JPH01151590A - 二量体の生成方法 - Google Patents

二量体の生成方法

Info

Publication number
JPH01151590A
JPH01151590A JP63196999A JP19699988A JPH01151590A JP H01151590 A JPH01151590 A JP H01151590A JP 63196999 A JP63196999 A JP 63196999A JP 19699988 A JP19699988 A JP 19699988A JP H01151590 A JPH01151590 A JP H01151590A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
alkyl
enamine
group
alk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63196999A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0613532B2 (ja
Inventor
James P Kutney
ジェイムズ・ピー・クートニー
Lewis S L Choi
ルイス・エス・エル・チョイ
Jun Nakano
潤 中野
Hiroki Tsukamoto
塚本 博樹
Camille A Boulet
カミール・エイ・ブーレット
Michael Mchugh
マイケル・マキュー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BRITISH COLOMBIA THE, University of
University of British Columbia
Original Assignee
BRITISH COLOMBIA THE, University of
University of British Columbia
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BRITISH COLOMBIA THE, University of, University of British Columbia filed Critical BRITISH COLOMBIA THE, University of
Publication of JPH01151590A publication Critical patent/JPH01151590A/ja
Publication of JPH0613532B2 publication Critical patent/JPH0613532B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D519/00Heterocyclic compounds containing more than one system of two or more relevant hetero rings condensed among themselves or condensed with a common carbocyclic ring system not provided for in groups C07D453/00 or C07D455/00
    • C07D519/04Dimeric indole alkaloids, e.g. vincaleucoblastine

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (R業上の利用分野) この発明は、二量体(dill(3r)アルカロイド化
合物、特にカタランタス(ビンカ) (Cathara
nthus(Vinca))アルカロイドグループの化
合物を生成するだめの新しい方法に関する。さらに詳し
くは、この発明は式■で表される抗ウイルス性、抗白血
病(抗腫瘍性)化合物、ビンクリスチン及びビンブラス
チンのような二IQ体の生成方法に関する。
I’1l−1 1述した化合物は、RがCOOCH3であり、R1がO
CH3である場合にはビンブラスチン(N S C49
482)であり、RがCOOCH3、R1がOCH、N
1がN−CHo (N−フォルミル)である場合にはビ
ンクリスチン(N S C67574)である。
重要な抗腫瘍性薬剤を含むこの発明による二量体アルカ
ロイド系(series)は、カタランチン(cath
aranthtne)  (式T1.R=COOCH3
)のようなインドールユニットと、ビンドリン(弐■)
のJ:うなジヒドロインドールユニットから形成されて
いる。この二量体アルカロイド系においては、化合物を
構成する2つのユニットはインドールユニット中の脂肪
族中心018とビンドリン部分の芳香族炭素C15とに
係わる炭素−炭素結合を介して結合されている。
〈発明の概要) この発明における改良点は以下のとおりである。
まず、第1に還元方法が改良されている。この還元方法
においては、段階(e)に述べられているようにイミン
中間体(式vI〉からエノミン(式■)への変換は種々
の新しい1.4−ジヒドロニコチンアミド(式Iχ、R
2−1で4 =R6=H,R3=C0N Hであり、R
1は式Vlのイミン中間体の1.2−還元対1,4−還
元に関するN a [) Hモデルを示す表1に掲げら
れた式xxv r r〜XXX I Iによって表さt
しるアリル、カルボキシルエステル esters ) 、糖(sugers)、カルボン酸
、及びノノルボンR塩のような種々の官能基を含む)と
式XXX III及び式XXXIVのような1,4−ジ
ヒド1コピリジン化合物を用いて行なわれる。
R=CO2CH3 R=■2CH3 とりわけ重要なことは、電子を!g!富に含む官能基(
例えば正に帯電したイミン中間体(式Vl )と配位(
Coordination)可能な式IXのR1中のカ
ルボキシルエステル及びカルボン酸塩)が存在すること
である。前述した配位により、イミン中間体く式Vl 
)の還元の割合とレジオセレクティビディ(regio
selectivity) (1,2−7元に対する1
、4−還元)の両方が増大し、エナミン(式Vlll)
の収率(Yield)が改善される。イミン中間体(式
Vl )を還元し、次の操作を行なう前に反応混合物を
低湿(0℃〜−70℃)、好ましくは一40℃以下に保
つことによって、後者の化合物、すなわちエナミンの生
成をさらに改善することができる。
イミン中間体く式Vl )の1.4−31元によるエナ
ミン(式■)の合成に対する上述した改善に関連したF
1定の例が、例1〜9(手続C−K)に与えられている
。これらの例の結束はイミン中間体(式Vl )の1.
4−還元対1,2−還元に対する還元剤の影響を示す表
2及びイミン中間体(式■)の1.4−還元対1.2−
還元に対する温度の影響を示す表3に要約されている。
表2は各4式XXXI及び式XXX I Iの還元剤を
用いた還元手続(例7及び例8の手続I及び手続J)が
エノ゛ミン(式■)の最も大きな収率を与えることを示
している。表3はXXXIIの37元剤によるイミン中
間体(式■)の還元における温度の影響を示している。
還元温度を一40℃まで下げると(例9の手続K (i
i)) 、 1.2−還元生成物である3、4−デヒド
ロビンブラスチン(式Vl )に対する1、4−還元生
成物であるエナミン(式■)の比(4,2:1)と反応
全体の収率(85%)の両方が増大する。
改善の第2点は親出願に開示されているエナミン(式■
)のイミン中間体(式XVt )への酸化反応に関する
。ビンブラスチン(式1)の生成収率を最適化するため
に、この酸化反応における種々のパラメータが検討され
た。
表4はエナミン(式■)からのビンブラスチン(式■)
の生成に対する塩化第二鉄濃度の影響を示している。2
当mの塩化第二、鉄の場合にビンブラスチン(式■)に
対して最も大きな収率が得られる。
表    2 CO,9:1.060 D    1:1 40 E   1.1:1 60 F    2:1 65 G   1.5: 1 70 )1  1.1:1 6s 1  2.3:1 70 J   2.2:1 70 1、代表的な手続:  6#!l!のメタノール中のイ
ミン中間体(式Vl)  10h+yへ、6dのメタノ
ール中に溶かされた還元剤C−J(1〜6当間)を加え
た。詳細については実験の項で述べる。
2、逆相II P L C定171による。
3、1.2−1元(3,4−デヒドロビンブラスチン。
式■)+1.4−還元(エナミン、式■)生成物を合わ
せたもの。
4、これらの反応は全て20℃で行なった。
5、手続A及びBは親出願に開示されているらのであり
、ここでは比較のために引用されている。
表   3 [)  20 2.2:1 70 K(i) −203,2:1 80 K(ii) −404,2: 1 851、表2の代表
的な手続 2、8PLcによる定■ 3、1.2−1元(3,4−デヒドロビンブラスチン。
式■)+1.4−還元(エナミン、式■)生成物を合わ
せたもの。
表    4 1、60d/分の割合で。
2、 NaB114を用いた還元生成の後の逆相HPL
C定量による。
3、 −40℃(手続K (ii))において生成され
たエナミン式■)。
表    5 18.2 ’、)    15.4 10   15.5 15   15.7 45   6.5 表    6 一4Q    3.7 −23   6.2 0   19.6 2020.6 45   16.0 3、 −40℃(手続K (ii))で生成されたエナ
ミン。
表    7 1   19.6 5   25.2 10   30.1 20   29.6 50   24.7 1、反応条件= 2当間の塩化第二鉄を加え、0°Cに
おいて60d /分の流量で15分間溶液に気泡を通す
3、 −40℃(手続K (it))おいて生成された
エナミン。
4、希釈ファクタ1=6aeのメタノール中の100■
のイミン中間体(式■)へ6dのメタノール中の還元剤
(式XXXII、6当量)を加えた(全体で12ai!
