JPH01138079A - 摩擦溶接法 - Google Patents

摩擦溶接法

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JPH01138079A
JPH01138079A JP29546187A JP29546187A JPH01138079A JP H01138079 A JPH01138079 A JP H01138079A JP 29546187 A JP29546187 A JP 29546187A JP 29546187 A JP29546187 A JP 29546187A JP H01138079 A JPH01138079 A JP H01138079A
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Tsugio Ueno
上野 二男
Masafumi Tamura
雅史 田村
Hitoshi Umibe
海部 等
Akira Takeshima
竹嶋 彰
Hideki Komori
秀樹 小森
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は2つの部材の端面を接触させた状態で相対的に
回転させ、発生した摩擦熱で両部材を接合する摩擦溶接
法に関する。
(従来の技術) 摩擦溶接法には大別してブレーキ方式とイナーシャ方式
とがあり、前者はスピンドルの回転を停止してからアプ
セット圧力を加え、後者はスピンドルの回転を徐々に減
速して停止せしめる間にアプセット圧力を加えるように
している。そして、いずれの方式にあってもアプセット
圧力を加えたことによる部材の寄り代が一定てないと製
品寸法にバラツキが生じることとなる。
これを解消する手段として特開昭55−92284号及
び特公昭59−45472号に開示されるものが知られ
ている。
特開昭55−92284号に開示される手段は、互いに
接合される2つの部材の接触時点を両部材に通電するこ
とで検出し、この時点を基準として2つのタイマーを用
いてスピンドルの回転停止とアプセットを行うようにし
たものであり、特公昭59−45472号に開示される
手段は、互いに接合される2つの部材の接触位置を検出
し、この位置を基準として一方の部材の他方の部材側へ
の穆動量を連続的に検出し、当該移動量が設定量となっ
た時にスピンドルの回転停止とアプセットを行うように
したものである。
(発明が解決しようとする問題点) 上述した従来方法にあってはいずれの方法を採用すると
しても、両部材の接触時点又は接触位置を検出し、これ
を記憶しなければならず、この時点又は位置を基準とし
て作動するタイマー或いは機械的な変位量の測定手段が
必要となり、装置自体の機構が複雑となる。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく本発明は、互いに接合される部
材の寄り代が両部材間に通電することで測定される抵抗
値と対応することを利用し、当該抵抗値を基準としてス
ピンドルの回転を停止するようにした。
(作用) イナーシャ方式であれば、抵抗値が設定値となった時点
からスピンドルの回転を徐々に減速するとともにアプセ
ット圧力をかけ、ブレーキ方式であれは、抵抗値が設定
値となった時点でスピンドルの回転を停止し、この後ア
プセット圧力をかける。
(実施例) 以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図は本発明方法を実施する摩擦溶接装置の全体図、
第2図は互いに接合される部材に通電した場合の抵抗値
と寄り代等との関係を示すグラフである。
摩擦溶接装置はベース1上に固定ユニット10とスピン
ドル20を設けている。
固定ユニット10はチャック本体11に対しセラミック
12によって絶縁されたチャック爪13.13を取付け
、このチャック爪13.13にて互いに接合される一方
の部材としての傘ワークW1を保持するようにし、この
傘ワークW1の端面をセラミツつて絶縁された当金14
にて支持し、更にチャック爪13については導電スイッ
チ15を介してコントローラに接続している。
一方、スピンドルユニット20はベース1に設りたレー
ル2に移動台21のスライダ22を係合し、アプセット
用シリンダユニット23の作動により移動台21が図中
左右方向に進退動をなすようにしている。
移動台21にはACスピンドルモータ24によって回転
せしめられるスピンドルユニット25を固定し、このス
ピンドルユニット25内に互いに接合される他方の部材
としてのステムワークW2を保持するコレットチャック
26を設け、このコレットチャック26を移動台21の
後部に固設したシリンダユニット27にて開閉するよう
にしている。またスピンドルユニット25の後端部には
スリップリング28を嵌合し、このスリップリング28
に導電スイッチ29を取付け、この導電スイッチ29を
介して前記ステムワークW2をコントローラに接続して
