JPH01134184A - 熱交換器の冷媒洩れに対する安全装置 - Google Patents

熱交換器の冷媒洩れに対する安全装置

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JPH01134184A
JPH01134184A JP29120687A JP29120687A JPH01134184A JP H01134184 A JPH01134184 A JP H01134184A JP 29120687 A JP29120687 A JP 29120687A JP 29120687 A JP29120687 A JP 29120687A JP H01134184 A JPH01134184 A JP H01134184A
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heat exchanger
refrigerant
pressure
cooling water
engine cooling
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JP29120687A
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Mitsuru Kimata
充 木全
Shigeo Numazawa
沼澤 成男
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は冷凍サイクルに使用される冷媒と、エンジン冷
却水とを熱交換させる熱交換器の冷媒洩れに対する安全
装置に関する。
[従来の技術] 冷凍サイクルを暖房用として利用する場合、例えば、第
4図に示すように、室内熱交換器100と室外熱交換器
101どの他に、温水配管102を介してエンジン10
3のウォータージャケット(図示しない)に接続され、
エンジン冷却水が供給される第3熱交換器104を備え
る。
この第3熱交換器104は、内部に冷凍サイクル105
の冷媒配管106に接続される冷媒流路107が形成さ
れ、冷媒流路107を通過する冷媒と、エンジン冷却水
とを熱交換させる。
暖房用冷凍サイクルの作用としては、冷媒圧縮機108
で圧縮された高温、高圧の冷媒が、室内熱交換器100
を通過する際に送風機109の送風を受けて放熱し、凝
縮液化されるとともに、冷媒と熱交換された空気が暖め
られて室内を暖房する。
凝縮液化された冷媒は、−時レシーバ110に蓄えられ
、その後、膨張弁111に供給される。膨張弁111に
供給された冷媒は、膨張弁111を通過する際に断熱膨
張され、低温、低圧の霧状冷媒となって第3熱交換器1
04に吐出される。霧状冷媒が、第3熱交換器104内
に形成した冷媒流路107を通過する際に、冷媒流路1
07の周囲に供給されるエンジン冷却水と熱交換され、
蒸発してガス状冷媒となり冷媒圧縮機108に吸入され
る。
なお、この第3熱交換器104は、冷凍サイクル105
を暖房用として利用する場合のみに使用され、室内を冷
房する時には、第3熱交換器104の上流に配設した電
磁弁112を閉じるとともに、四方弁113によって冷
媒の循環方向を切換え、第3熱交換器104をバイパス
する冷房用冷凍サイクル105として使用する。
[発明が解決しようとする問題点] 通常、エンジン冷却水の放熱器であるラジェータ114
のラジェータキャップ115が、例えば、ゲージ圧0.
9kg/cdで開弁するように設けられているため、エ
ンジン冷却水が循環する温水流路において、ゲージ圧0
.9kg/cj以上の圧力上昇が生じた場合には、ラジ
ェータキャップ115が開弁じて、温水流路内の圧力が
、ゲージ圧0.9kg/aJまで低下するようになって
いる。
しかるに、第3熱交換器104内において、冷媒流路1
