JPH0719305A - 円錐摩擦車式変速比連続可変変速機 - Google Patents

円錐摩擦車式変速比連続可変変速機

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JPH0719305A
JPH0719305A JP18929893A JP18929893A JPH0719305A JP H0719305 A JPH0719305 A JP H0719305A JP 18929893 A JP18929893 A JP 18929893A JP 18929893 A JP18929893 A JP 18929893A JP H0719305 A JPH0719305 A JP H0719305A
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Takamasa Ito
隆正 伊藤
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HIKARI SEIKO
Hikari Seiko Co Ltd
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HIKARI SEIKO
Hikari Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転バランスが良く、速度比が確実で、比較
的静かな伝動が行える変速比連続可変変速機を得る。 【構成】 入力軸2及び出力軸3に設けられた夫々一対
の固定入力円錐車7と可動入力円錐車8及び固定出力円
錐車10と可動出力円錐車11と、これらの間にフロー
ティングする連結板21の両端に回転する回転摩擦車1
9,20とからなり、回転力をこれら回転摩擦車19,
20を仲介にして入力軸2から出力軸3に伝達すること
を特徴としている。 【効果】 低速から高速回転にわたり回転バランスが良
く、確実に動力を伝達できると共に速度比が確実で、か
つ大きな動力を伝えることが容易である。また回転摩擦
車による動力伝達でチェーン駆動のようなリンクのピッ
チによる騒音もなく、静かな伝動運転ができる。それに
小型,単純構造で長寿命である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として車の走行状況に
応じた変速比が要求される自動車の変速機に適した円錐
摩擦車式変速比連続可変変速機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジンの出力を有効に取り出すために
は変速比連続可変式変速機(CVT)が有用である。摩
擦式変速機は、ほとんど剛体とみなし得るような部体を
相接触させ、接触部に生ずる摩擦力によって回転力を伝
達し、接触位置を変化させることによって回転速度比を
変化し得るようなユニットで、接触位置を運転中に連続
的に変化させることができる。そして摩擦によって動力
を伝達するので、多少の滑りは避けられないため、速度
比が不確実であることと、大きな動力を伝えることが困
難であるなどの欠点があるが、その反面、過大な荷重が
かかると滑りを生じて他の機械部分の破壊を防ぐ安全装
置の役目をすること、また比較的静かな伝動をするなど
の利点がある。
【0003】従来、プーリー式CVTは各種のものがあ
る。そしてベルトプーリー式はスチールコマをスチール
平ベルトで連結したものと、チェーンでコマを継いだも
のがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】スチール平ベルトは1
0数枚重ねとなっていて、相対滑りによりベルトが切れ
る問題がある。またベルトに重いコマを付けているので
プーリを叩く音が出るし、高速回転させるとコマは遠心
力によってプーリーから浮き上り伝達動力が減少する欠
点があった。またチェーンでコマを継いだものでは、チ
ェーンは重く、同様の問題が発生している。またチェー
ンのピッチに起因する高速回転時の騒音が出る欠点があ
った。本発明は、回転バランスが良く、速度比が確実
で、比較的静かな伝動が行える変速比連続可変変速機を
得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、入力軸及び出力軸に設けられた夫々一対の固定入
力円錐車と可動入力円錐車とでなる入力溝幅可変V型調
車及び固定出力円錐車と可動出力円錐車とでなる出力溝
幅可変V型調車と、これらの間にフローティングする連
結板の両端に夫々回転自在に装着されて入力溝幅可変V
型調車及び出力溝幅可変V型調車の両溝間に夫々係嵌さ
れた両面に動力伝達面を持った両回転摩擦車とからな
り、2対の対向溝幅可変V型調車を利用し両回転摩擦車
を仲介にして回転力を入力軸から出力軸に伝達させるこ
とを特徴とする円錐摩擦車式変速比連続可変変速機であ
る。次に本発明を以下実施例について図面を参照しなが
ら詳しく説明する。
【0006】先ず機枠1に架設された入力軸2及び出力
軸3には、入力軸2に一体楔止の固定入力円錐車7と入
力軸2のボールスプライン16上をスライドする可動入
力円錐車8とでなる入力溝幅可変V型調車6及び出力軸
3に一体楔止の固定出力円錐車10と出力軸3のボール
スプライン17上をスライドする可動出力円錐車11と
でなる出力溝幅可変V型調車9が夫々設けられている。
なお4,5は入力軸2及び出力軸3の軸受である。そこ
で可動入力円錐車8は入力シリンダー12の入力ピスト
ン13と一体になっており、また可動出力円錐車11
は、出力ピストン15の出力シリンダー14を兼ねてい
る。そして最少加圧力を与える圧縮ばね18と出力シリ
ンダー14の推力との和は入力シリンダー12の推力と
常に均衡している。
【0007】次に21は、対応する入力溝幅可変V型調
車6と出力溝幅可変V型調車9との間においてフローテ
ィングする連結板であって、該連結板21の両端には、
入力溝幅可変V型調車6及び出力溝幅可変V型調車9に
夫々係嵌された両面に動力伝達面23を持った2個の回
転摩擦車19,20が夫々軸受22を介装して回転自在
に装着されている。なお実施例では、上記の回転摩擦車
19,20は夫々図示のように2個の転子19a,19
bまたは転子20a,20bの組成で構成され、両面に
円錐車と同テーパのかさ形(コーン形)となった動力伝
達面23を持った皿形円盤形状となっている。そして本
発明では、2対の対向溝幅可変V型調車6,9を利用
し、両回転摩擦車19,20を仲介にして回転力を入力
軸2から出力軸3に伝達させることを特徴としている。
