JPH01141553A - 家庭用チョコレートの製造方法及び装置 - Google Patents

家庭用チョコレートの製造方法及び装置

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JPH01141553A
JPH01141553A JP62278997A JP27899787A JPH01141553A JP H01141553 A JPH01141553 A JP H01141553A JP 62278997 A JP62278997 A JP 62278997A JP 27899787 A JP27899787 A JP 27899787A JP H01141553 A JPH01141553 A JP H01141553A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は家庭用チョコレート製造装置およびチョコレー
トキャンデイ−の製造方法に関する。
従来の技術及び 発明が解決しようとする問題点 純粋チョコレート素材をチョコレートキャンデイ−に加
工する技術が知られているが、その装置は一般消費者に
とってはコスト高で大型に過ぎしかも専門的技術を要す
るためにその利用は難しい。
チョコレートに対する関心はこのところ世界的に高まっ
ているが、この傾向はいわゆるチョコレートグルメ・シ
ョップや専門店が出現し成功していることからも解る。
チョコレート製品中には1ポンド(500g弱)当り3
2ドルで売られているものもある。1984年には手作
りチョコレートを専門に扱った「ショコラティエー″c
hoco−Iatier“」という雑誌も発行された。
この雑誌の高い伸び率を見ても大衆のこの外来材料を用
いた手作り嗜好品に対する関心度の高さがうかがえる。
世界中にはチョコレート好きが多いのである。
今のところ、家庭で高品質の純粋なチョコレートキャン
デイ−を作るのはほとんど不可能であり、その理由とし
て純粋なカカオ、カカオバターおよび砂糖を主原料とす
る純粋なチョコレート素材の化学的特性があげられる。
チョコレート類似品ではカカオバターの代わりに油脂を
用いているが、油脂を用いた場合カカオバターを用いた
場合のような好ましい性質を存するチョコレートキャン
デイ−は製造できない。
チョコレートキャンデイ−の製造に用いる純粋チョコレ
ート素材は業界用語では「コーティング(素地)」と呼
ばれ加熱処理済(テンバード)および未加熱処理(アン
テンバード)の2つの結晶状態を成す。加熱処理状態が
好ましい製造状態であるが、この状態を作り出すために
は、コーティングの温度と攪拌条件を非常に狭い範囲に
維持する必要がある。チョコレート類似品や「複合界」
は温度に対しさほど敏感でないので最終チョコレートキ
ャンデイ−に加工するのは比較的容易である。ここでい
う「コーティング」とは、業界で用いられるごとく純粋
なチョコlノート素材を意味するものとする。
一般に公知の方法では、コーティングをタンク内に入れ
、コーティングを静かに攪拌しつつ初期溶融温度に到達
させるようにしていた。コーティングはその後、ある程
度低い温度まで降下させ、次に最終的にキャンデイ−へ
と加工する中間温度まで上昇させる。これらの温度は通
常1″Fの変動幅に維持されている。コーティングは、
加熱・冷却工程中には静かに攪拌し、この攪拌は加工工
程を通して連続して行なう。これらの加工工程を二重ナ
ベ、ヒーター、超短波オーブン等を用いて家庭で行なお
うとするとよくてもむらができ、多くの場合、低品質の
チョコレートキャンデイ−しか出来ない。そ17てこの
理由のために一般消費者では純粋で高品質のコーティン
グを家庭で作るという試みがなされなかったのである。
ホームメイドチココレート作成のため専門店で入手しう
る材料は純粋な意味でのコーティングではないので、品
質は劣る。これらの材料は合成品であり手作りの場合の
変動要素に対してさほど敏感ではない。これらの味、テ
クスチャー(舌ざわり、のどごし)、外観は純粋のコー
ティングから製造される製品の品質には影響しない。上
記の雑誌でも純粋のチョコレートコーティングの入手径
路については全く情報を提供しておらず、店頭でこれら
の材料は購入しえないのである。これらの材料を家庭用
として用いるには大きな制約があることが一般に認識さ
れている。
上記の加工方法がいかに困難か示すために純粋なコーテ
ィングによるチョコレートキャンデイ−作りに共通にみ