07を通過する冷媒が、冷媒流路107の亀裂や腐蝕な
どにより、エンジン冷却水の循環する温水流路へ洩れた
場合には、洩れた冷媒がエンジン冷却水の熱により蒸発
、膨張する。このとき、洩れた冷媒の圧力上昇が急激な
場合には、第3熱交換器104からラジェータキャップ
115までの温水流路に距離があるため、ラジェータキ
ャップ115が開弁じて、温水流路内の圧力が低下する
間に、温水流路を構成する温水配管102やラジェータ
114において、耐圧強度の一番弱い所に圧力が作用し
、温水配管102やラジェータ114に悪影響を及ぼす
可能性があった。
また、冷凍サイクル105内にエンジン冷却水が流入し
た場合には、冷媒圧縮機108にエンジン冷却水が吸入
されて冷媒圧縮機108の作動が停止するとともに、フ
ァンベルトを介して冷媒圧縮1fi108と連結される
エンジン103が停止してしまう可能性があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、冷凍サイクルの冷媒とエンジン冷却水とを熱交換さ
せる熱交換器の冷媒洩れに対する安全装置を提供するこ
とにある。
[問題点を解決するための手段] 第1の発明は、上記目的を達成するために、冷凍サイク
ルを循環する冷媒とエンジン冷却水との熱交換を行う熱
交換器と、該熱交換器内、あるいは前記熱交換器近傍の
エンジン冷却水が循環する温水流路内の圧力が、あらか
じめ設定された設定圧力に達した時に開弁する弁手段と
からなることを技術的手段とする。
また、第2の発明は、上記目的を達成するために、冷凍
サイクルを循環する冷媒とエンジン冷却水との熱交換を
行う熱交換器と、該熱交換器内、あるいは前記熱交換器
近傍のエンジン冷却水が循環する温水流路内の圧力が、
あらかじめ設定された設定圧力に達した時に開弁する弁
手段と、該弁手段の開弁により、冷媒、あるいはエンジ
ン冷却水が前記弁手段より流出したことを検出し、検出
信号を発生する検出手段と、該検出手段の発生する検出
信号により、前記冷凍サイクルの作動を停止させる制御
装置とからなることを技術的手段とする。
[作用および発明の効果] (第1の発明) 上記構成よりなる第1の発明は、熱交換器、あるいは熱
交換器近傍のエンジン冷却水の循環する温水流路に弁手
段を設けたことにより、温水流路内の圧力が上昇して設
定圧力に達した時、弁手段が開弁し、熱交換器内の冷媒
、あるいはエンジン冷却水が、熱交換器内より弁手段を
介して流出する。
このような作用により、例えば、熱交換器内で冷媒がエ
ンジン冷却水側に洩れた場合などに、熱交換器内の圧力
が急激に上昇した際にも、弁手段が開弁することで、熱
交換器内の圧力を設定圧力まで下げることができる。
このため、熱交換器内で急激に上昇した圧力が、エンジ
ン冷却水が循環する温水流路において、耐圧強度の一番
弱い所に作用して温水流路を構成する温水配管やラジェ
ータに悪影響を及ぼすことがない。
(第2の発明) 一方、上記構成よりなる第2の発明は、第1の発明の作
用に加え、検出手段によって、弁手段から冷媒、あるい
はエンジン冷却水が流出したことを検出するとともに、
検出信号が発生される。この検出手段の発生した検出信
号に基づいて、制御装置が冷凍サイクルの作動を停止す
る。
このような作用により、第1の発明の効果に加え、弁手
段が開弁して、熱交換器内より流出した冷媒、あるいは
エンジン冷却水を検出した際に、冷凍サイクルの作動を
停止するため、冷媒圧縮機やエンジンへの悪影響をなく
すことができる。
[実施例] 次に、本発明の熱交換器の冷媒洩れに対する安全装置を
図面に示す一実施例に基づき説明する。
第3図は、本発明の熱交換器の安全装置を適用した車両
用空気調和装置の冷凍サイクル図である。
本実施例の冷凍サイクル1は、走行用エンジン2の回転
出力が、電磁クラッチ3を介して冷媒圧縮機4に伝達さ
れることによって作動し、冷房運転と暖房運転とに応じ
