JPH01157936A - アルキレンアミン類の製造法 - Google Patents

アルキレンアミン類の製造法

Info

Publication number
JPH01157936A
JPH01157936A JP62314132A JP31413287A JPH01157936A JP H01157936 A JPH01157936 A JP H01157936A JP 62314132 A JP62314132 A JP 62314132A JP 31413287 A JP31413287 A JP 31413287A JP H01157936 A JPH01157936 A JP H01157936A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
niobium
ammonia
alkyleneamines
weight
amines
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62314132A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2508772B2 (ja
Inventor
Yasushi Hara
靖 原
Kazuhiko Sekizawa
関沢 和彦
Yukio Ito
雪夫 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tosoh Corp filed Critical Tosoh Corp
Priority to JP62314132A priority Critical patent/JP2508772B2/ja
Publication of JPH01157936A publication Critical patent/JPH01157936A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2508772B2 publication Critical patent/JP2508772B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はアルキレンアミン類の製造法、特にニオブ含有
物質を触媒として用いたアルキレンアミン類の製造法に
関する。
(従来の技術) アルキレンアミン類、特に工業的に重要なエチレンアミ
ン類の製造法として、二塩化エチレンをアンモニアと反
応させる方法がある。この製造法によると、とペラジン
及びピペラジン環含有の環状エチレンアミン類の生成量
が少ない、即ち非環状率が高くて工業的に好ましい品質
のエチレンアミン類が得られる。この製造法は広〈実施
されているが、副生成物として多量の食塩が生じ、分離
及び処理に費用がかかるという問題点を有する。
又、モノエタノールアミンを原料とし、水素と水素添加
触媒の存在下で、アンモニアを反応させるエチレンアミ
ン類の製造法も広〈実施されている。しかし、この方法
ではエチレンジアミンを効率よく製造することは可能で
あるが、ピベラジン環含有の品質的に好ましくない環状
エチレンアミン類が多く生成するために、高分子量のポ
リエチレンポリアミン類を製造することが困難である。
これらの方法に加えて、モノエタノールアミンを原料と
し、リン含有物質を触媒として用い、アンモニア及び/
又はエチレンアミンを反応させてエチレンアミン類を製
造する方法が提案されている。例えば特開昭51−14
7600号公報には触媒として、リン酸、亜リン酸を使
用する方法が記載されているが、これらの触媒は水を含
む反応液中に溶解するため、反応液からの特別な分離。
回収操作が必要となる。そこで、水を含む反応液に不要
な種々のリン酸塩、担持リン酸を触媒として用いるエチ
レンアミン類の製造法が提案されている。米国特許44
48997号にはリン酸アルミを、特開昭60−416
41号公報には、リン酸ランタン等のmb族金属のリン
酸塩を触媒として用いるエチレンアミン類の製造法がそ
れぞれ開示されており、更に特開昭59−150538
号公報には、二酸化チタン等に担持したリン酸を触媒と
して用いる方法が開示されている。しかし、これらのリ
ン酸塩、担持リン酸は遊離のリン酸に比べ極めて活性が
低い、また、これらのリン酸系触媒を使用しても、ピペ
