JPH01148876A - 科学繊維の漆塗り前処理方法 - Google Patents

科学繊維の漆塗り前処理方法

Info

Publication number
JPH01148876A
JPH01148876A JP30432087A JP30432087A JPH01148876A JP H01148876 A JPH01148876 A JP H01148876A JP 30432087 A JP30432087 A JP 30432087A JP 30432087 A JP30432087 A JP 30432087A JP H01148876 A JPH01148876 A JP H01148876A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fibers
lacquer
man
made fibers
rope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30432087A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Yamashita
政男 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKI TAICHI
YANAGIMORI TOSHIO
Original Assignee
TOKI TAICHI
YANAGIMORI TOSHIO
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOKI TAICHI, YANAGIMORI TOSHIO filed Critical TOKI TAICHI
Priority to JP30432087A priority Critical patent/JPH01148876A/ja
Publication of JPH01148876A publication Critical patent/JPH01148876A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
1・・上の1 − 本発明は、科学繊維を、膠溶液に入れて煮込んだ漆塗り
の前処理方法であって、例えば宝飾品用等に好適な科学
繊維に関するものである。 来 ′とその、I′占 例えば麻は、漆との相性も良く麻に漆塗りを施した装飾
品はあるが、あらゆる繊維の表面にある無数の微細な毛
状のケバケバ繊維(1)かのこり、このケバケバ繊維(
1)が漆塗りの一つの特徴、即ち、漆だけが持つ生きた
肌だ合い、艶はあくまでもしっとりとして、なをその奥
にいい知れぬ不思議な品位を持ち、表面は滑らかで、触
れる手の平になんともいえぬムー・ドを与える漆塗りの
下地を得る事を著しく損ねた。 又、綿は、麻の代用として用いられるものの、このケバ
ケバ繊維(1)が、やはりのこり漆塗りの前述のような
特徴を1!トる下地となりえなかった。そこで麻や綿の
このケバケバ繊維(1)を漆や合成塗料で塗り込んで漆
塗りの下地を得ていたが塗り込んだことにより繊維の目
が詰まり、やはり漆塗りの上述のような特徴を得られず
苦慮していた。 科学繊維は、一般に漆との相性が悪く、科学繊維に漆塗
りを施す為の下地を得ることは困難とされていた。 科学繊維のケバケバ繊維(1)を除去しようとする試み
は、麻や綿より困難で、塗り込む場合でも、漆や合成塗
料の濃度を濃<シてはいるものの繊維の目がまったく埋
まり、漆塗りの特徴である漆肌を得られなかった。 上記したように、あらゆる繊維に漆を塗るとき、繊維の
目を損なうことなくこのケバケバ繊維(1)を除去する
ことが共通の問題であり、研究、開発が進められていた
。 一方輪島塗りの商品にみられる様に、麻を器に巻き施し
、この麻に漆を塗り、器の強度を高めるという漆塗りの
もう一方の特徴である、丈夫で長持ち、酸、アルカリ、
アルコールにも強いことを生かした用途の商品は多く出
ている。 工光凱曵且偽1 従って、この発明の目的は、漆に相性が悪いとされてい
る科学繊維に、漆を塗る下地を得る事を目的とする。 の   と 膠は、動物の皮、鍵、骨などを水で煮沸して、それらに
含まれるコラーゲンから得られるタンパクWM似の物質
で、膠は、長時間熱の作用をうけると不可逆変化を起こ
し′てゼラチンとなり冷めれば固まる。 化学繊維の表層部に膠を付き良くする為に水の膜を形成
し、化学繊維を膠溶液に浸し煮沸すると、熱の作用によ
り不可逆変化を起こし、ケバケバ繊維(1)が、粘性化
し科学繊維の表層部に付着され完全に除去される。 上述したように、膠溶液が科学繊維と熱の作用により不
可逆変化を起こして粘着効果を生むことは、従来知られ
ていなかったことであり、本発明者の多くの試験研究に
より始めてその作用効果が確認されたものであって、こ
の発明のもっとも大きな特徴である。 科学繊維の表層部に一様に付着した膠溶液は、低温でか
たまり、その粘着力は、不純物を含まないゼラチン以上
で、この粘着作用を利用して、科学繊維を任意の形状に
変形した後硬直する。 更に、科学繊維本来は、柔らかいものであり、その表層
部はこの処理により硬直されるものの、その中心部は、
本来の柔らかい状態であり、これら二層の性質があいま
って僅かな弾性効果をも発揮することを知見した。 12施舅Y 次に本発明の実施例を図面にもとすいて説明すると、第
1図はポリビニール系科学繊維とポリエステル系科学繊
維を主成分とする縄の正面図。 第2図は、第1図の要部拡大図。 第3図は、本発明の処理方法を施したリング状物品の正
面図。 第4図は、第3図の要部拡大図である。 第1図に示す縄を2秒間木遣しして、水1リットルに対
し、膠100gの割合の膠溶液に1時間煮込み、火を止
めて20分後に取り出すと、第2図で示すケバケバ繊維
(1)が、第4図で示すように完全に除去される。 次に、縄の表層部に付着した膠を30分間常温乾燥し、
円形状の型にはめ20°Cの室温で3日間乾燥し円輪郭
を維持硬直する。 縄をエポキシ樹脂を含むポリウレタン樹脂溶液4割、硬
化剤2割、濃度調整の為のシンナー4割の3剤合成溶液
に2秒間浸した後取り出し24時間自然乾燥して漆塗り
の下地としてのリング状物品、第3図を得る。 以上で漆塗りの下地工程も完了し第3図のリング状物品
に漆塗りを3回繰り返す。 工跋果り 以上述べたように、例えば縄の場合、この発明を利用す
ると、ケバケバ繊維(1)を完全に除去する事により漆
肌を得る効果をはじめ、耐薬効果、防腐効果、防虫効果
、防菌効果等、宝飾品はもちろんのこと、その用途によ
り多くの効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例でポリビニール系科学繊維・
ポリエステル系科学繊維を主成分とする素材縄の正面図
。 第2図は、第1図の要部拡大図。 第3図は、本発明の処理を施したリング状物品の正面図
。 第4図は、第3図の要部拡大図。 1−・・・・−−−−一無数の微細毛状のケバケバ繊維
