JPH01150060A - Vベルト式無段変速装置 - Google Patents

Vベルト式無段変速装置

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Publication number
JPH01150060A
JPH01150060A JP30555587A JP30555587A JPH01150060A JP H01150060 A JPH01150060 A JP H01150060A JP 30555587 A JP30555587 A JP 30555587A JP 30555587 A JP30555587 A JP 30555587A JP H01150060 A JPH01150060 A JP H01150060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley plate
belt
movable pulley
driven
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP30555587A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsukane Takebe
光兼 武部
Nobuo Jinnohara
伸夫 陣野原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
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Publication of JPH01150060A publication Critical patent/JPH01150060A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複数個の駆動ブーりおよび従動プーリを備えた
Vベルト式無段変速装置に関するものである。
〔従来の技術〕
Vベルト式無段変速装置は、無段階でスムーズな変速比
が得られる利点があることなどから、スクータをはじめ
とする種々の車両に広く使用されており、近年その伝達
動力を大きくすることが要請されるようになってきた。
これに応えるものとしては例えば実開昭51−2178
1号公報に開示されたものがある。これは、駆動軸およ
び従動輪にそれぞれ複数個の駆動プーリおよび従動プー
リを設け、これらプーリ間にVベルトを掛け渡すと共に
、各プーリの各可動プーリプレートを接続杆で接続した
ものであり、この接続杆を油圧シリンダで駆動すること
によってプーリ溝形状を変化させるように構成されてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、このような構造では、各可動プーリプレートが
一体的に移動するため、各プーリのプーリ溝形状は常に
等しくなる。一方、Vベルトは製造誤差等があるために
、2本のVベルトの断面形状や長さを等しくするのが困
難となっている。このため、伝達トルクは必ずしも2本
のVベルトに略平均的には分散されず、何れか一方のV
ベルトに偏る傾向があった。その結果、伝達トルクが小
さいVベルトにおいてスリップして騒音を発生したり、
振動を起こしやすく問題となっている。また、伝達トル
クが大きいVベルトにおいては、無理がかかり摩耗しや
すくなっている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、Vベル
トの騒音や振動を抑え、摩耗を低減することができるV
ベルト式無段変速装置を提供するものである。本発明に
係るVベルト式無段変速装置は、駆動軸および従動軸上
にそれぞれ複数個の駆動プーリおよび従動ブーりを設け
ると共に、各従動プーリの固定プーリプレートと可動プ
ーリプレートとを連結するカム機構を、可動プーリプレ
ートが固定プーリプレートに対して相対的に回転方向へ
回転するにしたがって固定プーリプレートと離れる方向
へ移動するように構成したものである。
〔作用〕
本発明においては、一方の従動プーリにおいてVベルト
のピッチ円直径が大きくなりこのVベルトで伝達される
トルクが他方に比較して著しく大きくなると、可動プー
リプレートが固定プーリプレートに対して回転方向に回
転するので、Vベルトのピンチ円直径が小さくなり、伝
達されるトルクが他方の従動プーリへ分散されるように
なる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図により詳細に説明する。第
1図は本発明に係るVベルト式無段変速装置を示す断面
図、第2図は第1図において矢印A方向から見たエンジ
ン側のカム機構を示す正面図、第3図は第1図において
矢印B方向から見た反エンジン側のカム機構を示す正面
図である。第1図において符号1で示すものはVベルト
式無段変速装置を示す。このVベルト式無段変速装置1
はスクータ等においてエンジン2と後輪駆動軸3との間
に介装され、エンジン動力を後輪駆動軸3へ伝達するた
めに使用される。これらVベルト式無段変速装置1、エ
ンジン2、後輪駆動軸3は図示しない伝動ケースによっ
て一体的に保持され車体の前後方向に配設されている。
ここで、エンジン2のクランク軸と後輪駆動軸3とは前
後方向に間隔をおいて平行とされている。4は前記エン
ジン2の動力を出力するクランク軸からなる駆動軸、5
は前記後輪駆動軸3上に軸受6を介して回転自在に支持
された従動輪である。この従動軸5の端部には従動軸5
の回転速度が上昇すると遠心力によって従動軸5と後輪
駆動軸3とを連結する遠心クラッチ7が設けられている
