JPH01147034A - 原子炉燃料要素のライナ用ジルコニウム合金 - Google Patents

原子炉燃料要素のライナ用ジルコニウム合金

Info

Publication number
JPH01147034A
JPH01147034A JP63265954A JP26595488A JPH01147034A JP H01147034 A JPH01147034 A JP H01147034A JP 63265954 A JP63265954 A JP 63265954A JP 26595488 A JP26595488 A JP 26595488A JP H01147034 A JPH01147034 A JP H01147034A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ppm
less
zirconium
alloy
oxygen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63265954A
Other languages
English (en)
Inventor
Samuel A Worcester
サミュエル・オースチン・ウスター
Charles R Woods
チャールズ・ロバート・ウッズ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CBS Corp
Original Assignee
Westinghouse Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Westinghouse Electric Corp filed Critical Westinghouse Electric Corp
Publication of JPH01147034A publication Critical patent/JPH01147034A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C3/00Reactor fuel elements and their assemblies; Selection of substances for use as reactor fuel elements
    • G21C3/42Selection of substances for use as reactor fuel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B15/00Layered products comprising a layer of metal
    • B32B15/01Layered products comprising a layer of metal all layers being exclusively metallic
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C16/00Alloys based on zirconium
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C3/00Reactor fuel elements and their assemblies; Selection of substances for use as reactor fuel elements
    • G21C3/02Fuel elements
    • G21C3/04Constructional details
    • G21C3/06Casings; Jackets
    • G21C3/07Casings; Jackets characterised by their material, e.g. alloys
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、原子炉の燃料要素のライナ(1iner;内
張り又は内面被覆)に用いるジルコニウム合金に関する
〈従来の技術〉 金属ジルコニウム及び金属ハフニウムの商業的生産にお
いては、一般に、鉱石を最初に塩素化工程で処理して、
比較的純度の低いハフニウム含有四塩化ジルコニウムと
副産物である四塩化珪素(この副産物は比較的容易に分
離できる)とを生成させる。次に、ジルコニウム及びハ
フニウムを含有する材料を種々の精製工程及びハフニウ
ム錯塩分離工程で処理する。これらの処理操作の結果、
純度が高くなった酸化ジルコニウム及び酸化ハフニウム
