JPH11229404A - 大水深用橋梁基礎の施工方法 - Google Patents

大水深用橋梁基礎の施工方法

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JPH11229404A
JPH11229404A JP3691698A JP3691698A JPH11229404A JP H11229404 A JPH11229404 A JP H11229404A JP 3691698 A JP3691698 A JP 3691698A JP 3691698 A JP3691698 A JP 3691698A JP H11229404 A JPH11229404 A JP H11229404A
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JP
Japan
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caisson
tower shaft
tower
bottom plate
top plate
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JP3691698A
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Yoshinori Nitta
良典 新田
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Kumagai Gumi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大水深用橋梁基礎を施工するに際し、基礎の
軽量化を図るとともにケーソンへの注水沈降時の安定性
を確保する。 【解決手段】 予めドックにて底板部ケーソン11に一
対のタワーシャフト15,15を立設し、底板部ケーソ
ン11の上方に中間部ケーソン13を配設して、二本の
タワーシャフト15,15へ中間部ケーソン13を遊挿
する。基礎の建設現場にて、中間部ケーソン13を作業
浮体として位置決めし、底板部ケーソン11及びタワー
シャフト15に注水して沈降させるとともに、クレーン
船を使用してタワーシャフト15の上部に新たなタワー
シャフト15aを溶着する。斯かる施工手順を繰り返し
て、底板部ケーソン11及びタワーシャフト15を沈降
させつつタワーシャフト15を順次上方へ延設してい
く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は大水深用橋梁基礎の
施工方法に関するものであり、特に、浮体の安定性を確
保し、且つ、基礎の軽量化を図るとともに作業の効率を
向上させる施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】海上に
橋梁を建設する場合は、橋桁を支えるために海底に基礎
を構築して橋脚を設置するが、50m程度までの水深で
は基礎及び橋脚(以下、単に基礎という)のケーソンを
ドックで形成し、該基礎をドックから建設現場へ曳航し
て沈設している。
【0003】近年、水深100m以上の大水深海域に橋
梁を建設するプロジェクトが提案されてきており、従来
のように、基礎をすべて一体にしてドック内で形成する
ことは不可能になってきている。このため、先ず底部と
主塔の中間部までをドックで形成し、この部分のケーソ
ンを建設現場へ曳航する。そして、建設現場で前記ケー
ソンへ注水して徐々に沈降させながら、主塔の上部を構
築していく方法が考えられる。
【0004】大水深用の基礎は極めて大型であり地震時
慣性力が増大する。また、コンクリート等の中詰材の打
設量も膨大となってコストアップとなる。このため、で
きるかぎり基礎の軽量化を図る必要がある。軽量化を図
った基礎形式として、図16に示すように、矩形断面の
底部1に円筒形の主塔2,2を2本組み合わせた形式が
提案されている。
【0005】斯かる形式の基礎は、ケーソンに注水して
底部1の天端まで沈降したとき、主塔2が不安定になっ
て倒回する虞があるため、クレーン船3等によって補助
吊りする必要がある。このため、作業性が悪く且つ不経
済であり、しかも、構造規模が大きくなるに従って吊り
荷重がクレーン船3の吊り能力を超えるので、大水深用
の基礎施工には不向きである。
【0006】そこで、大水深用橋梁基礎を施工するに際