ラジン環含有の品質的に好ましくない環状アミンを工業
的に十分に満足できる水準まで低下させることができな
い、ところで、活性の高いリン系触媒としてリン含有イ
オン交換樹脂があるが、この触媒は耐熱性が悪く、触媒
寿命に問題がある。
非リン系の触媒としては、シリカ、アルミナが特開昭5
5−38329号公報に記載されているが、これは著し
く活性が低い。
上記の方法以外に、ジェタノールアミンを原料として、
リン系の触媒を使用し、エチレンアミン類を製造する方
法が特開昭58−13″%5841号公報に記載されて
いる。しかし、これらの触媒では水を含む反応液中に溶
解するため、反応液からの特別な分離1回収操作が必要
となる。
(発明が解決しようとする問題点) 上述の様に、アルキレンアミン類の製造法に関しては、
多くの方法が開示されているが、これらの方法は、工業
的見地からは未だ不十分なものである。特にジアルカノ
ールアミン類を原料とするアルキレンアミン類を製造す
る方法において、高活性、高耐熱性を有し、反応液に難
溶の固体触媒を用いる、非環状率の高い、高品質のアル
キレンアミン類の製造法の開発が切望されている。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、アンモニア及び/又はアルキレンアミン
類とジアルカノールアミン類との反応による、原料のア
ンモニア及び/又はアルキレンアミン類よりアルキレン
鎖の増加したアルキレンアミン類の製造法を鋭意検討し
た結果、該反応において、ニオブ含有物質が触媒として
高い活性を有し、水を含む反応液に難溶な固体であり耐
熱性にも優れているという新規な事実を見出し、本発明
を完成させるに至った。すなわち本発明は、ニオブ含有
物質の存在下、アンモニア及び/又はアルキレンアミン
類をジアルカノールアミン類と反応させ、原料のアンモ
ニア及び/又はアルキレンアミン類よりアルキレン鎖の
増加したアルキレンアミン類を得ることを特徴とするア
ルキレンアミン類の製造法を提供するものである。
以下に、本発明を更に詳しく説明する。
本発明の方法において使用される触媒は、ニオブ含有物
質である。ニオブ含有物質とは、ニオブと他の元素とが
化学的に結合している物質であり、ニオブを含有する物
質であれば、特に制限はない。
具体的には、五酸化ニオブ、四酸化ニオブ、三酸化ニオ
ブ、二酸化ニオブ、−酸化ニオブ等のニオブ酸化物類、
ニオブ酸リチウム、ニオブ酸ナトリウム、ニオブ酸カリ
ウム、ニオブ酸マグネシウム。
ニオブ酸アルミニウム、ニオブ酸カルシウム、ニオブ酸
マンガン、ニオブ酸鉄、ニオブ酸イツトリウム等のニオ
ブ酸塩類、フルオロニオブ酸ナトリウム、フルオロニオ
ブ酸カリウム等のフルオロニオブ酸塩間、五弗化ニオブ
1.三弗化ニオブ等のニオブ弗化物類、五塩化ニオブ、
四塩化ニオブ、三塩化ニオブ等のニオブ塩化物類、五臭
化ニオブ。
四臭化ニオブ、三臭化ニオブ等のニオブ臭化物類、五ヨ
ウ化ニオブ、四ヨウ化ニオブ、三ヨウ化ニオブ等のニオ
ブヨウ化物類、オキシ弗化ニオブ、オキシ塩化ニオブ、
オキシ臭化ニオブ、オキシヨウ化ニオブ等のオキシハロ
ゲン化物類、ニオブメトキシド、ニオブエトキシド等の
ニオブアルコキシド類、シュウ酸ニオブ等のニオブの有
機酸塩類等を挙げることができる。本発明の方法におけ
る触媒としては、五個のニオブと他の元素とが化学的に
結合している物質が好ましく、ニオブ酸化物類、又はニ
オブ酸塩類が更に好ましい。
本発明の方法においては、五個のニオブ酸化物の形態に
特に制限はなく、含水物を用いても無水物を用いても、
−向に差支えない。含水状態の五酸化ニオブはニオブ酸
とも呼ばれ、一般にN b  O・x H20(0< 
x≦5)と表される。
x=5の場合には水酸化ニオブとも呼ばれる。五個のニ
オブ酸塩類には、オルトニオブ酸塩類、メタニオブ酸塩
類が有り、いずれを触媒として用いても一向に差支えな
いが、より難溶なメタニオブ酸塩類を用いる方が好まし
い。本発明の方法においては、五個のニオブ酸化物ある
いは五個のニオブ酸塩類は、単品あるいはこれらの混合
物として用いても良い。また、五個のニオブ酸化物類、
又は五個のニオブ酸塩類は、これら単独で触媒として用
いても、あるいは他の元素の酸化物との複合酸化物とし
て用いても良い。複合酸化物触媒には、例えばシリカ、
アルミナ、チタニア、ジルコニア等と五酸化ニオブとの
複合酸化物がある。
