JPH01146133A - 磁気デイスクの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は磁気ディスクの製造方法に関し、更に詳しくは
磁気フロッピーディスクの周部を保護する方法に関する
。

（従来技術） 磁気フロッピーディスクはコンピュータ、ワードプロセ
ッサ等に広く使用されている。このようなフロッピーデ
ィスクは、平板又は長尺の非磁性基体フィルムの両面に
磁気記録用の磁性膜を塗布し、乾燥、硬化、及びカレン
ダー処理を行なった後、ディスク状に打ち抜くことによ
り製造され、更に保護のため内面にクリーニングシート
を定着したジャケットに収容される。また、磁性膜の塗
布に代えてＣｒ−Ｃｏ合金膜のスパッタリングその他の
気相成膜も行なわれており、この場合にもディスク状に
打ち抜かれた後に、同様なジャケットに収容される。い
ずれの構造によるにしても、打ち抜き工程のため、ディ
スクにはバリ及び（又は）クラックが生じて磁気フロッ
ピーディスクの使用中に走行不良を生じることがあり、
バリ及び（又は）クラックを極力回避することが必要で
あるが、成功していない、また気相成膜法では成膜時の
高熱のため、基体フィルムに波打ち、ないしうねりが生
じることがあり、この場合にも同様な問題が生じる。

この問題を軽減するために、ディスクの周辺部に環状プ
ラスチックフィルムのような保護被覆を設けることが提
案されている（特開昭 ６１−２４０４９０号）、第１図〜第２図は上記技術に
よるディスクの構造を示す、すなわち、金属薄膜３を両
面に施した非磁性基体フィルム２よりなるディスク状磁
気記録媒体１の周部に、環状プラスチックフィルム４．
５を貼着したものである。これによれば、バリ及び（又
は）クラックによるディスクの回転の阻害がなくなる。

（従来技術の問題点） しかしながら、磁気ディスクの周辺部に固定される保護
テープは５ｍｍ以下のように幅が狭いためにその取扱が
きわめて困難であり、磁気ディスクの周部に正しく接着
するには最新の注意を要し、もし上首尾に接着できない
ときには、保護テープの表面が凸凹になったり、保護が
充分で無くなり、あるいはかえって磁気ディスクの正常
な回転が阻害されることになる。

（発明の目的） 本発明の目的は、磁気フロッピーディスクにおいて、デ
ィスクの円滑な走行性を確保するための保護フィルムを
正確に磁気ディスクの周部に接着することにある。

（発明の概要） 本発明は、磁気ディスクの全周部の少なくとも打ち抜き
バリ及び（又は）クラックが生じる面に、裏面に接着剤
層を有する一定巾の環状保護フィルムを接着する磁気デ
ィスクの製造方法において、前記保護フィルムを、この
フィルムの直径よりわずかに大きい開口を有するガイド
部材を具備した台座に前記接着剤層を上にしてのせ、次
いで前記開口に対して磁気ディスクを同心円状に支持し
ながら前記保護フィルムのうえに載せて接着することを
特徴とする磁気ディスクの製造方法を提供する。

本発明によると従来技術において経験した保護フィルム
接着作業の困難が無くなり、製品の平面性が良くなり、
また保護フィルムの取り付は位置が正確になり、更にそ
の表面の凹凸が減じる。

（発明の詳細な説明） 以下図面を参照して本発明による磁気フロッピーディス
クの製造方法を詳細に説明する。

磁　ディスク　　１ 第３図を参照するに、本発明の方法により製造される一
例としての磁気フロッピーディスク１１は、非磁性基体
フィルム１２の両面に磁性合金または磁性塗料による磁
気記録層１３．１３を被着したディスク状の磁気記録媒
体の外周に沿って、粘着剤層１６．１７を有するテープ
状の保護フィルム１４．１５を貼着したものである。こ
の場合にプラスチックフィルム１４．１５は磁気記録媒
体の外周縁を越えて半径方向外方に突出し、粘着剤層１
６．１７により互に合着されている。別法として、磁気
ディスクとほぼ同一の外径を有する単一の環状保護フィ
ルムを用いこれを磁気ディスクの外周部の抜きバリ及び
（又は）クラックが生じる方の面に接着しても良い、こ
のような保護フィルムは、プラスチックフィルムのシー
トあるいは不織布のシートに粘着接着剤層を一様に形成
しておき、こうして得られた積層体を環状に打ち抜くな
どの方法により製造することができる。　保護フィルム
１４．１５はプラスチック材料単独、又はこれとカーボ
ンブラックまたはグラファイトの粉末を均一に混合して
フィルム状又は不織布状に形成されるものであり、例え
ばプラスチック材料として超高分子量ポリエチレンを用
いることができる。後者は潤滑効果と帯電防止効果を付
与し、また剛性付与により磁気ディスクに平面性を与え
る効果があるので好ましい。

