JPH01152422A - 像形成方法および像形成装置 - Google Patents
像形成方法および像形成装置Info
- Publication number
- JPH01152422A JPH01152422A JP62310848A JP31084887A JPH01152422A JP H01152422 A JPH01152422 A JP H01152422A JP 62310848 A JP62310848 A JP 62310848A JP 31084887 A JP31084887 A JP 31084887A JP H01152422 A JPH01152422 A JP H01152422A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- image
- polymer layer
- state
- transparent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 17
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 claims abstract description 28
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 claims abstract description 25
- 239000005264 High molar mass liquid crystal Substances 0.000 claims abstract description 24
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims abstract description 21
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 14
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 17
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 11
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 claims description 10
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 claims description 6
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 4
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims 1
- 230000009477 glass transition Effects 0.000 abstract description 3
- 238000002834 transmittance Methods 0.000 abstract description 3
- 230000002745 absorbent Effects 0.000 abstract 1
- 239000002250 absorbent Substances 0.000 abstract 1
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 32
- 239000000975 dye Substances 0.000 description 9
- ZMXDDKWLCZADIW-UHFFFAOYSA-N N,N-Dimethylformamide Chemical compound CN(C)C=O ZMXDDKWLCZADIW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 7
- LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N Ethanol Chemical compound CCO LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 6
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 6
- 229910052736 halogen Inorganic materials 0.000 description 6
- 150000002367 halogens Chemical class 0.000 description 6
- SCYULBFZEHDVBN-UHFFFAOYSA-N 1,1-Dichloroethane Chemical compound CC(Cl)Cl SCYULBFZEHDVBN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 5
- -1 nematic Substances 0.000 description 5
- WYURNTSHIVDZCO-UHFFFAOYSA-N Tetrahydrofuran Chemical compound C1CCOC1 WYURNTSHIVDZCO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 4
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- XDTMQSROBMDMFD-UHFFFAOYSA-N Cyclohexane Chemical compound C1CCCCC1 XDTMQSROBMDMFD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 235000019441 ethanol Nutrition 0.000 description 3
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 3
- 239000004990 Smectic liquid crystal Substances 0.000 description 2
- 239000004760 aramid Substances 0.000 description 2
- 229920003235 aromatic polyamide Polymers 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 239000012046 mixed solvent Substances 0.000 description 2
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 2
- 229920006267 polyester film Polymers 0.000 description 2
