JPH01153575A - サイアロン系セラミック焼結体 - Google Patents
サイアロン系セラミック焼結体Info
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- JPH01153575A JPH01153575A JP62311694A JP31169487A JPH01153575A JP H01153575 A JPH01153575 A JP H01153575A JP 62311694 A JP62311694 A JP 62311694A JP 31169487 A JP31169487 A JP 31169487A JP H01153575 A JPH01153575 A JP H01153575A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B35/00—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
- C04B35/515—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics
- C04B35/58—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides
- C04B35/597—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides based on silicon oxynitride, e.g. SIALONS
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、すぐれた耐摩耗性、高温強度、および破壊
靭性を有するサイアロン系セラミック焼結体に関するも
のであり、このサイアロン系セラミツメ焼結体は、切削
工具、その他耐摩耗性を必要とする工具として使用する
ことができる。
靭性を有するサイアロン系セラミック焼結体に関するも
のであり、このサイアロン系セラミツメ焼結体は、切削
工具、その他耐摩耗性を必要とする工具として使用する
ことができる。
近年、切削工具および耐摩耗工具として、サイアロンが
注目されている。この材料は、窒化珪素に酸化アルミニ
ウム、窒化アルミニウムおよび各種金属酸化物を添加し
て製造される。上記サイアロンには、α−サイアロンと
β−サイアロンの2種類がある。多くの場合、β−サイ
アロンは、β−サイアロンの針状粒子と粒界のガラス相
がらなり、針状粒子のからみ合いにより靭性が高い。
注目されている。この材料は、窒化珪素に酸化アルミニ
ウム、窒化アルミニウムおよび各種金属酸化物を添加し
て製造される。上記サイアロンには、α−サイアロンと
β−サイアロンの2種類がある。多くの場合、β−サイ
アロンは、β−サイアロンの針状粒子と粒界のガラス相
がらなり、針状粒子のからみ合いにより靭性が高い。
しかし粒界にガラス相が存在しているため、高温で軟化
し易く、高温強度が低い。一方、α−サイアロンは、サ
イアロンの格子中に焼結助剤として添加した金属元素が
固溶し、ガラス相等の粒界相が非常に少ないため、高温
強度に優れ、また硬度も高いが、室温においては、粒子
の絡みあいが小さいために靭性が低い。
し易く、高温強度が低い。一方、α−サイアロンは、サ
イアロンの格子中に焼結助剤として添加した金属元素が
固溶し、ガラス相等の粒界相が非常に少ないため、高温
強度に優れ、また硬度も高いが、室温においては、粒子
の絡みあいが小さいために靭性が低い。
そこで、この2つの材料の特徴をかね備えたα+βサイ
アロンという材料が開発されている。
アロンという材料が開発されている。
この材料は、β−サイアロン針状粒子と、α−サイアロ
ン粒子と、若干の粒界のガラス相からなり、α、β両サ
イアロンの特徴を生かし、室温および高温においても強
度が勝れている。たとえば、上記α+βサイアロンを切
削工具として用いた場合には、連続切削および断続切削
の両方の切削においてすぐれた性能を示す。
ン粒子と、若干の粒界のガラス相からなり、α、β両サ
イアロンの特徴を生かし、室温および高温においても強
度が勝れている。たとえば、上記α+βサイアロンを切
削工具として用いた場合には、連続切削および断続切削
の両方の切削においてすぐれた性能を示す。
上記α−サイアロンを切削工具に用いた場合、高温強度
、硬度および耐摩耗性はすぐれているが靭性が劣り、一
方β−サイアロンを切削工具に用いた場合には、靭性は
すぐれているが高温強度、硬度および耐摩耗性が劣り、
さらにα+βサイアロンは、混合相であるために、α−
