JPH01158802A - 可変遅延線装置 - Google Patents

可変遅延線装置

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JPH01158802A
JPH01158802A JP31714187A JP31714187A JPH01158802A JP H01158802 A JPH01158802 A JP H01158802A JP 31714187 A JP31714187 A JP 31714187A JP 31714187 A JP31714187 A JP 31714187A JP H01158802 A JPH01158802 A JP H01158802A
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一雄 亀谷
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須田 勍
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は可変遅延線装置に係り、特に1分布定数型の遅
延線素子を用いた可変遅延線装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来1分布定数型の遅延線素子を用いた可変遅延線装置
としては、内部に接地電極を埋設した棒状の誘電体ボビ
ンの外周に導線路を単層ソレノイ=3− ド状に形成した遅延線素子や1片面に接地電極を形成し
た誘電体板の対向面に折れ曲がり導線路を形成した遅延
線素子を用い、それら遅延線素子の導線路に固定接点を
直線状に形成し、それら固定接点上を切り換え接触しな
がら可動接点ばねをスライド可能に配置し、その可動接
点ばねに信号を印加したりその可動接点ばねから出力す
る構成が知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような可変遅延線装置は。
可動接点ばねを直線的にスライドさせて遅延時間を切り
換える構成であるから、遅延時間の切り換え数が多くな
ると、可動接点ばねのスライド量が長くなり、全体形状
の小型化に限界が生じている。
また、外部回路と可動接点ばね間の線路長が各固定接点
毎に異なるから、可動接点ばねをスライドさせて遅延時
間を切り換えると、その線路のインダクタンスが変わっ
て遅延特性が一定となり難くなる心配がある。
本発明はこのような状況の下になされたもので=4− ある。
本発明の第1の目的は超小型の可変遅延線装置を提供す
るものである。
本発明の第2の目的は遅延時間の可変範囲において遅延
特性の安定した可変遅延線装置の提供にある。
本発明の第3の目的は製造組立が簡単な可変遅延線装置
の提供にある。
本発明の第4の目的は機械的な可変範囲が正確かつ安定
した可変遅延線装置の提供にある。
〔問題点を解決するための手段〕
このような問題点を解決して上述した目的を達成するた
めに本発明は、第1図〜第4図に示すように、誘電体か
らなる基板17に円弧状の導線路29を形成し、この基
板17を挟んでその導線路29と対向するように接地電
極13をその基板17に形成し、その基板17の片面側
でその導線路29の一部を固定接点33として円弧状に
配列して遅延線素子1を形成し、この遅延線素子1のそ
の固定接点33側に僅かの間隔を置いて導電板76一 を並行に配置し、その遅延線素子1と導電板7間におい
てその固定接点33の円弧中心部に相当する位置を回転
軸としてホルダー3をその導電板7に回転自在に支持さ
せ、それら固定接点33と導電板7の双方に弾性的に圧
接するとともに導電板7に圧接したままその固定接点3
3上をスライドする可動接点ばね5をそのホルダー3に
支持させた構成を有している。
〔作 用〕
このような手段を備えた本発明は、導電板7に支持され
たホルダー3を回転させると、ホルダー3に支持された
可動接点ばね5が円弧状に配列された固定接点33を円
弧状にスライドして固定接点33を選択するから導電板
7に印加されたパルス信号は、可動接点ばね5で選択さ
れた固定接点33から出力部間の距離に応じた遅延時間
を伴って切り換え出力される。
〔実 施 例〕
以下本発明の詳細な説明する。
第1図および第2図は本発明に係る可変遅延線装置の一
実施例を示す縦半断面図(第2図中U−U間断面、一部
全断面で示す)および横半断面図(第1図中V−V間断
面、一部平面で示す)である。
本発明の可変遅延線装置は、概略的には遅延線素子1と
、ホルダーと、このホルダー3に保持されて遅延線素子