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 2
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- YLQBMQCUIZJEEH-UHFFFAOYSA-N tetrahydrofuran Natural products C=1C=COC=1 YLQBMQCUIZJEEH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004986 Cholesteric liquid crystals (ChLC) Substances 0.000 description 1
- 239000004985 Discotic Liquid Crystal Substance Substances 0.000 description 1
- CERQOIWHTDAKMF-UHFFFAOYSA-N Methacrylic acid Chemical compound CC(=C)C(O)=O CERQOIWHTDAKMF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004952 Polyamide Substances 0.000 description 1
- 239000004642 Polyimide Substances 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 1
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000007598 dipping method Methods 0.000 description 1
- KPUWHANPEXNPJT-UHFFFAOYSA-N disiloxane Chemical class [SiH3]O[SiH3] KPUWHANPEXNPJT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 230000005621 ferroelectricity Effects 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 238000003475 lamination Methods 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000012454 non-polar solvent Substances 0.000 description 1
- 239000000049 pigment Substances 0.000 description 1
- 239000002798 polar solvent Substances 0.000 description 1
- 229920002647 polyamide Polymers 0.000 description 1
- 229920006149 polyester-amide block copolymer Polymers 0.000 description 1
- 229920001721 polyimide Polymers 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 239000011241 protective layer Substances 0.000 description 1
- 239000005266 side chain polymer Substances 0.000 description 1
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 1
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、熱的に像を形成してこれを表示しも 、す、
あるいはメモリーとして記録する、または他の画像形成
への中間媒体として使用する像形成方法及びその装置に
関する。
あるいはメモリーとして記録する、または他の画像形成
への中間媒体として使用する像形成方法及びその装置に
関する。
[従来の技術]
従来、可逆的に消去可能で繰り返し使用可能な像形成方
法としては、フォトクロミック物質。
法としては、フォトクロミック物質。
サーモクロミック物質、あるいは磁気記録物質。
またはガラス等にサンドインチされた液晶等があった。
[問題点を“解決するための手段]
これらのうち、例えばサーモクロミック物質を用いた表
示装置としては、以下の様なものが知られている。ここ
では熱可逆材・料としてAg2HgI4を用い、これを
透明なポリエステルフィルム上に塗布して、更にその上
にポリエステルフィルムを接着したサンドイッチ構成の
表示媒体を使用する。
示装置としては、以下の様なものが知られている。ここ
では熱可逆材・料としてAg2HgI4を用い、これを
透明なポリエステルフィルム上に塗布して、更にその上
にポリエステルフィルムを接着したサンドイッチ構成の
表示媒体を使用する。
この表示媒体をエンドレス状にして2本のローラー間に
張架し移動させて、サーマルヘッドにより線順次により
情報記録する。なお、この材料は常温で黄色を示し、5
0℃以上の温度で黄橙色を示す。この様に温度に対して
色変化がヒステリシス特性を有しており、冷却すること
により元の色に復色する。従って、記録された情報を保
持するのに上記2本のローラー間の表示部の裏面に面状
のパネルヒーターを配置し、定温制御を行なうことが必
要となる。また、記録された情報はエンドレス表示媒体
を移動させ、表示部以外の場所で冷却手段により冷却し
て消去するものである。
張架し移動させて、サーマルヘッドにより線順次により
情報記録する。なお、この材料は常温で黄色を示し、5
0℃以上の温度で黄橙色を示す。この様に温度に対して
色変化がヒステリシス特性を有しており、冷却すること
により元の色に復色する。従って、記録された情報を保
持するのに上記2本のローラー間の表示部の裏面に面状
のパネルヒーターを配置し、定温制御を行なうことが必
要となる。また、記録された情報はエンドレス表示媒体
を移動させ、表示部以外の場所で冷却手段により冷却し
て消去するものである。
ところでこの種の材料はメモリー性がないので、表示部
においてヒーターを常時作動させておかなければならず
、装置が大型、複雑化するばかりでなく、電力の消費も
大きい。又、表示色も鮮明でないので、更に別にフィル
ター等を用いる必要もある。
においてヒーターを常時作動させておかなければならず
、装置が大型、複雑化するばかりでなく、電力の消費も
大きい。又、表示色も鮮明でないので、更に別にフィル
ター等を用いる必要もある。
また、前記のうち液晶を用いたものは、通常、低分子の
スメクチック液晶をガラス基体に挟持した構成でセル内
にレーザー吸収層等を設、け、外部からのレーザー照射