サイアロンよりは高温強度、硬度および耐摩耗性に劣り
、β−サイアロンよりは靭性に劣るという問題点があっ
た。
、硬度および耐摩耗性はすぐれているが靭性が劣り、一
方β−サイアロンを切削工具に用いた場合には、靭性は
すぐれているが高温強度、硬度および耐摩耗性が劣り、
さらにα+βサイアロンは、混合相であるために、α−
サイアロンよりは高温強度、硬度および耐摩耗性に劣り
、β−サイアロンよりは靭性に劣るという問題点があっ
た。
そこで、本発明者等は、硬度および耐摩耗性にすぐれ、
さらに靭性にもすぐれたサイアロン系セラミック焼結体
を開発すべく研究を行った結果、焼結体内部がα−サイ
アロン単相あるいはα−サイアロンとβ−サイアロンか
らなる複合相からなり、表層部付近では内部よりもβ−
サイアロンの割合が増加しているα+βサイアロン層ま
たは上記β−サイアロンの割合が増加しているα+βサ
イアロン層とβ−サイアロン単相からなる複合相から構
成されているサイアロン系セラミック焼結体は、すぐれ
た高温強度、硬度、耐摩耗性および靭性を有するという
知見を得たのである。
さらに靭性にもすぐれたサイアロン系セラミック焼結体
を開発すべく研究を行った結果、焼結体内部がα−サイ
アロン単相あるいはα−サイアロンとβ−サイアロンか
らなる複合相からなり、表層部付近では内部よりもβ−
サイアロンの割合が増加しているα+βサイアロン層ま
たは上記β−サイアロンの割合が増加しているα+βサ
イアロン層とβ−サイアロン単相からなる複合相から構
成されているサイアロン系セラミック焼結体は、すぐれ
た高温強度、硬度、耐摩耗性および靭性を有するという
知見を得たのである。
この発明は、かかる知見にもとづいてなされたものであ
って、 (1)内部と表層部から構成されているサイアロン系セ
ラミック焼結体において、 上記内部は、α−サイアロンからなり、上記表層部は、
上記内部から外面に向ってβ−サイアロンの含有率が連
続的に増加しているα+βサイアロン層からなるサイア
ロン系セラミック焼結体。
って、 (1)内部と表層部から構成されているサイアロン系セ
ラミック焼結体において、 上記内部は、α−サイアロンからなり、上記表層部は、
上記内部から外面に向ってβ−サイアロンの含有率が連
続的に増加しているα+βサイアロン層からなるサイア
ロン系セラミック焼結体。
(2)内部と表層部から構成されているサイアロン系セ
ラミック焼結体において、 上記内部は、α−サイアロンからなり、上記表層部は、
上記内部から外面に向ってβ−サイアロンの含有率が連
続的に増加しているα+βサイアロン層と、上記α+β
サイアロン層のさらに外面側に形成されるβ−サイアロ
ン層とからなるサイアロン系セラミック焼結体。
ラミック焼結体において、 上記内部は、α−サイアロンからなり、上記表層部は、
上記内部から外面に向ってβ−サイアロンの含有率が連
続的に増加しているα+βサイアロン層と、上記α+β
サイアロン層のさらに外面側に形成されるβ−サイアロ
ン層とからなるサイアロン系セラミック焼結体。
(3)内部と表層部から構成されているサイアロン系セ
ラミック焼結体において、 上記内部は、α+βサイアロンからなり、上記表層部は
、上記内部から外面に向ってβ−サイアロンの含有率が
連続的に増加しているα+βサイアロン層からなるサイ
アロン系セラミック焼結体。
ラミック焼結体において、 上記内部は、α+βサイアロンからなり、上記表層部は
、上記内部から外面に向ってβ−サイアロンの含有率が
連続的に増加しているα+βサイアロン層からなるサイ
アロン系セラミック焼結体。
(4)内部と表層部から構成されているサイアロン系セ
ラミック焼結体において、 上記内部は、α+βサイアロンからなり、上記表層部は
、上記内部から外面に向ってβ−サイアロンの含有率が
連続的に増加しているα+βサイアロン層と、上記α+
βサイアロン層のさらに外面側に形成されるβ−サイア
ロン層とからなるサイアロン系セラミック焼結体。
ラミック焼結体において、 上記内部は、α+βサイアロンからなり、上記表層部は
、上記内部から外面に向ってβ−サイアロンの含有率が
連続的に増加しているα+βサイアロン層と、上記α+
βサイアロン層のさらに外面側に形成されるβ−サイア
ロン層とからなるサイアロン系セラミック焼結体。
に特徴を有するものである。
一般に切削工具の破壊の起点は、焼結体内部の欠陥およ
び表面欠陥であるが、最近では、原料の安定性、焼結技
術の確立等により、内部欠陥が少なくなり、表面欠陥に
より亀裂が生じ、上記亀裂は表面から内部に侵入し破壊
されるケースが多い。
び表面欠陥であるが、最近では、原料の安定性、焼結技