し、基礎の軽量化を図るとともにケーソンへの注水沈降
時の安定性を確保するために解決すべき技術的課題が生
じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、予めドックにて、底
板部ケーソンの上面に複数の凹部を設けておき、この底
板部ケーソンの上方に中間部ケーソンを配設するととも
に、該中間部ケーソンには前記凹部の口径及び各凹部間
の距離に対応して複数の孔が設けられ、更に、該中間部
ケーソンの夫々の孔にタワーシャフトを遊挿するととも
に、各タワーシャフトの下端を前記底板部ケーソンの凹
部に嵌入して固着した状態に形成し、斯かる状態で前記
底板部ケーソン等を一体にドックから建設現場へ曳航
し、前記中間部ケーソンを係留ワイヤにて基礎の建設位
置に位置決めしながら作業足場用浮体として静水面上に
浮遊させるとともに、前記底板部ケーソン及びタワーシ
ャフトへ注水して徐々に沈降させ、タワーシャフトの上
部が中間部ケーソンの上面に接近したとき、夫々のタワ
ーシャフトの上部に新たなタワーシャフトを延設し、更
に、上記手順を繰り返して、各タワーシャフトの上部に
新たなタワーシャフトを順次延設していく大水深用橋梁
基礎の施工方法、及び、予めタワーシャフトの口径及び
各タワーシャフト間の距離に対応して複数の孔が設けら
れている頂板部ケーソンを形成し、所定の水深位置まで
前記タワーシャフトを延設したときに、該頂板部ケーソ
ンの夫々の孔にタワーシャフトを遊挿して該頂板部ケー
ソンを前記中間部ケーソンの上方に載置し、そして、前
記中間部ケーソンをタワーシャフトに固着するととも
に、中間部ケーソンに繋着されている係留ワイヤを取り
外して頂板部ケーソンに繋着し、該頂板部ケーソンを位
置決めしながら新たな作業足場用浮体として静水面上に
浮遊させ、更に、前記底板部ケーソン及びタワーシャフ
トと一体に中間部ケーソンを沈降させながら、該タワー
シャフトの上部に新たなタワーシャフトを順次延設して
いく大水深用橋梁基礎の施工方法、並びに、前記タワー
シャフトを延設して底板部ケーソンが水底に沈設された
ときは、前記頂板部ケーソンをタワーシャフトの上端部
に固着し、該頂板部ケーソン及び前記タワーシャフト、
中間部ケーソン、底板部ケーソンの内部に中詰材を打設
する大水深用橋梁基礎の施工方法を提供するものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って詳述する。図1乃至図11はクレーン船を使用
して基礎の主塔であるタワーシャフトを延設していく施
工方法を示したものであり、図1及び図2に示すよう
に、先ず、予めドックにて底板部ケーソン11の上面に
複数の凹部12,12を設けておき、該底板部ケーソン
11の上方に中間部ケーソン13を配設する。中間部ケ
ーソン13には前記凹部12の口径及び各凹部12,1
2間の距離に対応して複数の孔14,14が設けられて
いる。該孔14の口径は、前記凹部12の口径並びに後
述するタワーシャフト15の外径寸法より大径になって
いる。
【0009】更に、この中間部ケーソン13の孔14へ
鋼鉄製のタワーシャフト15を遊挿し、該タワーシャフ
ト15の下端を前記底板部ケーソン11の凹部12へ嵌
入して固着する。斯くして、前記底板部ケーソン11の
上方に中間部ケーソン13が載置され、且つ、底板部ケ
ーソン11に複数のタワーシャフト15,15が立設さ
れた状態に形成される。
【0010】尚、本実施の形態では、底板部ケーソン1
1の上面に凹部12を左右一対設けてタワーシャフト1
5を2本立設してあるが、底板部ケーソン11の平面積
を大きくして、3本以上のタワーシャフトを立設するよ
うに形成してもよい。
【0011】斯かる状態で、底板部ケーソン11と中間
部ケーソン13並びにタワーシャフト15を一体にドッ
クから移動し、図3に示すように、底板部ケーソン11
に喫水線がくるように浮上させ、これら底板部ケーソン
11等を一体に橋梁基礎の建設現場へ曳航する。
【0012】図4に示すように、建設現場では予め海底
にシンカ16を設置して係留ワイヤ17の一端が繋着さ
れており、この係留ワイヤ17の他端を前記中間部ケー
ソン13へ係止し、該中間部ケーソン13を基礎の建設
位置に位置決めする。中間部ケーソン13の位置決めと
前後して、前記底板部ケーソン11及びタワーシャフト
15へ注水する。前述したように、中間部ケーソン13
の孔14とタワーシャフト15は間隙を有しているの
