JPH01139552A - プロパンジオール誘導体 - Google Patents

プロパンジオール誘導体

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JPH01139552A
JPH01139552A JP20169188A JP20169188A JPH01139552A JP H01139552 A JPH01139552 A JP H01139552A JP 20169188 A JP20169188 A JP 20169188A JP 20169188 A JP20169188 A JP 20169188A JP H01139552 A JPH01139552 A JP H01139552A
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JP
Japan
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group
compound
octadecyloxy
acid
formula
Prior art date
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Pending
Application number
JP20169188A
Other languages
English (en)
Inventor
Keizo Inoue
圭三 井上
Masaaki Nomura
野村 容朗
Akihiro Tasaka
昭弘 田坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication of JPH01139552A publication Critical patent/JPH01139552A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 狐裏上Δ杖肛立匪 本発明は、医薬として有用なプロパンジオール誘導体に
関する。さらに詳しくは本発明は式%式%[] 〔式中、R1は高級アルキル基を示し、R8は第1ない
し第3級のアミノ基または第4級アンモニウム基を示し
、nは3〜10の整数を示す〕で表わされる化合物およ
びその塩に関する。
従来の技術 近年、脂質誘導体の生理活性が注目されるようになって
きた。例えば式[n]で示される血小板活性化因子〔以
下、PAFと略記する〕は、血小板活性化作用、血管透
過性の亢進作用、血圧低下作用など、多彩で強力な生理
作用を示すことから生体の重要なケミカルメデイエータ
−として注目されている。(C,A、 Den+opo
ulos、 R,N、 Pinckard。
and  D、 J、 l1anahan、 J、 B
iol、 Chew、、 254 。
9355 (1979); J、 Benvenjst
e、 et al、、 C。
R,Acad、 5ci(D)、289.1037(1
979)]また、その類縁体である式[1[1]で示さ
れるリン脂質は、抗腫瘍作用を有することが知られてい
る。
(1,P、、 Berdel et al、、 Ant
icancer  Res、  1 。
345(1981):特開昭52−134027号公報
〕。しかし当該化合物は、PAF類縁構造を有するため
、血小板凝集作用、血圧低下作用等の副作用を有してい
る。(D、 J、 l1anahan  et al、
Blochem、  Biophys、Res、 Co
mmum、、 99 、183(1981))。
一方、式[IV]で示されるリン酸エステル基を持たな
い脂質(R3−長鎖アルキル、R4=短鎖または長鎖ア
ルキルまたは炭素数2〜5のアシル。
X=O(CHt)17rt’、m=1〜12.R’=ア
ミノ基、アシルアミノ基、アルキルアミノ基、第4級ア
ンモニウム基)がPAF拮抗作用を示し、PAFの関与
する障害作用に対する治療剤になる可能性のあることが
開示された。[特開昭60−100544号公報;特開
昭58−198445号公報; T、 Miyamot
o  et  al、、  Kyot。
Conference  or  Prostagla
ndins、  Nov 26−28、  1984.
  Abst、p99コしかし、抗腫瘍作用については
何ら具体的開示がなされていない。
CIItOC,,11,? 〇− CIltOR’ CllOR’ CI、X             [IV]発明が解
決しようとする問題点 近年、がん細胞の特徴である増殖性の異常や細胞間相互
作用の変調が、がん細胞膜の構造的ならびに機能的異常
にもとづくことが解明されつつある。
一方、両親媒性脂質が細胞の膜に親和性を有し、細胞の
代謝や機能に様々な影響を与える可能性のあることも明
らかになってきた。
本発明者らは両親媒性脂質のなかに腫瘍細胞に対し高い
選択性を有し、抗腫瘍剤として有用な化合物が存在する
