が殆んどないとし
ても、特に写真感光材料をロールのまま自動プリント、
自動裁断を行なうプロセッサーを用いた場合に、裁断或
いは各工程での搬送ロールによる擦れによってバックコ
ート層が剥離を受ければ、これがカッターやロールから
写真感光材料に再び付着して、品質低下を招くこととな
る。
したがって、本発明に於ては、表面電気抵抗が低く、諸
写真特性に悪影響を及ぼすことなく、長期保存中の温湿
度により帯電防止性が損われることなく、強靭な被膜性
を有し、現像・定着液を劣化させることのない写真用支
持体を提供することにある。
(C)問題点を解決するための手段 本発明者らは上記の問題点を解決すべく鋭意研究を行な
った結果、写真用疎水性支持体の感光乳剤層と反対の面
(裏面)に、キチン或いはキトサンの少なくとも何れか
一方と、2−ヒドロキシカルボン酸及び有機多塩基酸の
少なくとも何れか一方とを含有する塗布層を設けること
によって達成された。
ところで、キチンとはポリ−β(1−4>−N−アセチ
ル−D−グリコサミンのことであり、節足動物、軟体動
物等の有機骨格物質として天然に存在している。またキ
トサンはキチンの脱アセチル化物であり、例えばキチン
を脱アルカリ処理することによって得られる。これらは
、カニ、エビ、オキアミ等の甲殻として多量に採取され
ている。
本発明者らは、キチン及びキトサンの少なくとも何れか
一方を用いて、本発明の目的をほぼ満足する写真用支持
体を得たが、この系に2−ヒドロキシカルボン酸及び有
機多塩基酸の少なくとも何れか一方を併用することによ
って、更にバンクコート面の耐傷強度が良化することを
見出し、本発明らに到った。
本発明に用いるキチン及びキトサンは市販品に限らず、
公知の方法に従いキチン源から分離精製したキチン、及
びキチンの脱アセチル化度を適当に調和したキトサンへ
の中間物質を用いても良い。
キチンは単独では水に溶解しないが、ギ酸−ジクロロ酢
酸系、ジメチルアセトアミド−Li(4系、ジメチルア
セトアミド−N−メチル−2−ピロリドン−LiCJl
系、N−メチル−2−ピロリドン−L r ci系、ヘ
キサフルオロイソプロパツール、ヘキサンフルオロアセ
トン等の溶媒に溶解し、次いで水に添加することにより
コロイド状キチンとして、バックコート配合に供するこ
とが出来る。また、キトサンは酸性水溶液に溶解するの
で、−船釣には塩酸、ギ酸、酢酸等との混合系で加工に
供されるが、本発明の2−ヒドロキシカルボン酸及び有
機多塩基酸と共に溶解しても良い。特に本発明の酸を用
いても塗布したバックコート面は伯の酸を用いたそれよ
りも金属とバックコート面との接触による金属の腐蝕が
改良されるという利点も有している。キチン、キトサン
は以上の様な方法でバツクコート塗液に用いることが出
来るが、これら双方共催の方法によって調液されたもの
でも良い。
キトサン水溶液は特に調液及び塗布特性からその0.5
%溶液が500cps以下:より好ましくは100cp
s以下となるものが良い。
本発明に用いられる2−ヒドロキシカルボン酸及び有機
多塩基酸としては、グリコール酸、乳酸、アコニット酸
、コハク酸、アジピン酸、リンゴ酸、アセチレンジカル
ボン酸、イタコン酸、アゼライン酸、ピメリン酸、フマ
ル駿、イソカンホロン酸、エチルマロン酸、カンホ酸、
マロン酸、2−エチル−2−ヒドロキシ醋酸、グリセリ
ン酸、カンホロン酸、シクロプロパンジカルボン酸、マ
イレン酸、グルタル酸、グルコン酸、臭散、シトラコン
酸、マンデル酸、シトラマル酸、β−フェニル乳酸、酒
石酸、タルトロン酸、ロイシン酸、デツキサル酸、クエ
ン酸、テトラヒドロキシコハク酸、メサコン酸、トリカ