なお図面実施例では、連結板21の一端に先ず軸受22
を圧入し、転子19aを圧入し、さらに転子19bを圧
入している。そして他端にも同様にして転子20a,2
0bを圧入している。また回転摩擦車19,20の動力
伝達面23の形状は、図面実施例のようにコーン形状と
し、線接触とするか、または断面が円弧の回転体とし、
点接触としてもよいものである。
【0008】
【作用】今入力シリンダー12に圧油を送ると、入力ピ
ストン13と一体の可動入力円錐車8が移動し、固定入
力円錐車7との溝幅が小さくなる。そしてコーン形の動
力伝達面23を持った回転摩擦車19は入力溝幅可変V
型調車6の外周方向に押し出されるのであるが、連結板
21によって連結しているので、出力溝幅可変V型調車
9のV型溝内に侵入して行く。そして固定出力円錐車1
0,可動出力円錐車11の溝幅を増す。そして出力シリ
ンダー14の油圧油は可動出力円錐車11の移動に隨伴
して排油される。しかして動力は入力溝幅可変V型調車
6から回転摩擦車19,20に分岐し、その後出力溝幅
可変V型調車9に合流する。そして動力伝達接触点の有
効半径は、両入力円錐車7,8において大きくなり、両
出力円錐車10,11において小さくなって、両出力円
錐車10,11の回転数を増す。そして回転摩擦車1
9,20は連続的に移動するので変速比を連続して変え
ることができる。
【0009】
【発明の効果】本発明は動力伝達する入出力円錐車7,
8,10,11及び回転摩擦車19,20が回転部体か
ら成っているので、低速から高速回転にわたり回転バラ
ンスが良く、確実に動力を伝達することができると共に
速度比が確実で、かつ大きな動力を伝えることが容易で
ある。そして回転摩擦車19,20による動力伝達はチ
ェーン伝動のようなリンクのピッチによる騒音もなく静
かな伝動運転ができる。それに小型,単純構造で長寿命
という優れた特徴効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明変速機の実施例を示す説明図である。
【図2】図1の主要部の説明図である。
【図3】回転摩擦車の配置を示す説明図である。
【符号の説明】
1 機枠 2 入力軸 3 出力軸 4,5 軸受 6 入力溝幅可変V型調車 7 固定入力円錐車 8 可変入力円錐車 9 出力溝幅可変V型調車 10 固定出力円錐車 11 可動出力円錐車 12 入力シリンダー 13 入力ピストン 14 出力シリンダー 15 出力ピストン 16,17 ボールスプライン 18 圧縮ばね 19,20 回転摩擦車 19a,19b,20a,20b 転子 21 連結板 22 軸受 23 動力伝達面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 入力軸及び出力軸に設けられた夫々の一対の固定入力円
    錐車と可動入力円錐車とでなる入力溝幅可変V型調車及
    び固定出力円錐車と可動出力円錐車とでなる出力溝幅可
    変V型調車と、これらの間にフローティングする連結板
    の両端に夫々回転自在に装着されて入力溝幅可変V型調
    車及び出力溝幅可変V型調車の両溝間に夫々係嵌された
    両面に動力伝達面を持った両回転摩擦車とからなり、2
    対の対向溝幅可変V型調車を利用し両回転摩擦車を仲介
    にして回転力を入力軸から出力軸に伝達させることを特
    徴とする円錐摩擦車式変速比連続可変変速機。
JP18929893A 1993-06-30 1993-06-30 円錐摩擦車式変速比連続可変変速機 Expired - Lifetime JPH0811976B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18929893A JPH0811976B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 円錐摩擦車式変速比連続可変変速機

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JP18929893A JPH0811976B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 円錐摩擦車式変速比連続可変変速機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0719305A true JPH0719305A (ja) 1995-01-20
JPH0811976B2 JPH0811976B2 (ja) 1996-02-07

Family

ID=16238997

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JP18929893A Expired - Lifetime JPH0811976B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 円錐摩擦車式変速比連続可変変速機

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JP (1) JPH0811976B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6962880B2 (en) 1997-03-05 2005-11-08 Renesas Technology Corp. Method for fabricating semiconductor integrated circuit device
CN108533709A (zh) * 2018-06-27 2018-09-14 徐宇 滚轮传动无级变速箱

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6962880B2 (en) 1997-03-05 2005-11-08 Renesas Technology Corp. Method for fabricating semiconductor integrated circuit device
CN108533709A (zh) * 2018-06-27 2018-09-14 徐宇 滚轮传动无级变速箱

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JPH0811976B2 (ja) 1996-02-07

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