JPH0115747B2 - - Google Patents

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JPH0115747B2
JPH0115747B2 JP5837279A JP5837279A JPH0115747B2 JP H0115747 B2 JPH0115747 B2 JP H0115747B2 JP 5837279 A JP5837279 A JP 5837279A JP 5837279 A JP5837279 A JP 5837279A JP H0115747 B2 JPH0115747 B2 JP H0115747B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
valve
plate
pressure chamber
spring
Prior art date
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Expired
Application number
JP5837279A
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English (en)
Other versions
JPS55152971A (en
Inventor
Koji Takeshita
Takanori Matsuoka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP5837279A priority Critical patent/JPS55152971A/ja
Publication of JPS55152971A publication Critical patent/JPS55152971A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、空気などの圧縮性流体用リリーフ
弁、特に高速作動の空気シリンダのブレーキ側等
に用いられる圧縮性流体用リリーフ弁装置に関す
る。
例えば、第1図系統図に示すような高速空気シ
リンダにおいては、ロツド53には図示されてい
ないが慣性の大きい負荷が付けられており、ま
ず、高速空気シリンダ51に連結された弁58,
58′を閉じたまゝ弁57を開き、予めチヤンバ
56に加圧空気を貯えたのち弁57を閉じ、次に
弁60,60′は閉のまゝで弁58を開き、チヤ
ンバ56内の加圧空気を高速空気シリンダ51の
左側圧力室50に送ると、これによつてピストン
52は右方に移動し、ピストン52の右側圧力室
50′の空気を封じ込めて圧縮し、これによつて
生ずる圧力により、ピストン52にブレーキが
かゝるようになつており、このブレーキ力の大き
さは、リリーフ弁59′の設定圧力を加減するこ
とによつて決められる。
このような高速空気シリンダのブレーキ側に用
いられるリリーフ弁59′では、第2図縦断面図
に示すように、圧力口18の流体の圧力が高くな
ると、この圧力流体は絞り14、導圧孔15を経
てパイロツト弁7をバネ9に抗して左動するの
で、圧力室Xの圧力流体が、矢印で示すように、
導圧孔15、逃し弁16,17を通つて、排気孔
19へ流出する。
その際、圧力口18より圧力室X中へ流入する
圧力流体は絞り14で絞られるため、圧力室Xの
圧力が低下するので、ピストン6の下面に作用す
る圧力口18の圧力流体が勝り、ピストン6はバ
ネ4に抗して上動することにより、主弁1が開き
圧力口18の流体は直線に排気孔19へ流出する
こととなる。
次に、圧力室18の圧力が低くなると、パイロ
ツト弁7に作用するバネ9の力が勝り、パイロツ
ト弁7は右動して閉じるので、圧力室Xの圧力は
圧力口18の圧力と等しくなり、主弁1はバネ4
の力により下動して閉じられる。
また、圧力口18の圧力が急激に上昇したとき
は、圧力室Xに圧力が伝わる前にピストン6の下
面にこの圧力が作用するので、ピストン6が上動
し、主弁1は開き、圧力口18の高圧流体を直接
排気孔19よりリリーフするようになつている。
このようなリリーフ弁は、通常は問題なくリリ
ーフ弁としての目的を達することができるのであ
るが、圧力口18に非常に急激な圧力上昇が作用
するときには下記のような問題がある。
すなわち、このような場合は、さきに述べたよ
うに、主弁1はパイロツト弁7の開弁を待たずに
開くのであるが、主弁1の質量が大きいために開
弁に時間がかゝり、その結果、瞬間的に圧力口1
8の圧力Pが高くなり、特に圧力が数気圧の空気
等ガス体の場合0.05〜0.1秒間に流量を零から最
大流量と増加すると、第3図に示すように、圧力
口18の圧力Pは設定圧力P0の1.5〜2倍にも達
するので、高速でしかも設定圧力で開くリリーフ
する弁としての機能が行なわれないことになる。
なお、衝撃的な圧力の発生を防止する手段として