いる。尚、移動台21の移動量についてはマグネスケー
ル30にて測定するようにしている。
以上において、傘ワークW1とステムワークW2とを摩
擦溶接するには、アプセット用シリンダユニット23に
よって移動台21を図中右方へ後退させた状態で、チャ
ック爪13.13にて傘ワークW1を把持し、コレット
チャック26にてステムワークW2を把持し、スピンド
ルモータ24の駆動でステムワークW2を回転せしめる
とともにアプセット用シリンダユニット23によってス
テムワークW2を傘ワークW1方向に前進させ、両者の
端面を接触させつつ回転せしめ、この際発生する熱によ
って端面を加熱し、且つアプセット用シリンダユニット
23によってアブセット力を加えて圧接する。
ところで上記の接合過程において、本発明にあってはス
ピンドルモータ24の回転停止或いは減速開始時点をワ
ークW1.W2への通電によって測定される抵抗値に基
いて行っている。
この具体的な内容を第2図に基いて説明する。
第2図は横軸を時間、縦軸をそれぞれ電気抵抗値、寄り
代(マグネスケールの移動量)、スピンドルモータの回
転数及びワーク接触面の温度とし、図中の線分aは電気
抵抗値を、線分すは寄り代を、線分Cはスピンドルモー
タの回転数を、線分dについてはワーク接触面の温度を
時間の経過とともに表わしたものである。
第2図から分るように、ワークWl、W2を接触させる
前の状態では線分d1に示すようにワークの温度は一定
であるか、接触した後は回転による摩擦熱により線分d
2に示すようにワーク接触面の温度は徐々に上昇する。
一方、ワークWl、W2か接触するまでは線分a1に示
すように両者は絶縁状態にあるが、ワークWl、W2が
接触した時点a3において一旦電気抵抗値は略ゼロとな
り、この後温度の上昇とともに線分a2に示すように電
気抵抗値も徐々に上昇する。そして、接触端面を加熱し
た状態でワークWl、W2を押圧すると線分すに示すよ
うに徐々に寄り代が増大する。つまりワークの接触面の
温度、電気抵抗値及び寄り代は互いに対応関係かあり、
目標とする寄り代b1となるときの抵抗値は一義的に定
まり、この抵抗値をR1とすると、スピンドルモータ2
4の回転が抵抗値がR1となる時点で停止するようにす
ればよい。
抵抗値がR1となる時点でスピンドルそ一タ24を停止
せしめるには、イナーシャ方式にあってはスピンドルモ
ータ24を01の時点から徐々に減速ずれはよく、この
ためには抵抗値がR2となった時点がclであるとして
スピンドルモータ24の減速を開始すれはよい。
即ち、目標とする寄り代を設定すれば、この寄り代に対
応する抵抗値R1が定まり、この抵抗値R1か分かれば
、スピンドルモータの減速開始時点を決めることができ
、このスピンドルモータの減速開始時点については抵抗
値R2によって判断することかできる。したがって通電
によって測定している抵抗値がR2となった時点でスピ
ンドルモータ24の減速を開始するようにすれば、モー
タが停止した時点て設定した寄り代となっている。
尚、実施例にあってはイナーシャ方式の摩擦溶接法を示
したが、ブレーキ方式の場合には、抵抗値が設定値とな
った時点てスピンドルモータの回転を停止し、次いてア
プセット圧力を加えるようにする。
(発明の効果) 以上説明した如く、本発明によればワーク間に通電した
場合の抵抗値と寄り代とが対応関係となることを利用し
、抵抗値を基準としてスピンドル千−夕の回転を停止せ
しめるようにしたので、寄り代の量を一定にすることが
でき、しかも従来の如くワークの接触時点或いは接触位
置を検出する必要がないので、機構の簡略化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施に用いる摩擦溶接装置の全体
図、第2図はワークに通電した際の抵抗値と寄り代等と
の関係を示すグラフである。 尚、図面中10は固定ユニット、20はスピンドルユニ
ット、23はアプセット用シリンダユニット、24はス
ピンドルモータ、Wl、W2は互いに接合される部材で
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  2つの部材の端面を接触させた状態で、一方の部材を
    他方の部材に対してスピンドルによって相対回転させつ
    つ押圧し、両部材の端面に摩擦熱を発生せしめて両部材
    を接合するようにした摩擦溶接法において、前記部材間
    には通電を行い、摩擦熱による部材温度の上昇とともに
    高くなる抵抗値を測定し、この抵抗値が設定値となる時
    点でスピンドルの回転を停止するようにしたことを特徴
    とする摩擦溶接法。
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JPH0661632B2 JPH0661632B2 (ja) 1994-08-17

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