JPH01145347A - 高明度アルミほうろう製品 - Google Patents
高明度アルミほうろう製品Info
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- JPH01145347A JPH01145347A JP30475587A JP30475587A JPH01145347A JP H01145347 A JPH01145347 A JP H01145347A JP 30475587 A JP30475587 A JP 30475587A JP 30475587 A JP30475587 A JP 30475587A JP H01145347 A JPH01145347 A JP H01145347A
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Landscapes
- Glass Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は高明度のほうろう層を有するアルミほうろう
製品に関する。
製品に関する。
一般にアルミほうろうのほうろう層の明度は、白色顔料
の添加量によって変化するが、明度を上げるため顔料を
増最しすぎるとほうろうが溶は不足を生じ、外観不良や
密着性低下をひきおこす。
の添加量によって変化するが、明度を上げるため顔料を
増最しすぎるとほうろうが溶は不足を生じ、外観不良や
密着性低下をひきおこす。
このためほうろう層の従来は明度指数（Ｌ）が８５％程
度のものが最高明度のものであり、たとえばトンネル内
装板などとしては明度不足のものしか得られなかった。
度のものが最高明度のものであり、たとえばトンネル内
装板などとしては明度不足のものしか得られなかった。
この発明は上記従来の問題点を解決するもので、ほうろ
う層の明度が高く、外観および密着性もすぐれた高明度
ほうろう製品を提供しようとするものである。
う層の明度が高く、外観および密着性もすぐれた高明度
ほうろう製品を提供しようとするものである。
しかしてこの発明のほうろう製品は、ＳｉＯ２とＴｉＯ
２とＺｒＯ２の合計を３〜１０重量％、Ｎａ２ＯとＫ２
ＯとＬｉ２Ｏの合計を１５〜２５重量％、ＢａＯとＺｎ
Ｏの合計を５〜２０重量％、Ｐ２Ｏ５とＡｌ２Ｏ３とＳ
ｂ２Ｏ３とＢ２Ｏ３の合計を５０〜８０重量％含有する
フリット１００重量部に対して、チタン顔料を５０重通
部以上添加したほうろう釉薬の焼成体から成るほうろう
層を、少なくとも表面部がアルミ層から成る金属板の表
面に設けたことを特徴とする高明度アルミほうろう製品
である。
２とＺｒＯ２の合計を３〜１０重量％、Ｎａ２ＯとＫ２
ＯとＬｉ２Ｏの合計を１５〜２５重量％、ＢａＯとＺｎ
Ｏの合計を５〜２０重量％、Ｐ２Ｏ５とＡｌ２Ｏ３とＳ
ｂ２Ｏ３とＢ２Ｏ３の合計を５０〜８０重量％含有する
フリット１００重量部に対して、チタン顔料を５０重通
部以上添加したほうろう釉薬の焼成体から成るほうろう
層を、少なくとも表面部がアルミ層から成る金属板の表
面に設けたことを特徴とする高明度アルミほうろう製品
である。
この発明においては、発明者が研究の結果骨た知見に基
づき、ほうろう層形成用のフリットの各構成成分を限定
しているが、以下その限定理由を説明する。
づき、ほうろう層形成用のフリットの各構成成分を限定
しているが、以下その限定理由を説明する。
まずＳｉＯ２，ＴｉＯ２，ＺｒＯ２（以下Ｒ０２群と総
称する）は、結晶化およびほうろうの耐久性向上のため
の必須成分であり、Ｒ０２群の総量がフリット中に占め
る割合が３％（重量％。
称する）は、結晶化およびほうろうの耐久性向上のため
の必須成分であり、Ｒ０２群の総量がフリット中に占め
る割合が３％（重量％。
以下同じ）未満であるとほうろう層の耐酸性が低下し、
また１０％を越えるとアルミ層へのほうろうの密着性が
悪くなる。
また１０％を越えるとアルミ層へのほうろうの密着性が
悪くなる。
次にＮａｚＯ，Ｋ２Ｏ．Ｌｉ２０（以下Ｒ２０群と総称
する）の総量が１５％未満だとほうろうの融点が上りア
ルミ層への密着性が低下する。またＲ２０群が２５％を
越えると熱膨張率が上昇し、ほうろう層焼成時にクラッ
クを生じゃすくなるので好ましくない。
する）の総量が１５％未満だとほうろうの融点が上りア
ルミ層への密着性が低下する。またＲ２０群が２５％を
越えると熱膨張率が上昇し、ほうろう層焼成時にクラッ
クを生じゃすくなるので好ましくない。
またＢａｄ、ＺｎＯ（以下Ｒ０群と総称する）の総量が
５％未満だと耐酸性が低下し、２０％を越えるとガラス
