JPH01132426A - 歩行型トラクターの走行用伝動構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エンジンを出力軸が機体横向きに突出する状
態で機体前端部に配置し、走行用ミッションケースの入
力軸を機体横向きで前記エンジンの後方に配置した歩行
型トラクターの走行用伝動構造に関する。

〔従来の技術〕

上記歩行型トラクターにおいて、従来、例えば実開昭５
７−４７４２１号公報に示されるように、エンジン出力
軸とミッション入力軸とにわたって複数本の伝動ベルト
を伝動比が異なる状態で巻掛けると共に、複数本の伝動
ベルトを各別に作用する複数のテンション輪体により択
一的に伝動用張り状態に操作するように構成することに
より、エンジンから走行用ミッションに動力伝達するた
めのベルト式伝動構成を利用して走行用変速装置を構成
されたものがあった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の場合、変速が有段階になることから現出速度の微
調節ができないとか、現出可能な変速の範囲を広くしよ
うとすると、伝動ベルトの必要数が多くなり、エンジン
出力軸やミッション入力軸の軸芯方向での大きさが大に
なっていた。

本発明の目的は、エンジンから走行用ミッションへの伝
動構成を利用して変速できるようにし、しかも、微変速
をしたり、変速中を広くすることがコンパクト化を図り
ながらできるようにすると共に、安全面で有利なように
することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の特徴構成は、冒記した歩行型トラクターの走行
用伝動構造において、前記出力軸に割り型ベルトプーリ
を、かつ、前記入力軸に非割り型ベルトプーリを夫々取
付けると共に、前記割り型ベルトプーリと前記非割り型
ベルトプーリとにわたって伝動ベルトを巻掛け、前記割
り型ベルトプーリのベルト巻掛は径を変更調節する変速
操作具を、前記伝動ベルトのためのベルトカバーの前方
でエンジンカバーの前端より機体後側に位置し、かつ、
前記エンジンの横側方で前記ベルトカバーの機体横外側
端より機体内側に位置する箇所に配置してあることにあ
る。

そして、その作用及び効果は次のとおりである。

〔作　用〕

変速繰作具を操作すると、エンジン出力軸側のヘルド巻
掛は径が変化し、伝動ベルトによるエンジン出力側から
ミッション入力軸への伝動比が変化する。つまり、エン
ジンから走行用ミッションへのベルト式伝動構成が変速
装置になる。

そして、変速操作具による巻掛は径調節が多段階にした
り、無段階にできるように構成することにより、伝動ベ
ルトの装着数を従来より少なくしながら現出可能な速度
段階を多くしたり、無段変速ができるようになる。

変速操作具がエンジンカバーより前方に、かつ、ベルト
カバーより横外側方に夫々突出せず機体周辺に位置する
作物や障害物等に接触しにくくなる。

〔発明の効果〕

エンジンから走行用ミッションへの伝動構成を利用して
変速装置を構成できるのでありながら、割り型ベルトプ
ーリを利用の変速手段のために、調節中の広い変速や微
調速を可能にし、必要走行速度が大巾に異なるとかわず
かに異なる種々の作業ができるようになり、しかも、出
力軸や入力軸の軸芯方向での大きさを極力小に抑えたコ
ンパクトなものにできるようになった。

さらには、変速操作具の配置構成により、走行箇所や格
納箇所が狭い場合でも変速操作具と作物や障害物との接
触による作物損傷や変速装置破損を招きにくい安全な状
態で作業したり、格納できるようになった。

〔実施例〕

次に実施例を示す。

第３図に示すように、走行用車輪（１）、及び、機体前
部に配置されたエンジン（Ｅ）等を有した自走機体の後
部に、操縦ハンドル（２）を縦軸芯（Ｐ）周りで前後に
向き変更できるように取付けると共に、ロークリ耕耘装
置等の各種作業装置を連結するためのヒツチ（３）を付
設して、歩行型の農用トラクターを構成してある。

