JPH01142686A - 定着装置用温度制御器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、複写機の定着装置の温度制御器に関するもの
である。

〈従来技術〉 定着装置は複写紙の表面に転写されたトナー像を定着さ
せるものであって、−船釣には複写紙搬送経路の下流側
に設置されている。この定着装置はヒータを内蔵した熱
ローラと、熱ローラに圧接する圧ローラとを有しており
、両ローラの間を複写紙が通過することによってトナー
像は加熱加圧されて複写紙表面に定着される。

熱ローラはヒータと、ヒータを取り囲む円筒形状の芯金
とを有しており、芯金の温度を接触型のサーミスタで検
出し、その検出結果で芯金の温度が略一定になるように
ヒータが制御されている。

ところが、複写機の使用環境温度は通常５〜３５℃位で
あるので、従来の定着装置では、使用環境温度が低温時
において定着性能が出るように設定温度を決定した場合
は、高温時には熱の供給が過剰になり高温オフセット現
象（トナーが溶は過ぎてローラー側についてしまう現象
）が発生してしまう場合が生じていた。

かかる問題点を解決すべく、コピー紙の温度が低い時に
は定着装置の設定温度を高くし、コピー紙の温度が高い
時には定着装置の設定温度を低くする温度制御器が提案
されている。

特開昭５９−７７４７３号公報記載の温度制御器は、電
源にスイッチング手段を介して接続したヒータと、この
ヒータにより加熱された定着装置の温度を検出する第１
温度検出素子と給紙される前のコピー紙の温度を検出す
る第２．温度検出素子と、第１及び第２の温度検出素子
の出力を比較し、この比較結果に基づきスイッチング手
段を制御する比較制御手段とを有するものである。

〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、上記した特開昭５９−７７４７３号公報
記載の技術では、第２温度検出素子は給紙トレイ上部に
設けられているため、コピー用紙の初期温度の違いによ
る定着の不安定さは除去できるものの、定着装置の周囲
の温度変化による定着の不安定さは除去できない。

また、待機状態においては、定着設定温度を高温で維持
しているため、定着ローラの弾性部材が劣化するという
問題点があった。

本発明は上記事情に鑑みて創案されたもので安定した定
着を行うことができる定着装置用温度制御器を提供する
ことを目的としている。

〈問題点を解決するための手段〉 本発明に係る定着装置用温度制御器は、（イ）定着装置
の熱ローラに内蔵された加熱手段と、（ロ）核熱ローラ
の表面温度を検出する第１検出手段と、（ハ）定着装置
の周囲温度を検出する第２検出手段と、（ニ）第１検出
手段と第２検出手段とが並列に接続されたブリフジ回路
と、ブリッジ回路の出力と基準電圧とを比較するコンパ
レータと、コンパレータからの出力によって該加熱手段
をオン・オフする手段とを有する制御部、とを具備した
ものである。

〈作用〉 本発明の定着装置用温度制御器は、熱ローラの表面温度
を検出する第１検出手段と定着装置の周囲温度を検出す
る第２検出手段を有しており、前記雨検出手段が並列に
接続されその合成抵抗により熱ローラ内の加熱装置がオ
ン、オフされるよう制御されている。

定着装置の周囲温度が低下すると、第２検出手段の抵抗
が上昇しその結果雨検出手段の合成抵抗が増加して熱ロ
ーラ内の加熱装置がオンされて熱ローラの温度を上昇さ
せる。定着装置の周囲温度が高くなると第２検出手段の
抵抗が下降し始め、合成抵抗が減少すると、熱ローラ内
の加熱装置がオフされる。このように、合成抵抗によっ
て細かく温度制御が行われるため常に最適温度で定着を
行うことができる。

〈実施例〉 以下、図面を参照して本発明に係る一実施を説明する。

第１図は本発明の温度制御器を備えた定着装置を適用す
る複写機の概略図である。

複写機における画像形成プロセスを説明すると、まずメ
インチャージャー１６によって感光体１１を帯電し、ハ
ロゲンランプ１８及びレンズアレー１９によって光像を
照射し、原稿に対応した静電潜像を感光体ｌｌ上に形成
する。この静電潜像は現像装置１３によって現像され、
現像されたトナー像は、転写チャージャー１４によって
、給紙トレイ１２から移送されてきたコピー紙上に転写
される。転写されたコピー紙は搬送部１５によって移送
され、熱ローラ２０及び圧ローラ２１により、加熱・加
圧されてトナーを定着される。感光体１１の表面上に残
留するトナーは、クリーニング装置１７によっ−Ｊ除去
され、繰り返し使用に供される。