本発明の方法においてはニオブ含有物質の調製法は特に
限定されない。五酸化ニオブの場合を例示すると、 1)ニオブ酸塩類、フルオロニオブ酸塩類、ニオブハロ
ゲン化物類、ニオブアルコキシド類を加水分解する方法
、 2)ニオブアルコキシド類あるいは、ニオブの有81酸
塩類を熱分解する方法、 3)天然産の鉱石を、弗酸で溶解後、抽出する方法 等種々の方法があるが、どの方法を用いても一向に差支
えない。
本発明においては、触媒の形状に特に制限はなく、反応
形式に応じて粉末のまま、あるいは成型して用いられる
0例えば懸濁床では粉末、顆粒状で用いられ、固定床で
はペレット状、ビーズ状に成型して用いられる。
触媒の成型方法としては、例えば押出し成型法。
打錠成型法あるいは顆粒成型法があり、成型する際には
シリカ、アルミナ、シリカ−アルミナ、粘土等を粘結剤
として加えても良い。
又、触媒の表面積を大きくするため、ニオブ含有物質を
シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、多孔質バイ
コールガラス等の担体に担持しても良い。
触媒は焼成して用いても、焼成せずに用いても良い。五
酸化ニオブの場合を例示すると、焼成をする場合、焼成
温度は500°C以下が好ましい。
500°Cを超える温度で焼成すると表面積が小さくな
り、触媒活性が低下する。
本発明の方法におけるニオブ含有物質の触媒使用量は、
反応を工業的に有意な反応速度で進行せしめるのに必要
な量であれば良い。
本発明の方法において使用される原料はアンモニア、ア
ルキレンアミン類、ジアルカノールアミン類である。
本発明の方法において使用されるアンモニア又はアルキ
レンアミン類とは式(I) [但し、式中a = 2〜6、r=0〜6、R1は水素
又は炭素数1〜4のアルキル基、R2は式(1)%式%
(1) (但し、式中b=1〜6、d=o、1、S=O〜4)で
表される基をそれぞれ示す]で表される化合物、又は式
(If)、 [但し、式中e=2〜6、f=2〜6、R3゜R4は式
(2)、 −[(CH2)7 NH3,−H(2)(但し、式中Q
=2〜6.1=a〜5)で表される基をそれぞれ示す]
で表される化合物である。
式(1)、又は式(I[)で表されるどちらの化合物を
用いても良いが、好ましくは、式(I)で表されるアン
モニア又はアルキレンアミン類が用いられる0式(I)
で表されるアルキレンアミン類を用いると、非環状率の
高い、高品質のアルキレンアミン類が生成する0式(I
)で表されるアンモニア及びアルキレンアミン類とは、
具体的には、アンモニア、エチレンジアミン、ジエチレ
ントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレ
ンペンタミン、ペンタエチレンへキサミン、ヘキサエチ
レンへブタミン等のエチレンアミン類、プロピレンジア
ミン、ジプロピレントリアミン等のプロピレンアミン類
、ブチレンジアミン、ジエチレントリアミン等のブチレ
ンアミン類、ヘキサメチレンジアミン等のアルキレンア
ミン類及びこれらのアルキル化体、即ち、N−メチルエ
チレンジアミン、N−エチルエチレンジアミン等である
その中でも、本発明の方法において使用される原料とし
ては、エチレンジアミンやジエチレントリアミン等のエ
チレンアミン類が好ましい。
本発明の方法において使用されるアンモニア。
アルキレンアミン類は、一種類でも二種類以上を混合し
たもので一向に差支えない。
本発明の方法において使用されるジアルカノールアミン
類とは二個の水酸基とアミノ基を有する化合物である。
好ましくは、式(III)、(但し、式中h=2〜6、
u = O〜5、R5は水素又は炭素数1〜4のアルキ
ル基、R6は、式%式%(3) (但し、式中i=2〜6、v=0〜4)で表わされる基
をそれぞれ示す]で表わされる化合物である。
式(I[)で表わされるジアルカノールアミン類とは、
具体的には、ジェタノールアミン。
N、N′−ビス(2−ヒドロキシエチル)エチレンジア
ミン等のりエタノールアミン類、ジブロバ・ノールアミ
ン、N、N’−ビス(2−しドロキシプロピル)プロピ
レンジアミン、N、N’−ビス(3−ヒドロキシプロピ
ル)−1,3−プロパンジアミン等のジブロバノールア
ミン類などが挙げられる。本発明の方法において使用さ
れる原料としては、ジェタノールアミン類がアミン価が
