JPH01137682A - 超電導スイッチング素子 - Google Patents

超電導スイッチング素子

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JPH01137682A
JPH01137682A JP62296508A JP29650887A JPH01137682A JP H01137682 A JPH01137682 A JP H01137682A JP 62296508 A JP62296508 A JP 62296508A JP 29650887 A JP29650887 A JP 29650887A JP H01137682 A JPH01137682 A JP H01137682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
superconductor
magnetic field
interlayer insulating
insulating film
superconducting
Prior art date
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Pending
Application number
JP62296508A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Eda
江田 和生
Tetsuji Miwa
哲司 三輪
Yutaka Taguchi
豊 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁場によりスイッチングする超電導スイッチ
ング素子に関するものである。
従来の技術 従来、超電4体を利用するスイッチング素子として、ジ
ョセフソン素子が知られている。ジョセフソン素子は、
第4図に示すように、2つの超電導体を薄い絶縁膜で分
離した構造からなっている。
第4図において、21はNbなどの超電導体、22は酸
化ニオブなどの絶縁体、23は基板である。極低温にお
いて、Nb、21は超電導状態にある。この時のジョセ
フソン素子の電fi(1)−電圧(V)特性は、絶縁体
両端の超電導体のトンネル効果により第5図のようにな
る。したがって、2端子のスイッチング素子として利用
できる。スイッチングは電流を変えることによって、も
しくは接合に磁場を加えることによって行う。磁場を加
える方法として、磁場を形成するための導線をその近傍
に配置し、そこに電流を流すことにより発生する磁場で
、零電圧状態を保つ最大電流値を制御し、スイッチング
を行わせるものもある。
発明が解決しようとする問題点 しかし従来のジョセフソン素子では、リーク電流が多い
、磁場によるスイッチングを行う場合、しきい値の制御
が難しいなどの問題があった。
本発明はかかる点に鑑みなされたもので、リーク電流の
少ない、磁場しきい値の制御しゃすい超電導スイッチン
グ素子を提供することを目的としている。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するため、第1の超電導体を
、薄い層間絶縁膜を介して第1の超電導体よりも臨界磁
場の高い超電導体で挟んだ構造から成るものである。
作用 本発明は、前記したように、薄い層間絶縁膜を介して挾
まれた第1の超電導体の超電導−常電導遷移を磁場で引
き起こす現象を用いるため、リーク電流が少なく、スイ
ッチングする磁場の制御が容易である。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を用いて説明する
スパッタリング法を用い、チタン酸ストロンチウム基板
上に、約2μmのY1Ba2Cu3酸化物薄膜、約80
人の酸化ジルコニウム薄膜、約2pmのLa1.5sB
aa、+sCu+酸化物薄膜、約80人の酸化ジルコニ
ウム薄膜、約2μmのY、Ba2Cu3酸化物薄膜を形
成した。その後酸素中で熱処理を行い超電導化した。そ
の構造を第1図に示す。第1図において、1はチタン酸
ストロンチウム基板、2はその上に形成した第2の超電
導体であるY、Ba2Cu3#I化物薄膜、3は酸化ジ
ルコニウム薄膜、4は第1の超電導体であるLa+、5
sBao、+sCu+酸化物薄膜、5は酸化ジルコニウ
ム薄膜、6は第2の超電導体であるY、Ba2Cu8酸
化物薄膜である。すなわち第1の超電導体を、薄い層間
絶縁膜を介して、それより臨界磁場の大きい第2の超電
導体で挾む構造となっている。
各超電導体には電極?、8.9が形成されており、それ
ぞれの超電導体に適当なバイアス電圧を加えることがで
きる。
Y、Ba2Cus酸化物は、約90にで超電導体となり
、その臨界磁場は80テスラ(T)以上の第2種超電導
体である。第2種超電導体とは、超電導状態を保ちなが
