JPH01145438A - 湿式クラッチ装置 - Google Patents

湿式クラッチ装置

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JPH01145438A
JPH01145438A JP62301937A JP30193787A JPH01145438A JP H01145438 A JPH01145438 A JP H01145438A JP 62301937 A JP62301937 A JP 62301937A JP 30193787 A JP30193787 A JP 30193787A JP H01145438 A JPH01145438 A JP H01145438A
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JP
Japan
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oil
clutch device
clutch
grooves
driven side
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Application number
JP62301937A
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English (en)
Inventor
Shigehiro Nozue
野末 茂広
Tatsuyoshi Suganuma
菅沼 樹美
Naoto Noguchi
直人 野口
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Taiho Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiho Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、湿式多板クラッチ装置に関し、特にそのクラ
ッチ板間改良に関する。
「従来技術およびその問題点」 クラッチ装置は、乾式と湿式に大別される。乾式は小型
という長所があるが、クラッチ摩擦部の耐久性に乏しく
、接続音およびショックが大きく、またクラッチ板の間
に異物が入りやすいという問題がある。これに対し湿式
は、クラッチ板がオイル中に封入されているため、乾式
の欠点はある程度解消される。すなわちクラッチ摩擦部
の耐久性が高く、接続音が小さく、かつ接続が滑らかで
ある。しかしながらその反面、クラッチ板の間にオイル
が供給されるために、この原動側と被動側のクラッチ板
に滑りが発生しやすく、必要以上の滑りが発生すると、
接続が完全に行なわれず、あるいは接続時間が長くかか
るという問題があった。このため従来、クラッチ板にオ
イル排出溝を設けることが提案されているが、オイル排
出溝だけでは、有害な滑りの発生を抑えることが困難で
あった。
「発明の目的」 したがって本発明は、湿式クラッチ装置において、原動
側と被動側のクラッチ板間の有害な滑りの発生を防止す
ることを目的とする。また本発明は、オイル排出溝を形
成してもクラッチ板の強度を損なうことが少ない湿式ク
ラッチ装置を得ることを目的とする。
「発明の概要」 本発明は、湿式クラッチ装置のクラッチ板の材質、構造
、および処理について研究の結果、この種の湿式クラッ
チ装置において一般的に用いられる低炭素鋼板に、さら
に梨地処理を施し、かつ少なくともその片面にオイル排
出溝を形成すると、潤滑およびオイルの排出を良好に行
ないつつ、優れた接続特性が得られることを見出して完
成されたものである。
すなわち本発明は、湿式クラッチ装置の原動側と被動側
のクラッチ板を、梨地処理を施した低炭素鋼板から構成
し、かつこれらのクラッチ板の少なくとも片面にオイル
排出溝を形成したことを特徴としている。
摩擦特性は、クラッチ板に軟窒化処理を施すことにより
、さらに向上する。
オイル排出溝は、オイルの排出効果を高めるために、少
なくともその外端部が開放されていることが望ましい。
さらにクラッチ板の両面に形成すると、オイル排出効果
がより高まる。
クラッチ板の両面にオイル排出溝を形成すると、オイル
溝の深さによっては、クラッチ板の強度低下の問題が生
ずる可能性があるが、この強度低下の問題は、クラッチ
板の両面のオイル排出溝のパターン、位置、位相または
方向を表裏で異ならせることにより、ある程度解決する
ことができる。
