JPH0114447B2 - - Google Patents

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JPH0114447B2
JPH0114447B2 JP13220782A JP13220782A JPH0114447B2 JP H0114447 B2 JPH0114447 B2 JP H0114447B2 JP 13220782 A JP13220782 A JP 13220782A JP 13220782 A JP13220782 A JP 13220782A JP H0114447 B2 JPH0114447 B2 JP H0114447B2
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JP13220782A
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Masayuki Yasui
Kyoko Yasui
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は係合器にかかわり、第1の発明は、互
いに螺合する雄雌部材の1条以上のかつ実質的に
螺合し得る傾斜角の螺旋状のしかも断面が螺合始
端部から螺合終端部に向けて連続的及び/又は断
続的に凹条では大から小、凸条では小から大へと
変化して螺合状態においてその断面変化がストツ
パーとなる凹凸条の列と無凹凸条の列を該部材の
軸線方向に形成することにより、両部材の螺旋状
凹凸条列を互いに相手方の無凹凸条列と合致させ
て両部材を軸方向へ相対的に移動自在とし、また
両部材の螺旋状凹凸条相互を螺合させて両部材に
軸方向荷重を相対的に与えることにより、凹凸条
の断面変化で両部材を圧接して大荷重を分散支持
させ、ストツパー式のような集中荷重による破損
を防止して両部材を係合状態に確実に保つように
したものである。
また第2の発明は上記の雄雌部材間に両部材を
互いの凹凸条の断面変化による圧接方向へ付勢す
る付勢手段を介装することにより、両部材を強制
的に凹凸条圧接状態に保ち、外力が作用しないと
きでも両部材を係合状態に確実に保つようにした
ものである。
本発明にかかる係合器の用途は多方面にわた
る。先ずロープ又はワイヤー等の結合用として
は、緊張力が十分作用する場合は第1の発明の係
合器を、また緊張力が不十分な場合は第2の発明
の係合器をそれぞれ用いる。ロープ等の端部に雄
雌部材を各別に取付け、互いに自由な状態で両部
材を嵌合し、次いで両部材を相対的に捻じ回わし
て凸条と凹条を係合してやれば、両条の断面変化
により密接し、両部材は張力により、又は付勢手
段により係合位置を保ち、ロープ等が結合され
る。また前回と反対方向へ捻じ回わし、互いに自
由の位置に合わせれば簡単に部材同志が外れ、ロ
ープ等の結合が解かれる。
次にレール締結装置用としても使える。この場
合は第1及び第2の発明を適用できるが、付勢手
段の無い前者の方が好ましい。従来この装置で使
われるボルトは枕木等に埋め込まれたボルトケー
スの中にねじ式により固定されていた。しかし列
車の振動等により弛みが発生し、保守点検に手間
を要した。そこで本発明係合器の雌部材を枕木等
に埋設し、板ばね等の締結部材を介し頭部のある
雄部材と雌部材を自由な位置に合わせて雄部材を
雌部材に圧入し、ここで捻じ戻して凸条と凹条を
係合させれば両条は締結部材の弾発力及び両条の
断面変化により密接し、雄雌部材は一体となつて
所定の締結力を締結部材に与える。雄部材の僅か
の戻りも阻止したい場合は、無凹凸条部の整列に
より現れる軸方向空間に詰物を充填する。レール