ら、磁場の超電導体内部への侵入が可能な超電導体のこ
とである。
La+、5sBao、+sCu+酸化物は、約30にで
超電導体となり、その臨界磁場は50テスラM程度の第
2種超電導体である。したがって、このような構造の素
子を30に以下に冷却すれば、3つの超電導体が薄い層
間絶縁膜で分離された状態となっている。層間絶縁膜を
トンネル可能な厚み以下としておけば、トンネル電流が
流れる。したがって第1の超電導体と第2の超電導体と
の間で、通常のジョセフソン素子と同じt−V特性が得
られる。この様子を第2図Aに示す。この接合に零電圧
を保つ最大電流以上を流すと、もはや零電圧は保たれず
、接合両端に電圧が発生する。この状態を第2図Bとす
る。この接合に磁場をかけていく、第1の超電導体の臨
界磁場以上を加えると、常電導状態に急速に遷移する1
a1.5sBao、 +sCu+酸化物は、常電導状態
では、エネルギーギャップが超電導状態の時よりもはる
かに大きくなる。そのためY HB a 2 Cu a
酸化物からYa+、 m5Bao、 +5CLI+酸化
物への電子のトンネルができなくなり、電流が流れなく
なる。これにより電子のトンネル状態が変るとともに、
常電導状態の抵抗値は非常に高いので、電流はこの抵抗
によっても制限される。
その時のI−V特性を第2図Cに示す、したがって定電
圧を接合に加えていた場合、回路に流れる電流はDに対
応した値に減少し、負荷に抵抗を用いていれば、その両
端の電圧は急速に低下する。
定電流を流していた場合は、直線Cにおいて、Bの電流
に対応する電圧が接合両端に発生する。いずれにしても
スイッチングを行うことができる。
Ln+ Ba2 Cua酸化物(ただしLnは、Nd、
  Sm、  Eu、  Gd、  Tb、  Dy、
  Ho。
Er、7m、Yb、Luの少なくとも一つ)超電導体は
すべて臨界温度90に、臨界磁場80テスラ以上の第2
種超電導体となる。またLa+、5s−Aeo−ls 
 Cu、酸化物(ただしASは、Ba。
Sr、Caのうちの少なくとも一つ以上)は、すべて臨
界温度30に程度、臨界磁場がLn+BazCut酸化
物超電導体よりも低い超電導体である。したがって実施
例の構成において、第1の超電導体にL n 1B a
 2 C1)3酸化物超電導体を、第2の超電導体にL
a1.ss  Aeo、ls  Cu+酸化物超電導体
を用いることにより、実施例と同様のスイッチング動作
の得られることは明らかである。
Ln、Ba2Cu3酸化物において、BaをSrに置換
していっても、はぼ類催の特性を有する超電導体が得ら
れる。したがって第2の超1i導体として、Bat−3
rに置換したものを用いても同様の効果の得られること
は明らかである。
磁場の加え方として、本実施例の構造の素子の近傍に導
線を設け、これに電流を流すことによって発生される磁
場を用いることができる。この導線に電流を流したり、
切ったりすることにより、スイッチングを制御すること
ができる。
各超電導体には電極が形成してあり、それぞれの超電導
体にバイアス電圧を加えることができる。
これによりスイッチングの電流値もしくは電圧値の制御
が極めて容易となる。
第3図は本実施例の素子において、超電導体6を最も高
い電位に、超電導体2を最も低い電位に、超電導体4を
その中間の電位になるように、各超電導体電極にバイア
ス電圧を加えた場合のエネルギーバンド図である。超電
導体は超電導状態においてエネルギーギャップが存在し
、通常の半導体と同様に、価電子帯、禁制帯、導電帯で
表すことができる。3.5は層間絶縁膜である。いま超
電導体2の価電子帯が、超電導体4の導電帯の底よりも
上になるように、また超電導体4の価電子帯が、超電導
体6の導電帯の底よりも上になるようにバイアスしたと
する。すると超電導体2の価電子帯から超電導体4の導
電帯へのトンネルが可能となり、多量の電子が超電導体
2から超1i導体4へ注入される。超電導体4に注入さ
れた電子は、エネルギーを超電導体4の中で失わなけれ
ば、そのまま超1i導体6の導電帯へトンネル注入され
る。
エネルギーを失って超電導体4の価電子帯に落ちたとし
ても、超電導体4の価電子帯から超電導体6の導電帯へ
のトンネルが可能であり、いずれにしても多量の電子が
超電導体6に注入される。したがってこのようなバイア
ス状態で磁場を加え、超電導体4を超電導状態から常電
導状態に遷移させることにより、電流にスイッチングを
行うことができる。もし超電導体4の電位をもう少し高
くし、超電導体4の導電帯の底が、超電導体2の価電子
帯よりも上にくるようにしておくと、磁場がない時にも
電流は流れない。この例かられかるように各超電導体の
バイアス電位を調整することにより、電流および磁場に
よる制御性の自由度がより増す。超電導体4の電位を変
えることによってスイッチング制御のできる状態にバイ