は、第1図の点線で示すように、リリーフ弁5
9,59′の上流側にアキユムレータ61,6
1′入れることが一応は、考えられるが、こゝに、
大きな容積を持つたものを入れると、空気シリン
ダのブレーキ効果が損なわれると同時に、高速空
気シリンダの高速作動特性も悪くなるという欠点
がある。
本発明はこのような事情に鑑みて提案されたも
ので、圧力源の圧力が急上昇した場合でも迅速に
作動することにより圧力口の圧力上昇を極小に止
めることのできる圧縮性流体用リリーフ弁装置を
提供することを目的とし、弁本体に穿設されその
上流側の容積を比較的小さくした流体通路を開閉
する板状弁部材と、上記板状弁部材を弁シートに
押し付けるための比較的小さなバネ定数を有する
バネと、上記板状弁部材の下流側に設けられ比較
的大きな容積を有する圧力室と、上記圧力室に付
設された圧力逃し弁とを具え、上記板状弁部材作
用時には上記圧力室の圧力が板状弁作用設定圧力
とほゞ同一になつていることを特徴とする。
本発明の一実施例を図面について説明すると、
第4図はその縦断面図、第5図は第4図の−
に沿つた横断面図、第6図は第4図の圧力−時間
の関係を示す線図である。
まず第4図及び第5図において、101はフラ
ンジ状の環状弁板、102は環状弁板101が当
接することにより閉弁する弁シート、103は弁
本体、104は環状弁板101を弁シート102
に当接するための複数のバネ、105は上面がナ
ツト106により弁本体103の中央突設部11
4に螺着され下面でバネ104を圧縮する椀状バ
ネ押え、107は上端に排出口109を開口する
とゝもに下部開口端フランジがボルト111によ
りOリング108を介して弁本体103に螺着さ
れ内部に圧力室Yを形成する吊鐘状チヤンバー本
体、112はチヤンバー本体107の排出口10
9に接続された慣用のリリーフ弁、113は圧力
口110に連通し弁本体103の中央突起部11
4を囲繞して同一円上に等ピツチで開口する複数
の流体通路である。
第4図のリリーフ弁装置において、圧力口11
0に連通された圧力源の圧力が急激に上昇したと
きは、この圧力は複数の流体通路113を経て環
状弁板101の下面に作用する。
環状弁板101の上面には設定圧力よりバネ力
と流体通路の圧力損失だけ僅かに低い所定の圧力
が作用しているので、この圧力とバネ104の力
の和より下面に作用する圧力源の圧力が勝ると、
環状弁板101はバネ104に抗して上動し、圧
力源の流体が、矢印で示すように、圧力室Yに流
入する。
ところで、環状弁板101の質量をm、バネ1
04のバネ常数をkとすると、環状弁板101の
固有振動数fcは、(1)式で表わされる。
環状弁板101はフランジ状の薄板構造である
からその質量mは十分小にすることができるの
で、比較的小さなバネ104でも固有振動数fcを
相当高い値に選ぶことができることが(1)式より判
る。
このことは、環状弁板101を開弁するに要す
る時間を小とすることすなわち、環状弁板101
の急速開弁を可能とすることを意味する。なぜな
らば、弁板の開弁に要する時間はその自然振動周
期の1/4であり、従つて固有振動数に反比例して
増減するからである。
バネ104の取付時の力は比較的大なる固有振
動数fcの値を満足させる範囲内でできるだけ小に
することがよく、弁シート102の面圧を0.1〜
0.2Kg/cm2程度にすることが実際的である。
このようにして、環状弁板101が軽量であ
り、バネ104の力が環状弁板101を弁シート
102に軽く当接する程度の小さなものとするこ
とにより、、環状弁板101の慣性力は十分小と
なり、迅速に開くことができる。
環状弁板101を通つた流体は十分な容積を有
する圧力室Yに流入する。この圧力室Y内の流体
の圧力P、容積V、流入する流量Gとの間には、
気体の特性として、次の関係が成立する。
dp/dt−R・T・G/V ……(2) たゞし、tは時間、Rはガス常数、Tは温度で
ある。
上式より容積Vが大であると、一定の流量Gに
対して圧力室Yの圧力上昇速度dp/dtは小になるこ とが判る。
(1)式は近似的に下記のように表わすことができ
る。
△p=R・T・G/V・△t ……(3) これは、△pを許容される圧力上昇の上限まで
の差圧、△tをリリーフ弁112の作動時間と考
えることができることを示す。
したがつて、(3)式より、流量Gとリリーフ弁1
12の応答速度△tとに応じて圧力室Yの容積V
を適宜選定することにより、急激に変化する圧力
源から流体をリリーフし圧力上昇△pを小とし、
過大な圧力上昇を防止することができることが判
る。
その結果、第4図に示すリリーフ弁では、第6
図に示すように、(3)式で示すリリーフ弁112が
作用するまでの△t秒間は圧力が僅か△pだけ上
昇するが、その後はリリーフ弁112の作用によ
り、流体が圧力室Yより逃がされ一定値p0に保た
れる。
圧力源の圧力が設定値より低いときは、環状弁
板101が弁シート102に圧接されるため、圧
