JPH01141647A - 患者への動作指示機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、患者の断層画像をスキャンするＣＴ装置にお
いて使用される人間の代りに音声指示を患者に与えるシ
ステム、いわゆるボイス＆スキャンシステムの患者への
動作指示機構に関する。

（従来の技術） 従来のＣＴ装置におけるボイス＆スキャンシステムは第
４図に示すように患者をスキャンする時、その操作に連
動して自動的に音声による患者への指示を行う場合にデ
イレイ（ＤＥＬＡＹ）スイッチによってスキャン準備か
ら音声を出力するまでの時間が可変的である。即ち、ス
キャン準備をＯＮにしてから音声が出力されるまでの時
間をスイッチによってＯ乃至４秒の間に調整できるもの
である。このような時間の調整は指示音声の長さ、例え
ば「ハイツ息を吸って」や「息を吸って、吐いて、止め
たまま動かないで」に対応して行われている。

（発明が解決しようとする問題点） 前述の従来のボイス＆スキャンシステムは音声のそれぞ
れの長さの違いによって生じるスキャン開始までの時間
をＤＥＬＡＶスイッチにより調整するものであり、指示
音声時間が長いと問題で必り、制限がある。また音声出
力が終った後スキャンが開始されるわ（プであるが、こ
の時患者が静止していなかったり、呼吸を止めていない
等の場合（例えば老人のように反応が遅い患者等の場合
）には当然、適正なスキャンができず画像に悪影響が生
じてくる。

ゆえに本発明の目的は音声発生時間に制約を設けずに適
正なスキャンタイミングを設定することによって、安定
した断層画像ヲ得るような患者への動作指示機構を提供
することである。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 上記問題点を解決するために本発明は、ＣＴ装置によっ
て患者をスキャンする場合、その操作に連動して人間の
代わりに自動的に指示音声を出力するシステムの患者へ
の動作指示機構において指示音声終了後からスキャン開
始までの時間を任意に設定可能なスキャン時間設定手段
を設けたものである。

（作　用） 本発明の患者への動作指示機構によれば指示音声の発生
を先に行うため指示音声の時間的制約の解除を可能とし
、指示音声の終了からスキャン開始までの時間をスキャ
ン時間設定手段により調整できるので、指示音声の終了
後、患者の状態（静止したか呼吸を止めたか等）を見な
がら、スキャン開始のタイミングを計ることが可能とな
り適切なタイミングでスキャン開始が可能となる。

（実施例） 以下、本発明の具体的実施例を図面を参照しながら詳細
に説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。１
は制御手段（ＨＯ８Ｔ　ＣＰＵ）であり、音声発生装置
２及びスキャン制御装置３を制御するものである。４は
スキャン時間設定手段であり、複数の遅延時間を外部操
作により制御できるＤＥＬＡ￥スイッチ４Ａと、呼吸同
期システム４Ｂとを有している。５はセレクタ（ＳＥＬ
ＥＣＴＥＲ）であり、前記［）ＥＬＡＹスイッチ４Ａの
出力又は呼吸同期システム４Ｂの出力のいずれかを選択
して前記音声発生装置２へ入力するようになっている。

７は架台、８は寝台。

９は患者である。音声発生装＠２は前記ＨＯ８Ｔ　ＣＰ
Ｕ１からの指示により患者への動作指示をスピーカ６を
介して音声出力するものでおるが、スキャン制御装置３
へのスキャン澗始信号Ｓ１の発生タイミングは前記スキ
ャン時間設定手段４の出力によって制御されるようにな
っている。

前記ＤＥＬ＾Ｙスイッチ４Ａは指示音声の長短に応じて
複数の遅延時間を設定できるようになっており、指示音
声が終了した時点からスキャン開始までの時間を遅延時
間として設定できるようになっている。

前記呼吸同期システム７１．８は患者９の脈拍又は心電
図を基に心拍の動きをモニターして電気信号に変えるも
のであり、例えば呼吸停止時に音声発生装置２に指示を
与えてスキャン開始信号８１を出力させるようになって
いる。