1の遅延時間を切り換える可動接点ばね5と、そのホル
ダー3を支持するとともにその可動接点ばね5に当接し
てこの可動接点ばね5を外部回路と接続する導電板7と
、ホルダー3を回転させる回転体9とを具備して構成さ
れており、実際にはこれらがケース11内に収納され商
品化されている。
遅延線素子1は、第3図および第4図に示すように、環
状の接地電極13を挟んで2枚の誘電体板15a、15
bを接合した基板17と、この基板17の上側に形成さ
れた上部導線路19と下側に形成された下部導線路21
をスルーホール23゜25.27にて直列接続したトロ
イダル状の導線路29とを有した構成となっている。
すなわち、基板17は、誘電体板15a、15bを接合
して一体化するとともに環状の接地電極13を埋設した
正方形になっており、その基板17の中央部には接地端
子取付用スルーホール31が貫通形成されている。もっ
とも、接地電極13は環状に限定されるものではない。
なお、第4図中の断面部分は第3図中における接地端子
取付用スルーホール31と符号Yを結ぶ線上の断面であ
り、第1図中の断面部分はそのスルーホール31と符号
Y′を結ぶ線上の断面である。
基板17の上面には、接地端子取付用スルーホール31
近傍から接地電極13を横切るように放射状に延びる上
部導線路19が複数円弧状に併列配列゛されており、各
上部導線路19の両端には下部導線路21と接続するス
ルーホール23,25゜27が貫通形成されている。
スルーホール23は接地電極13の外側に形成され、ス
ルーホール25.27はその内側に位置している。各上
部導線路19の外側先端部を通るスルーホール23は全
て同一円弧上に配置されるように基板17に形成されて
いるが、各上部導線路19の内側先端部を通るスルーホ
ール25.27は、隣合う上部導線路19毎に交互に直
径D2の円弧上と直径D1の円弧上に位置するように分
散形成されている。
スルーホール23と25間、スルーホール23と27間
において各上部導線路19の中央部は各々隣合う上部導
線路19方向に互いに突出して幅広になって固定接点3
3となっている。
基板17の下面には、−の上部導線路19における内側
のスルーホール25もしくは27とこれに隣合う上部導
線路19における外側のスルーホール23を連結するよ
うな下部導線路21が、接地電極13を横切るように併
列的に形成されており、上部導線路19と同じ円弧状に
配列されている。
そのため、上部導線路19および下部導線路21が単位
導線路としてスルーホール23,25゜27によって直
列接続されてトロイダル状にスペ−ス巻きされた導線路
29を形成し、誘電体板15a、15bを介して接地電
極13と導線路29間で分布容量が生じ2分布定数型の
遅延線素子1が円弧状に形成されている。
円弧状に配列された上部導線路19のうち、導線路29
の両端に位置する上部導線路19のうちの一方19aは
、基板17の一端部まで導出されて出力端子取付用スル
ーホール35を介して基板17の下面に導出されている
また、他方の上部導線路19bは内側のスルーホール2
5を介して基板17の下面に形成された高電位側の取付
電極37aに接続されている。
基板17の下面において、iia上部導線路19a。
19bの間に相当する部分は上部導線路1や側下部導線
路21が形成されないスペース39となっており、この
スペース39には低電位側の取付電極37bが形成され
、この取付電極37bを通るようなスルーホール41が
基板17に貫通形成されている。
第3図中の接地端子取付用スルーホール31と符号Y”
を結ぶ線上において、基板17の誘電体板15a、15
bの接合部には、接地電極13の一部が接地電極接続導
体42として、第1図に示すように、スルーホール41
から中央部の接地端子取付用スルーホール31にまで延
びて連結されている。度付電極37a、37b間には内
部終端抵抗43が半田付は接続されて導線路29が終端
されている。
基板17の四辺の一辺にあって上面側のスペース39付
近には、導電板取付電極45が形成されている。この導
電板取付電極45を頂点とする三角形の残りの角部に相
当するような基板17の角部には各々導電板取付電極4
7.49が形成され。
一方の導電板取付電極47には入力端子取付用スルーホ
ール5Iが形成されている。
このように導線路29を有する基板17は、従来公知の
三層プリント基板と同様な製造プロセスによって製造可
能である。
例えば1両面に導体層を有する誘電体板15aの片面導
体をエツチング加工して円弧状の接地型極13を形成し