られる点を以下にいくつか列挙する。
本発明の目的は、家庭で高品質の純粋なチョコレートキ
ャンデイ−を製造する家庭用チョコレート製造装置を提
供することにある。
本発明の別の目的は、小型で構造が簡単な家庭用チョコ
レート製造装置を提供することにある。
本発明のさらに別の目的は、初期コスト及び運転費用が
安い家庭用チョコレート製造装置を提供することにある
本発明の別の目的は、経験のない一般の人でも家庭でう
まく操作しうる家庭用チョコレート製造装置を提供する
ことにある。
本発明の別の目的は、高品質のチョコレートコーティン
グを自動的または半自動的に調節し硬さ加減を維持する
ようにした、家庭用チョコレート製造装置を提供する゛
ことにある。
本発明の別の目的は、不慣れな人であっても容易かつ確
実に市販の高級チョコレートに匹敵するチョコレートキ
ャンデイ−を作ることができる家庭用チョコレート製造
装置を提供することにある。
本発明の別の目的は1日に1/4ポンド(100g強)
から10ポンド(約4.5kg)の加工能力がある家庭
用チョコレート製造装置を提供することにある。
本発明の別の目的は家庭でチョコレートを製造する方法
を提供することにある。
問題点を解決するための手段 本発明によるチョコレート製造装置はケーシングと、こ
のケーシング内に着脱自在に取付けられ、コーティング
を収容するためのボールと、前記ケーシング内でボール
に結合され、前記ボールを回転させる駆動手段と、前記
ケーシング内で前記ボールに作用可能な状態に近接しコ
ーティングを溶融する加熱手段と、前記−ケーシング内
で前記ボールに作用可能な状態に近接しコーティングを
冷却する冷却手段と、前記ケーシングに機械的に取付け
られていて未加エコーティング塊と加工済溶融コーティ
ングとを分割保持するたのバッフル手段と、前記バッフ
ル手段に機械的に固着し、溶融コーティングを前記ボー
ルから回転中のコーティング溶融物の溜りへと掻き落し
て溶融コーティングを攪拌するスクレーバ手段と、前記
加熱手段および冷却手段に電気接続していてコーティン
グの加熱・冷却作用を制御するための制御手段とから成
る。
制御手段は電源と、制御手段に電気接続していてコーテ
ィングの加熱と冷却を制御して複数の温度にするための
温度検出手段とを包含している。
制御パネルがケーシングに設けられていて制御手段を収
容している。
駆動手段は所定形状の凹部を備えたベアリング手段と、
このベアリング手段に結合している電動モータとを包含
し、ボールの底部に突設した軸を脱着自在に凹部内に配
して電動モータの始動時にはこのモータがボールを回転
させるようになっている。
バッフル手段は離間した第1・第2端部を有している。
バッフル手段の第1端部はケーシングにヒンジ手段によ
りヒンジ留めされ、第2端部はケーシングにスナップ係
止手段にて着脱自在に固定され、バッフル手段がボール
の上方開口部を直径方向に横断して延在している。
ケーシングには上カバーがヒンジ留めされていて、ケー
シングを開閉し、開いた状態の時作業台としての機能を
冑する。
温度検出手段はバッフル手段に一体形成したサーモカッ
プルを包含している。
バッフル手段には可撓性スクレーバが固着され、ボール
の内面に当接していて溶融コーティングを内面からボー
ルの溶融コーティングの溜りへと掻き落とす。
本発明の一実施例では、バッフル手段がバッフルプレー
トを有し、バッフルプレートに水平フランジを設けて長
さが長くなるようにしている。
好ましくは温度検出プローブをバッフル手段中に埋設す
る。
本発明の好適実施例では、バッフル手段に開口部を設け
て溶融チョコレート(コーティング)の一部がバッフル
手段の背後側へ移動しうるようにし、攪拌流を2分させ
る。
バッフルプレートはバッフル手段によりほぼ水トVに支
持さね、バッフル手段後部に追加投入17た未加工チョ
コレートコーティング環がボールの回転に伴ってボール
のリムを乗り超えないように1゜ている。
−[上カバーの−1−面には脚を折り畳み自在に取4=
j’ l−J、脚は上カバーを開いた時上カバー−が作
業台となるよう支持する役目を17でいる。
本発明による家庭におけるチ3コレ−1・の加工方法は
未加1−のコーティング塊を入れたボールを回転させる
工程と、コーティング塊の入ったボールを選択的に加熱
することでコーティング塊を加熱し7て溶融コーティン
グをボール表面に付着させてからこれを同ボール表面か
ら掻き取り溶融コーティングの溜りに投入させる工程と