力源から圧力室Yへ、またその逆方向へ流体は流
れることはない。
以上述べたように、圧力源に急激な流量の変化
があり、圧力が急激に上昇しようとするとき、環
状弁板101及びこれを押すバネ104は慣性が
小さく迅速に開くことができ、また環状弁板10
1を流過する流体は一旦十分な容積Vの圧力室Y
に流入するので、急激な圧力変化が緩和される。
なお弁本体103の流体通路113が同一円上
に多数開口することは、環状弁板101の軽量化
及び弁本体103の小型化を可能とすることに役
立つている。
なぜならば、弁板及び弁本体の強度を低下する
ことなく、流路断面積を大きくすることにより流
過抵抗を小さくすることができるからである。
本発明は高速空気シリンダ、各種空気機械等で
流量変化の大なる場所に使用するリリーフ弁装置
として特に有益である。要するに、本発明によれ
ば、弁本体に穿設されその上流側の容積を比較的
小さくした流体通路を開閉する板状弁部材と、上
記板状弁部材を弁シートに押し付けるための比較
的小さなバネ定数を有するバネと、上記板状弁部
材の下流側に設けられ比較的大きな容積を有する
圧力室と、上記圧力室に付設された圧力逃し弁と
を具え、上記板状弁部材作用時には上記圧力室の
圧力が板状弁作用設定圧力とほゞ同一になつてい
ることにより、圧力源の急激な圧力上昇に対して
迅速に作動する小型軽量の圧縮性流体用リリーフ
弁装置を得るから、本発明は産業上極めて有益で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は公知の高速空気シリンダを示す系統
図、第2図は第1図の公知の平衡ピストン型リリ
ーフ弁を示す縦断面図、第3図は第2図のリリー
フ弁の圧力−時間の関係を示す線図、第4図は本
発明の一実施例を示す縦断面図、第5図は第4図
の−に沿つた横断面図、第6図は第4図のリ
リーフ弁の圧力−時間の関係を示す線図である。 101……環状弁板、102……弁シート、1
03……弁本体、104……バネ、105……バ
ネ押え、106……ナツト、107……チヤンバ
ー本体、108……Oリング、109……排出
口、110……圧力口、111……ボルト、11
2……慣用リリーフ弁、113……流体通路、1
14……中央突起部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 弁本体に穿設されその上流側の容積を比較的
    小さくした流体通路を開閉する板状弁部材と、上
    記板状弁部材を弁シートに押し付けるための比較
    的小さなバネ定数を有するバネと、上記板状弁部
    材の下流側に設けられ比較的大きな容積を有する
    圧力室と、上記圧力室に付設された圧力逃し弁と
    を具え、上記板状弁部材作用時には上記圧力室の
    圧力が板状弁作用設定圧力とほゞ同一になつてい
    ることを特徴とする圧縮性流体用リリーフ弁装
    置。
JP5837279A 1979-05-11 1979-05-11 Relief valve Granted JPS55152971A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5837279A JPS55152971A (en) 1979-05-11 1979-05-11 Relief valve

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JP5837279A JPS55152971A (en) 1979-05-11 1979-05-11 Relief valve

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JPS55152971A JPS55152971A (en) 1980-11-28
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JP5837279A Granted JPS55152971A (en) 1979-05-11 1979-05-11 Relief valve

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4825054B2 (ja) * 2006-05-30 2011-11-30 日本電産サンキョー株式会社 水力発電装置
JP2008008427A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Nidec Sankyo Corp 水力発電装置

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JPS55152971A (en) 1980-11-28

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