位置の変化等により締結力が変わり、その調整が
必要の場合は、雄部材を捻じ込んで一たん雌部材
に対し自由とし、軸方向へ移動して所要の締結力
の得られる螺合を果たせばよい。板ばね等のばね
尻を持ち上げ、雄部材頭部を支点にしてレール締
結をなす場合は、雄部材の圧入はなく、ばねの付
勢で両部材が圧接することになる。
次にコンクリート部材の吊り上げ用としても便
利である。今まではコンクリート部材に埋め込ま
れたインサート等にボルトを捻じ込んで吊り上げ
ているが、ボルトの捻じ込みに大変時間がかか
り、弛ければ脱出の恐れがあり、締付ければボル
トが疲労してその使用回数が低くなる等の欠点が
あつた。そこで本発明係合器の雌部材をコンクリ
ート部材に埋め込んでおき、雄部材をこれに嵌入
螺合して吊り上げればよい。雄雌部材の係合は凹
凸条の断面変化によりワンタツチででき、雄部材
は締め付ける必要がないので疲労しにくく、多数
回の使用が可能となる。この用途の場合は第1の
発明でもよいが第2の発明の適用が好ましい。後
者の場合は雄部材を手放しても雌部材との係合を
付勢手段により保つているから、作業がやり易
い。
またこの係合器は吊り棚用としても使え、この
場合は第1の発明が適用される。即ち雄部材を柱
状に対向して設立又は吊設し、それぞれの雄部材
に雌部材を係合させる。この雌部材に棚板又は棚
枠の腕を定位置で回転自在に取付けておいてもよ
く、また雌部材の平面上での位相を各係止位置を
通して同一に保つこともできるので、係止位置に
おける棚板又は棚枠との対向面に受け用の突起又
はフツクを設けておいてもよい。雌部材が棚板等
に対し回転自在の場合は雌部材を捻じ回わして雄
部材との間を自由にし、適宜高さを調節したら反
対方向へ雌部材を捻じ回わしてその凹条を雄部材
の凸条に螺合すれば、両条が密接し、雌部材が旋
回を停止する。突起又はフツク等の場合は一たん
棚板等を雌部材から外し、前記と同様に調節した
後、再び棚板等を雌部材間に架設すればよい。
次は少し特殊な使い方になるが、この場合も第
1の発明が適用される。即ち建造物の外壁又は内
壁に沿つて雄部材の長尺のもの2本を平行にかつ
肩幅位の間隔で設立又は吊設し、それぞれの雄部
材に各1対の雌部材を係合させる。そして上側の
雌部材には把手を設け、下側の雌部材には足かけ
を設ける。各雌部材に体重がかかつているときは
凹凸条が断面変化により密接しているので、雌部
材が回転することはない。昇降したいときは何れ
か一つの雌部材を捻じまわして雄部材に対し自由
とし、ここで雌部材を上下何れかの方向へずらし
て再び捻じ戻し、両条の圧接により停止させる。
この動作を順送りに他の雌部材に波及させれば、
雄部材に沿つて人体を昇降でき、避難梯子として
役立て得る。勿論、雌部材の回転角はなるべく小
さくなるように無凹凸条部等の設計をする。
またカーテンウオール等の係止にも使える。雌
部材をパネル上部の適所に埋設しておくが、パネ
ル厚さが薄いときは雌部材取付用雌ねじを埋設し
てこれに雌部材を取付け、梁の取付孔に頭部付き
の雄部材を挿通して雌部材に挿し込み、この雄部
材を捻じ戻して両部材を螺合し、パネルと梁との
間に両者間の相対的な移動を許す弾性カラー等を
介装する。第2の発明の場合は付勢手段がカラー
等の作用を果たす。パネルは下部が梁に固定され
るが、上部が柔結合となるので、地震等の揺れに
対しても、破損したり、梁から外れることがな
い。
上記の場合は雄雌部材の軸線が水平になるよう
に使用されるが、ダクトの吊下げ等の場合は鉛直
となる。雄雌部材の一方を天井に配設し、他方を
ダクトの吊帯に配設する。そして何れか一方を定
位置で回転できるようにしておく。両部材を互い
