JP2008148818A - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に装着でき、おむつ着用後の胴囲の変化に追従しやすいと共に高応力で伸びる部分及び低応力で伸びる部分の位置や伸長応力の程度を調整する自由度の高い使い捨ておむつを提供する。
【解決手段】表面シート、裏面シート及びこれら両シート間に配された吸収体を備え、背側部の一対のサイドフラップ5C,5Cにそれぞれファスニングテープ10が設けられた使い捨ておむつ1であって、一対のサイドフラップ5C,5Cは、おむつの幅方向に向けて互いに並列状に配置固定された複数本の弾性体9を備え、複数本の弾性体9は、一対のサイドフラップ5C,5Cの幅方向外方の部分及び幅方向内方の部分の一方が他方に比して高応力で延びるように配されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、使い捨ておむつに関する。
従来、伸縮性を有するサイドフラップを備えた展開型の使い捨ておむつが知られている。
また、おむつの装着を容易にすると共に装着後のおむつのズレ落ちを防止することを目的として、サイドフラップを含む背側部のおむつ幅方向全体に亘って2段階の伸長応力を有するフィルム材料を用いた使い捨ておむつも提案されている(特許文献1参照)。
特開2002−330994号公報
展開型のおむつは、通常寝かせた状態で装着されるため、おむつ装着時、おむつの背側部における着用者の背中に当接する部分は、着用者の身体に押し付けられ伸長性が妨げられる。そのため、特許文献1記載のおむつにおいては、装着時に着用者の背中に当接する部分の伸長性が発揮されにくく、おむつの装着性の向上効果は十分ではなかった。また、呼吸や姿勢の変化の際に生じる胴囲の変化は、腹側部において大きく、背側部においては小さい。しかし、特許文献1記載のおむつにおいては、おむつ胴周りの部位による伸び方の違いについては何ら考慮されていない。更に、上記のような2段階の伸長応力を有するフィルム材料は、製造コストが高く、更に、高応力で伸びる部分及び低応力で伸びる部分の位置や伸長応力の程度を調整する自由度が低いという問題点もあった。
従って、本発明の目的は、容易に装着でき、おむつ着用後の胴囲の変化に追従しやすいと共に高応力で伸びる部分及び低応力で伸びる部分の位置や伸長応力の程度を調整する自由度の高い使い捨ておむつを提供することにある。
本発明は、表面シート、裏面シート及びこれら両シート間に配された吸収体を備え、背側部の一対のサイドフラップにそれぞれファスニングテープが設けられた使い捨ておむつであって、一対の前記サイドフラップは、おむつの幅方向に向けて互いに並列状に配置固定された複数本の弾性体を備え、複数本の前記弾性体は、一対の前記サイドフラップの幅方向外方の部分及び幅方向内方の部分の一方が他方に比して高応力で延びるように配されている使い捨ておむつを提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の使い捨ておむつによれば、複数本の弾性体が、一対のサイドフラップの幅方向外方の部分及び幅方向内方の部分の一方が他方に比して高応力で延びるように配されているため、おむつを容易に装着でき、おむつ着用後の胴囲の変化に追従しやすいと共に、高応力で伸びる部分及び低応力で伸びる部分の位置や伸長応力の程度を調整する自由度が高い。
以下、本発明の使い捨ておむつについて、その好ましい一実施形態である第1実施形態に基づき、図面を参照しながら説明する。
第1実施形態の使い捨ておむつ1は、図1及び図2に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性又は撥水性の裏面シート3及びこれら両シート2,3間に配された液保持性の吸収体4を備えている。また、背側部Cの一対のサイドフラップ(以下、背側サイドフラップともいう)5C,5Cには、それぞれファスニングテープ10が設けられており、この形態は、この種の従来の使い捨ておむつと同じ形態である。