術の確立等により、内部欠陥が少なくなり、表面欠陥に
より亀裂が生じ、上記亀裂は表面から内部に侵入し破壊
されるケースが多い。
破壊のときに表面には最大引張り応力がかかり、その応
力に耐えるためには靭性が高いことが必要である。
力に耐えるためには靭性が高いことが必要である。
したがって、高靭性を有する上記β−サイアロンを焼結
体の表層部に配置することにより破壊に対する抵抗が大
きくすることができる。
体の表層部に配置することにより破壊に対する抵抗が大
きくすることができる。
また、サイアロン系セラミック焼結体を切削工具として
使用した場合、工具の摩擦接触面は高温となり、その熱
により焼結体が変形することが多い。上記変形を防止す
るためには、内部は、高温においてクリープ変形および
塑性変形しないα−サイアロンを多く存在せしめる必要
がある。
使用した場合、工具の摩擦接触面は高温となり、その熱
により焼結体が変形することが多い。上記変形を防止す
るためには、内部は、高温においてクリープ変形および
塑性変形しないα−サイアロンを多く存在せしめる必要
がある。
したがって、破壊および熱変形の少ないサイアロン系焼
結体を作製するためには、表層部をβ−サイアロンおよ
び/またはβ−サイアロン高含有率のα+βサイアロン
で構成し、内部をα−サイアロンおよび/またはα−サ
イアロン高含有率のα+βサイアロンで構成する必要が
ある。
結体を作製するためには、表層部をβ−サイアロンおよ
び/またはβ−サイアロン高含有率のα+βサイアロン
で構成し、内部をα−サイアロンおよび/またはα−サ
イアロン高含有率のα+βサイアロンで構成する必要が
ある。
上記表層部のβ−サイアロン含有率は内部から外面に向
って連続的に増加するような構成にすると一層すぐれた
特性のサイアロン系セラミック焼結体をつくることがで
きる。上記表層部の厚さは、薄すぎると表面のβ−サイ
アロンによる靭性向上の寄与が小さく、また厚すぎると
内部のα−サイアロンによる耐熱性の寄与が小さくなる
ことから、その厚さを5〜1000μmと定めた。
って連続的に増加するような構成にすると一層すぐれた
特性のサイアロン系セラミック焼結体をつくることがで
きる。上記表層部の厚さは、薄すぎると表面のβ−サイ
アロンによる靭性向上の寄与が小さく、また厚すぎると
内部のα−サイアロンによる耐熱性の寄与が小さくなる
ことから、その厚さを5〜1000μmと定めた。
この発明のサイアロン系セラミック焼結体は、次の方法
によりつくることができる。
によりつくることができる。
まず、窒化珪素粉末、酸化アルミニウム粉末、窒化アル
ミニウム粉末、およびα−サイアロンに固溶する金属の
酸化物粉末を、α−サイアロン単相、あるいはα−サイ
アロンとβ−サイアロンの混合相を形成するように配合
し、これを湿式あるいは乾式により混合し、原料粉末を
得る。これを各種方法で成形し、種々の方法で成形体の
表面を酸化し、内部と表面で組成を変えることにより、
α−サイアロンとβ−サイアロンの割合を表面から内部
にわたって連続的に変える。
ミニウム粉末、およびα−サイアロンに固溶する金属の
酸化物粉末を、α−サイアロン単相、あるいはα−サイ
アロンとβ−サイアロンの混合相を形成するように配合
し、これを湿式あるいは乾式により混合し、原料粉末を
得る。これを各種方法で成形し、種々の方法で成形体の
表面を酸化し、内部と表面で組成を変えることにより、
α−サイアロンとβ−サイアロンの割合を表面から内部
にわたって連続的に変える。
サイアロン生成の化学反応式は、
(6−Z) S ia N4+Z (A、Q N+Af
I203)→3β−S 1 e−z AII z Oz
N5−z(4−Z)Si3N4+2ZAΩN + Z
S iO2→3β−8i6−Z ” Z 0Z N8
−Z〔但しM−Li 、Mg 、Ca、Y、 ランタン
属金属〕 であり、上記式からもわかるように、Aj)N。
I203)→3β−S 1 e−z AII z Oz
N5−z(4−Z)Si3N4+2ZAΩN + Z
S iO2→3β−8i6−Z ” Z 0Z N8
−Z〔但しM−Li 、Mg 、Ca、Y、 ランタン
属金属〕 であり、上記式からもわかるように、Aj)N。
5i02.Al2O3の濃度によりα−サイアロンとβ
−サイアロンの比が決ってくるわけで、この濃度を変化
させることにより表面から内部にわたってα−サイアロ
ンとβ−サイアロンの存在比が連続に変化した焼結体を
つくることができる。
−サイアロンの比が決ってくるわけで、この濃度を変化
させることにより表面から内部にわたってα−サイアロ
ンとβ−サイアロンの存在比が連続に変化した焼結体を
