JPH0114955Y2 - - Google Patents

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JPH0114955Y2
JPH0114955Y2 JP1983145406U JP14540683U JPH0114955Y2 JP H0114955 Y2 JPH0114955 Y2 JP H0114955Y2 JP 1983145406 U JP1983145406 U JP 1983145406U JP 14540683 U JP14540683 U JP 14540683U JP H0114955 Y2 JPH0114955 Y2 JP H0114955Y2
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battery
adjustment
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outer periphery
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【考案の詳細な説明】 本考案は、時計の緩急構造に関するものであ
る。
従来の論理緩急スイツチ構造は、第1図、第2
図に示す通りである。緩急スイツチレバー1は、
地板2に立てられたピン3に回路受座4、ステー
タ5、コイル6、コイルリード基板7をもつた磁
心8、回路基板9、回路基板を押える回路押え板
10とともにネジ11で固定されている。回路基
板9は片面に電気導通パターンをもつ電気絶縁基
板体よりなり、基板体に並べて設けられた穴に論
理緩急パターンが配線されている。回路押え板1
0はこの基板体の穴に対応して緩急穴10a,1
0b、ノツチ部10cを設けている。緩急スイツ
チレバー1は組み込み後、バネ力によりこれらの
穴を介して各パターンと接触する。しかしこのよ
うなスイツチ構造では、小型化の進む時計には対
処しきれなくなる。時計が小型化してくると、時
計全体の中で各素子の面積の占める割合が大きく
なる。特に電池の占める割合は極めて大きくな
り、時計全体中電池の占める割合は30%を超える
事もある。この様な時計においては、電池以外の
スペースは三日月状になり幅の広いスペースはき
わめてとりにくい。したがつて従来のように緩急
スイツチレバーの緩急穴を並べてとる構造である
と、そこに巾の広い大きなスペースを必要とする
ため、巾がせまく細長いスペースしか与えられな
い小型時計の回路基板においては、そのスペース
の確保が非常に困難になるという欠点が生じる。
本考案の目的は、こうした欠点をなくし平面ス
ペースの有効活用がなされ、時計体における各部
品の配置を容易にする小型時計を実現するもので
ある。
本考案による時計の緩急構造は、略円形状の地
板101の中心を外周部が覆うように配置されて
いる電池128と、上面に論理緩急パターン12
3c,123dが形成されるとともに電池外周に
沿つて三日月状に配置される回路基板122と、 前記論理緩急パターンの一部が露出する複数の
第1の緩急穴127a,127bと前記論理緩急
パターンが露出せず中立位置となる第2の緩急穴
127cとを有し前記回路基板に載置される位置
決め部材125と、 前記緩急穴に係合位置決めされ前記論理緩急パ
ターンに圧接する接点部126aを有するスイツ
チ部材126と、 前記回路基板、前記位置決め部材、前記スイツ
チ部材を積層係止する固定部材134とを有して
なり前記三日月状の回路基板には各々体記電池の
外周にほぼ沿つて一方の端部に前記スイツチ部材
と、該スイツチ部材に隣接してIC107と、該
ICに隣接する他方の端部に水晶ユニツト124
とが配置されており、 前記第1の緩急穴127a,127bと前記第
2の緩急穴127cは前記固定部材134を挟ん
だほぼ対称位置に配設されるとともに前記回路基
板の一方の端部近傍で前記電池の外周にほぼ沿つ
て配置されたことを特徴とする。
以下、図面によつて説明する。
第3図、第4図は本考案の実施例を示すもので
ある。
略円形状の地板101の中心の外周部を覆うよ
うに配置されている電池128の外周に沿つて配
置される三日月状の回路基板122の端部に配設
されるスイツチ部材である緩急スイツチレバー1
26は地板101に立てられたピン136に、ス
テータ103、コイルリード基板106をもつた
磁心105、回路受座137、回路基板122、
緩急スイツチレバーの位置決め部材となる電池プ
ラス端子125とともに、ネジ134で固定され
ている。緩急スイツチレバー126はL字形に曲
げられた先端の接点部126a、先端位置決め部
126b、ばね部126c、中心固定ネジ穴部1
26dからなり、先端位置決め部126bを電池
プラス端子の緩急穴127a又は127bに入れ
て中心固定ネジ穴部126dをネジ134で固定
すると、回路基板に形成された論理緩急パターン
123c、又は123dに接点部126aがばね
部126cによるばね力により圧接するように構
成されている。また緩急スイツチレバーを緩急穴
127a,127bとはネジを挟んだ対称位置に
ある電池プラス端子の緩急穴127cに組み込ん
だ時(図示されている状態)、回路基板は切欠き
部になつていて回路パターンがないため回路パタ
ーンには接触しない。緩急スイツチレバーを緩急