、コーティングの加熱および冷却を所定温度に所定のサ
イクルで温度管理する工程とから成る。
実施例 第1図から第4図に示すごとく、ケーシング(1)が本
発明による装置の主要部を全て収納している。このケー
シングは好ましくは1.50”F(約66℃)の温度に
耐えうる堅固な材料で構成されている。
ボール(2)(第1図から第5B図)はステンレススチ
ールまたはその他不活性材料で構成されている。ボール
(2)のリム(3)は折り返されていて異物が外部から
ケーシング(1)内へ侵入するのを防止する遮蔽物の役
目をしている。バッフル(4)(第1、第2、第4図)
は切欠部(5)にてボールリム(3)に係合していて、
側方への負荷がかかってもボール(2)の位置を一定に
保つようになっている。
ボール(2)は着脱自在にベアリング部(6)(第2図
、第3図)に取付けられていて、クリーニングや交換時
は容易に取外せるようになっている。ベアリング部(6
)はボール(2)の底部から延在している軸(7)を受
容して回転力がボールに伝わるようになっている。
容易に交換しうるボールを用いることで、加工作業中に
複数のボールが利用でき、必要があれば例えば一方のボ
ールをブラックチョコレートのコーティング用とし、他
方をミルクチョコレートのコーティング用とすることも
できる。この構成により、ある材料から次の材料への切
換えが容易となる。またボールが破損した場合にも交換
が容易である。
ベアリング部(6)は歯付駆動ベルト(11)(第2図
、第4図)に係合する駆動プーリ(lO)を備えたシャ
フト端部(9)(第2図、第3図)を有する駆動ギアモ
ータ(8)により駆動される。
ベアリング部(6)はベアリングプーリ (12)を有
している。プーリ(10)とベアリングプーリ(12)
の減速比は約2:1であり、ベアリング部が約20rp
mで回転し約30インチ・ポンドのトルクを有する。ベ
アリング部(6)は推進式となっていて、ベアリングの
回転中に上下方向の負荷がかかるようになっている。ベ
アリング部(8)の上部にはキーを備えるかまたは角形
状に形成するかしたベアリング凹部(13)  (第2
図、第3図)が設けられていて、ボール(2)の底部か
ら突出した軸(ア)を収受するようになっている。ボー
ル(2)を載せると、重量とバッフル(4)によりボー
ルの軸(7)はベアリング四部(13)内に保持される
駆動ギアモータ(8)は約15インチ・ボンドのトルク
性能を有し回転速度が約40rpmで、出力が数分の1
馬力のギアモータで構成するのが好ましい。
バッフル(4)は堅固な材質の単一シート材料で構成す
るのが好ましい。バッフル(4)は一端(14)をケー
シング(1)にヒンジ(15)  (第1図、第4図)
を介して取付け、スリップビン(図示せず)にてバッフ
ルをボール(2)に確実に保持するようにしている。バ
ッフル(4)の他端(16)には単純構造のスナップ式
係止具(17)(第1図、第4図)を備えている。清掃
時にはバッフル(4)はスナップ式係止具(17)から
外し、ヒンジ(15)から持ち上げることで容易に取外
すことができる。バッフル(4)を外すとボール(2)
を」二方へ引き抜くことができる。
バッフルの端部(14,16)の下側には溝(5)(第
1図)が設けられて、ボール(2)のリムに係合してボ
ール(2)が側方へ位置ズレしないよう保持している。
バッフル(4)の先端縁はボール(2)の内面に隣接し
ていて、可撓性スクレーバ(19)  (第1図、第4
図)を備えて、このスクレーバによりボール内面から溶
融チョコレートコーティングを掻き取ってボールの前部
のチョコレート溶融溜りに落下させる。
バッフル(4)の後部(背後)上方で水平板(18)を
担持し、この水平板はバッフルの後方に追加投入したチ
ョコレート塩がボールの回転時にボール(2)の側面か
らせり上がりリム(3)を乗り越えるのを防いでいる。
バッフル(4)の尾端縁ではスクレーバを必要としない
。これはボール(2)の内面に付着した溶融チョコレー
トコーティングはボールの回転移動に伴って先端縁のバ
ッフルスクレーバ(19)へと移動するのでスクレーバ
(19)により掻き取ることができるからである。
溶融チョコレートコーティングの溜りは回転するボール
(2)と、バッフル(4)およびバッフルスクレーバ(
19)の複合作用により攪拌される。
下方に溜った溶融チョコレートコーティングはボール(
2)の内面により前方へ引きずられてバッフルスクレー
