JPH01143955A - 生物学的液体中の抗dna抗体価の測定法および測定用キット - Google Patents

生物学的液体中の抗dna抗体価の測定法および測定用キット

Info

Publication number
JPH01143955A
JPH01143955A JP28293387A JP28293387A JPH01143955A JP H01143955 A JPH01143955 A JP H01143955A JP 28293387 A JP28293387 A JP 28293387A JP 28293387 A JP28293387 A JP 28293387A JP H01143955 A JPH01143955 A JP H01143955A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dna
antibody
standard substance
monochronal
measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28293387A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahide Kawamura
雅英 川村
Takao Koike
隆夫 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon DPC Corp
Original Assignee
Nippon DPC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon DPC Corp filed Critical Nippon DPC Corp
Priority to JP28293387A priority Critical patent/JPH01143955A/ja
Publication of JPH01143955A publication Critical patent/JPH01143955A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は生物学的液体試料中の抗DNA抗体価を測定す
る方法および測定用キットに関するものである。
〔従来の技術および問題点〕
周知のように全身性紅斑性狼1(SLE。
S ystemic L upus E rythem
atosus)の診断には、DNAに対する自己抗体の
検査がよく行なわれている。抗原となるDNAには一本
鎖と二本鎖があり、その各々に対する抗体の検査がある
。検査方法としては、ラジオイムノアッセイ法(R1A
法)、エンザイムイムノアッセイ法(EIA法)、受身
赤血球凝集法(PHA法)等があるが、これらの測定法
は、全ていわゆる絶対的測定法でないため、常に標準物
質を患者検体と同時に測定する必要がある。ところが、
DNAに対する抗体(砦に2本鎖D N Aに対する抗
体)は、SLE患者のみに見られるものであって、通常
の方法では他の動物より得ることはできなかった。この
ため、従来の抗DNA抗体測定用キットは、重篤なSL
E患者より供与された血清を標準物質としており、倫理
的にも、安定供給の面からも問題があった。特に本邦に
おいては、このような血清はほんど入手不可能であり、
全て輸入にたよっている。また、SLE患者より得られ
る血清は、抗体価、抗原DNAへの親和性、反応速度な
ど種々の性質が患者により異っている。従って、キット
の標準物質はロフト間のバラツキが太き(なり、測定上
大きな問題となっている。
この問題を解決するためにヒストン等の他のDNA結合
性タンパクを標準物質とする特許(特願昭62−199
70号)も提出されているが、これらの物質は本質的に
抗DNA抗体と異るものであり、実用化されるに至って
いない。
このように、従来の抗DNA抗体価測定用キットは、標
準物質の安定供給、ロフト聞誤差、等における大きな問
題点を有していた。
〔問題点を解決するための手段〕
上記従来の問題に対し、本願発明者らは鋭意研究を重ね
たところ、次のような知見を得るに至った。
近年、細胞融合法によるモノクローナル抗体作製法が確
立して以来、極めて多種類のモノクローナル抗体が生産
され利用されるに至っている。DNAに対するモノクロ
ーナル抗体は、マウス、ヒト由来のものがいくつか作ら
れているが、−本積DNAに対するものが多(,2本鎖
DNAに特異性を持つものは少ない。本発明では2本鎖
DNAに対して結合能を有するモノクローナルを生産す
るマウス由来ハイブリドーマを取得し、モノクローナル
抗体を作製した。このモノクローナル抗体の抗DNA抗
体価測定系への応用を試みた。
”’l−DNA  を用いるラジオイムノアッセイ法の
場合、抗体と結合したトレーサーと結合していない遊離
トレーサーを分離するために50%飽和硫安塩析法を用
いる事が一般に行なわれている。
この方法ではマウスモノクローナル抗DNA抗体は、S
LE患者の血液中の抗体と全く同様に50%飽和硫安で
塩析するため、標準物質として利用する事ができる。
DNAを固相化したEIAやRIAの場合は、固相DN
Aに対して結合した抗DNA抗体に対する第2抗体を標
識して用いる。DNAに結合する患者の抗体はヒト1g
G  またはIgM であるから、第2抗体としては、
抗ヒトIgG抗体または抗ヒトIgM抗体が用いられる
。この場合、マウスのモノクローナル抗体を標準物質に
用いても、第2抗体が結合せず、測定系は不完全である
。しかしながら、第2抗体のかわりにIgG に特異的
に結合するプロティンAを標識して用いれば、本発明は
十分応用可能である。また、ヒト、マウス両種のIgG
  に対して結合可能な特異性の広い抗1gG抗体を標
識してもよい。
DNAを赤血球、ラテックス粒子等に眼前させ、血清に