穴127a,127b,127cのいずれかに入
れてねじ固定すれば、論理緩急パターン123
c,123dに接触して同パターンがアースさ
れ、緩急される。127cに組み込んだ時はパタ
ーン123cを+0.264秒/日、123dを−
0.264秒/日論理緩急できるように回路構成して
おけば、合計3つのステツプに緩急できることに
なる。このように緩急穴をネジを挟んだ両側に分
けて設定することにより回路基板上で論理緩急が
行えるスペースの狭い場合でも、そのスペースを
有効に活用することが可能になる。また、電池径
を小さくすることもなく十分な電池容量を確保す
ることができる。
次にムーブメント全体の構成について、第5図
〜第8図を用いて説明する。第5図はその概略断
面図である。
この時計は婦人用小型時計で、ムーブメントも
非常に小さいため、その構造を2段に分けて狭い
スペースを有効に活用している。この図において
は、左上が電池プラス端子125、水晶ユニツト
124、回路基板122からなる回路部、左下が
おしどり押え121、おしどり押え座120、お
しどり116、かんぬき118、巻真115、つ
づみ車119からなる切換部、右上が電池128
の電池部、右下が二番車110、三番車109、
四番車108、輪列受112からなる輪列部とな
つている。また101は地板、131は文字板、
129は時計、130は分針である。
第6図は輪列とその周辺部の平面図、第7図は
切換とその周辺部の平面図、第8図は輪列部と切
換部の上に設けられた電池部と回路部の平面図で
ある。101は時計体の基枠である地板、102
は外径方向にN・Sの2極をもつロータ磁石10
2aとロータかな102bと座102cから成る
ロータである。103は内穴、内ノツチと外ノツ
チを有した強磁性体から成るステータである。1
04は強磁性体から成る磁心105のさお部にコ
イルを巻きその両端を電極パターンにはんだ等に
よつて接続した基板106を一体化したコイルブ
ロツクである。これらロータとステータとコイル
ブロツクによりモータが構成されている。このモ
ータはMOSIC107により印加される出力パル
スによつてコイルに流れる電流が起磁力を発生
し、それによる磁束がステータの外ノツチと内穴
から形成される最細部を飽和させ、N・S極を発
生させることでロータ磁石を吸引、反発等の磁気
的な回転を行うステツプモータである。ロータか
なには減速輪列の四番車108、三番車109、
二番車110、日の裏車111が連結し公知の
時・分針へと回転を伝える。これらの輪列は地板
と輪列受112にある石やブツシユにより軸受さ
れ、ネジ132と133で地板に立てられたピン
に輪列受が固定されている。113は電池マイナ
ス端子、114は電池端子絶縁体である。電池端
子絶縁体は、ダボ114a,114bにより地板
に固定され、114a2,114cで電池マイナス
端子を位置決めしている。これは、電池マイナス
端子の固定と、それと地板との絶縁という2つの
役割をはたしている。電池マイナス端子は、バネ
性をもつた接点113a部が、電池マイナス部に
圧接し導通をとり、同様にバネ性を有する113
b部で回路パターンに接し、MOSICにマイナス
入力を行つている。外部操作部材である巻真11
5は、軸部115aと先端のほぞ部115bで地
板の横穴に軸受されている。おしどり116は地
板に立てられたおしどり軸117を中心に回転可
能に支持され、巻真の凹部115cと係合してい
る。またおしどりダボ116aはかんぬき118
のクリツク部118aと係合してクリツク部の凹
部にしたがつてこの場合は2ケ所に位置決めされ
る。かんぬき118は、ばね部材118bの力に
よつて常におしどりに圧着し、その先端部で巻真
の角取り部115dに係合しているつづみ車11
9を案内している。そしておしどりの前記位置に
応じて、通常位置、リセツト位置につづみ車を移
動させる。図示していないが巻真を引き出し、リ
セツト状態にすると、つづみ車の歯先部119a
が二番歯車とかみ合い、巻真を回すことで時刻修
正ができる。このムーブメントの場合、小型化に
より規正レバーがないため、つづみ車の動きは二
番車、三番車、四番車を通してロータに伝わる。
これら切換部は、おしどり押え座120を介し
て、おしどり押え121で覆われている。おしど
り押えは、ばね性を有する121a部でおしどり
を押え、地板に立てられた2本のピンに案内さ
れ、ネジで固定されている。地板の中心を外周部
が覆うように配置されている電池の外周に沿つて
三日月状に形成されている回路基板122は絶縁
材であるポリミイド樹脂に銅箔パターン123を
形成してあり、電池の外周に沿つて一端からパタ
ーンとMOSIC107、水晶ユニツト124等の
順に配置されていて、それぞれが接続されてい
る。回路パターンの123a部が電池マイナス端
子の113b部と圧接し導通され、オーバーハン
グの123b部が電池プラス端子125の水晶ユ
ニツト押え部125aと接触し、電池128の電
圧がMOSICに入力される。図示していないが、
MOSICからの出力リードパターンはステツプモ
ータのコイルリード基板106とコイル104と
接続し、所定のパルス信号を出力してモータを駆
動する。回路基板122、電池プラス端子はネジ
134,135により地板に立てられたピンに固
定されている。その一方のネジ134は電池プラ