に挿入して一方をねじ回わし凹凸条を圧接させれ
ば、ダクトの重量により両部材は確実に一体化す
る。
また、机、椅子、マイクロフオン、譜面台等の
昇降装置としても採用できる。支台側の上端に本
発明の雄雌部材の何れか一方を立設し、他方を支
柱側の下端に設備する。マイク等のように軽量物
の場合は両部材とも固定でよいが、机のように重
量物や嵩張る物の場合は何れか一方を定位置で自
由に回転できるようにしておく、両部材の螺合位
置を適当に選ぶことにより高さ調節ができ、しか
も支持する物の自重により凹凸条での両部材の圧
接が期待できる。
以上は本発明に係る係合器の使用例を挙げたも
のであるが、これらの他にも極めて広汎な面で使
用が可能である。
次に本発明の実施例を図面につき詳述する。第
1図乃至第5図において、1は雄部材、2は雌部
材である。雄部材1は軸線の周りにかつ軸線と平
行に1列以上で軸直角面上での投影長が等長かつ
実質的に螺合し得る傾斜角で配置された1条以上
の部分的螺旋状凸凹条3,3′及び4,4′を有
し、雌部材2にはこれらの凸凹条に対応する凹凸
条5,5′及び6,6′が形成される。そして両部
材1と2は互いに凹凸部、凸凹部で螺合する。而
して両部材1及び2の凹凸条3,3′,4,4′と
5,5′,6,6′は軸直交面上において相互に不
干渉となれる位置に設けられ、各部材1及び2ご
との隣り合う凹凸条3,3′と4,4′間及び5,
5′と6,6′間はそれぞれ無凹凸条部7,8及び
9,10となつている。無凹凸条部9及び10が
雌部材2の横断面上で占める中心角度をそれぞれ
が対応する凸条3及び4の中心角度より大きくす
ることにより、両部材1と2が自由となる位置合
わせが容易となる。断面上における無凹凸条部の
数及び位置等も用途に応じ適当に定められる。而
して両部材1と2が螺合するのに対応する少くと
も各1条の凸条と凹条例えば3″と5″の断面が、
螺合始端部3″a,5″aから終端部3″b,5″b
に向けて変化する。この変化の態様には第5図の
展開図に示したように、a連続型、b断続型、c
連続と断続の結合型が含まれ、断面形状も異形型
a,bと同形縮尺型cが含まれる。更に変化の仕
方は凹条5″では大から小へ、また凸条3″では小
から大へと変わつていく。そしてこれらの凸条
3″と凹条5″の螺合状態においてそれらの断面変
化が実質上のストツパーの作用をなし、雄雌部材
1と2の係合を果たす。11は雌部材2の下端開
口の閉塞部で、これは無くてもよい。
第6図は螺旋状凹凸条の各軸線方向の配列が1
列以上で、螺合するのに対応する凹凸条3″及び
5″が1列の中で同様の断面変化を呈する2条以
上の凹凸条を有している場合で、雄雌部材1と2
の相対的上下位置の調節ができる。
第7図は螺旋状凹凸条の各軸線方向の配列が1
列以上で、螺合するのに対応する凹凸条3″及び
5″が1列の中で異る断面変化を呈する2条以上
の凹凸条を有している場合で、対応する全凹凸条
が螺合しない限りは雄雌部材1と2が供用状態と
ならず、荷重分散をはかつて部材の小型化を果た
すことができる。
第8図は螺旋状凹凸条の各軸線方向の配列が2
列以上で、螺合するのに対応する凹凸条3″と
5″,4″と6″がそれぞれの列の中で同様の断面
変化を呈し、また各列ごとでは異る断面変化を呈
する2以上の凹凸条を有している場合である。こ
れによると両部材1と2の相対的上下位置の調節
に加え、両部材1と2の水平面上での相対的位置
を規制することができる。
第9図は螺旋状凹凸条の各軸線方向の配列が2
列以上で、螺合するのに対応する1列の中での凹
凸条3″と5″,4″と6″の断面変化が他の全ての
列で同様の1条以上の凹凸条を有している場合で
ある。水平面上での両部材1と2の相対的位置を
