JP2001120622A - マッサージチェア及びマッサージシステム - Google Patents

マッサージチェア及びマッサージシステム

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JP2001120622A
JP2001120622A JP30888899A JP30888899A JP2001120622A JP 2001120622 A JP2001120622 A JP 2001120622A JP 30888899 A JP30888899 A JP 30888899A JP 30888899 A JP30888899 A JP 30888899A JP 2001120622 A JP2001120622 A JP 2001120622A
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massage
user
infrared signal
chair
massaging
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Megumi Matsutani
恵 松谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マッサージ手段を適切に制御することのでき
るマッサージチェア及びマッサージシステムの提供。 【解決手段】 集中管理部1は、複数のマッサージチェ
ア3と個々に異なるチャンネルの赤外線信号によって情
報を送受信している。マッサージチェア3側からは、使
用者Sの体重、身長、年齢、性別、心拍数、血圧、筋力
等が送信される。すると、集中管理部1は、その使用者
Sに最も適したマッサージパターンをパターンマッチン
グによって設定し、マッサージチェア3へ送り返す。こ
れによって、個々のマッサージチェア3は、それぞれの
使用者Sに最も適した態様でマッサージを施すことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用者が着座可能
な座部を備え、その座部に着座した使用者にマッサージ
を施すマッサージチェア、及び、そのマッサージチェア
を複数備えたマッサージシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のマッサージチェアとしては、使
用者が着座可能な座部と、該座部に着座した使用者にマ
ッサージを施すマッサージ手段と、を備えたものが知ら
れている。このように構成されたマッサージチェアで
は、座部に着座した使用者に対してマッサージ手段によ
り、もむ、たたく、押す等の各種刺激を与えてマッサー
ジを施すことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のマッ
サージチェアでは、予め設定された態様でマッサージ手
段が動作するため、必ずしも使用者に適した態様でマッ
サージが施されるとは限らなかった。すなわち、使用者
が太った人であるか痩せた人であるか、老人や体力のな
い女性であるか筋肉の逞しい若い男性であるか、等に応
じてマッサージの態様を適切に変化させるのが望まし
い。そこで、マッサージの強さ等、マッサージ手段の制
御の態様は、使用者が個々に設定することも考えられ
る。しかし、この場合、次のような課題が発生する。マ
ッサージチェアの使用経験が少ない使用者は、本来必要
とされるマッサージの強さよりももっと強い力のマッサ
ージを好む傾向がある。このため、使用者が個々にマッ
サージ手段の制御の態様を設定する場合、過度のマッサ
ージによって逆に筋肉の凝りを作ってしまう恐れがあ
る。
【0004】そこで、本発明は、マッサージ手段を適切
に制御することのできるマッサージチェア及びマッサー
ジシステムを提供することを目的としてなされた。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達するためになされた請求項1記載の発明は、使用者
が着座可能な座部と、該座部に着座した使用者にマッサ
ージを施すマッサージ手段と、を備えたマッサージチェ
アであって、特定の赤外線信号を選択的に受信する受信
手段と、該受信手段が受信した赤外線信号に基づき、上
記マッサージ手段を制御する制御手段と、を備えたこと
を特徴としている。
【0006】このように構成された本発明では、受信手
段は特定の赤外線信号を選択的に受信し、その受信され
