JPH01148599A - Ｘｙプロッター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、シート材料カット器具（カッター）もしくは
描画器具（ペン）を支持しかつＸＹ平面を自在に移動す
る担体を備え、ＸＹ平面上に載置されたシート状の金属
板、合成樹脂板、段ボール等の厚紙、ゴムシート等を所
望の文字、図形にカットするか、またはペーパー等に描
画するＸＹプロッタに関するものであり、特にこのＸＹ
プロッタにおける紙等のシート材料の送り装置に関する
。

［従来技術］ 従来のＸＹプロッタにおいて連続したシート材料を使用
する場合、第６図（１）に示すように、シート材料６１
のＹ方向端部に一定間隔のスプロケット孔６２を開けて
スプロケット６３にこのスプロケット孔を係合し、モー
タ６４によりスプロケット６３を駆動することによりシ
ート材料６１をＸ方向に送っていた。

このほか、第６図（２）に示すように、単にローラ６５
をモータ６６により回転させることによりシート材料６
１を巻きとってＸ方向に送り、Ｘ方向への送り量検出器
６７により検出し、さらにシート材料の蛇行などに基因
するＹ方向の振れ口を振れ量検出器６８により常時検出
して、その検出した値をモータ６６にフィードバックし
て送り社を制御したり、ローラ６５をＸ方向に傾けて、
振れ量を制御することも考えられている。

［発明が解決しようとする問題点］ 第６図（１）に示す送り装置においては、スプロケット
孔６２の位置に誤差があるため、モータ６４やスプロケ
ット６３等の機械系の精度を良くしても、スプロケット
孔６２の位置誤差により、精度を維持することができな
いという問題点があった。

また、第６図Ｃ）に示す送り装置においては、ローラ６
５とシート材料６１および送り量検出器６７とシート材
料６１との間でスリップが生じることがあるため、精度
を向上させることが難しく、また各種検出器等が高くつ
くという問題点があった。

本発明は、ヘッドが搭載されているＹカーソルの移動に
伴ってシート材料をＸ方向に送ることにより、シート材
料の送り精度をヘッドのＸ方向への移動精度、すなわち
ＸＹプロッタの位置決め精度に一致させて、シート材料
の送り精度を向上させることを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 本発明のＸＹプロッタは、吸着パッドをヘッドが搭載さ
れているＹカーソルに固定し、この吸着パッドでシート
材料を吸着し、Ｙカーソルを移動させることによりシー
ト材料を移動させることを特徴とする。

［作用］ 本発明のＸＹプロッタにおいては、Ｙカーソルの移動に
より吸着したシート材料を送る。このため、シート材料
の送りの位置精度は、Ｙカーソルの位置精度に一致する
ことになる。

［実施例］ 以下図面に基づいて本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の一実施例に係わるＸＹプロッタの外観
を示す斜視図である。

１１はテーブルであり、このテーブル１１上にシート材
料１２がセットされる。

このシート材料１２はロール状に巻かれており、そのロ
ール部１３は、テーブル１１の端部に回動自在に支持さ
れている。又、このＯ−ル部１３にはシート材料１２の
移動方向（図中矢印の方向）と逆方向のテンションが加
えられており、テーブル１１上に引出されたシート材料
１２にしわや歪みが生じることを防いでいる。

１４は複数の吸着パッドであり、Ｙ方向に１列に並ぶ複
数の支持体１５によりそれぞれ支持されている。

この支持体１５は、Ｙカーソル１６に回転自在に取付け
られている連結軸１７により連結されており、さらにこ
の連結軸１７は駆動源１８に接続されている。

この駆動源１８は連結軸１７を微小回転させるものであ
り、この連結軸１７０回転により支持体１５は回転し、
吸着パッドは近似的に上下動する。

１９は吸着パッド１４に接続された空気管であり、この
空気管１９を介して吸着パッド１４の下面から吸排気を
行うことにより、シート材料１２の吸着・解放を行う。

２０はカット器具または描画器具が固定されているヘッ
ドであり、Ｙカーソル１６に沿って移動する。

また、このＹカーソル１６はテーブル１１のＹ方向の端
部に取付けられており、Ｘ方向に自在に移動するもので
ある。

上記の構成からなるＸＹプロッタによれば、吸着パッド
１４はＹカーソル１６により支持されているため、Ｙカ
ーソルの移動に伴いＸ方向に自由に移動することができ
る。従って、この吸着パッド１４の位置決め精度は、Ｙ
カーソル１６と同一になる。

第２図は第１図に示すＸＹプロッタの制御部の構成を示
す図である。

２１はカットまたは描画する文字、図形の情報を入力す
るターミナル、２２はインターフェース２３は入力され
た情報に基づいてデータの転送と装置全体の制御を行う
中央演算装置（ＣＰＵ）、２４は制御用のプログラムと
文字、図形の情報を一時的に記憶するメモリー、２５は
第１図に示すＸＹプロッタのＹカーソル１６とヘッド２
０からなるプロッタ部２６を制御して文字、図形をカッ
トまたは描画するプロッタ制御部、２７は吸着パッド１
４の吸排気と駆動源１８の制御をする吸着パッド制御部
である。