規制されずに螺合できる。
第10図は螺旋状凹凸条の各軸線方向の配列が
2列以上で、螺合するのに対応する1列の中での
凹凸条3″と5″,4″と6″の断面変化が他の全て
の列で異る1条以上の凹凸条を有している場合で
ある。これによれば水平面上での両部材1と2の
相対的螺合位置を規制できる。
第11図aは螺旋状凹凸条の各軸線方向の配列
が2列以上で、螺合するのに対応する凹凸条3″
と5″,4″と6″が全て同様の断面変化を呈する
各列2条以上の凹凸条を有している場合で、両部
材1と2の相対的な上下位置及び水平面上での位
置の双方を自由に調節できる。
また第11図bの場合、螺旋状凹凸条が各軸線
と平行に2列配列され、1/2ピツチずつ各列の凹
凸条3″と5″,4″と6″の設置位置を軸線方向に
順次ずらしたもので、水平回転方向での凹凸条の
かみ合わせを変えることによつて軸線方向の調節
幅をより小さくすることができる。従つてn列あ
れば1/nピツチずつずらせばよい。
第12図は凹凸条3″と4(5″と6)のように
各軸線方向配列が2列以上でかつ軸直交面上にお
いて不等中心角度で配置したもので、雄雌部材1
と2の軸直交面上での相対位置定めをなすことが
できる。
第13図は雌部材2の凹条が断面変化のある凹
条6″の場合で、これらの螺合始端部6″aに、こ
れに螺合する雄部材1の凸条3又は4の端縁の円
滑な導入を果たす案内面6″bを形成したもので
ある。この案内面は雄部材1の同様の始端部に設
けてもよい。
第14図は雌部材2の凹条が断面変化のある凹
条6″の場合で、これらの螺合終端側端面6″cに
関連して外面を軸線方向に連続する案内面15′
とした案内15を形成したもので、両部材1と2
の嵌合又は離脱の際、雄部材1の凸条3又は4の
螺合終端側端面3c及び/又は3″c,4c及
び/又は4″cの対応する面を雌部材2の案内面
15′に当接させれば、ひつかかることなく円滑
に嵌脱できる。勿論この案内15を雄部材1の螺
合終端側端面3c,4cに関連して、又は両部材
に設けてもよい。
第15図も第13図と同様の場合で同様の目的
で構成されており、雌部材2の凹条6″の螺合終
端側端部に面取り部6″dを形成したものである。
第16図は第2の発明の実施例である。大部分
の構成は第1の発明の場合と同じで、同一符号は
同一もしくは相応部分を示してある。またその作
用も共通点があるので、ここでは構成及び作用効
果の異つた点だけを述べる。即ち両部材1及び2
間に、断面変化のある凹凸条3″と5″を螺合方向
終端位置即ち両者を密接する方向へ付勢する付勢
手段21を介装したものである。付勢手段21を
介装する場所としては、雌部材2内にこれを入れ
て下端を突起又は底蓋等の受け22に支持させ下
端を雄部材1の下端面に当接するか、雄部材1の
上端に受け23を設けて雌部材2の上端面との間
に介装するのがよい。後者の場合、適宜案内2
4,25を設ければ、手段21と凸条3及び4と
の干渉を防止できる。
第17図以下はこの係合器の使用状態を図示し
たものである。第17図及び第18図はレールの
締結装置に対する採用の場合で、31はレール、
32は板ばね、33はばね受け、34は枕木、3
5は詰め物を示す。雌部材2を枕木34に埋設
し、受け23付きの雄部材1を板ばね32を通し
て雌部材2内に互いに自由にして圧入し、雄部材
1を捻じ戻してやれば板ばね32の反力で凹凸条
3″と5″が断面変化により密接し、板ばね32に
よる所定の締結力を得られる。雄部材1の上下位
置は自由に調整できるので、摩耗や振動等で締結
力不足を来たしたときに随時調整してやればよ
い。雄部材1を押し込まず、板ばね32の脱出を
受け23で阻止しながら巻成部32′を引き上げ