ルバリル酸、ジオキシマロン酸、α−ヒドロキシイソ酪
酸等が挙げられる。本発明の実施に好ましく用いられる
2−ヒドロキシカルボン酸及び又は有機多塩基酸の量は
、バックコート塗液のE)Hと塗液の溶解度とのバラン
スで最適添加量を選べば良いが、キチン或いはキトサン
重量に対し、10重伍%から500重量%の範囲が好ま
しく、特に50重重量から200重量%が良い。
本発明に用いられる酸は単独でも或いは適当に組合せて
用いても良く、また適当な溶媒、例えばメタノール、エ
タノール、アセトン等に予め溶解してから調液しても良
い。
本発明に用いられるコロイド状シリカは平均粒子径5〜
40mμの無水硅酸を水中に分散させたコロイド溶液で
あり、特にカチオン変性コロイド状シリカである。8産
化学製[スノーテックスAK」が効果的である。また、
コロイド状アルミナは、その平均直径10mμ、長さ1
00mμの羽毛状のアルミナで、同社製「アルミナゾル
」の商品名で市販されているものである。これらはキト
サンと特に良好な混和性を示し、かつ帯電防止性に非常
に効果的である。
本発明に用いられる硬化剤としては、ジビニルスルホン
、N、 N’−エチレンビス(ビニルスルホニルアセタ
ミド)、1.3−ビス(ビニルスルホニル)−2−プロ
パツール、メチレンビスマレイミド、5−アセチル−1
,3−ジアクリロイル−へキサヒドロ−S−トリアジン
、1,3.5−トリアクリロイル−へキサヒドロ−S−
トリアジン、1,3.5−トリビニルスルホニル−へキ
サヒドロ−8−トリアジンの如き活性ビニル系化合物。
2.4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−8−トリアジン・
ナトリウム塩、2,4−ジクロロ−6−ノドキシ−S−
トリアジン、2,4−ジクロロ−6−(4−スルホアニ
リノ> −s−トリアジン・ナトリウム塩、2,4−ジ
クロロ−6−(2−スルホエチルアミノ>−S−トリア
ジン、N、 N’−ビス(2−クロロエチルカルバミル
)ピペラジンの如き活性ハロゲン系化合物。
ジエチレングリコールジグリシジルエーテル、ジプロピ
レングリコールグリシジルエーテル、エチレングリコー
ルジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグ
リシジルエーテル、グリセロールジグリシジルジルエー
テル、グリセロールトリグリシジルエーテル、トリメチ
ロールプロパンジグリシジルエーテル、トリメチロール
プロパントリグリシジルエーテル、ジグリセロールトリ
グリシジルエーテル、ソルビトールテトラグリシジルエ
ーテルの如きエポキシ系化合物。
2.4.6−トリエチレン−S−トリアジン、1,6−
へキサメチレン−N、 N’−ビスエチレン尿素、ビス
−β−エチレンイミノエチルチオエーテルの如きエチレ
ンイミノ系化合物。
1.2−ジ(・メタンスルホンオキシ)エタン、1゜4
−ジくメタンスルホンオキシ)ブタン、1,3−ジ(メ
タンスルホンオキシ)ペンテンの如きメタンスルホン酸
エステル系化合物。
N−カルボエトキシ−2−イソプロポキシ−1゜2−ジ
ヒドロキノリン、N−(’I−モルホリノカルボキシ)
−4−メチルピリジニウムクロリドの如き脱水縮合型ペ
プチド試薬:N、N’−アジボイルジオキシジサクシン
イミド、N、 N’−テレフタロイルジオキシジサクシ
ンイミドの如き活性エステル系化合物。
トルエン−2,4−ジイソシアネート、1,6−へキサ
メチレンジイソシアネートの如きイソシアネート系化合
物。
ジルコニウム塩、チタニウム塩、クロミウム塩、錫塩等
の無機系化合物を挙げることが出来る。
