JPH01148538A - 良好な立体感を有する布帛積層体 - Google Patents

良好な立体感を有する布帛積層体

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JPH01148538A
JPH01148538A JP30820987A JP30820987A JPH01148538A JP H01148538 A JPH01148538 A JP H01148538A JP 30820987 A JP30820987 A JP 30820987A JP 30820987 A JP30820987 A JP 30820987A JP H01148538 A JPH01148538 A JP H01148538A
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JP
Japan
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heat
fabric
cloth
fabrics
whose
Prior art date
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Pending
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JP30820987A
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English (en)
Inventor
Taizo Yasumoto
泰三 安本
Takuro Ueda
上田 卓朗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野] 本発明は良好な立体感を有する布帛積層体に関する。。
[従来の技術・発明が解決しようとする問題点]従来よ
り立体感を有する布帛積層体が製造され、使用されてい
る。
前記布帛積層体は、たとえば不収縮性の布帛同士を重ね
あわせて一体化する際に、一方の布帛を他方より多く用
い、多い側の布帛をできるだけ均一になるようにたるま
せながら2枚の布帛を部分的に縫合、絡合、接着、融着
などの方法により接合する示、もともと立体感のある布
帛に通常の布帛を積層して部分的に接合して一体化する
などの方法により製造されている。
しかし、前者の方法では、立体感をだすために多く用い
る側の布帛を一定の割合でたるませながら接合するのは
技術的にも難しく、しかもえられる布帛積層体の立体感
が乏しいという問題がある。また後者の方法では、立体
感のある布帛を重ね合わせて接合するのはそれほど容易
でないという問題がある上、もともと立体感のある布帛
を用いる必要があるという制限もある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、従来から使用されている立体感を有する布帛
積層体における、立体感が良好で均質な立体感を有する
製品をうるのが容易でない、立体感が良好で均質な立体
感を有する製品をうるためには、もともと立体感のある
布帛を使用する必要があり、しかも加工しにくいなどの
問題を解決するためになされたものであり、熱収縮性の
異なる少なくとも2枚の布帛を重ね合わせて部分的に接
合したものを熱処理してなる良好な立体感を有する布帛
積層体に関する。
[実施例コ 本発明においては2枚以」二、好ましくは2〜5枚の熱
収縮性の異なる布帛が使用される。本発明における立体
感を有する表面層が、積層体の片側にあるようなものを
目的とするばあいには2〜3枚が、該表面層が積層体の
両側にあるようなものを目的とするばあいには3〜5枚
が好ましく使用される。
前記熱収縮性の異なる布帛とは、用いる布帛の縦および
(または)横の線収縮率が異なる布帛をいう。
また、前記線収縮率とは、布帛を無荷重のもとて常温の
状態から本発明における熱処理の条件で熱処理し、再び
常温にもどす操作をしだとものである。線収縮率の差は
5〜50%程度、とくには10〜30%程度あるのか好
ましい。熱収縮率(線収縮率)の差が5%未満のばあい
には、えられる立体感を有する布帛積層体の立体感が充
分てなくなりがちであり、また5026をこえると立体
感は顕著になるが、布帛使用量か多くなり、コスト高に
なりがちである。
布帛を3枚以上用いるばあいには熱収縮率の差の最も大
きなものが前記の差を有しておればよく、最小の熱収縮
率の布帛と最大の熱収縮率の布帛以外の布帛の熱収縮率
は、これらの布帛と同じか、これらの布帛の熱収縮率の
間の値のものであればよく、用途などに応じて適宜選択
して使用すればよい。
前記布帛を構成する繊維の種類にはとくに限定はなく、
布帛の熱収縮率が所定の関係を満たすかぎり、いかなる
種類の繊維も使用しうる。
このような繊維の具体例としては、たとえばポリエステ
ル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリアクリロニトリル系
繊維、ポリプロピレン系繊維などの合成繊維、綿、麻、
羊毛などの天然繊維、レーヨンやアセテートなどの再生
繊維や半合成繊維、ガラス繊維、金属繊維などの無機繊
維、さらにはこれらを混合したものなどがあげられ、太
い繊維であってもよく、細い繊維であってもよく、また
異形断面繊維などであってもよい。
また、前記布帛の形態にもとくに限定はなく、織物、編