「発明の実施例」 以下図示実施例について本発明を説明する。この実施例
は、特願昭62−163177号で本出願人が提案した
湿式クラッチ装置に本発明を通用した実施例である。す
なわちこの湿式クラッチ装置は、小型化を図るために、
原動軸として一般に利用されるプーリをそのまま湿式ク
ラッチのオイル室ハウジングとして利用するようにした
もので、被動軸と一体としたホブの外周部に、該ホブに
対して相対回転自在にプーリを設け、このプーリと、ホ
ブ側部材と、プーリに一体化したカバーとで、オイル室
を形成し、このオイル室内に位置させて、プーリまたは
カバーに軸方向移動可能に支持した原動側クラッチ板と
、被動軸側部材に軸方向移動可能に支持した被動側クラ
ッチ板とを接離可能に設け、かつこれら原動側と被動側
のクラッチ板に密着力を与える手段を設けたことを特徴
とする特のである。
この湿式クラッチ装置は、回転するプーリとカバーの内
側にオイル室か形成されるため小型で、オイルが常に回
転するからオイルの劣化が少なく、電磁手段をオイル室
の外に配設できるため放熱性がよい等の優れた特徴を有
する。
そこでまず第7図ないし第12図について、この湿式ク
ラッチ装置を説明する。ハウジング11には、例えばカ
ーターラ用コンプレッサに連なる被動軸12が回転自在
に支持されており、この被動軸12の端部にホブ13が
一体に結合されている。
ハウジング11には、軸受14を介して、被動軸12の
外周部に位置するプーリ15が回転自在に支持されてい
る。このプーリ15とホブ13の間には、オイルシール
16が設けられている。
プーリ15には、固定ねじ18を介してカバー20が固
定されており、このカバー20と、プーリ15と、上記
ホブ13とでオイル室21が形成されている。
したがって、プーリ15およびカバー20は原動側回転
部材を構成し、被動軸12およびホブ13は被動側回転
部材を構成する。そしてこの原動側と被動側の部材に、
オイル室21内に位置するクラッチ板が支持されている
すなわちプーリ15には、そのカバー20側の端部内周
に、第11図に明らかなように複数の軸方向突起22が
形成され、この軸方向突起22に環状の原動側クラッチ
板23の径方向溝23bがスプライン状に嵌められて、
軸方向移動可能に支持されている。この原動側クラッチ
板23は、回転方向にはプーリ15と一体に回転する。
他方ホブ13には、そのカバー20側の端部外周に、第
12図に示すようにスプライン(複数の軸方向突起)2
4が形成されていて、このスプライン24に環状の被動
側クラッチ板25のスプライン孔25bが軸方向移動可
能に支持されている。この被動側クラッチ板25は、回
転方向にはホブ13と一体に回転する。
そしてこれらの原動側クラッチ板23と被動側クラッチ
板25は、交互に重ねられ、その外端部に、スプライン
24にそのスプライン孔26aを嵌めたアマチュア26
が軸方向に移動可能に支持されている。27は、アマチ
ュア26の抜は止めリングである。
プーリ15には、これら原動側クラッチ板23、被動側
クラッチ板25、およびアマチュア26の周方向位置に
合致させて、ハウジングll側が開放された環状溝28
が形成されており、この環状溝28内に、ハウジング1
1にブラケット29を介して固定したコイル30が位置
している。プーリ15には、このコイル30による磁束
が原動側クラッチ板23、被動側クラッチ板25を経て
アマチュア26に至るように、磁路形成孔31が穿けら
れている。この磁路形成孔31は、非磁性体からなる封
止材32にょワて閉塞され、オイル室21の密閉性を確
保している。なおりラッチ板23および25にも、磁路
形成孔31と周方向位置の合致する磁路形成孔23a、
25aが穿けられている。
以上の湿式クラッチ装置は、カバー20を外してオイル
室21内に適当量のオイルを入れ、その後カバー20を
閉じて使用する。まずコイル30への非通電状態におい
て、エンジンによってプーリ15を回転駆動すると、カ
バー20および原動側クラッチ板23がこれと一体に回
転する。コイル30に通電されていないため、アマチュ
ア26は吸引されず、したがって原動側クラッチ板23
と被動側クラッチ板25は滑り、ホブ13(被動軸12
)への回転の伝達は行なわれない。
これに対し、コイル30に通電すると、プーリ15、コ
イル30、原動側クラッチ板23、被動側クラッチ板2
5、およびアマチュア26内に、第7図に模式的閉曲線
Aで示す磁束が生じ、アマチュア26がプーリ15側に
吸引される。この吸引力により、原動側クラッチ板23
