JP3966661B2

JP3966661B2 - 吸収性物品

Info

Publication number: JP3966661B2
Application number: JP2000023063A
Authority: JP
Inventors: 貴夫小山; 久記渡辺; 英和伊藤; 泰之奥田
Original assignee: Kao Corp
Current assignee: Kao Corp
Priority date: 2000-01-31
Filing date: 2000-01-31
Publication date: 2007-08-29
Anticipated expiration: 2020-01-31
Also published as: JP2001212175A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サイドフラップ部がめくれることがなく、サイドフラップ部の内面側に異物が浸入することのない、外観に優れた使い捨ておむつ等の吸収性物品に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
一般に、使い捨ておむつにおいては、着用者の脚廻りに位置するレッグ部にレッグギャザーを形成してレッグ部からの漏れを防止している。
しかし、レッグギャザー形成用の弾性部材は、通常、吸収性物品の長手方向に沿って配されているため、斯かるレッグギャザーには、サイドフラップ部を身体にフィットさせる効果はない。そのため、サイドフラップ部がめくれて見映えが悪くなったり、サイドフラップ部の内面側に砂等の異物が浸入することがある。
【０００３】
また、レッグギャザーを有する使い捨ておむつとして、レッグギャザー形成用の弾性部材の端部を、サイドフラップ部に位置するように延出させてある使い捨ておむつが提案されている（特開平４−３１６５０号公報等）。しかし、この使い捨ておむつにおいても、弾性部材は、おむつの縁部と離間させて配されており、サイドフラップ部のめくれや異物の浸入という上述した不都合は改善されていない。
【０００４】
また、サイドフラップ部に、弾性部材がレッグ開口縁部に端部が位置するように配設された着用衛生物品が提案されている（実公平４−４７４１号公報）。しかし、この物品おける前記弾性部材は、加工の高速化と身体に対するシール幅の拡大を目的として直線状に配設された複数の弾性部材の内の一部の弾性部材であるため、該弾性部材をレッグ開口縁部に沿うように配設することは困難であり、この着用衛生物品では、サイドフラップ部のめくれ防止や異物浸入防止といった効果を期待できない。
【０００５】
従って、本発明の目的は、サイドフラップ部のめくれが防止され、サイドフラップ部の内面側に異物が浸入しにくく、外観に優れた使い捨ておむつ等の吸収性物品を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は、液透過性の表面シート、液不透過性の防漏シート及び液保持性の吸収体を備え、実質的に縦長であり、長手方向の左右両側部に一対のサイドフラップ部を有する吸収性物品において、背側部及び／又は腹側部における前記サイドフラップ部に、装着時に形成されるレッグ開口縁部に一端部が位置し、他端部がウエスト開口縁部に向かうように、フラップ部弾性部材が伸張状態で配設されており、前記フラップ部弾性部材は、レッグフラップ部において前記吸収性物品の幅方向の内方から外方に向かう曲線を形成するように配されている吸収性物品を提供することにより、上記の目的を達成したものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づいて説明する。
本発明の第１実施形態としての使い捨ておむつ１は、液透過性の表面シート２、液不透過性の防漏シート３、及び液保持性の吸収体４を備え、実質的に縦長であり、着用時に着用者の背側に配される背側部Ａの左右両側縁部に、左右一対のファスニングテープが設けられている、いわゆる展開型の使い捨ておむつである。
【０００８】
表面シート２及び防漏シート３は、それぞれ吸収体４よりも大きい外形寸法を有し、これら両シート２，３間に吸収体４が挟持固定されている。また、防漏シート３の外面には、不織布製の外層シート５が配されている。