また、本発明の実施に好ましく用いられる硬化剤の含有
量としては、バックコート層の性能に合わせて最適添加
量を選べばよいが、硬化度と帯電防止性能とのバランス
からキチン或はキトサンの重■に対して0.2重量%か
ら50重量%の範囲が好ましく、2重但%から15重量
%の範囲が特に好ましい。また、硬化剤は適当な溶媒、
例えば、水、メタノール、エタノール、N、N’−ジメ
チルホルムアミド、アセトン、酢酸エチル等に溶解して
バックコート層に含有せしめるのが有利である。
本発明に係るバックコート層中には、帯電防止性向上剤
として塩化リチウム、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム
、酢酸ナトリウム、ギ酸リチウム等の水溶性無機及び有
機のアルカリ金属塩を、マット剤及び筆記性付与剤とし
て平均粒径0.2〜10μ、特に好ましくは0.3〜3
μの二酸化珪素、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
酸化チタン、焼成りレー、水酸化アルミニウム、アルミ
ナシリケート、硫酸バリウム、酸化亜鉛、ポリスチレン
、ポリアクリル酸メチル、ポリテトラフルオロエチレン
、米澱粉等を、補助バインダーとして、ポリビニルアル
コール、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシエチルセル
ロース、メチルセルロース、ポリアクリルアミド等を併
用することが出来る。以上の試剤は単独で用いても二種
以上を配合しても良い。また、塗液安定性、塗布性、色
調等の諸性性改良のため、本発明のキトサン及び又はキ
チンを含有する塗液に種々の界面活性剤、配合試剤の溶
解を助ける有機溶媒、染料蛍光増白剤を更に添加するこ
とも出来る。
本発明のバックコート層は、写真乳剤への影響及び防蝕
性を考慮して塗液のpHが5.0以上であることが好ま
しい。pH調整は調液途中でも調液終了後に行なっても
かまわないが、pHを上げるためには、特に炭酸アルカ
リ金属塩が好ましい。
本発明の実施に用いられる疎水性支持体としては各種の
ものが使用される。例えばポリプロピレン、ポリスチレ
ンの如き合成紙、セルロースアセテート、セルロースナ
イトレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニル
アセテート、ポリスチレン、ポリアミド、ポリカーボネ
ートの如きフィルム。また紙を基質としてその両面にポ
リオレフィン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等のフィ
ルム形成能ある樹脂、多くはポリオレフィン樹脂や電子
線で硬化する樹脂で被覆した樹脂被覆紙などをあげるこ
とができる。特に良好な印写性と汚染防止性を必要とす
る印画紙用、中でもカラー印画紙用支持体としては、本
発明の効果が一層際立って発揮されるという点で、ポリ
オレフィン樹脂被覆紙が有利に用いられる。
また、これらの熱可塑性樹脂フィルムもしくは、樹脂被
覆紙の樹脂層中には、酸化チタン、酸化亜鉛、タルク、
炭酸カルシウム等の白色顔料、ステアリン酸アミド、ア
ラキシン酸アミド等の脂肪酸アミド、ステアリン酸亜鉛
、ステアリン酸マグネシウム、パルミチン酸カルシウム
等の脂肪酸金属塩などの分散剤、群青、コバルトバイオ
レット等の顔料のおよび染料、酸化防止剤、蛍光増白剤
、紫外線吸収剤などの各種添加剤を適宜組合わせて含有
せしめるのが好ましい。
本発明の実施に有利に用いられるポリオレフィン樹脂被
覆紙は走行する基紙の上に溶融ポリオレフィン樹脂をス