と被動側クラッチ板25は強く接触して一体に回転し、
被動側クラッチ板25とともにホブ13および被動軸1
2が回転する。よって波動軸12に連なるコンプレッサ
が駆動される。クラッチ板23と25に密着力を与える
手段は、電磁力によらず、例えば油圧によってもよい。
この湿式クラッチ装置においては、接続状態での滑りの
発生を防止するためにオイル室21内に封入されるオイ
ルの量が制限され、非接続状態における原動側クラッチ
板23と被動側クラッチ板25の内周部、およびホブ1
3と原動側クラッチ板23との潤滑が不十分になるおそ
れがある。このため、図示例では、アマチュア26とホ
ブ13の少なくともアマチュア26に、オイル室21の
外周部のオイルを内周部に導くオイル通路を形成してい
る。すなわち第7図ないし第9図はその例を示すもので
、アマチュア26には、そのカバー20側の面に、オイ
ル溝40が形成されている。
このオイル溝40は、アマチュア26の外周部から内周
部に連続していて、プーリ15が回転しコイル30に通
電されない非接続状態(アマチュア26の停止状態)に
おいて、その外端部に入るオイルをホブ13外周に導く
作用をする。このオイル溝40は、その外端部にオイル
が入り易くなるように、第8図のように、オイルの回転
方向(プーリ20の回転方向)Bの上流側に向けてにこ
れを傾斜させ、あるいは第9図に示すように、その外端
部に、ガイド切欠41を設けることができる。
ホブ13には、その径方向に貫通するオイル導入孔43
.44が穿けられている。このオイル導入孔43.44
は、オイル溝40を伝わって、ホブ13の中心部に至る
オイルをスプライン24またはオイルシール16に導く
ものである。
このようにオイル溝40、ガイド切欠41、あるいはオ
イル導入孔43.44を形成すると、コイル30への非
通電状態において、回転するオイル室21の周縁に位置
するオイルを確実に中心部に導くことができる。すなわ
ちオイル室21内に封入されているオイルは、プーリ1
5、カバー20および原動側クラッチ板23の回転によ
る遠心力および粘性で、オイル室21の外周部のみに位
置する。このときアマチュア26は停止、またはオイル
の回転に連れて僅かに回転する状態となるが、外周部に
位置するオイルは、オイル溝40(およびガイド切欠4
1)を介して、アマチュア26の内周部に導かれ、スプ
ライン24の外周を通ってクラッチ板23と25の隙間
に導かれる(第7図矢印C)。またホブ13の外面を越
えてその中心部に至フたオイルは、オイル導入孔43を
介して同様にスプライン24の外周に、またオイル導入
孔44を介してオイルシール16にそれぞれ導かれる(
同矢印D)。よって、クラッチ板23と25とが相対回
転する非接続状態において、該クラッチ板23と25の
間、およびクラッチ板25のスプライン溝25bとスプ
ライン24とを十分潤滑することができ、さらにオイル
シール16も潤滑できることとなる。クラッチ板23と
25間の内周部に入ったオイルは、原動側クラッチ板2
3の遠心力により直ちに外方に移動し、その過程におい
て、クラッチ板23と25の全面を潤滑する。
アマチュア26に形成すべきオイル通路は、第10A図
に示すように、そのクラッチ板23.25側の面のオイ
ル溝45として形成することもでき、また第10B図に
示すように、軸方向に貫通するオイルスリット46とし
て形成することもできる。これらのオイル溝45および
オイルスリット46についても第8図のような傾斜、あ
るいは第9図のようなガイド切欠41を設けることがで
きるのは勿論である。また第7図、第8図および第10
A図では、オイル通路が溝40および45として形成さ
れているが、この溝に相当する部分だけを突出させたフ
ィンタイプとしてオイル通路を形成することも可能であ
る。この場合には、フィンの間がオイル通路となる。
なおホブ13のオイル導入孔43および44は、オイル
をより確実にクラッチ板23と25の内周部およびオイ
ルシール16に導くために効果的であるが、これがなか
ったとしても、アマチャア26のオイル溝40.45、
ガイド切欠41、オイルスリット46により、クラッチ
板23と25の内周部の潤滑は可能であり、よって省略
することができる。
本発明は、例えば以上のような湿式クラッチ装置におい
て、原動側クラッチ板23と被動側クラッチ板25を低
炭素鋼板から構成してこれに梨地処理を施し、さらに少
なくともその片面に、第1図ないし第6図に示すような
オイル排出溝50を形成することにより、帰れた接続特