た赤外線信号に基づいて、制御手段がマッサージ手段を
制御する。このため、使用者に適したマッサージの態様
を指示する上記赤外線信号を本発明のマッサージチェア
に送信すれば、マッサージチェアでは、その赤外線信号
に応じてその使用者に適した態様でマッサージ手段を制
御することができる。
【0007】また、本発明では、マッサージ手段の制御
の態様を決定するための信号を赤外線信号によって受信
しているので、次のような効果が生じる。すなわち、使
用者に適したマッサージの態様を適切に指示するために
は比較的高度な処理を必要とするため、このような処理
装置を個々のマッサージチェアに設けるのはコスト的に
不利である。そこで、複数のマッサージチェアを一つの
処理装置によって個々に制御するのが最も合理的と考え
られる。ところが、このような処理装置と複数のマッサ
ージチェアとを個々に信号線で接続する場合、信号線の
配線が厄介になるばかりか、マッサージチェアの移動の
自由度も制約される。また、上記処理装置とマッサージ
チェアとの間で電波を利用した無線による通信を行う場
合、その電波が室外の他の機器に影響を及ぼしたり、室
外から侵入した電波によってマッサージチェアが誤動作
を起こしたりする可能性がある。
【0008】これに対して、本発明のマッサージチェア
では、特定の赤外線信号を選択的に受信することによっ
て上記制御を行っているので、配線が不要となるばかり
でなくマッサージチェアの移動の自由度も確保すること
ができ、しかも、赤外線は部屋を超えて伝播しないので
室外の機器に影響を及ぼしたりマッサージチェアが誤動
作を起こしたりするのも良好に防止することができる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成に加え、使用者の状態または上記マッサージ手段の状
態の少なくともいずれか一方を検出する検出手段と、該
検出手段が検出した上記状態に対応する赤外線信号を送
信する送信手段と、を備えたことを特徴としている。
【0010】本発明では、使用者の状態または上記マッ
サージ手段の状態の少なくともいずれか一方を検出手段
が検出し、送信手段が、その検出された状態に対応する
赤外線信号を送信する。このため、その送信手段が送信
した赤外線信号を前述の処理装置等によって受信し、上
記使用者の状態またはマッサージ手段の状態に適したマ
ッサージの態様を指示する赤外線信号を送り返せば、使
用者の状態またはマッサージ手段の状態に適した態様で
マッサージ手段を制御することがリアルタイムで実行で
きる。
【0011】すなわち、請求項1記載のマッサージチェ
アとしては、前述の処理装置等に使用者が予め自身の体
重、身長、年齢、性別等の情報を入力しておき、その情
報に対応したマッサージの態様を指示する赤外線信号を
上記受信手段で受信する形態も考えられるが、本発明で
は、使用者の状態またはマッサージ手段の状態を送信し
てそれに適した赤外線信号を受信しているので、刻々と
変化する使用者の状態等に応じたマッサージ手段の制御
がリアルタイムで実行できるのである。
【0012】従って、本発明では、請求項1記載の発明
の効果に加えて、刻々と変化する使用者の状態やマッサ
ージ手段の状態に応じてマッサージ手段の制御の態様を
リアルタイムで変化させることができるといった効果が
生じる。請求項3記載の発明は、請求項1または2記載
のマッサージチェアを複数備えると共に、各マッサージ
チェアの上記受信手段に赤外線信号を送信する第2送信
手段を備えたマッサージシステムであって、上記各マッ
サージチェアの上記受信手段が、それぞれ異なる赤外線
信号を選択的に受信し、上記第2送信手段が、上記各マ
ッサージチェア毎に、個々に対応した赤外線信号を送信
することを特徴としている。
【0013】本発明では、複数設けられた請求項1また
は2記載のマッサージチェアの受信手段が、それぞれ異
なる赤外線信号を選択的に受信し、第2送信手段が、上
記各マッサージチェア毎に、個々に対応した赤外線信号
を送信する。このため、一つの第2送信手段が送信する
種々の異なる赤外線信号によって、複数の上記マッサー
ジチェアのマッサージ手段を、それぞれの使用者の状態
等に応じて個々に制御することができる。このため、マ
ッサージ手段の制御の態様を決定する処理装置の数に対
して、遥かに多い数のマッサージチェアを制御すること
ができ、しかも、個々のマッサージチェアに処理装置を
設けた場合と同様の個別的な制御を実施することができ