てばね受け33で受け所定の締結力を得る型式の
場合、雄部材1の圧入という厄介な作業をしなく
て済む。挿入の方向や深さ等に規制がある場合は
第6〜11図に示した態様のものを採用すればよ
い。また両部材の無凹凸条部7,8,9及び10
によつて現れる空間に詰め物35を詰めれば両部
材1と2の戻りを一層確実に防げる。
第19図はコンクリート部材吊り上げ用であ
る。コンクリート部材41の適所に雌部材2を埋
設しておき、雄部材1を雌部材2に嵌入して螺合
し、その吊環42に吊索43のフツク44を掛合
して吊索43を引き上げれば凹凸条3″と5″の断
面変化による両条の密接が実質上ストツパーとし
て働くので部材41を簡単に吊り上げることがで
きる。付勢手段21があれば、吊り上げる際一つ
一つ螺合を確認しなくてよいので都合よいが、逆
に吊り下ろして外す際は付勢手段21に逆つて雄
部材1を外さねばならない。
第20図は吊り棚用である。雄部材1は天井5
1と床52間にわたつても、天井51から途中ま
で吊り下がつてもよいが、2本並んで用意され
る。棚板53の両端部に掛合孔54が穿たれ、雌
部材2に設けたフツク55と掛合する。フツク5
5の雌部材2に対する設置位置は両側の雌部材
2,2が対向して静止した状態でフツク55,5
5が向かい合うように定められる。この場合、棚
板53の昇降の際に雌部材2から外す必要がある
が、棚板53の腕を雌部材に取付け、なおかつこ
の腕を雌部材に対し定位置で回転できるようにす
れば、いちいち棚板を取外す必要はなくなる。
第21図は梯子相当の使い方である。建造物6
1に沿つて2本の雄部材1,1を肩幅間隔で設
け、それぞれの雄部材1,1に2つずつ雌部材2
a,2a及び2b,2bを嵌挿する。雌部材2
a,2aには把手62,62を設け、雌部材2
b,2bには足かけ63,63を設ける。それぞ
れの手で各別の雌部材2a,2aの把手62,6
2をつかみ、それぞれの足を各別の雌部材2b,
2bの足かけ63,63にのせかける。この状態
では雌部材は自重及び体重により断面変化のある
凹凸条3″,5″(図示せず)が圧接し、これの実
質上のストツパーとしての作用で所定位置に係止
される。上又は下方へ移動したいとき四肢を各別
にかつ順次に動かし、それぞれの雌部材を一たん
雄部材に対し自由な位置へ捻じ回わして雌部材を
昇降し、再び逆に捻じ回わして凹凸条の断面変化
による係合状態に保つ動作を繰り返えす。これに
よりあるピツチずつ上又は下方へ移動することが
できる。
第22図は建造物の外壁パネル取付部材として
使用した例を示す。パネル71は下部をボルト7
2により梁73aに関し剛結し、上部を、この上
部に直かに又は取付用雌ねじ74を介して設けた
雌部材2に梁73bの取付孔75に受け23付き
の雄部材1を挿通して雌部材2に挿し込みこの部
材1を捻じ戻して螺合することにより、凹凸条の
断面変化により両部材1と2が圧接し、梁23に
柔結合する。パネル71が容易に動かぬ程度に弾
性材を梁73とパネル71に関して配設する。第
2の発明の係合器の採用が好ましい。
第23図はダクトの吊り下げ用に使つた場合で
ある。雌部材2を天井81に取付け、ダクト82
の吊り帯83の耳片84,84にコ字形枠金85
を嵌めてボルト86で固定し、この枠金85に定
位置で回転自在に雄部材1を取付け、この部材1
を雌部材2に下から挿し込んで捻転螺合したもの
である。ダクト82等の自重により、図示してな
いが凹凸条の断面変化による圧接状態で両部材1
と2が係止され、ダクト82が吊設される。な
お、万一の脱出防止用に両部材1と2の螺合後、
受け87と雌部材2間にカラー88を嵌めてもよ
い。
第24図は譜面台91の昇降装置の場合であ