バ(19)に至り、バッフル(4)の全面にほぼ平行な
径路を経て再びボール(2)の内面へ到達する。このコ
ーティングの流動速度は溜りの外淵で最大となり中央部
で最小となる。溶融チョコレートコーティングが様々に
摺動流動し常に剪断作用を受けることが観察される。
第1A図の実施例では、バッフル(4)は水平フランジ
(42)を追加して設けることにより補強されより堅固
となる。この構成は、溶融すべきバルクチョコレートを
バッフル背後に置くとバッフルの背後内寄りに圧力がか
かり、バッフル保持バッフル(4)にトルクがかかる。
温度検出手段は第5図に示すごとく、溶融チョコレート
コーティングの溜り(20)内に位置する温度検出プロ
ーブを包含している。
温度検出プローブ(21)は電圧出力を加熱コイル(2
6)に供給する度合を制御する温度検出回路(22)に
固着されている。温度検出プローブ(21)はバッフル
(4)と一体に形成されていて、キャンデイ−作りの際
に用いる道具により温度検出プローブが損傷を受けない
ようにしている。
温度検出プローブ(21)はバッフルから延び第5図に
示すごとくケーシング(1)の片側の好適なソケット(
24)にプラグ挿入されたケーブル(23)で温度検出
回路(22)に電気接続されている。この構成によりバ
ッフル(4)をボールのクリーニング時に取外す作業が
容易となり、プラグソケット接続部を温度検出感度と精
度の低下につながる汚れから守ることができる。
この温度制御手段は温度検出装置(22)とこの検出装
置(22)に連結した温度設定制御部(25)とを包含
し、この制御手段は電力が加熱手段を成すヒータエレメ
ント(26)に供給される度合を制御するようになって
いる(第2図、第4図、第5図)。
第1A図の実施例では複数の温度検出プローブ(21)
が電子コネクタ(58)まで一方のバッフル保持フラン
ジに埋設され、フランジの各側に配されて分離され電気
的に絶縁されている。温度検出ワイヤ(46)がコネク
タ(58)から延在しゃはりバッフル中に埋設されてい
て、通常利用時にこれらの部品が損傷する可能性を減じ
ている。ワイヤの両端は埋設されたソケット部(4B)
に連結し、温度検出プローブカートリッジ(49)を収
容する。
温度検出プローブカートリッジは交換可能であり、損傷
時に備えている。
電子コネクタと温度検出プローブへかかる直流電圧は1
ボルト未満であり、感電する恐れはない。
バッフル保持フランジ(44)はバネ力付勢メタルクリ
ップ(51)によってハウジング(50)の上部に確実
に固着され、一方メタルクリップ(51)はバッフル用
位置決め部(52)に固着されている。
電子コネクタ(58)の位置に合致したクリップは装置
の内側の温度検出電子機器に電気接続している。
通常使用時には、バッフル(4)をボールの中心に据え
てバッフルの水平フランジ(42)を位置決め部(52
)内へ押し下げればバネ力付勢メタルクリップがバッフ
ル保持フランジに係合しこれを確実に保持する。この時
、バッフルの71コネクタ(58)と電導性のバネ力付
勢メタルクリップ(51)との間は電気伝導可能に接続
される。
バッフルは水平フランジ(42)を引き上げることによ
って取外せる。
回転しているボール内における溶融チココレートコーテ
ィングの結晶成長は溶融チョコレートの攪拌の度合と関
連性がある。バッフルに開口部(54)を形成し溶融チ
ョコレートの一部がバッフルの背面側にも移動しうるよ
うにして溶融チョコレート流を2つの流れに分流するよ
うにすれば(第1A図)、結晶化工程は加速され攪拌度
合が向上する。開口部の寸法すなわちバッフルの背面側
へ流動するチョコレート量は必要に合わせて開閉しうる
可動仕切板(56)により調節しつる。
バッフルの背面側の溶融チョコレートがボール内面から
せり上りボールの外へ流出するのを防止するため、水平
フランジ(42)に延張プレート部(64)を設はバッ
フルのバルクチョコレート側上方にせり出すようにして
いる。この延張プレート部(G4)には垂直湾曲バッフ
ル部(66)が下方へ延びるよう固着していて、ボール
のリムよりわずかに内側となるようにし、ボール内面に
近接させである。
装置の作動中は常に冷却ファン(27)  (第4図、
第5図)が作動するようになっている。ヒータエレメン
ト(2B)も冷却ファン(27)と同じ収納部内に配設
されている。冷却ファンの出口は、ダクトに連結されて
いる。ダクト(28)の出口はボールの外側へ接線方向
に開口しダクトからは熱風か冷風のいずれかを温度検出
