JPH01132804A

JPH01132804A - 使い捨て衣料

Info

Publication number: JPH01132804A
Application number: JP62288225A
Authority: JP
Inventors: Toshifumi Ninomiya; 二宮　俊史
Original assignee: Daio Paper Corp
Current assignee: Daio Paper Corp
Priority date: 1987-11-14
Filing date: 1987-11-14
Publication date: 1989-05-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、使い捨ておむつや成人用の失禁ブリーフ等の
使い捨て衣料に関する。

〔従来の技術〕

従来の使い捨ておむつ、とりわけ紙おむつにおいて、脚
周りのばか腰周りにも弾性帯を設けたものが開発されて
おり、腰周り弾性帯の存在により、前後漏れをも防止し
ている。

この場合、おむつを装着したときにおけるムレを防止す
るために、特開昭４９−１４４６０４号、および同６０
−１７１０１号公報では、弾性帯と表裏シートとを間欠
的に固着し、表裏シートを波立たせて、弾性帯との間に
通気路を形成し、装着したとき、内部からのムレをこの
通気路を通して逃がす技術（先行技術１という）を提案
しており、市販もされている。

他方、特開昭６２−２２３３０１号公報では、弾性帯と
して通気性をもたせた開放セルの発泡ポリウレタンを使
用するとともに、この弾性発泡ポリウレタンの側縁を表
裏シートの長手方向端縁に揃えることによって、弾性帯
を通して通気を行うようにしたものを提案し、かつ市販
もされている（先行技術２という）。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、上記先行技術１においては、着用した場合、波
状の通気路部分が着用者の肌に当り、着用者にとって異
和感を与える。また、着用後は、弾性帯の伸長に伴って
通気路部分が扁平になるとしても、通気路が相変わらず
存在するため、着用者の動きに伴って、内部の尿が通気
路を通っておむつ外に浸み出してしまう難点がある。

また、先行技術２においては、ムレ防止効果を有するも
のの、弾性帯の巾方向に、気泡が連続しているため、こ
れまた着用者の動きによって、気泡を通って体液が浸み
出しいわゆる前後漏れを招いてしまう。

そこで、本発明の主たる目的は、体液の前後漏れを確実
に防止できるとともに、ムレ防止効果の高い使い捨て衣
料を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

前記問題点を解決するための本発明は、透液性表面シー
トと不遇液性裏面シートとこれらの間に介在された吸収
体とを含み、衣料の長手方向端の少くとも一方端におい
て巾方向に沿い、それ自体の外側緑が吸収体の長手方向
端縁より外方に位置する腰周り弾性帯が前記表面シート
と裏面シートとの間に介在された使い捨て衣料において
；前記弾性帯は開放セル構造の合成樹脂発泡体からなり
、かつ弾性帯の少くとも一表面から弾性帯のセルを潰し
て弾性帯自体の巾方向について通液性を妨げるシール線
が施されていることを特徴とするものである。

〔作　用〕

本発明では、いわゆる弾性腰バンドの採用に当り合成樹
脂発泡体を採用しているので、適度の弾性を有するとと
もに、クツション作用があるため、着用者にソフトな着
用感を与える。また、合成樹脂発泡体が開放セル構造を
有しているため、着用者の汗が表面シートを通って発泡
体内に吸収され、着用者の肌と紙おむつ表面との間にお
いて汗が貯ることによるムレを確実に防止できる。しか
も、弾性帯にはシール線が施こされているので、弾性帯
のセルを通っての前後漏れを確実に防止できる。

〔実施例〕

以下本発明を実施例によって説明する。

第１図〜第４図は第１実施例を示したもので、図示の使
い捨て紙おむつは、不織布等からなる透液性表面シート
ｌと、ポリエチレン等からなる不透液性裏面シート２と
の間に、左右および前後（第１図上下）にフラップ部を
残して、綿状バルブ等からなる吸収体３を内包させたも
のである。

また、吸収体３の側外方には、いわゆる糸ゴム４が１本
もしくは複数本表裏シート１．２間に介装され、横漏れ
が防止されるようになっている。

５は止着テープである。

この種の紙おむつにおいては、特に着用者が寝ていると
きの前後漏れがしばしば問題となる。この場合、ゴムバ
ンドでは、クツション性がないので、本発明では、合成
樹脂発泡体を弾性伸縮材料として用い、柔いクツション
性を着用者に与えることとしている。この発泡体からな
る１弾性帯６は、前後方向の両フラップのうち少くとも
一方、好ましくは両方において、表裏シート１，２間に
介在させる。弾性帯６の前後方向外側緑６ａは、表裏シ
ート１．２の前後方向端と揃えるのが好ましい。

この理由は、紙おむつの製造に当り、先行紙おむつ生成
品と後行紙おむつ生成品との間に２倍巾の弾性帯を供給
して組立てた後、２倍巾の弾性帯の中間（ライン方向）
においてラインに対して横切断することによって紙おむ
つを個別化するのが製造能率の点で好ましいからである
。

また、弾性帯６の内側縁６ｂは、第１図にみられるよう
に、吸収体３の前後方向縁と極く近接または同一である
のが、吸収体３とともに弾性帯６部分を着用者へ密着さ
せるとき、柔い圧着感を与えるために好ましい。内側縁
６ｂは吸収体３と重っていてもよいが、吸収体３に変形
を与えることとなるのであまり好ましいものではない。