防漏シート３は、その両側縁部が吸収体４の両側縁４ａ，４ａよりも左右外方に位置するように延出しており、外層シート５は、その両側縁部が該防漏シート３の両側縁３ａ（一方のみ図示）よりも更に左右外方に位置するように延出している。
【０００９】
吸収体４は、図１に示すように使い捨ておむつ１を平面状に拡げた状態（以下、緊張状態という）において、略矩形状の縦長形状をなしており、おむつ１の長手方向の両側に、該吸収体４の左右の両側部を覆うように、左右一対の立体ガード６，６が設けられている。
【００１０】
各立体ガード６は、弾性部材６１を有するシート材６２を配して形成されており、各立体ガード６の自由端縁６３は、その基端（図示せず）よりも、おむつ１の長手方向に延びる中央部Ｃ寄りに位置し、該基端は、シート材６２を、吸収体４の上方において表面シート２に接着固定して形成されている。両シート材６２それぞれは、自由端縁６３とは反対側の端縁が吸収体４の側縁４ａよりも外方に位置するように延出し、その延出部分は、防漏シート３及び外層シート５に貼り合わされ、これらのシート３，５，６２により、おむつ１の左右両側部に一対のサイドフラップ部７，７が形成されている。
【００１１】
而して、前記背側部Ａにおけるサイドフラップ部７には、装着時に形成されるレッグ開口縁部１１に一端部７１ａが位置し、他端部７１ｂがウエスト開口縁部１２に向かうように、フラップ部弾性部材７１が伸張状態で配設されている。
【００１２】
より具体的に説明すると、サイドフラップ部７の幅はおむつ１の長手方向に広狭があり、長手方向の両端部が幅広になされ、中央部が幅狭になされている。そして、使い捨ておむつ１の中央部おける左右の両側縁部に、レッグ縁部８，８が略円弧形状に形成されている。
【００１３】
各レッグ縁部８は、装着時に脚廻りに環状に配されて、レッグ開口縁部１１を形成する部分であり、フラップ部弾性部材７１は、その一端部７１ａが、装着時におけるレッグ開口縁部１１の上半部Ｕ（図３参照）に位置するように配されている。即ち、おむつ１におけるレッグ縁部８の長手方向の中央部分８Ｃは、レッグ開口縁部１１の下半分に位置する下半部Ｌを形成し、該レッグ縁部８における該中央部８Ｃの両側に位置する背側部分８Ａ及び腹側部分８Ｂが、レッグ開口縁部１１の上半分に位置する上半部Ｕを形成する部分であり、前記一端部７１ａは、背側部分８Ａに位置している。尚、中央部分８Ｃの長さは、背側部分８Ａと腹側部分８Ｂとを合計した長さにほぼ等しく、背側部分８Ａの長さは、腹側部分８Ｂの長さにほぼ等しい。フラップ部弾性部材７１の一端部７１ａは、レッグ開口縁部１１の下半部Ｌに位置していても良いが、背側部Ａと腹側部Ｂとの境界を形成する股下中央部を超えて腹側部側に延出していないことが好ましい。特に、一端部７１ａの総てが股下中央部を超えて腹側部Ｂに位置すると本発明の効果が期待できない。
【００１４】
また、各フラップ部弾性部材７１は、その他端部７１ｂが、装着時におむつの上端縁部を形成するウエスト開口縁部１２に向かうように、配設されている。
本実施形態におけるフラップ部弾性部材７１は、前記一端部７１ａがレッグ開口縁部１１の最縁端であるレッグ開口縁端１１ａに達するように配されている。尚、フラップ弾性部材７１は、シート材６２と防漏シート３又は外層シート５との間に伸長状態で挟持固定されている。
【００１５】
また、フラップ部弾性部材７１は、レッグフラップ部Ｄにおいておむつ１の幅方向の内方から外方に向かう曲線を形成するように配されている。第１実施形態の使い捨ておむつ１における前記曲線は、おむつ１の長手方向の側縁端側に凸状をなす曲線である。
【００１６】
ここで、レッグフラップ部Ｄとは、図４に示すように、一対のレッグ開口縁部１１，１１間に位置し且つ吸収体４よりも幅方向の外側に位置する、サイドフラップ７の一部分をいう。また、おむつ１の長手方向の側縁端には、レッグ開口縁部１１における側縁端１１ａと、おむつ端部の幅広部分における側縁端７ａとが含まれる。
【００１７】