る。
【0014】従って、本発明では、複数の上記マッサー
ジチェアにおけるマッサージの態様をそれぞれの使用者
の状態等に応じて個々に制御することが、極めて低いコ
ストで実行できるといった効果が生じる。また、本発明
でも、請求項1に関連して説明したのと同様に、赤外線
信号を使用したことに起因する効果が発生する。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項3記載の構
成に加え、上記マッサージチェアが請求項2記載のマッ
サージチェアであって、上記送信手段が送信した赤外線
信号を受信する第2受信手段と、該第2受信手段が受信
した赤外線信号に基づき、その赤外線信号に対応する上
記状態に適した上記マッサージ手段の制御を、上記各マ
ッサージチェア毎に設定する設定手段と、を更に備える
と共に、上記第2送信手段が、上記設定手段が設定した
制御を指示する赤外線信号を、上記各マッサージチェア
毎に送信することを特徴としている。
【0016】本発明では、請求項2記載のマッサージチ
ェアの送信手段から送信された赤外線信号を、第2受信
手段が受信し、その受信された赤外線信号に基づいて、
設定手段が、その赤外線信号に対応する上記状態に適し
たマッサージ手段の制御をマッサージチェア毎に設定す
る。そして、第2送信手段は、上記設定手段が設定した
制御を指示する赤外線信号を、上記各マッサージチェア
毎に送信する。
【0017】このため、第2送信手段が送信する赤外線
信号は、刻々と変化する各マッサージチェアの使用者の
状態やマッサージ手段の状態に対応したものとなる。従
って、本発明では、請求項3記載の発明の効果に加え
て、複数の上記マッサージチェアのマッサージ手段をそ
れぞれの使用者の状態等に応じて個々に制御すること
が、リアルタイムで実行できるといった効果が生じる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図1は、本発明が適用されたマッサー
ジシステムの外観を表す斜視図である。図1に示すよう
に、本実施の形態のマッサージシステムは、部屋の天井
に設けられた集中管理部1と、その集中管理部1から送
信される赤外線信号によって個々に制御される複数のマ
ッサージチェア3とを備えている。
【0019】図2は、マッサージチェア3の構成を表す
斜視図である。図2に示すように、このマッサージチェ
ア3は、使用者Sが着座可能な座部3aの他に、背もた
れ部3b,肘掛け部3c,及び脚部3dを主要部とする
椅子状に構成され、背もたれ部3bの中央には一対のも
み玉31が設けられている。このもみ玉31は周知のマ
ッサージ駆動部31a(図3参照)によって駆動され、
座部3a及び背もたれ部3bに直交する平面内を縦長の
略楕円状に運動するが、この駆動の態様(強さ、パター
ン、方向、ストローク等)は種々に変化させることがで
きる。
【0020】肘掛け部3cの奥には、発光素子33aと
受光素子33bとが対向して上下方向に3組設けられて
いる。座部3aに使用者Sが着座すると、発光素子33
aから受光素子33bに到る光路が遮断され、使用者S
が着座していることを検知することができる。また、背
もたれ部3bの上部両脇には、集中管理部1に設けられ
た送受信部11(図3参照)との間で赤外線信号の送受
信を行う送受信部37が設けられ、更に、その内側に
は、左右一対のスピーカ39が設けられている。
【0021】更に、マッサージチェア3は、ケーブル4
1aを介して接続された映像再生眼鏡41と、一方の肘
掛け部3cの外側から鉛直方向に立設された情報入力部
43とを備えている。映像再生眼鏡41は内部に液晶デ
ィスプレイを備えており、一般のテレビジョン受像機と
同様の映像を投影することができる。また、情報入力部
43には、使用者Sの体重、身長、年齢、性別等の情報
を入力することができる。また更に、マッサージチェア
3は、図3に示すように、使用者Sの心拍数を検出する
心拍センサ45、使用者Sの血圧を検出する血圧センサ
47、使用者Sの筋力を検出する筋力センサ49、等の
構成を備えている。
【0022】次に、図3を用いて上記赤外線信号の送受
信に関わる構成を説明する。集中管理部1に設けられた
送受信部11は、それぞれ異なるチャンネル(周波数)
で赤外線信号を送信する5個の送信部11aと、1個の
受信部11bとを備えている。受信部11bが受信した
赤外線信号は、情報加工制御部13に入力され、ここで
種々の情報加工処理が施される。また、情報加工制御部
