JPH01142127A - 水中空隙部への水中コンクリートの打設方法 - Google Patents

水中空隙部への水中コンクリートの打設方法

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Publication number
JPH01142127A
JPH01142127A JP62298927A JP29892787A JPH01142127A JP H01142127 A JPH01142127 A JP H01142127A JP 62298927 A JP62298927 A JP 62298927A JP 29892787 A JP29892787 A JP 29892787A JP H01142127 A JPH01142127 A JP H01142127A
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JP
Japan
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concrete
underwater
void
underwater concrete
pouring
Prior art date
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Pending
Application number
JP62298927A
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English (en)
Inventor
Shinya Soga
曽我 晋也
Hiroshi Tokura
戸倉 宏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Penta Ocean Construction Co Ltd
Original Assignee
Penta Ocean Construction Co Ltd
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Publication date
Application filed by Penta Ocean Construction Co Ltd filed Critical Penta Ocean Construction Co Ltd
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Publication of JPH01142127A publication Critical patent/JPH01142127A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば水中に設置された構造物の水中空隙部
へ特殊水中コンクリート等を打設する水中空隙部への水
中コンクリートの打設方法に関するものである。
(従来技術) 高分子を添加した特殊水中コンクリートは、粘稠性に富
み、水中での材料分離に対する抵抗性が太き(、また流
動性状は時間の経過と共に徐々に変化する性質を有して
いる。これらの特徴を生かし、水中における一般コンク
リート工事はもとより、ケーソン内部及び捨石間の空隙
部の充填等、特殊な施工にも利用されている。
従来、第3図に示すように、水中に設置された中空の+
11造物1の内部の空隙部2へ水中コンクリの天板IA
の打設孔5から自重による流れ込みを利用して行ってい
た。なお、6は天板IAに引き上げ力が加わっても外れ
ないようにするためのアンカーである。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような水中コンクリートの打設方法
では、下記のように問題点があった。
(a)  特殊水中コンクリートは粘稠性を有している
ため流動性がよいといってもなだらかな匂配(=。
1/20〜1150)になるためには打設後20分〜3
0分程度の時間を要する。
…) このため、複雑な水中基礎構造物で且つコンクリ
ートの打設箇所に制約を受けるような構造物への充填に
は数箇所の打設孔を設けて、段取り替えを行いながら施
工しなければならない。
(C)  コンクリート3の流動速度が遅いと、打設に
時間がかかり、打設機器や従業員の拘束時間が長くなる
(dl  打設終了後に、図示のような未充填区域が残
る場合には、コンクリート3の流れ込みにより仕上げ面
7が破線で示すように沈下し、所定の天端高を確保する
ことが困難となる。
(e)  仕上げ面7が沈下するため、コンクリート3
を打ちだす必要があり、打継箇所の増加によるコンクリ
ート3の品質低下や、周囲のにごりの発生原因となる。
(f)  ケーゾン1の空隙部2ヘコンクリート3を充
填する際、コンクリート3の自重による圧力が小さい場
合には、空隙部2の上部に未充填区域が残る。
(沿 打設孔5が1点や2点と制約される場合の施工に
は、打設孔5側にコンクリート3を十分に余盛させ、自
重の増加によって他方へ流動させる必要がある。
(h)  上記の余盛の方法では、狭隘部への充填は不
可能なばかりか、コンクリート3の余盛部のロス、周囲
の濁りの発生などで、経済性や施工性に問題がある。
本発明の目的は、コンクリートの充填速度を早め、打設
時間の短縮を図り、且つ空隙部の充填率を高めることが
できる水中隙部への水中コンクリートの打設方法を提供
することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するための本発明の詳細な説明すると
、本発明は水中の空隙部へ水中コンクリートを打設する
水中コンクリートの打設方法において、吸引ポンプの吸
引により前記空隙部内の圧力を負圧にし、前記空隙部と
その外部との水頭差を利用して前記空隙部に前記水中コ
ンクリートを打設することを特徴とする。
(作用) このように水中の空隙部を負圧にして水中コンクリート
の打設を行うと、空隙部への水中コンクリートの充填速
度を早めることができ、水中コンクリートの仕上げ面が
なだらかな匂配になる時間を短縮でき、打設終了後のコ
ンクリート面の沈下を防止でき、水中コンクリートの自
重による充填圧力が小さい区域の施工にも空隙部全体に
充填できる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する
。第1図は本発明の第1実施例を示したものである。
なお、前述した第3図と対応する部分には同一符号をつ
けて示している0本実施例では、中空の構造物1の点板
IAの打設孔5とは反対側に、吸引孔8を設け、この吸
引孔8を利用して構造物1内の空隙部2に吸引用バイブ
9を挿入し、船上環に設置した吸引ポンプ10で吸引し
て空隙部2を負圧にし、空隙部2と外部との水頭差を利
用して空隙部2内に水中コンクリート3をコンクリート
打設用パイプ4を利用して打設する。
また、打設地点の空隙部2が水中コンクリート3で充填
された後、吸引ポンプlOを作動させ、打設位置以外の
場所に設けた吸引孔8から吸引用パイプ9で近傍の水を
吸引すると、その吸引箇所の空隙部2は負圧に保たれる
。これにより、外部との圧力差により水中コンクリート
3の流動速廃゛が早められ、早期充填が可能になる。な
お、充填速度は吸引時の圧力により異なり、充填区域の
空隙広さ、形状、吸引用バイブ9の取付は位置、及び水
中コンクリート3の流動性を考慮し、水中コンクリート
3の材料分離が生じない範囲内で決定する。
なお、第1図において、12は点板IAに設けた排水及
び充填確認孔である。
第2図は本発明の第2実施例を示したものである。本実
施例では、水中に設置されている既設構造物13の下に
生じた空隙部2に水中コンクリート3をコンクリート打
設用パイプ4からの供給により打設するに際し、該空隙
部2内を吸引用パイブ9で吸引して負圧にし、かかる状
態で水中コンクリート3の打設を行う。
(発明の効果) 本発明では、水中の空隙部を負圧にしておいて水中コン
クリートの打設を行うので、下記のような効果を得るこ
とがでできる。
(A)空隙部への水中コンクリートの充填速度を早める
ことができ、且つ水中コンクリートがなだらかな匂配に
なる時間を短縮することができる。
(B)複雑な水中構造物で且つ水中コンクリートの打設
箇所に制限を受けるような水中の空隙部へ水中コンクリ
ートの充填をする場合、段取り替えの回数を少なくする
ことができる。
(C)吸引ポンプの圧力を調整することにより、水中コ
ンクリートを空隙部へ連続して充填することができ、打
設終了後の水中コンクリート面の沈下の防止及び打−ぎ
箇所の減少により水中コンクリートの一体化を図ること
ができる。
(D)水中コンクリートの自重による充填圧力が小さい
区域の施工にも空隙郡全体を充填することができる。
(E)打設孔が1点や2点に制限を受ける場合の施工に
おいて、水中コンクリートの余盛部を減少することがで
き、水中コンクリートの余盛部のロス、周囲の濁りの発
生を低減できると共に、狭隘部への充填も可能になる。
(F)流動性の小さい水中コンクリートでも充填が可能
となるため、配合上の単位水量、セメント量が軽減され
、水中コンクリートの品質向上、材料コストの低減を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の方法の実施状態の第1.第
2実施例の縦断斜視図及び側面図、第3図は従来の方法
の実施状態の縦断面図である。 1・・・構造物、2・・・空隙部、3・・・水中コンク
リート、4・・・コンクリート打設用パイプ、9・・・
吸引用パイプ、10・・・吸引ポンプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  水中の空隙部へ水中コンクリートを打設する水中コン
    クリートの打設方法において、吸引ポンプの吸引により
    前記空隙部内の圧力を負圧にし、前記空隙部とその外部
    との水頭差を利用して前記空隙部に前記水中コンクリー
    トを打設することを特徴とする水中空隙部への水中コン
    クリートの打設方法。
JP62298927A 1987-11-28 1987-11-28 水中空隙部への水中コンクリートの打設方法 Pending JPH01142127A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009046819A (ja) * 2007-08-14 2009-03-05 Asahi Kasei Chemicals Corp 現場打設根固め型枠及び根固め工法
JP2019105062A (ja) * 2017-12-12 2019-06-27 ケミカルグラウト株式会社 地下管路充填工法

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