次に第３図に示す動作フロー図に基づいて第２図に示す
制御部と第１図に示すＸＹプロッタの送り動作を説明す
る。

尚、このフロー図は１画面毎にシート材料をカット（描
画）する場合を示している。

はじめに、ステップ１にて入力された情報に基づいてＣ
ＰＵ２３から１画面毎に転送される指令によりプロッタ
制御部２５がＹカーソル１６とヘッド２０を制御して、
１画面分の文字、図形についてカットまたは描画を完了
すると、ステップ２に進み、シート材料１２の自動搬送
が必要か否かを判断する。すなわち、１画面内にカット
または描画する文字や図形が収まっている場合等にはシ
ート材料１２の搬送は必要無いが、文字や図形が画面か
らはみだして不連続のままカットまたは描画されている
場合等には搬送が必要とされる。すると、ステップ３に
てＣＰＵ２３からの指令によりプロッタ制御部２５はＹ
カーソル１６を所定の位置まで移動する。

次にステップ４にてＣＰＵからの指令により吸着パッド
制御部２７は、駆動部１８を作動させて吸着パッド１４
を下げる。

そして、ステップ５にて吸着パッド制御部２７は吸着パ
ッド１４から外気を吸引させ、これによりシート材料１
２を吸着させる。

プロッタ制御部２５は、ステップ６にてＣＰＬＪ２３か
らの指令によりＹカーソル１６を移動させて、吸着した
シート材料１２を自動送りする。

その後、ステップ７にてＹカーソル１６が所定の位置ま
で移動したか否か判断され、Ｙカーソル１６の位置決め
が完了すると、ステップ８に進む。

そして、このステップ８にて吸着パッド制御部２７はＣ
ＰＵ２３からの指令により吸着パッド１４の吸気を停止
して、シート材料１２の吸着を解除する。

その後、ステップ９にてプロッタ制御部２５はＣＰＵ２
３からの指令により再び駆動部１８を作動させて吸着パ
ッド１４を上げる。

そして、ステップ１０にてＣＰＵ２３は次の画面のデー
タをメモリー２４から読出し、ステップ１１にてカット
または描画を開始する。

次に第４図及び第５図を用いて本実施例におけるＸＹプ
ロッタにより文字、図形をカットまたは描画する場合の
シート材料の送りの例を説明する。

第４図は１画面に相当する領域４１毎にシート材料をカ
ットまたは描画し、１画面分のカットまたは描画が終了
するとシート材料４２を自動送りする例を示す図である
。

本例においては、プロッタ制御部２５（第２図）に１画
面毎の文字、図形の情報が転送され、１画面ずつ文字４
３、図形４４が仕上げられて、１画面分ずつシート材料
４２が送られる。図の４３Ａのように１画面に相当する
領域４１からはみ出した部分を持つ文字、図形は、はみ
出した部分はカットおよび描画せずに、−旦１画面分の
カットおよび描画を仕上げて送り動作を行った後、次の
１画面をカットもしくは描画を行う。つまり、図の４３
Ａのような２画面にわたる文字、図形は２回にわけてカ
ットもしくは描画する。

動作フローは、このような処理により文字や図形 をカットまたは描画する場合のものである。

第５図（１）、（粉は文字、図形５３毎にカットまたは
描画し、かつシート材料５２を自動送りする例を示す図
である。図中、文字の実線部分は既にカットまたは描画
した部分を示し、点線部分は未だカットまたは描画され
ていない部分を示す。

本例においては、第５図（１）に示すように、文字や図
形をカットまたは描画している途中で、転送されてきた
文字や図形のカットまたは描画する座標が、カットまた
は描画器具が移動できる範囲である１画面に相当する領
域５１からはみ出た場合、その時点でカットまたは描画
を中断し、ヘッド２０（第１図）の位置はそのままに第
５図■に示すように、適当な距離だけ前記したような方
法によってシート材料５２を送ってカットまたは描画を
再開する。

すなわち、第５図（１）に示す文字「キ」５３Ａをカッ
トまたは描画するのに、点Ｐｏから開始し、１画面の境
界でにある点Ｐ１に達したときにカット描画を中断し、
ここで文字「キ」の残りをカットまたは描画する部分が
１画面に相当する領域５１内に入るようにシート材料５
２を送る。

このときに、ヘッド２０はシート材料５２と共に移動す
るため、カットまたは描画を停止した点Ｐｌ上にあり、
この点Ｐｌと次にカットまたは描画を再開した点とがず
れることなく、品質の良い文字・図形を得ることができ
る。

［発明の効果コ 本発明によれば、シート材料の送りにより生じるカット
または描画の継目の位置の精度はＹカーソルの移動精度
に一致するため、継目の位置精度を向上させることがで
きる。

これにより、連続したシート材料をカットまたは描画す
ることができる。

特に、カット・描画可能エリアをはみ出した部分があっ
ても継目の精度が良いため、切れ目なしの連続カットま
たは描画が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係わるＸＹプロッタの外観
を示す斜視図、第２図は第１図に示すＸＹプロッタの制
御部の構造を示す図、第３図は動作フロー図、第４図お
よび第５図は第１図等に示すＸＹプロッタにより文字、
図形をカットまたは描画する場合のシート材料の送りの
例をしめす図、第６図（１）、（２）は従来の送り装置
を示す斜視図である。 １２．４２．５２・・・シート材料 １４・・・吸着パッド １５・・・支持板 １６・・・Ｙカーソル １７・・・連結軸 １８・・・駆動源 ２０・・・ヘッド

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 所望の文字や図形を連続したシート材料に出力するに際
   し、 吸着パッドをＹカーソルに固定し、この吸着パッドでシ
   ート材料を吸着し、 前記Ｙカーソルを移動させることで前記シート材料を所
   望の距離だけ移動させるようにしたことを特徴とするＸ
   Ｙプロッタ。