が得られ、これらを別々に保持する。高純度に精製され
た上記の酸化物を別々に塩素化する。還元性金属(通常
はマグネシウム)を用いて、塩化物から還元してジルコ
ニウム及びハフニウムにする。過剰の還元性金属及び副
産物である塩(即ち、マグネシウム及び塩化マグネシウ
ム)を蒸留工程により、いわゆる「ジルコニウム・スポ
ンジ」から除去する。次に、通常は2回乃至3回真空ア
ーク溶融して、金属ジルコニウムをインゴットにし、こ
のインゴットを更に処理する(たとえば、原子炉燃料要
素の被覆に用いるジルカロイ管にする)。
たとえば米国特許第4,372,871号[発明者:ア
ルミジョ等(Armijo et al、) ]明細書
に記載されているように、原子炉燃料要素の被覆管とし
て用いるジルカロイ管内面被覆用ライチとして超高純度
(結晶棒)のジルコニウムが提案されている。
それほど純度は高くないが適度の純度の材料を用いた同
様の用途が、米国特許第4,200,492号[発明者
:アルミジョ等(ArmiJo et al、)コ明細
書に記載されている。
たとえば米国特許第4,368,072号[発明者;シ
ダール(Siddall) ]明細書に記載されている
ように、超高純度のジルコニウムは、「結晶棒法J (
Crystal bar process)と呼ばれる
方法によってよう化物セル中で製造される。「結晶棒法
」は極めて高コストの方法であり、非常に柔かい(プリ
ネル硬度:90)の生成物を与える。電子ビーム(EB
)溶融による原子炉燃料要素被覆管のライニング用材料
は、1981年6月4日に公開された日本国特許出願昭
54−144,789号[発明者:カワキタ等(にaw
akita et al、) ]の明細書に開示されて
いる。この先願公報は、極めて小型の実験室規模(商業
的規模の電子ビーム炉ではない)の装置内で、最終溶融
のために電子ビーム溶融を利用する技術を開示している
商業規模の原子炉では、一般に、ジルカロイ−2又はジ
ルカロイ−4が使用されている。ジルカロイ−2及びジ
ルカロイ−4の開発の歴史は、カス(Kass)により
、ASTMスペシャル・テクニカル・パブリケーション
(Special Technical Public
ati。
n)、第368号(1964年)、3〜27頁に「ジル
カロイ合金類の開発」として要約されている。ジルカロ
イの開発に関する他の興味ある文献としては、米国特許
第2,772,964号、第3,097,094号及び
第3,148,055号を挙げることができる。ジルカ
ロイ−2は、約1.2〜1.7%(以下、本明細書中に
おいては%は全て重量%である)の錫と、0.07〜0
.20%の鉄と、約0.05〜0.15%のクロムと、
約0゜03〜0.08%のニッケルとを含有するジルコ
ニウム合金である。ジルカロイ−4は、一般に、約1.
2〜1.7%の錫と、約0.18〜0.24%の鉄と、
約0.07〜0.13%のクロムとを含有する。
米国特許第4,675,153号明細書は、全般的に合
金材含有量が幾分か少ないジルコニウム合金(−般に0
.2〜0.6%のSnと、0.03〜0.11%のFe
と、0.02%未満のCrと、350ppm未満の酸素
を含有し、残部が実質的にZrである)を開示しており
、米国特許第4,613,479号明細書は、Zrが5
9%未満であるニオブ・ジルコニウム合金を開示してい
る。
ジルコニウムも含めて種々の材料物質の電子ビーム(E
B)溶解法は多くの特許に記載されている。電子ビーム
溶解は、破砕した粒子又はチップをいわゆる炉床型の炉
内で固め、浮遊する含有物を溢流させて流し出す[ドウ
ルス(Drs)等に付与された米国特許第4,190,
404号参照コことにより不純物を分離し、或いはアー
ク溶解のための電極を製造[ワルバーグ(Walber
g)等に付与された米国特許第4,108,644号参
照]するために利用される。多数の米国特許明細書の記
載中で、粉末、粒子を溶解してインゴットを冷塊(チル
ド・モールド)にするためにもしばしば電子ビーム溶解
が使用されている。粉末溶解のための電子ビーム溶解を
記載した米国特許明細書としては、米国特許第2,94
2,098号[発明者ニスミス(Smith) ]、第
2,960,331号[発明者:ハンクス(Hanks
) ]、第2,963,530号[発明者:ハンクス等
()tanks etal、)] 、第2,953,3
95号[発明者ニスミス(Smith)]及び第4,4
82,376号[発明者:タラセスク(Tarases
cu) ]等がある。幾度か工程を繰り返す電子ビーム
帯域溶解精製は米国特許第3.615,345号[発明