11は駆動軸4上に設けられた複数個の駆動ブ+ IJ
、12は従動軸5上に設けられた複数個の従動プーリ、
13はこれらブーり間に掛け渡された複数本のVベルト
である。本実施例においては2個のプーリおよび2本の
Vベルトが用いられている。前記プリーりはいずれも各
軸上に固定された固定プーリプレートlla、12aと
、これらプレートに対向してベルト溝を形成し各軸上に
軸線方向に移動自在に支持された可動プーリプレート1
1b、12bとからなる。ここで、各駆動ブーIJII
、IL各従動プーリ12,12はそれぞれ個別に各軸上
に設けられている。詳述すれば、各可動プーリプレート
llb、llbおよび各可動プーリプレート12b、1
2bはそれぞれ独立して軸線方向へ移動することが可能
とされており、各固定プーリプレート11a、12aと
の対向間隔をそれぞれ調整することができる。そして、
駆動ブーU 11では可動プーリプレー)11bがエン
ジン側に配置され、従動プーリ12では固定プーリプレ
ート12aがエンジン側に配置されている。14は反エ
ンジン側の駆動プーリ11の固定ブーリプレー)11a
の背面に一体に形成された冷却送風ファンであり、前記
Vベルト13を冷却する。
21は断面円形に形成されたカニイトであり、各駆動プ
ーリ11の可動プーリプレートllbの背面および周壁
の内面に形成されたカム面に係接している。22は可動
プーリプレートllbの背面に対向して駆動軸4上に固
定されたカム部材であり、可動プーリプレート11bと
の間に前記ウェイト21を径方向に摺動かつ転勤自在に
挟持している。ここで、可動プーリプレートllbおよ
びカム部材22のカム面は、ウェイト21が遠心力で外
径方向に移動すると、可動プーリプレート11bを押圧
してVベルト13との噛み合い半径を大きくするように
、外径方向に向かって対向間隔が漸次狭小となるように
設定されている。
前記各従動プーリ12の可動プーリプレート12bは反
固定プーリプレート12a方向へ延設された筒部23を
有している。24はこの各筒部23に穿設された円弧状
の溝、25はこの溝24内に臨み従動軸5に固定された
ピンであり、これらは各固定プーリプレート12aと可
動プーリプレート12bとを連結するカム機構を構成し
ている。溝24は第2図および第3図に示すように、従
動プーリ12の回転方向R側の端部が、反エンジン側(
第2図および第3図において右側)へ向かうように傾斜
されている。換言すれば、可動プーリプレート12bが
固定プーリプレート12aに対して相対的に回転方向へ
回転するにしたがワて可動プーリプレート12bが固定
プーリプレー)12aと離間する方向へ移動するような
形状に形成されている。
26.26は可動プーリプレート12b、12bの移動
を円滑にするために、これらプレートを常時固定プーリ
プレート12a、12a方向へ付勢する圧縮コイルばね
である。
このように構成されたVベルト式無段変速装置において
は、エンジン2の動力は駆動軸4から駆動プーリ11,
11およびVベルト13.13を介して従動プーリ12
,12に伝達される。そして、従動プーリL2.12の
回転速度が上昇すると遠心クラッチ7が接続されるため
に、従動軸5から後輪駆動軸3へと伝達される。
ここで、各従動プーリ12,12は可動プーリプレート
12b、12bがそれぞれ軸線方向に移動することがで
きるために、それぞれ独立してプーリ溝の形状を変化さ
せることができる。このため、2本のVベル1−13.
13に長さの違いがある場合は、長いVベルトにおいて
ピンチ円直径が大きくなり、大きなトルクを伝達するよ
うになる。
しかし、長いVベルトによる伝達トルクが短いVベルト
に比較して著しく大きくなると、長いVベルトが添接さ
れた従動プーリ12の可動プーリプレート12bが固定
プーリプレート12aに対して相対的に回転方向Rへ回
転し、溝24がピン25に対して回転方向Rへ移動する
ので、可動プーリプレート12bは固定プーリプレート
12aから離間する方向へ移動し、長いVベルトのピッ
チ円直径が小さくなる。
したがって、製造誤差によって2本のVベルト13.1
3の長さに差がある場合であっても、−方のVベルトの
みに偏ってトルクの伝達が行われるようなことがなく、
伝達トルクを2本のVベルトに略平均的に分散させるこ
とができる。
すなわち、第2図および第3図においては、反エンジン
側のVベルトがエンジン側のVベルトに比較して長い場
合を示し、実線は低速状態を示し、−点鎖線は高速状態
を示す。高速状態においては、反エンジン側の従動プー
リ12においてVベルトのピッチ円直径が相対的に大き
くなり、Vベルトの長さの差を吸収している。一方、こ
の高速状態において長いVベルトによる伝達トルクが著
しく大きくなると、溝24は一点鎖線の位置から二点鎖
線で示す位置に移動し、Vベルトのピッチ円直径を小さ
くするため、伝達トルクは分散される。
このとき、反エンジン側の駆動プーリ11におけるVベ
ルトの回転半径は反対に大きくなるため、エンジン側の
短いVベルトと反エンジン側の長いVベルトの変速比が
調整されるようになる。
このように本発明は一方のVベルトに作用する伝達トル
クが大きくなったときに、可動プーリプレート12bを
このVベルトのピッチ円直径が小さくなる方向へ移動さ
せることによってトルクを分散させるようにしたことを
その内容とするものであるから、可動プーリプレート1
”2bを移動させるカム機構としては上述した溝24と
ピン25とに限定されるものではなく、カム機構は適宜
変更することができる。例えば第4図は他の実施例を示
す従動プーリ12の断面図、第5図は第4図において矢
印C方向から見たエンジン側のカム機構を示す正面図、