高いアルキレンアミン類を製造できるため好ましい。
本発明の方法において使用されるジアルカノールアミン
類は、一種類でも二種類以上を混合したものでも一向に
差支えない。
本発明の方法において反応に供給される原料の組合わせ
には、 1) アンモニアとジアルカノールアミン類、2)アル
キレンアミン類とジアルカノールアミン類、 3) アンモニア及びアルキレンアミン類とジアルカノ
ールアミン類、 の三つの場合があり、いずれの組合わせで反応を実施し
てもよい。好ましい原料の組合わせは、1)アンモニア
と式(III)で表わされるジアルカノールアミン類、 2)アンモニア以外の、式(I)で表わされるアルキレ
ンアミン類と式(DI)で表わされるジアルカノールア
ミン類、 3)式(I)で表わされるアンモニア及びアルキレンア
ミン類と式(III)で表わされるジアルカノールアミ
ン類、 である、更に好ましい原料の組合わせは、1)アンモニ
アとジェタノールアミン類、2)エチレンアミン類とジ
ェタノールアミン類、3)アンモニア及びエチレンアミ
ン類とジェタノールアミン類 である。
本発明の方法において供給される原料の好ましいモル比
は、 1)アンモニアとジアルカノールアミン類とを原料とし
て用いる場合、アンモニア/ジアルカノールアミン類の
モル比が2〜30. 2)アルキレンアミン類とジアルカノールアミン類を原
料として用いる場合、アルキレンアミン順/ジアルカノ
ールアミン類のモル比が0.5〜10. 3)アンモニア及びアルキレンアミン類とジアルカノー
ルアミン類を原料として用いる場合、(アンモニア+ア
ルキレンアミン類)/ジアルカノールアミン類のモル比
が0.5〜30である。
いずれの場合も、原料のモル比によって、生成するアル
キレンアミン類の品質が変動する。このモル比が上記範
囲より小さいと、ピペラジン環含有アミン類が多く生成
し、好ましくない品質のアルキレンアミン類が生成する
。このモル比か上記範囲より大きいと反応速度が低下し
、そして圧力が極めて高くなり実用的ではない。
本発明の方法においては、生成するアルキレンアミン類
は、原料の種類により異なる。アンモニア及び/又はア
ルキレンアミン類にジアルカノールアミン類を反応させ
た場合、生成するアルキレンアミン類は、原料のアンモ
ニア、アルキレンアミン類よりアルキレン鎖が増加した
ものである。
即ち、式(I)で表わされるアンモニア及び/又はアル
キレンアミン類に、式(I[[)で表わされるジアルカ
ノールアミン類を反応させた場合、生成するアルキレン
アミン類は、式NV)、[但し、式中j=2〜6、w=
2〜8、R7は水素又は炭素数1〜4のアルキル基、R
8は式(4)%式%(4) (但し、式中に=1〜6、N=0.1、x=0〜6)で
表わされる基をそれぞれ示す]で表わされる化合物であ
り、式(■)、式(4)で表わされる生成するアルキレ
ンアミン類のW及び/又はXは、式(■)、式(1)で
表わされる原料のアンモニア、又はアルキレンアミン類
のr及び/又はSよりも、少なくとも2以上増加したも
のである。
具体的には、アンモニアにジェタノールアミン類を反応
させると、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミン、テトラエチレンペンタミン。
ペンタエチレンへキサミン等の非環状のポリエチレンポ
リアミン類が主に生成し、エチレンジアミンにジェタノ
ールアミンを反応させると、テトラエチレンペンタミン
等の非環状のポリエチレンポリアミン類が生成し、アン
モニア、エチレンジアミンにエチレングリコールを反応
させると、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミン等の非環状のポリエチレンポリアミン類が生成する
本発明の方法においては、反応は通常200〜400°
C好ましくは240〜350℃の温度範囲で実施される
。200°C未満の温度では反応速度が著しく低下し、
又400°Cを超えると生成物のアルキレンアミン類の
分解が起こり実用的ではない。
本発明の方法においては、反応は気相で行っても液相で
行っても良いが、高品質のアルキレンアミン類を製造す
るためには液相で行う方が好ましい。
本発明の方法においては、反応は!V濁床による回分、
半回分、連続式でも、また固定床流通式でも実施できる
が、工業的には固定床流通式が操作。