た後5片面に導体層を形成した別の誘電体板15bを誘
電体板の上に接合して接地電極13を間に挟んだ両面基
板を形成し、この両面基板にスルーホール用の貫通孔を
形成し、その貫通孔の内壁に銅メツキを施して両面側の
導体を接続するスルーホール23.25,27,3L3
5.41.51を形成した後1両面導体をエツチング等
で上部導線路19.下部導線路21.取付電極37a、
37b、導電板取付電極45,47.49を形成すれば
よい。なお、プリント基板は三層に限定されない。
なお、このように多層プリント基板を用いて遅延線素子
11を形成する場合には、接地電極13を任意の形状1
例えば隣合うスルーホール23の間から導線路29の外
側へ接地電極13を延ばして、電子機器の回路基板の接
地電極と連結体を形成するように構成することも簡単で
ある。
基板17と略同形状の正方形の導電板7は、第5図のよ
うに中心孔53を有し、四辺のうちの一辺中央部に一対
の狭い間隔の切込みを入れて形成した小片を下方にL字
型に折り曲げて脚部55を有している。また1脚部55
から遠い方の角にも切込みを入れて小片を形成し、この
小片を各々L字型に下方に折り曲げて脚部57.59を
有している。
これら脚部55.57.59は、基板17に形成された
導電板取付電極45,47.49と揃う位置に形成され
ており、導電板取付電極45,47.49上に脚部55
,57.59を重ねて半田付は接続することにより、導
電板7が第1図のように基板17に狭い間隔で並行に固
定されている。
回転体9は絶縁性材料を円筒状に成形してなり。
その外側中央に中心孔53より大径のフランジ61を有
するとともに、フランジ61から下側には一対の嵌合凸
部63を対角位置に有している。なお、符号65は回転
体9の上端面に形成したドライバー溝である。
この回転体9は、フランジ61から下を導電板7の中心
孔53に通してリング状の絶縁性ホルダー3の中空部内
に嵌め、導電板7が回転体9とホルダ−3に挟まれた状
態となっており、ホルダー3が導電板7に支持されてい
る。ホルダー3の中空部に臨む内側にも嵌合凹部67が
形成されて回転体9の嵌合凸部63と嵌合され9回転体
9の回転に伴ってホルダー3が一体的に回転されるよう
になっている。
ホルダー3の外周からは、途中を連結した箱型の枠部6
9が一体に突出形成されており、枠部69内には略逆W
型に湾曲形成された弾力性の良好な可動接点ばね5が、
その中央山部5aを下側遅延線素子1に向けて収納され
ている。すなわち。
枠部69が可動接点ばね5の支持部となっている。
枠部69の先端は遅延線素子1の固定接点33より外側
へ突出され、収納された可動接点ばね5が固定接点33
に当接する位置、すなわち回転体9の回転軸から固定接
点33上にまで偏心した位置に配置されている。
従って、基板17に導電板7を固定した状態では、可動
接点ばね5が導線路2pの固定接点33に弾力的に当接
するとともに、可動接点ばね5の両端山部5bが導電板
7に弾力的に当接した状態となり1回転体9を回転させ
ることによって可動接点ばね5が各固定接点33上を円
弧状にスライドして入力端子取付用スルーホール51が
任意の固定接点33に選択的に接続される。
なお、導線路29の隣合う固定接点33間の間隔を適当
に設定すれば、可動接点ばね5の中央山部5aが隣合う
固定接点33間にある場合に、隣合う固定接点33両方
に接触して複接触状態となり、−の固定接点33上にあ
るときには単接触状態となり1回転体9を回転させるこ
とによって複接触と単接触を交互に選択できる。
基板17に形成された接地端子取付用スルーホール31
.入力端子取付用スルーホール51および出力端子取付
用スルーホール35には、第1図に示すように、接地端
子75.各々入力端子71゜出力端子73(第1図中見
えない)が挿入されて半田付は接続されている。なお、
基板17から突出した接地端子75.各々入力端子71
.出力端子73は水平部を経てクランク状に折れ曲がっ
て垂下している。
そして、入力端子71.出力端子73.接地端子75を
半割状のケース部材11aの底部を挿通させるとともに
、ケース部材11a上にケース部材11bを被せて可変
遅延線装置が収納されており、それらケース部材11a
、llbが一体化されてケース11となっている。
基板17の下部には下部導線路21や内部終端抵抗43
が配置されているので、それらを保護しかつ接地端子7
5の水平部と下部導線路21との間隔を一定に保つため
に、基板17の下側には絶縁性のスペーサ77を介在さ
せる方が好ましい。
このスペーサ77は、内部終端抵抗43や各端子71.