保護フィルム１４．１５は例えば幅を５ｍｍとし、３．
５インチの通常のフロッピーディスクに張り付ける。

扛ｍ友抹 第４図に環状保護フィルムを用意する方法の一例が示さ
れている。同図において、２ｏは上型で、底面に同心円
状にカッター２１．２２を有する。２３は下型で表面に
クツションシート２４を有する。長尺シート状の積層シ
ート２５が間欠的に送られてくる。このシート２５は保
護フィルム１４又は１５の裏面に接着剤層１６．１７を
塗布したものを、更に易剥離紙２６で裏打ちしたものか
ら成る。これを上下型２９．２３により押圧して円環状
に打ち抜く、こうして得た円環体は、次の方法で磁気デ
ィスクに貼着される。

１豊１羞 磁気フロッピーディスク１１への環状保護フィルムの接
着は次のようにして行なわれる。第６図はこの工程を実
施する装置の１例を示す０図中３０は平坦な面を有する
台座であり、その周部に環状保護フィルムを案内するよ
うに保護フィルムの直径より少しだけ大きい直径の円形
開口３２を有するガイド部材３１が配置されている。こ
れらの部材は一対でも良いし分離可能でも良い０台座３
０には保護フィルムが位置する部分に複数の小孔３３を
有し、これらの小孔は真空ポンプに接続されている。ガ
イド部材３１の開口の中心軸線に整列した軸線を有する
上下動可能な上型３４が磁気ディスク１１を例えば円形
突起３５により正しい心合わせ位置に保持する。

接着作業が開始されると、上型には磁気ディスク１１が
仮止めされる。一方策４図のようにして用意した環状保
護フィルム積層体を、保護フィルム１４が下に、剥離紙
２４が上になるようにして、ガイド部材３１の開口３２
の内壁に沿ってはめ、小孔３３の吸引力により台座３０
に保持させる。ついで、剥離紙を剥離すれば、皺もなく
真円状態で所定位置に保護フィルムを位置付けることが
できる。

ついで、上型３４を降下させれば、所定の接着が正確に
実行できる。その後、磁気ディスクを台　　′座３０か
ら外し、上下を反転して上型に取り付け、再び同じ作業
を繰り返すと、所望の製品が得られる。

寒亙」【１」 特に保護の必要な部分は打ち抜きバリ及び（又は）クラ
ックの生じる側である。したがって、少なくともこの面
のみに保護テープを接着するだけでもほぼ目的を達成す
ることができる。第６図はこの例を示し、この方法を実
施するための装置は第５図の装置において、第６図のよ
うにガイド部材３１の直径を磁気ディスクの直径よりも
少しだけ大きく定め、同時に環状保護フィルムの直径も
磁気ディスクに対応したものとする０作業手順は第５図
の例の前半部分と同じで、磁気ディスクのバリ及び（又
は）クラックのある面の周部に保護フィルムが定着され
る。

（作用効果） 以上のように、本発明によると周部に保護フィルムを接
着した磁気フロッピーディスクが容易に且つ正確に製造
することができる。したがって、従来技術に関連した問
題が減少した優れた磁気フロッピーディスクが提供でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の磁気フロッピーディスクの平面図、第２
図は同■−■断面図、第３図は本発明の方法によって製
造される磁気フロッピーディスクの周部な示す第２図と
同様の断面図、第４図は本発明で用いる保護フィルムの
製造例を示す断面図、第５図は本発明の実施例による磁
気フロッピーディスクの製造方法を示す断面図、及び第
６図は本発明の他の実施例による磁気フロッピーディス
クの製造方法を示す要部断面図である。 １１：磁気フロッピーディスク、１２：非磁性基体フィ
ルム、１３，１３：磁性合金または磁性塗料による磁気
記録層、１４，１５：テープ状の保護フィルム、１６．
１７：粘着剤層、３ｏ：台座、３１ニガイド部材、３３
：吸引孔、３４：上型　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　１ｒ’：　、　、　、　、を代理人の氏名　
倉　内　基　弘、、　・１、−ｒ 第３図 第５図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁気ディスクの全周部の少なくとも打ち抜きバリ
   及び（又は）クラックが生じる面に、裏面に接着剤層を
   有する一定巾の環状保護フィルムを接着する磁気ディス
   クの製造方法において、前記保護フィルムを、このフィ
   ルムの直径よりわずかに大きい開口を有するガイド部材
   を具備した台座に前記接着剤層を上にしてのせ、次いで
   前記開口に対して磁気ディスクを同心円状に支持しなが
   ら前記保護フィルムのうえに載せて接着することを特徴
   とする磁気ディスクの製造方法。
2. （２）接着剤層は保護フィルムの最外周よりも内側に施
   されている前記第１項記載の磁気フロッピーディスクの
   製造方法。
3. （３）台座には前記保護フィルムが載せられる部分の下
   に形成された吸引口により、前記台座に載せられた保護
   フィルムを吸引するものである前記第１項又は第２項記
   載の方法。