13は、5個の送信部11aを介して、5種類の異なる
情報に対応する赤外線信号を送信可能である。すなわ
ち、情報加工制御部13は、比較的高度な処理を実行可
能なマイクロコンピュータによって構成されている。な
お、情報加工制御部13は、送受信部11とは別体のパ
ーソナルコンピュータによって構成してもよく、インタ
ーネットを介して各種プログラムやデータを入手可能に
構成してもよい。
【0023】送受信部37は、上記5個の送信部11a
のチャンネルに対応した赤外線信号のいずれか一つを選
択的に受信する5個の受信部37aと、1個の送信部3
7bとを備えている。各受信部37aが受信した赤外線
信号は電気信号として選択制御部53に入力され、ここ
でいずれか一つのチャンネルが選択されて本体制御部5
5へ入力される。本体制御部55は、CPU,ROM,
RAMを備えた周知のマイクロコンピュータによって構
成され、マッサージ駆動部31aを介してもみ玉31を
種々に駆動制御する他、前述のスピーカ39,映像再生
眼鏡41も駆動し、更に、選択制御部53によって選択
するチャンネルを決定する決定制御部57と、送信部3
7bを介して送信する情報を発信する情報発信部59と
を備えている。
【0024】次に、このように構成されたマッサージシ
ステムで実行される処理について、図4,図5のフロー
チャートを用いて説明する。なお、本マッサージシステ
ムでは、室内に配置された各マッサージチェア3の選択
制御部53はそれぞれ異なるチャンネルに設定され、使
用者Sはそのチャンネルを勝手に操作できないようにな
っている。
【0025】使用者Sが座部3aに着座して、情報入力
部43に自身の体重、身長、年齢、性別等の情報を入力
すると共にその情報入力部43の開始ボタンを操作する
と、本体制御部55は図4の処理を実行する。図4に示
すように、処理を開始すると本体制御部55は、選択制
御部53によって選択されたチャンネルの赤外線信号
を、集中管理部1から受信して読み取る(S1)。続く
S2では、その受信した赤外線信号に応じて、マッサー
ジ駆動部31aを介してもみ玉31を駆動したり、スピ
ーカ39から音楽を流したり、映像再生眼鏡41に映像
を投影したりするマッサージ処理を実行する。また、こ
のS2では、前述の各種センサ45〜49を介して使用
者Sの心拍数、血圧、及び筋力のモニタリングも行う。
使用者Sが上記開始ボタンを操作した直後には、集中管
理部1はそのマッサージチェア3に使用者Sが着座した
ことすら認識しておらず、そのマッサージチェア3に対
する上記チャンネルの赤外線信号も送信していない。こ
のため、制御の開始時には、S1は素通りして、S2で
も上記モニタリングのみを行ってS3へ移行する。
【0026】S3では、赤外線信号の出力の要否を判断
し、必要な場合(YES)はS4にて出力した上で、不
要な場合(NO)はそのまま、前述のS1へ移行する。
処理の開始時には、S3にて肯定判断してS4へ移行
し、情報入力部43に入力された使用者Sの体重、身
長、年齢、性別等の情報と、各種センサ45〜49を介
して検出した使用者Sの心拍数、血圧、及び筋力とを出
力する。また、2回目以降は、マッサージ駆動部31a
の駆動状態や、上記心拍数,血圧,筋力等(それぞれ、
リラックスの程度に対応する身体的な情報である)を、
所定のタイミングで必要に応じて出力する。なお、以上
の処理は、全ての受光素子33bが発光素子33aから
の光を検出して、使用者Sが立ち去ったと判断されるま
で繰り返し継続される。
【0027】上記S4の出力は、そのマッサージチェア
3に割り当てられたIDと共に送信部37bを介して赤
外線信号として送信される。集中管理部1の情報加工制
御部13には、受信部11bを介して上記出力が入力さ
れる。情報加工制御部13は図5に示す処理を常時実行
しており、上記出力に応じて次の処理を行う。
【0028】すなわち、受信した赤外線信号から上記情
報を読み取り(S6)、読み取った情報を加工する情報
加工処理を実行する(S7)。この情報加工処理では、
上記読み取った情報に基づき、もみ玉31の駆動の態様
(強さ、パターン、方向、ストローク等)の設定、スピ
ーカ39から流すべき音楽等の選定、その音楽等の音量
及び音質の設定、映像再生眼鏡41に投影すべき映像の
選定、その映像のコントラスト及び明るさの設定、等を
行う。なお、上記音楽や映像は使用者Sをリラックスさ
せるための心理効果をねらったものであることはいうま