73.75の配置に支障がないように切込み等が形成さ
れている。
また、符号79は回転体9のフランジ61から上側に配
置された環状のバッキングであり1回転なお、各入出力
端子71,73.接地端子75等は当初リードフレーム
等で一体的に形成し、基板17の各スルーホール31,
51.35に挿入半田付けして固定した後、リードフレ
ームから切断分離して製造すると簡単である。
第6図は本発明の可変遅延線装置に係る等価回路図であ
る。
このような可変遅延線装置は、入力端子71にパルス信
号を入力すると、導電板7を介して可動接点ばね5から
導線路29の固定接点33に信号が入力され、可動接点
ばね5で選択された固定接点33から出力端子73間の
距離に応じた遅延時間を伴って信号が出力される。
そして1回転体9を回転することによって可動接点ばね
5が固定接点33を選択するから、任意の遅延時間を切
り換えできる。
、このように構成された本発明は、固定接点33が円弧
状に配列され1回転中心軸から偏心した位置に配置され
た可動接点ばね5が円弧状にスライドし、直線的に可動
接点ばね5をスライドする構成に比べて超小型に構成す
ることが可能となる。
例えば1本発明者らの実験によれば、遅延時間をO〜I
nsで変化させる出力パルス信号の立ち上がり時間が2
50pSの超高速性を有する可変遅延線装置について、
ケース11における平面方向の一辺寸法を14,4mm
、ケース11から突出した端子部分71,73.75を
除く高さ方向の寸法を8mmの超小型に構成できた。
また、導電板7が正方形であってインダクタンスが小さ
く、可動接点ばね5がどの位置にあっても入力端子71
から可動接点ばね5までの距離が略同じでかつ極めて小
さいインダクタンス状態となり、遅延特性が良好かつ安
定で、超高速信号の歪を小さく抑えることができる。
さらに、上方から見て回転体9を反時計方向に廻しきる
と、ホルダー3の枠部69側面が導電板7の脚部55に
当接して止まって最小遅延時間が得られ1回転体9を時
計方向に廻しきると、ホルダー3の枠部69の他方の側
面が導電板7の脚部55に当接して止まり、最大遅延時
間が得られる。
すなわち1脚部55が枠部69の当接部となり2枠部6
9と脚部55によって回転体9の回転範囲の規制機構が
構成され1回転体9がエンドレスで回転するのを規制し
、最大遅延時間から最小遅延時間まで任意の遅延時間を
安定かつ確実に選択できる。
そして、可動接点ばね5と枠部69側面が接近している
から9回転範囲の決定要素の寸法的な算出が容易である
し、製品化した場合の各部品の寸法的ばらつきが少な(
なって回転範囲にずれが生じ難い。この点は回転範囲を
規制する脚部55の基板17への取付は位置についても
同様であり。
第3図に示すように、導電板取付電極45がスペース3
9に臨む固定接点33とも接近しているので、同様にば
らつきが少ない。
また、上部導線路19と下部導線路21を接続するスル
ーホール25.27が、各々直径の異なる2個の円弧上
に交互に配置されているので、上部導線路19および下
部導線路21の数を多くしても高密度に形成可能となる
利点がある。
この点、内側のスルーホール25.27を同一の円弧上
に配置するように構成すると、各スルーホール25.2
7の内径が極端に小さくなり、スルーホール用に孔内体
が形成困難となるうえ、孔内に導体メツキを形成し難く
なって上部導線路19と下部導線路21の接続不良が生
じる心配がある。
さらにまた、各上部導線路19の途中を突出させて固定
接点33を形成すると、固定接点33によって単接触と
複接触とを安定した状態で形成できる。
もっとも、導線路29の固定接点33では接地電極13
に対して静電容量が増加して他の部分よりも局部的に特
性インピーダンスが低下するが。
