JPH01139828A - 高速仮撚り装置の運転スタート方法 - Google Patents

高速仮撚り装置の運転スタート方法

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JPH01139828A
JPH01139828A JP29213987A JP29213987A JPH01139828A JP H01139828 A JPH01139828 A JP H01139828A JP 29213987 A JP29213987 A JP 29213987A JP 29213987 A JP29213987 A JP 29213987A JP H01139828 A JPH01139828 A JP H01139828A
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JP
Japan
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speed
temperature
yarn
false twisting
heating means
Prior art date
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Pending
Application number
JP29213987A
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English (en)
Inventor
Noboru Ueno
登 上野
Masaru Kimura
大 木村
Teisuke Kojima
小嶋 悌亮
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KOKORITSU GOSEN GIJUTSU KENKYU KUMIAI
Toray Industries Inc
Original Assignee
KOKORITSU GOSEN GIJUTSU KENKYU KUMIAI
Toray Industries Inc
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Filing date
Publication date
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Priority to JP29213987A priority Critical patent/JPH01139828A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は高速仮撚り装置を糸切れを発生することなく円
滑に運転スタートさせる方法に関するものである。
〔従来技術〕
生産性の向上を目的として、仮撚り加工速度は次第に高
速化される傾向にあり、例えば1000m1分以上の超
高速加工を目指すことが試みれるようになっている。し
かし、このように超高速加工になると、従来使用されて
いるヒータでは熱セツト処理が不十分となり、加工糸の
品質も従来の水準を維持することができなくなる。
そのため、この熱セツト処理には、過熱蒸気あるいは飽
和蒸気などの熱伝達率の良好な高温流体による加熱手段
が採用されるようになる。
ところが、このような高温流体加熱手段を使用して超高
速仮撚りする装置を糸切れを起こすことなくスタートさ
せることは非常に難しく、いまだ実用化される至ってい
ないのが実情である。すなわち、一般に行われている糸
掛はスタート法のように、先ず加熱手段に高温流体を供
給しない未加熱の状態で装置を駆動して糸掛けを行い、
次いで高温流体の供給を開始するようにするのである。
しかし、高温流体の供給開始と同時に蒸気が凝縮し、ド
レンが発生するため糸条が急激な収縮と張力変動とを起
し、加熱張力が異常な上昇を起こすため糸切れを起こし
、満足なスタートが行えないのである。
このため、従来はせいぜい800m/分までが実用化可
能であり、1000m/分以上に及ぶ超高速仮撚り加工
はほとんど不可能とされていた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上述した従来の問題に鑑み、高温流体
加熱手段を使用して超高速仮撚りする場合であっても円
滑な運転スタートを可能にする方法を提供することにあ
る。
〔発明の構成〕
上記目的を達成する本発明は、合成繊維糸条を高温流体
加熱手段で処理しながら高速仮撚りする装置を運転スタ
ートするに当たり、糸条の糸掛は前に予め前記高温流体
加熱手段を正常運転時より低い温度に予熱し、次いで糸
条を正常運転時より低い糸速度で糸掛けしたのち、前記
高温流体加熱手段の温度および糸速度を正常運転状態に
することを特徴とするものである。
本発明の仮撚り加工に適用される合成繊維糸条は特に限
定されず、仮撚り加工可能なものであればいずれも適用
可能である。特に、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維
などには好適に適用可能である。
また、本発明において仮撚り加工とは、延伸糸を仮撚り
加工する場合は勿論のこと、未延伸糸または高配向未延
伸糸(いわゆるPOY)を延伸仮撚りする場合を含む。
また、本発明の仮撚り加工に使用される高温流体加熱手
段は特に限定されないが、特に好ましくは飽和蒸気を使
用するものがよい。その加熱装置としては、熱処理すべ
き糸の出入口にシール機構を設けた加熱筒からなり、こ