 )。希釈ファクタ5=全体積60ate、等。
表5はエナミン(式■)から得られるビンブラスチン(
式■)の生成に対する酸化時間の影響を示している。ビ
ンブラスチン(式■)の収率は2当部の塩化第二鉄のも
とに5〜20分間エアレージJンを行なった時に最大と
なる。
表6は2当量の塩化第二鉄が存在する条件下でのエナミ
ン(式■)から生成されるビンブラスチン(式■)の収
率に対する酸化温度の影響を示している。逆相HPLC
定門によると、NaBH4を用いた還元生成の後のビン
ブラスチン(式■)の収率は温度範囲O℃〜20℃にお
いて最も高くなることがわかる。
ビンブラスチン(式■)の生成に対するエナミン(式■
)の溶液の希釈の影響が表7に示されている。NaBH
4を用いた還元生成の後の逆相HPIC定聞によれば、
0℃において(2当最の)塩化第二鉄が存在する条件下
でエアレーションを行ldう前のエナミン(式■)溶液
の希釈ファクタが10〜20の場合に、ビンブラスチン
(式■)の収率は最大となる。
要約すると、この発明における特別の改良点はエナミン
(式■)の酸化反応に関係するものであり、上述したイ
ミン中間体(式■)の還元によって得られたエナミン(
式■)溶液を還元の時に用いたものと同じ溶媒によって
希釈(5〜50倍)する手続を有する。実際的な目的に
対しては好ましい希釈ファクタは通常8〜12倍の範囲
である。
上述した手続は低温(0℃〜−70℃)、好ましくは一
40℃以下で、かつアルゴンや周期律表のゼロ族に属す
る不活性ガス(窒素、ヘリウム、ネオン、他)のような
不活性雰囲気中で行なわれる。
こうした希釈手続の後、上述したようにして((2当吊
の)塩化第二鉄が存在する条件下で0℃において60a
e/分の流量で15分間エアレーションを行なう)、ま
た親出願において開示されているようにしてエナミン(
式■)の酸化を行なうことができ、それに対応するイミ
ン中間体(式XVI )が生成される。
改良の第3魚目はアルカリ金属のボウ水素化物(NaB
H4、KBI−14、L i [31−14、他)によ
るイミン中間体(式XVt )のビンブラスチン(式1
)及び/あるいはリューロシジン(Icurosidi
ne)(式XXXV )への還元に関係している。エナ
ミン(式■)の酸化によって得られたイミン中間体(式
XVI ) 及U 式(XVIa ) ハ、低温(4℃
〜−20°C)、好ましくは0℃にa5いてアルカリ金
属のホウ水素化物を加えることによっl”r’;J、元
される。
還元は8.5以下の911、好ましくは7.5〜8.0
のpHで行なわれる。次に、反応混合物全体は親出願に
開示されているようなアルカロイド生成物の抽出、分離
を行なう前に真空中[in vacuo)において低温
(0℃〜10℃)で濃縮される。
XXXV              XVIa実際的
な目的のためには、上述したすべての改良点は、インド
ールユニット(式II、式XXII、式XXIII )
及びジヒドロインドールユニット(式XX1、R=H)
から弐XXIで表される最終的な生成物を得るワンポッ
ト(one−pot)操作内で行なわれるプロヒス全体
へ直接に組入れることができる。
カタランチン及びビンドリンからビンブラスチンを得る
ワンポットプロセスに対する最適な手続を示す反応式1
に要約されているように、種々の中間体(式xxtv、
式v■、式■及び式XVt )の単離は省略されている
要約すると、この発明による方法は初期材料としてのビ
ンドリンと、以下の式で表されるようなフェニル、アル
キル、及びアミド誘導体を用いてカタランチン及びジヒ
ドロ力タラチンから二量体生成物を生成するために用い
ることができる。
式XX[は式に示されているようなものであり、式中に
おいてalkは01−06の低級アルキルグループ、好
ましくはCl−C5を表しており、アリルはベンジル、
スヂリル、キシリルのようなモノアリルであり、R1は
水素、a I k、 CHO及びC0R5(ここでR5
はアルキルあるいはアリル)から成るグループのメンバ
であり、R2及びR3は水素及び−Go−a I kか
ら成るグループのメンバであり、R4はCoo−a I
 k、C0NH−NH、CONH2、C0NHR6、及
びCON (R6>2 (ここにR6はアルキル)から
成るグループのメンバであり、Zは=CH2−CH2−
及び−CI−1= CH−から成るグループのメンバで
あり、Rは式XXIIあるいは式XXIIIで表される
インドール族のメンバである。ここにR7は水素あるい
はCoo−alkから成るグループのメンバであり、R
8は水素、OH,0−alk、0CO−a l klあ
るいはアルキルから成るグループのメンバであり、R9
は水素、OH,0−aI k、 0CO−a I k、
あるいはalkから成るグループのメンバであり、RI
Oは水素、OH,0−a I k、 0CO−a I 
kから成るグループのメンバであり、R11は水素ある
いはC00−a l kから成るグループのメンバであ
り、R12はアルキルから成るメンバである。
(実施例) この発明は特に以下の式で表される化合物を生成するた
めのプロヒスに関する。
ここに式xxrにおいて、 7/L、キル=CH3あるいは(OH2)。XH3、た
だしn=1〜5 R1=CH3あるいはCHO R2=HあるいはCo−a I k R3=l−1 R4=C0O−a l kあ6いG、tCONR13R
14、ただしR13とR14は水素、アルキル、置換ア
ルキル、アリルあるいは置換アリル基から成るグループ
の中の任意のメンバ Z ” −CH”’ CI−1−アロ 1i’ Get
 −CH2−CH2−R−式XXIIアルイハ式XXI
Il R7=HあるいはC00−a I k R8=H,OH,○−a l k、 0CO−a I 
kあるいはアルキル R9=I−1,0)−1,0−a l k、 OCO・
−a l kあるいはアルキル R10−ト1.   OH,O−a   l   k、
   0CO−a   I   kR11= Hあるい
はC0O−alk R12=I−1あるいはアルキル である。
この発明のプロセスは、アザバイシクロ−オクタン部を