る。台91の支柱92に雄部材1を取付け、支台
93の上端に雌部材2を取付ける。押ねじ式のよ
うに高さ調節の都度ねじを弛めたり締めつけたり
する必要はなく、それぞれの凹凸条列を相手方の
無凹凸条部に合わせるだけで昇降でき、そこで螺
合すれば自重により所定位置に止まる。机、椅
子、マイク等の場合も大体同様にして適用でき
る。ただ机のように重量物の場合は雄雌部材の一
方を定位置で回転自在とするのが好ましい。
本発明によれば、各軸線の周りにかつ各軸線と
平行に1列以上でそれぞれ軸直角面上での投影長
が等長かつ実質的に螺合し得る傾斜角で配置され
た1条以上の部分的螺旋状凹凸条で互いに相手方
の対応する凹凸条と螺合し得る雄部材と雌部材で
成り、両部材の凹凸条が軸直交面上における相互
不干渉位置に設けられかつ各部材ごとの隣り合う
凹凸条端面間は無凹凸条部となつており、両部材
が螺合するのに対応する少くとも各1条の凹凸条
の断面が螺合始端部から終端部に向けて連続的及
び/又は断続的に凹条では大から小、凸条では小
から大へと変化して螺合状態においてその断面変
化が実質上ストツパーとなつているので、両部材
に軸方向かつ螺合促進方向の相対的に反対方向の
荷重が作用する状態で係合させる限り凹凸条の傾
斜角とも相俟つて両部材が捻じ戻つて脱出する事
態は先ず考えられず、荷重を分散して支持できる
ため大荷重によく耐えられ、軸線上の両部材の相
対的位置調節も互いの凹凸条列を相手方の無凹凸
条部に合わせるだけで自由にかつ迅速にでき、そ
の用途は至つて広範囲である等種々の特徴があ
る。
本発明によれば、各軸線の周りにかつ各軸線と
平行に1列以上でそれぞれ軸直角面上での投影長
が等長かつ実質的に螺合し得る傾斜角で配置され
た1条以上の部分的螺旋状凹凸条で互いに相手方
の凹凸条と螺合し得る雄部材と雌部材で成り、両
部材の凹凸条が軸直交面上における相互不干渉位
置に設けられかつ各部材ごとの隣り合う凹凸条端
面間は無凹凸条部となつており、両部材が螺合す
るのに対応する少くとも各1条の凹凸条の断面が
螺合始端部から終端部に向けて連続的及び/又は
断続的に凹条では大から小、凸条では小から大へ
と変化して螺合状態においてその断面変化が実質
上ストツパーとなり、両部材間に両部材を凹凸条
の断面変化による圧接方向へ付勢する付勢手段が
介装されているので、両部材に軸方向かつ螺合促
進方向の相対的に反対方向の外部からの荷重が作
用しない状態で係合させても、付勢手段や摩擦等
の力に打ち勝つ外部荷重が作用しない限り両部材
が離脱することは先ず考えられず、両部材を一体
にしておけるので取扱いが容易で相手方を粉失し
たりすることもなく、荷重を分散して支持できる
ため大荷重によく耐えられ、互いの凹凸条列を相
手方の無凹凸条部に合わせるだけで自由かつ迅速
に両部材の軸線上の相対的位置調節もでき、その
用途は至つて広範囲である等、種々の特徴があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる係合器の具体例を示す
一部切断側面図、第2図はその雄部材の平面図、
第3図は雌部材の平面図、第4図は第1図の係合
器の第3図―線での一部切断側面図、第5図
は螺旋状凹凸条の断面展開図例でaが連続的変
化、bが断続的変化、cが断続及び連続的変化の
例、第6図から第11図bまでは凹凸条配列の各
別の態様を示す部分側面図、第12図は雄雌部材
の凹凸条の横断面上での配置例を示す図、第13
図は螺合用案内つき凹凸条の一例を示す雌部材の
部分切断斜面図、第14図は更に別の態様の部分
切欠斜面図、第15図は更に別の態様の部分切欠
斜面図、第16図は本発明の主要部を包含する別
の発明にかかる係合器の具体例を示す一部切断側