混和した場合の凝集像を観察する測定法(凝集法)にお
いても本性は利用可能である。凝集法はIgG、IgM
 が抗原DNAへの複数の結合部位を持つ事により、粒
子の凝集塊を作らせるという原理に基づいており、マウ
スのモノクローナル抗体もヒトsLE患者の抗DNA抗
体と同様の挙動をすると考えられる。
このようなモノクローナル抗体を使う他の利点としては
、一定の品質のものを大量に製造する事が可能な点であ
る。また、ハイプリドーマ等のモノクローナル抗体生産
株を保存しておけば、同一の性質の抗体を隋時製造する
事が可能であり、ロット間誤差の少ない標準物質を安定
的に供給する事が可能である。
次に本発明を実施例を用いて、具体的に説明する。
〔実施例1〕 抗DNA抗体の測定系として、ニラポン・デイ−ピーシ
−・コーポレーションtt12rリコンビジェン抗DN
Aキット」を用いた。この測定用キットは、現在日本国
内で製造販売されているラジオイムノアッセイキットで
あり、標準物質としてヒトS L E 患者血清を用い
ている。
抗2本積DNAモノクローナル抗体は小泡らによって取
得されたBW、02H1株により生産される物を用いた
(Takao KOIKE、 Ryuji NAGAS
AYA。
Norikazu  NAGATA  and  To
shikazu  5IllRAI  ’  5PE−
CIFICITY  OF  MOUSE  IIYB
RIDOMA  ANTIBODIES  T。
DNA ”  1mmunology  Letter
s、4(1982)93−97  Elser−vic
r Biomedical Press) 。このモノ
クローナル抗体は通常の方法でマウス腹水より作製した
。この腹水を0濃度血清(抗DNA抗体を含まない血清
)で、O15,10,25,50,100U/mQとな
るように稀釈した。
これらを前肥りコンビシュン抗DNAキットの標準物質
として使用し、コントロール血清、ブール血清を測定し
た。これらの測定値と通常のキットでの測定値の比較を
表1に示す。
以下余白 〔表1〕 〔実施例2〕 実施例1で述べたモノクローナル抗体を07a度血清に
て、約90 U /1lIQに稀釈したサンプルを、ざ
らにO濃度血清で、1 /2 、 l /4.1 /8
.1 /16と稀釈し、これをリコンビジュン抗DNA
キットで測定した。
このサンプルの稀釈曲線を第1図に示す。図に見るよう
に、稀釈曲線は原点を通る直線であり、本測定系におい
て、モノクローナル抗体がヒトSしE患者直情と同様に
挙動する事が示された。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、生物学的液体中
の抗DNA抗体価の測定用キットにおいて、一定の品質
のものを大量に製造する事が可能になり、同一の性質の
抗体を陰晴製造する事が可能であり、ロフト聞誤差の少
ない標準物質を安定的に供給する事が可能であり、生物
学的液体中の抗DNA抗体価の測定を随時、正確に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第2の実施例を説明するためのもので
、モノクローナル抗体サンプルの希釈曲線を示すもので
ある。 出願人  ニラポン・デイ−ピーシ− 6コーポレーション V/m I 平易9山王書く自発) l、事件の表示 昭和62年特許願第282933号 2、発明の名称 生物学的液体中の抗DNA抗体価の測定法および測定用
キット 3、補正をする者 q(件との関係 特許出願人 ニラポン・デイ−ビーシー・フーボレーンヨン4、代理
人 6、補正の内容 (1) 本願発明に利用した動物細胞であるマウス由来
ハイブリドーマ(BW、02H1)の原寄託についての
受託証(別紙)を提出いたします。 (2) 明細書の第6貫最下行にFBW、02H1株に
よりjとあるのをr BW、02H1株[寄託の受託番
号;機工のF条寄第1627号(FERM  BP−1
627)]により」と訂正する。 以上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)抗原とするDNAトレーサーと、このDNAに対
    して結合し得る標準物質とを用い、免疫学的方法により
    生物学的液体中の抗DNA抗体価を測定する測定法であ
    って、 前記標準物質としてDNAに対するモノクローナル抗体
    を用いることを特徴とする生物学的液体中の抗DNA抗
    体価の測定法。
  2. (2)抗原とするDNAトレーサーと、このDNAに対
    して結合し得る標準物質とを有し、免疫学的方法により
    生物学的液体中の抗DNA抗体価を測定するための測定
    用キットであって、 前記標準物質としてDNAに対するモノクローナル抗体
    を用いたことを特徴とする生物学的液体中の抗DNA抗
    体価の測定用キット。
JP28293387A 1987-11-09 1987-11-09 生物学的液体中の抗dna抗体価の測定法および測定用キット Pending JPH01143955A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28293387A JPH01143955A (ja) 1987-11-09 1987-11-09 生物学的液体中の抗dna抗体価の測定法および測定用キット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28293387A JPH01143955A (ja) 1987-11-09 1987-11-09 生物学的液体中の抗dna抗体価の測定法および測定用キット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01143955A true JPH01143955A (ja) 1989-06-06