。 2 ・・・−・−・・・縄の縄目。 3−−−−−−・・−・・−縄の瑳り目。 特許出願人 平 井 義 −(他4名)手続補装置(自
発) 昭和62年特許願第−304320号 2、発明の名称 化学繊維の漆塗り前処理方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 郵便番号  922−01 明     細     書 1、発明の名称 化学繊維製品の漆塗り前処理方法 2、特許請求の範囲 化学繊維製品を、膠溶液に入れて煮込むことを特徴とす
る化学繊維製品の漆塗り前処理方法。 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、漆塗りの宝飾品用等に好適な化学繊維製品の
前処理方法に関するものである。 〔従来技術とその問題点〕 従来、漆塗りを施した宝飾品において麻や綿を素材とし
たものはあるが、麻の場合、漆との相性も良いが、麻の
表面に−ある無数の微細な毛状の立っている毛羽繊維(
1)かのこり、この立っている毛羽繊維(1)が漆塗り
のひとつの特長、即ち、漆だけが持つ生きた肌合い、艶
はあくまでもしっとりとして、なおその奥にいい知れぬ
不思議な品位を持ち、表面は滑らかで、触れる手の平に
なんともいえぬムードを与える漆塗りの下地を得る事を
著しく損ねた。又、綿は、麻の代用として用いられてい
るが、この立っている毛羽繊維(1)が残るのでこれが
障害となって前述のような特長をもった漆塗りの繊維製
品を得ることができなかった。そこで、麻や綿のこの立
っている毛羽繊維(1)を、漆や合成塗料で塗り込んで
漆塗りの下地を得ていたが塗り込んだことにより宝飾品
の表面の文様が埋まり、やはり漆塗りの上述のような特
長を得られず苦慮していた。 化学繊維は、一般に漆との相性が悪く、化学繊維製品の
表面に漆塗りを施す為の下地を得ることは困難とされて
いた。 化学繊維製品の表面に立っている毛羽繊維(1)を毛羽
状でない状態にすることは麻や綿より困難で、その方法
として漆や合成塗料の濃度を濃くシているが宝飾品の表
面の文様がまったく埋まり、漆塗りの特長である漆肌を
得られなかった。 上記したように、あらゆる繊維製品に漆を塗るとき、繊
維製品の表面の文様を損なうことなく立っている毛羽繊
維(1)を毛羽状でない状態にすることが共通の問題で
あり、研究、開発が進められていた。 一方、麻を器に巻き施し、この麻に漆を塗るというよう
に器の強度を高め丈夫で長持ち、酸、アルカリ、アルコ
ールにも強くなるという特長を生かした用途の製品は多
く出ているが、その表面に立っている毛羽繊維が残り漆
肌が得られなかった。綿は安価により麻の代用として用
いられるが、やはり表面に立っている毛羽繊維がのこり
漆肌が得られなかった。 〔発明の目的〕 この発明の目的は、漆に相性が悪いとされている化学繊
維製品に、漆を塗る下地を得る事を目的とする。 〔発明の手段と作用〕 化学繊維製品を、その表層部に膠を付き良くする為に水
通しした後、膠溶液に浸し煮沸すると、熱の作用により
立っている毛羽繊維(1)が、軟らかくなって化学繊維
製品の表面部に付着し、毛羽状でない状態となる。 上述したように、膠溶液と化学繊維が熱の作用により粘
着効果を生むことは、従来知られていなかったことであ
り、本発明者により始めてその作用効果が確認されたも
のであって、この発明のもっとも大きな特徴である。 また、化学繊維製品の表層部に一様に浸透した膠溶液は
、常温でかたまり、その硬まる性質は、不純物を含まな
いゼラチン以上で、この硬化作用を応用して、化学繊維
製品を望む形状に変形させた後、この発明を実施すれば
望む形状の品が得られる。 更に、化学繊維本来は、柔らかいものであり、その製品
の表層部はこの処理により硬直されるものの、その中心
部は、本来の柔らかい状態であり、これら二層の性質が
あいまって僅かな弾性をも発揮することを知見した。 〔実施例〕 次に、本発明の実施例を図面にもとすいて説明すると、
第1図は、ポリエステル系化学繊維を含むポリビニール
系化学繊維で瑳った縄の正面図。 第2図は、第1図の要部拡大図。 第3図は、本発明の処理方法を施したリング状物品の正
面図。 第4図は、第3図の要部拡大図である。 第1図に示す縄を2秒間水通しして、水1リットルに対
し、l1vl 00 gの割合の膠溶液に1時間煮込み
、火を止めて20分後に取り出すと、第2図で示す立っ
ている毛羽繊維(1)が、第4図で示すように表面部に
軟化して付着し毛羽伏でなくなる。次に、縄の表層部に
浸透した膠溶液を30分間常温で半乾燥し、円形状の型
にはめて形を整え、次に、常温の室内で3日間乾燥し円
輪部を維持硬直する。 縄をエポキシ樹脂を含むポリウレタン樹脂溶液4割、硬
化剤2割、濃度調整の為のシンナー4割の3割合成溶液
に2秒間浸した後、取り出し24時間、自然乾燥して漆
塗りの下地としてのリング状物品、第3図を得る。 以上で漆塗りの下地工程も完了し第3図のリング状物品
に漆塗りを繰り返す。 〔効果〕 以上述べたように、この発明を利用することにより化学
繊維製品に、漆だけが持つ生きた肌合い、艶はあくまで
もしっとりとして、なおその奥にいい知れぬ不思議な品
位を持ち、表面は滑らかで、触れる手の平になんともい
えぬムードを与える漆塗りの下地を得る効果を初め、耐
薬効果、防虫効果、防菌効果等、多くの効果が発揮され
る。 例えば、縄の場合、この発明を利用すると、縄をリング
状にして宝飾品として使用できる。又、箸 7になどの
筆記用具、さらに縄を編むことにより籠等の容器として
も使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例でポリエステル系化学繊維を
含むポリビニール系化学繊維を成分とする縄の正面図。 第2図は、第1図の要部拡大図。 第3図は、本発明の処理を施したリング状物品の正面図
。 第4図は、第3図の要部拡大図。 l    無数の微細毛状の立っている毛羽繊維。 2    縄の縄目。 3    縄の嵯り目。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 科学繊維を、膠溶液に入れて煮込むことを特徴とする、
    科学繊維の漆塗り前処理方法。
JP30432087A 1987-11-30 1987-11-30 科学繊維の漆塗り前処理方法 Pending JPH01148876A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30432087A JPH01148876A (ja) 1987-11-30 1987-11-30 科学繊維の漆塗り前処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30432087A JPH01148876A (ja) 1987-11-30 1987-11-30 科学繊維の漆塗り前処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01148876A true JPH01148876A (ja) 1989-06-12