物、不織布(単にウェブだけからなり、絡合したものま
たは絡合していない綿状や紙状のもの、接着や融着した
もの、バッキング利を用いたものまたは用いないものな
どを含む)などの布帛とよばれているもののいずれであ
ってもよく、その厚さ、目付量などにもとくに限定はな
い。
前記繊維のうち熱収縮率の大きな布帛を製造するのに適
した繊維としては、たとえばポリビニルアルコール系、
ポリエステル系、ポリアクリロニトリル系などの合成繊
維があげられ、紡糸・延伸条件による熱収縮性付与(前
延伸法)または2次延伸による熱収縮性付与(後延伸法
)などによって熱収縮性を付与できるが、これらの繊維
やこれらの熱収縮性付与方法に限定されるものではない
。また、このような繊維から布帛を製造する際には熱収
縮性繊維のみから製造することはもちろん可能であるが
、熱収縮性繊維と非熱収縮性繊維との混紡も可能である
このような熱収縮率の大きな布帛には熱収縮率の小さい
布帛を立体化させ、かつ形態を保持する機能が要求され
るため、好ましい具体例として、50〜200g/rr
r程度の目付量の織物、不織布などがあげられる。
一方、熱収縮率の小さな布帛を製造するのに適した繊維
としては、非熱収縮性の合成繊維、天然繊維、再生繊維
など種々の繊維が使用でき、用途に応じて最適な素材が
選ばれる。このような繊維から製造される布帛の具体例
としては、たとえば織物、その起毛品、モケット、ベル
ベットなどのパイル織物、編物、その起毛品、パイル編
物などがあげられる。
本発明においては、前記熱収縮性の異なる少なくとも2
枚の布帛を重ね合わせて部分的に接合して一体にしたも
のか使用される。
前記少なくとも2枚の布帛を重ね合わせて部分的に接合
して一体のものにするとは、たとえば2枚の布帛のばあ
い、2枚の布帛を重ね合わせ、たとえば直線状や曲線状
に縫合、絡合、接着または融着などしたりしてストリ・
ツブ状や網目状、さらには各種幾何学模様、その他の模
様にして一体のものにするか、または点で縫合、絡合、
接着または融着などして点間隔が所定の間隔になるよう
にして重ね合わせた布帛を一体のものにし、接合した部
分以外は別々に熱収縮しうるようにするなどのことを意
味する。
重ね合わせた布帛をストリ・ツブ状に接合する際の各直
線や曲線の間隔にはとくに限定はなtI)が、良好な立
体感かえられる、立体感が長期間にわたって保持される
などの点から 0.2〜10cm程度が好ましく、0.
5〜5c+n程度がさらシこ好ましい。また網目状のよ
うにそれぞれの模様を隔離するように接合するばあいに
は、それぞれの面積が0.05〜20c−程度になるの
が好ましく、0.3〜18cJ程度になるのがさらに好
ましく、1〜15cl程度になるのがことに好ましい。
さらに点縫合や点接着などの接合をするばあいの点間隔
としては0.2〜100m程度になるのが好ましく、0
.5〜5cm程度になるのがさらに好ましく、1ゴ当り
 500〜250,000個程度であるのが好ましく、
1000〜40,000個程度であるのがさらに好まし
い。
前記のごとき少なくとも2枚の布帛を重ね合わせて部分
的に接合して一体にしたものは熱処理され、熱収縮率の
大きい布帛が大きく収縮し、熱収縮率の小さい布帛が小
さく収縮し、両者の収縮率の差の分だけ熱収縮率の小さ
い布帛が多く存在するようになり、縫合や接合されてい
ない部分がふくらみ、立体感が生じる。
熱処理法にはとくに限定はなく、乾熱法、によってもよ
く、湿熱法によってもよい。
熱処理条件は処理される布帛の種類(材質、延伸倍率、
形態など)により異なり、−概には規定できず、布帛の
種類により温度、圧力、処理時間などを選定すればよい
が、熱処理温度としては70〜300°C1とくには1
00〜200℃の温度範囲から選択するのが好ましい。
このようにして製造される本発明の布帛積層体は、熱収
縮率の小さい布帛の面の立体感が顕著となり、ボリュー
ム感が増加し、クツション性、防音効果などが向上する
。また、縫合、絡合、接着または融着した単純な模様が
、熱収縮することにより、熱収縮率の小さい布帛は複雑
な幾何学模様となり、高級感を与える布帛積層体となる
。縫合、接着、絡合または融着した段階では、接合部が
圧着されるため熱収縮率の大きい布帛の面にもふくらみ
があるが、熱処理して収縮させることにより、熱収縮率
の大きい布帛の密度が高くなり、平面化することにより
熱収縮率の小さい布帛の立体感が向上する。
本発明の積層体は前記のごとき形状や特性を有するもの
であり、シート、シートカバー、ベツドスプレッド、衣
料、カバンなどの袋物、壁装材やカーテンなどのインテ
リア、緩衝材、防音材などの用途に好適に使用しつる。
前記説明は2枚以上の布帛を重ね合わせたものに関する
ものであるが、要すればフオーム状のシート状物、通常
のシート状物やフィルム状物などを布帛の他に積層して
弾力性、立体感、立体感の耐久性などを改善してもよい
また、縫合や接着などに用いる糸や接着剤などを熱収縮
性の中程度のもの〜大きなものにして、立体感を有する
布帛積層体を構成する各布帛間にゆるみが出たり、ひず
みがかかったりするのを少なくしてもよい。
さらに、布帛を重ね合わせるばあい、それぞれの布帛が
完全に重なる必要はなく、一方の布帛の一部のみに重ね
合わせてもよく、それぞれの布帛の一部分づつのみを重
ね合わせてもよい。
以下、実施例に基づき本発明の良好な立体感を有する布
帛積層体を説明する。