面図、第17図から第24図までは本発明にかか
る係合器の使用例を示す図である。 1…雄部材、2…雌部材、3,4…凸条、3′,
4′…凹条、3″…断面変化の凸条、5,6…凹
条、5′,6′…凸条、5″…断面変化の凹条、7,
8,9,10…無凹凸条部、21…付勢手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 各軸線の周りにかつ各軸線と平行に1列以上
    でそれぞれ軸直角面上での投影長が等長かつ実質
    的に螺合し得る傾斜角で配置された1条以上の部
    分的螺旋状凹凸条で互いに相手方の対応する凹凸
    条と螺合し得る雄部材と雌部材で成り、両部材の
    凹凸条が軸直交面上における相互不干渉位置に設
    けられかつ各部材ごとの隣り合う凹凸条端面間は
    無凹凸条部となつており、両部材が螺合するのに
    対応する少くとも各1条の凹凸条の断面が螺合始
    端部から終端部に向けて連続的及び/又は断続的
    に凹条では大から小、凸条では小から大へと変化
    して螺合状態においてその断面変化が実質上スト
    ツパーとなることを特徴とする係合器。 2 螺旋状凹凸条の各軸線方向の配列が1列以上
    で、螺合するのに対応する凹凸条が1列の中で同
    様の断面変化を呈する2条以上の凹凸条を有して
    いる特許請求の範囲第1項記載の係合器。 3 螺旋状凹凸条の各軸線方向の配列が1列以上
    で、螺合するのに対応する凹凸条が1列の中で異
    なる断面変化を呈する2条以上の凹凸条を有して
    いる特許請求の範囲第1項記載の係合器。 4 螺旋状凹凸条の各軸線方向の配列が2列以上
    で、螺合するのに対応する凹凸条が1列の中で同
    様の断面変化を呈しまた各列ごとに異る断面変化
    を呈する2条以上の凹凸条を有している特許請求
    の範囲第1項記載の係合器。 5 螺旋状凹凸条の各軸線方向の配列が2列以上
    で、螺合するのに対応する1列の中での凹凸条の
    断面変化が他の全ての列で同様の1条以上の凹凸
    条を有している特許請求の範囲第1項記載の係合
    器。 6 螺旋状凹凸条の各軸線方向の配列が2列以上
    で、螺合するのに対応する1列の中での凹凸条の
    断面変化が他の全ての列で異る1条以上の凹凸条
    を有している特許請求の範囲第1項記載の係合
    器。 7 螺旋状凹凸条の各軸線方向の配列が2列以上
    で、螺合するのに対応する凹凸条が全て同様の断
    面変化を呈する各列2条以上の凹凸条を有してい
    る特許請求の範囲第1項記載の係合器。 8 各列ごとに凹凸条の設置位置が該列数分の1
    ピツチずつ軸線方向へ順次ずれている特許請求の
    範囲第7項記載の係合器。 9 螺旋状凹凸条の各軸線方向の配列が2列以上
    でかつ軸直交面上において不等中心角度で配置さ
    れている特許請求の範囲第1、4、5、6又は7
    項記載の係合器。 10 雄雌部材の少くとも一方の凸又は凹条の螺
    合始端部に案内面が形成されている特許請求の範
    囲第1、2、3、4、5、6、7、8又は9項記
    載の係合器。 11 雄雌部材の少くとも一方の凸又は凹条の螺
    合終端側端面に関連して外面を軸線方向に連続す
    る案内面とした案内が形成されている特許請求の
    範囲第1、2、3、4、5、6、7、8、9又は
    10項記載の係合器。 12 雄雌部材の少くとも一方の凸又は凹条の螺
    合終端側端部に面取り部を備えている特許請求の
    範囲第1、2、3、4、5、6、7、8、9又は