第6図は第4図において矢印り方向から見た反エンジン
側のカム機構を示す正面図であり、第4図において第1
図に示すものと同一あるいは同等な部材には同一符号を
付しその説明は省略する。この実施例においては、固定
プーリプレート12aに固定されたカム32と、可動プ
ーリプレート12bと一体的に移動するカム゛31とを
、軸線と直交する平面に対して傾斜した斜面33を介し
て互いに係接させることによってカム機構が構成されて
いる。なお、第5図および第6図においても第2図およ
び第3図と同様に、反エンジン側のVベルトがエンジン
側のVベルトに比較して長い場合を示し、実線は低速状
態を示し、−点鎖線は高速状態を示す。二点鎖線は、こ
の高速状態において反エンジン側の長いVベルトにおけ
る伝達トルクが大きくなり、カム31がカム32に対し
て回転方向Rへ移動し、伝達トルクが分散された状態を
示す。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、駆動軸および従動
軸上にそれぞれ複数個の駆動プーリおよび従動プーリを
設けると共に、各従動プーリの固定プーリプレートと可
動プーリプレートとを連結するカム機構を、可動プーリ
プレートが固定プーリプレートに対して相対的に回転方
向へ回転するにしたがって固定プーリプレートと離れる
方向へ移動するように構成したから、一方の従動プーリ
においてVベルトのピンチ円直径が大きくなりこのVベ
ルトで伝達されるトルクが他方に比較して著しく大きく
なると、可動プーリプレートが移動しVベルトのピッチ
円直径を小さくすることができるので、伝達トルクを他
方の従動プーリへ分散させることできる。
したがって、伝達トルクを各Vベルトに略平均的に分散
することができ、従来のように伝達トルクが一方のVベ
ルトに偏るようなことがなくなるので、Vベルトが滑っ
て騒音や振動を発生したり、摩耗するのを低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るVベルト式無段変速装置を示す断
面図、第2図は第1図において矢印A方向から見たエン
ジン側のカム機構を示す正面図、第3図は第1図におい
て矢印B方向から見た反エンジン側のカム機構を示す正
面図、第4図は他の実施例を示す従動プーリの断面図、
第5図は第4図において矢印C方向から見たエンジン側
のカム機構を示す正面図、第6図は第4図において矢印
り方向から見た反エンジン側のカム機構を示す正面図で
ある。 11、・、・駆動プーリ、12・・・・従動プーリ、1
2a・・・・固定プーリプレート、12b・0.・可動
プーリプレート、24・・・・溝、25・・・・ピン。 特許出願人 ヤマハ発動機株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. それぞれ固定プーリプレートおよび可動プーリプレート
    からなる駆動プーリ、従動プーリ間にVベルトを掛け渡
    したVベルト式無段変速装置において、駆動軸および従
    動軸上にそれぞれ複数個の駆動プーリおよび従動プーリ
    を各可動プーリプレートが独立して軸線方向に移動可能
    に設けると共に、各従動プーリの固定プーリプレートと
    可動プーリプレートとをカム機構を介して連結し、この
    カム機構を可動プーリプレートが固定プーリプレートに
    対して回転方向へ回転するにしたがって固定プーリプレ
    ートと離れる方向へ移動するように構成してなるVベル
    ト式無段変速装置。
JP30555587A 1987-12-04 1987-12-04 Vベルト式無段変速装置 Pending JPH01150060A (ja)

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JP30555587A JPH01150060A (ja) 1987-12-04 1987-12-04 Vベルト式無段変速装置

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JPH01150060A true JPH01150060A (ja) 1989-06-13

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ID=17946564

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JP30555587A Pending JPH01150060A (ja) 1987-12-04 1987-12-04 Vベルト式無段変速装置

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JP (1) JPH01150060A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0599290A (ja) * 1991-03-19 1993-04-20 Bando Chem Ind Ltd 変速装置
JPH0652297A (ja) * 1992-07-29 1994-02-25 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 画像処理装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0599290A (ja) * 1991-03-19 1993-04-20 Bando Chem Ind Ltd 変速装置
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