熱ローラ２０は中心に設置されたヒータ２２を内蔵して
いる。この熱ローラ２０の表面にはサーミスタ等の第１
検出手段２３が接触している。

また、定着装置の周囲温度を検出するサーミスタ等から
なる第２検出手段２４は定着装置からの放熱及び排気フ
ァン２５からの排気時の気流を怒じる場所に設置される
。例えば、図に示すように定着ガイド板２６の上方など
が適している。

第２図は、本発明に係る温度制御回路図である。

制御部は前記第１検出手段２３及び第２検出手段２４の
検出結果に応じて前記ヒータ２２を制御するものであっ
て、第１検出手段２３及び第２検出手段２４が並列に接
続されたブリッジ回路４６と、このブリッジ回路４６の
基準電圧ＶＳと出力■とを比較するコンパレータ４３と
、コンパレータ４３の出力に基づいて前記熱ローラ２０
のヒータ２２をオン・オフする例えばトランジスタ４５
及びトライアック４４からなるオン・オフ手段４７とを
有している。

次に、本発明の詳細な説明する。

複写機の待機状態においては、排気ファン２５が作動し
ていないので、ヒータ２２から発生する熱気は定着装置
付近にこもり、温度が上昇する。

この温度の上昇が第２検出手段２４によって検出され、
その抵抗値が減少する。第２検出手段２４の抵抗値が下
降すると合成抵抗値も下降し、コンパレータ４３に入力
される出力Ｖが下降し、トランジスタ４５がオフ状態と
なり、トライアック４４が不通状態となる。従って、ヒ
ータ２２が働かなくなり、定着温度が下がる。そして、
第１検出手段２３と第２検出手段２４との合成抵抗値が
元の値になるまで第１検出手段２３の抵抗値が上昇する
。このようにして、いくらか定着温度が下がった状態で
元の合成抵抗値を得ることにより、熱ローラ２０を低温
で待機させることができる。

複写機の稼動状態においては、排気ファン２５が作動し
、定着装置からの熱気が排気ファン２５から排気される
ので、定着装置の周囲温度は複写機の周囲の気温とほぼ
等しくなる。従って、外気の温度によって第２検出手段
２４であるサーミスタの抵抗が増減する。その結果、合
成抵抗値が一定になるように回路が制御され、定着温度
の調節が行われる。例えば、室温が１０°Ｃの時には１
９５°しに、室温が３５℃の時には１７５℃に定着温度
が設定される。

〈発明の効果〉 本発明に係る定着装置用温度制御器は定着装置の周囲及
び熱ローラの表面の温度を検出し、雨検出手段の合成抵
抗によって定着温度の制御を行うため、コピー紙の温度
に対応した定着温度を得ることができる。従って、季節
による温度変化や定着装置の周囲の温度変化に関わらず
安定した定着が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の温度制御器を適用する複写機の概略図
、第２図は本発明に係る定着装置用温度制御器の温度制
御回路図である。 ２０・・・熱ローラ、２１・・・圧ローラ、２２・・・
ヒータ、２３・・・第１検出手段、２４・・・第２検出
手段、４３・・・コンパレータ。 特許出願人　　　三田工業株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （イ）定着装置の熱ローラに内蔵された加熱手段と、 （ロ）該熱ローラの表面温度を検出する第１検出手段と
   、 （ハ）定着装置の周囲温度を検出する第２検出手段と、 （ニ）第１検出手段と第２検出手段とが並列に接続され
   たブリッジ回路と、ブリッジ回路の出力と基準電圧とを
   比較するコンパレータと、コンパレータからの出力によ
   って該加熱手段をオン・オフする手段とを有する制御部
   、 とを具備したことを特徴とする定着装置用温度制御器。