つくることができる。
処理方法については、次の方法が考えられる。
(1)焼結前の処理として、成型体の表面を酸化させ、
これを焼結する方法。
これを焼結する方法。
(2)焼結時に用いるバック材をSiOガスが生成し易
いものにし、成型体の表面に吸着させる方法。
いものにし、成型体の表面に吸着させる方法。
(3)成型体を仮焼し、ある程度緻密化した後、この表
面を酸化し、そしてこれを本焼結する方法。
面を酸化し、そしてこれを本焼結する方法。
そして、この処理の程度、たとえば温度、時間、雰囲気
などより表層部の厚さを決めることができる。
などより表層部の厚さを決めることができる。
焼結は、温度: 1700〜2000℃、圧カニ1〜1
100atのN2雰囲気で行なわれる。また、さらに、
高密度化、高強度化するために、N2雰囲気で熱間静水
圧プレス(HI P)処理することも可能である。
100atのN2雰囲気で行なわれる。また、さらに、
高密度化、高強度化するために、N2雰囲気で熱間静水
圧プレス(HI P)処理することも可能である。
原料として、Si3N4 (純度: 99.9%、平均
粒径:0.1 μm) 、AD N (純度: 99.
9%、平均粒径:0.2 μm) 、CaO(純度:
99.9%、平均粒径:0.1 /jm) 、MgO(
純度: 99.9%、平均粒径:0.2μm)、Y2O
3(純度: 99.9%、平均粒径:0.3μm)およ
びYb2O3(純度:99.9%、平均粒径:0.3μ
m)の粉末(以上、%は重量%を示し、以下の%も重量
%を示す)を用意し、上記各種原料粉末を第1表の実施
例1〜6に示されるように配合し、これら配合された原
料粉末をエタノールを溶媒として湿式混合し、さらにワ
ックスを加えて、たて:15.8龍X横:15.8mm
x高さ=5,9μmの大きさにプレス成形した。
粒径:0.1 μm) 、AD N (純度: 99.
9%、平均粒径:0.2 μm) 、CaO(純度:
99.9%、平均粒径:0.1 /jm) 、MgO(
純度: 99.9%、平均粒径:0.2μm)、Y2O
3(純度: 99.9%、平均粒径:0.3μm)およ
びYb2O3(純度:99.9%、平均粒径:0.3μ
m)の粉末(以上、%は重量%を示し、以下の%も重量
%を示す)を用意し、上記各種原料粉末を第1表の実施
例1〜6に示されるように配合し、これら配合された原
料粉末をエタノールを溶媒として湿式混合し、さらにワ
ックスを加えて、たて:15.8龍X横:15.8mm
x高さ=5,9μmの大きさにプレス成形した。
上記プレス成形した成形体を
(1)何の処理をしないもの、
(2)大気中で温度=500℃、2時間保持の条件で酸
化処理したもの、 (3)大気中で温度=700℃、2時間保持の条件で酸
化処理したもの、 のそれぞれについて、温度: 1750℃、10atm
のN2雰囲気中、2時間保持の条件で焼結した。
化処理したもの、 (3)大気中で温度=700℃、2時間保持の条件で酸
化処理したもの、 のそれぞれについて、温度: 1750℃、10atm
のN2雰囲気中、2時間保持の条件で焼結した。
得られた焼結体の密度は、いずれも99%以上であり完
全に緻密化していた。この焼結体を鏡面研摩し、表面か
ら内部へ、走査電子顕微鏡あるいはEPMA (X線マ
イクロアナリシス)を用いて、α−サイアロンの量およ
びβ−サイアロンの量をそれぞれ測定し、組織がα−サ
イアロンのみの場合をα−100とし、β−サイアロン
のみの場合をβ−100としβ/αの比を求め、このβ
/αの比をたて軸にとり、表面から内部への距離を横軸
にとって、これをグラフに表わした。その結果を第1〜
6図に示した。上記第1〜6図より、表面付近でβ−サ
イアロンの占める割合が増加しており、上記焼結前に酸
化処理を行うことにより、表面から内部へ向ってβ/α
比の違う焼結体をつくることができることがわかる。ま
た、上記酸化処理の温度が高いほうが、表層部の厚さが
厚くなり、表面の組織を完全にβ−サイアロン化するこ
ともできることがわかる。
全に緻密化していた。この焼結体を鏡面研摩し、表面か
ら内部へ、走査電子顕微鏡あるいはEPMA (X線マ
イクロアナリシス)を用いて、α−サイアロンの量およ
びβ−サイアロンの量をそれぞれ測定し、組織がα−サ
イアロンのみの場合をα−100とし、β−サイアロン
のみの場合をβ−100としβ/αの比を求め、このβ
/αの比をたて軸にとり、表面から内部への距離を横軸
にとって、これをグラフに表わした。その結果を第1〜
6図に示した。上記第1〜6図より、表面付近でβ−サ
イアロンの占める割合が増加しており、上記焼結前に酸