構造が軟弱になり耐酸性とともに密着性も低下する。
５％未満だと耐酸性が低下し、２０％を越えるとガラス
構造が軟弱になり耐酸性とともに密着性も低下する。
次にＰ２Ｏ５，Ａｌ２Ｏ３，Ｓｂ２Ｏ３゜Ｂ２０３（以
下Ｒ２Ｏ３群と総称する）の総量が５０％未満だとほう
ろうの密着性が低下し、また８０％を越えると熱膨張率
が上昇し、焼成時にクラックを生じやすくなるので好ま
しくない。
下Ｒ２Ｏ３群と総称する）の総量が５０％未満だとほう
ろうの密着性が低下し、また８０％を越えると熱膨張率
が上昇し、焼成時にクラックを生じやすくなるので好ま
しくない。
またこの発明においては前記構成のフリット１００重量
部に対してチタン顔料を５０重量部以上添加したほうろ
う釉薬を用いてほうろう層を形成するが、チタン顔料が
５０重量部未満だと明度指数が９０％未満（白色の場合
）となり、従来のアルミほうろうと同程度の明度のもの
しか得られない。なおチタン顔料が１００重量部を越え
ると明度は９０％以上で問題ないが、ほうろうの溶は不
足を生じ品質が劣るので好ましくない。このチタン顔料
としては、釉薬焼成時にガラスネットワーク中にとり込
まれにクク、鮮明な白色を呈色する点で、アナターゼ系
よりもルチル系チタンを用いるのが好ましい。
部に対してチタン顔料を５０重量部以上添加したほうろ
う釉薬を用いてほうろう層を形成するが、チタン顔料が
５０重量部未満だと明度指数が９０％未満（白色の場合
）となり、従来のアルミほうろうと同程度の明度のもの
しか得られない。なおチタン顔料が１００重量部を越え
ると明度は９０％以上で問題ないが、ほうろうの溶は不
足を生じ品質が劣るので好ましくない。このチタン顔料
としては、釉薬焼成時にガラスネットワーク中にとり込
まれにクク、鮮明な白色を呈色する点で、アナターゼ系
よりもルチル系チタンを用いるのが好ましい。
これらのフリットおよびチタン顔料を主成分とするほう
ろう釉薬は、４００メツシユふるい残渣が釉薬５０ｃｃ
当り０．１〜０．０１９となるよう粒度調整するのが好
ましく、上記範囲より大粒度だとほうろうの溶は不足に
より密着性が低下し、また上記範囲より微細粒度だと焼
成時に微細な割れがほうろう層全面に入り、外観上好ま
しくない。
ろう釉薬は、４００メツシユふるい残渣が釉薬５０ｃｃ
当り０．１〜０．０１９となるよう粒度調整するのが好
ましく、上記範囲より大粒度だとほうろうの溶は不足に
より密着性が低下し、また上記範囲より微細粒度だと焼
成時に微細な割れがほうろう層全面に入り、外観上好ま
しくない。
この発明において少なくとも表面部がアルミ層から成る
金属板としては、アルミニウム板またはアルミメツキ鋼
板を用いることができる。このアルミ層のアルミニウム
純度は、ほうろう層との強固な密着力を得るために、８
０％以上とするのが好ましい。またアルミメツキ鋼板の
場合のメツキ層は、耐食性の点から１０ｍ以上の厚さと
するのが好ましい。
金属板としては、アルミニウム板またはアルミメツキ鋼
板を用いることができる。このアルミ層のアルミニウム
純度は、ほうろう層との強固な密着力を得るために、８
０％以上とするのが好ましい。またアルミメツキ鋼板の
場合のメツキ層は、耐食性の点から１０ｍ以上の厚さと
するのが好ましい。
この発明の高明度ほうろう製品においては、はうるう層
を構成するほうろう釉薬中、フリットはその各成分比率
の組合せにより、５００〜５４０℃という低温の焼成温
度で溶は不足なく溶融して大量のチタン顔料を均一に分
散含有する形で固化し、また上記低温度のためチタン顔
料の熱分解量が少ないので、ほうろう層の明度指数が９
０％以上に達する高明度のほうろう製品が得られる。
を構成するほうろう釉薬中、フリットはその各成分比率
の組合せにより、５００〜５４０℃という低温の焼成温
度で溶は不足なく溶融して大量のチタン顔料を均一に分
散含有する形で固化し、また上記低温度のためチタン顔
料の熱分解量が少ないので、ほうろう層の明度指数が９
０％以上に達する高明度のほうろう製品が得られる。
以下この発明の実施例および比較例を説明する。
先ず第１表に示す構成比率の各化合物から成るＲＯ２群
〜Ｒ２０３群を、第２表に示す５種類の組成比で含有す
るフリット１００ｆｆｉ１部に対し、チタン顔料として
ルチル系チタンを５０および６０重Ｒ部の２種類の割合
で配合し、実施例１〜１０の釉薬主成分とした。
〜Ｒ２０３群を、第２表に示す５種類の組成比で含有す
るフリット１００ｆｆｉ１部に対し、チタン顔料として
ルチル系チタンを５０および６０重Ｒ部の２種類の割合
で配合し、実施例１〜１０の釉薬主成分とした。
また上記実施例と同組成の５種類のフリット１００重量