によりホメオトロ・ピック配向を散乱状態に熱的に散乱
させることにより、コントラストを得ているが、構成上
大面積にすることが難しいことから、シュリーレン光学
系等により拡大投影して表示するなどの工夫が必要であ
り、コントラストもさほど大きくはなかった。
スメクチック液晶をガラス基体に挟持した構成でセル内
にレーザー吸収層等を設、け、外部からのレーザー照射
によりホメオトロ・ピック配向を散乱状態に熱的に散乱
させることにより、コントラストを得ているが、構成上
大面積にすることが難しいことから、シュリーレン光学
系等により拡大投影して表示するなどの工夫が必要であ
り、コントラストもさほど大きくはなかった。
本発明は上記に鑑み、表示やメモリ二またはこれを中間
媒体として用いる様な用途i特に最適な像担持体を応用
し、高コントラストで鮮明な像形成を行なうことができ
る像形成方法及びその装置を提供することを目的とする
。
媒体として用いる様な用途i特に最適な像担持体を応用
し、高コントラストで鮮明な像形成を行なうことができ
る像形成方法及びその装置を提供することを目的とする
。
[問題点を解決するための手段]″
上記問題点を解決するために講じられた第1の発明であ
る像形成方法は、加熱または所定温度での保持により、
透明状態あるいは不透明状態となる高分子層を有する像
担持層と、前記高分子層の背後に設けた有彩色または黒
色の光学吸収株により像情報を形成する方法であって、
前記高分子層の所定温度での保持時間を制御することに
より前記不透明状態における透明度を制御し、また、前
記高分子層を加熱し、この加熱部分を等方相で固定して
透明状態とすることで、前記光学吸収体による像状のコ
ントラストを得ることを特徴とする。また、上記方法に
おいては、高分子層が高分子液晶材を含むものであるこ
と、及び前記所定温度が液晶温度であり、前記透明度の
制御は前記液晶温度において推移される光学散乱状態に
より得られるものであることを好適な一態様とする。
る像形成方法は、加熱または所定温度での保持により、
透明状態あるいは不透明状態となる高分子層を有する像
担持層と、前記高分子層の背後に設けた有彩色または黒
色の光学吸収株により像情報を形成する方法であって、
前記高分子層の所定温度での保持時間を制御することに
より前記不透明状態における透明度を制御し、また、前
記高分子層を加熱し、この加熱部分を等方相で固定して
透明状態とすることで、前記光学吸収体による像状のコ
ントラストを得ることを特徴とする。また、上記方法に
おいては、高分子層が高分子液晶材を含むものであるこ
と、及び前記所定温度が液晶温度であり、前記透明度の
制御は前記液晶温度において推移される光学散乱状態に
より得られるものであることを好適な一態様とする。
一方、第2の発明である像形成装置は、前記第1の発明
を実施するための装置の発明であって、加熱または所定
温度での保持により、透明状態あるいは不透明状態とな
る高分子層を有する像担持層を透明基体上に設けた像担
持体と、前記高分子層を像状に加熱する加熱手段と、前
記高分子層を加熱し不透明状態から透明状態に像状に変
化せしめる駆動手段と、前記高分子層の所定温度での保
持時間を制御する駆動手段と、前記像担持体を有彩色ま
たは黒色の光学吸収体前面に導くことにより高コントラ
スト像を形成する駆動手段とを備えることを特徴とする
。また、上記装置においては、加熱手段がサーマルヘッ
ドであること、または半導体レーザーであることを好適
な一態様とする。
を実施するための装置の発明であって、加熱または所定
温度での保持により、透明状態あるいは不透明状態とな
る高分子層を有する像担持層を透明基体上に設けた像担
持体と、前記高分子層を像状に加熱する加熱手段と、前
記高分子層を加熱し不透明状態から透明状態に像状に変
化せしめる駆動手段と、前記高分子層の所定温度での保
持時間を制御する駆動手段と、前記像担持体を有彩色ま
たは黒色の光学吸収体前面に導くことにより高コントラ
スト像を形成する駆動手段とを備えることを特徴とする
。また、上記装置においては、加熱手段がサーマルヘッ
ドであること、または半導体レーザーであることを好適
な一態様とする。
本発明に用いることのできる高分子層としては、サーモ
トロピック液晶性を示す材料が好適である。この例とし
ては、メタクリル酸ポリマーやシロキサンポリマー等を
主鎖とした低分子液晶をペンダント状に付加した、いわ
ゆる側鎖型高分子液晶、また高強度高弾性耐熱性繊維や
樹脂の分野で用いられているポリエステル系又はポリア
ミド系等の主鎖型高分子液晶等である。
トロピック液晶性を示す材料が好適である。この例とし
ては、メタクリル酸ポリマーやシロキサンポリマー等を
主鎖とした低分子液晶をペンダント状に付加した、いわ
ゆる側鎖型高分子液晶、また高強度高弾性耐熱性繊維や
樹脂の分野で用いられているポリエステル系又はポリア
ミド系等の主鎖型高分子液晶等である。
また、液晶相においては、スメクチック、ネマチック、
コレステリックをとるもの、またはその他の相をとるも
の、才たディスコティック液晶等も用いうる。
コレステリックをとるもの、またはその他の相をとるも
の、才たディスコティック液晶等も用いうる。
さらに、高分子液晶中に不斉炭素を導入した5IIIC
”を示す相を有し、強誘電性を示す高分子液晶も好まし
く用いうる。
”を示す相を有し、強誘電性を示す高分子液晶も好まし
く用いうる。
以下、高分子液晶の具体例を例示するが、本発明はこれ
らに限定されるものではない。
らに限定されるものではない。
H
%w = 18,000
4GH2−GH)n
■
H3
■
4CH2−IJ□
(Sll)
また、これらを塗布成膜するための溶媒としては、ジク
ロロエタン、DMF、シクロヘキサン等の他、テトラヒ
ドロフラン(THF) 、アセトヒ、エタノールその
他の極性又は非極性溶媒又はこれらの混合溶媒が使用さ
れ、これらは使用する高分子液晶との溶解性並びにこ、
れを塗工すそ基体の材質または基体の表面に設けた表面
層との濡れ性、成膜性等の要因によって選択しうるは言
うまない。
ロロエタン、DMF、シクロヘキサン等の他、テトラヒ
ドロフラン(THF) 、アセトヒ、エタノールその
他の極性又は非極性溶媒又はこれらの混合溶媒が使用さ
れ、これらは使用する高分子液晶との溶解性並びにこ、
れを塗工すそ基体の材質または基体の表面に設けた表面
層との濡れ性、成膜性等の要因によって選択しうるは言
うまない。
[作 用]
以下、高分子液晶の具体的な一例として、前記(I)式
により示される液晶を用いて、本発明の基本構成を詳し
く説明する。
により示される液晶を用いて、本発明の基本構成を詳し
く説明する。
前記高分子液晶をジクロロエタンにより溶解し、これを
アルコール洗浄を施したポリエステル系透明基体上にア
プリケータにより塗布した。その後、95℃雰囲気中に
10分間放置したところ、白色の散乱膜が形成された。
アルコール洗浄を施したポリエステル系透明基体上にア
プリケータにより塗布した。その後、95℃雰囲気中に
10分間放置したところ、白色の散乱膜が形成された。