者:キング(King)]に記載されている。
消耗する繰出し電極を使用してチルド・モールドに集め
たインゴットを製造する電子ビーム溶解も多数の米国特
許明細書に開示されており、その例としては、米国特許
第3,087,211号[発明者:ホーウニ(Howe
)] 、第3,226,223号[発明者:ブッサード
等(Bussard et al、) ] 、第2,8
80,483号[発明者:ハングル等(Hankus 
et al、) ]及び第4.130,416号〔発明
者:ザボロノフ等(Zaboronoket al、)
 ]を挙げることができる。米国特許第3゜219.4
35号[発明者ニゲルーバ等(Gruber et a
l。
)]の明細書には、多数のビームを用いる商業用電子ビ
ーム炉が開示されている。一般に、ビームは溶融プール
の表面に向けられ、プール表面の1個所が過熱されるこ
とがないよう、プール表面を横切る方向に絶えず走査さ
れる。米国特許第3.091.525号[発明者:デイ
エイ・ハント(D’A、 Hunt)]には、たとえば
ハハフニラにジルコニウム等を添加して、電子ビーム炉
内で溶解し、ハフニウムの脱酸素を行なうことが記載さ
れている。
(以 下 余 白) 〈発明が解決しようとする問題点及び解決手段〉従って
、本発明は、原子炉燃料要素のライナに用いるジルコニ
ウム合金であって、0.1乃至0.4重量%の錫と合金
したジルコニウムから成り、不純物として400ppm
未満の酸素と、1100pp未満の鉄とを含有し、その
他の金属及び類金属不純物を合計量で1100PP未満
含有することを特徴とするジルコニウム合金に関する。
金属質不純物含有率が顕著に減少している特徴とは別に
、本発明による合金類は固溶体による強化及び第二相の
形成が減少しているために、より均一な製品を与える。
本発明合金類から製造したライナは非合金ジルコニウム
よりも良好な耐腐食性を示し、しかも、−殻内に言えば
、通常使用されている非合金ジルコニウム・ライナ材料
と同等の延性を持つ。更に、酸素の代わりに錫によって
強化されている本発明合金類は、特に放射線照射下にお
いて、同一硬度を持つ非合金材料よりも割れ伝播に対す
る抵抗性が優れているものと考えられる。
本発明の合金類は、送り速度を極めて低速度にしてスポ
ンジ状ジルコニウムを電子ビームにより溶解し金属質不
純物類(特にアルミニウム及び鉄)の含有率を下げる方
法によって製造することができる。その後、電子ビーム
で溶解されたジルコニウムに合金材を加えることにより
、真空アーク炉内で合金化させる。本発明合金類は、好
ましくは300ppm未満、最も好ましくは175Pp
m未満の酸素と、好ましくは50ppm未満の鉄とを含
有する。
〈作用〉 従って、極めて純度の高い(超高純度の)合金類が錫及
びジルコニウムから製造され、製造された合金類は延性
を持ち、しかも合金していない(非合金)ジルコニウム
よりも耐腐食性が幾分良好なライナを信頼性の高い方法
で製造することができる。本発明による合金類は、他の
材料物質と比較して硬度に関する製造信頼性が高く、放
射線照射下における耐割れ伝播性が良好である。
本発明による合金類で製造したライナを張ったジルカロ
イ製燃料被覆管は、ライナ材料が非合金の高純度又は超
高純度のジルコニウムでないこと以外の点では、上述の
米国特許第4,372,817号及び第4,200,4
92号の明細書に記載された内張りを施した被覆管と同
様である。
いわゆる結晶棒材料(crystal bar mat
erial)を燃料要素被覆管のライナ形成に用いるこ
とが提案されているが、この種の材料は一般に商業規模
で使用するには高価に過ぎ、信頼性の高い製造を行なう
には柔らか過ぎる。又、いわゆる「スポンジ」ジルコニ
ウムがこの種のライナ付き被覆管に広く用いられている
。スポンジ・ジルコニウム材料は、通常のジルコニウム
製造のバッチのうち酸素含有率が低いバッチから選択さ
れるのが普通であり、−殻内には、500〜ttoop
pmの酸素を含有する。この種の材料は、還元後におい
て事実上金属の精製を行なわれないので(蒸留及び真空
溶解は精製というよりは、−殻内には副産物である塩化
マグネシウムの分離と見られており、2度目及び3度目
の真空溶解時に除去される他の唯一の物質は極めて少量
のマグネシウムである)、「スポンジ」又は「選別スポ
ンジ」と呼ばれている。従って、この種の材料の最終製
品中の金属の純度は還元によって得られたスポンジ状物
中の金属の純度と同じである(還元生成物は金属ではあ
るが、スポンジに似た外観を持っている)。