含む天然イボガアルカロイド族のインドールユニットと
、天然アスピドスペルマ及びビンカアルカロイド族のジ
ヒドロインドールユニットに対し、これら2つのユニッ
ト間における炭素−炭素結合の立体化学がビンブラスチ
ンと同じである場合に、前記インドールユニットとジヒ
ドロインドールユニットから生成される二量体の合成に
関するものであり、以下の段階(a)〜(j)から成る
。すなわち、−70℃〜÷40℃の冷温において橋状窒
素を酸化することによって前記インドールユニットから
N−1%ft化物インドール中間体を形成し、この中間
体を単離せずにおく段1!!1(a)と、前記N−M化
物インドール中間体を、無水酢酸、ハロゲン化無水酢酸
、及び塩化アセチルから成るグループ中の1つのメンバ
が存在する中で処理して、ボロノフスキタイプの切断反
応を起こさせる段階(b)と、段階(b)の生成物を単
離することなく、無水酢酸、ハロゲン化無水酢酸、及び
塩化アセチルが存在する中で、−70℃〜−1−40°
Cの低温の不活性条件下で前記反応生成物をジヒドロイ
ンドロールユニットと結合させる段階(C)と、−20
℃〜0℃の範囲の低温におい゛C溶媒を蒸発させること
によって段階(C)の生成物を単離する段階((1)と
、次に示す式IXによって表されるI X 1.4−ジヒドロピリジン化合物(式IX中のR3及び
R5はカルボキシルエステル(、C00−a I k 
)であり、R1、R2、R4及びR6は水素、アルキル
、アリル(ハンチエステル系(llantzch es
terseries))あるいはN−置換1.4−ジヒ
ドロニコチン酎アミドから成るグループのメンバeあり
、R1は例えばベンジルのような置換アリル基あるいは
置換アルキル基であり、R3はC0NR7R8であり、
R7及びR8は水素、アルキル基、アリル基から成るグ
ループの1つのメンバである)によって段階(d)の生
成物を還元する段階(e)と、−20℃〜0℃の低温度
範囲で溶媒を蒸発させることによって、段階(e)の生
成物Cある式VIIIのエナミンを単離する段lll1
mと、低温(0℃〜−70℃)、好ましくは一40℃以
下において段階(e)の生成物であるエナミンの溶液を
同じ溶媒によって5〜50倍、好ましくは8〜12倍に
希釈する段M (g)と、段階<r)において得られた
エナミン、あるいは段階(g)において得られたエナミ
ン溶液を用いて以下のような多数の酸化プロセス、すな
わち(1)エナミン溶液を開放空気中で撹拌するか、あ
るいは溶液中に空気/酸素の気泡流を通すことによる制
御されたエアジ−232フ(2) (1)と同様である
が金属イオンを加えて行なうエアレーション/Pa素化
、(3) (1)と同様であるが式XHで表わされるフ
ラビンコエンデイムを加えてX1llで表わされる1,
5−ジヒドロコエンザイム生成するようなエアレーショ
ン/酸素化、(4)(1)と同様であるが過酸化水素及
び/あるいは式R−(1)OH (Rはアルキルあるい
はアリル)で表わされるヒドロ過酸化物を加えて行なう
エアレーション/酸素化によって式xv■あるいは式X
VIaのイミン中間体を生成する段階(h)と、−20
℃〜0℃の範囲の低温において溶媒を蒸発させることに
よってイミン中間体あるいは段階(h)において得られ
たイミン中間体を単離する段階(i)と、段階mにおい
て得られた生成物、あるいは段階(h)において得られ
たイミン中間体溶液を、段階(h)の酸化プロセスにお
いて用いたのと同様の適当な溶媒(有機溶媒及び/ある
いは水性溶媒)中でアルカリ金属ホウ水素化物(NaB
H3 、KBH4 、 L f BH4 )によって還
元することによって、ビンブラスチンやビンクリスチン
、及びリューロシジン(式xxxv >がその例である
式xx■で表わされる目標の化合物に変換する段wA(
、+)から成る。
特に重要なことは、式IXのR1に(例えばカルボキシ
ルエステル及びカルボン酸塩のような)電子を豊富に有
し正に帯電したイミン中間体(式Vl )と配位可能な
官能基が存在することである。こうした1,4−ジヒド
ロピリジン化合物の幾つかの例が表1(例えば式XXX
I及び式XXXII )に挙げられている。こうした配
位はイミン中間体(式■)の還元の割合及びレジオセレ
クティビティ(1,2−還元に対する1.4−!!元)
の両方を増大させ、これによってエナミン(式■)の収
率が増大する。
還元は一り0℃〜←60℃、好ましくは一20℃〜−4
0℃の不活性雰囲気中において行なわれる。使用する溶
媒は、アルコール、アセトニトリルあるいはこの系列の
より高級なメンバ、ジメヂルスルホキシド.ジメヂルフ
ォルムアミド(dilllethylfOrlalll
idO) 、ジオキサン及びテトラヒドロフランのよう
な種々のエーテル、及び塩素化炭化水素(ChlOri
natOd hydrocarbon)である。
段階(h)の酸化プロセス(1)〜(4)は、アルコー
ル、アセトニトリルあるいはこの系列のより高級なメン
バ、ジメチルスルホキシド、ジメチルフォルムアミド、
ジオキサンやテトラヒトaフランのにうな種々のエーテ
ル、ベンジンやトルエンのような芳香族炭化水素等の有
機溶媒中で行なわれる。5〜9のpH1好ましくは6〜
8の範囲のpHを有する緩衝溶液(aqueons b
uffer) (例えばリン酸塩、トリス−HCl、M
ES緩衝溶液)を共溶媒(Co−8OIVent)とし
て用いることができる。反応温度は一60℃〜+60℃
の範囲である。
特に重要なことは、式IXのR1に(例えばカルボキシ
ルエステル及びカルボン酸塩のような)電子を豊富に有
し正に帯電したイミン中間体(式Vl ”)と配位可能
な官能基が存在することである。こうした1、4−ジヒ
ドロピリジン化合物の幾つかの例が表1(例えば式XX
X I及び式XXXII )に挙げられている。こうし
た配位はイミン中間体(式■)の還元の割合及びレジオ
セレクティビティ(1,2−還元に対する1 、 4−
31ii元)の両方を増大させ、これによってエナミン
(式■)の収率が増大する。
還元は一60℃〜+60℃、好ましくは一20℃〜−4
0℃の不活性雰囲気中において行なわれる。使用する溶