装置、経済性の面から有利である。
本発明の方法においては、反応の圧力は、気相反応か液
相反応か、またアンモニアを使用するかしないかにより
大きく変動するため、範囲を限定することは困錐である
が、アンモニアを添加しない液相反応の場合、およそ1
〜300kg/aINGである。
本発明の方法においては、触媒は通常の方法で、反応液
から分離1回収され、その後原料は蒸留によって分離1
回収される0分離9回収された原料は、必要に応じて再
び反応帯域へ循環される。反応生成物組成を変動させる
ため、反応生成物の一部を反応帯域へ循環しても良い。
原料、生成物の分離は通常、蒸留によってなされるが、
蒸留は連続式で行ってもバッチ式で行っても一部に差支
えない。
反応生成物の純度2色調を改善するため、反応生成物を
活性炭、水素化ホウ素ナトリウム等で処理しても良い。
水素存在下で反応を行うことにより反応生成物の色調、
臭気等を改善しても良い。
水酸基含有アミンのような品質上好ましくないアミン類
の生成を減少させるため、あるいは反応速度を上げるた
めに反応帯域から生成水を除去しても良いし、また触媒
寿命を延ばし、アンモニア。
アルキレンアミン類の取扱いを容易にするため水を加え
て反応させても良い。
アルキレンアミン類への中間生成物である非環状の水酸
基含有アミンは、反応系中にリサイクルすることによっ
て、高品質のアルキレンアミン類に転化することが可能
である。この場合、アルキレンアミン類と分離可能な水
酸基含有アミン、例えばN−(2−アミノエチル)エタ
ノールアミン等は、分離した後、リサイクルすることが
可能であるし、分離不可能な水酸基含有アミンは、混合
物のままリサイクルすることにより、高品質のアルキレ
ンアミン類に転化することができる。
(発明の効果) 本発明は、活性が高く、反応液に侵されず、耐熱性の優
れたニオブ含有物質を触媒として用い、ジアルカノール
アミン類から好ましい品質のアルキレンアミン類を高収
率で製造する方法を提案するものであり、工業的に極め
て有意義である。
(実施例) 以下、本発明を具体的に実施例にて説明するが、本発明
はこれらの実施例にのみ特に限定されるものではない。
得られた生成物のアルキレンアミン類及び原料となるア
ルキレンアミン類及びジアルカノールアミン類は以下の
ような記号で略記する。
EDA   エチレンジアミン MEA   モノエタノールアミン DBA   ジェタノールアミン PIP   ピペラジン ’AEP   N−(2−アミノエチル)ピペラジンD
 ETA  ジエチレントリアミン AEEA  N−(2−アミノエチル)エタノールアミ
ン TETA  トリエチレンテトラミン(直鎖状9分岐状
、環状異性体、水酸基含有異性体)TEPA  テトラ
エチレンペンタミン(直鎖状。
分岐状、環状異性体、水酸基含有異性 体) PEHA  ペンタエチレンへキサミン(直鎖状。
分岐状、環状異性体、水酸基含有異性 体) NHアンモニア 実施例1 200 mlの電磁撹拌式ステンレス製オートクレーブ
にEDA;48.Og、DEA;42.Og及び含水酸
化ニオブ(CBMM社製);1.Ogを入れ、窒素置換
した後、300℃に加熱した。
これを300℃で1時間維持した。冷却の後、反応液を
取出し、ガスクロマトグラフィーにて分析した。その結
果、DEAの転化率は39.5%であり、原料及び生成
水を除いた反応液の組成は、MEA;4.44重量%、
PIP;0.64重量%、DETA; 1.68重量%
、AREA;1.08重量%、AEP;3.40重量%
TETA、61.64重量%、TF、PA。
15.64重量%、PEHA;3.20重量%であった
。なお反応液中に酸化ニオブは検出されなかった。
実施例2 200 mlの電磁撹拌式ステンレス製オートクレーブ
にEDA;48.Ig、DEA;42.Og及び400
℃の乾燥空気中で2時間、含水酸化ニオブ(、CB M
 M社製)を焼成した触媒;3.Ogを入れ、窒素置換
した後、300℃に加熱した。
これを300℃で1時間維持した。冷却の後、反応液を
取出し、ガスクロマトグラフィーにて分析した。その結
果、DEAの転化率は85.1%であり、原料及び生成
水を除いた反応液の組成は、MEA、1.99重量%、
PIP;0.77重1%、DETA; 2.97重量%
、AEEA:0660重量%、AEP;7.97重量%
TETA、24.43重量%、TEPA。