で、該孔14内をスライドしながらタワーシャフト15
が下降し、底板部ケーソン11及びタワーシャフト15
は徐々に沈降していく。
【0013】従って、中間部ケーソン13が静水面の所
定位置に浮上し、タワーシャフト15が沈降する際に該
中間部ケーソン13がガイドとなって揺れや傾きを防止
するため、前記底板部ケーソン11及びタワーシャフト
15は基礎の建設位置に正確に沈降する。また、静水面
に浮上する中間部ケーソン13は、浮体全体の安定性を
増すと同時に、作業足場用浮体として使用される。
【0014】そして、前記底板部ケーソン11及びタワ
ーシャフト15が沈降してタワーシャフト15の上部が
中間部ケーソン13の上面に接近したとき、クレーン船
18により新たなタワーシャフト15aを吊り上げて、
前記タワーシャフト15の上部に新たなタワーシャフト
15aを溶着する。このように、底板部ケーソン11及
びタワーシャフト15の沈降に伴って、タワーシャフト
15の上部に新たなタワーシャフト15aを溶着し、斯
かる施工手順を繰り返して、すべてのタワーシャフト1
5を順次上方へ延設していく。
【0015】図5に示すように、所定の水深位置まで前
記タワーシャフト15を延設したときは、図6に示すよ
うに、前記中間部ケーソン13の上方に頂板部ケーソン
19を載置し、中間部ケーソン13に繋着されている係
留ワイヤを取り外して頂板部ケーソン19に繋着すると
ともに、中間部ケーソン13をタワーシャフト15に固
着する。従って、頂板部ケーソン19が静水面の所定位
置に浮上して、新たな作業足場用浮体として使用され
る。
【0016】尚、本実施の形態では、タワーシャフト1
5を延設して水深の略半分の位置に中間部ケーソン13
を固着しているが、該中間部ケーソン13の数及び取付
位置は特に限定すべきではなく、該中間部ケーソン13
を複数個形成して所定の水深位置に夫々の中間部ケーソ
ン13を固着するように構成することもできる。
【0017】図7及び図8に示すように、頂板部ケーソ
ン19には中間部ケーソン13の孔14に対応して複数
の孔20,20が設けられており、該孔20の口径及び
各孔20,20間の距離は、中間部ケーソン13の孔1
4,14間の距離と同一寸法になっている。
【0018】而して、図9に示すように、前記中間部ケ
ーソン13及びタワーシャフト15へ注水して徐々に沈
降させ、タワーシャフト15の上部が頂板部ケーソン1
9の上面に接近したとき、クレーン船18により新たな
タワーシャフト15aを吊り上げて、前記タワーシャフ
ト15の上部に新たなタワーシャフト15aを溶着す
る。以下、前述と同様の施工手順を繰り返し、前記底板
部ケーソン11及び中間部ケーソン13と一体にタワー
シャフト15を沈降させつつ、該タワーシャフト15の
上部に新たなタワーシャフト15aを溶着して、タワー
シャフト15を順次上方へ延設していく。
【0019】図10に示すように、底板部ケーソン11
が水底に沈設されたときは、前記頂板部ケーソン19を
タワーシャフト15の上端部に固着する。そして、図1
1に示すように、コンクリートプラント船21によって
該頂板部ケーソン19からコンクリートや事前混合盛土
材等の中詰材を注入することにより、該頂板部ケーソン
19及び前記タワーシャフト15、中間部ケーソン1
3、底板部ケーソン11の内部に夫々中詰材が打設され
る。斯くして、水深100m以上の大水深海域に橋梁の
基礎が構築される。
【0020】図12乃至図14はスリップフォームを使
用してタワーシャフトを延設していく施工方法を示した
ものであり、図12に示すように、先ず、予めドックに
て中間部ケーソン13の複数の孔14へコンクリート製
のタワーシャフト25を遊挿し、該タワーシャフト25
の下端を前記底板部ケーソン11の凹部12へ嵌入して
固着する。そして、該タワーシャフト25の上端部にス
リップフォーム26を装着しておく。
【0021】斯かる状態で、底板部ケーソン11と中間
部ケーソン13並びにタワーシャフト25を一体にドッ
クから橋梁基礎の建設現場へ曳航する。図13に示すよ
うに、建設現場では、前述の鋼鉄製のタワーシャフト1
5を延設していく施工方法と同様に、係留ワイヤ17に
て中間部ケーソン13を基礎の建設位置に位置決めする
とともに、底板部ケーソン11及びタワーシャフト25
へ注水して沈降させ、中間部ケーソン13を静水面に浮
上させて作業足場用浮体として使用する。
【0022】そして、前記底板部ケーソン11及びタワ