媒は、アルコール、アセトニトリルあるいはどの系列の
より高級なメンバ、ジメチルスルホキシド、ジメチルフ
ォルムアミド(dimethylrormamide)
 、ジオキサン及びテトラヒドロフランのような種々の
エーテル、及び塩素化炭化水素(chlorinate
d hydrocarbon) テある。
上述した段階(e)の生成物である式■のエナミンは、
好ましくは一り0℃〜O℃の範囲の低湿において溶媒を
蒸発させることによって単離される。
また、この発明のプロセスにおいては生成されたエナミ
ンを以下の酸化プロセスによって酸化することによって
イミン中間体(式XVI及び式XVIa)を!1−成す
る。この酸化プロセスは、(a)エナミン溶液を開放空
気中で撹拌するか、あるいは溶液中に空気/M素の気泡
流を通すことによる制御されたエアレーション/醇素化
と、(b)段階(h)の酸化プロセス(1)と同様であ
るが塩化第二鉄を加えて行なうエアジ−932フ (h)の酸化プロセス(1)と同様であるが弐XIIに
よって表わされるフラビンコエンデイムを加えて行ない
、式XIIIによって表わされる1.5−ジヒドロフラ
ビンコエンザイムをインシイチュー(in 5itu)
で生成するエアレーション/酸素化から成る。
酸化プロセスは、アルコール、アセトニトリルあるいは
この系列のより高級なメンバ、ジメチルスルホキシド、
ジメチルフォルムアミド、ジオキサンやテトラヒドロフ
ランのようなエーテル、ベンゼンやトルエンのような芳
香族炭化水素、等の有機溶媒の中で行なわれる。
[実験例] 以下の例は20℃において行なった。
実験例1 く1−ジフェニルメチル(  −1.4−ジヒドロニコ
チンアミド(式lX1R1=ジフェニルメチル;R2=
R4   =R5   =R6  − ト1:R3  
 =C0NH2   )   (  式XXVII )
によるイミン中間体く式Vl ”)の還元−エナミン(
式■)の合成−(手続C>> 脱ガスされたエタノール(6雇)の中の撹拌されたイミ
ン中間体(式■、100η)溶液へ、アルゴンのポジテ
ィブ雰囲気下でメタノール(6rn1.)中の1−ジフ
ェニルメチル−1.4−ジヒドOニコヂンアミド(式X
XVII )  (76sy,  2.5当聞) ヲ加
エタ。
還元剤は、60分に1当にずつの割合で少しずつ加えた
。この後、逆相HPLC分析(ウォーターズラジアルパ
ック(Water Radial Pak)C18あル
イはCNカートリッジ、溶媒システムとしてメタノール
−H  0−Et3N)を行なった結果、他の生成物と
共に0.9:1の割合(収率60%)でエナミン(式■
)と3°,4°−デヒドロビンブラスチン(式Vl )
の生成されたことがわかった。
実験例2 く1−ベンジル−3−シアン(cyano)−1,4−
ジヒドロピリジン(式IX、 R1=へ>ジ/L/:R
2=R4=R5=R6=H:R3=CN)  (式XX
XIII) k−ヨルイミン中間体(式■)の還元−エ
ナミン(式■)の合成−(手続D)> 脱ガスされたメタノール(6d)中の撹拌されたイミン
中間体(式Vl 、  100#lSF )溶液へ、ア
ルゴンのポジティブ雰囲気下においてメタノール(10
d)中の1−ベンジル−3−シアノ −1.4−ジヒド
ロピリジン(式XXXIII)  (206#+9.1
0当量)を加エタ。
還元剤は、60分に1当闇の割合で少しずつ加えた。こ
の後、逆相HPLC分析(上述したのと同様のもの)を
行なった結果、他の生成物と共に1:1の割合(40%
の収率)でエナミン(式■)と3゛。
4゛−デヒドロビンブラスヂン(式■)の生成されたこ
とがわかった。
実験例3 く1−ベンジル−1,4−ジヒドロニコチニル(dih
ydronicotinyl)(2°−カルバモイル(
carbamoly)−ピロリジニル(pyrroli
dinyl))−アミド(式IX、R1=ベンジル:R
2=R4=R5=R6=H:R3−(2−カルバモイル
−ピロリジニル)カルボニル) (式XXXIV )に
よるイミン中間体(式■)の還元−エナミン(式■)の
合成・−(手続E)〉脱ガスされたメタノール(6m)
中の撹拌されたイミン中間体(式V1. 100■)溶
液へ、アルゴンのポジティブ雰囲気下においてメタノー
ル(5d)中の1−ベンジル−1,4−ジヒドロニコチ
ニル−(2−カルバモイル−ピロリジニル)−アミド(
式XXXIV )  (163IItg、  5当最)
ヲ加エタ。還元剤130分に1当量の割合で少しずつ加
えた。この後、逆相HPLC分析(上述したのと同様の
もの)を行なった結果、他の生成物と共に1.1:1の
割合(収率60%)でエナミン(式■)と3°、4−ア
ヒドロビンブラスチン(式■)の生成されたことがわか
った。
実験例4 〈1,4−ジヒドロ −1−(1−メトオキシカルボニ
ルイソブチル)−ニコチンアミド(式IX、R1=1−
メトオキシカルボニルイソブチル:R2=R5=R6=
’H: R3=C0NH2)(弐XXVIII) −1
ナミン(式■)の合成−(手続F)。〉 鋭ガスされたメタノール(61dl>中の撹拌されたイ
ミン中間体(式Vl、  100INJ)溶液へ、アル
ゴンのポジティブ雰囲気下においてメタノール(6成)
中の1,4−ジヒドロ−1−(1−メトオキシカルボニ
ルイソブチル)−ニコチンアミド(式XXVIII) 
 (150I11g、  6当量)を加えた。還元剤は
30分に1当Mの割合で少しずつ加えた。この後、逆相
)(P I−C分析(上述したのと同様のもの)を行な
った結果、伯の生成物と共に2:1の割合(収率65%
)で1ナミン(式■)と3°、4゛−デヒド[1ビンブ
ラスチン(式Vl )の生成されたことがわかった。
実験例5 <1−(2°、3°、4°、6°−テトラアセチル−(
β)−〇−グルコピラノシジル(glucopyran
osidyl) −1,4−シヒトD二m]チンアミド
(式(IX) 、 R1=(2°、3“、 4’、 6
°−テトラ−アセチル=(β)−〇−グルコピラノシジ
ル:R2=R4=R5=R6=)−1’: R3=C0
NH2)(式XXIX) k: J: ルイミン中間体
(式■)の還元−エナミン(式■)の合成−(手続G)