この膜厚は塗布前における高分子液晶のwt%が2θ%
の場合において10ル肩強のものが得られた。
の場合において10ル肩強のものが得られた。
このようにして得られた白色シート上を感熱ヘッドで走
査したところ、文字9図形パターンに従って透明部分が
固定された。このシートを光学濃度が1.2の黒色バッ
クグラウンド上に導くと、白地に黒の鮮明な表示が得ら
れた。
査したところ、文字9図形パターンに従って透明部分が
固定された。このシートを光学濃度が1.2の黒色バッ
クグラウンド上に導くと、白地に黒の鮮明な表示が得ら
れた。
次に上記パターンが記録されたシートの全面を約120
℃にまで加熱し、その後約90℃で数秒保ったところ、
元の白色散乱状態に全面が復帰し、このまま常温に戻し
ても安定であり、再度の記録。
℃にまで加熱し、その後約90℃で数秒保ったところ、
元の白色散乱状態に全面が復帰し、このまま常温に戻し
ても安定であり、再度の記録。
表示がなされ得た。この現象は前記高分子液晶が安定し
たメモリー状態を維持するガラス転移点以下におけるフ
ィルム状態、実質的に光学的散乱状態に推移することの
できる液晶フィルム状態およびこれより高温で等方的分
子配列となる等方性フィルム状態の少なくとも3状態を
とり得ることに起因して制御することができる。
たメモリー状態を維持するガラス転移点以下におけるフ
ィルム状態、実質的に光学的散乱状態に推移することの
できる液晶フィルム状態およびこれより高温で等方的分
子配列となる等方性フィルム状態の少なくとも3状態を
とり得ることに起因して制御することができる。
次に、第1図を用いて透明基体上に高分子液晶層を設け
、本発明画像表示方法を行なう場合についての原理的プ
ロセスを説明する。
、本発明画像表示方法を行なう場合についての原理的プ
ロセスを説明する。
第1図において、前述した散乱状態は図中■の状態であ
る。これを例えば感熱ヘッドあるいはレーザー等の加熱
手段により■aのようにT2(Tiso−等方状態移行
温度)以上に加熱した後急冷すると、図中■の様にほぼ
等方状態と同様の光透過状態が固定される。この急冷状
態は、特に冷却手段を用いることもなく、基体を空気中
に自然放熱するもので充分である。この等方状態は、T
1(Tg=ガラス転移温度)以下における室温または常
温状態においては安定であり、画像メモリーとしても安
定な状態である。
る。これを例えば感熱ヘッドあるいはレーザー等の加熱
手段により■aのようにT2(Tiso−等方状態移行
温度)以上に加熱した後急冷すると、図中■の様にほぼ
等方状態と同様の光透過状態が固定される。この急冷状
態は、特に冷却手段を用いることもなく、基体を空気中
に自然放熱するもので充分である。この等方状態は、T
1(Tg=ガラス転移温度)以下における室温または常
温状態においては安定であり、画像メモリーとしても安
定な状態である。
一方■aのように72以上に加熱した後、液晶温度71
〜72間に一例として1秒ないし数秒にかけて保持する
と、■bのごとく、この保持時間において散乱強度を再
び増し、常温においては再び元の散乱状態■に復帰し、
この状態はT】以下において安定に保持される。
〜72間に一例として1秒ないし数秒にかけて保持する
と、■bのごとく、この保持時間において散乱強度を再
び増し、常温においては再び元の散乱状態■に復帰し、
この状態はT】以下において安定に保持される。
また、図中■で示すごとく、液晶温度71〜72間に一
例として10ミリ秒〜1秒程度の時間保持する様にすれ
ば、その部分においては中間の透過状態を常温で保持す
ることができ、階調表現として使用することも可能であ
る。
例として10ミリ秒〜1秒程度の時間保持する様にすれ
ば、その部分においては中間の透過状態を常温で保持す
ることができ、階調表現として使用することも可能であ
る。
すなわち本例では、いったん等方状態に加熱した後、常
温゛に至るまでに液晶温度でどれ程の時間保持するかで
透過率または散乱強度を制御することができ、またこれ
をT、以下においては安定に保持することができる。さ
らに、上記において散乱状態に復帰させる場合の温度は
、液晶温度内でT2に近い方がより早く、また、液晶温
度に比較的長時間放置する様な場合は、いったん等方状
態に加熱しないでも、以前の状態にかかわらず■の散乱
状態に戻らしめることは可能である。
温゛に至るまでに液晶温度でどれ程の時間保持するかで
透過率または散乱強度を制御することができ、またこれ
をT、以下においては安定に保持することができる。さ
らに、上記において散乱状態に復帰させる場合の温度は
、液晶温度内でT2に近い方がより早く、また、液晶温
度に比較的長時間放置する様な場合は、いったん等方状
態に加熱しないでも、以前の状態にかかわらず■の散乱
状態に戻らしめることは可能である。
本発明の像形成方法においては前記の散乱状態をより強
度にする要因を積極的に付加することにより、より美し
い画像を得ることができる。このためには、前記例示し
た高分子液晶が前記したジクロロエタンあるいはDMF
(ジメチルフォルムアミド)、シクロヘキサン等の
溶媒に溶解後、基体に塗布し、前記溶媒を揮発せしめる
過程あるいは揮発せしめた後に、液晶温度(75°0−
110’O)に一定時間保つことにより安定した光学的
散乱膜が既に形成されていることが望ましい。このよう
な膜形成に最適な条件の1つとしては、高分子液晶の溶
媒に対する添加量が、添加、攪拌i、透明な溶液、また
は粘稠状態で得られる様な濃度であることである。例え
ば、前記構造式を示した高分子液晶をジクロロエタンに
単独で溶解する場合、高分子液晶のwt%濃度が10%
においては溶液は白濁したミセル状となっているが、1
!li%〜25%程度の比較的高濃度においては安定し
た透明な粘稠溶液が得られる。この傾向は、その他の数
種の高分子液晶および溶媒との組み合わせにおいても観
測される。この透明な粘稠溶液をアプリケータ、ワイヤ
バーまたはディッピング等の手段により良く洗浄したガ
ラス、ポリエステル等の基体に塗工した後、前記液晶温
度に保持すると、前記ミセル状において同様に塗工した
場合に比べ、非常に一様性の高い光学的散乱膜が得られ
る。
度にする要因を積極的に付加することにより、より美し
い画像を得ることができる。このためには、前記例示し
た高分子液晶が前記したジクロロエタンあるいはDMF
(ジメチルフォルムアミド)、シクロヘキサン等の
溶媒に溶解後、基体に塗布し、前記溶媒を揮発せしめる
過程あるいは揮発せしめた後に、液晶温度(75°0−
110’O)に一定時間保つことにより安定した光学的
散乱膜が既に形成されていることが望ましい。このよう
な膜形成に最適な条件の1つとしては、高分子液晶の溶
媒に対する添加量が、添加、攪拌i、透明な溶液、また
は粘稠状態で得られる様な濃度であることである。例え
ば、前記構造式を示した高分子液晶をジクロロエタンに
単独で溶解する場合、高分子液晶のwt%濃度が10%
においては溶液は白濁したミセル状となっているが、1
!li%〜25%程度の比較的高濃度においては安定し