回路の命令に従って吹き出すようになっている。
ヒータエレメントに必要な最大出力は最大加熱時で20
0ワツトのオーダーである。
ヒータエレメント(28)はダクト内に引込んでいて、
ボール(2)を取外した場合に子供の手が届かないよう
になっている。
安全ロックスイッチを利用してボール(2)の取外し時
には装置への電力が全て切れるようになっている。
ボール(2)は例えば放射源からボール(2)の外面に
固着した好適コイルへ電流を流すことで誘導発熱させた
り、ボール(2)下方に設けたヒータエレメント等の離
間熱源からの放射エネルギーにより加熱してもよい。
制御回路(38)  (第5図)はヒータエレメント(
26)または冷却ファン(27)のいずれかを作動させ
、ヒータエレメントと冷却ファンが同時作動したり同時
に停止したりすることがないような論理回路となってい
て、温度検出プローブ(21)で検出した加熱必要ユに
応じて作動する。
ケーシング(1)は制御回路を収納し、少なくとも主電
源スイッチ(30)  (第1図、第5図)と、−温度
設定制御部(25)  (第1図、第5図)と、モータ
制御スイッチ(31)と、ランプ、メータ、ブザーまた
はこれらの組合わせた好適な表示装置(32)  (第
1図、第5図)とを収容している。
ケーシング(1)はケーシングにヒンジ留めされた上カ
バー(33)  (第1図〜第3図)を有し、完全に取
外せるようにするか、または片側へ開き第1、第2図に
示すごとく装置の作業部分と同一高さに位置しうるよう
になりでいる。上カバー(33)は作業台として使用す
る場合にこれを安定させる支持手段を有している。支持
手段は脚(34,35)(第1図)で構成し、上カバー
(33)にてケーシング(1)を閉じた時上カバー(3
3)の凹部内に折り畳めるようにし7てもよい。ケーシ
ング(1)の最上縁はわずかにせり上っていて、上カバ
ー(33)を定位置に置いた時、装置内に外部から異物
が侵入しないようになっている。さらに、上カバー(3
3)を閉じるとボール(2)の最上面から逃げる熱量を
最少限にとどめることができるので開始!fIm作業を
手早く行なうことができる。
本発明の装置は基本的に目盛付温度設定制御部(25)
を手動操作することで制御され温度変化を管理すること
ができる。この場合、まずチョコレ−トコーティング塊
をボール(2)内に入れ、使用者が主電源スイッチ(3
0)を回してモーター(8)を始動させボール(2)を
回転させる。温度設定制御部(25)を介して第1温度
を設定する。
表示装置(32)が「準備完了」を点燈したら、使用者
が第2温度を温度設定制御部にて設定する。
再度「準備完了」の表示が点燈したら、加工温度を同制
御部で設定し、次に再度「準備完了」の表示が点燈した
ら、コーティングは利用可能状態となっている。
本発明の装置を自動で作用させる場合には、マイクロ・
セッサーにて全工程を自動的に制御し完全に熱処理した
溶融チョコレートを作ることができる。コーティングの
作成状態を変える場合には別の熱処理工程が必要となる
のでこれらの差異に対応しうるような柔軟な構成が必要
となる。
−例を上げると、チョコレートコーティングの熱処理工
程には次の温度条件が必要であると考えられる。
1、開始温度を105°F(約40℃)とする。
2、中間温度を78°F(約25℃)とする。
3、加工温度を86’ F (約30℃)とする。
本発明の作用について以下に説明する。
使用者の手でボール(2)内のバッフル(4)の背後に
コーティング塊を入れ、主電源スイッチを入れる。続い
てコントロールパネル(29)のキーバッド(36) 
 (第1図、第5図)をオンにし、1度に3つの温度を
入力する。この入力時には文字数字式デイスプレィ(3
7)  (第1図、第5図)が操作者に指示を与える。
入力が完了すると、この文字数字式デイスプレィ(37
)は温度変化に応じて溶融コーティングの温度を表示す
る。最終入力が完了すると、装置が作動してボール(2
)が回転し、冷却ファン(27)とヒータエレメント(
2B)が作動する。溶融チョコレートコーティングの溜
りが105°F(約40℃)に到達すると、ヒータエレ
メント(26)は作用を停止する。溶融チョコレートコ
ーティングが78°F(約30℃)に達すると、ヒータ
エレメント(26)が再び作用を開始する。符号(40
)は電源をさす。
溶融チョコレートコーティングが86’ F (約30
℃)に達するにつれて、ヒータエレメント(26)への