。〉 脱ガスされたメタノール(6#!1! )中の撹拌され
たイミン中間体(式Vl、  100η)溶液へ、アル
ゴンポジティブ雰囲気下においてメタノール(10m1
! )中の1−(2’、 3’、 4’、 6’−テト
ラアセチル−(β)−D−グルコピラノシジル(glu
copyranosidyl) −1,4−シヒトo 
二mlチンアミド(式XXIX)  (23U7゜5当
量)を加えた。還元剤は60分に1当量の割合で少しず
つ加えた。この後、逆相HP L C分析(上述したの
と同様のもの)を行なった結果、他の生成物と共に1.
5:1の割合(10%の収率)でエプミン(式■)と3
°、4°−デヒドロビンブラスチン(式■)の生成され
たこ とがりかった。
実験例6 〈1,4−ジヒドロ−1−(2°−メトホキジカルボニ
ルイソプロビル)−ニコチンアミド(式IX、R1=2
°−メトオキシカルボニルイソプロビル;R2=R4=
R5=R6=H:R3=C0NH2)(式XXX >に
よるイミン中間体(式■)の還元−エナミン(式■)の
合成−(手続H)。〉 脱ガスされたメタノール(6meJ中の撹拌されたイミ
ン中間体(式Vl、  100η)溶液へ、アルゴンの
ポジティブ雰囲気下においてメタノール(1−)中の1
,4−ジヒドロ−1−(2°−メトオキシ−カルボニル
イソプロピル)−ニコチンアミド(式XXX )(82
Pj、  3.5当量)を加えた。還元剤は30分に1
当mの割合で少しずつ加えた。この侵、逆相HPLC分
析(上述したのと同様のもの)を行なった結果、他の生
成物と共に1.1:1の割合(65%の収率)でエナミ
ン(式■)と3“、4−デヒドロビンブラスチン(式■
)の生成されたことがわかった。
実験例7 〈1,4−ジヒドロ−1−(1°、2°−ジメトキシカ
ルボニルエチル)−ニコチンアミド(式XXXI、 R
1−1°、2°−ジメトキシカルボニルエチル4 =R
5 =R6 =H :R3 =CONH2 )(式XX
XI)によるイミン量体(式Vl )の還元−エナミン
(式■)の合成−(手続L)> 脱ガスされたメタノール(6−)中のイミン中間体(式
Vl,  100覆)溶液へ、アルゴンのポジティブ雰
囲気下においてメタノール(10d)中の1.4−ジヒ
ドロ−1(1°,2°−ジメトキシカルボニルエチル)
−ニコチンアミド(弐XXXI)  (  148rf
tg,  5当量)を加えた。還元剤は30分に1当量
の割合で少しずつ加えた。この後、逆相1」P L C
分析(上述したのと同様のもの)を行なった結果、他の
生成物と共に1.1:1の割合で(70%の収率)でエ
ナミン(式■)と3°,4°−デヒドロビンブラスチン
(式■)の生成されたことがわかった。
実験例8 〈1.4−ジヒドロ−1−(ナトリウム−イソブチル−
1−カルボキシレート(carboxy+ate))−
ニコチンアミド(式IV. R1 =ナトリウムーイソ
ブチルー1ーカルボキシレート: R2 =R4 =R
5 =R6 =H :R3 =CONH2)(式xXX
II)ニヨルイミン中間体(式■)の還元−エナミン(
XXXII )の合成−(手続J)> 脱ガスされたメタノール(6IIe )中のイミン中間
体(式VT,100■)溶液へ、アルゴンのポジティブ
雰囲気下においてメタノール(6ydl)中の1.4−
ジヒドロ− 1−(ナトリウム−イソブチル− 1.−
カルボキシレート)−ニコチンアミド(式XXXII 
) (130Rg+5当量)を加えた。還元剤は30分
に1当最の割合で少しずつ加えた。この後、逆相HPL
C分析(上述したのと同様のもの)を行なった結果、他
の生成物と共に2.2:1の割合で(70%の収率)で
エナミン(式■)と3°,4゛−デヒドロビンブラスチ
ン(式■)の生成されたことがわかった。
実験例9 〈低温での1.4−ジヒドロ−1−(ナトリウム−イソ
ブチル−1−カルボキシレート)−ニコチンアミド(式
IX,R1=ナトリウム−イソブチル−1−カルボキシ
レート;R2 =R4 =R5 =R6 =H SR3
 =CON)−12)(式XxXII)ニヨルイミン中
間体(式■)の還元−エナミン(式■)の合成−(手続
K)> (i)−20℃の脱ガスされたメタノール(6m >中
のイミン中間体(式Vl 、 100Rg)溶液へ、ア
ルゴンのポジティブ雰囲気下においてメタノール(6a
ll! )中の1,4−ジヒドロ −1−(ナトリウム
−イソブチル−1−カルボキシレート)−ニコチンアミ
ド(式XXXII ) (155η,6当吊)を加えた
。還元剤は少しずつ加えた。45分後、この温度におい
て逆相HPLC分析(上述したのと同様のもの)を行な
った結果、他の生成物と共に3.2:1の割合で(80
%の収率)でエナミン(式■)と3°,4°−デヒドロ
ビンブラスチン(式■)の生成されたことがわかった。
(ii)−40℃以上で反応を行なうと、60分後に4
□2:1の割合(85%の収率)でエナミン(式■)と
3°14“−デヒドロビンブラスチン(式■)が生成さ
れた。
実験例10 〈塩化第二鉄が存在する条件下において空気で高希釈(
High Dilution) エナミン(式Vl)ヲ
1m化シ、イミン中間体(式XVI )を生成すること
によるビンブラスチン(式■)の合成。(方法5)〉イ
ミン中間体(式Vl 、 200IItg)から得られ
たエナミン(式■)(手続K (i++)を含む溶液を
、酸化する航にメタノール(全容積120d )で5倍
に希釈した。次に塩化第二鉄(75IIfI、 2当間
)を加え、0℃において20分間溶液中で気泡を通した
。ホウ水素過ナトリウム(sodium borohy
dride)(2001Ry )を加え、さらに水(1
00■)を加え酢酸エチル(3×200m)で抽出を行
なう前に真空中で溶液を濃縮した。化合した有機抽出物
をN a S O4のFで乾燥し、F8tsを真空中で
蒸発させた。粗生成物はカラムクロマトグラフィ(シリ
カゲル、TIGグレード、15g)で純化した。ニーデ
ル:クロロホルム(10ニア)で溶離することにより、
3゛、4−デヒドロビンブラスチン(式■、 18#I
9.11%)が得られた。
エーテル:クロロホルム:メタノール(10ニア:0.