リットダイからフィルム状に押出し塗工して製造される
。その際、溶融押出塗工に先立ち、基紙面をコロナ処理
、火炎処理等により活性化しておくことが望ましい。被
覆樹脂層の厚さとしては特に制限はないが、一般に5μ
m50μ程度が有利である。ポリオレフィン樹脂被覆紙
のハロゲン化銀写真構成層を設ける側は、目的に応じて
光沢面、マット面、綱目面などを有し、裏面は通常無光
沢面である。
本発明の実施に有利に用いられるポリオレフィン樹脂被
覆紙の被覆用ポリオレフィン樹脂とじては、低密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
ブテン、ポリベンテン等のオレフィンのホモポリマーま
たはエチレン−プロピレン共重合体等の二種以上のオレ
フィンからなる共重合体及びその混合物を挙げることが
出来、各種の密度及び溶融粘度指数(メルトインデック
ス;以下単にMIと略す)のものを単独に或いは混合し
て使用出来る。ポリオレフィン樹脂被覆紙の基紙として
は、通常の天然パルプ紙、合成繊維紙或いは合成樹脂フ
ィルムを擬紙化した所謂合成紙の何れでも良いが、針葉
樹パルプ、広葉樹パルプ、針葉樹広葉樹混合パルプの木
材パルプを主成分とする天然パルプ紙が有利に用いられ
る。基紙の厚みに関しては特に制限はないが、表面の平
滑性のよい紙が好ましく、その坪量は50g/Td〜2
50g/−mが好ましい。また、天然パルプを主成分と
する基紙には、各種の高分子化合物、添加剤を含有せし
めることが出来る。例えば、澱粉誘導体、ポリアクリル
アミド、ポリビニルアルコール誘導体、ゼラチン等の乾
燥紙力増強剤、脂肪酸塩、ロジン誘導体、ジアルキルケ
テンダイマー乳化物等のサイズ剤、メラミン樹脂、尿素
樹脂、エポキシ化ポリアミド樹脂等の湿潤紙力増強剤、
安定剤、顔料、染料、蛍光増白剤、ラテックス、無機電
解質、pH調整剤等適宜組み合わせて含有せしめること
が出来る。
本発明の実施に必たって、ハロゲン化銀写真構成層を設
ける反対側の疎水性支持体面にバックコート用塗液を塗
布する装置としては、エアーナイフコーター、ロールコ
ータ−、バーコーター、ブレードコーター、スライドホ
ッパーコーター、グラビアコーター、フレキソグラビア
コーター及びそれらの組合わせ等が挙げられる。塗布に
際しては塗布に先立ち、該疎水性体面をコロナ処理、火
炎処理等により活性化しておくことが望ましい。
塗布された塗液の乾燥装置としては直線トンネン乾燥機
、アーチドライヤー、エアループドライヤー、サインカ
ーブエアフロートドライヤー等の熱風乾燥機、赤外線、
加熱ドライヤー、マイクロ波等を利用()た乾燥機等各
種乾燥装置を挙げることが出来る。
本発明に係るハロゲン化銀写真乳剤層としては、各種の
ものが包含される。例えば、引伸ポジ用写真乳剤層、密
着ポジ用写真乳剤層、ネガ用写真乳剤層、カラー写真乳
剤層、印刷用写真乳剤層、直接ポジ用写真乳剤層、拡散
転写法用写真乳剤層等である。また、係る写真乳剤層中
にはゼラチン、ゼラチン誘導体等のバインダー、ハイポ
等の化学増感剤、金塩、白金塩等の貴金属増感剤、ヘキ
サハロゲノイリジウム(III)錯体、ヘキサハロゲノ
ロジウム(I[[)錯体等の硬調化剤、核酸分散物、特
開昭50−147925号、同町51−107129号
に記載若しくは例示のメルカプト複素環化合物等のハロ
ゲン化銀粒子の晶癖調整剤、特開昭52−65432号
、同町52−88340号明細書中に引用若しくは例示
しである色増感剤、安定剤、カブリ防止剤、カラー写真
用カプラー、硬膜剤、ジヒドロキシベンゼン化合物、塗
布助剤、またはカブラセ剤、直接ポジ用染料等の直接ポ