でもない。これらの設定は、受信した使用者S側の情報
と、予め蓄積されている内部情報とのパターンマッチン
グにより、使用者Sに最も適したマッサージパターン等
を設定することによって行われる。
【0029】続くS8では、赤外線信号の出力の要否を
判断し、必要な場合(YES)はS9にて出力した上
で、不要な場合(NO)はそのまま、前述のS6へ移行
する。そして、S9にて上記設定された設定情報が赤外
線信号として送信されると、それを受信したマッサージ
チェア3では、前述のS2にその設定情報が反映され
て、上記設定された態様でのマッサージ処理が実行され
る。なお、S8にて出力不要(NO)と判断する場合
は、マッサージチェア3側から赤外線信号が何等送信さ
れておらず、使用者Sが着座していないと思われる場合
や、マッサージチェア3に対して所定のプログラムに沿
ったマッサージを指令して、そのプログラムが継続して
実行中である場合である。
【0030】情報加工制御部13は、この図5に示す処
理を上記チャンネル数だけ並行して実施しており、受信
した赤外線信号を前述のIDによって振り分けることに
より、個々のマッサージチェア3に対してそれぞれ異な
った情報を設定し、その設定情報に対応する赤外線信号
を個々の送信部11aから送信している。
【0031】このように、本実施の形態のマッサージシ
ステムでは、一つの集中管理部1が送信する最大5チャ
ンネルまでの赤外線信号によって、最大5個までのマッ
サージチェア3をその使用者Sの状態に対応した態様
(もみ玉31,スピーカ39,映像再生眼鏡41の駆動
様式)で制御することができる。また、集中管理部1が
送信する赤外線信号にもIDを付与すれば、一つのチャ
ンネルを複数のマッサージチェア3で共有することもで
き、更に多くのマッサージチェア3を制御することがで
きる。更に、マッサージチェア3側から、もみ玉31に
加わる負荷や、所定の駆動プログラムが終了したか否か
といった情報を集中管理部1へ送信するようにすれば、
一層多様な制御を実行することが可能となる。
【0032】従って、上記マッサージシステムでは、個
々のマッサージチェア3にそれぞれ情報加工制御部13
を設けたのと同様に、使用者Sの状態に最も適した個別
的な制御を極めて低いコストで実行することができる。
しかも、マッサージチェア3の制御状態には、刻々と変
化する使用者Sの心拍数、血圧、及び筋力がリアルタイ
ムで反映されるので、使用者Sの疲労回復等を極めて良
好に達成することができる。また、情報加工制御部13
に入力された上記心拍数,血圧,筋力等からは使用者S
の健康状態も推測できるので、このような情報をインタ
ーネットを介して医療システムと連結すれば、使用者S
の健康管理を一層完璧なものとすることができる。
【0033】また、上記マッサージシステムでは、集中
管理部1と各マッサージチェア3との間では赤外線信号
によって情報を受信しているので、次のような効果が生
じる。すなわち、情報加工制御部13と複数のマッサー
ジチェア3とを個々に信号線で接続する場合、信号線の
配線が厄介になるばかりか、マッサージチェア3の移動
の自由度も制約される。また、情報加工制御部13とマ
ッサージチェア3との間で電波を利用した無線による通
信を行う場合、その電波が室外の他の機器に影響を及ぼ
したり、室外から侵入した電波によってマッサージチェ
ア3が誤動作を起こしたりする可能性がある。
【0034】これに対して、上記マッサージシステムで
は、特定チャンネルの赤外線信号を選択的に受信するこ
とによって上記制御を行っているので、配線が不要とな
るばかりでなくマッサージチェア3の移動の自由度も確
保することができる。しかも、赤外線は部屋を超えて伝
播しないので、室外の機器に影響を及ぼしたりマッサー
ジチェア3が誤動作を起こしたりするのも良好に防止す
ることができる。
【0035】また更に、上記マッサージシステムでは、
音声は使用者Sの頭部近傍に設けたスピーカ39から発
生すると共に映像は映像再生眼鏡41に投影しているの
で、他のマッサージチェア3との影響干渉を気にする必
要もない。なお、上記実施の形態において、もみ玉31
及びマッサージ駆動部31aがマッサージ手段に、受信
部37aが受信手段に、本体制御部55が制御手段に、
心拍センサ45,血圧センサ47,及び筋力センサ49
が検出手段に、送信部37bが送信手段に、送信部11
aが第2送信手段に、受信部11bが第2受信手段に、
情報加工制御部13が設定手段に、それぞれ相当する。
