JPH01137177A

JPH01137177A - 連続急速冷凍装置

Info

Publication number: JPH01137177A
Application number: JP29374887A
Authority: JP
Inventors: Kaoru Fujii; 薫藤井
Original assignee: Yamato Manufacturing Co Ltd; Daiwa Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Yamato Manufacturing Co Ltd; Daiwa Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1987-11-20
Filing date: 1987-11-20
Publication date: 1989-05-30
Also published as: JPH045913B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、冷凍液中に一部が配設された非凍結材料製
のエンドレスコンベアを用いて被冷凍物を凍結させる様
にした連続急速冷凍装置に関するものである。

（従来の技術）一般に、食品を製造する場合は、食品を急速に冷却して
、食品中の水分をできる限り微細な氷の結晶に変化させ
ることが、冷凍食品の食味等の品質を高める上で、或い
は経済性等の点で良いとされている。

この急速冷凍の技術としては、例えば冷風凍結（空気凍
結）、接触凍結、浸漬凍結、噴霧凍結等のに方法がある
。

（発明が解決しようとする問題点）この様な方法のうち一般には冷風凍結方法が多く用いら
れているが、この方法では機械設備も大きくなり、又、
ランニングコストも高くなるという問題があった。

また、浸漬凍結法では、冷凍食品を冷凍液槽の冷凍液中
に上方から挿入して一定時間おいた後に引き上げるもの
であるため、連続的な冷凍を行うことはできないもので
あった。

この点を解決するために、ベルトコンベア等の中間部を
冷凍液槽の冷凍液中に配設することにより、食品をベル
トコンベアで連続的に搬送しながら冷凍可能にすること
が考えらでいれる。しかし、この方法では、食品を冷凍
液槽の冷凍液中に浸漬した状態で一側から他側に搬送し
て排出する構成としているため、食品を一定時間冷凍液
中に浸漬しなければならず、装置が大型化するという問
題がある。

そこで、この発明は、小型の装置で急速冷凍を連続的に
行うことのできる連続急速冷凍装置を提供することを目
的とするものである。

（問題点を解決するための手段）この目的を達成するため、この発明は、一対の非凍結材
料製のエンドレスコンベアの同一方向移動部同士を近接
対向配置して、該同一方向移動部間に被冷凍物の搬送空
間を形成すると共に、前記同一方向移動部の中間部を冷
凍液槽の冷凍液中に配設して、前記搬送空間の一端搬入
口から前記同一方向移動部間に供給された被冷凍物を、
前記エンドレスコンベアの作動に伴い前記冷凍液中に浸
漬して冷凍した後に、前記搬送空間の他端排出口から排
出させる様にした連続急速冷凍装置であって、前記搬送空間は途中で搬入口側に反転させられていると
共に、前記排出口は搬入口側に配置されている連続急速
冷凍装置としたことを特徴とするものである。

（作　用）この様な構成によれば、一対のエンドレスコンベア間の
搬送空間に搬送された被冷凍物は、冷凍液槽の冷凍液中
を往復動させられて冷凍された後に、搬入口側に配置し
た排出口から排出される。

（実施例）以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図、第２図において、１は上方が開放する冷凍液槽
、２は冷凍液槽１の上方を覆うカバー、２ａはカバー２
の一端部に設けられた被冷凍物の投入口、２ｂは投入口
２ａの開閉をさせる蓋体である。

また、第２図中、３は冷凍液槽１内に充填した冷凍ブラ
イン液（冷凍液）、４は冷凍液槽■の一端壁１ａの外側
に装着されたシュート、５は冷凍液槽１の他端壁１ｂ下
部に設けられた冷凍液供給口、６は冷凍液槽１の他端壁
１ｂ下部に設けられた冷凍液排出口である。

冷凍液槽１とカバー２との間には非凍結材料製の第１．
第２のネットコンベアベルト７．８がエンドレスコンベ
アとして配設されていて、このネットコンベアベルト７
．８の両側部にはそれぞれエンドレスチェーン（図示せ
ず）が添設装着されている。

ネットコンベアベルト７のエンドレスチェーンはスプロ
ケット９，１ｏに掛は渡されていて、このスプロケット
９は冷凍液槽１の一端部上方外側に配置され、スプロケ
ット１０は冷凍液槽１の他端部１ｂ近傍内の冷凍ブライ
ン液３中に配設されている。

また、ネットコンベアベルト７の両側の図示しないエン
ドレスチェーンは、上部ガイドスプロケットＩｆ、　１
２により上端部近傍が下方がら支持され、冷凍液槽１の
一端部において冷凍ブライン液３中に配設した下部ガイ
ドスプロケット１３．１４により中間部が上方から支持
されている。しかも、スプロケット９〜１４は冷凍液槽
１の側ｉ１ｃ、　ｌｄに回転自在に保持されている。ま
た、支持構造により、ネットコンベアベルト７は、第２
図に示した如くクランク状に折曲されて、下部ガイドス
プロケット１３゜１４付近からスプロケット１０の間の
部分が冷凍ブライン液３中に位置させられている。さら
に、ネットコンベアベルト７の外側面には、幅方向に延
びる仕切板１５が回転方向に等ピッチで突設されている
。この様なネットコンベアベルト７はスプロケット９，
１１間では水平な冷凍物受部７ａを形成している。