最近になって、いわゆる「電子ビーム」材料(EB材)
が被覆管のライナ形成に用いられるようになって来た(
 1986年6月5日付出願の係属中の米国特許出願第
871,182号及び第871,183号明細書に記載
されている)。このEB材は、−殻内には鉄含有率を下
げるために、1時間当たり約10.2〜40.8c m
の速度で電子ビーム炉内で溶解することにより更に相当
の精製が行なわれる。通常はスポンジの鉄含有率は50
0〜aooppmの範囲内にあり、上記の速度で1回乃
至2回電子ビーム溶解処理して、鉄の含有率を200〜
300ppmの範囲に低下させる。
超高純度のスポンジ状電子ビーム溶解ジルコニウムに加
えて、0.5〜1.5%の錫と合金させたジルコニウム
をライナ材料として利用することが提案されている。上
記の米国特許第4.675,153号明細書にもジルコ
ニウム合金ライナが記載されており、この合金は0.2
〜0.6重量%の錫と、0.03〜0.11%の鉄と最
大約350PPmの酸素とを含有する。
特に、通常のスポンジ・ジルコニウムのアルミニウム含
有率は40〜50ppmである(上記の引用特許中で言
及されているASTM規格B549−80では最大75
ppmと規定されている)。1987年10月28日付
出願の係属中の米国特許出願第113,841号明細書
に記載の方法によれば、アルミニウム含有率5ppm未
満(実験°的試行では2ppm未満のアルミニウムを含
有するジルコニウムが製造されている)にすることがで
きる。更に、この方法によれば、クロム含有率が約10
100pp上記の明細書ではクロム含有率最大200p
pmが要求されている)から10ppm未満(代表的な
測定例は約5ppmである)に低下する。クロムはアル
ミニウムとは異なり、多くの合金類中で好ましくないも
のとは考えられていないけれども、クロムが減少すると
第二相形成によるバッチ間の特性値の変動が少なくなる
。シリコン(珪素)の含有率も10ppm未満に低下し
、第二相形成の減少に寄与している。アルミニウムの減
少により、固溶体強化も低下する。たとえば、上記の係
属中の米国特許出願第871,182号及び1987年
2月20日付出願の米国特許第071,301号の発明
で行なわれるように、低アルミニウム含有率は低酸素含
有率と組み合わされ、或いは超低速度の電子ビーム溶解
又はこれらの要因の組み合わせにより、合金成分による
硬質化は酸素及びアルミニウムの減少による軟質化効果
によって補償される。この結果、割れの伝播(広がり)
を阻止するに充分な軟質性と延性とが与えられ(−殻内
にプリネル硬度125未満)、シかも製造信頼性を高く
保持するに充分な程度に硬く(−殻内には、プリネル硬
度が少なくとも105)且つ合金していないジルコニウ
ムよりも優れた耐腐食性が得られる。
超低速度電子ビーム溶解により幾分かの酸素が除去され
る(アルミニウム、鉄、クロム、その他の金属質不純物
も同様に除去されるのが普通である)。商業規模の電子
ビーム炉内において酸素が除去されるということは、極
めて小規模の実験室用の炉では報告されたことがあるが
商業規模の電子ビーム炉内における酸素の減少が示唆さ
れたことはなかったので、驚くべきことであった。
いわゆる「ベレットと被覆管の間の相互作用」により、
被覆管内面上に割れが発生し、先行技術のジルコニウム
・ライナ付き被覆管はこの種の割れを大幅に減少させる
。本発明による合金類は、割れ伝播に対する抵抗性が良
好若しくはより良好であり、(非合金ジルコニウムと比
較して)水蒸気腐食に対する抵抗性が幾分か向上してい
る。特に、本発明による材料物質は金属不純物含有率(
特にアルミニウム及び鉄)が極めて低く、しかも酸素含
有率が低い。燐及び珪素のような類金属も減少している
〈実施例〉 本発明の材料物質は、低酸素マグネシウム(たとえば、
上記の係属中の米国特許出願第017,301号明細書
に記載の方法によって処理されたマグネシウム)を用い
て四塩化ジルコニウムを金属ジルコニウムに還元するこ
とによって製造でき、蒸留後に低酸素スポンジを予備焼
成して吸収されている水分を除去しく一般的に、上記の
米国特許出願第871,182号の方法)、1時間当た
り2.540 m (1インチ未満[通常は1.90c
 m未満、好ましくは約0.25〜1.27cm/時間
]の超低速度で材料物質を電子ビーム溶解し、2回乃至
3回真空アーク溶解する(電子ビーム溶解を非常に低い
速度で行なうことと、真空アーク溶解の電極に合金化充
填材を添加すること以外の点では係属中の米国特許出願
第871,183号の開示に従って電子ビーム溶解及び