た透明な粘稠溶液が得られる。この傾向は、その他の数
種の高分子液晶および溶媒との組み合わせにおいても観
測される。この透明な粘稠溶液をアプリケータ、ワイヤ
バーまたはディッピング等の手段により良く洗浄したガ
ラス、ポリエステル等の基体に塗工した後、前記液晶温
度に保持すると、前記ミセル状において同様に塗工した
場合に比べ、非常に一様性の高い光学的散乱膜が得られ
る。
この時、前記基体に対しては無配向処理であるか、また
はエチルアルコール等により複数方向へ抜き取り処理を
行なったものであり、いずれも表面に対する汚れをかな
り排除したものである。
はエチルアルコール等により複数方向へ抜き取り処理を
行なったものであり、いずれも表面に対する汚れをかな
り排除したものである。
な□お、高分子液晶の溶媒としては複数の溶媒の混合溶
媒、または高分子−晶材料以外の混合物、色素材料その
”他を、塗工に悪影響を及ぼさない範囲で添加すること
も可能である。
媒、または高分子−晶材料以外の混合物、色素材料その
”他を、塗工に悪影響を及ぼさない範囲で添加すること
も可能である。
[実施例]
以下、実施例と共に本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1
第2図は本発明による像形成方法を実施するための表示
装置の構成図である。
装置の構成図である。
第2図において、像担持体ベルト10はポリエチレンテ
レフタレート透明基体上に、下記構造式で表わした高分
子液晶 (以下余白) 75°0 110°C GlaSs□液晶相□1so。
レフタレート透明基体上に、下記構造式で表わした高分
子液晶 (以下余白) 75°0 110°C GlaSs□液晶相□1so。
をジクロロエタンに溶解して20%溶液とし、ワイヤバ
ーにて塗布し、これをオーブン中90℃、15分間放置
し白色散乱層としたものをエンドレス状に形成した。
ーにて塗布し、これをオーブン中90℃、15分間放置
し白色散乱層としたものをエンドレス状に形成した。
駆動ローラー17は不図示のモータで駆動されるほか、
その他の手段はいずれも不図示の機械的構成部品または
電気、電子部品にて作動されるものとする。
その他の手段はいずれも不図示の機械的構成部品または
電気、電子部品にて作動されるものとする。
まず、像書き込み時において、駆動ローラー17が矢示
方向に駆動されるとともに、サーマルヘッド(マルチヘ
ッド) 11に対して、他のファクシミリからのファク
シミリ信号により画信号を出力すると、像担持体ベルト
10上の加熱された部分に、像状の透明部パターンが形
成されていく。この動作により、A4版1ページ分の画
像状の透明部パターンを順次形成した後、表示部20で
停止すると白地に背面の有彩色または黒色バックグラウ
ンド12の色による鮮明な画像が形成される。本発明者
らによる視認性評価においては、このバックグラウンド
12として例えば黒色紙を用いた場合、この光学濃度が
ほぼ1゜0以上であれば充分高コントラストの画像が得
られることが分った。その他、前記バックグラウンド1
2として、赤紙、青紙、緑紙等の有彩色の色紙を用いれ
ば、白地にそれぞれの色による鮮明画像が得られる。
方向に駆動されるとともに、サーマルヘッド(マルチヘ
ッド) 11に対して、他のファクシミリからのファク
シミリ信号により画信号を出力すると、像担持体ベルト
10上の加熱された部分に、像状の透明部パターンが形
成されていく。この動作により、A4版1ページ分の画
像状の透明部パターンを順次形成した後、表示部20で
停止すると白地に背面の有彩色または黒色バックグラウ
ンド12の色による鮮明な画像が形成される。本発明者
らによる視認性評価においては、このバックグラウンド
12として例えば黒色紙を用いた場合、この光学濃度が
ほぼ1゜0以上であれば充分高コントラストの画像が得
られることが分った。その他、前記バックグラウンド1
2として、赤紙、青紙、緑紙等の有彩色の色紙を用いれ
ば、白地にそれぞれの色による鮮明画像が得られる。
なお、前記バックグラウンド表面は、粘着性のない表面
であることが望ましく、もし粘着性を有する表面である
場合は、前記像担持体とバックグラウンド表面との間に
若干のすきまを有することが高コントラストを得るため
に望ましい。本画像は100日間そのまま放置しても変
化はなかった。
であることが望ましく、もし粘着性を有する表面である
場合は、前記像担持体とバックグラウンド表面との間に
若干のすきまを有することが高コントラストを得るため
に望ましい。本画像は100日間そのまま放置しても変
化はなかった。
次に、画像の消去はハロゲンランプ14とローラー15
からなるハロゲンローラー32、および面ヒータ−13
を用い、所定の画像表示後、再び駆動ローラー17を矢
示方向に駆動を開始して行なう。
からなるハロゲンローラー32、および面ヒータ−13
を用い、所定の画像表示後、再び駆動ローラー17を矢
示方向に駆動を開始して行なう。
この時ハロゲンローラー32はほぼ115℃に、また面
ヒータ−13はほぼ95℃に温度センサー16の検知出
力からコントロールしておく。この様にして、前記像担
持体ベル)10の様子を観察すると、ハロゲンローラー
32通過時にこの部分はほぼ全面透明となり、また面ヒ
ーター13部分通過時において、再び全面が白色に散乱
していくことがわかる。この動作により、前記表示画像
は全面消去され、再び白色の散乱状態が得られる。ここ
で、上記の本構成で用いた面ヒータ−13のベルト移動
方向の巾はほぼ40mmであり、この全面が少なくとも
74℃以上となる様に設定した。
ヒータ−13はほぼ95℃に温度センサー16の検知出
力からコントロールしておく。この様にして、前記像担
持体ベル)10の様子を観察すると、ハロゲンローラー
32通過時にこの部分はほぼ全面透明となり、また面ヒ
ーター13部分通過時において、再び全面が白色に散乱
していくことがわかる。この動作により、前記表示画像
は全面消去され、再び白色の散乱状態が得られる。ここ
で、上記の本構成で用いた面ヒータ−13のベルト移動
方向の巾はほぼ40mmであり、この全面が少なくとも
74℃以上となる様に設定した。
なお、本装置構成においては、高分子層を直接サーマル
ヘッドで摺擦、走査しても、本高分子液晶は充分耐熱性
、皮膜強度が強いものであるので、基本的に繰り返し画
像形成には問題ないが。
ヘッドで摺擦、走査しても、本高分子液晶は充分耐熱性
、皮膜強度が強いものであるので、基本的に繰り返し画
像形成には問題ないが。
必要に応じてさらに強度を増すために、表面にポリイミ
ド、アラミド等の保護層をラミネート等により設けても
良い。
ド、アラミド等の保護層をラミネート等により設けても
良い。
この具体的な実施例としては、3.57111および6
gmのアラミドシートをラミネートにより設けて画像形
成を行なったが、結果はいずれも良好であった。
gmのアラミドシートをラミネートにより設けて画像形
成を行なったが、結果はいずれも良好であった。
本例でも、サーマルヘッド11の書き込みによる急冷状