電力供給量が徐々に減少し溶融チョコレートコーティン
グの温度は86°F(約30℃)に達するに至り、この
時ヒータエレメントへの電力供給は停止する。溶融チョ
コレートコーティングの溜りの温度が降下するのに比例
させて電力供給量を高めてゆく。この方法ではほとんど
履歴現象(ヒステリシス)がなく、設定温度については
、JT(微小差)が0.1°F(約0.06℃)未満と
なりうる。
制御部(25)を手で操作すれば±2°F(約±1.1
℃)だけ加工温度を上げ下げすることができる。この制
御操作によりチョコレートコーティング粘度に影響する
加工温度を微調整することができる。例えば、コーティ
ング濃度を高くしたい場合、温度を1@F(約0.6℃
)下げることにより粘度が高くなる。
加工作業が終了したチョコレートコーティングは後に利
用しう″るようボール(2)内に残しておいてもよい。
設定温度は2回目以降の作業に備えて開始準備作業時間
を最小限にするためそのまま下げずにおいてもよい。ま
た温度を上げたり、逆に下げたり、電源を切ってしまっ
てもよい。あるいは残留コーティングをボール(2)か
ら掻き取って将来再利用できるよう別の容器に移し、バ
ッフル(4)とボールを取外してクリーニングすること
もできる。
制御回路(28)にはプログラム変更可能な読取り専用
メモリー回路を設けてもよく、これによりキーバッド(
36)を介して3桁コードを入力させ任意のコーティン
グに応じて適切な温度を選択するようにしてもよい。チ
ョコレート塊の包装物には適切なコードを表示している
ものもあり、そうしたコードや「クツキングブック」の
示すコードを装置に入力させ、種々のチョコレートコー
ティングを加工しうるようにしてもよい。
溶融チョコレートの溜りの平均導度は入力/停止の繰返
し加熱に対し比例加熱方式を用いた場合、誤差を115
’ F (約06゛1℃)以内に維持するのは容易であ
る。すなわち1150’F(約0゜01℃)の微小温度
変化に対し数ミリ秒で反応する熱質量の非常に低い丈夫
な温度検出プローブを用いることで可能となる。
本発明を特定の実施例を用いて説明したが、本発明はこ
の実施例に限られるものでなく、当業者により本発明の
主旨から外れることなく構成しうるちのをも含む。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による家庭用チョコレート加工装置の一
実施例の斜視図、 第1A図はバッフルの好適実施例を示す説明図、第2図
は第1図の実施例の正面断面図、第3図は第1図の実施
例の側面断面図、第4図は第1図の実施例の平面図、 第5A図は本発明の装置の制御回路の一実施例の回路説
明図、 第5B図は本発明による装置のデラックス版の実施例を
示す説明図である。 (1):ケーシング、  (2)二ボール、(4):バ
ッフル、   (B):ベアリング部、(7)二軸、 
     (8):モータ、(10)  :駆動プーリ
、  (11)  :駆動ベルト、(12)  :ベア
リングプーリ、 (17)  ニスナツプ式係止具、 (19)  :可撓性スクレーバ、 (21)  :温度検出プローブ、 (22)  :温度検出回路、(25)  :温度設定
制御部、(2B)  :ヒータエレメント、 (27)  :冷却ファン、  (28)  :ダクト
、(4g)  :ソケット部、 (49)  ニブローブカートリッジ、(52)  :
  (バッフル)位置決め部、(54)  :開口部、
    (5B)  :仕上板、(58)  :電子コ
ネクタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〔1〕ケーシングと、前記ケーシング内に脱着自在に取
    付けられてコーティングを収容するためのボールと、前
    記ケーシング内で前記ボールに結合して前記ボールを回
    転させるための駆動手段と、前記ケーシング内にあって
    前記ボールに作用可能な状態に接近配設し前記コーティ
    ングを溶融するための加熱手段と、前記ケーシング内に
    あって前記ボール作用可能な状態に接近配設し、前記コ
    ーティングを冷却するための冷却手段と、前記加熱手段
    および前記冷却手段に電気接続して前記コーティングの
    加熱および冷却作用を制御するための制御手段とから成
    るチョコレート製造装置において、前記駆動手段は所定
    の形状の凹部を備えたベアリング手段と、前記ベアリン