て冷媒の循環経路が切換えられる。
電磁クラッチ3は、図示しないベルトを介してエンジン
2と連結され、エンジン2の回転時に、必要に応じて冷
媒圧縮機4を駆動したつ停止したりする。
この電磁クラッチ3は、通電時にエンジン2の回転出力
を冷媒圧縮機4に伝達して冷媒圧縮機4を駆動し、非通
電時に電磁クラッチ3のプーリ3aのみを回転させて冷
媒圧縮機4を停止する。
冷媒圧縮機4は、冷凍サイクル1内の冷媒を循環させる
もので、吸入したガス状冷媒を高温、高圧に圧縮して吐
出する。冷媒圧縮機4から吐出された冷媒は、例えば冷
房運転時には、冷媒の循環経路を切換える四方弁5を介
して室外熱交換器6に供給される。
室外熱交換器6は、供給された高温、高圧のガス状冷媒
を、室外熱交換器6を通過する際にエンジン2のクーリ
ングファン7による送風を受けて凝縮液化する。
凝縮液化された冷媒は、−時レシーバ8に蓄えられ、負
荷に応じて膨張弁9に供給される。
膨張弁9は、供給された冷媒を低温、低圧の霧状冷媒に
して吐出するとともに、冷房運転時に冷媒蒸発器として
作用する室内熱交換器10への冷媒供給量を調節する。
なお膨張弁9には、冷房運転時に室内熱交換器10の下
流側となる出口配管に接触させて取り付けられた感温筒
11が、キャピラリチューブ12を介して接続されてい
る。
感温筒11は、その内部に、冷凍サイクル1に使用する
冷媒と同種のガス状冷媒が封入されており、室内熱交換
器10の出口配管における冷媒の温度を感知し、膨張弁
9に圧力変化として伝えるものである。
室内熱交換器10は、冷房運転時には冷媒蒸発器として
作用し、暖房運転時には冷媒凝縮器として作用する。冷
媒蒸発器として作用する場合には、膨張弁9から供給さ
れた低温、低圧の霧状冷媒と、送風機13の作動で室内
熱交換器10を通過する空気とを熱交換させる。熱交換
された冷媒は蒸発してガス状冷媒となり、四方弁5を介
して、冷媒圧縮機4に吸入される。以後、冷房運転時に
は、上記サイクルを繰り返す。
暖房運転時には、冷媒圧縮機4で圧縮された冷媒が、四
方弁5で選択された循環経路により、上述した室内熱交
換器10に供給される。このとき、室内熱交換器10は
冷媒凝縮器として作用し、送風機13の送風を受けて高
温、高圧のガス状冷媒を凝縮液化する。
室内熱交換器10かへ吐出された冷媒は、冷房運転時と
同様、−時レシーバ8に蓄えられ、電磁弁14を介して
膨張弁15に供給される。
なお電磁弁14は、冷房運転の際に、室外熱交換器6か
ら吐出された冷媒が膨張弁15に流入しないようにする
ために設けられ、通電により開弁し、非通電時には、弁
が閉じている。
膨張弁15で低温、低圧の霧状にして吐出された冷媒は
、本発明の熱交換器である第3熱交換器16に供給され
る。
なお膨張弁15には、膨張弁9と同様に、怒温筒17が
キャピラリチューブ18を介して接続されている。
第3熱交換器16は、温水配管19を介してエンジン2
のウォータージャケット(図示しない)に接続され、内
部に冷媒流路20を形成するとともに、冷媒流路20の
外周部にエンジン冷却水が満たされている。暖房運転時
には、温水配管19を介してエンジン冷却水が循環し、
第3熱交換器16内に形成された冷媒流路20を通過す
る冷媒と熱交換される。
なお、温水配管19の第3熱交換器16の上流には、第
3熱交換器16内を循環するエンジン冷却水の循環流量
を調節するためのウォーターバルブ21が設けられてい
る。冷房運転時には、ウォーターバルブ21を閉じるこ
とにより、第3熱交換器16内へのエンジン冷却水の供
給を停止することができる。
第3熱交換器16で熱交換された冷媒は、蒸発してガス
状冷媒となり、冷媒圧縮機4に吸入される。
以後、暖房運転時には、上記サイクルを繰り返す。
なお、上述した冷凍サイクル1を構成する各機器(冷媒
圧縮機4、四方弁5.室外熱交換器6、レシーバ8、膨