可能性かあると考え鋭意研究を重ねた。
すでに、腫瘍細胞は正常細胞に比べ、アルキルエーテル
基の切断活性が低いことが報告されており〔買ykle
、 R,L、 and 5nyder、 F、、 Th
e Enzy+++esof Biological 
Membranes、 Martonosi、 A、、
Ed、。
Vol、 2 、 PlenuIIIPress、 N
ev York、 1976、 87 ;Lin、 I
t、 J、、 Ilo、 F、C,S、、 and L
ee、C,L、Il、。
Cancer Res、、 38 、946 (197
8); Modolell。
M、、 Andreesen、 R,、Pahlke、
 W、、 Brugger、 U、。
and  Munder、 P、G、、 Cancer
  Res、、 39 。
4681 (1979) )、アルキルエーテル基を有
する脂質は代謝のおそい腫瘍細胞により多く蓄積し、選
択的な殺細胞作用を示すことが期待される。
さらに、腫瘍細胞は膜表面のシアル酸量の増加等により
細胞膜電位が正常細胞に比べ低いことが知られており、
カチオン性脂質はIII瘍細胞に対してより親和性が高
いことが期待される(T、 J、 Lawpidis 
 et al、、 Bioiedicine &Pha
rmacotherapy39.220(1985)。
本発明者らは、一般式[+]で示されるエーテル結合を
有するカチオン性脂質が、直接DNAに作用する従来の
制ガン剤とは異なる作用機作により、腫瘍細胞に対する
強い増殖抑制作用を有し副作用の低い有用な抗腫瘍作用
を持つことを見出し本発明を完成した。
問題点を解決するための1 本発明者らは、PAF様作用を示さず、しかも優れた抗
腫瘍作用を有する薬物の開発を目標に鋭意研究を重ねた
。その結果、式[同で示される化合物が強力な腫瘍細胞
増殖抑制作用を示すとともに、血小板凝集や血圧低下作
用が認められず副作用の低いことを見出し、本発明を完
成した。
すなわち、本発明は一般式 %式%[1 〔式中、R1は高級アルキル基を示し、R1は第1ない
し第3級のアミノ基または第4級アンモニウム基を示し
、iは3〜10の整数を示す〕で表わされる化合物およ
びその塩を提供するものである。
上記一般式[1]において、R1で示される高級アルキ
ル基としては、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル
、n−ウンデシル、n−ドデシル、n−テトラデシル、
n−ヘキサデシル、n−ヘプタデシル、n−オクタデシ
ル、n−エイコシルなどの直鎖状および18.18−ジ
メチルノナデシル、19.19−ジメチルエイコシル、
19−メチルエイコシル、3゜7.1 t−トリメチル
ドデシル、3,7,11.15−テトラメチルヘキサデ
シルなどの分枝状の炭素数8〜22のアルキル基があげ
られる。該高級アルキル基はシクロアルキル、アリール
、ハロゲン(1〜7個程度)、シアノ、エチニル、オキ
ソ、低級アルコキシなどの置換基で置換されていてもよ
い。該低級アルコキシ基としては、メトキシ、エトキシ
などの炭素数1〜4のアルコキシ基があげられる。
該シクロアルキル基としては、シクロペンチル。
シクロヘキシルなどの3〜8貝シクロアルキル基があげ
られる。該アリール基としては、フェニル基があげられ
、該フェニル基は低級(CI−、)アルキル、低級(c
 l−4)アルコキシ、ヒドロキシ、ニトロ。
ハロゲンなどで置換されていてもよい。上記高級アルキ
ル基の置換置としてのハロゲンおよびフェニル基の置換
置としてのハロゲンとしては、フッ素、臭素、塩素など
があげられる。nlが置換された高級アルキル基である
場合、その置換位置は高級アルキル基の置換可能位のい
ずれでもよい。置換基がシクロアルキル、アリール、ハ
ロゲン、シアノまたはエチニルである場合、置換位置は
高級アルキル基のω(オメガ)位である場合が好ましい
該置換された高級アルキル基としては、13−シクロペ
ンチルトリデシル、12−シクロへキシルドデシル、1
0−シクロへキシルデシル、12−フェニルドデシル、
オクタデカン−17−イニル、ヘキサデカン−15−イ
ニル、2−オキソオクタデシル、監6−ジアツヘキサデ
シル、2−メトキシエイコシル、2−メトキシオクタデ
シル、18−クロロオクタデシル、18.18−ジクロ
ロオクタデシル。
1 B、18.18−トリフロロオクタデシル、18゜
18.18−トリクロロオクタデシル、14,14゜L
 5,15.1 G、16.16−へブタフロロヘキサ
デシル、16,16.17.17.18,18.18−
ヘプタフロロオクタデシルなどの基があげられる。
R1で示される第1ないし第3級アミノ基としては、式 〔式中、R3およびR4はそれぞれ水素または低級アル
キル基を示すか、またはR3およびR4が隣接する窒素
原子とともに環状アミノ基を形成する〕で表わされる基
があげられる。
R3またはR4で示される低級アルキル基としてはたと
えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチルな
どの炭素数1〜5のアルキル基があげられ、好ましくは
メチル基である。
環状アミノ基としてはピロリジノ、ピペリジノ。
ピペラジノ、モルホリノなどの5または6員の環状アミ
ノ基があげられ、これらの基はさらに炭素数1〜4の低
級アルキル基(例、メチル、エチル。
プロピル、ブチル)、ヒドロキシ基、ヒドロキシエチル
基、アミノエチル基、カルボキシ基、低級(CI−4)
アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、ウレイド基
などの置換基で置換されていてもよい。
amで示される第4級アンモニウム基としては〔式中、
rt s 、 R4およびnsはそれぞれ水素または低
級アルキル基を示すか、または として環状アンモニウム基を示す〕で表わされる基があ
げられる。
n S 、 R4またはallで示される低級アルキル
基としては炭素数1〜5のアルキル基(例、メチル、エ
チル、プロピル、ブチル、ペンチル)があげられ、好ま
しくはメチル基である。
環状アンモニウム基としてはピリジニオ、オキサゾリ才
、チアゾリオ、ピリダシニオ、キノリニオ。
イソキノリニオ、1−〔低級(c 1−4)アルキル〕
ピロリジニオ、1−〔低級(Ct−4)アルキルコピペ
リジニオ、N−(低級(CI−、)アルキル〕モルホリ
ニオ、1−〔低級(C,−4)アルキル〕ピペラジニオ
などの基があげられ、これらの基はさらに炭素数1〜4
の低級アルキル基(例、メチル、エチル、プロピル、ブ
チル)、ヒドロキシ基、ヒドロキシエチル基。
アミノエチル基、カルボキシ基、低級(c+−4)アル
コキシカルボニル基、カルバモイル基、ウレイド基など
の置換基で置換されていてもよい。
nは3〜10の整数を、好ましくは3〜8の整数を、よ
り好ましくは4〜6の整数を示す。
R効(第1ないし第3級アミノ基である場合、化合物[
1]は無機酸(例、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、
硫酸)または有機酸(例、酢酸、乳酸、酒石酸、クエン
酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンス
ルホン酸、トルエンスルホン酸)と薬理学的に許容され
うる塩を形成してもよい。
R1が第4級アンモニウム基である場合、化合物[1]
は薬理学的に許容されうる無機酸(例、塩酸、臭化水素
酸、ヨウ化水素酸、硫酸)の陰イオンまたは有機酸(例
、酢酸、乳酸、酒石酸、クエン酸、メタンスルホン酸、
エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、“トルエンス
ルホン酸)の陰イオンなどの陰イオン(X−)との塩を
形成するか、または分子内の陰イオンとの分子内塩を形
成する。好ましい陰イオンとしてはハロゲンイオン(例
、塩素イオン。
臭素イオン、ヨウ素イオン)、メタンスルホン酸の陰イ
オン、p−)ルエンスルホン酸の陰イオンがあげられる
。分子内の陰イオンとしてはカルボキシラード基(カル
ボキシル基)およびオキシド基(ヒドロキシ基)があげ
られる。
本発明化合物El]はたとえば以下に示す方法により製
造することができる。
R’−0CHtCHzCHtO−(CHt)n−Y  
  [IK]↓アミン [13 〔式中、Yはベンゼンスルホニルオキシ、低級(C,−
、)アルキルベンゼンスルホニルオキシ、低級(CI−
4)アルカンスルホニルオキシまたはハロゲン(例、臭
素、塩素)を示し、他の記号は前記と同意義〕 \ s ことができる。該反応は過剰のアミンを用い、該アミン
中または適当な溶媒中(例、水、エタノール。
トルエン、テトラヒドロフランなど、またはそれらの混
合物)、−20℃〜+150℃、好ましくは0℃〜+8
0℃で行われる。反応液からの化合物[1]の分離、精
製は、たとえば溶媒留去、溶媒抽出。
カラムクロマトグラフィー(シリカゲル)などの公知の
手法を用いて行うことができる。
なお原料化合物[IX]はたとえば以下に示す方法によ
り製造することができる。
R’−Y                [V]↓ 
110(CII*)soll R’  0CIltCIl*CIIz011     
      cv。
↓ R’−0CI1.CHICll、−Y        
          [■コ!  no−(cut)n
−on R’  0CHtCII*CHt  O(CIIJn 
 Oll   [■]↓ [■コ 化合物[rX]は、化合物[■]とスルホン酸ハライド
を適当な無水溶媒中(例、ベンゼン、トルエン。
ジクロロメタン、クロロホルム、ピリジンなどまたはそ
れらの混合物)、適当な脱酸剤(例、トリエチルアミン
、ピリジンなどの第3級アミン類)の存在下に、−20
℃〜+100℃、好ましくは一1O℃〜+50℃で反応