Family

ID=17658994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28293387A Pending JPH01143955A (ja) 1987-11-09 1987-11-09 生物学的液体中の抗dna抗体価の測定法および測定用キット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01143955A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03167473A (ja) * 1989-11-08 1991-07-19 Nippon Dpc Corp 抗dna抗体結合活性測定法および測定用キット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03167473A (ja) * 1989-11-08 1991-07-19 Nippon Dpc Corp 抗dna抗体結合活性測定法および測定用キット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4680274A (en) Particles for inhibiting non-specific immunoreaction
US4590169A (en) Direct particle agglutination immunoassays avoiding false negatives at high antigen concentrations
DE69731999T2 (de) Agglutinations-Immunotest
JP2009098138A (ja) 高感度免疫測定方法
JP2001502795A (ja) 血液型抗原および抗体の検出に有用な方法および装置
EP0345277B1 (en) Analyte detection in particulate-containing samples
WO2016136863A1 (ja) L-fabpの免疫学的測定方法及び該方法に用いられる測定試薬
JPH02502942A (ja) 凝集による黄色ブドウ球菌の検出用試薬
US4307190A (en) Immunoassay using ascitic fluid
JP4086266B2 (ja) 免疫測定方法
JP2001512574A (ja) ハプトグロビンの表現型を決定する方法およびキットならびにその使用
Dill et al. Rapid, sensitive and specific detection of whole cells and spores using the light-addressable potentiometric sensor
US5641689A (en) Stable aqueous carbon sol composition for determining analyte
EP1610128B1 (en) IMMUNO-NEPHELOMETRY OF LIPOPROTEIN (a) AND REAGENT THEREFOR
JPH01143955A (ja) 生物学的液体中の抗dna抗体価の測定法および測定用キット
EP0485377B1 (en) Solid phase immuno-assay with labelled conjugate
JP3220546B2 (ja) 免疫複合体存在下の抗原または抗体の測定方法
JPH02257063A (ja) 免疫測定試薬および免疫測定法
Shekarchi et al. Avidin-biotin latex agglutination assay for detection of antibodies to viral antigens
JP2005512074A (ja) 血清または血漿存在下でのラテックス微粒子の非特異的集合を低減する方法
Masson Particle counting immunoassay—an overview
JPH07260788A (ja) 免疫凝集反応による抗体又は抗原の濃度定量法
Barclay et al. Latex agglutination method for IgA deficiency used for large scale screening of blood donor sera.
RØNNING et al. An ELISA-method using magnetic beads as solid phase for rapid quantitation of mouse and human immunoglobulins
JP3598701B2 (ja) 不溶性担体を用いた免疫化学的測定方法