ジ写真乳剤用添加剤、色素現像薬、その他の添加剤等を
含有せしめることが出来る。
本発明に係るハロゲン化銀写真材料は、その写真材料に
合わせて、「写真感光材料と取扱法」(共立出版、宮本
五部著、写真技術講座2)に記載されている様な露光、
現像、停止、定着、漂白、安定等の処理が行われている
が、特に発色現像後−浴漂白定着処理を行う多層ハロゲ
ン化銀カラー写真材料は、CD−nu、CD−IV(以
上2種の化合物はコダック社の商品名、)ドロキシクロ
ム(メイアンドベーカー社商品名)等いかなる主薬のカ
ラー現像液でも処理することが出来る。係る主薬を含む
現像液にベンジルアルコール、タリウム塩、フェニドン
等を含有させても良い。また、有用な一浴漂白定着液は
アミノポリカルボン酸の金属塩(例えば、エチレンジア
ミン四酢酸、プロピレンジアミン四酢酸等の第2鉄錯塩
等)溶液であり、定着剤としては、チオ硫酸ソーダ、チ
オ硫酸アンモニウム等が有用である。係る一浴漂白定着
液にぼ種々の添加剤を含有させることが出来る。
例えば脱銀促進剤(例えば、米国特許3,512.97
9号に記載のメルカプトカルボン酸、ベルギー特許第6
82,426号に記載のメルカプト−複素環化合物等)
、汚染防止剤、II調節剤ないしはpHI衝剤、硬膜剤
(例えば、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、カリ
明ばん等)、界面活性剤等積々の化合物を組合わせて含
有させることが出来る。また、係る一浴漂白定着液は種
々のDHで使用され得るが、有用なp)−1領域はpH
6,0〜8゜Oである。
(発明の実施例) 次に本発明を更に具体的に説明するために、実施例を述
べる。
〔実施例1〕 坪ff1160g/mの紙を毎分80mで走行させ、第
1ゾーンで裏面にコロナ放電処理後、溶融押出機を用い
て低密度ポリエチレン(密度0.918、MI  5)
50部、高密度ポリエチレン(密度0゜965、Ml 
 7)50部からなる樹脂組成物を樹脂厚30tnで溶
融押出塗工し、無光沢面の樹脂層を形成する。第2ゾー
ンで表紙面にコロナ放電処理後、溶融押出機を用い、低
密度ポリエチレン(密度0.918、MI8.5)に3
0重量%の酸化チタンを練り込んだマスターバッチ30
部、低密度ポリエチレン(密度0.918、MI  5
>45部、高密度ポリエチレン(密度0.965Ml7
)25部からなる樹脂組成物を樹脂厚30IIItで溶
融押出塗工して光沢面の樹脂層を形成する。第3ゾーン
では、裏樹脂面をコロナ放電処理した後、第1表記載の
塗布液に回転する140メツシユのグラビアロールを浸
し余剰の塗布液をブレードで掻き落して塗液を一定にし
、裏樹脂面に転写し乾燥して、帯電防止性能を有する写
真用支持体を製造した。水性塗液の塗布量は3g/m(
湿分)であった。
(以下余白) コロイド状キチンは、N、N−ジメチルアセトアミド1
00重量部中に5重量部の塩化リチウムと0.5重量部
のキチンを加え、2日間攪拌した後、94.5重量部の
水中にホモミキサーで攪拌しながら注入し1.得られた
コロイド状キチンを100メツシユの金網で濾過した。
また、キトサンは第1表に記載した酸と共にキトサンが
2%溶液になる様に溶解し、次いで60℃2時間加温し
た液を100メツシユの金網で濾過したものを調液に供
した。
バックコート塗液のIIを上げる際には、攪拌しながら
、その濃厚溶液に炭酸ナトリウム水溶液を加えてpH調
節を行なった後所定の濃度まで希釈した。
これらのバックコートを塗設したポリエチレン被覆紙の
表面(即ち、バンクコート層塗設側とは反対側の支持体