【0036】また、本発明は上記実施の形態に何等限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々の形態で実施することができる。例えば、情報加工
制御部13側に使用者Sが予め自身の体重、身長、年
齢、性別等の情報を入力しておき、その情報に対応した
マッサージの態様を指示する赤外線信号を集中管理部1
が一方的に送信するだけでもよい。更に、体重、身長、
年齢、性別等をいくつかの類型に分け、その類型毎にチ
ャンネルを設けてもよい。後者の場合、情報入力部43
に使用者Sが入力した情報に基づき、選択制御部53で
どのチャンネルを選択するか制御すればよい。
【0037】これらの場合、刻々と変化する心拍数等に
対応したリアルタイムの制御は困難となるが、個々のマ
ッサージチェア3毎にそれぞれの使用者Sに適したマッ
サージの態様を指示することは可能である。また、心拍
数等に対応してマッサージの態様を補正する処理がマッ
サージチェア3側でなされれば、最初に述べた実施の形
態とほぼ同様の制御も可能になる。但し、この場合、個
々のマッサージチェア3における処理が複雑化し、マッ
サージチェア3の単品のコストが上昇する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用されたマッサージシステムの外
観を表す斜視図である。
【図2】 そのシステムのマッサージチェアの構成を表
す斜視図である。
【図3】 上記システムの赤外線の送受信に関わる構成
を表す説明図である。
【図4】 上記システムの本体制御部の処理を表すフロ
ーチャートである。
【図5】 上記システムの情報加工制御部の処理を表す
フローチャートである。
【符号の説明】
1…集中管理部 3…マッサージチェア
11…送受信部 11a…送信部 11b…受信部
13…情報加工制御部 31…もみ玉 31a…マッサージ駆動部
37…送受信部 37a…受信部 37b…送信部
39…スピーカ 41…映像再生眼鏡 43…情報入力部
45…心拍センサ 47…血圧センサ 49…筋力センサ
53…選択制御部 55…本体制御部 S…使用者

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者が着座可能な座部と、 該座部に着座した使用者にマッサージを施すマッサージ
    手段と、 を備えたマッサージチェアであって、 特定の赤外線信号を選択的に受信する受信手段と、 該受信手段が受信した赤外線信号に基づき、上記マッサ
    ージ手段を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とするマッサージチェア。
  2. 【請求項2】 使用者の状態または上記マッサージ手段
    の状態の少なくともいずれか一方を検出する検出手段
    と、 該検出手段が検出した上記状態に対応する赤外線信号を
    送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする請求項
    1記載のマッサージチェア。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のマッサージチェ
    アを複数備えると共に、各マッサージチェアの上記受信
    手段に赤外線信号を送信する第2送信手段を備えたマッ
    サージシステムであって、 上記各マッサージチェアの上記受信手段が、それぞれ異
    なる赤外線信号を選択的に受信し、 上記第2送信手段が、上記各マッサージチェア毎に、個
    々に対応した赤外線信号を送信することを特徴とするマ
    ッサージシステム。
  4. 【請求項4】 上記マッサージチェアが請求項2記載の
    マッサージチェアであって、 上記送信手段が送信した赤外線信号を受信する第2受信
    手段と、 該第2受信手段が受信した赤外線信号に基づき、その赤
    外線信号に対応する上記状態に適した上記マッサージ手
    段の制御を、上記各マッサージチェア毎に設定する設定
    手段と、 を更に備えると共に、 上記第2送信手段が、上記設定手段が設定した制御を指
    示する赤外線信号を、上記各マッサージチェア毎に送信
    することを特徴とする請求項3記載のマッサージシステ
    ム。
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