させることにより得ることかできる(Y=ベンゼンスル
ホニルオキシ、低級アルキルベンゼンスルホニルオキシ
または低級アルカンスルホニルオキシ〕。用いられるス
ルホン酸ハライドとしては、たとえばベンゼンスルホニ
ルハライド(例、ベンゼンスルホニルクロリド)、低1
(cI−4)アルキルベンゼンスルホニルハライド(例
、トルエンスルホニルクロリド)、低級(Cl−、)ア
ルカンスルホニルハライド(例、メタンスルホニルクロ
リド)があげられる。また、化合物[IX](Y=ハロ
ゲン)は、化合物[■]と無水ハロゲン化水素(例、塩
化水素、臭化水素)、ハロゲン化チオニル(例、塩化チ
オニル、臭化チオニル)、ハロゲン化リン(例、五塩化
リン、三塩化リン、五臭化リン。
三臭化リン)またはオキシ塩化リンとを適当な不活性溶
媒中(例、ジクロロメタン)、−20℃〜+50℃で反
応させることにより得ることができる。
式[IXl中、Yがハロゲンである化合物は、式[IK
]中、Yがベンゼンスルホニルオキシ、低級アルキルベ
ンゼンスルホニルオキシまたは低級アルカンスルホニル
オキシである化合物にアルカリ金属ハライド(例、臭化
ナトリウム、ヨウ化ナトリウム)を反応させることによ
り得ることもできる。
化合物〔■〕は、化合物[■]jと式 8式%) で表わされる化合物を反応させることにより得ることが
できる。反応は適当な溶媒中(例、ベンゼン、トルエン
、ヘキサン、ジオキサン、テトラヒドロフランなど)、
強塩基(例、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどま
たはそれらの水溶液)の存在下に、含水条件下では好ま
しくは相間移動触媒(例、セチルトリメチルアンモニウ
ムクロリド、ベンジルトリメチルアンモニウムクロリド
)の存在下に、−20℃〜+150℃、好ましくは+2
0℃〜+100℃で行われる。
[V1]−[■]の反応は[■]−[IX]の反応と同
様にして、また[V]→[VI]の反応は[■]→[■
]の反応と同様に行うことができる。
化合物[■コはまた以下の方法でも製造することができ
る。
Y−(C11,)n−OR[X] φ HO−(C■Js  0ff IO−C)ItCII*Cllt−0−(CIlt) 
 −OR[刈]! R“−Y R1−OCll、CIItClll−〇−(C1(1)
  −OR[Xl11↓ [■] [式中、Rはトリチル基、ベンジル基、テトラヒドロピ
ラニル基などの水酸基の保護基を示し、他の記号は前記
と同意義] [Xコー[X[]の反応および[X[]−[XI[]の
反応は[■]→[■]の反応と同様にして行うことがで
きる。
[Xl[]→[■]の反応は保護基の除去反応であり、
Rがトリチル基またはテトラヒドロピラニル基の場合、
化合物[X[]を酸(例、塩酸、酢酸、トリフロロ酢酸
、パラトルエンスルホン酸など)の存在下、適当な含水
溶媒中(例、メタノール、エタノール。
ジオキサンなどまたはそれらの混合物)、−10℃〜+
120℃、好ましくはO℃〜+80℃で反応させること
により行われる。
Rがベンジル基のときは、適当な溶媒中(例、アルコー
ル、含水酢酸など)、適当な触媒(例、パラジウム−炭
素)を用いて化合物[XI]を加水素分解することによ
り化合物[■]を得ることができる。
また化合物[XI]は、化合物[VI]と化合物[Xl
とを[■]→[■〕の反応と同様にして反応させること
により得ることもできる。
また、Yがハロゲンである化合物[IX]はたとえば以
下の方法によって製造することもできる。
[VI] ↓ Y−(C11りn−Y [IX] [式中、Yはハロゲンを示す] この反応は[■]−[■]の反応と同様にして行うこと
ができる。
上記各工程で得られる化合物は、必要に応じ、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにより分離。
精製することができる。溶出溶媒としては、ヘキサン−
酢酸エチル混液、ジクロロメタン−酢酸エチル混液など
があげられる。
R1が第1ないし3級のアミノ基である場合、化合物[
+]の塩は上記製造法自体で得られることもあるが、必
要により、無機酸または有機酸を添加して製造すること
もできる。
R1が第4級アンモニウム基である場合、必要により陰
イオン(X″″)を、陰イオン交換樹脂などにより他の
陰イオンに交換することもできる。
以上、化合物[1]の代表的な製造法を記したが、化合
物〔1コの製造法はこれらの方法のみに限定されるもの
ではない。
作用 本発明化合物の抗腫瘍作用を試験例に示す。
化合物[1]は腫傷細胞に対する殺細胞作用が顕著であ
り、また、担がん動物に対する投与においても効果的な
抗腫瘍効果を示す。さらに、血小板活性化作用(PAF
作用)を有さず、従って、PAF作用に基づく副作用(
例、血小板凝集作用、血圧降下作用等)を示さない。
化合物[1Fおよびその塩の投与方法、投与ルート、投
与量は投与対象・症状に応じて適宜選択できるが、哺乳