    10項記載の係合器。 13 各軸線の周りにかつ各軸線と平行に1列以
    上でそれぞれ軸直角面上での投影長が等長かつ実
    質的に螺合し得る傾斜角で配置された1条以上の
    部分的螺旋状凹凸条で互いに相手方の対応する凹
    凸条と螺合し得る雄部材と雌部材で成り、両部材
    の凹凸条が軸直交面上における相互不干渉位置に
    設けられかつ各部材ごとの隣り合う凹凸条端面間
    は無凹凸条部となつており、両部材が螺合するの
    に対応する少くとも各1条の凹凸条の断面が螺合
    始端部から終端部に向けて連続的及び/又は断続
    的に凹条では大から小、凸条では小から大へと変
    化して螺合状態においてその断面変化が実質上ス
    トツパーとなり、両部材間に両部材を螺合完了方
    向へ付勢する付勢手段が介装されていることを特
    徴とする係合器。 14 螺旋状凹凸条の各軸線方向の配列が1列以
    上で、螺合するのに対応する凹凸条が1列の中で
    同様の断面変化を呈する2条以上の凹凸条を有し
    ている特許請求の範囲第13項記載の係合器。 15 螺旋状凹凸条の各軸線方向の配列が1列以
    上で、螺合するのに対応する凹凸条が1列の中で
    異なる断面変化を呈する2条以上の凹凸条を有し
    ている特許請求の範囲第13項記載の係合器。 16 螺旋状凹凸条の各軸線方向の配列が2列以
    上で、螺合するのに対応する凹凸条が1列の中で
    同様の断面変化を呈しまた各列ごとに異る断面変
    化を呈する2条以上の凹凸条を有している特許請
    求の範囲第13項記載の係合器。 17 螺旋状凹凸条の各軸線方向の配列が2列以
    上で、螺合するのに対応する1列の中での凹凸条
    の断面変化が他の全ての列で同様の1条以上の凹
    凸条を有している特許請求の範囲第13項記載の
    係合器。 18 螺旋状凹凸条の各軸線方向の配列が2列以
    上で、螺合するのに対応する1列の中での凹凸条
    の断面変化が他の全ての列で異る1条以上の凹凸
    条を有している特許請求の範囲第13項記載の係
    合器。 19 螺旋状凹凸条の各軸線方向の配列が2列以
    上で、螺合するのに対応する凹凸条が全て同様の
    断面変化を呈する各列2条以上の凹凸条を有して
    いる特許請求の範囲第13項記載の係合器。 20 各列ごとに凹凸条の設置位置が該列数分の
    1ピツチずつ軸線方向へ順次ずれている特許請求
    の範囲第19項記載の係合器。 21 螺旋状凹凸条の各軸線方向の配列が2列以
    上でかつ軸直交面上において不等中心角度で配置
    されている特許請求の範囲第13、16、17、
    18又は19項記載の係合器。 22 雄雌部材の少くとも一方の凸又は凹条の螺
    合始端部に案内面が形成されている特許請求の範
    囲第13、14、15、16、17、18、1
    9、20又は21項記載の係合器。 23 雄雌部材の少くとも一方の部材の凸又は凹
    条の螺合終端側端面に関連して外面を軸線方向に
    連続する案内面とした案内が形成されている特許
    請求の範囲第13、14、15、16、17、1
    8、19、20、21又は22項記載の係合器。 24 雄雌部材の少くとも一方の凸又は凹条の螺
    合終端側端部に面取り部を備えている特許請求の
    範囲第13、14、15、16、17、18、1
    9、20、21又は22項記載の係合器。
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