張弁9、室内熱交換器10、膨張弁15、第3熱交換器
16)は、8それぞれ冷媒配管22によって接続されて
いる。
また、室外熱交換器6とレシーバ8との間、室内熱交換
器10とレシーバ8との間、および冷房運転時における
冷媒圧縮機4と四方弁5との間には、それぞれ逆止弁2
3.24.25が配設されている。
逆止弁23は、暖房運転時に、室内熱交換器10から吐
出された冷媒が、室外熱交換器6へ流入するのを防止し
、逆止弁24は、冷房運転時に、室外熱交換器6から吐
出された冷媒が、直接、室内熱交換器10へ流入するの
を防止し、逆止弁25は、暖房運転時に、第3熱交換器
16から吐出された冷媒が、四方弁5へ流入するのを防
止する。
第3熱交換器16の上端面(第1図上側面)には、第1
図の安全装置の概略構成図に示すように、第3熱交換器
16の内部の圧力が、あらかじめ設定した設定圧力に達
した時に開弁する本発明の弁手段である安全弁26が設
けられている。
なお、安全弁26の開弁圧力は、エンジン冷却水の放熱
器であるラジェータ27に取り付けられるラジェータキ
ャップ28の開弁圧力(例えばゲージ圧09kg/ca
>より高めに設定く例えばゲージ圧1、5kg / C
IA) l、である。また本実施例の安全弁26には、
ラジェータキャップ28のような、ラジェータ27内の
圧力低下に対する負圧開弁機構は有してない。
安全弁26は、筒状の弁本体29と、弁本体29に嵌め
合わされる蓋体30とを備え、第2図に示すように、第
3熱交換器16の上端面の略中央部に開設された開口部
16aに取り付けられる。
この安全弁26は、第3熱交換器16内の圧力が、ゲー
ジ圧1.5kg/aaに達するまで、安全弁26に取り
付けられたパツキン31を押圧して開口部16aをシー
ルできるだけのばね定数を有する加圧ばね32が用いら
れている。
蓋体30の内面中央には、断面逆U字型の加圧ばね停止
具33がリベット34によりかしめ固定され、加圧ばね
32の位1決めを行っている。
加圧ばね停止具33の外周に嵌め合わされた加圧ばね3
2は、その上端部および下端部を、上部加圧ばね受は具
35および下部加圧ばね受は具36によって保持されて
いる。
パツキン31は、平常、加圧ばね゛ふ2に押圧されて開
口部16aをシールし、第3熱交換器16内の圧力がゲ
ージ圧1.5kg/−以上に上昇した時に、加圧ばね3
2の弾性力に抗して開口部16aを開口する。
パツキン31の上端面には、パツキン31を支持するた
めのパツキン支持板37が、その中央部においてリベッ
ト38によりかしめ固定されている。このパツキン支持
板37は、パツキン31の外周部で垂直上方に曲折して
形成され、上述した下部加圧ばね受は具36が、その曲
折部の内周面に挟持されている。
また蓋体30には、弁本体29の上端開口面をシールす
るパツキン39が設けられ、上述した上部加圧ばね受は
具35によって保持されるとともに、蓋体30に固定さ
れた板ばね40によって弁本体29の開口面端部に押圧
されている。
筒状の弁本#、29の側面には、第3熱交換器16内の
圧力がゲージ圧1.5kg/−以上に上昇してパツキン
31が開口部16aを開口し、第3熱交換器16内の冷
媒、あるいはエンジン冷却水が流出した際に、流出[ま
た冷媒、あるいはエンジン冷却水を、後述するタンク4
1に導くための流出口42が開設されている。
流出口42は、流出パイプ43を介してタンク41に接
続され、流出口42より流出した冷媒、あるいはエンジ
ン冷却水がタンク41内・に蓄えられる。
タンク41は、第1図に示すように、その底部に、導電
体から成る本発明の検出手段である電極44が配設され
ており、タンク41内に液状冷媒、あるいはエンジン冷
却水が流入した際に導通され、電極44に接続された本
発明の制御装置である制御回路45が通電される。
制御回路45は、電磁クラッチ3の作動を制御し、通電