性および摩擦特性を得ることに成功したものである。
低炭素鋼板としては、板厚0.3〜3IiI11程度の
5K−5または5pccを用いることができる。
また梨地処理とは、ロール転写、ショットピーニング、
サンドブラスト、研削、電界研磨、あるいはメツキの各
処理により、無方向性で、R+naxが2〜10μI程
度の無数の均一性の高い凹凸を付した非光沢処理をいう
。この梨地処理によると、原動側クラッチ板23と被動
側クラッチ板25の間の有害な滑りの発生を抑え、迅速
な接続をするに必要な摩擦力を発生させることができ、
しかも耐摩耗性が高い。その理由は必ずしも明らかでは
ないが、梨地処理による凹凸の均一性が、原動側クラッ
チ板23と被動側クラッチ板25の間に油膜が形成され
るのを防止するために有効に作用し、安定した境界潤滑
が得られるためであると考えられる。第4図に、梨地処
理表面51とオイル排出溝50の大小関係の一例を模式
的に示した。
またオイル排出溝50は、特に原動側クラッチ板23と
被動側クラッチ板25の間に存在するオイルを迅速に半
径方向外方に排出するために効果がある。このオイル排
出溝50は、その排出を確実にするために、少なくとも
その外端部が開放されていることが望ましい。また原動
側クラッチ板23と被動側クラッチ板25の両面にそれ
ぞれ形成することが望ましい。両面に形成する場合、表
裏のオイル排出溝50の位置が合致していると、薄いク
ラッチ板の強度が損なわれるおそれがあり、これを回避
するために本発明は、表裏のオイル排出溝50のパター
ン、位置、位相または方向を異ならせている。第1図、
第2図は、被動側クラッチ板25を例にとり、同一パタ
ーン(格子)のオイル排出溝50の方向を変えることに
より、表裏のオイル排出溝50の位置が合致しなくなる
ようにした実施例である。
オイル排出溝50のパターンは種々変形が可能である。
第5図は放射状のオイル排出溝50、第6図はスパイラ
ル状(放射方向に対して傾斜状)のオイル排出溝50を
それぞれ示している。この放射状、あるいはスパイラル
状のオイル排出溝50を原動側クラッチ板23と被動側
クラッチ板25の表裏に形成する場合には、表裏でその
位相を異ならせることにより表裏での位置の合致を防ぐ
ことができる。
なおオイル排出溝50の溝幅、深さ、およびピッチは、
原動側クラッチ板23と被動側クラッチ板25の内径が
20〜150mm、外径が40〜200IIlのとき、
それぞれ0.1〜5+nm、0.01mm以上、および
1〜5mII+とすると、よい結果が得られた。
原動側クラッチ板23と被動側クラッチ板25にはさら
に、軟窒化処理を施すと、接続特性および耐摩耗性を向
上させることができることが明らかとなった。軟窒化処
理は、−数的には、材料の硬度を高める処理として知ら
れているが、原動側クラッチ板23と被動側クラッチ板
25にこの処理を施すと、安定したjlFJ特性が得ら
れ、梨地処理による安定した境界潤滑効果をさらに高め
ることができることが明らかとなった。この軟窒化処理
は、例えば、550〜570℃のシアン塩、シアン酸塩
による塩浴中に、低炭素鋼板を1〜2時間浸清する塩浴
軟窒化によって行なうことができる。
第13図は、 A、オイル排出溝のみを有するクラッチ板、B、オイル
排出溝を有するクラッチ板にさらにに軟窒化処理を施し
たもの、 C,オイル排出溝を有するクラッチ板にさらにに梨地処
理を施したもの、および り、オイル排出溝を有するクラッチ板にさらにに軟窒化
処理と梨地処理を施したもの、について、図に示す条件
で断接実験を行なった際のすべり発生迄の断接(0N−
OFF)回数を実験した図表である。この実験結果によ
っても、本発明のクラッチ板の優れていることが理解さ
れる。
以上の実施例では、プーリ15を原動側、被動@12を
被動側として説明し、実際その用い方が一般的であるが
、被動軸12を原動側とし、プーリ15を被動側として
も本発明は使用可能である。本文および請求範囲の記載
では、構成を明瞭とするために、便宜的に原動側と被動
側の区別をしたが、本発明がこのような使用方法を含ま
ないとする趣旨ではない。
また本発明は、以上の実施例に示した湿式クラッチ装置
以外の湿式クラッチ装置についても同様に適用可能であ
る。
「発明の効果」 以上のように本発明は、湿式クラッチ装置の原動側およ
び被動側のクラッチ板を梨地処理を施した低炭素鋼板か
ら構成し、かつこれらのクラッチ板の少なくとも片面に
オイル排出溝を形成したことにより、有害な滑りの発生
を防止して接続速度を早めることができ、しかも安定し