一対の前記背側サイドフラップ5C,5Cは、おむつの幅方向に向けて互いに並列状に配置固定された複数本の弾性体9を備え、複数本の該弾性体9は、一対の背側サイドフラップ5C,5Cの幅方向外方の部分51及び幅方向内方の部分52の一方が、他方に比して高応力で延びるように配されている。第1実施形態においては、複数本の該弾性体9は、一対の前記背側サイドフラップ5C,5Cの幅方向外方の部分51が高応力で伸びるように、また幅方向内方の部分52が低応力で伸びるように、それぞれ配されている。尚、図1においては、伸長状態の一対の背側サイドフラップ5C,5Cを表した展開平面図が示されている。
第1実施形態の使い捨ておむつ1について更に詳述すると、前記吸収体4は、図1に示すように、縦長の形状を有し、その長手方向の中央部が幅方向内方に括れている。前記表面シート2及び前記裏面シート3は、それぞれ吸収体4の肌当接面側及び非肌当接面側全面を覆っており、吸収体4の周縁より延出している。また、表面シート2は、図2及び図3に示すように、その幅が裏面シート3よりも狭くなっている。
前記吸収体4の長手方向両側部には、前記表面シート2を介して一対のサイドシート62,62が配されている。一対の該サイドシート62,62は、吸収体4の肌当接面側の両側部を長手方向全域に亘って覆っている。一対のサイドシート62,62は、図2に示すように、吸収体4の両側部の幅方向外方において表面シート2と接合され固定部63を形成している。固定部63は、長手方向に直線状に延びて形成されている。一対のサイドシート62,62の内端は、図3に示すように、自由端となっている。股下部Bにおける自由端近傍には立体ギャザー形成用の弾性部材61が伸長状態で固定されており、着用時には、一対の立体ギャザーが形成される。
固定部63の幅方向外方においては、幅方向外方に延出したサイドシート62と裏面シート3とが接合され、一対のレッグフラップ7,7が形成されている。一対のレッグフラップ7,7における股下部Bの幅方向外端近傍には、レッグギャザー形成用の弾性部材71が伸長状態で固定されており、着用時にはレッグギャザーが形成される。
腹側部Aの両側部には、図1に示すように、一対の腹側サイドフラップ5A,5Aが形成されている。一対の腹側サイドフラップ5A,5A及び前述した一対の背側サイドフラップ5C,5Cの肌当接面側及び非肌当接面側は、それぞれサイドシート62及び裏面シート3から形成されている。
次に、第1実施形態における一対の背側サイドフラップ5C,5Cについて詳述する。第1実施形態においては、一対の背側サイドフラップ5C,5Cは、図2に示すように、サイドシート62と裏面シート3との間にギャザーシート8が配されて形成されている。
また、ギャザーシート8は、複数の弾性体9が、表面シート2、裏面シート3及びサイドシート62とは異なる2枚のシート81,81間に、該シートがおむつの幅方向に伸縮するように接着固定されて形成されている。
ギャザーシート8は、横長の矩形形状をしており、その長手方向に伸縮性を有するように形成されている。ギャザーシート8は、おむつの幅方向に伸長させた状態において、サイドシート62と裏面シート3との間に挟まれて接合されている。ギャザーシート8の両面は、サイドシート62又は裏面シート3と公知の接合方法により接合されている。従って、自然状態における一対の背側サイドフラップ5C、5Cは幅方向に収縮した状態となっている。
一対の背側サイドフラップ5C、5Cにおいてサイドシート62と裏面シート3との間に配されたギャザーシート8を構成する複数本の前記弾性体9は、図4に示すように、一対の前記サイドフラップ5C、5Cの幅方向内方の部分52よりも幅方向外方の部分51に多くの本数が配されている。更に説明すると、複数本の弾性体9は、一対の前記サイドフラップ5C、5Cそれぞれの幅方向内方から外方に亘って接着固定された弾性体91と、前記幅方向外方の部分51において接着固定された弾性体92とからなる。尚、図4及び後述する図5に示すギャザーシート8は、その伸長時の状態を示しているものである。