動物に対する投与量は、通常化合物[11として0.1
〜150mg/kg(体重)/日程度、好ましくは2〜
40mg/kg体重/日程度である。
投与回数としては、当該薬剤を1日1〜3回に分割投与
、または2〜7日間隔で適用することができる。また、
組織における薬物濃度を長時間必要水準に持続させるた
めに長時間かけて点滴静注することも可能である。非経
口ルートにおける薬物投与で血清アルブミンや各種グロ
ブリンなどを併用すると薬効は影響されず組織(局所)
障害の防止など安全性の一層の向上が期待できる。
化合物[I]およびその塩は親水性、a油性ともに優れ
た性状を有し、毒性も低いので、そのまま粉末剤として
、または適当な剤型の医薬組成物として、哺乳動物に対
して経口的または非経口的に安全に投与することができ
る。
投与に用いられる医薬組成物は、有効量の化合物[1]
またはその塩と薬理学的に許容されうる担体もしくは賦
形剤とを含むものである。
本発明による非経口投与のための注射剤とじては、無菌
の水性または非水性の溶液剤、懸濁剤、乳濁剤を包含す
る。水性の溶液剤、懸濁剤としては例えば注射用蒸留水
及び生理食塩水が含まれる。
非水性の溶液剤、懸濁剤としては、例えばインドラリピ
ッドやプロピレングリコール、ポリエチレングリコール
、オリーブ油のような植物油、エタノールのようなアル
コール類、ポリソルベート80等がある。このような組
成物は、さらに防腐剤、湿潤剤、乳化剤、分散剤のよう
な補助剤を含んでもよく、水性注射剤の場合、ブドウ糖
、血清アルブミン、血清(漿)グロブリンなど補助剤等
を含有してもよい。これらは例えばバクテリア保留フィ
ルターを通する過、殺菌剤の配合または紫外線照射によ
って無菌化される。これらはまた無菌の固体組成物を製
造し、使用前に無菌水または無菌の注射用溶媒に溶解し
て使用することもできる。
錠剤、カプセル剤等も常法に従って調製しうる。
これらの固体組成物においては、化合物[1]またはそ
の塩が、少なくともひとつの不活性な担体。
賦形剤、例えば乳糖、マンニトール、ブドウ糖、ヒドロ
キシプロピルセルロース、微結晶セルロース、デンプン
などと混合される。組成物は、常法に従って、不活性な
担体、賦形剤以外の添加剤、例えばステアリン酸マグネ
シウムのような潤滑剤や繊維素グルコン酸カルシウムの
ような崩壊剤を含有していてもよい。
実施例 以下に実施例、参考例を示して本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
参考例1 3−(オクタデシルオキシ)プロピル メタンスルホネ
ートの合成 3−(オクタデシルオキシ)プロパツール8.0gをジ
クロルメタン501R1に溶解し、水冷下、塩化メタン
スルホニル4.18gおよびトリエチルアミン5.1−
を加える。室温で1時間かきまぜたのち、反応液を水1
重曹水で洗い乾燥後減圧上溶媒を留去して表題化合物9
.7gを得る。
I rt(KBr)am−’: 2925.2852,
1468,1352,1330゜1162.112G、
970,952,948N M R(90M Hz、 
CD Cls)δ: 0.87(38,t)、1.25
(3211、m) 、 1.95(211,m) 、 
2.97(3H,s) 、 3.3−3.85(48,
m) 。
4.33(21+、t) 参考例2 4−[3−(オクタデシルオキシ)プロポキシ]ブタノ
ールの合成 水素化ナトリウム1.2gをジメチルスルホキシド50
鑓中70℃で10分間加熱し、1.4−ブタンジオール
4.5gを加えてさらに1時間加熱する。この反応液に
、参考例!で得られる3−(オクタデシルオキシ)プロ
ピル メタンスルホネー)4.06gのジメチルスルホ
キシド溶液(15d)を滴下し、70℃で1時間かき混
ぜる。反応液を冷水中に加え、ヘキサンおよび酢酸エチ
ルの混液にて抽出する。抽出液を水洗後乾燥し、減圧下
溶媒を留去し残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに
付して精製すると表題化合物2.2gが得られる。
I R(KBr)c+s−’: 3425,3350.
2925.2g52,1492゜1470.1372,
1350,1120.96ON M It (90M 
Hz、 CD C1s)δ: 0,87(311,t)
、1.1−2.1(3811,m)、3.1−3.6(
1011,a+)参考例3 4−[3−(オクタデシルオキシ)プロボキシコブヂル
 メタンスルホネートの合成 参考例2で得られるアルコール体2.2gを用い、参考
例1と同様の方法でメシル化をおこなうと表題化合物2
.6gが得られる。
I R(KBr)cll−’: 2925,2g50,
1468.1350.1330゜1160.1120,
970,95O N M R(90M Hz、 CD CI 3)δ: 
0.8?(311,L)、1.1−2、1(3811,
m) 、 2.97 (3H,s) 、 3.1−3.