    グ手段に結合した電動モータとを包含し、前記ボールの
    底部には軸が突設され、前記軸は前記凹部に脱着自在に
    嵌着され、前記駆動手段が始動することで前記ボールを
    回転させるようになつているチョコレート製造装置。 〔2〕さらに第1・第2の端部を備えたバッフルと、前
    記バッフルの第1端部を前記ケーシングにヒンジ留めす
    るためのヒンジ手段と、前記バッフルの第2端部を前記
    ケーシングに脱着手段に固着しているスナップ係止手段
    とを有し、前記バッフルが前記ボールの開口上部をほぼ
    直径方向に横断して成る、特許請求の範囲第1項記載の
    装置。 〔3〕さらに前記ケーシングにヒンジ留めされ前記ケー
    シングを選択的に開閉するようにした上カバーを包含し
    ている、特許請求の範囲第1項記載の装置。 〔4〕前記制御手段は電力供給源と前記コーティングの
    加熱・冷却作用を複数の所定温度となるよう制御するた
    め前記制御手段に電気接続した温度検出手段とを包含し
    、前記温度検出手段は前記バッフルと一体になった複数
    の温度検出プローブを包含していて、さらに前記バッフ
    ルに固着し前記ボールの内面に突き当てられていて前記
    内面から溶融コーティングを掻取って前記ボール内の溶
    融コーティングの溜り内に落とすようにした可撓性スク
    レーバを包含している、特許請求の範囲第1項記載の装
    置。 〔5〕前記バッフルによりほぼ水平に支持され、前記バ
    ッフルの背後に投入したチョコレート塊が前記ボールの
    回転に伴って前記ボールや同ボールの上縁を乗り越えて
    しまうのを防止するための水平プレート部を包含してい
    る、特許請求の範囲第2項記載の装置。 〔6〕前記上カバーの上部には折畳み式の脚が設けられ
    ていて、前記上カバーを開くと前記脚は前記上カバーが
    作業台となるよう前記上カバーを支持するようになって
    いる、特許請求の範囲第1項記載の装置。 〔7〕前記バッフルによりほぼ水平方向に支持したバッ
    フルプレートを包含し、このバッフルプレートの両端に
    は水平フランジ(42)を設け、前記水平フランジは垂
    直湾曲バッフル(66)が一体に設けられていて、前記
    垂直湾曲バッフル(66)には延張プレート(64)が
    一体に形成されていて、前記延張プレートは前記バッフ
    ルプレートに一体に形成されて成る、特許請求の範囲第
    2項記載の装置。 〔8〕前記温度検出手段は前記バッフルプレート保持フ
    ランジに埋設した温度検出プローブと温度検出ワイヤと
    包含して成り、前記装置はプローブカートリッジを備え
    た埋込式構造を有している、特許請求の範囲第4項記載
    の装置。 〔9〕前記温度検出プローブは電子コネタクに連結して
    いて、前記装置はバッフル位置決め部に固着したバネ力
    付勢メタルクリップを包含し、前記メタルクリップは前
    記電子コネクタに位置対応して配設されている、特許請
    求の範囲第8項記載の装置。 〔10〕チョコレートコーティングを収容しているボー
    ルを回転する工程と、前記コーティングを選択的に加熱
    して所望の状態に溶融するための工程と、前記コーティ
    ングを選択的に冷却する工程と、前記コーティングの前
    記加熱および冷却工程を所定の温度に所定の工程にて制
    御する工程とから成り、特許請求の範囲1項記載の装置
    を用いて家庭でチョコレート製造する工程。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007046265A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Mitsuo Okumura チョコレート販売店舗
JP2020198854A (ja) * 2019-06-13 2020-12-17 睦子 藤本 家庭用チョコレート製造装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62195877A (ja) * 1986-02-24 1987-08-28 松下電工株式会社 チヨコレ−ト等の自動溶解器

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