本実施形態においては、接着長が長い弾性体91と短い弾性体92とはおむつの長手方向に亘って交互に配置されている。
このように、第1実施形態における1対の背側サイドフラップ5C,5Cにおいては、その幅方向外方の部分51に配された弾性体の本数は、幅方向内方の部分52に配された弾性体の本数よりも多くなり、その結果、幅方向外方の部分51が高応力で伸びる部分となり、幅方向内方の部分52が低応力で伸びる部分となっている。
高応力で伸びる部分と低応力で伸びる部分は、例えば、図5に示すように、同一材料から形成された複数本の弾性体9の太さを変えることにより設けることもできる。この場合には、複数本の前記弾性体9は、太さの異なる2種類の弾性体からなり、おむつの長手方向に亘って混在しており、太い弾性体93は、一対の前記背側サイドフラップ5C,5Cそれぞれの前記幅方向外方の部分51に配され、細い弾性体94は、前記幅方向内方の部分52に配されている。
第1実施形態における太い弾性体93及び細い弾性体94は同一材料から形成されている。同一材料から形成された、異なる太さの弾性体においては、太い弾性体93の伸長応力は、細い弾性体94の伸長応力よりも大きくなるため、太い弾性体93の配された幅方向外方の部分51が、高応力で伸びる部分となり、細い弾性体94の配された幅方向内方の部分52が、低応力で伸びる部分となる。
尚、本明細書において「弾性体の太さ」は、弾性体の非伸長状態における太さをいい、弾性体が糸状である場合には、その断面の直径で表すものである。
また、複数本の前記弾性体9を2枚のシート81、81間に配置固定する際に、複数の該弾性体9の伸長状態を変えて配置固定することにより高応力で伸びる部分と低応力で伸びる部分とを設けることもできる。
この方法においては、複数本の前記弾性体9は、前記幅方向外方の部分51に配された弾性体及び前記幅方向内方の部分52に配された弾性体からなり、おむつの長手方向に亘って混在しており、前記幅方向外方の部分51に配された弾性体は、高伸長率で配置固定され、前記幅方向内方の部分52に配された弾性体は、低伸長率で配置固定されている。
一対の背側サイドフラップ5C、5Cにおける低応力で伸びる部分の伸長応力は、使い捨ておむつ1を容易に装着できるようにする観点から、好ましくは50〜700cNである。
また、高応力で伸びる部分の伸長応力は、使い捨ておむつ1がズレ落ちるのを防止すると共に、着用後の胴囲の変化に対応できるようにする観点から、好ましくは200〜1,000cNである。
更に、一対の背側サイドフラップ5C、5Cにおける高応力で伸びる部分と低応力で伸びる部分の伸長応力の差は、使い捨ておむつ1の装着時に、装着する者が伸び止まり感(低応力で伸びる部分が伸びきった時に一旦伸びを感じなくなること)を得られるようにする観点から、好ましくは100〜500cNである。
複数の弾性部材9の長さ、太さ及び2枚のシート81,81間に配置固定する際の高伸長率部分及び低伸長率部分それぞれの伸長率は、用いる弾性体の本数や種類等によって適宜調整すればよく、一対の背側サイドフラップ5C、5Cにおける高応力で伸びる部分及び低応力で伸びる部分それぞれの伸長応力が、上述した範囲に入っていればよい。
複数の前記弾性体9の本数は、ベビー用で考えた場合、好ましくは3〜30本、更に好ましくは5〜12本である。
背側サイドフラップ5Cにおける幅方向外方の部分51及び幅方向内方の部分52の伸長応力は、以下の〔伸長応力の測定方法〕により測定される。
〔伸長応力の測定方法〕
おむつから、複数本の弾性体9が配されている部位のおむつ幅方向に亘る全体〔本実施態様においては、背側部Cにおけるウエスト端から20mmまでの領域よりも下方で、且つ左右のファスニングテープの固定端間(おむつ両側縁端間)に存在する領域〕を切り出し、更に幅方向外方の部分51及び幅方向内方の部分52に切り分ける。