ス端子の上の緩急スイツチレバー126も一緒に
固定している。したがつて婦人用小型時計のよう
に、ムーブメントサイズが非常に小さく、水晶ユ
ニツト、MOSICが実装された回路基板において
論理緩急の行えるスペースもごく限られた場合で
も、このように緩急穴を分けて設定することによ
り、そのスペースを有効にかつ合理的に使用する
ことが可能になる。
以上説明したように、本考案によれば、略円形
状の地板の中心を外周部が覆うように電池を配置
したことによつて電池径が大きくとれ時計の薄型
化と電池容量を大きくとることができる。
また、電池外周に沿つて三日月状に配置される
回路基板に一端から他端にかけてスイツチ部材、
IC、水晶ユニツトを電池外周に沿つて配置して
少ないスペースを有効に使用することにより小型
化をはかることができる。
また緩急穴を固定部材を挟んでほぼ対称位置に
配設させるとともに論理緩急用の緩急穴を回路基
板の端部近傍で電池外周に沿つて配置させたこと
によつて、回路基板や位置決め部材における少な
いスペースの有効活用がはかられて少ないスペー
スに各部品を配置することも容易となり婦人用腕
時計などの小型時計にも十分対応させることがで
きる。その上スイツチ部材周囲の緩急穴を前述の
如く対称位置に配設したことによつて電池径を小
さくすることもなく必要とする大きさが維持でき
十分な電池容量を確保することができる。更に電
池外周に沿つて三日月状に形成された回路基板と
位置決め部材に論理緩急用の緩急穴を固定部材を
挟んでほぼ対称位置に配設させたことによつて、
緩急位置と中立位置が完全に分けられ組立時に緩
急穴の区分が明確となり組み込み違いもなくなり
組立性が向上するという大きな効果を有するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す平面図。第2図は従来例
を示す断面図。第3図は本考案の一実施例を示す
平面図。第4図は本考案の一実施例を示す断面
図。第5図は本考案の一実施例を示すムーブメン
ト部の組立断面図。第6図から第8図は本考案の
一実施例を示すムーブメント部の組立平面図。 1……緩急スイツチレバー、9……回路基板、
10……回路押え板、12……電池プラス端子、
122……回路基板、123……銅箔パターン、
125……電池プラス端子、126……緩急スイ
ツチレバー、128……電池。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 略円形状の地板101の中心を外周部が覆うよ
    うに配置されている電池128と、上面に論理緩
    急パターン123c,123dが形成されるとと
    もに電池外周に沿つて三日月状に配置される回路
    基板122と、 前記論理緩急パターンの一部が露出する複数の
    第1の緩急穴127a,127bと前記論理緩急
    パターンが露出せず中立位置となる第2の緩急穴
    127cとを有し前記回路基板に載置される位置
    決め部材125と、 前記緩急穴に係合位置決めされ前記論理緩急パ
    ターンに圧接する接点部126aを有するスイツ
    チ部材126と、 前記回路基板、前記位置決め部材、前記スイツ
    チ部材を積層係止する固定部材134とを有して
    なり、前記三日月状の回路基板には各々前記電池
    の外周にほぼ沿つて一方の端部に前記スイツチ部
    材と、該スイツチ部材に隣接してIC107と、
    該ICに隣接する他方の端部に水晶ユニツト12
    4とが配置されており、 前記第1の緩急穴127a,127bと前記第
    2の緩急穴127cは前記固定部材134を挟ん
    だほぼ対称位置に配設されるとともに前記回路基
    板の一方の端部近傍で前記電池の外周にほぼ沿つ
    て配置されたことを特徴する時計の緩急構造。
JP14540683U 1983-09-20 1983-09-20 時計の緩急構造 Granted JPS6053088U (ja)

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JP14540683U JPS6053088U (ja) 1983-09-20 1983-09-20 時計の緩急構造

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JP14540683U JPS6053088U (ja) 1983-09-20 1983-09-20 時計の緩急構造

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JPS6053088U JPS6053088U (ja) 1985-04-13
JPH0114955Y2 true JPH0114955Y2 (ja) 1989-05-02

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JP14540683U Granted JPS6053088U (ja) 1983-09-20 1983-09-20 時計の緩急構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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