遅延線素子1の静電容量は全体の平均値で決定され、実
用上全く問題とならない。
また、所望の遅延特性を得るために幅の広い導線路29
を形成する場合には、上述した実施例のように導線路2
9の途中の幅を広げて固定接点33とする必要はなく、
導線路29の一部の幅を広げないで固定接点として機能
させればよい。
そして、基板17にあって導線路29の形成されていな
いスペース39に内部終端抵抗43を配置したから、内
部終端抵抗43が導線路29に最短距離で接続され、特
性が安定する利点がある。
第7図および第8図は本発明の他の実施例を示す図であ
る。
すなわち、上述した実施例における遅延線素子1は、基
板17にトロイダル状の導線路29を形成して構成され
ていたが1本発明はこれに限定されない。
例えば、第7図および第8図のように、−枚の誘電体板
からなる基板83の片面に矩形の折れ曲がり線路85か
らなる導線路87を円弧状に形成し、基板83の他面に
接地電極89を形成して遅延線素子81を構成すること
も可能である。
このような構成では、単層の両面プリント基板にて形成
可能であり、より製造が簡単で安価とな 。
る。
なお2本発明に係る可変遅延線装置では、基板17.8
3への導電板7の固定構造、ケース11の形状2回転体
9やホルダー3の形状、入力端子71、出力端子73.
接地端子75の形状等は上述した構成に限定されない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の可変遅延線装置は。
全体構成が超小型で2回転体を回転させて遅延時間を変
化させてもその可変範囲において安定した遅延特性が得
られるし、製造組立も簡単である。
【図面の簡単な説明】 第1図および第2図は本発明に係る可変遅延線装置の一
実施例を示す縦半断面図(第2図中のU−U間断面であ
り、一部全断面で示す)および横半断面図(第1図中の
■−■間半断面であり、−部平面で示す)、第3図およ
び第4図は第1図中の遅延線素子の平面図(一部破断し
て示す)および半断面図(第3図中のY−Y’間の半断
面)。 第5図は第1図の可変遅延線装置の要部分解斜視図、第
6図は第1図の可変遅延線装置の等価回路図、第7図お
よび第8図は本発明に用いる遅延線素子の他の例を示す
部分平面図および要部断面図である。 1.81・・・・・遅延線素子 3・・・・・・・・ホルダー 5・・・・・・・・可動接点ばね 7・・・・・・・・導電板 9・・・・・・・・回転体 11・・・・・・・・ケース 13.89・・・・・接地電極 15a、15b・・・誘電体板 17.83・・・・・基板 19・・・・・・・・単位導線路(上部導線路)21・
・・・・・・・単位導線路(下部導線路)23.25,
27,31,35,41.51・・・・スルーホール 29.85・・・・・導線路 33・・・・・・・・固定接点 39・・・・・・・・スペース 37a、37b・・・取付電極 43・・・・・・・・内部終端抵抗 45.47.49・・導電板取付電極 53・・・・・・・・中心孔 55.57.59・・脚部 63・・・・・・・・嵌合凸部 67・・・・・・・・嵌合凹部 69・・・・・・・・枠部 71・・・・・・・・入力端子 73・・・・・・・・出力端子 75・・・・・・・・接地端子 77・・・・・・・・スペーサ 特許出願人  エルメック株式会社

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)誘電体からなる基板と,この基板に円弧状に形成
    された導線路と,前記基板を挟んで前記導線路と対向す
    るように前記基板に形成された接地電極と,前記導線路
    の一部であって前記基板の片面側で円弧状に配列された
    複数の固定接点とを有する遅延線素子と, この遅延線素子の前記固定接点側に間隔を置いて並行に