22.88重量%、PEHA; 12.19重量%であ
った。なお、この時のTEPAの直頒比率(直g4/(
分岐÷直鎖+環状異性体+水酸基含有異性体)X100
Iは47.97%であった。
比較例 200m1の電磁撹拌式ステンレス製オートクレーブに
EDA;48.Og、DEA;42.Og及びチタニア
上にリン酸を7,0重量%担持させた触媒;3.Ogを
入れ、窒素置換の後、300°Cで1時間反応させた。
冷却の後、反応液を取出し、ガスクロマトグラフィーに
て分析した。その結果、DEAの転化率は81.4%で
あり、原料及び生成水を除いた反応液の組成は、MEA
 。
1.95重量%、PIP;0.41重量%。
DETA; 1.48重量%、AREA;0.62重量
%、AEP;7.46重量%、TETA。
22.77重量%、TEPA; 19.43重量%。
PEHA、17.63重量%であった。この時、TEP
Aの直鎖比率(直!/(分岐+直鎖+環状異性体士水酸
基含有異性体)X100)は41.11%であった。
実施例3 200m1の電磁撹拌式ステンレス製オートクレーブに
EDA; 32.Ig、DEA; 28.Og及び含水
酸化ニオブ(CBMM社製)を乾燥空気中、400°C
で2時間焼成した触媒;2.Ogを入れ、窒素置換の後
、NH3を27.3g加え、280°Cで2時間反応さ
せた。冷却の後、反応液を取出し、ガスクロマトグラフ
ィーにて分析した。
その結果、DEAの転化率は26.2%であり、原料及
び生成水を除いた反応液の組成は、MEA ;2.66
重量%、PIP;1.13重量%。
DETA;2.37重量%、AEEA;6.75重量%
、AEP;6.11重量%、TETA 。
59.19重量%、TEPA、16.66重量%。
PEHA;5.13重量%であった。この時、TBPA
の直鎖比率(直g4/(分岐+直鎖+環状異性体+水酸
基含有異性体)xlOO)は45.07%であった。
実施例4 200m1の電磁撹拌式ステンレス製オートクレーブに
EDA; 62.7g、DEA; 27.4g及び含水
酸化ニオブ(CBMM社製)を乾燥空気中、400℃で
2時間焼成した触媒;1.Ogを入れ、窒素置換の後、
300°Cで1時間反応させた。冷却の後、反応液を取
出し、ガスクロマトグラフィーにて分析した。その結果
、DEAの転化率は63,5%であり、原料及び生成水
を除いた反応液の組成は、MEA、1.96重量%。
PIP;0.42重量%、DETA、1.73重量%、
AREA; o、50重量%、AEP;4.26重量%
、TETA、60.81重量%。
TEPA;13.88重量%、PEHA;1.99重量
%であった。この時、TBPAの直鎖比率(直Q/(分
岐+直鎖+環状異性体+水酸基含有異性体)X100)
は57.75%であった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ニオブ含有物質の存在下、アンモニア及び/又は
    アルキレンアミン類をジアルカノールアミン類と反応さ
    せ、原料のアンモニア及び/又はアルキレンアミン類よ
    りアルキレン鎖の増加したアルキレンアミン類を得るこ
    とを特徴とするアルキレンアミン類の製造法。
  2. (2)ニオブ含有物質が酸化ニオブ又はニオブ酸塩であ
    る特許請求の範囲第1項記載の製造法。
  3. (3)アルキレンアミン類が、エチレンアミン類である
    特許請求の範囲第1項記載の製造法。
  4. (4)ジアルカノールアミン類が、ジエタノールアミン
    類である特許請求の範囲第1項記載の製造法。
JP62314132A 1987-12-14 1987-12-14 アルキレンアミン類の製造法 Expired - Lifetime JP2508772B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62314132A JP2508772B2 (ja) 1987-12-14 1987-12-14 アルキレンアミン類の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62314132A JP2508772B2 (ja) 1987-12-14 1987-12-14 アルキレンアミン類の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01157936A true JPH01157936A (ja) 1989-06-21
