JPH01159222A - 光ディスク等用成型装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光ディスク、光磁気ディスクなどのディスク
状媒体を射出成型するための光ディスク等用成型装置に
関するものである。

〔従来の技術〕

一般に、情報記録担体としての光ディスク又は光磁気デ
ィスクなどの情報ディスクは、ディスク用金型で射出成
型される成形品となっていて、従来この種の成型装置で
は製品取出しの際に、離型するための成形品突出しにお
いては第５図に示すように突出しスリーブ６で行われて
いる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、この従来の成型装置における突出しスリーブ
６での突出し範囲、即ち大きさは突出しスリーブ６の直
径すに限られてしまっていると共に、強度的にインナス
タンパ−押え５の厚み寸法Ｃにも限られていることから
突出し面積に限りがあって突出しスリーブ６で離型させ
ると、成形ディスクの突出部分（基板部分）がフレやソ
リなどの変形原因となりやすく、特に狭いスペースの中
にインナスタンパ−押え５、突出スリーブ６、ゲートカ
ットパンチ９、及びランナー用突出しピン７と多くの部
品組込構造になっていることからも突出し面積が小さく
、しかも成形基板はポリカーボネート樹脂で作られると
約１２０℃に近い高温度で成形品を取り出すこととなり
、この成形品突出し時のアンバランスによる変形、即ち
基板部分に凹凸のゆがみやそりができたりして一層品質
が低下する傾向があって、この振れやそりが大きいとレ
ーザーがトラックを追従できなくなって製品不良となり
、加工精度も信顧性の上でも問題が生じやすかった。

本発明は、これら従来の欠点を適確に除去しようとする
もので、ディスク状媒体の成形を精度よく生産性も向上
でき、信転性も品質も大幅に高めることが可能である光
ディスク等用成型装置を構成簡単で安価に提供すること
を目的としたものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、ディスク状情報媒体を成形するための固定側
金型と可動側金型とを対向配備し、両金型間に介在され
、前記ディスク外周部を成形するリング部材を嵌合用テ
ーパー部で位置決めするものからなるものであって、前
記可動側金型２にスタンパ−１０を定着するためのアウ
タスタンパ−押え４とインナスタンパ−押え５とからな
るスタンパ−押えを備え、該インナスタンパー押え５の
内側に成形品離型突出用のスリーブ６を配設し、該スリ
ーブ６中にゲートカットパンチ９及びランナ突出しピン
７を摺動自在に備えた成型装置において、前記突出しス
リーブ６は突出し側に大径拡張するテーパー部６□を備
えていて、スリーブ径より拡大した突出し面６２を待っ
ていることを特徴とする光ディスク等用成型装置である
。

〔実施例〕

本発明の実施例を第１〜４図で説明すると、ディスク状
情報媒体を成形するための固定側金型ｌと可動側金型２
とを対向配備し、両金型１，２間に介在され、前記ディ
スク外周部を成形するリング部材３とアウタスタンパ−
押え４とを備えたものからなるものであって、前記可動
側金型２にゲートカットパンチ９とスタンパ−１０を定
着するためのアウタスタンパ−押え４とインナスタンパ
−押え５とからなるスタンパ−押えを、固定側金型１に
はスプルーブツシュ８とリング部材３とを夫々備えた成
型装置において、前記インナスタンパ−押え５の内側に
成形品離型突出用のスリーブ６を配設し、該スリーブ６
中にゲートカントパンチ９及びランナ突出しピン７を摺
動自在に備えていて、前記スリーブ６の突出し側に大径
拡張するテーパー部６１を設け、スリーブ径より拡大し
た外径ａの突出し面６．を持っている光ディスク等用成
型装置としである。

この場合、前記インナスタンパ−押え５としては、前記
スリーブ６のテーパー部６１を嵌合しうるテーパー状凹
部５Ｉを備えているものであって該スリーブ６が、その
後退位置にあるとき前記突出し面６□を前記インナスタ
ンパ−押え５の表面又はそれより突出された位置に配備
するのがよい。