8(3H,m) 、 4.3(211゜t) 実施例1 N−[4−[3−(オクタデシルオキシ)プロポキシコ
ブチル]−N、N、N−トリメチルアンモニウムメタン
スルホネートの合成 参禽例3で得られるメシル体1.3gをトリメチルアミ
ン2gを含むトルエン1011tlに溶解し、室温で、
3日間さらに40℃で8時間かき混ぜる。
反応液を濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィ
ー(溶出液:クロロホルム−メタノール−水:65:2
5:4)に付して精製する。クロロホルム−アセトンよ
り再沈殿をおこなうと無色粉末状の表題化合物1.0g
が得られる。
I R(KBr)cm−’: 2925,2g55,1
470.1210.1190゜1115.106O N M R(90M Hz、 CD Cla)δ: 0
.8?(311,t)、1.25(3211,a) 、
 1.4−2.0(6H,m) 、 2.73(3H,
s) 、 3.31(98゜s)、3.25−3.65
(1011,m)実施例2 N−[4−[3−(オクタデシルオキシ)プロポキシ]
ブチル]ピリジニウム メタンスルホネートの合成 参考例3で得られるメシル体1.3gをピリジン6dに
溶解し、80℃で16時間加熱する。反応液を濃縮し、
残留物をクロロホルム−アセトンより再沈殿すると表題
化合物1.36gが得られる。
I R(K B r)cm″″’: 2915,285
0.1630.148g、1465゜1370.120
5,1190,1110,1050.785N M R
(90M Hz、 CD CIs)δ: 0.87(3
H,t)、1.25(:(211,m)、 1.4−2
.25(6H,m) 、 2.75(311,s) 、
 3.3−3.55(811,m) 、 4.90(2
11,t) 、 8.07(211) 、 8.45(
III) 、 9.26(2+り 参考例4 !−ジブロム−6−3−(オクタデシルオキシ)プロポ
キシ]ヘキサンの合成 3−(オクタデシルオキシ)プロパツール5.0g。
1.6−ジブロムヘキサン11.1gおよびセヂルトリ
メヂルアンモニウムクロリド0.97gをトルエン60
−に入れ、50%水酸化ナトリウム水溶液12.2gを
加えて80”C,7時間かきまぜる。
反応終了後、分液して有機層を採取し、水層はn−ヘキ
サンで抽出する。有機層をあわせ、希塩酸で洗ったのち
、乾燥、濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィ
ーに付して精製すると無色固体の表題化合物2.44g
が得られる。
I R(Hlm)c+e−’:  2940,2870
.1470.1370,1120゜N M R(90M
 HZ、 CD CI3)δ: Q、86(3H)、1
.02−2.19(4211)、3.12−3.62(
1011)参考例5 1−ブロム−3−[3−(オクタデシルオキシ)プロポ
キシ]プロパンの合成 3−(オクタデシルオキシ)プロパツール5g、1゜3
−ジブロムプロパン9.2gおよびセチルトリメチルア
ンモニウムクロリド0.97gを用い、参考例4と同様
の反応および後処理をおこなうと表題化合物0.53g
が得られる。
I n(film)ca+−’: 2940,2870
.1470,1370.112ON M R(9(IM
 Hz、 CD CI s)δ: 0J8(311)、
1.03−2.27(3611)、3.23−3.67
(10+1)実施例3 6−[3−(オクタデシルオキシ)プロボキシコへキシ
ル−N、N、N−トリメチルアンモニウム プロミドの
合成 参考例4で得られるブロム体1.45gをトリメチルア
ミン2gを含むトルエンlロー中で、50℃、63時間
かきまぜる。減圧下反応液を濃縮し、残留物をクロロホ
ルム−アセトン−エーテル混液から再沈殿すると、無色
粉末状の表題化合物1.43gが得られる。
I n (CI(CIs)cm″″l: 2920,2
850,1460.13B0,1220゜N M R(
90M I−1z、 CD CL)δ: 0.87(3
11)、1.07−1.97(4211)、3.27〜
3.76(1011)、3.45(9+1)実施例4 3−[3−(オクタデシルオキシ)プロポキシ]プロピ
ル−N、N、N−トリメチルアンモニウム プロミドの
合成 参考例5で得られるブロム体0.44gを用い、実施例
3と同様の反応をおこなうと表題化合物0.35gが得
られる。
I n (CHCIs)cm−’ : 2920.28
50.1460.1370.1220゜N M l’l
 (90M Hz、 CD Cis)δ: 0.85(
311)、1.12−2.25(3B+1)、3.22
−3.82(1011)、3.48(9+1)参考例6 1−ブロム−8−[3−(オクタデシルオキシ)プロボ
キシコオクタンの合成 3−(オクタデシルオキシ)プロパツール5g、1゜8
−ジブロムオクタン12.7g、セチルトリメチルアン
モニウムクロリド0.96gおよび50%水酸化ナトリ
ウム12gを用いて参考例4と同様の反応を行なうと無
色固体の標題化合物4.2gが得られる。
I fl(KBr)ca−’: 2925,2850,
1490,1462.1380゜11O NMn(90MHz、CDCl5)δ: 0.8?(3
11,t)、1.10−2.0(46H劃)、3.36
−3.73(lOH,+s)参考例7 1−ブロム−5−[3−(オクタデシルオキシ)プロボ
キシコペンタンの合成 3−(オクタデシルオキシ)プロパツール5g、1゜5
−ジブロムペンタン10.8g、セチルトリメチルアン
モニウムクロリド0.96gおよび50%水酸化ナトリ
ウム12gを用いて参考例4と同様の反応および後処理
を行なうと無色ワックス状の標題化合物3.75gが得
られる。
I n(KBr)cm−’:  2930.2g5Q、
1490,1468,1370゜NMR(90MHz、
CD Cl3)δ:  0.8?(311,t)、1.