本発明における弾性帯としては、ポリウレタン、ポリエ
チレン、スチレンブタジェン、シ゛ノコン、ポリエステ
ル、ネオプレンゴム等の発泊体を採用することができ、
そのセル構造としては、開放セルまたは圧縮開放セル（
本発明にいう開放セルに含まれる）がムレ防止のために
特に採用されるが、密閉セルおよび圧縮密閉セルは通気
性が無く、保液性もないため採用できない。

この弾性帯は、その表面において、表裏シート１．２と
間欠的にまたは好ましくは全面的にホントメルト接着剤
（図示せず）により、弾性帯が伸長状態にあるとき一体
化される。ここにいう間欠的とは、散点状や弾性帯の長
手方向に間隔を置いた横断線状ではなく、長手方向に沿
う巾方向に間隔を置いた線状に沿うものをいう。もし、
前者であると、先行技術１のように前後漏れを生じるか
らである。

本発明では、開放セル構造の発泡体を弾性帯としている
ので、前後漏れを生じる虞があるため、特にそのセルを
潰して弾性帯自体の巾方向の通液性を妨げるシール線が
施される。

このシール線としては、たとえば第１図〜第４図のよう
に斜格子シール線Ｓ１とすることができる。このシール
線Ｓ１の形成に当っては、過度の圧着力を所要時間加え
て復元性を無くすことによって、あるいは好ましくはヒ
ートシール（加圧状態で）することなどによって形成で
きる。また、接着剤などを線状に含浸させ、セル内に接
着剤を充填することによって「潰して」もよい。

シール線Ｓ、の存在によって、その位置でのセルが潰さ
れ液が透過しな（なるから、第１図矢印で示すように尿
の前後漏れが防止される。シールには、通液および通気
の両者を遮断するようにするのが望ましいが、シール程
度を制御して、通液性はないが、通気性は若干あるよう
にしてもよい。

シール線として、第６図の弾性帯６に沿う波形シール′
ＩａＳ　ｔや、第７図の直線シール線８３等であっても
よい。勿論、本発明の上記の主旨に沿って、他の変形例
も考えられよう。

シール線は、弾性帯６と表裏シート１．２とを重合させ
た後行うこともできるが、ヒートシールを採用する場合
、弾性帯の熱変形温度より、表裏シート１，２の熱変形
温度が低いので好ましくなく、予め弾性帯６を紙おむつ
の組み立て前に、ヒートシール加工してシール線を供給
するのが好ましい。この場合、ヒートシール済弾性帯６
と表裏シート１．２とを重合すると、第２図および第３
図に示すように、表裏シート１．２もシール線Ｓ５部分
においてくびれる。

本発明において使用する発泡体のセル数は、ＩＣｍ当り
の線に沿って１５〜９０個、特に１５〜７０個が好まし
い。弾性帯の厚みは、１〜１０鰭、特に２〜８鶴がクツ
ション性保持のために望ましく、長さｌは、紙おむつ中
長１０の１７４以上であるのがよく、吸収体３の巾と同
一か長い方が望ましい。伸縮率は１００〜２５０％、特
に１５０〜２００％が好ましく、弾性強度は５０〜４０
０ｇ、特に１００〜２００ｇが好適である。巾は５〜４
０ｎが好ましい。好ましく使用できる発泡体の具体例と
しては、プリジストン社製「エバーライト５ＧＷＳ」、
弁上エムティーピー社製「モルトブレンＲ３Ｊを挙げる
ことができる。弾性帯が発泡ウレタンの場合、変色の可
能性があるので、青や緑に予め着色してお（のが外観が
よい。弾性帯は腹と背中との両方に設けるのが好ましく
、この場合、背中側を腹側より伸縮強度を大きくしてお
くのが圧迫感軽減のために好ましい。巾を変えることに
よって、強度差をもたせることもできる。

弾性帯は、第５図のように、複数の弾性帯６Ａ。

６Ａであってもよく、この場合のシール線はどちらか一
方であってもよい。

〔発明の効果〕

以上の通り、本発明によれば、体液の前後漏れを確実に
防止できるとともに、たとえシール線があるとしても、
汗は発泡体内に吸収するから、ムレは確実に防止できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は紙おむつの一部破断乎面図、第２図はその縦断
面図、第３図は■−■線矢視図、”第４図は装着状態斜
視図、第５図は変形例の縦断面図、第６図および第７図
は弾性帯のシール線の変形態様平面図である。１・・・表面シート、２・・・裏面シート、３・・・吸
収体、６・・・弾性帯、Ｓ＋　、Ｓｔ、Ｓ３・・・シー
ル線。第１図第２図第３図第４図第５図第６図第７図特許庁長官　小　川　邦　夫　殿１、事件の表示昭和６２年　特許願　第２８８２２５号２、発明の名称使い捨て衣料３、補正をする者事件との関係　　　特許出願人名　称　　　　大王製紙株式会社４、代理人■１０１５、補正命令の日付　　昭和６３年２月３日（発送臼：
昭和６３年２月２３日）６、補正の対象明　　′ａ　　３７、補正の内容

Claims

【特許請求の範囲】

（１）透液性表面シートと不透液性裏面シートとこれら
の間に介在された吸収体とを含み、衣料の長手方向端の
少くとも一方端において巾方向に沿い、それ自体の外側
緑が吸収体の長手方向端縁より外方に位置する腰周り弾
性帯が前記表面シートと裏面シートとの間に介在された
使い捨て衣料において；前記弾性帯は開放セル構造の合成樹脂発泡体からなり、
かつ弾性帯の少くとも一表面から弾性帯のセルを潰して
弾性帯自体の巾方向について通液性を妨げるシール線が
施されていることを特徴とする使い捨て衣料。