しかして、成形に際して可動側金型２を固定側金型１に
対して移動嵌合させたのち、加圧して型締したのち、両
金型１，２内のキャビデイ中に材料供給前に真空吸引し
てから原料供給ノズルで材料を射出し保圧しつつ圧縮成
形して（第２図（Ａ））冷却後、ゲートカットパンチ９
を移動してスプルーランナを切除しく第２図（Ｃ））、
開型して製品を取出すことができるが、ランナ突出しス
リーブ６を突き出してスリーブ６のテーパー部６１にあ
る面積を広くした突出し面６２で成形品を押圧離型する
（第２図（Ｂ））。

従って、前記突出しスリーブ６はテーパー部６１のある
部分だけ突出し面積は大きいために成形品の突出し時の
アンバランスによる変形、そり角度。

振れなどが極力抑えられ精度高く、品質良好な製品を量
産することが可能となるものである。

第３図の具体例では、突出しスリーブ６の突出し面６２
が前記インナスタンパ−押え５の表面につら合せ位置に
合致させたもので表面仕上げを容易にすることが考慮さ
れている。

第４図の例では、テーパー部６．のある突出しスリーブ
６を離型時にエア駆動によって作動できるように、ゲー
トカットパンチ９に嵌合してインナスタンパ−押え５中
に内装したもので、可動側金型２に形成したシリンダ室
１５中に摺動可能に備えられている。

〔発明の効果〕

本発明は、ディスク状情報媒体の離型時に、突出しスリ
ーブは突出し側に大径拡張するテーパー部を備えていて
、スリーブ径より拡大した突出し面を持っていることに
より、狭いスペースの中にインナスタンパ−押え、突出
しスリーブ、ゲートカットパンチ及びランナー用突出し
ピンなどと多くの部品組込構造内に組込むことが可能と
なり、また突出し面積が大きいため成形品突き出しのア
ンバランスによる変形、その角度、振れなどの悪現象が
発生せず加工精度良好に生産でき、品質を著しく高めら
れ信転性を大幅に向上できると共に、ディスクに対して
悪影響を及ぼす不具合や劣化のおそれもなく、成形作業
取扱いも簡便で生産性も著しく良好であるなどの効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の縦断面図、第２図Ａ。 Ｂ、Ｃは使用状態のスタンパ−押え部の作用説明図、第
３図及び第４図は他の実施例の一部縦断面図、第５図は
従来例のスタンパ−押え部の作用説明図である。 １・・・固定側金型、２・・・可動側金型、３・・・リ
ング部材、４・・・アウタスタンパ−押え、５・・・イ
ンナスタンパ−押え、６・・・突出しスリーブ、７・・
・突出しピン、８・・・スプルーブツシュ、９・・・ゲ
ートカットパンチ、１０・・・スタンパ−０ 特許　出　願　人　　ティーデイ−ケイ株式会社代理人
弁理士　　薬　師　　　稔 第３図　　　第５図 第４図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ディスク状情報媒体を成形するための固定側金型
   （１）と可動側金型（２）とを対向配備し、両金型（１
   ）（２）間に介在され、前記ディスク外周部を成形する
   リング部材（３）を嵌合するものからなるものであって
   、前記可動側金型（２）にスタンパー（１０）を定着す
   るためのアウタスタンパー押え（４）とインナスタンパ
   ー押え（５）とからなるスタンパー押えを備え、該イン
   ナスタンパー押え（５）の内側に成形品離型突出用のス
   リーブ（６）を配設し、該スリーブ（６）中にゲートカ
   ットパンチ（９）及びランナ突出しピン（７）を摺動自
   在に備えた成型装置において、前記突出しスリーブ（６
   ）は突出し側に大径拡張するテーパー部（６＿１）を備
   えていて、スリーブ径より拡大した突出し面（６＿２）
   を持っていることを特徴とした光ディスク等用成型装置
   。
2. （２）前記インナスタンパー押え（５）が、前記スリー
   ブ（６）のテーパー部（６＿１）を嵌合しうるテーパー
   状部凹部（５＿１）を備えているものである特許請求の
   範囲第１項記載の成型装置。
3. （３）前記スリーブ（６）が、その後退位置にあるとき
   前記突出し面（６＿２）を前記インナスタンパー押え（
   ５）の表面又はそれより突出された位置に配備されてい
   るものである特許請求の範囲第１項又は第２項記載の成
   型装置。