実施例1 熱収縮率の小さい布帛(1)として厚さ 1 、5m+
+++の編物立毛品(ポリエステル製で縦横の線収縮率
がいずれも4%)、中間層(2)として6デニールのポ
リエステル綿シート状物(40g/rf) 、および熱
収縮率の大きい布帛(3)として不織布(80g/ゴ、
ポリアクリロニトリル系繊維をニードルパンチ式で製造
、縦横の線収縮率がいずれも30%)を重ね合わせ、第
2図に示すような波長18cm、振幅3cmで線間隔3
cmの波形と該波形の位相を180°進めた波形とを合
わせた図形になるように縫合し、最高厚さ6mmの積層
体を製造した。
なお、縫合は通常のキルテイングミシン掛で容易に行な
えた。
えられた積層体を120℃の水蒸気にて10分間熱処理
したところ、縦横方向いずれも約25%収縮し、収縮層
は平面化して収縮率の低い布帛の立体感が向上し、表面
側は第1図に示すような外見であり、そのA−A断面は
、第3図に示すように、最高厚さ約9mmの幾何学模様
の立体感を有する布帛積層体かえられた。なお、第2図
は積層体の裏面側の説明図であり、第1図〜第3図の(
4)は縫合部である。
えられた立体感を有する布帛積層体の表面はふくれて丸
味をおびていて立体感に富んだものであり、指でおさえ
るとふとんを押すばあいと同程度の感触があり、指をは
なすとすぐにもとの形状にもどった。また同じ形状のも
のはほぼ同じ最高厚さになっており、熱収縮による立体
化が試料全面でほぼ均一におこっていることがわかった
実施例2 実施例1で用いた熱収縮率の大きい布帛のがわりに縦横
の線収縮率がいずれも22%の不織布(80g/rd’
、ポリアクリロニトリル系繊維をニードルパンチ方式で
製造)を用いた他は実施例1と同様にして立体感を有す
る布帛積層体を製造したところ、縦横方向いずれも約1
8%収縮し、最高厚さが約8mmである以外は実施例1
のばあいと同様の特性を有する立体感を有する布帛積層
体かえられた。
えられた布帛積層体の立体感は実施例1のものよりもや
やおとったが、布帛使用量が減少したことにより約20
%のコストダウンをはかることができるものであった。
[発明の効果] 本発明の立体感を有する布帛積層体は、熱収縮性の異な
る複数の布帛を重ね合わせて部分的に接合したものを熱
処理して収縮させて製造するものであるため、製造方法
が簡単で、がっ布帛積層体の有する立体感が均質で良好
なものとなる、平面状で取扱いの容易な段階で部分的な
接合を行ない、しかも部分的な接合の仕方をがえること
により、容易に種々複雑な立体感のある模様を形成する
ことができるなどの点で優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はいずれも実施例1〜2で製造した本発
明の布帛積層体に関する説明図であり、第1図は該積層
体の表面側の説明図、第2図は裏面側の説明図、第3図
は第1図のA−A断面に関する説明図である。 (図面の符号) (1);熱収縮率の小さい布帛 (2):中 間 層 (3):熱収縮率の大きい布帛 (4):縫 合 部 特許出願人  鐘淵化学工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 熱収縮性の異なる少なくとも2枚の布帛を重ね合わ
    せて部分的に接合したものを熱処理してなる良好な立体
    感を有する布帛積層体。
JP30820987A 1987-12-04 1987-12-04 良好な立体感を有する布帛積層体 Pending JPH01148538A (ja)

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JP30820987A JPH01148538A (ja) 1987-12-04 1987-12-04 良好な立体感を有する布帛積層体

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JP30820987A JPH01148538A (ja) 1987-12-04 1987-12-04 良好な立体感を有する布帛積層体

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JPH01148538A true JPH01148538A (ja) 1989-06-09

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ID=17978234

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JP30820987A Pending JPH01148538A (ja) 1987-12-04 1987-12-04 良好な立体感を有する布帛積層体

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JP (1) JPH01148538A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014105409A (ja) * 2012-11-28 2014-06-09 Nitto Boseki Co Ltd 生地の製造方法
JP2019066720A (ja) * 2017-10-03 2019-04-25 栗田煙草苗育布製造株式会社 吸音材

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