真空アーク溶解を行なう)。真空アーク溶解時に添加す
る合金化充填材は錫を含有しており、最終製品中の錫含
有率を0.1〜0.4重量%にする(溶解時における幾
分かの錫の損失を許容するために、過剰量の錫が必要と
なる場合もある)。真空アーク溶解されたジルコニウム
合金のインゴットを次に原子炉燃料要素被覆管のライナ
にして、酸素含有率が400ppm未満の実質的にアル
ミニウムを含まない(本明細書中で使用する「実質的に
アルミニウムを含まない」という語句は5ppm未満の
アルミニウム含有率であることを意味する)材料物質と
する。更に好ましくは、工程を制御して、本発明の材料
物質の酸素含有率を300PPm未満(最も好ましくは
175PPm未満)にする。加えて、本発明の材料物質
の鉄含有率は、好ましくは1100pp未満(最も好ま
しくは50ppm未満)である。又、本発明の材料物質
のクロム含有率は好ま゛しくは10ppm未満、最も好
ましくは約5ppmであり、珪素(シリコン)の含有率
は10ppm未満である。鉄及び酸素以外に、本発明の
材料物質は、合計量で1100pp未満の金属質不純物
類及び頚金属質不純物類を含有するく効果〉 従って、容易に理解できるように、本発明により、ライ
ナをつくることができるジルコニウム合金(非合金のジ
ルコニウムではない)であって、金属質不純物レベルが
極めて低く(特にアルミニウム及び鉄)且つ酸素レベル
も低い合金類が得られ、(非合金のジルコニウム使用の
場合と比較して)均一で腐食の少ないライナを形成でき
る。本発明のライナ材料は、通常、プリネル硬度が約1
05〜125  (500〜600ppmの酸素を含有
する非合金ジルコニウムと同程度の値)であり、加工性
、割れ阻止特性及び耐腐食性を兼ね備えている。
又、酸素によってではなく錫によってプリネル硬度10
5〜125になるよう硬質化された材料物質は、放射線
照射による脆弱化がより少なく、照射下における耐割れ
伝播特性が良好であると考えられる。
酸素レベルを極めて低くシ(約175ppm未満)錫レ
ベルを幾分か高くする(0.2〜0.4%)ことにより
、硬度を所望範囲にできる。酸素レベルを幾分か高い、
例えば200〜300PPmのレベル(それでも、従来
の標準品よりも非常に低い)にした場合には、−殻内に
は錫を幾分か少なくして所望の硬度にする。耐腐食性を
改良するためには、−殻内に言えば、錫の量を多くする
(従って、酸素を少なくする)のが好ましい。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)原子炉燃料要素のライナに用いるジルコニウム合
    金であって、0.1乃至0.4重量%の錫と合金したジ
    ルコニウムから成り、不純物として400ppm未満の
    酸素と、100ppm未満の鉄とを含有し、その他の金
    属及び類金属不純物を合計量で100ppm未満含有す
    ることを特徴とするジルコニウム合金。 (2)アルミニウム含有率が5ppm未満であることを
    特徴とする請求項第(1)項に記載の合金(3)クロム
    含有率が10ppm未満であることを特徴とする請求項
    第(1)項又は第(2)項に記載の合金。 (4)酸素含有率が300ppm未満であることを特徴
    とする請求項第(1)項、第(2)項又は第(3)項に
    記載の合金。 (5)酸素含有率が175ppm未満であることを特徴
    とする請求項第(4)項に記載の合金。 (6)プリネル硬度が105乃至125であることを特
    徴とする請求項第(1)項乃至第(5)項の何れかに記
    載の合金。 (7)0.1乃至0.3重量%の錫を含有し、請求項第
    (6)項に記載の特徴を有する請求項第(4)項に記載
    の合金。 (8)0.2乃至0.4重量%の錫を含有し、請求項第
    (5)項に記載の特徴を有する請求項第(6)項に記載
    の合金。 (9)鉄含有率が50ppm未満であることを特徴とす
    る請求項第(1)項乃至第(8)項の何れかに記載の合
    金。
JP63265954A 1987-10-22 1988-10-21 原子炉燃料要素のライナ用ジルコニウム合金 Pending JPH01147034A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US111,231 1987-10-22
US07/111,231 US4816215A (en) 1987-10-22 1987-10-22 Ultrapure zirconium-tin liner material

