JPH01159443A - 内燃機関用電子ガバナの制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は内燃機関の電子ガバナに係り、異状時は、コ
ントローラに予め入力されている。

異状判断基準と対応基準に基づいて異状状態をコントロ
ーラのＣＰＵが判断してそのまま運転続行、限定運転、
一定機関のみの運転ができる非常制御運転、ｍ開停止、
ができるようになっている内燃機関の電子ガバナの制御
方式に関するものである。

（従来の技術） 従来の内燃機関用電子ガバナのコントローラは、各種セ
ンサの信号を受信した後、演算し。

噴射ポンプのラック位置の目標を算出し、目標ラック位
置になるようランク駆動位置を制御し機関の制御を行っ
ているが、従来のコントローラは各種センサ信号が異常
な場合、運転続行。

限定運転、および機関停止の処置を・自動的に決定した
だけであった。

（発明が解決しようとする問題点） 前記従来の制御方式を有するコントローラでは、異常発
生時エンジンが急に停止することが多いので、車両用機
関で坂道登板中のエンジンストップ、踏切り中のエンジ
ンストップ等が起る可能性があり危険である。

こ７の発明は上記の問題点を解消し、搭乗者または周囲
にいる人の安全確保をその目的とするものである。

（問題点を解決するための手段及び作用）この発明は前
記の点に鑑みなされたものであって、コントローラのＲ
ＯＭに異状判断基準及び異状状態を見て対応を決めるた
めの対応基準を予め入力しておき、運転情報と前記判断
基準をＣＰＵが照合して異状を把握し、異状状況に対応
して、そのまま運転続行、限定運転（含ＬＩ運転）、一
定期間のみの運転ができる非常時運転、ａ開停止を自動
的に行なえるようにする。

従って重大異状時でもなるべく非常運転を行なうように
しておけば、坂路、踏切等の危険地でもエンストするこ
とがない内燃機関の電子ガバナが得られるものである。

（実施例） 次にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１
図はこの考案の一実施例のブロック図を示す。

図において、ｌはコントローラを示し、該コントローラ
１は各種センサよりの信号に基づき噴射ポンプのラック
位置を演算し、アクチュエータ２へ信号を送り、該アク
チュエータ２はランク位置についての信号に基づいて噴
射ポンプ・のラック位置を決めることにより、内燃機関
を制御している。３はＣＰＵを示し、該ＣＰＵ３はコン
トローラ１の内部にあって、ＲＡＭ４゜ＲＯＭ５のプロ
グラム及びメモリを用いて、各種センサよりの信号に基
づいて各種演算を行っている。６はサーボ増幅器付駆動
回路を示し。

該サーボ増幅器付駆動回路６はコントローラ１内部にあ
って、ＣＰＵ３のラック位置演算結果に関する信号をア
クチュエータ２へ伝えると共に、ラック位置センサ７よ
りの噴射ポンプ実噴射量を表すラック位置信号を受はフ
ィードバック制御を行っている。

う、り位ｗｌ信号は、前記サーボ増幅器付駆動回路６に
信号を伝えると共にＣＰＵ３へも信号が送られ、ＣＰＵ
３により処理される。８は内燃機関の回転数を検知する
回転数センサを示し。

該回転数センサ８はコントローラ１の内部にある波形整
形回路９を介してＣＰＵ３に回転数信号を伝える。１０
はアクセル位置を検知するアクセルセンサを示し、該ア
クセルセンサ１０はコントローラ１の内部にあるＡ／Ｄ
コンバーク１１を介してＣＰＵ３にアクセル開度信号を
伝える。

１２は冷却水温度を検知する水温センサを示し。

該水温センサ１２はＡ／Ｄコンバータ１１を介してＣＰ
Ｕ３に水温信号を伝える。１３は潤滑油の温度を検知す
る油温センサを示し、該油温センサ１３はＡ／Ｄコンバ
ータ１１を介してＣＰＵ３に油温信号を伝える。１４は
潤滑油の圧力を検知する油圧センサを示し、該油圧セン
サ１４はＡ／Ｄコンバータ１１を介してＣＰＵ３に油圧
信号を伝える。

該ＣＰ　Ｕ　３は各種センサよりの信号を受信して機関
の運転形態を予め設定されたパタンに沿って制御する。

又は信号の上下限設定値にあることを確認しつつ運転を
継続させるのであるが。

各種センサよりの信号が設定バタン又は設定値より予め
設定された限度を越えて異常値となった場合、第２図に
示す処理手順に従って異状処理をする構造となっている
。

該ＣＰＵ３が各種センサの異常信号を受信して行う手順
は下記の通りである。

たとえば ＋ａ）油温信号のみ異常の場合は、異常警報を出すのみ
で、それまでの制御運転方法で運転される。（継続制御
運転） （ｂｌ水温信号または油圧信号のどちらか又は両方異常
の場合は出力たとえばエンジントルク（すなわちラック
位置）を制限する。（限定制御運転） （Ｃｌアクセル開度信号が異常の場合は、アクセル信号
を５０％に固定して継続的に運転を行なうが、ある一定
期間後はエンジンが停止する。

（非常制御運転）その他の信号の場合は第２図にその一
例を示した。

［ｄ）ラック駆動系統の異常の場合またはアクセル開度
・ランク位置センサ・回転センサの３つ共異常の場合は
エンジンを非常停止する。

（エンジン停止） 上記のようにしてこの発明はなるので迅速な対応ができ
、且つ危険箇所、坂路等での機関停止による非常事態を
回避できるようになった。

（発明の効果） この発明は上述のよづにして成り、該ＣＰＵは各種セン
サの異常信号を受信し、各信号毎に異常状況に対して演
算を行い、アクチュエータにより噴射ポンプのラックを
位置決めすると共に、必要に応じて、マニアル動作に移
行させることができるので、異常状況に対して迅速処理
ができ機関損傷を軽減することができ、踏切。

坂路等の危険箇所での予告なしに機関停止をすることが
なくなり、非常事態を回避することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例のブロック図を示し、第２
図は処理手順図を示す。 １・・・コントローラ、　　２・・・アクチュエータ。 ３・・・ＣＰＵ、　　　　　　４・・・ＲＡＭ。 ５・・・ＲＯＭ、　　　６・・・サーボ増幅器付駆動回
路。 ７・・・ランク位置センサ、８・・・回転数センサ。 ９・・・波形整形回路、１０・・・アクセルセンサ。 １１・・・Ａ／Ｄコンバータ、１２・・・水温センサ。 １３・・・油温センサ、１４・・・油圧センサ。 特許出願人　株式会社小松製作所 代理人　（弁理士）松　澤　　統

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 内燃機関用電子ガバナにおいて，コントローラのＲＯＭ
   に異常判断基準及び異状状態時の対応の仕方をきめる対
   応基準を予め入力しておき，運転情報と前記判断基準を
   ＣＰＵが照合して異状を把握し，異状状況に対応して，
   下記（ａ）〜（ｄ）のいずれかを行うようにしたことを
   特徴とする。内燃機関用電子ガバナーの制御方式。 （ａ）それまでの制御方法で運転を続行する継続制御運
   転。 （ｂ）出力を制限するように制御する限定制御運転。（
   Ｃ）継続的に運転した後ある決められた時間内は機関停
   止を回避する非常制御運転。 （ｄ）機関停止。