部に対し、ルチル系チタンを４５重量部の割合で配合し
たものを比較例１〜５の釉薬主成分とし、さらにＲＯＺ
群〜Ｒ２Ｏ３群の組成比が本発明の限定範囲を越える７
種類のフリット１００重量部に対して、ルチル系チタン
を５０重量部の割合で配合したものを比較例６〜１２の
釉薬主成分として用いた。
部に対し、ルチル系チタンを４５重量部の割合で配合し
たものを比較例１〜５の釉薬主成分とし、さらにＲＯＺ
群〜Ｒ２Ｏ３群の組成比が本発明の限定範囲を越える７
種類のフリット１００重量部に対して、ルチル系チタン
を５０重量部の割合で配合したものを比較例６〜１２の
釉薬主成分として用いた。
上記組合せのフリットおよびチタン顔料から成る各釉薬
主成分に、さらに分散剤を５重量部加えて、ミルに投入
し、４００メツシユふるい上の残渣が釉薬５Ｑｃｃに対
して０．１〜０．０１ｇとなるまで粉砕したものを釉薬
として用いた。
主成分に、さらに分散剤を５重量部加えて、ミルに投入
し、４００メツシユふるい上の残渣が釉薬５Ｑｃｃに対
して０．１〜０．０１ｇとなるまで粉砕したものを釉薬
として用いた。
また比較例１３および１４は、釉薬の粒度を４００メツ
シユふるい残漬が釉薬５Ｑｃｃに対して０．２ｇ（比較
例１３）および０．００８ｇ（比較例１４）とした点以
外は、実施例２と同条件で釉薬を調製したものである。
シユふるい残漬が釉薬５Ｑｃｃに対して０．２ｇ（比較
例１３）および０．００８ｇ（比較例１４）とした点以
外は、実施例２と同条件で釉薬を調製したものである。
そして金属板としては、アルミ純度が８５％のアルミメ
ツキを厚さ２０虜配した板厚０．５ ｍｓのアルミメツ
キ鋼板を用い、この上に上記各釉薬を施釉し５４０℃で
焼成して、厚さ７０虜の白色ほうろう層を有するほうろ
う製品試料を得た。
ツキを厚さ２０虜配した板厚０．５ ｍｓのアルミメツ
キ鋼板を用い、この上に上記各釉薬を施釉し５４０℃で
焼成して、厚さ７０虜の白色ほうろう層を有するほうろ
う製品試料を得た。
得られた試料については、ほうろう層の外観を目視観察
し、密着性判定試験および表面の明度測定をおこなった
。これらの観察あるいは試験結果は第２表および第３表
に示す通りであり、また試験等の内容は下記の通りであ
る。
し、密着性判定試験および表面の明度測定をおこなった
。これらの観察あるいは試験結果は第２表および第３表
に示す通りであり、また試験等の内容は下記の通りであ
る。
（ａ）外観
目視によりほうろう層の状態を観察した。表中の各符号
の内容は次の通りである。
の内容は次の通りである。
○＝ほうろう層正常
Δ＝ほうろう層半溶融状態、または微細な割れ状態
×＝ほうろう層クラック有り
（ｂ）密着性
Ｊ ｌ５Ｚ−２２４７ｒエリクセン試験」により試験を
おこなった。（ほうろう面を３Ｍ凹形状にした後ほうろ
うの剥離観察） Ｏ印はほうろう剥離なしを、Ｘ印はほ
うろう剥離有りを示す。
おこなった。（ほうろう面を３Ｍ凹形状にした後ほうろ
うの剥離観察） Ｏ印はほうろう剥離なしを、Ｘ印はほ
うろう剥離有りを示す。
（Ｃ）明度指数
Ｊ ｌ５Ｚ−８７２９ｒ物体色の表示方法」により測色
計を用いて明度指数（Ｌ値）を測定した。
計を用いて明度指数（Ｌ値）を測定した。
また表への記載は省略したが、各ほうろう製品試料につ
いて、Ｊ ｌ５Ｒ−４３０１Ｆほうろう製品の品質基準
」による耐酸性試験をおこなったところ、比較例６およ
び１０は耐酸性の点で劣るという結果が得られた。
いて、Ｊ ｌ５Ｒ−４３０１Ｆほうろう製品の品質基準
」による耐酸性試験をおこなったところ、比較例６およ
び１０は耐酸性の点で劣るという結果が得られた。
第 １ 表
（単位＝重量％）
第 ２ 表
（明度指数の単位は％、その他の単位は重量％）第
３ 表 □ （明度指数の単位は％、その他の単位は重量％）第２表
および第３表から明らかなように、比較例のものは明度
が９０％未満と低いものか、あるいは明度が高くてもほ
うろう層の外観あるいは密着性あるいは前述の耐酸性（
比較例６および１０）の点で劣り、実用に供し得ないも
のであるが、実施例によれば明度指数が９０％以上と高
明度であり、ほうろう層の外観および密着性の点でもす
ぐれた高明度のほうろう製品が得られることが判る。
３ 表 □ （明度指数の単位は％、その他の単位は重量％）第２表
および第３表から明らかなように、比較例のものは明度
が９０％未満と低いものか、あるいは明度が高くてもほ
うろう層の外観あるいは密着性あるいは前述の耐酸性（
比較例６および１０）の点で劣り、実用に供し得ないも
のであるが、実施例によれば明度指数が９０％以上と高
明度であり、ほうろう層の外観および密着性の点でもす