面)に、コロナ放電処理した後、支持体に隣接して順に
、黄色カプラーを含む青感性塩臭化銀ゼラチン乳剤層と
中間層、マゼンタカプラーを含む緑感性塩臭化銀ゼラチ
ン乳剤層と紫外線吸収剤を含む紫外線吸収層及びシアン
カプラーを含む赤感性塩臭化銀ゼラチン乳剤層とその保
護層をエクストルージョン方式で塗布、乾燥して多層ハ
ロゲン化銀カラー写真印画紙を作成した。
以上のようにして得られた各試料を50℃、60%RH
の恒温恒湿槽に1日間保存した後、以下に記載の方法で
評価した。
〔バックコート層の膜強度の評価〕
発色現像液20℃3分間浸漬後、球心径1.0mのボー
ルポイント針をバックコート層の膜面に垂直に立て、試
料面を2cm/秒の速さで移動させた時のバックコート
膜に損傷の生じるボールポイント針の荷重を測定する。
〔バックコート層の金属接触腐蝕性の評価〕バラフコ−
ト面が外側になる様支特体を2つ折りにしてゼムクリッ
プで止め、50℃80%RH下に48時間曝露した時の
クリップの錆具合を評価した。評価基準としては、○印
(錆の発生なし)、Δ(僅かに錆発生)、X(バックコ
ートとの接触面全体に錆発生)で表示した。
得られた結果を第2表に示す。
(以下余白) 第2表から明らかな様に、本発明のキチン及びキトサン
の少なくとも何れか一方と、2−ヒドロキシカルボン酸
及び有機多塩基酸の少なくとも何れが一方とを含有する
バックコート層は、帯電防止性ばかりでなく、膜強度及
び腐蝕性に優れていることが判る。
〔実施例2〕 実施例1の試料Nα2に配合しである硬化剤ブナコール
EX−314の代わりにN、 N’−エチレンビス(ビ
ニルスルホニルアセトアミド)、1.3.5−トリビニ
ルスルホニル−へキサヒドロ−S−トリアジン、2,4
−ジクロロ−6−ヒドロキシ−8−トリアジン、ナトリ
ウム塩、1,6−へキサメチレンジイソシアネートを夫
々用いる以外は実施例1と同様に実施した。その結果、
実施例1と全く同様の結果を得た。
〔実施例3〕 実施例1の試料Nα2.7、及び8の配合比で調合する
際、最終希釈時に水及び5%炭酸ナトリウム水溶液で第
3表記載の液pHになる様に調液した。
得られた結果を第3表に示す。
(以下余白) 第3表から判る様に、DHを上げることによって腐蝕性
が更に改良されることが判る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)疎水性支持体の写真乳剤層が配置される反対の面(
    裏面)にキトサン及びキチンの少なくとも何れか一方と
    、2−ヒドロキシカルボン酸及び有機多塩基酸の少なく
    とも何れか一方とを含有するバックコート層を有するこ
    とを特徴とする写真用支持体。 2)該バックコート層が更にコロイド状シリカ及びコロ
    イド状アルミナの少なくとも何れか一種類を含有する特
    許請求の範囲第1項記載の写真用支持体。 3)該バックコート層が更に活性ビニル系、活性ハロゲ
    ン系、エポキシ系、エチレンイミノ系、メタンスルホン
    酸エステル系、活性エステル系、イソシアネート系、無
    機系からなる群より選ばれる非アルデヒド系硬化剤を含
    有する特許請求の範囲第1項又は第2項記載の写真用支
    持体。 4)塗液のPHが5.0以上である特許請求の範囲第1
    項、第2項又は第3項記載の写真用支持体。
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Cited By (4)

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