態により透明部分の書き込みを、また面ヒータ−13に
より比較的長時間の液晶温度の保持により白色散乱状態
への復帰を行なったが、前述の場合と同様に良好な結果
を得ることができた。
態により透明部分の書き込みを、また面ヒータ−13に
より比較的長時間の液晶温度の保持により白色散乱状態
への復帰を行なったが、前述の場合と同様に良好な結果
を得ることができた。
前記画像の書き込み・消去の動作は、本発明者らの実験
によれば少なくとも200回以上は安定であった。なお
、ベルトの移動速度は、40+a■/seaにおいても
充分鮮明な画像が得られた。
によれば少なくとも200回以上は安定であった。なお
、ベルトの移動速度は、40+a■/seaにおいても
充分鮮明な画像が得られた。
また、本装置構成は、第3図の部分拡大図で示す様に、
サーマルへラド11とプラテン19のかわりに通常のシ
リアルヘッドをサーマルヘッド18として用い1.不図
示の駆動構成により、像担持体ベルト10の移動方向と
垂直方向にシリアルスキャンする構成であっても良好に
動作する。
サーマルへラド11とプラテン19のかわりに通常のシ
リアルヘッドをサーマルヘッド18として用い1.不図
示の駆動構成により、像担持体ベルト10の移動方向と
垂直方向にシリアルスキャンする構成であっても良好に
動作する。
さらに、サーマルヘッド11の各ドツトに与える電圧の
強弱、または与える電圧パルス巾を変化させてやること
で階調表示を得ることも可能である。
強弱、または与える電圧パルス巾を変化させてやること
で階調表示を得ることも可能である。
実施例2
次に、第4図および第5図において、前記像担持体をデ
ィスク形状のメモリー媒体とした場合の例を示す。
ィスク形状のメモリー媒体とした場合の例を示す。
第4図(a)は、像形成装置の平面図であり、同図(b
)はその側面図である。図において、ディスク状の像担
持体20としては、ガラスまたはポリエチレンテレフタ
レート等の透明基体上に、前記高分子液晶および次式 のレーザー吸収染料を、溶媒、シクロヘキサンとともに
その重量混合比(高分子液晶/レーザー吸収染料/溶媒
)を(20/ 1 /100 )の割合である溶液とし
てスピナーコートとした。これにより染料を含有した高
分子液晶層が散乱白濁状態でほぼ2.5 gtr+厚に
得られた。
)はその側面図である。図において、ディスク状の像担
持体20としては、ガラスまたはポリエチレンテレフタ
レート等の透明基体上に、前記高分子液晶および次式 のレーザー吸収染料を、溶媒、シクロヘキサンとともに
その重量混合比(高分子液晶/レーザー吸収染料/溶媒
)を(20/ 1 /100 )の割合である溶液とし
てスピナーコートとした。これにより染料を含有した高
分子液晶層が散乱白濁状態でほぼ2.5 gtr+厚に
得られた。
書き込みユニット24と読み取りユニット23は、不図
示のワイヤ、モータ等の機械的駆動手段により、固定さ
れた移動軸22に沿って矢示方向に移動しながら所定の
ピット列の書き込み、または読み取りを行なう。読み取
りユニット23の像担持体20を介した裏面には、黒色
または有彩色のバックグラウンド21が光学吸収体とし
て配置される。このバックグラウンド21は、少なくと
も読み取りユニット23のレーザーの発光波長に対して
は光学吸収の高いものである必要がある。
示のワイヤ、モータ等の機械的駆動手段により、固定さ
れた移動軸22に沿って矢示方向に移動しながら所定の
ピット列の書き込み、または読み取りを行なう。読み取
りユニット23の像担持体20を介した裏面には、黒色
または有彩色のバックグラウンド21が光学吸収体とし
て配置される。このバックグラウンド21は、少なくと
も読み取りユニット23のレーザーの発光波長に対して
は光学吸収の高いものである必要がある。
第6図(a)は、読み取りユニットの概略構成図、同図
(b)はフォトセルの概略図である。
(b)はフォトセルの概略図である。
第6図(a)において、読み取りユニット23は、半導
体レーザー25、レンズ29、およびフォトセル27よ
り構成されている。本例では読み取り用低パワーの半導
体レーザー25において、非書き込み部分へのレーザー
照射を行なうと、像担持体20はこのレーザー光を散乱
する。この散乱光は、第6図(b)に示すようにレーザ
ー光通過部のみにピンホールをる有するフォトセル27
により比較的強く検知される。一方、書き込み部(ピッ
ト)へ照射されたレーザー光は、像担持体20を通過し
、下部の前記バックグラウンド(光学吸収体)21によ
り吸収され、フォトセル27ではレーザー散乱光が強く
は検知されない。したがって、フォトセル27の電圧出
力が小さい場合には、ピットが存在すると認識すること
ができる。なお、本例においては、不図示のフォーカシ
ングトラッキング機構を別に設けても良い。
体レーザー25、レンズ29、およびフォトセル27よ
り構成されている。本例では読み取り用低パワーの半導
体レーザー25において、非書き込み部分へのレーザー
照射を行なうと、像担持体20はこのレーザー光を散乱
する。この散乱光は、第6図(b)に示すようにレーザ
ー光通過部のみにピンホールをる有するフォトセル27
により比較的強く検知される。一方、書き込み部(ピッ
ト)へ照射されたレーザー光は、像担持体20を通過し
、下部の前記バックグラウンド(光学吸収体)21によ
り吸収され、フォトセル27ではレーザー散乱光が強く
は検知されない。したがって、フォトセル27の電圧出
力が小さい場合には、ピットが存在すると認識すること
ができる。なお、本例においては、不図示のフォーカシ
ングトラッキング機構を別に設けても良い。
なお、上記の読み取りユニット23について説明した構
成を、書き込みユニット24にも適用し、書き込み時に
おける上記フォーカシングトラ・ツキング等の機能をも
たせてやることが望ましい。この場合は、第4図(a)
に示すように、書き込みユニット24に対応する面にも
光学吸収体によるバックグラウンド21を配置する。ま
たは像担持体20の基体として基体裏面全面に上記光学
吸収体を印刷、コーティングまたは貼りつけ等により設
けたものを用いてもよい。
成を、書き込みユニット24にも適用し、書き込み時に
おける上記フォーカシングトラ・ツキング等の機能をも
たせてやることが望ましい。この場合は、第4図(a)
に示すように、書き込みユニット24に対応する面にも
光学吸収体によるバックグラウンド21を配置する。ま
たは像担持体20の基体として基体裏面全面に上記光学
吸収体を印刷、コーティングまたは貼りつけ等により設
けたものを用いてもよい。
ここで、レーザー吸収染料としては、前記したものの他
に種々用いうるが、書き込みレーザー波長に対してはそ
の吸収が大きく、読み取りレーザー波長に対し吸収の小
さいものが望ましい。
に種々用いうるが、書き込みレーザー波長に対してはそ
の吸収が大きく、読み取りレーザー波長に対し吸収の小
さいものが望ましい。
本装置では書き込みユニット24において830nmに
発光ピークを有する、50mW出力のレーザーを用い、