ぐれた高明度のほうろう製品が得られることが判る。
この発明は上記実施例に限定されるものではなく、たと
えば釉薬の組成数値は上記以外のものとしてもよく、ま
た顔料としてチタン顔料に加えてカラー顔料を添加すれ
ば、高明度な有彩色を呈するほうろう製品を得ることも
できる。
えば釉薬の組成数値は上記以外のものとしてもよく、ま
た顔料としてチタン顔料に加えてカラー顔料を添加すれ
ば、高明度な有彩色を呈するほうろう製品を得ることも
できる。
以上説明したようにこの発明によれば、ほうろう層の明
度が高く、外観および密着性もすぐれた高明度ほうろう
製品が得られる。
度が高く、外観および密着性もすぐれた高明度ほうろう
製品が得られる。
Claims (1)
- ＳｉＯ＿２とＴｉＯ＿２とＺｒＯ＿２の合計を３〜１０
重量％、Ｎａ＿２ＯとＫ＿２ＯとＬｉ＿２Ｏの合計を１
５〜２５重量％、ＢａＯとＺｎＯの合計を５〜２０重量
％、Ｐ＿２Ｏ＿５とＡｌ＿２Ｏ＿３とＳｂ＿２Ｏ＿３と
Ｂ＿２Ｏ＿３の合計を５０〜８０重量％含有するフリッ
ト１００重量部に対して、チタン顔料を５０重量部以上
添加したほうろう釉薬の焼成体から成るほうろう層を、
少なくとも表面部がアルミ層から成る金属板の表面に設
けたことを特徴とする高明度アルミほうろう製品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30475587A JPH0643256B2 (ja) | 1987-12-02 | 1987-12-02 | 高明度アルミほうろう製品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30475587A JPH0643256B2 (ja) | 1987-12-02 | 1987-12-02 | 高明度アルミほうろう製品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01145347A true JPH01145347A (ja) | 1989-06-07 |
| JPH0643256B2 JPH0643256B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=17936836
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30475587A Expired - Fee Related JPH0643256B2 (ja) | 1987-12-02 | 1987-12-02 | 高明度アルミほうろう製品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0643256B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0916624A1 (en) * | 1997-11-11 | 1999-05-19 | Kawasaki Steel Corporation | Porcelain-enameled steel sheets and frits for enameling |
| JP2008308393A (ja) * | 2007-06-18 | 2008-12-25 | Noritake Co Ltd | 無鉛低軟化点ガラス、無鉛低軟化点ガラス組成物、無鉛低軟化点ガラスペースト、および蛍光表示管 |
| JP2010228968A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Tokan Material Technology Co Ltd | ほうろう用フリット |
| CN102659318A (zh) * | 2012-04-20 | 2012-09-12 | 湖南信诺颜料科技有限公司 | 搪瓷抗爆瓷釉及制备 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1297503C (zh) * | 2004-10-08 | 2007-01-31 | 中国科学院长春应用化学研究所 | 以铝材为基板的长余辉搪瓷的制备方法 |
-
1987
- 1987-12-02 JP JP30475587A patent/JPH0643256B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0643256B2 (ja) | 1994-06-08 |
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