されることで電磁クラッチ3を非通電とする。
次に、上記実施例の作動について説明する。
なお、本実施例の第3熱交換器16は、暖房運転時にお
いてのみ使用するため、冷凍サイクル1を暖房用として
利用する場合の作動について説明する。
まず、電磁クラッチ3を通電して冷媒圧縮機4を作動さ
せる。冷媒圧縮機4がガス状冷媒を吸入して高温、高圧
に圧縮した後、四方弁5を介して冷媒凝縮器としての室
内熱交換器10に供給する。
室内熱交換器10では、送風機13の送風を受けて、高
温、高圧のガス状冷媒が凝縮液化されて吐出される。室
内熱交換器10から吐出された冷媒は、逆止弁24を通
過した後、−時レシーバ8に蓄えられる。
その後、暖房運転の際に、電磁弁14が通電されて開弁
じ、レシーバ8から吐出された冷媒が膨張弁15に供給
される。膨張弁15を通過する際に、断熱裏張され、低
温、低圧の霧状冷媒となって、第3熱交換器16に供給
される。第3熱交換器16内では、冷媒流路20を通過
する冷媒と冷媒流路20の外周部に供給されるエンジン
冷却水とが熱交換される。熱交換された冷媒は、蒸発し
て膨張し、ガス状冷媒となって冷媒圧縮機4に吸入され
、以後上記サイクルを繰り返す。
上記サイクルにおいて、第3熱交換器16内の冷媒流路
20に亀裂や腐蝕による穴などが生じた場合に、冷媒が
通過する冷媒流路20内の圧力がエンジン冷却水が循環
する温水流路内の圧力よりも高いため、冷媒流路20を
通過する冷媒がエンジン冷却水側に流出する。
エンジン冷却水側に流出した冷媒が、エンジン冷却水の
熱で急激に蒸発膨張するため、第3熱交換器内の圧力が
急激に上昇する。
このとき、第3熱交換器16内で急激に上昇した圧力が
、安全弁26の開弁圧力(ゲージ圧1.5kg/−)よ
りも高くなったとき、安全弁26のパツキン31が押し
上げられ、第3熱交換器16の開口部16aが開口され
る。開口部16aが開口されたことにより、第3熱交換
器16内のエンジン冷却水、あるいは冷媒が開口部16
aより流出し、安全弁26の流出口42より流出パイプ
43を介してタンク41内に流入する。
タンク41内に流入したエンジン冷却水、あるいは冷媒
により、タンク41の底部に設けた電極44が導通され
、電極44に接続された制御回路45が通電される。制
御回路45が通電されることで電磁クラッチ3が非通電
となり、電磁クラッチ3および冷媒圧縮機4の作動が停
止する。
その後、第3熱交換器16内よりエンジン冷却水、ある
いは冷媒が流出して第3熱交換器16内の圧力が低下し
、第3熱交換器16内の圧力が、安全弁26の開弁圧力
(ゲージ圧1.5kg/aJ)より低くなった時に、安
全弁26のパツキン31が加圧ばね32の弾性力によっ
て押し下げられ開口部16aをシールする。
なお、冷媒流路20に生じる亀裂や腐蝕による穴などが
小さく、エンジン冷却水側への冷媒の洩れ量が少ない場
合において、第3熱交換器16内の圧力が、安全弁26
の開弁圧力(ゲージ圧1.5hg/cd)にまで達しな
い時には、第3熱交換器16、温水配管19、あるいは
ラジェータ27などに重大な悪影響を及ぼすことはない
。また、少量の冷媒洩れによる第3熱交換器16内の圧
力上昇は、温水配管19を介してラジェータ27のラジ
ェータキャップ28が開弁し、ラジェータキャップ28
の開弁圧力(ゲージ圧0.91qr/d)まで低下する
上記したように、第3熱交換器16に、設定圧力に達し
た時に開弁する安全弁26を設けたことにより、第3熱
交換器16内で、エンジン冷却水側に冷媒が洩れて急激
な圧力上昇が生じても、安全弁26が開弁して所定の圧
力にまで低下させることができる。このため、従来のよ
うに、温水流路を構成する温水配管19やラジェータ2
7などの一番弱い所に圧力が作用して、温水配管19や
ラジェータ27などに悪影響を及ぼすようなことがない
また、第3熱交換器16から流出したエンジン冷却水、