また、読みリユニット23において780nmに発光ピ
ークを有する3+aW出力の半導体レーザーを用いた。
発光ピークを有する、50mW出力のレーザーを用い、
また、読みリユニット23において780nmに発光ピ
ークを有する3+aW出力の半導体レーザーを用いた。
それぞれのレーザー光は、レンズ29等によりピット径
に適応して光学調整され、レーザー移動軸に固定される
。
に適応して光学調整され、レーザー移動軸に固定される
。
本装置でのピット列書き込みは、書き込みユニット24
におけるレーザーを点滅させて行なう。
におけるレーザーを点滅させて行なう。
−例として、1ピット書き込みのためのレーザー点燈パ
ルス巾を1μsecとする。ここで、第4図(a)に矢
示した方向に比較的高速で像担持体20を回転させなが
ら書き込み用レーザー−を点滅させると、レーザー−の
照射されたピット部分は加熱され、その後レーザー−照
射部からそれるとともに急冷状態となり、この部分は等
方状態で固定され、比較的透明部としてピット形成され
る。
ルス巾を1μsecとする。ここで、第4図(a)に矢
示した方向に比較的高速で像担持体20を回転させなが
ら書き込み用レーザー−を点滅させると、レーザー−の
照射されたピット部分は加熱され、その後レーザー−照
射部からそれるとともに急冷状態となり、この部分は等
方状態で固定され、比較的透明部としてピット形成され
る。
なお、このピット部の消去は、この書き込みユニットに
おいてレーザー−のパワーを例えば10%〜80%程度
に落として、かつ、像担持体20の回転を充分低速にす
ることにより、等方状態で固定されたピット部が液晶温
度で比較的長く保持される様にすることで達成される。
おいてレーザー−のパワーを例えば10%〜80%程度
に落として、かつ、像担持体20の回転を充分低速にす
ることにより、等方状態で固定されたピット部が液晶温
度で比較的長く保持される様にすることで達成される。
実施例3
前記実施例2の応用例を、第6図および第7図とともに
説明する。
説明する。
この実施例では、像担持体20として第7図に示す様に
レーザー−吸収染料を含有した高分子液晶層31aを下
層として、またレー、ザー吸収染料を含有しない高分子
液晶による白色散乱層31bを上層として透明基体30
上に設けた高分子液晶層31を用いる。すなわち、書き
込みユニット24はそのレーザー光を像担持体裏面より
吸収染料含有層に直接照射することで、該部分を白色散
乱層部分まで熱伝導により等古層にし、これを固定する
。一方、読み取りユニット23は白色散乱層31b側か
らそのレーザー光を照射するため、非書き込み部では充
分強い散乱光が得られ、より高い読み取りコントラスト
が得られる。また、この様に形成された画像はバックグ
ラウンド上で、このまま表示されても良い。
レーザー−吸収染料を含有した高分子液晶層31aを下
層として、またレー、ザー吸収染料を含有しない高分子
液晶による白色散乱層31bを上層として透明基体30
上に設けた高分子液晶層31を用いる。すなわち、書き
込みユニット24はそのレーザー光を像担持体裏面より
吸収染料含有層に直接照射することで、該部分を白色散
乱層部分まで熱伝導により等古層にし、これを固定する
。一方、読み取りユニット23は白色散乱層31b側か
らそのレーザー光を照射するため、非書き込み部では充
分強い散乱光が得られ、より高い読み取りコントラスト
が得られる。また、この様に形成された画像はバックグ
ラウンド上で、このまま表示されても良い。
[発明の効果]
以上説明した様に、本発明によれば、充分高コントラス
トで、鮮明な画像を安定したメモリー状態で記録するこ
とができ、従来のように光学的コントラストを得るため
の偏光板等を用いずに、例えば純自然な白色状態をベー
スに、背景として設けた高濃度のバックグラウンドの色
をそのまま画像状に形成することができる。
トで、鮮明な画像を安定したメモリー状態で記録するこ
とができ、従来のように光学的コントラストを得るため
の偏光板等を用いずに、例えば純自然な白色状態をベー
スに、背景として設けた高濃度のバックグラウンドの色
をそのまま画像状に形成することができる。
このため、本方式によって形成された画像は上記実施例
に限らず、電子写真複写装置等におけるコピー原稿マス
ターとして用りるなと1、多方面での広い応用が期待で
きる。
に限らず、電子写真複写装置等におけるコピー原稿マス
ターとして用りるなと1、多方面での広い応用が期待で
きる。
第1図は温度と透過率(散乱強度)との関係を示す図、
第2図および第3図は第1の実施例を示す図、第4図お
よび第5図は第2の実施例を示す図、第6図及び第7図
は第3・の実−例門示す図である。 10:像担持体ベルト 11.18:サーマルヘッド 12.21:バックグラウンド 13:面ヒータ−14:ハロゲンランプ15:ローラー
16:温度センサー17:駆動ローラー 1
9ニブラテン20:表示部 22:移動軸 23:読み取りユニット 24:書き込みユニット 25.26:半導体レーザー 27.28:フォトセル 29:レンズ30:透明基体 31:高分子液晶層 31a :レーザー吸収染料含有層 31b :白色散乱層 32:ハロゲンローラー
第2図および第3図は第1の実施例を示す図、第4図お
よび第5図は第2の実施例を示す図、第6図及び第7図
は第3・の実−例門示す図である。 10:像担持体ベルト 11.18:サーマルヘッド 12.21:バックグラウンド 13:面ヒータ−14:ハロゲンランプ15:ローラー
16:温度センサー17:駆動ローラー 1
9ニブラテン20:表示部 22:移動軸 23:読み取りユニット 24:書き込みユニット 25.26:半導体レーザー 27.28:フォトセル 29:レンズ30:透明基体 31:高分子液晶層 31a :レーザー吸収染料含有層 31b :白色散乱層 32:ハロゲンローラー
Claims (6)
- (1)加熱または所定温度での保持により、透明状態あ
るいは不透明状態となる高分子層を有する像担持層と、
前記高分子層に隣接した有彩色または黒色の光学吸収体
により像情報を形成する方法であって、前記高分子層の
所定温度での保持時間を制御することにより前記不透明
状態における透明度を制御し、また、前記高分子層を加
熱し、この加熱部分を等方相で固定して透明状態とする
ことで、前記光学吸収体による像状のコントラストを得
ることを特徴とする像形成方法。 - (2)前記高分子層が高分子液晶材を含むものであるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の像形成方
法。 - (3)前記所定温度が液晶温度であり、前記透明度の制
御は前記液晶温度において推移される光学散乱状態によ
り得られるものであることを特徴とする特許請求の範囲
第1項または第2項に記載の像形成方法。 - (4)加熱または所定温度での保持により、透明状態あ
るいは不透明状態となる高分子層を有する像担持層を透
明基体上に設けた像担持体と、前記高分子層を像状に加
熱する加熱手段と、前記高分子層を加熱し不透明状態か