Family

ID=17931607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30432087A Pending JPH01148876A (ja) 1987-11-30 1987-11-30 科学繊維の漆塗り前処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01148876A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3037261A (en) Method of making foundations for toupees
US5842905A (en) Process for making a temporary color change on a plastic material
CN108116146A (zh) 一种皮毛绘画的生产制作方法
JP2015214769A (ja) 水性樹脂コーティングによる造花の加工方法
JPH01148876A (ja) 科学繊維の漆塗り前処理方法
JP2010143891A (ja) 植物の加工方法
JP3120285B2 (ja) 植物象牙製品の多色染色法
US2298152A (en) Decorative memento
US1366380A (en) Artificial fruit and other articles and process for making the same
JPS5973501A (ja) 合成樹脂をコ−テイングした生物体とその製造方法
JP2985995B2 (ja) 造花の製造方法
JPH0729847Y2 (ja) 球果の装身具
JPH0550999B2 (ja)
KR102512737B1 (ko) 옻칠 방법 및 옻칠 조성물
JP4355372B2 (ja) 枝サンゴ製のペンダントとその製造方法
JP3030541B2 (ja) 装飾用小板の製法
US1611713A (en) Process of manufacturing artificial flowers
JP5379319B1 (ja) 造花及びその造花が含まれている造花装飾体
JP2023179857A (ja) 和紙アクセサリーパーツの製造方法及び和紙アクセサリーパーツ
JP3023973U (ja) 携帯用具
JPH0977602A (ja) 変色防止用含浸液で処理して、透明な合成樹脂で包封した乾燥 花とその製品。
JPH02304002A (ja) ドライフラワー
RU2045411C1 (ru) Способ покрытия предмета листообразным волокнистым материалом
JP2012057266A (ja) プリザーブドフラワーのコーティング剤の製法と使い方
JPH0634321Y2 (ja) ドライフラワー構成体