ーシャフト25が沈降してタワーシャフト25の上部が
中間部ケーソン13の上面に接近したとき、タワーシャ
フト25の上方へ鉄筋を配筋するとともにコンクリート
プラント船21からスリップフォーム26へコンクリー
トを注入する。コンクリートが硬化してタワーシャフト
25が上方へ延設された後は、スリップフォーム26を
スライドさせてタワーシャフト25の上端部へ装着す
る。
【0023】斯かる施工手順を繰り返して、所定の水深
位置まで前記タワーシャフト25を延設したときは、図
14に示すように、一旦スリップフォーム26を取り外
して前記中間部ケーソン13の上方に頂板部ケーソン1
9を載置し、係留ワイヤを頂板部ケーソン19に繋着す
るとともに、中間部ケーソン13をタワーシャフト25
に固着する。然る後、タワーシャフト25の上端部に再
びスリップフォーム26を装着する。
【0024】更に、図15に示すように、前記中間部ケ
ーソン13及びタワーシャフト25へ注水して徐々に沈
降させ、タワーシャフト25の上方へ鉄筋を配筋すると
ともにスリップフォーム26へコンクリートを打設し
て、タワーシャフト25を上方へ延設する。尚、前述し
たように、中間部ケーソン13の数及び取付位置は特に
限定すべきではない。
【0025】そして、図示は省略するが、底板部ケーソ
ン11が水底に沈設されたときは、前記スリップフォー
ム26を取り外して頂板部ケーソン19をタワーシャフ
ト25の上端部に固着し、該頂板部ケーソン19及び前
記タワーシャフト25、中間部ケーソン13、底板部ケ
ーソン11の内部にコンクリートや事前混合盛土材等の
中詰材を打設することにより、橋梁の基礎が構築され
る。
【0026】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は予め底板
部ケーソンに複数のタワーシャフトを立設しておき、橋
梁基礎の建設現場にて該底板部ケーソン及びタワーシャ
フトを沈降させつつタワーシャフトの上部を延設するの
で、この施工手順を繰り返すことによって大水深用の基
礎を構築することができる。
【0028】複数のタワーシャフトは中間部ケーソンで
連結され、該中間部ケーソンが静水面に浮上した状態に
保持されるため、タワーシャフトが沈降する際に該中間
部ケーソンがガイドとなって揺れや傾きを防止でき、前
記底板部ケーソン及びタワーシャフトを基礎の建設位置
に正確に沈降させることができる。該中間部ケーソンは
浮体全体の安定性を増すと同時に、作業足場用浮体とし
ても使用され、洋上に作業架台を仮設することなしに、
タワーシャフトの延設やコンクリート打設等の洋上作業
を経済的且つ効率よく行うことができる。
【0029】基礎の完成時には該中間部ケーソンが所定
の水深位置に固定され、複数のタワーシャフトの強度を
増強できる。従って、各タワーシャフトを小規模断面に
することができ、地震時慣性力の低減が図られるととも
に、中詰材の打設量が削減されるため、工期の短縮及び
材料費の低減となる。
【0030】斯くして、大水深用橋梁基礎の施工に際し
て、基礎の軽量化により地震に対する安全性を確保しつ
つコストダウンに寄与できる。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図11は本発明の一実施の形態を示すものであ
る。
【図1】ドックにて形成される底板部ケーソンと中間部
ケーソン並びにタワーシャフトの一部切欠正面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】底板部ケーソン等を建設現場へ曳航する状態を
示す解説図。
【図4】建設現場で中間部ケーソンを作業浮体として位
置決めし、クレーン船を使用してタワーシャフトを延設
する作業を示す正面図。
【図5】水深の略半分の位置までタワーシャフトを延設
した状態の正面図。
【図6】中間部ケーソンの上方に頂板部ケーソンを載置
して位置決めした状態の正面図。
【図7】頂板部ケーソンと中間部ケーソン並びにタワー
シャフトの一部切欠正面図。
【図8】図7の平面図。
【図9】頂板部ケーソンを作業浮体として、タワーシャ
フトを更に延設する作業を示す正面図。
【図10】底板部ケーソンが水底に沈設され、タワーシ
ャフトの上端部に頂板部ケーソンを固着した状態を示す
正面図。
【図11】コンクリートプラント船によって頂板部ケー
ソンから各ケーソン内部へコンクリートを注入する作業