化処理を行うことにより、表面から内部へ向ってβ/α
比の違う焼結体をつくることができることがわかる。ま
た、上記酸化処理の温度が高いほうが、表層部の厚さが
厚くなり、表面の組織を完全にβ−サイアロン化するこ
ともできることがわかる。
一方、上記条件で焼結して得られたこの発明のサイアロ
ン系焼結体をチップとして据え付け、切削試験を行った
。切削条件は次の通りである。
ン系焼結体をチップとして据え付け、切削試験を行った
。切削条件は次の通りである。
ワークとして鋳鉄(Fe12)材を用い、切削速度 :
50Q m/n+in 。
50Q m/n+in 。
送 リ : OJ mm/rev 。
切り込み : 2mm。
切削時間 =10分間。
の条件でdry切削を行い、チップの摩耗深さを測定し
、その結果を第1表に示した。
、その結果を第1表に示した。
ワークとして、長さ: 50cmの鋳鉄(F C25)
材を用い、 切削速度 : 300 m/min 。
材を用い、 切削速度 : 300 m/min 。
送 リ :0.4mm。
切り込み : 2關。
の条件で単刃にてνet切削を行い、チップが欠損する
までの切削回数(パス回数)を測定して、その結果を第
1表に示した。
までの切削回数(パス回数)を測定して、その結果を第
1表に示した。
さらに、比較のために、市販の全体がβ−サイアロンか
らなるチップを上記〔連続切削〕および〔フライス切削
〕と同一条件で切削試験を行い、その結果も第1表に示
した。
らなるチップを上記〔連続切削〕および〔フライス切削
〕と同一条件で切削試験を行い、その結果も第1表に示
した。
なお、第1表の実施例3の成形体を酸化処理することな
く焼結した場合に、はぼ完全なα−サイアロン単体の焼
結体が得られる。
く焼結した場合に、はぼ完全なα−サイアロン単体の焼
結体が得られる。
上記第1表から、成形体の酸化処理を行なわずに焼結し
て得られたβ−サイアロンとα−サイアロンの比が一定
のα+βサイアロンまたはα−サイアロン単体の焼結体
よりも、成形体に酸化処理を行ってβ−サイアロンの濃
度勾配を有する表層部とα+βサイアロンまたはα−サ
イアロンからなる内部とで構成されたこの発明のサイア
ロン系焼結体の方が、耐欠損性(靭性)が向上しており
、耐摩耗性はほぼ同等である。さらに、比較例のβ−サ
イアロン単体と比較すると耐摩耗性および耐欠損性(靭
性)ともにすぐれている。
て得られたβ−サイアロンとα−サイアロンの比が一定
のα+βサイアロンまたはα−サイアロン単体の焼結体
よりも、成形体に酸化処理を行ってβ−サイアロンの濃
度勾配を有する表層部とα+βサイアロンまたはα−サ
イアロンからなる内部とで構成されたこの発明のサイア
ロン系焼結体の方が、耐欠損性(靭性)が向上しており
、耐摩耗性はほぼ同等である。さらに、比較例のβ−サ
イアロン単体と比較すると耐摩耗性および耐欠損性(靭
性)ともにすぐれている。
したがって、この発明のサイアロン系焼結体は、すぐれ
た耐摩耗性とともにすぐれた靭性も備えており、切削工
具として使用した場合にすぐれた効果を奏するものであ
る。
た耐摩耗性とともにすぐれた靭性も備えており、切削工
具として使用した場合にすぐれた効果を奏するものであ
る。
第1図〜第6図は、この発明のサイアロン系焼結体の表
面から内部に至るβ−サイアロンの濃度勾配を示すグラ
フである。
面から内部に至るβ−サイアロンの濃度勾配を示すグラ
フである。
Claims (5)
- (1)内部と表層部から構成されているサイアロン系セ
ラミック焼結体において、 上記内部は、α−サイアロンからなり、 上記表層部は、上記内部から外面に向ってβ−サイアロ
ンの含有率が連続的に増加しているα+βサイアロン層
からなる、 ことを特徴とするサイアロン系セラミック焼結体。 - (2)内部と表層部から構成されているサイアロン系セ
ラミック焼結体において、 上記内部は、α−サイアロンからなり、 上記表層部は、上記内部から外面に向ってβ−サイアロ
ンの含有率が連続的に増加しているα+βサイアロン層
と、上記α+βサイアロン層のさらに外面側に形成され
るβ−サイアロン層とからなる、 ことを特徴とするサイアロン系セラミック焼結体。 - (3)内部と表層部から構成されているサイアロン系セ
ラミック焼結体において、 上記内部は、α+βサイアロンからなり、 上記表層部は、上記内部から外面に向ってβ−サイアロ
ンの含有率が連続的に増加しているα+βサイアロン層
からなる、 ことを特徴とするサイアロン系セラミック焼結体。 - (4)内部と表層部から構成されているサイアロン系セ
ラミック焼結体において、 上記内部は、α+βサイアロンからなり、 上記表層部は、上記内部から外面に向ってβ−サイアロ