JP2508772B2 JP2508772B2 (ja) 1996-06-19

Family

ID=18049625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62314132A Expired - Lifetime JP2508772B2 (ja) 1987-12-14 1987-12-14 アルキレンアミン類の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2508772B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2590504B2 (ja) 1987-12-21 1997-03-12 東ソー株式会社 アルキレンアミン類を製造する方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2508772B2 (ja) 1996-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63225341A (ja) アルキレンアミン類の製造法
CA1068304A (en) Preparation of polyalkylene polyamines
US4578517A (en) Polyalkylene polyamines from alkanolamine and ammonia or amines using group IIIB metal acid phosphate catalysts
US4463193A (en) Production of noncyclic polyalkylene polyamines
EP0315189B1 (en) Process for producing an alkylenamine by using a mixing oxide catalyst.
US4584405A (en) Activated carbon catalysts and preparation of linear polyethylene polyamines therewith
GB2083021A (en) Preparation of polyalkylene polyamines
KR102596991B1 (ko) 고급 에틸렌 아민의 제조 방법
US4605770A (en) Noncyclic polyalkylene polyamines by the reaction of an alkanolamine compound and an alkyleneamine compound in the presence of a Group IIA or Group IIIB metal acid phosphate catalyst
JP2764968B2 (ja) アルキレンアミン類の製造法
JPS63307846A (ja) アルキレンアミン類の製造法
JPH01157936A (ja) アルキレンアミン類の製造法
JPH01153659A (ja) アルキレンアミン類の製造方法
EP0592052B1 (en) Phosphorus containing catalysts and process for the production of linear polyamines
JPH01132550A (ja) 気相反応によるアルキレンアミン類の製造法
JP2590504B2 (ja) アルキレンアミン類を製造する方法
JP2676847B2 (ja) アルキレンアミン類の製造方法
JPH022876A (ja) 複合酸化物触媒及びそれを用いたアルキレンアミン類の製造方法
JP2600734B2 (ja) アルキレンアミン類の製法
US5124485A (en) Catalysts and methods of separation thereof
JPH0687797A (ja) エチレンジアミンの製造法
JPH02157249A (ja) アルキレンアミン類の製造方法
JPH0665160A (ja) ポリエチレンポリアミンの製造方法
JPH0665161A (ja) ポリエチレンポリアミンの製造法