5]でさらに溶離することにより、ビンブラスチン(式
■、62■、37%)が得られた。
実験例11 〈カタランチン(式■及びビンドリン(式■)のビンブ
ラスチン(式■)及びリューロシジン(式xxxv )
へのワンポット変換−全手続〉アルゴンのポジティブ雰
囲気下で一15℃の乾燥ジクロルメタン(4,5m)中
のカタランチン溶液へ、m−過安患香ili!1(33
0q、1.9mol)を少しずつ加え、混合物を一10
℃〜−15℃において5分間撹拌した。この後、反応混
合物を一40℃まで冷却し、乾燥ジクロルメタン(hd
)中′のビンドリン(弐m 、  450111fF、
1+1111101)溶液を加え、さらにすぐその後無
水トリフルオル酢酸(trifluoroacetic
anhydridcHld、7.1mol)を加えた。
2時間後、−60℃において真空中(高真空ポンプ)で
揮発物を取除き、アルゴンでシステムを洗い流したHu
shingJ後、乾燥し脱ガスされたメタノール(12
d)を加えた。結果として管られるオレンジ(oran
ge)溶液を一40℃まで冷却し、アルゴンのポジティ
ブ雰囲気下において乾燥し脱ガスされたメタノール(1
2m )中の1.4−ジヒドロ −1−(ナトリウムー
イソブブル−1−カルボキシレート)−ニコチンアミド
(式XXXII ) (1,59,6mn+ol)溶液
を加えた。
還元が完了した後(逆相HP I Cモニタによる)、
コールドメタノール(cold methanol)(
約300Idりを加えた。この時、溶液の温度は一5℃
と0℃の間に保った。次に塩化第一鉄(330mg、 
2mmol)を加え、乾燥した気泡を60−7分の流量
で20分間溶液中に通した。ボウ水素過ナトリウム(1
g)を加え、次に水(100Id>を加え酢酸エチル(
3x 150d)で抽出を行なう前に真空中(ウォータ
アスピレータ)で溶液を濃縮した。化合した有機抽出物
はNaSO4上で乾燥され、真空中において溶媒を蒸発
さゼて粗生成物を得た。この粗生成物は前述したクロマ
トグラフィによって純化され、3゛。
4°−′−デヒドロビンブラスチン(式■、 95ay
、 12%)、ビンブラスチン(式T、  315j1
9.39%)。
及びリューロシシン(式XXXV、  130#Iy、
 16%) ヲ得た。
出願人 ザ・ユニバージティー・オブ・ブリティッシュ
・コロンビア

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アザバイシクロ−オクタン部を含む天然イボガア
    ルカロイド族のインドールユニットと、天然アスピドス
    ペルマ及びビンカアルカロイド族のジヒドロインドール
    ユニットに対し、これら2つのユニット間における炭素
    −炭素結合の立体化学がビンブラスチンと同じである場
    合に、前記インドールユニットとジヒドロインドールユ
    ニットから生成され、次式で表されるような二量体の生
    成方法であって、 ▲数式、化学式、表等があります▼XX I ▲数式、化学式、表等があります▼XXII ▲数式、化学式、表等があります▼XXIII ここに、式XX I において アルキル=CH_3あるいは(CH_2)_nXH_3
    、ただしn=1〜5 R_1=CH_3あるいはCHO R_2=HあるいはCO−alk R_3=H R_4=COO−alkあるいはCONR_1_3R_
    1_4、ただしR_1_3とR_1_4は水素、アルキ
    ル、置換アルキル、アリルあるいは置換アリル基か ら成るグループの中の任意のメンバ Z=−CH=CH−あるいは−CH_2−CH_2−R
    =式XXIIあるいは式XXIII R_7=HあるいはCOO−alk R_8=H、OH、O−alk、OCO−alkあるい
    はアルキル R_9=H、OH、O−alk、OCO−alkあるい
    はアルキル R_1_0=H、OH、O−alk、OCO−alkR
    _1_1=HあるいはCOO−alk R_1_2=Hあるいはアルキル 段階(a)〜(j)から成り、段階(a)が−70℃〜
    +40℃の冷温において橋状窒素を酸化することによっ
    て前記インドールユニットからN−酸化物インドール中
    間体を形成することから成り、この段階(a)では前記
    中間体が単離されず、前記段階(b)が前記N−酸化物
    インドール中間体を無水酢酸、ハロゲン化無水酢酸、及
    び塩化アセチルから成るグループ中の1つのメンバが存
    在する中で処理してポロノフスキタイプの切断反応を起
    こさせることから成り、前記段階(c)が、段階(b)
    の生成物を単離することなく、無水酢酸、ハロゲン化無
    水酢酸、及び塩化アセチルが存在する中で、−70℃〜
    +40℃の低温の不活性条件下で前記反応生成物をジヒ
    ドロインドロールユニットと結合させることから成り、
    前記段階(d)が−20℃〜0℃の範囲の低温において
    溶媒を蒸発させることによって段階(c)の生成物を単
    離することから成り、前記段階(e)が次に示す式IX ▲数式、化学式、表等があります▼IX によって表される1,4−ジヒドロピリジン化合物によ
    って段階(d)の生成物を還元することから成り、式I
    X中のR_3及びR_5はカルボキシルエステル(CO
    O−alk)であり、R_1、R_2、R_4及びR_
    6が水素、アルキル、アリル(ハンチエステル系)ある
    いはN−置換1,4−ジヒドロニコチン酸アミドから成
    るグループのメンバであり、R_1は置換アリル基ある
    いは置換アルキル基であり、R_3はCONR_7R_
    8であり、R_7及びR_8は水素、アルキル、アリル
    基から成るグループの1つのメンバであり、前記段階(
    f)が−20℃〜0℃の温度範囲で溶媒を蒸発させるこ
    とによって、段階(e)の生成物である式VIIIのエナミ
    ンを単離することから成り、前記段階(g)が低温(0
    ℃〜−70℃)、好ましくは−40℃以下において段階
    (c)の生成物であるエナミンの溶液を同じ溶媒によっ
    て5〜50倍、好ましくは8〜12倍に希釈することか
    ら成り、前記段階(h)が段階(f)において得られた
    エナミン溶液、あるいは段階(g)において得られたエ
    ナミン溶液を用いて以下のような多数の酸化プロセス、
    すなわち(1)エナミン溶液を開放空気中で撹拌するか
    、あるいは溶液中に空気/酸素の気泡流を通すことによ
    る制御されたエアレーション/酸素化、(2)(1)と
    同様であるが金属イオンを加えて行なうエアレーション
    /酸素化、(3)(1)と同様であるが式XIIで表わさ
    れるフラビンコエンザイムを加えてXIIIで表わされる
    1,5−ジヒドロコエンザイムを生成するようなエアレ
    ーション/酸素化、(4)(1)と同様であるが過酸化
    水素及び/あるいは式R−OOH(Rはアルキルあるい
    はアリル)で表わされるヒドロ過酸化物を加えて行なう
    エアレーション/酸素化によって式XVIあるいは式XV
    Iaのイミン中間体を生成することから成り、前記段階
    (i)が、−20℃〜0℃の範囲の低温において溶媒を
    蒸発させることによってイミン中間体あるいは段階(h
    )において得られたイミン中間体を単離することから成
    り、前記段階(j)が段階(i)において得られた生成
    物、あるいは段階(h)において得られたイミン中間体
    溶液を、段階(h)の酸化プロセスにおいて用いたのと
    同様の適当な溶媒(有機溶媒及び/あるいは水性溶媒)
    中において、アルカリ金属ホウ水素化物(NaBH_4