ら透明状態に像状に変化せしめる駆動手段と、前記高分
子層の所定温度での保持時間を制御する駆動手段と、前
記像担持体を有彩色または黒色の光学吸収体前面に導く
ことにより高コントラスト像を形成する駆動手段とを備
えることを特徴とする像形成装置。 - (5)前記加熱手段がサーマルヘッドであることを特徴
とする特許請求の範囲第4項に記載の像形成装置。 - (6)前記加熱手段が半導体レーザーであることを特徴
とする特許請求の範囲第4項に記載の像形成装置。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62310848A JPH01152422A (ja) | 1987-12-10 | 1987-12-10 | 像形成方法および像形成装置 |
EP91112134A EP0457369B1 (en) | 1987-09-08 | 1988-09-07 | Recording apparatus |
DE3856109T DE3856109T2 (de) | 1987-09-08 | 1988-09-07 | Vorrichtung zur Aufzeichnung |
US07/241,214 US4965591A (en) | 1987-09-08 | 1988-09-07 | Recording with polymer liquid crystal recording medium |
EP88114621A EP0306925B1 (en) | 1987-09-08 | 1988-09-07 | Recording method and recording apparatus |
DE8888114621T DE3878357T2 (de) | 1987-09-08 | 1988-09-07 | Aufzeichnungsverfahren und aufzeichnungsgeraet. |
DE3855346T DE3855346T2 (de) | 1987-12-10 | 1988-12-09 | Gerät zur Darstellung von Bildern |
EP88120652A EP0320011B1 (en) | 1987-12-10 | 1988-12-09 | Image display apparatus |
US07/535,978 US5059000A (en) | 1987-12-10 | 1990-06-11 | Image forming medium and image forming apparatus using same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62310848A JPH01152422A (ja) | 1987-12-10 | 1987-12-10 | 像形成方法および像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01152422A true JPH01152422A (ja) | 1989-06-14 |
Family
ID=18010121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62310848A Pending JPH01152422A (ja) | 1987-09-08 | 1987-12-10 | 像形成方法および像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01152422A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111279229A (zh) * | 2017-12-07 | 2020-06-12 | 三星Sdi株式会社 | 颜色转换面板及制造颜色转换面板的方法 |
-
1987
- 1987-12-10 JP JP62310848A patent/JPH01152422A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111279229A (zh) * | 2017-12-07 | 2020-06-12 | 三星Sdi株式会社 | 颜色转换面板及制造颜色转换面板的方法 |
US11781038B2 (en) | 2017-12-07 | 2023-10-10 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Color conversion panel and manufacturing method thereof |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4965591A (en) | Recording with polymer liquid crystal recording medium | |
EP0320011B1 (en) | Image display apparatus | |
JPS5910930A (ja) | 情報記録媒体 | |
US5285298A (en) | Color display apparatus | |
EP0321982B1 (en) | Display medium | |
US5140447A (en) | Display medium having a colored polymer liquid crystal layer | |
JPH01152422A (ja) | 像形成方法および像形成装置 | |
JP2632947B2 (ja) | カラー画像形成装置及びカラー画像形成方法 | |
JP2976111B2 (ja) | カラー画像形成装置、カラー画像形成方法及びカラー画像形成媒体 | |
JPS62278529A (ja) | 表示装置 | |
JP2548021B2 (ja) | 像形成媒体、像形成装置、表示装置及びメモリ装置 | |
JP2632946B2 (ja) | カラー画像表示装置およびカラー画像表示方法 | |
JPH022513A (ja) | 像形成媒体およびその像形成方法 | |
JPH01188827A (ja) | 像形成装置 | |
JPS63170485A (ja) | 液晶光学素子 | |
JPH01178919A (ja) | 像形成装置 | |
JPH0240618A (ja) | カラー画像形成方法 | |
JPH0240613A (ja) | カラー画像表示方法 | |
EP0698803A2 (en) | Color display apparatus | |
JP3018651B2 (ja) | 表示パネル | |
JP2630966B2 (ja) | 像形成方法 | |
JPH01154120A (ja) | 像形成方法 | |
JPH0240612A (ja) | カラー画像表示装置 | |
JPH036517A (ja) | 像形成媒体 | |
JPH02129617A (ja) | 画像形成方法 |