切り分けた幅方向外方の部分51及び幅方向内方の部分52をテンシロン引張り試験機〔型番:RTA−100、(株)オリエンテック社製〕を用いて、おむつ幅方向に対応する方向に伸張させる。初期チャック間距離は、幅方向外方の部分51及び幅方向内方の部分52の幅方向の自然長(弾性体9を伸長させない自然状態における長さ,初期長)から20mmを減じた長さとし、サンプルの両端部をそれぞれチャックに挟む。
次いで、クロスヘッド移動速度300mm/minの条件で、サンプルを最大伸張幅(幅方向外方の部分51及び幅方向内方の部分52から弾性体9を排除し、該部分を収縮させないようにして測定した幅方向外方の部分51及び幅方向内方の部分52の幅)まで伸長させる。最大伸張時の伸長率P(%)は、〔(最大伸張幅−初期長)/初期長〕×100で求められる。そして、最大伸張時の伸張率Pから30%を減じた伸張率〔(P−30)%〕における引張荷重(引張力)を求める。この引っ張り荷重を伸長応力とする。
一対の背側サイドフラップ5C,5Cそれぞれの幅方向外側端部には、図1に示すように、ファスニングテープ10が設けられている。ファスニングテープ10は、図4に示すように、その一方の端部が、サイドシート62と裏面シート3との間に挟持されたギャザーシート8を介して固定されている。ギャザーシート8は、おむつ幅方向に伸長させた状態においてファスニングテープ10と固定されている。この固定には、例えば、接着剤やヒートシール等公知の接合手段が用いられる。
腹側部Aの裏面シート3における非肌当接面側には、ファスニングテープ10が止着されるランディングテープ(図示せず)が配されている。使い捨ておむつ1は、ファスニングテープ10をランディングテープに止着することにより装着形態が形成される。
次に、使い捨ておむつ1を形成する各部材について説明する。
表面シート2、裏面シート3、吸収体4及びサイドシート62としては、従来の吸収性物品等において用いられている各種材料を用いることができる。
表面シート2としては、例えば各種製法による不織布、開孔フィルム、これらの積層体を用いることができる。
裏面シート3としては、例えば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィルムを用いることができる。また、これらのフィルムと不織布との積層体を用いることもできる。このようなフィルムと不織布との積層体を用いる場合には、吸収体4の外面に位置するおむつの幅方向中央領域を積層体で構成し、該中央領域を除くサイドフラップ部の外面に位置する領域を不織布の単層構造で構成してもよい。
吸収体4としては、例えばパルプ繊維等の繊維集合体又はこれと吸収性ポリマーとを併用したものを用いることができる。
複数本の弾性体9としては、天然ゴム、ポリウレタン系樹脂、発泡ウレタン系樹脂、ホットメルト系伸縮部材等の伸縮性素材を糸状(糸ゴム)又は帯状(平ゴム)やフィルム状に形成したものが好ましい。
ギャザーシート8を構成する2枚のシート81,81としては不織布、フィルム、ティッシュ等を用いることができるが、一対の背側サイドフラップ5C,5Cに通気性を付与させる観点から不織布が好ましく用いられる。尚、本発明における2枚のシートは、それぞれ別体のシートであってもよいが、一枚のシートを折り返して2枚のシートとしたものであってもよい。
以上のように構成された第1実施形態の使い捨ておむつにおいては、使い捨ておむつ1を装着する際には、着用者の両脇近傍に位置する一対の背側サイドフラップ5C,5Cの幅方向内方の部分52が伸び、装着後の着用者の姿勢の変化等に起因する胴囲の変化には、着用者のより腹側に位置する一対の背側サイドフラップ5C,5Cの幅方向外方の部分51が伸びて着用者の胴囲の変化に対応できるため、使い捨ておむつ1の装着が容易であると共に、装着後の着用者の胴囲、特に腹囲の変化に追従しやすい。尚、一対の背側サイドフラップ5C,5Cは、着用者の両脇から腹側にかけて位置するため、装着時に着用者の身体には押し付けられず、その伸長性は妨げられにくい。
