JPH01156441A - 極細線用銅線材 - Google Patents

極細線用銅線材

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JPH01156441A
JPH01156441A JP31327287A JP31327287A JPH01156441A JP H01156441 A JPH01156441 A JP H01156441A JP 31327287 A JP31327287 A JP 31327287A JP 31327287 A JP31327287 A JP 31327287A JP H01156441 A JPH01156441 A JP H01156441A
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JP
Japan
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wire
purity
copper
zone melting
extra fine
Prior art date
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Pending
Application number
JP31327287A
Other languages
English (en)
Inventor
Akito Kurosaka
昭人 黒坂
Haruo Tominaga
晴夫 冨永
Teruyuki Takayama
高山 輝之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈発明の利用分野〉 この発明は電子機器のマグネットワイヤー用芯線などに
使用される極細線用銅線材に関するものである。
〈従来の技術〉 近年、電子リレー、電子時計、フライバックトランスな
どに使用される巻線類の導体は機器の小型化などに伴い
、増々細緑化の傾向にあり、線径50μ以下、特に30
μ以下の超極細線の需要が増大している。
しかし、この様な極細線を得ようとすると、鋼中に微量
に存在する不純物元素や夾雑物などが原因となって伸線
時に断線が起こる問題があった。
そこで最近はこうした不純物元素などを少なくした無酸
素銅や清浄化したタフピッチ銅などが多く使用されてい
る。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、この様な無酸素銅などを用いた場合に於いても
安定して伸線加工出来る線径は30μまでが限度で、こ
れ以上さらに極細化しようとすると伸線時に断線が起こ
り、伸線歩留りが著しく低下する問題がある。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたもので、30μ以
下の線径に対しても、断線することなく安定に連続伸線
できる優れた伸線加工性と優れた導電性を有する極細線
用銅線材を提供せんとするものである。
(問題を解決するための手段〉 本発明者らは上述の伸線加工性に関する問題を解決する
べく種々の銅及び銅合金線について線径15μ以下まで
伸線し、伸線加工性について調べた。
その結果純度99.99%以上の高純度銅にPおよびM
nの1種又は2種を0.001〜0.01重量%添加し
た銅合金材を帯域溶融精製により一方凝固処理を行なう
ことによって問題解決できることを見い出した。
く作 用〉 本発明においてP及びMnの1種または2種を0.00
1〜0.01重量%添加した銅合金材を帯域溶融精製処
理する理由は、非金属介在物の主な生成原因となるO及
びSをP及びMnが捕捉し、その化合物が帯域溶融精製
処理に於いて、端末に除去され、その結果銅合金線材中
に散在している断線原因となる非金属介在物の含有量が
著しく低下し、伸線加工性が顕著に向上するためである
さらに帯域溶融精製処理を施すことにより、銅線材(荒
引線)は伸線方向に一方向凝固し、結晶粒界が伸線方向
に沿って平行に発達するため、断線が生じ難くなり、よ
り一層伸線加工性が向上する。
本発明に於いて添加するP及びMnの量が0.001重
景2未満では帯域溶融精製処理による精製効果が充分に
得られず、又一方0.01重量%以上では帯域溶融精製
処理後に合金成分として残存し、導電率と伸線加工性が
低下するのでo、ooi〜0.01重量%の範囲内で添
加する必要がある。
又高純度の銅としては純度99.99重世%以上のもの
を使用することが必要でこれ以下の純度では例えP及び
Mnの添加率が適正であっても帯域溶融精製の処理後に
も不純物が合金成分あるいは非金属介在物として残存す
ることになり、目的とする伸線加工性が得られない。
以下本発明の効果を実施例によって説明する。
〈実施例) 高純度銅にP又はMnの1種又は2種を添加して、本発
明による銅線材と比較のための銅線材を作製し、それぞ
れについて導電率を測定した。
このときの各線材の組成と処理方法を表−1に示す。
次いでこれらのv4線材を線径15μmの′極細線まで
伸線加工し、その伸線加工性について調べた。
これらの結果を銅線材の導電率の測定結果と併せて表−
2に示す。
表−1,2から明らかの様に本発明による銅線材は0.
001〜0.01重量%の範囲で添加したPおよびMn
が非金属介在物の生成原因となる0およびSを捕捉し、
その化合物が帯域溶融精製処理により、端末に除去され
るから、銅合金材中に散在している断線原因となる非金
属介在物の含有量が著しく低下し、優れた導電率と伸線
加工性を示すことが分る。一方、P及びMnを0.00
1〜0.01重量%の範囲内で添加しても帯域溶融処理
をしない場合には比較例N11〜3の様に導電率、伸線
加工性の何れも目的とする特性が得られないことを示し
ている。
さらに又、P及びMnの添加がない場合やP及びMnの
添加率が適正範囲にない場合にはたとえ帯域溶融精製処
理を行っても、比較例患4〜8にみられる様に目的とす
る伸線加工特性が′得られないことを示している。
第  1  表 第  2  表 rOJIkgの線材をそれぞれの線径まで伸線したとき
の断線回数が0回 「△」同、2回以下 「×」同、3回以上 (発明の効果) 以上、述べた様に本発明の極細線用銅線材は、純度99
.99重量%以上の高純度銅にPおよびMnのうち1種
又は2種を0.001〜0.01重量%含有させてなる
銅合金材に対して帯域溶融精製処理を施したものである
から、導電性を低下させることなしに、伸線加工性を向
上させることが出来るもので、特に15μm又はそれ以
下の極細線まで断線することなく安定に伸線加工出来る
効果が得られるものである。
代り、世竹内守

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 純度99.99重量%以上の高純度銅に、P及びMnの
    1種又は2種を0.001〜0.01重量%含有させて
    なる銅合金材に対して帯域溶融精製による一方向凝固処
    理を施した素材により構成されることを特徴とする極細
    線用銅線材。
JP31327287A 1987-12-11 1987-12-11 極細線用銅線材 Pending JPH01156441A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2330224A1 (en) * 2008-09-30 2011-06-08 JX Nippon Mining & Metals Corporation High-purity copper and process for electrolytically producing high-purity copper
CN103560120A (zh) * 2013-11-13 2014-02-05 北京达博有色金属焊料有限责任公司 一种化学法镀钯铜键合丝及其制备方法

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