アスしておけば一種の増幅も可能である。
発明の効果 以上述べたごと(、本発明の方法によれば、臨界磁場の
異なる超電導体同志のトンネル接合を利用するので、磁
場の制御が容易である。またオフ時には、2つの超電導
体の間を、2つの絶縁膜で挾まれた常電導体で分離する
ため、従来のジョセフソン素子のように一つの層間絶縁
膜で分離されたものよりも、はるかにリーク電流が少な
い。
本発明の効果は、第1の超電導体を、薄い層間絶縁膜を
介して、第1の超電導体よりも臨界磁場の高い超電導体
で挟んだ構造から得られるものであり、本実施例以外に
も、この構造を形成できる組合せは、多数考えられるが
、いずれについても適用できるものである。
また本実施例では、薄膜の厚みとして特定の値を用いた
が、層間絶縁膜の厚みは、トンネル効果の起る範囲内で
任意であり、また各超電導体薄膜の厚みもその形成可能
な範囲で任意である。
本実施例では、基板としてチタン酸ストロンチウム単結
晶を用いたが、超電導薄膜の形成できる基板であれば良
く、これに限られないことは、明らかである。
本実施例では、層間絶縁膜として酸化膜ジルコニウムを
用いたが、膜形成中ないしは形成後の熱処理などによっ
て、超電導膜と反応するようなものでなければ良く、こ
れに限られないことは明らかである。
以上述べたごとく、本発明は、第1の超電導体を薄い層
間絶縁膜を介して、第1の超電導体よりも臨界磁場の高
い超電導体で挟んだ構造からなり、リーク電流が少なく
、磁場制御の容易なスイッチング素子を提供するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構造の一実施例を示す断面図、第2図
は本発明の素子のI−V特性の一例を示すグラフ、第3
図は本実施例の素子のエネルギーバンド図の一例を示す
説明図、第4図は従来のジョセフソン素子の構造例を示
す断面図、第5図は従来のジョセフソン素子のT−V特
性を示すグラフである。 1・・・・・・チタン酸ストロンチウム基板、2・・・
・・・Y1Ba2 Cua酸化酸化物m型超電導体・・
・・・・層間絶縁膜、4−−La1.5sBao、+s
Cu+酸化物薄膜超電導体、5・・・・・・層間絶縁膜
、6・・・・・・Y、Ba2 Cua酸化物薄膜超電導
体、7,8゜9・・・・・・電極。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1の超電導体を、薄い層間絶縁膜を介して、第
    1の超電導体よりも臨界磁場の高い超電導体で挟んだ構
    造から成る磁場による超電導スイッチング素子。
  2. (2)第1の超電導体として、La−Ae(ただしAe
    は、Ba、Sr、Caの少なくとも一つ)−Cu酸化物
    を、第2の超電導体として、Ln(ただしLnは、Y、
    Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、T
    m、Yb、Luの少なくとも一つ)−Ae(ただしAe
    は、Ba、Srの少なくとも一つ)−Cu酸化物を用い
    たことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の超
    電導スイッチング素子。
  3. (3)それぞれの超電導体にバイアス電圧印加用端子を
    設けたことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載
    の超電導スイッチング素子。
JP62296508A 1987-11-25 1987-11-25 超電導スイッチング素子 Pending JPH01137682A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4010489A1 (de) * 1990-03-31 1991-10-02 Dornier Luftfahrt Supraleitendes element
US5376626A (en) * 1989-09-25 1994-12-27 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Magnetic field operated superconductor switch

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5376626A (en) * 1989-09-25 1994-12-27 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Magnetic field operated superconductor switch
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