ンの含有率が連続的に増加しているα+βサイアロン層
と、上記α+βサイアロン層のさらに外面側に形成され
るβ−サイアロン層とからなる、 ことを特徴とするサイアロン系セラミック焼結体。 - (5)上記表層部の厚さは、5〜1000μmであるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第4項記載のサ
イアロン系セラミック焼結体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62311694A JP2541255B2 (ja) | 1987-12-09 | 1987-12-09 | サイアロン系セラミック焼結体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62311694A JP2541255B2 (ja) | 1987-12-09 | 1987-12-09 | サイアロン系セラミック焼結体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01153575A true JPH01153575A (ja) | 1989-06-15 |
JP2541255B2 JP2541255B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=18020340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62311694A Expired - Lifetime JP2541255B2 (ja) | 1987-12-09 | 1987-12-09 | サイアロン系セラミック焼結体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2541255B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0414133A2 (en) * | 1989-08-25 | 1991-02-27 | Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho | Sintered body of silicon nitride and a process for making the same |
EP0544070A2 (en) * | 1991-11-25 | 1993-06-02 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Silicon nitride sintered body |
US5316856A (en) * | 1988-12-03 | 1994-05-31 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Silicon nitride base sintered body |
KR20190081780A (ko) * | 2017-12-29 | 2019-07-09 | 한국세라믹기술원 | α-사이알론을 주로 가지는 절삭공구용 사이알론 세라믹스 소재의 제조방법 및 이에 의해 제조된 소재 |
KR20190081772A (ko) * | 2017-12-29 | 2019-07-09 | 한국세라믹기술원 | 제어된 경도와 인성을 가지는 절삭공구용 사이알론 세라믹스 소재의 제조방법 및 이에 의해 제조된 소재 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6445757A (en) * | 1987-04-30 | 1989-02-20 | Sandvik Ab | Sintered ceramic material |
-
1987
- 1987-12-09 JP JP62311694A patent/JP2541255B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6445757A (en) * | 1987-04-30 | 1989-02-20 | Sandvik Ab | Sintered ceramic material |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2541255B2 (ja) | 1996-10-09 |
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