    配置された導電板と, 前記遅延線素子と前記導電板間にあって前記固定接点の
    円弧中心部に相当する位置を回転軸として前記導電板に
    回転自在に支持されたホルダーと,前記固定接点に相当
    する位置において前記ホルダーに支持され,前記固定接
    点と前記導電板双方に弾性的に圧接されるとともに前記
    導電板に圧接したまま前記固定接点上をスライドする可
    動接点ばねと, を具備してなることを特徴とする可変遅延線装置。
  2. (2)前記遅延線素子が,接地電極を埋設した基板と,
    この基板の両対向面に各々併列的かつ両対向面側で同じ
    円弧状に形成された複数の単位導線路を,前記基板に形
    成されたスルーホールによって前記両対向面側交互に直
    列接続されてトロイダル状に形成された導線路と,を有
    する特許請求の範囲第1項記載の可変遅延線装置。
  3. (3)前記遅延線素子に形成された前記固定接点が,前
    記導線路の一部を円弧方向に突出して幅広に形成された
    ものである特許請求の範囲第2項記載の可変遅延線装置
  4. (4)前記可動接点ばねが前記ホルダーから突出した支
    持部に支持されるとともに,前記支持部に当接する当接
    部が,前記導電板にあって前記導線路の形成されていな
    い部分に相当する位置に前記遅延線素子に向けて突設さ
    れ,前記支持部および前記当接部にて前記可動接点ばね
    の回転範囲規制機構が構成されてなる特許請求の範囲第
    2項もしくは第3項記載の可変遅延線装置。
  5. (5)前記遅延線素子の一端が前記基板に固定された内
    部終端抵抗で終端されてなる特許請求の範囲第2項〜第
    4項のいずれか一項記載の可変遅延線装置。
  6. (6)前記内部終端抵抗が,前記基板にあって前記円弧
    状の導線路の両端部間に固定されてなる特許請求の範囲
    第5項記載の可変遅延線装置。
  7. (7)前記遅延線素子が,前記基板の片面に円弧状に形
    成された折れ曲がり導線路と,この折れ曲がり導線路と
    対向するように前記基板の他方の面に形成された接地電
    極とを有する特許請求の範囲第1項記載の可変遅延線装
    置。
  8. (8)前記遅延線素子に形成された前記固定接点が,前
    記導線路の一部を円弧方向に突出して幅広に形成された
    ものである特許請求の範囲第7項記載の可変遅延線装置
  9. (9)前記可動接点ばねが前記ホルダーから突出した支
    持部に支持されるとともに,前記支持部に当接する当接
    部が,前記導電板にあって前記導線路の形成されていな
    い部分に相当する位置に前記遅延線素子に向けて突設さ
    れ,前記支持部および前記当接部にて前記可動接点ばね
    の回転範囲規制機構が構成されてなる特許請求の範囲第
    7項もしくは第8項記載の可変遅延線装置。
  10. (10)前記遅延線素子の一端が前記基板に固定された
    内部終端抵抗で終端されてなる特許請求の範囲第7項〜
    第9項のいずれか一項記載の可変遅延線装置。
  11. (11)前記内部終端抵抗が,前記基板にあって前記円
    弧状の導線路の両端部間に固定されてなる特許請求の範
    囲第10項記載の可変遅延線装置。
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JPH0364102A (ja) * 1989-08-01 1991-03-19 Hamamatsu Photonics Kk 電気遅延素子
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