た境界潤滑状態が得られるため、潤滑性も損なうことが
なく、摩耗特性も優れたものとすることができる。そし
て以上の効果は、クラッチ板にさらに軟窒化処理を施す
ことにより、より顕著になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による湿式クラッチ装置の被動側クラッ
チ板の実施例を示す表面図、第2図は同裏面図、第3図
は原動側クラッチ板の実施例を示す表面図、第4図は第
1図ないし第3図のクラッチ板の梨地処理表面とオイル
排出溝の関係を示す模式断面図、第5図、第6図は本発
明の他の実施例を示すクラッチ板の表面図である。 第7図は本発明の対象とする湿式クラッチ装置の例を示
す、上半部を断面とした正面図、第8図、第9図はそれ
ぞれ第7図の唱−■線に沿う、異なる実施例の断面図、
第10A図、第10B図はそれぞれアマチュアに形成す
るオイル通路の他の例を示す断面図、第11図、7g1
2図はそれぞれ第7図のXI−XI線、xn−xn線に
沿う断面図である。 第13図は本発明による湿式クラッチ装置の実験結果を
示す図表である。 11−・ハウジング、12−・・被動軸、13−・・ホ
ブ、14・−軸受、15−・・プーリ、16−・・オイ
ルシール、1 B−・・固定ねじ、20−・・カバー、
21・・・オイル室、22−・・軸方向突起、23−・
・原動側クラッチ板、24−・・スプライン、25−・
被動側クラッチ板、26−・・アマチュア、28−・・
環状溝、29−・・ブラケット、30−・・コイル、3
1−・・磁路形成孔、32−・・封止材、40.45−
・・オイル溝、41−・・ガイド切欠、43.44−・
・オイル導入孔、46・・・オイルスリット、50−・
・オイル排出溝、51・・・梨地処理表面。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)オイル室内に、原動側回転部材と被動側回転部材
    とにそれぞれ軸方向移動可能に支持した原動側クラッチ
    板と被動側クラッチ板を交互に積層状に配設し、かつこ
    の原動側と被動側のクラッチ板に密着力を与える手段を
    設けた湿式クラッチ装置において、上記原動側と被動側
    のクラッチ板を、梨地処理を施した低炭素鋼板から構成
    し、かつこれらのクラッチ板の少なくとも片面にオイル
    排出溝を形成したことを特徴とする湿式クラッチ装置。
  2. (2)特許請求の範囲第1項において、原動側と被動側
    のクラッチ板にはさらに、軟窒化処理が施されている湿
    式クラッチ装置。
  3. (3)特許請求の範囲第1項または第2項において、オ
    イル排出溝は、少なくともその外端部が開放されている
    湿式クラッチ装置。
  4. (4)特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか一
    において、オイル排出溝は、原動側と被動側の双方のク
    ラッチ板の両面に形成されている湿式クラッチ装置。
  5. (5)特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか一
    において、クラッチ板の両面のオイル排出溝は、表裏で
    そのパターン、位置、位相または方向が異なっている湿
    式クラッチ装置。
  6. (6)特許請求の範囲第5項において、クラッチ板の表
    裏のオイル排出溝は、同一パターンの溝をその方向を異
    ならせて形成している湿式クラッチ装置。
  7. (7)特許請求の範囲第6項において、同一パターンの
    溝は格子溝である湿式クラッチ装置。
  8. (8)特許請求の範囲第5項において、クラッチ板の表
    裏のオイル排出溝は、放射溝で、表裏の位相が異なって
    いる湿式クラッチ装置。
  9. (9)特許請求の範囲第5項において、クラッチ板の表
    裏のオイル排出溝は、スパイラル溝で、表裏の位相が異
    なっている湿式クラッチ装置。
  10. (10)特許請求の範囲第1項ないし第9項のいずれか
    一において、オイル室は、被動軸の外周部に位置する、
    原動側回転部材たるプーリと、このプーリの中心に位置
    する被動側回転部材と、プーリに一体に形成したカバー
    とから構成されている湿式クラッチ装置。
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