また、複数の弾性体9の長さ、複数の弾性体9の太さ又は複数の弾性体9の固定時の伸長率を変えて高応力で伸びる部分と低応力で伸びる部分とを形成しているため、高応力で伸びる部分と低応力で伸びる部分の位置や伸長応力の程度の調整の自由度が高い。
尚、第1実施形態においては、複数本の弾性体9は、幅方向外方の部分51が幅方向内方の部分52に比して高応力で伸びるように配されていたが、幅方向内方の部分52が幅方向外方の部分51に比して高応力で伸びるように配されていてもよい。
次に、本発明の使い捨ておむつの第2の実施形態について説明する。第2実施形態については、上述した第1実施形態と異なる点を主として説明し、同様の点は同一の符号を付して説明を省略する。第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が奏される。
第2実施形態の使い捨ておむつ1においては、図6に示すように、第1実施形態に比して、一対の背側サイドフラップ5C,5Cの構成が主として異なる。具体的には、一対の背側サイドフラップ5C,5Cは、複数本の弾性体9が、表面シート2及び裏面シート3とは異なる2枚のシート間に、該シートがおむつの幅方向に延出するように接着固定されたギャザーシート8により形成されている。
また、第2実施形態の使い捨ておむつ1においては、一対の腹側サイドフラップ5A、5Aは形成されていない。
第2実施形態においては、一対の背側サイドフラップ5C、5Cは、図6に示すように、下底がおむつ幅方向内方に位置する略台形形状をしており、背側部Cにおいて、図7に示すように、サイドシート62と裏面シート3との間に公知の接合手段(例えば、接着剤やヒートシール等)により固定されている。
また、ファスニングテープ10は、その幅方向内方の端部が背側サイドフラップ5Cを形成するギャザーシート8のおむつ幅方向外端部の非肌当接面側に固定されている。
本発明の使い捨ておむつは、前述した実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
例えば、第1実施形態及び第2実施形態においては、複数本の弾性体9は、表面シート2、裏面シート3及びサイドシート62とは異なる2枚のシート81,81間に接着固定されて、複数本の該弾性体9及び2枚の該シートからギャザーシートを形成していたが、ギャザーシート8は形成しなくてもよい。即ち、複数の弾性体は、表面シート2、裏面シート3及びサイドシート62とは異なる1枚のシートとサイドシート62又は裏面シート3との間に配置固定されて背側サイドフラップ5Cに用いられてもよい。また、複数本の弾性体9は、サイドシート62と裏面シート3との間に配置固定されて背側サイドフラップ5Cに用いられてもよい。
また、2枚のシート81,81として伸長性を有する材料を用い、複数本の弾性体9を該2枚のシート81,81間に非伸長状態で接合固定して伸縮可能なギャザーシート8を構成してもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態においては、使い捨ておむつ1は、吸収体4の長手方向を覆う一対のサイドシート62,62有していたが、一対のサイドシート62,62は有していなくてもよく、その場合には、表面シート2と裏面シート3との間にギャザーシート8を配して背側サイドフラップ5Cを形成してもよい。
ギャザーシート8は、背側部Cの幅方向全域に亘って配されていてもよい。この場合には吸収体4の配されている幅方向中央領域において、ギャザーシート8の伸縮性が発現しないようにされていることが好ましい。ギャザーシート8の伸縮性を発現させない方法としては、例えば、幅方向中央領域において複数の弾性体9を幅方向に亘って切断して伸縮性を発現させないようにすることができる。
サイドフラップ5Cの幅方向外方の部分51が高応力で伸びるように、幅方向内方の部分52が低応力で伸びるようにするには、前述したように、複数の弾性体9の接着長さを変えたり、太さを変えたり、本数を変えたり、又は複数の弾性体9の2枚のシートへの固定時の伸長率を変えたりする以外の方法を用いてもよい。また、弾性体9の本数や太さ等の違いを適宜組み合わせて、高応力で伸びる部分と低応力で伸びる部分とを設けてもよい。