また、各フラップ部弾性部材７１における前記曲線を形成する部分は、少なくとも一部分において、おむつ１の長手方向に延びる中央線Ｐ（Ｐ’）に対する角度θ（緊張状態における角度，図２参照）が５〜４５゜であることが好ましい。角度θが、上記の範囲内にあると、装着時の幅方向への引っ張り力をレッグ開口縁部に効果的に伝達でき、また、見映え及び異物防止効果等に特に優れたものとなる。特に、前記一端部７１ａにおける前記角度θが５〜４５゜であることが好ましい。尚、図２中の直線Ｐ’は、おむつ１の中央線Ｐに平行な直線であり、角度θは、中央線Ｐ（直線Ｐ’）とのなす角度である。
【００１８】
また、各フラップ部弾性部材７１は、レッグ縁部８に位置する前記一端部７１ａが、使い捨ておむつの長手方向に延びる中央部Ｃ寄りに位置し、ウエスト開口縁部１２に向かう前記他端部７１ｂが、使い捨ておむつの左右の外側縁寄りに位置している。フラップ部弾性部材７１の前記曲線を形成する部分の長さは、３ｃｍ以上、６ｃｍ以上がより好ましく、特に前記角度θが５〜４５゜の部分が２ｃｍ以上、特に４ｃｍ以上あることが好ましい。
【００１９】
尚、使い捨ておむつ１の長手方向の両端部には、それぞれ弾性部材９１を有するシート材９２，９２が配されて、背側立体ガード９Ａ及び腹側立体ガード９Ｂが形成されている。また、使い捨ておむつ１における装着時に形成されるレッグ開口縁部の下半部Ｌには、レッグギャザー形成用のレッグ部弾性部材が配されていても良いが、レッグ部弾性部材の伸張率がサイドフラップ部弾性部材の伸張率よりも大きい場合にはサイドフラップにシャーリングを生じ、本発明の効果が低下する。そのため、レッグ部弾性部材を配する場合には、レッグ部弾性部材の伸張率がサイドフラップ部弾性部材の伸張率以下であることが好ましく、レッグ部弾性部材が配されていないことがより好ましい。また、各フラップ部弾性部材７１は、その全長に亘って、吸収体４の両側縁４ａよりも幅方向外方側に位置している。
【００２０】
また、背側部Ａにおける左右一対のサイドフラップ部７，７には、それぞれファスニングテープ７２が固定されて固定部７２ａが形成されており、該固定部７２ａに、フラップ部弾性部材７１の一部が固定されている。より具体的には、サイドフラップ部形成用の基材シート７２ｂと他のシート材５等とが積層されて形成された固定部７２ａの層間に、フラップ部弾性部材７１の一部が挟持されて固定されている。
【００２１】
次に、本実施形態の使い捨ておむつ１を構成する各部材の形成材料について説明する。
表面シート２、防漏シート３、吸収体４、外層シート５、並びに立体ガード６，９Ａ，９Ｂ形成用のシート材６２，９２及び弾性部材６１，９１の形成材料としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものを特に制限なく用いることができる。
【００２２】
また、フラップ部弾性部材７１の形成材料としては、通常公知の各種の弾性材料を用いることができ、素材としては、天然ゴムの他、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、ＥＶＡ、伸縮性ポリオレフィン、ウレタン等の伸縮性の素材を広く用いることができ、形態としては、糸ゴムの様な線状の他、幅広の帯状（平ゴム含む）、薄膜状、更にはフォーム材等を用いることができる。
【００２３】
本実施形態の使い捨ておむつ１は、固定工程及び切欠工程を具備する、次の吸収性物品の製造方法により効率的に製造することができる。
即ち、固定工程及び該固定工程後の切欠工程を具備する吸収性物品の製造方法であり、前記固定工程においては、前記サイドフラップ部７の形成材料となる連続シートを連続的に供給し、フラップ部弾性部材７１の連続体を、該連続シートに、該連続シートの流れ方向に直交する方向（左右方向）に揺動させながら伸長状態で固定する。前記切欠工程は、前記固定工程後の連続シートの側縁部を所定形状に切欠して前記レッグ縁部を形成する工程であるが、該工程においては、固定工程後の連続シートの側縁部を、該フラップ部弾性部材７１が所定箇所において切断されて前記レッグ縁部に前記一端部７１ａが形成されるように、切欠する。そして、このように側縁部を切欠された連続シートを個々の吸収性物品の寸法に間欠的に切断する。尚、前記連続シートとは、サイドフラップ部７の少なくとも一部を形成するシート材であり、例えば、外層シート５形成用の連続シート、シート材６２形成用の連続シート等が挙げられ、外層シート５及び防漏シート３形成用の複合シートであることが好ましい。また、連続シート上に、他のシートやシート材、吸収体等を積層する積層工程を具備するが、該積層工程は、切欠工程の前後いずれでも良く、固定工程前であっても良い。