ネットコンベアベルト７の中間傾斜部の上部を上下から
挟む位置には、ガイドスプロケット１６゜１７が配設さ
れている。また、下部ガイドスプロケット１３．１４に
は下部ガイドスプロケット１８．１９が一体に設けられ
、下部ガイドスプロケット１８．１９の上方にはガイド
スプロケット２０が配設されている。さらに、下部ガイ
ドスプロケット１９の斜め下方にはガイドスプロケット
２１が配設され、スプロケットｌＯにはスプロケット２
２が一体に設けられ、スプロケット２２と冷凍液槽１の
他端壁部１ｂとの間の上下部にはガイドスプロケット２
３．２４が配設されている。この様なガイドスプロケッ
ト１６〜２４も側壁１ｃ、　ｌｄに回転自在に保持され
ている。しかも、ガイドスプロケット１６．１７にはネ
ットコンベアベルト８の側部に添着したエンドレスチェ
ーン（図示せず）が掛は渡され、このエンドレスチェー
ンの中間部が上述のガイドスプロケット１８〜２４によ
りネットコンベアベルト７に沿うように支持されている
。これにより、ネットコンベアベルト８はネットコンベ
アベルト７の上下に沿って延びている。

しかも、カバー２の上部には駆動モータ２５が取り付け
られ、駆動モータ２５の出力軸には駆動スプロケット２
６が取り付けられ、スプロケット１０．２２には従動ス
プロケット２７が一体に設けられ、スプロケット２６．
２７にはドライブチェーン２８が掛は渡されている。

この様な構成によれば、駆動モータ２５を作動させて、
駆動スプロケット２６を第２図中時計方向に回転させる
ことにより、スプロケット１０．２２がドライブチェー
ン２８及びスプロケット２７を介して時コンベアベルト
７．８の対向させられた部分が同一方向に移動させられ
る。この様なネットコンベアベルト７．８の同一方向移
動部間には被冷凍物２９の搬送空間３０が形成されてい
る。この搬送空間３０は、冷凍ブライン液３中に向かっ
て下方に傾斜する上部傾斜部３０ａと、冷凍ブライン液
３中を冷凍液槽１の一端側から他端側に向かう上部水平
部３０ｂと、冷凍液槽１の他端側から一端側に向かう下
部水平部３０ｃと、冷凍液槽１の一端側からシュートの
上方に傾斜する下部傾斜部３０ｄとを此の順に連設した
構成となっている。そして、上部傾斜部３０ａ上端には
搬入口３１が設けられ、下部傾斜部３０ｄの上端には排
出口３２が形成されている。

次に、この様な構成の連続急速冷凍装置の作用を説明す
る。

この様な構成においては、駆動モータ２５を作動させて
駆動スプロケット２６を上述の如く第２図の時計方向に
回転させる一方、ネットコンベアベルト７の水平受部上
に被冷凍物２９を矢印３３の方向から供給する。これに
より、被冷凍物２９は、ネットコンベアベルト７．８の
回転に伴い、搬入口３１の部分で搬送空間３０内に入り
、ネットコンベアベルト７．８により上下から挟まれて
、上下方向へ移動できないようにされる。

この状態でネットコンベアベルト７．８が更に回転駆動
されると、被冷凍物２９は、まず上部傾斜部３０ａの部
分を冷凍ブライン液３中に向けて降下させられて冷凍ブ
ライン液３中に浸漬された後に、この浸漬状態で上部水
平部３０ｔ＋の部分を冷凍液槽１の一端側から他端側に
移動させられ、この冷凍液槽Ｉの他端側で反転させられ
る。この移動方向が反転させられた被冷凍物２９は、下
部水平部３０ｃを冷凍液ＮＩｌの一端側に向けて移動さ
せられた後に、下部水平部３０ｄを上方に移動させられ
て、排出口３２からシュート４上に排出され、シュート
４上を矢印３４の方向に降下移動させられる。

このように被冷凍物２９は冷凍ブライン液３中を往復動
させられるので、冷凍液槽１の長さの略倍の距離を冷凍
ブライン液３中に浸漬することになる。

（発明の効果）この発明は、以上説明したように、一対の非凍結材料製
のエンドレスコンベアの同一方向移動部同士を近接対向
配置して、該同一方向移動部間に被冷凍物の搬送空間を
形成すると共に、前記同一方向移動部の中間部を冷凍液
槽の冷凍液中に配設して、前記搬送空間の一端搬入口か
ら前記同一方向移動部間に供給された被冷凍物を、前記
エンドレスコンベアの作動に伴い前記冷凍液中に浸漬し
て冷凍した後に、前記搬送空間の他端排出口から排出さ
せる様にした連続急速冷凍装置であって。

前記搬送空間は途中で搬入口側に反転させられていると
共に、前記排出口は搬入口側に配置されている構成とし
たので、小型の装置で急速冷凍を連統的に行うことので
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明に係る連続急速冷凍装置の概略平面
図である。第２図は、第１図の■−■線に沿う断面図である。１・・・冷凍液槽３・・・冷凍ブライン液７．８・・・ネットコンベアベルト（エンドレスコンベ
ア）２９・・・被冷凍物３０・・・搬送空間第１図ｊＩ　　　　　　　　Ｚ４手続補正書（自発）

Claims

【特許請求の範囲】　一対の非凍結材料製のエンドレスコンベアの同一方向
移動部同士を近接対向配置して、該同一方向移動部間に
被冷凍物の搬送空間を形成すると共に、前記同一方向移
動部の中間部を冷凍液槽の冷凍液中に配設して、前記搬
送空間の一端搬入口から前記同一方向移動部間に供給さ
れた被冷凍物を、前記エンドレスコンベアの作動に伴い
前記冷凍液中に浸漬して冷凍した後に、前記搬送空間の
他端排出口から排出させる様にした連続急速冷凍装置で
あって、前記搬送空間は途中で搬入口側に反転させられていると
共に、前記排出口は搬入口側に配置されていることを特
徴とする連続急速冷凍装置。