0−2.0(4011,*)、3.25−3.56(1
011,s)実施fpJ5 N−[8−[3−(オクタデシルオキシ)プロポキシ]
オクチル]−N、N、N−)リメチルアンモニウム ク
ロリドの合成 参考例6で得られるl−ブロム−8−[3−(オクタデ
シルオキシ)プロボキシコオクタン1.2gをジオキサ
ン15dにとかし30%トリメチルアミン水溶液5TR
1を加えて60℃で20時間加熱する。
反応液を濃縮し、残留物をジクロルメタンに溶解して飽
和食塩水で洗ったのち乾燥、濃縮する。残留物をクロロ
ホルム−アセトンから再沈澱すると無色粉末状の標題化
合物1.06gが得られる。
I n (K B r)am−’ : 3430,29
25.2g52.1492.1485゜1380.11
12 N M R(90M HZ、 CD C13)δ: 0
.87(311,t)、1.0−1.90(5411,
+a)、3.45(911,s)、3.26−3.70
(1011,m)実施例6 N−[8−[3−(オクタデシルオキシ)プロポキシ]
オクチル]チアゾリウム クロリドの合成参考例6で得
られるl−ブロム−8−[3−(オクタデシルオキシ)
プロポキシ]オクタン0.30gをチアゾール2−中8
0℃13時間加熱する。反応液を濃縮し、残留物をジク
ロルメタンに溶解して飽和食塩水で洗つたのち乾燥、濃
縮する。残留物をクロロホルム−アセトンから再沈澱す
ると淡褐色粉末状の標題化合物0.22gが得られる。
r  R(K B r)as−’ :  2925.2
852,1645,1550,1495゜1468.1
380.1118 NMR(90MHz、CDC15)δ: 0.87(3
11,t)、1.1−2、1(4611,m) 、 3
.25−3.60(811,m) 、 4.84(2H
,t) 、 8.33(28)、11.50(IH) 実施例7 N−(5−[3−(オクタデシルオキシ)プロポキシ]
ペンチル]−N、N、N−トリメチルアンモニウム ク
ロリドの合成 参考例7で得られるl−ブロム−8−[3−(オクタデ
シルオキシ)プロポキシ]ペンタン15gをトリメチル
アミン1.2gを含むトルエン6klに溶解し50℃で
24時間攪拌する。反応液を濃縮し、残留物をジクロル
メタンに溶解して飽和食塩水で洗ったのち乾燥、濃縮す
る。残留物をクロロホルム−アセトンから再沈澱すると
無色固体の5m化合物1.50gが得られる。
I  R(KBr)cm−’ 二 345G、2925
,2852.14g0,1465゜1380.1115
” NMR(90MHz、CDC1a)δ: 0.87(3
■、L)、1.0−2.0(401,1)、3.20−
3.70(IOJ(、m)、3.48(9H,S)実施
例8 N−[5−[3−(オクタデシルオキシ)プロポキシ]
ペンチル]ピリジニウム クロリドの合成参考例7で得
られるI−ブロム−5−13−Cオクタデシルオキシ)
プロポキシ]ペンタン1.5gをピリジン4−に溶解し
90℃で15時間攪拌する。
反応液を濃縮し、残留物をジクロルメタンに溶解して飽
和食塩水で洗ったのち乾燥、濃縮する。残留物をクロロ
ホルム−アセトンから再沈澱すると無色固体の標題化合
物0.90gが得られる。
11N(K Br)cm−’: 3425.2925.
2g52,1632,1490゜1464.1380.