の加熱筒に加熱流体を供給するようにしたものが好まし
く使用される。
以下、本発明を図に示す延伸仮撚り装置を参照して説明
する。
図において、2は供給ローラ、8はこの供給ローラ2よ
りも速い表面速度で駆動される引取ローラ、9は加工さ
れた仮撚糸を巻き取る巻取駆動ローラである。供給ロー
ラ2と引取ローラ8との間には、電熱または熱媒供給に
よって加熱される乾熱板3、両端にシール機構4.4を
有し飽和水蒸気などの高温流体が供給される円筒からな
る加熱装置5、水などの冷却媒体が供給される冷却板6
、ベルトニップ式ツイスタからなる表面摩擦ツイスタ7
がこの順序に配置されることにより、延伸仮撚り装置を
構成している。
この延伸仮撚り装置におT−1て、パッケージ1に巻か
れた高配向未延伸糸Yは供給ローラ2によって解除され
、引取ローラ8によって1000m/分以上の超高速度
で引き取られつつ延伸され、その間に表面摩擦ツイスタ
7により加熱されて仮撚り加工される。また、加熱装置
5では糸条Yを高温流体で直接接触加熱することにより
熱セツト処理する。このような延伸加熱と熱セツト処理
が行われることにより、糸条Yは表面摩擦ツイスタ7の
上流側で加熱−熱セットされ、かつ下流側で解撚される
ことによって仮撚り加工糸となる。次いで、引取ローラ
8から巻取駆動ローラ9によってパッケージPとして巻
き上げられる。
上述した延伸仮撚り装置を運転スタートするには、先ず
糸掛けを行う前に加熱装置5の円筒内に高温流体を2〜
3分間だけ一時的に通して、予熱を行う。例えば過熱蒸
気あるいは飽和蒸気を一時的に通過させることにより、
加熱装置5内を約150℃の温度に予熱することができ
る。
次いで、加熱装置5が予熱されたこの仮撚り装置に定常
運転時より低い糸速度で糸掛けを行い、この糸掛は完了
後、糸速度を1000m/分以上の定常運転速度まで上
昇させるようにする。
このような運転スタートによって糸切れを発生すること
はなく、超高速仮撚り加工を円滑に実施することができ
る。
上述のように本発明によれば高速仮撚り加工であっても
運転スタートを円滑にするため、1000m/分以上の
高速仮撚り加工を安定して操業可能にし、さらには13
00+w/分以上の超高速仮撚り加工をも可能にする。
〔実施例〕
複屈折Δn =0.037 、伸度180%、丸断面の
139デニール、36フイラメントのポリエステルマル
チフィラメント糸条を、図に示す延伸仮撚り装置により
2000m/分の超高速仮撚り加工を行った。先ず下記
Aの条件で糸掛けを行い、次いで徐々に供給ローラおよ
び引取ローラの速度を上昇させてBの条件に移行させ、
正常運転状態にした。
その結果、糸切れは発生せず、極めて円滑な運転スター
トをすることができた。また、正常運転に移行しても極
めて安定しており、毛羽の発生などもほとんど認められ
なかった。
条件A(糸掛は時の条件): 引取ローラ速度=600m/分 ツイスタベルト表面速度−822m/分供給ローラ速度
=314m/分 乾熱板の温度=220℃ 加熱装置内の温度=150℃ (飽和蒸気を3分間通気させて予熱した温度) 延伸倍率=1.91倍 加熱張力=61g 条件B(正常運転時の条件): 引取ローラ速度=2000+m/分 ツイスタベルト表面速度=2740m/分供給ローラ速
度=1047m/分 乾熱板の温度=220℃ 加熱装置内の温度=209℃ (飽和蒸気の圧力= 18atg) 延伸倍率=1.91倍 加熱張力=52g 一方、比較例として、上記条件Aにおける加熱装置の予
熱を行わず、室温(約25℃)のままにして条件Aと同
じ低速で糸掛けを行った。
次いで条件Bの正常運転に移行させたが、条件Bに移行
すると同時に加熱張力が92gに上昇し、5秒後に糸切
れを発生した。したがって、正常運転を続行することは
できなかった。
〔発明の効果〕
本発明の運転スタート方法は、上述のように糸掛は前に
予め高温流体加熱手段を正常運転時より低い温度に予熱
し、次いで糸条を正常運転時より低い糸速度で糸掛けし
たのち正常運転状態にするので、高温流体加熱手段を使
用する超高速仮撚りであっても円滑に運転スタートする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の方法を実施する延伸仮撚り装置の一例を示
す概略図である。 2・・・供給ローラ、4・・・シール機構、5・・・加
熱装置、8・・・引取ローラ、9・・・巻取駆動ローラ
、Y・・・高配向未延伸糸。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)合成繊維糸条を高温流体加熱手段で熱処理しなが
    ら高速仮撚りする装置を運転スタートするに当たり、糸
    条の糸掛け前に予め前記高温流体加熱手段を正常運転時
    より低い温度に予熱し、次いで糸条を正常運転時より低
    い糸速度で糸掛けしたのち、前記高温流体加熱手段の温
    度および糸速度を正常運転状態にすることを特徴とする
    高速仮撚り装置の運転スタート方法。
  2. (2)高速仮撚りが延伸仮撚りで行われる特許請求の範
    囲第1項記載の高速仮撚り装置の運転スタート方法。
  3. (3)正常運転時の糸速度が1000m/分以上である
    特許請求の範囲第1項または第2項記載の高速仮撚り装
    置の運転スタート方法。
JP29213987A 1987-11-20 1987-11-20 高速仮撚り装置の運転スタート方法 Pending JPH01139828A (ja)

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