【００２４】
本実施形態の使い捨ておむつ１は、通常の展開型のおむつと同様に、前記ファスニングテープ７２を、腹側部Ｂの外面に固定することにより、装着されて使用される。
【００２５】
本実施形態の使い捨ておむつ１においては、上記構成を有してなるため、サイドフラップ部がめくれたり、サイドフラップ部の内面側に異物が浸入することがなく、外観に優れている。
即ち、フラップ部弾性部材が、レッグフラップ部において、吸収性物品の幅方向の内方から外方に向かう曲線を形成するように配されているため、着用時に、レッグ開口縁部、特にレッグ開口縁端が、着用者の脚廻りの曲線に沿うように引き上げられ、外観の悪化の原因となるサイドフラップ部のめくれや、非衛生や使用感の悪化等の原因となるサイドフラップ部の内面側への異物（砂場の砂等）の侵入が、効果的に防止される。特に外観上目立つ位置にあるレッグフラップ部に、曲線状に弾性部材を配設することで、湾曲する着用者の大腿部と吸収性物品の一体感が向上するため、意匠的に優れている。
【００２６】
また、フラップ部弾性部材が、レッグフラップ部において、吸収性物品の幅方向の内方から外方に向かう曲線を形成するように配されているため、(1) 直線状に配設した場合に比べてシール範囲を拡大できる、(2) 直線状に配設した場合に比べてレッグ開口縁部とフラップ部弾性部材の角度を小さくできる、(3) 着用者の大腿部のライン及びレッグ開口縁部に沿うようにフラップ部弾性部材を配設でき、サイドフラップのめくれ、異物の進入を効果的に防止できる等の効果が奏される。
【００２７】
特に、第１実施形態においては、フラップ部弾性部材により形成される前記曲線が、吸収性物品の長手方向の側縁端側に凸状をなす曲線となっているため、レッグ開口縁部とフラップ部弾性部材の角度を、直線状に配設した場合に比べて小さくすることができるため、サイドフラップ部近傍のシール効果が向上しサイドフラップ部のめくれや異物の浸入を、効果的に防止できる。
【００２８】
また、フラップ部弾性部材を、着用者の体型変化で最も隙間の出来やすい部位である、背側部Ａにおけるサイドフラップ部７に配設してあるため、特に効果的にサイドフラップ部のめくれや異物の浸入が防止される。
【００２９】
次に、本発明の第２実施形態としての使い捨ておむつ１’について説明する。第２実施形態の使い捨ておむつ１’は、図５に示すように、前記フラップ部弾性部材７１が、レッグフラップ部７において形成する曲線が、おむつ１’の長手方向の側縁端側に凹状をなす曲線である点において、第１実施形態のおむつ１と相違し、特に説明しない点においては第１実施形態と同様である。
【００３０】
第２実施形態のおむつ１’においては、第１実施形態と同様に、背側部Ａにおけるサイドフラップ部７に、装着時に形成されるレッグ開口縁部７に一端部７１ａが位置し、他端部７１ｂがウエスト開口縁部に向かうように、フラップ部弾性部材７１が伸張状態で配設されており、フラップ部弾性部材７は、レッグフラップ部Ｄにおいておむつの幅方向の内方から外方に向かう曲線を形成するように配されている。
そのため、第１実施形態と同様に、外観の悪化の原因となるサイドフラップ部のめくれや、非衛生や使用感の悪化等の原因となるサイドフラップ部の内面側への異物（砂場の砂等）の侵入が、効果的に防止される。
【００３１】
また、特に、第２実施形態のおむつ１’においては、フラップ部弾性部材７により形成される曲線が、おむつ１’の長手方向の側縁端側に凹状をなす曲線であるため、フラップ部弾性部材７が、着用者の大腿部のライン及びレッグ開口縁部に沿い、大腿部のシール効果及びレッグ開口縁端部の引き上げ効果が特に向上し、サイドフラップのめくれ、異物の進入が効果的に防止できる。
尚、第２実施形態においては、フラップ部弾性部材７のウエスト開口縁部１２に向かう端部７１ｂとウエスト開口縁部１２との間は離間されている。
【００３２】