を示す正面図。図12乃至図15は本発明の他の実施の
形態を示すものである。
【図12】ドックにて形成される底板部ケーソンと中間
部ケーソンとタワーシャフト並びにスリップフォームの
一部切欠正面図。
【図13】建設現場で中間部ケーソンを作業浮体として
位置決めし、コンクリートプラント船によってスリップ
フォーム内へコンクリートを注入する作業を示す正面
図。
【図14】水深の略半分の位置までタワーシャフトを延
設し、中間部ケーソンの上方に頂板部ケーソンを載置し
て位置決めした状態の正面図。
【図15】頂板部ケーソンを作業浮体として、タワーシ
ャフトを更に延設する作業を示す正面図。
【図16】従来の施工方法を示す正面図。
【符号の説明】
11 底板部ケーソン 12 凹部 13 中間部ケーソン 14 孔 15 タワーシャフト 15a 新たなタワーシャフト 17 係留ワイヤ 19 頂板部ケーソン 20 孔 25 タワーシャフト 26 スリップフォーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予めドックにて、底板部ケーソンの上面
    に複数の凹部を設けておき、この底板部ケーソンの上方
    に中間部ケーソンを配設するとともに、該中間部ケーソ
    ンには前記凹部の口径及び各凹部間の距離に対応して複
    数の孔が設けられ、更に、該中間部ケーソンの夫々の孔
    にタワーシャフトを遊挿するとともに、各タワーシャフ
    トの下端を前記底板部ケーソンの凹部に嵌入して固着し
    た状態に形成し、斯かる状態で前記底板部ケーソン等を
    一体にドックから建設現場へ曳航し、前記中間部ケーソ
    ンを係留ワイヤにて基礎の建設位置に位置決めしながら
    作業足場用浮体として静水面上に浮遊させるとともに、
    前記底板部ケーソン及びタワーシャフトへ注水して徐々
    に沈降させ、タワーシャフトの上部が中間部ケーソンの
    上面に接近したとき、夫々のタワーシャフトの上部に新
    たなタワーシャフトを延設し、更に、上記手順を繰り返
    して、各タワーシャフトの上部に新たなタワーシャフト
    を順次延設していくことを特徴とする大水深用橋梁基礎
    の施工方法。
  2. 【請求項2】 予めタワーシャフトの口径及び各タワー
    シャフト間の距離に対応して複数の孔が設けられている
    頂板部ケーソンを形成し、所定の水深位置まで前記タワ
    ーシャフトを延設したときに、該頂板部ケーソンの夫々
    の孔にタワーシャフトを遊挿して該頂板部ケーソンを前
    記中間部ケーソンの上方に載置し、そして、前記中間部
    ケーソンをタワーシャフトに固着するとともに、中間部
    ケーソンに繋着されている係留ワイヤを取り外して頂板
    部ケーソンに繋着し、該頂板部ケーソンを位置決めしな
    がら新たな作業足場用浮体として静水面上に浮遊させ、
    更に、前記底板部ケーソン及びタワーシャフトと一体に
    中間部ケーソンを沈降させながら、該タワーシャフトの
    上部に新たなタワーシャフトを順次延設していく請求項
    1記載の大水深用橋梁基礎の施工方法。
  3. 【請求項3】 前記タワーシャフトを延設して底板部ケ
    ーソンが水底に沈設されたときは、前記頂板部ケーソン
    をタワーシャフトの上端部に固着し、該頂板部ケーソン
    及び前記タワーシャフト、中間部ケーソン、底板部ケー
    ソンの内部に中詰材を打設する請求項1または2記載の
    大水深用橋梁基礎の施工方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100403641B1 (ko) * 2001-04-18 2003-10-30 동부건설 주식회사 교각의 기초 시공용 일체형 우물통 시공방법
EP2189576A1 (en) * 2008-11-19 2010-05-26 Flota Proyectos Singulares, S.A. Foundation system for marine structures in deep water
CN109356186A (zh) * 2018-10-22 2019-02-19 中铁第四勘察设计院集团有限公司 一种适用于深水软土地区的桥塔复合基础及施工方法

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