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01147034A true JPH01147034A (ja) 1989-06-08

Family

ID=22337295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63265954A Pending JPH01147034A (ja) 1987-10-22 1988-10-21 原子炉燃料要素のライナ用ジルコニウム合金

Country Status (5)

Country Link
US (1) US4816215A (ja)
EP (1) EP0316579B1 (ja)
JP (1) JPH01147034A (ja)
KR (1) KR890007302A (ja)
DE (1) DE3880790T2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5190721A (en) * 1991-12-23 1993-03-02 General Electric Company Zirconium-bismuth-niobium alloy for nuclear fuel cladding barrier
US5247550A (en) * 1992-03-27 1993-09-21 Siemens Power Corporation Corrosion resistant zirconium liner for nuclear fuel rod cladding

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6299432A (ja) * 1985-10-22 1987-05-08 ウエスチングハウス エレクトリック コ−ポレ−ション 単一ジルコニウム基合金からなる燃料被覆管

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1525717A (en) * 1974-11-11 1978-09-20 Gen Electric Nuclear fuel elements
SE436078B (sv) * 1983-03-30 1984-11-05 Asea Atom Ab Brenslestav for kernreaktor brenslestav for kernreaktor
US4675153A (en) * 1984-03-14 1987-06-23 Westinghouse Electric Corp. Zirconium alloy fuel cladding resistant to PCI crack propagation
US4664881A (en) * 1984-03-14 1987-05-12 Westinghouse Electric Corp. Zirconium base fuel cladding resistant to PCI crack propagation

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6299432A (ja) * 1985-10-22 1987-05-08 ウエスチングハウス エレクトリック コ−ポレ−ション 単一ジルコニウム基合金からなる燃料被覆管

Also Published As

Publication number Publication date
EP0316579A1 (en) 1989-05-24
KR890007302A (ko) 1989-06-19
DE3880790T2 (de) 1993-11-04
DE3880790D1 (de) 1993-06-09
EP0316579B1 (en) 1993-05-05
US4816215A (en) 1989-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3407876B2 (ja) 核燃料クラッディングに適するニオブ含有ジルコニウム合金
ZA200509729B (en) Zirconium alloy and components for the core of light water cooled nuclear reactors
JPH01149932A (ja) 燃料要素のライナ用ジルコニウム合金の製造方法
RU2227171C1 (ru) Цирконий-ниобиевый кислородсодержащий сплав и способ его получения
US4865645A (en) Nuclear radiation metallic absorber
CA2082691A1 (en) Zirconium-bismuth-niobium alloy for nuclear fuel cladding barrier
US4816214A (en) Ultra slow EB melting to reduce reactor cladding
JPH01147034A (ja) 原子炉燃料要素のライナ用ジルコニウム合金
CN110629128A (zh) 一种FeCrAlZr包壳材料及制备方法
Webster Zirconium and hafnium
Eckelmeyer Uranium and uranium alloys
Hayes Chromium and vanadium
RU2233906C1 (ru) Аустенитная сталь
JP2726299B2 (ja) 原子炉用高耐食性ジルコニウム合金
RU2760902C1 (ru) Сплав на основе урана (варианты)
RU2241266C1 (ru) Тепловыделяющий элемент ядерного реактора на быстрых нейтронах
CN113319467B (zh) 一种核电用镍基合金焊带
JPH06271989A (ja) 核融合炉用フェライト系耐熱鋼及びその製造方法
Buckman Consolidation and fabrication of vanadium and vanadium-base alloys
JPS6256557A (ja) 中性子吸収能の優れたステンレス鋼材及びその製造方法
JPS6360818B2 (ja)
KR20240015065A (ko) 우라늄 기반 금속-세라믹 합금
JPH01212726A (ja) 原子燃料要素のライナに用いるジルコニウムの製造方法
JP2002275551A (ja) バナジウム合金の製造方法
RU2191838C1 (ru) Способ получения слитков тугоплавких металлов и сплавов