    、KBH_4、LiBH_4)で還元することによって
    、ビンブラスチンやビンクリスチン、及びリューロシジ
    ン(式XXXV)がその例である式XX I で表わされ
    る目標の化合物に変換することから成るような二量体の
    生成方法。
  2. (2)前記段階(d)、段階(f)及び段階(i)にお
    ける単離が省略されており、インドールユニット(式I
    I、式XXII、あるいは式XXIII)とジヒドロインドー
    ルユニット(式XX I 、R=H)から式XX I で表さ
    れる最終的な生成物を得るプロセス全体がワンポット操
    作で行なわれる特許請求の範囲第1項記載の二量体の生
    成方法。
  3. (3)N−酸化物インドール中間体がジヒドロインドー
    ルユニットと結合され、また式IXで表される1,4−ジ
    ヒドロピリジン化合物によって還元されるようになって
    おり、式IX中のR_3及びR_5▲数式、化学式、表等
    があります▼IX がカルボキシルエステル(COO−alk)であり、R
    _1、R_2、R_4、及びR_6が水素、アルキル、
    アリル(ハンチエステル系)あるいはN−置換1,4−
    ジヒドロニコチンアミドから成るグループのメンバであ
    り、R_1が置換アリキル基あるいは置換アリル基であ
    り、R_3がCONR_7R_8であり、R_7及びR
    _8が水素、アルキル、アリルあるいはアリル基から成
    るグループの任意のメンバである特許請求の範囲第1項
    記載の二量体の生成方法。
  4. (4)エナミンを生成し、このエナミンを多数の酸化プ
    ロセスによって酸化してイミン中間体(式XVI及び式X
    VIa)を生成する段階が設けられ、前記多数の酸化プロ
    セスが(a)エナミン溶液を開放空気中で撹拌するか、
    あるいは溶液中に空気/酸素の気泡流を通すことによる
    制御されたエアレーション/酸素化と、(b)段階(h
    )のプロセス(1)と同様であるが塩化第二鉄を加えて
    行なうエアレーション/酸素化と、(c)段階(h)の
    プロセス(1)と同様であるが式XIIによって表される
    フラビンコエンザイムを加えて式XIIIで表される1,
    5−ジヒドロフラビンコエンザイムをインサイチュ▲数
    式、化学式、表等があります▼XII▲数式、化学式、表
    等があります▼XIII で生成するようなエアレーション/酸素化から成る特許
    請求の範囲第1項記載の二量体の生成方法。
  5. (5)前記段階(h)のプロセス(1)が過酸化水素及
    び/あるいはRがアルキル及びアリルから成るグループ
    の1つのメンバである場合の式R−OOHで表されるヒ
    ドロ過酸化物を加えて行なうようなものである特許請求
    の範囲第1項記載の二量体の生成方法。
  6. (6)−20℃〜0℃の範囲の低温において溶媒を蒸発
    させることによって単離されたイミン中間体(式XVI及
    び式XVIa)がアルカリ金属ホウ水素化物を用いた還元
    によって、ビンブラスチンとリューロシジンから成るグ
    ループの1つのメンバであるビンカアルカロイドに還元
    される特許請求の範囲第4項記載の二量体の生成方法。
JP63196999A 1987-08-06 1988-08-06 二量体の生成方法 Expired - Lifetime JPH0613532B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CA543,832 1987-08-06
CA000543832A CA1341262C (en) 1987-08-06 1987-08-06 A new process of the synthesis of 3',4'-anhydrovinblastine, vinblastine and vincristine

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01151590A true JPH01151590A (ja) 1989-06-14
JPH0613532B2 JPH0613532B2 (ja) 1994-02-23

Family

ID=4136214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63196999A Expired - Lifetime JPH0613532B2 (ja) 1987-08-06 1988-08-06 二量体の生成方法

Country Status (12)

Country Link
JP (1) JPH0613532B2 (ja)
AU (1) AU617342B2 (ja)
BE (1) BE1003228A4 (ja)
CA (1) CA1341262C (ja)
CH (1) CH676711A5 (ja)
DE (1) DE3826412A1 (ja)
GB (1) GB2215331B (ja)
HU (1) HU208829B (ja)
IT (1) IT1227155B (ja)
NL (1) NL8801966A (ja)
SE (1) SE467875B (ja)
ZA (1) ZA885765B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011140494A (ja) * 1998-06-02 2011-07-21 Roowin Sa 新規なビンカアルカロイド誘導体及びその調製方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5047528A (en) * 1987-01-22 1991-09-10 University Of Bristish Columbia Process of synthesis of vinblastine and vincristine
USRE37449E1 (en) 1987-02-06 2001-11-13 University Of British Columbia Process of synthesis of 3′,4′-anhydrovinblastine, vinblastine and vincristine
US5432279A (en) * 1989-03-04 1995-07-11 Mitsui Petrochemical Industries, Inc. Process for the preparation of binary indole alkaloids
DE69131444T2 (de) * 1990-11-30 1999-12-23 Fujirebio Inc., Tokio/Tokyo Optisch aktive 1,4-Dihydropyridinderivate sowie Verfahren zu ihrer Herstellung
JP3010151U (ja) * 1994-04-26 1995-04-25 スミ子 片山 切込みのついた筒形食器収納ケース。

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4279817A (en) * 1975-05-30 1981-07-21 The United States Of America As Represented By The Department Of Health & Human Services Method for producing dimer alkaloids