前記ＤＥＬＡＶスイッチ４Ａは第３図に示すような操作
パネル１０に設置されており、ポリウム形式で、設定時
間が表示部１０Ａで表示されるようになっている。尚、
同図中１０Ｂはスタートボタンである。

次に第２図のタイムチャートをも参照して上記装置の動
作を説明する。以下の動作説明では本発明の特徴である
スキャン時間設定手段４とスキャン開始時間との関係を
中心として詳述する。尚、第２図はスキャン時間設定手
段４のうち、ＤＥＬＡＹスイッチ４Ａを使用したときの
例を示す。Ａボイスが長い指示音声の場合、Ｂボイスが
短い指示音声の場合を示す。使用ずべき音声が長いとき
にはＤＥＬＡＹＡを、短いとぎには叶ＬＡＹＢを設定す
ることにより、スキャン開始時間が常に音声出力終了時
点から一定の時間経過後に行われることになる。

従って、動作指示に対して反応の遅い患者に対しても適
正なスキ１ンタイミングを設定できることになる。尚、
反応が早い患者に対しては前記ＤＥＬＡＹ時間を短くす
ることによって適正な夕、イミングでのスキャンを行う
ことができる。要するに患者の特質に応じて叶ＬＡＹ時
間を変更して適正スキャンタイミングを得ることができ
るようにすることができるわけである。

他方、呼吸同期システム４Ｂを使用した場合には、音声
指示が終了した後、呼吸同期信号が出力された時点でス
キャン開始となるので、この場合にも適正なタイミング
でスキャンを行うことができる。

以上の動作において、ＤＥ　ＬＡＹスイッチ４Ａ及び呼
吸同期システム４Ｂのうちのいずれを選択使用すべきか
は、診断内容に応じて操作者が適宜選択するものであり
、場合によっては両者を併用してもよい。

上記実施例装置によれば、音声指示が終了した後の患者
の状態を把握しながらスキャン開始時間を設定できるの
で適正スキャンタイミングを得ることができ、診断上有
効な画像を得ることができる。

本発明は前記実施例に限定されず、種々の変形実施が可
能である。例えば前記実施例ではスキャン時間設定手段
をＤＥＬＡＶスイッチと呼吸同期システムの両者により
構成し、選択可能としたが、いずれか一方のみを設ける
だけでも本発明の目的は達成できる。要するに指示音声
終了からスキャン開始迄の時間を任意に設定でき、適正
なスキャンタイミングを得ることができる機能を有して
いればよい。

［発明の効果コ 以上詳述した本発明によれば、音声発生時間には制約を
設けることなく、常に適正なスキャンタイミングを得る
ことができ、もって安定な診断画像が得られる患者への
動作指示機構を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
上記実施例の動作説明のためのタイムチャート、第３図
は上記実施例に使用される操作パネルの平面図、第４図
は従来装置の動作説明のためのタイムチャートである。 １・・・ホストＣＰＵ、２・・・音声発生装置、３・・
・スキャン制御装置、 ４・・・スキャン時間設定手段、 ４Ａ・・・ＤＥＬＡＹスイッチ、 ４Ｂ・・・呼吸同期システム、５・・・セレクタ、６・
・・スピーカ、７・・・架台、８・・・寝台、９・・・
患者。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ＣＴ装置によって患者をスキャンする場合、その
   操作に連動して人間の代わりに自動的に指示音声を出力
   するシステムの患者への動作指示機構において指示音声
   終了後からスキャン開始までの時間を任意に設定可能な
   スキャン時間設定手段を設けたことを特徴とする患者へ
   の動作指示機構。
2. （２）前記スキャン時間設定手段がディレィスイッチで
   あることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の患
   者への動作指示機構。
3. （３）前記スキャン時間設定手段が患者の呼吸に同期し
   た信号を発生する呼吸同期システムである特許請求の範
   囲第１項記載の患者への動作指示機構。