本発明の使い捨ておむつ1においては、前記各実施形態の各構成は、適宜組み合わせることができる。
図1は、本発明の使い捨ておむつの第1実施形態の展開平面図である。 図2は、図1のX−X線の断面を模式的に示した拡大断面図である。 図3は、図1のY−Y線の断面を模式的に示した拡大断面図である。 図4は、第1実施形態におけるギャザーシートを示す一部破断平面図である。 図5は、本発明の使い捨ておむつにおけるギャザーシートの別の形態を示す一部破断平面図である。 図6は、本発明の使い捨ておむつの第2実施形態の展開平面図である。 図7は、図6のZ−Z線の断面を模式的に示した拡大断面図である。
符号の説明
1 使い捨ておむつ
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5A 腹側サイドフラップ
5C サイドフラップ(背側サイドフラップ)
61 立体ギャザー形成用の弾性部材
62 サイドシート
63 固定部
7 レッグフラップ
71 レッグギャザー形成用の弾性部材
8 ギャザーシート
9 弾性体
91 接着長の長い弾性体
92 接着長の短い弾性体
93 太い弾性体
94 細い弾性体
10 ファスニングテープ

Claims (8)

  1. 表面シート、裏面シート及びこれら両シート間に配された吸収体を備え、背側部の一対のサイドフラップにそれぞれファスニングテープが設けられた使い捨ておむつであって、
    一対の前記サイドフラップは、おむつの幅方向に向けて互いに並列状に配置固定された複数本の弾性体を備え、
    複数本の前記弾性体は、一対の前記サイドフラップの幅方向外方の部分及び幅方向内方の部分の一方が他方に比して高応力で延びるように配されている使い捨ておむつ。
  2. 複数本の前記弾性体は、一対の前記サイドフラップの幅方向外方の部分が、幅方向内方の部分に比して高応力で伸びるようにそれぞれ配されている請求項1記載の使い捨ておむつ。
  3. 一対の前記サイドフラップは、複数本の前記弾性体が、前記表面シート及び前記裏面シートとは異なる2枚のシート間に、該シートがおむつの幅方向に伸縮するように接着固定されて形成されたギャザーシートを備えている請求項1又は2記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記使い捨ておむつは、前記吸収体の両側部を覆うサイドシートを更に備え、前記ギャザーシートは、該サイドシートと前記裏面シートとの間に配されている請求項3記載の使い捨ておむつ。
  5. 一対の前記サイドフラップは、複数本の前記弾性体が、前記表面シート及び前記裏面シートとは異なる2枚のシート間に、該シートがおむつの幅方向に延出するように接着固定されたギャザーシートにより形成されている請求項1又は2記載の使い捨ておむつ。
  6. 前記弾性体は、一対の前記サイドフラップの幅方向内方の部分よりも幅方向外方の部分に多くの本数が配されている請求項1ないし5の何れかに記載の使い捨ておむつ。
  7. 複数本の前記弾性体は、太さの異なる2種類の弾性体からなり、
    太い弾性体は、一対の前記サイドフラップそれぞれの前記幅方向外方の部分に配され、細い弾性体は、前記幅方向内方の部分に配されている請求項1ないし5の何れかに記載の使い捨ておむつ。
  8. 複数本の前記弾性体は、前記幅方向外方の部分に配された弾性体及び前記幅方向内方の部分に配された弾性体からなり、
    前記幅方向外方の部分に配された弾性体は、高伸長率で配置固定され、前記幅方向内方の部分に配された弾性体は、低伸長率で配置固定されている請求項1ないし5の何れかに記載の使い捨ておむつ。
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