HU195513B (en) * 1984-10-16 1988-05-30 Richter Gedeon Vegyeszet Process for producing stable solutions of alkaloides with bis-indole skeleton
JPS62502684A (ja) * 1985-03-12 1987-10-15 ザ・ユニバ−シテイ・オブ・バ−モント・アンド・ステイト・アグリカルチユラル・カレツジ ビンブラスチン及びビンクリスチン型化合物の合成
CA1341261C (en) * 1987-01-22 2001-06-26 James P. Kutney Process for the synthesis of 3',4'-anhydrovinblastine, vinblastine and vincristine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011140494A (ja) * 1998-06-02 2011-07-21 Roowin Sa 新規なビンカアルカロイド誘導体及びその調製方法

Also Published As

Publication number Publication date
HU208829B (en) 1994-01-28
AU617342B2 (en) 1991-11-28
AU2051288A (en) 1989-02-09
GB2215331B (en) 1992-01-02
HUT50351A (en) 1990-01-29
IT8821678A0 (it) 1988-08-05
SE8802813D0 (sv) 1988-08-03
BE1003228A4 (fr) 1992-02-04
JPH0613532B2 (ja) 1994-02-23
ZA885765B (en) 1989-09-27
CH676711A5 (ja) 1991-02-28
GB8818765D0 (en) 1988-09-07
CA1341262C (en) 2001-06-26
DE3826412A1 (de) 1989-02-16
GB2215331A (en) 1989-09-20
SE8802813L (sv) 1989-02-07
SE467875B (sv) 1992-09-28
IT1227155B (it) 1991-03-19
NL8801966A (nl) 1989-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Jacobsen et al. Asymmetric dihydroxylation via ligand-accelerated catalysis
EP0220601B1 (en) Pyranoindolizine derivatives and preparation process thereof
GB2056973A (en) Camptothecin derivatives useful as antitumour agents
Hagen et al. DDQ oxidations in the indole area. Synthesis of 4-alkoxy-. Beta.-carbolines including the natural products crenatine and 1-methoxycanthin-6-one
Takao et al. Stereoselective total syntheses of (−)-desoxoprosopinine and (−)-desoxoprosophylline: Palladium (O)-catalyzed intramolecular N-alkylation for the key piperidine ring formation
WO1991018901A1 (fr) Derives d'indole
Hou et al. Lanthanides in organic synthesis. Samarium metal promoted selective formation of azoxy compounds
Brückner et al. β, β∼'-dihydroxylation of meso-tetraphenylchlorins and metallochlorins
JPH01151590A (ja) 二量体の生成方法
WO1999041219A1 (fr) Agents d'acylation, procede d'acylation avec utilisation de ces agents et derives d'adamantane
JPH07500349A (ja) キノリン抗生物質の合成における中間体の製造
US5047528A (en) Process of synthesis of vinblastine and vincristine
Bosch et al. Studies on the synthesis of pentacyclic strychnos indole alkaloids. Photocyclization of n-chloroacetyl-1, 2, 3, 4, 5, 6-hexahydro-1, 5-methanoazocino [4, 3-b] indole derivatives
JPH01131187A (ja) 二量体の生成方法
JP2524803B2 (ja) 新規なカンプトテシン誘導体およびその製造法
JP4861340B2 (ja) カンプトセシンサブユニットの新規の合成法
Chang et al. Verdoheme-like oxaporphyrin formation by oxygenation of a Co (II) porphyrinyl naphthoic acid. A new model of heme degradation
Hyvärinen et al. 1H and 13C NMR spectra of the methanolic allomerization products of 132 (R)‐chlorophyll a
USRE37449E1 (en) Process of synthesis of 3′,4′-anhydrovinblastine, vinblastine and vincristine
CN114072410B (zh) 作为parp抑制剂吲哚并七元酰肟化合物
Naito et al. Photocyclisation of enamides. Part 39. General strategy for the synthesis of pseudodistomins: synthesis of triacetates of (±)-tetrahydropseudodistomin and proposed structures of pseudodistomins A and B
Liu et al. A novel C–C radical–radical coupling reaction promoted by visible light: Facile synthesis of 6-substituted N-methyl 5, 6-dihydrobenzophenanthridine alkaloids
Chan et al. Pyrrolidinones derived from (S)-pyroglutamic acid. Part 3. β-Aminopyrrolidinones
CN114516835B (zh) 一种α,α-二取代四氢异喹啉类化合物的合成方法
Clivio et al. Two bis-indole alkaloids from leaves of Ervatamia polyneura