あるいは冷媒を検出した際に、電磁クラッチ3を非通電
とし、冷媒圧縮機4の作動を停止することができる。
これにより、冷媒流路20に生じた亀裂や穴から冷凍サ
イクル1内に流入したエンジン冷却水が、冷媒圧縮機4
の圧縮行程の際に冷媒圧縮機4に及ぼす悪影響をなくす
とともに、冷媒圧縮機4の作動が停止することからエン
ジン2が停止してしまうことを防止する。
(変形例) 本実tJIAF!4では、弁手段である安全弁を第3熱
交換器の上端面に取り付けた場合を例示したが、第3熱
交換器近傍のエンジン冷却水が循環する温水配管に設け
ても良い。
また、安全弁26の開弁圧力をゲージ圧1.5kg/−
としたが、ゲージ圧1.5kg/aaに限定する必要は
なく、冷凍サイクルや第3熱交換器の能力に応じて適宜
変更しても良い。
エンジン冷却水、あるいは冷媒が流出したことを検出す
るため、タンクの底部に電極を設けたが、タンク内部に
導電体を有するフロートを設け、タンク内にエンジン冷
却水、あるいは冷媒が流入した際に、フロートが上昇し
て導電体が導通されるようにしても良い。
冷凍サイクルの作動を停止するために、エンジン冷却水
、あるいは冷媒が第3熱交換器より流出したことを検出
する場合を例示したが、安全弁が開弁じたことを検出し
て、冷凍サイクルの作動を停止するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の熱交換器の冷媒洩れに対する安全装置
を示す概略構成図、第2図は安全弁の断面図、第3図は
熱交換器の安全装置を適用した車両用空気調和装置の冷
凍サイクル図、第4図はエンジン冷却水と冷媒とを熱交
換させる熱交換器を使用した冷凍サイクル図である。 図中 1・・・冷凍サイクル 16・・・第3熱交換器
26・・・安全弁(弁手段)44・・・電極(検出手段
)45・・・制御回路(制御装置)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)冷凍サイクルを循環する冷媒とエンジン冷却水との
    熱交換を行う熱交換器と、 該熱交換器内、あるいは前記熱交換器近傍のエンジン冷
    却水が循環する温水流路内の圧力が、あらかじめ設定さ
    れた設定圧力に達した時に開弁する弁手段と からなる熱交換器の冷媒洩れに対する安全装置。 2)冷凍サイクルを循環する冷媒とエンジン冷却水との
    熱交換を行う熱交換器と、 該熱交換器内、あるいは前記熱交換器近傍のエンジン冷
    却水が循環する温水流路内の圧力が、あらかじめ設定さ
    れた設定圧力に達した時に開弁する弁手段と、 該弁手段の開弁により、冷媒、あるいはエンジン冷却水
    が前記弁手段より流出したことを検出し、検出信号を発
    生する検出手段と、 該検出手段の発生する検出信号により、前記冷凍サイク
    ルの作動を停止させる制御装置と からなる熱交換器の冷媒洩れに対する安全装置。
JP29120687A 1987-11-18 1987-11-18 熱交換器の冷媒洩れに対する安全装置 Pending JPH01134184A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013137142A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Miura Co Ltd 蓄氷型冷水製造装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013137142A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Miura Co Ltd 蓄氷型冷水製造装置

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