1115 N M R(90M HZ、 CD CI@)δ: 0
,87(3H,t)、1.10−2.4 (4011,
m) 、 3.30−3.56(8H,m) 、 5.
21(21f t) 、 8.33(211)、8.5
0(Ill)、9.63(21,d)実施例9 1−N−[6−[3−(オクタデシルオキシ)プロポキ
シ]へキシルコビリジニオー3−カルボキシレートの合
成 参考例4で得られるl−ブロム−6−[3−(オクタデ
シルオキシ)プロポキシ]ヘキサン1.Ogをニコチン
酸エチル0.66gとともに90’CI9時間加熱する
。冷却後反応液にエーテルを加えて析出物を濾取すると
、l −N−[6−[3−(オクタデシルオキシ)プロ
ポキシ]へキシル]−3−エトキシカルボニルピリジニ
ウム プロミドt 、Ogが得られる。この化合物をメ
タノール25−中でかきまぜながら2N水酸化ナトリウ
ム4Mlを加え。
室温で20分間攪拌する。反応液をIN塩酸で中和し、
減圧下濃縮したのちジクロルメタンで抽出し、飽和食塩
水で洗う。乾燥、濃縮した後、残留物をシリカゲルクロ
マトグラフィーに付して精製しくクロロホルム−メタノ
ール−水=65:25:4)さらに、クロロホルム−ア
セトンより再沈澱を行なうと、淡黄色粉末状の標題化合
物0.63gが得られる。
I  R(KBr)cm−’ 二 3440.2950
.2852.14g5,1466゜1380、1118 N M R(90M Hz、 CD CIs)δ: 0
.8?(3H,t)、1.l−1,2(4211,m)
 、 3.20−3.57 (811,m) 、 4.
92(211,br−t) 。
7.94(IH,t)、8.97(2+1.d)、94
8(Ills)発明の効果 本発明化合物の効果を試験例により詳述する。
試験例1 本発明化合物のヒト骨髄性白血病細胞(HL−60)に
対する増殖抑制効果を表1に示す。測定は下記の逮りお
こなった。
HL−60細胞(ヒト白血病細胞株)を供試化合物を含
むGTT培地(和光純薬)に懸濁(2X10’個/d)
し、96穴マイクロウエルプレートに各式0.2dづつ
接種した。37℃、5%CO2の条件下で20時間静置
培養し、lμCiの[′H]チミジン(5Ci/ mm
ol)を加え、更に4時間培養を続けた。細胞内へのチ
ミジンの取込みを測定するために、酸不溶性画分をグラ
スフィルターにて捕集し、その放射活性を液体シンチレ
ーションカウンターにより測定した。細胞内へ取込まれ
る放射活性を無処理対照群の50%に減少させるのに要
した薬物濃度をその化合物のIC,。値とした。
表  1 試験例2 実施例化合物の抗腫瘍作用 ICnマウス(1群5匹)にマウスあたり1×105個
のザルコーマ180細胞を腹腔内に移植した。ついで、
生理食塩水に溶解した化合物0.33mg/マウスを1
時間後、1日後、2日後の計3回、腹腔内投与した。薬
物を投与しない対照群に対する生命延長率および試験開
始後600日目生存敗を表2に示す。
試験例3 C31−1/ Heマウス(1群5匹)にマウス1匹あ
たりlXl0’個のMM46細胞を腹腔内に移植し、移
植翌々日から4日間、薬物0.25mg/マウスを腹腔
内に投与した。薬物を投与しない対照群に対する薬物投
与群の死亡マウスに関する生命延長率(但し、生存日数
が60日未満のマウスについてのみ計算)及びMM46
の移植後600日目生存画数を表3に示す。
試験例4 実施例化合物の抗腫瘍作用 ICnマウス(−群6匹)にマウスあたりl×10’個
のザルコーマ180細胞を側音部皮下に移植した。生理
食塩水に溶解した供試化合物0.3mg/マウスを8日
目から9回(8−’10.13−17.20日)にわた
って経口投与した。
211日目腫瘍部位を摘出して重量を測定した。
薬物を投与しない対照群に対する薬物投与群の腫瘍重量
の比率(T/C)を表4に示す。
表4 以上述べた通り、本発明は抗腫瘍剤として有効な薬物を
提供するものである。
代理人  弁理士  岩 1)  弘

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 式 R^1−OCH_2CH_2CH_2O−(CH_2)
    _n−R^2〔式中、R^1は高級アルキル基を示し、
    R^2は第1ないし第3級のアミノ基または第4級アン
    モニウム基を示し、nは3〜10の整数を示す〕で表わ
    される化合物およびその塩。
JP20169188A 1987-08-18 1988-08-11 プロパンジオール誘導体 Pending JPH01139552A (ja)

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JP20479587 1987-08-18
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