以上、本発明の第１及び第２実施形態について説明したが、本発明は上記の両実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変更が可能である。
【００３３】
例えば、フラップ部弾性部材７がレッグフラップ部Ｄにおいて形成する曲線は、図６（ａ）に示すように、凸状部と凹状部との組み合わせからなるものであっても良い。また、フラップ部弾性部材は側縁端７ａから外側に抜けても良い。
また、各サイドフラップ部に配されるフラップ部弾性部材の本数は、一本であっても良く、複数本配する場合には、少なくとも一本が上述したように配されていれば良い。また、複数のフラップ弾性部材を配する場合、それらは、例えば図６（ｂ）に示すように一部において束ねられていても良い。
また、レッグフラップ部Ｄよりもウエスト端部１２側のサイドフラップ７において、フラップ弾性部材７１は直線及び曲線の何れで配設されていても良いし、或いは配設されていなくても良い。また、背側部Ａと腹側部Ｂとでフラップ部弾性部材の配設形状が同一でも異なっていても良い。但し、左右両側部のサイドフラップ部に配設されたフラップ部弾性部材は、一方の側のものと他方の側のものとが、吸収性物品の長手方向に伸びる中央線Ｃに対して左右対称であることが好ましい。また、複数のフラップ部弾性部材が配設されている場合、その総て、或いは一部の弾性部材が異なる曲線形状を形成していても良い。
【００３４】
また、ファスニングテープ７２は、腹側部Ｂに固定し得る従来公知の各種の構成を採用でき、例えばシート表面に粘着剤を塗布して形成したものや、機械的ファスナーの雄部材を固定して形成したものを用い得る。
本発明は、赤ん坊や成人用の展開型の使い捨ておむつの他、パンツ型の使い捨ておむつにも適用でき、更に、失禁パットや生理用ナプキン等に適用することもできる。
【００３５】
【発明の効果】
本発明の吸収性物品は、サイドフラップ部がめくれたり、サイドフラップ部の内面側に異物が侵入することがなく、外観に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明の第１実施形態としての使い捨ておむつを、緊張状態において表面シート側から視た一部切欠平面図である。
【図２】図２は、図１の要部拡大図である。
【図３】図３は、図１の使い捨ておむつの装着状態を示す斜視図である。
【図４】図４は、本発明の吸収性物品におけるレッグフラップ部を説明するための模式図である。
【図５】図５は、本発明の第２実施形態としての使い捨ておむつの（ａ）着用状態を示す図、及び該使い捨ておむつの図２相当図である。
【図６】図６は、本発明の更に他の実施形態の要部を示す図である（図２相当図）である。
【符号の説明】
１吸収性物品（使い捨ておむつ）
１１レッグ開口縁部
１２ウエスト開口縁部
２表面シート
３防漏シート
４吸収体
５外層シート
７サイドフラップ部
７１フラップ部弾性部材
８レッグ縁部
Ａ背側部
Ｂ腹側部
Ｄレッグフラップ部
Ｕレッグ開口縁部の上半部
Ｌレッグ開口縁部の上半部

Claims

液透過性の表面シート、液不透過性の防漏シート及び液保持性の吸収体を備え、実質的に縦長であり、長手方向の左右両側部に一対のサイドフラップ部を有する吸収性物品において、
背側部及び／又は腹側部における前記サイドフラップ部に、装着時に形成されるレッグ開口縁部に一端部が位置し、他端部がウエスト開口縁部に向かうように、フラップ部弾性部材が伸張状態で配設されており、
前記フラップ部弾性部材は、レッグフラップ部において前記吸収性物品の幅方向の内方から外方に向かう曲線を形成するように配されている吸収性物品。
前記フラップ部弾性部材が、背側部における前記サイドフラップ部に配設されている請求項１記載の記載の吸収性物品。
前記フラップ部弾性部材における前記曲線を形成する部分は、その少なくとも一部分において、前記吸収性物品の長手方向に延びる中央線に対して、５〜４５°の角度θをなしている請求項１又は２記載の吸収性物品。
前記曲線が、前記吸収性物品の長手方向の側縁端側に凸状をなす曲線である請求項１〜３の何れかに記載の吸収性物品。
前記曲線が、前記吸収性物品の長手方向の側縁端側に凹状をなす曲線である請求項１〜３の何れかに記載の吸収性物品。