第１図及び第２回に示すように、エンジン（Ｅ）の機体
横方向に向く出力軸（４）に割り型ベルトプーリ（５）
を、かつ、エンジン（Ｅ）の後方にてミッションケース
（６）から機体横向きに突出された走行用ミッション入
力軸（７）に多板式主クラッチ（８）のクラッチボディ
ーに兼用の非割り型ベルトプーリ（９）を夫々一体回転
するように取付けると共に、これらベルトプーリ（８）
及び（９）、自動テンション輪体（１０）、ベルト支持
輸体（１１）にわたって伝動ベルト（１２）を巻掛けて
、エンジン（Ｅ）に支持部材（１３）を介して取付けた
変速操作置（１４）によりベルトプーリ（５）のベルト
巻掛は径を変更調節することにより変速操作するように
走行用副変速のためのベルト式無段変速装置を構成して
ある。

すなわち、変速操作具（１４）は支持部材（１３）に回
動のみ可能に取付けであると共にネジ軸部（１４ａ）に
一端側を螺合させた連動部材（１５）、揺動リンク（１
６）を介してプーリ操作アーム（１７）に連動させてあ
り、変速操作具（１４）を回動操作すると、連動部材（
１５）が変速操作具（１４）の回転軸芯方向に螺進操作
されてプーリ操作アーム（１７）の回転支軸（１８）を
回動操作し、プーリ操作アーム（１７）が可動側ベルト
プーリ部分（５ａ）をその回転軸芯方向に摺動させて固
定側ベルトプーリ部分（５ｂ）に接近させたり、可動側
ベルトプーリ部分（５ａ）をスプリング（１９）によっ
て固定側ベルトプーリ部分（５ｂ）から離間操作させる
のである。

変速操作具（１４）は、伝動ベルト（１２）及び両ヘル
ドプーリ（５）　、　（９）を安全のために覆っである
ベルトカバー（２０）の前方でエンジンカバー（２１）
の前端より機体後方側に位置し、かつ、エンジン（Ｅ）
の横側方で前記へルトカバー（２０）の機体横外側端よ
り機体内側に位置する箇所に配置してある。すなわち、
変速操作具（１４）がエンジンカバー（２１）より前方
に、かつ、ベルトカバー（２０）より横外側に夫々突出
しな（て機体周辺の他物と接触しにくいように配慮して
ある。

第１図及び第２図に示すように、前記連動部材（１５）
に指示マーク取付部材（２２）を一体移動するように取
付けると共に、この指示マーク取付部材（２２）に付設
の指示マーク（２２ａ）を見通すための窓（２３）及び
文字式速度表示（ａ）　、　（ｂ）　、　（ｃ）を有し
た速度表示板（２４）を支持部材（１３）に付設して、
ヘルド式無段変速装置の速度表示装置を構成してある。

変速操作具（１４）の回動操作に伴い指示マーク（２２
ａ）が窓内を移動して所定の速度表示（ａ）または（ｂ
）または（ｃ）を指示するのである。

〔別実施例〕

変速操作具としては、回動に伴って前後に移動するよう
に螺着した操作具を採用して実施してもよい。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

ではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る歩行型トラクターの走行用伝動構造
の実施例を示し、第１図は変速装置の一部切欠き平面図
、第２図は変速装置の側面図、第３図は歩行型農用トラ
クター全体の側面図である。 （４）・・・・・・出力軸、（５）・・・・・・割り型
へルトブーリ、（６）・・・・・・走行用ミッションケ
ース、（７）・・・・・・入力軸、（９）・・・・・・
非割り型ベルトプーリ、（１２）・・・・・・伝動ベル
ト、（１４）・・・・・・変速操作具、（２０）・・・
・・・ヘルドカバー、（２１）・・・・・・エンジンカ
バー、（Ｅ）・・・・・・エンジン。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、エンジン（Ｅ）を出力軸（４）が機体横向きに突出
   する状態で機体前端部に配置し、走行用ミッションケー
   ス（６）の入力軸（７）を機体横向きで前記エンジン（
   Ｅ）の後方に配置した歩行型トラクターの走行用伝動構
   造であって、前記出力軸（４）に割り型ベルトプーリ（
   ５）を、かつ、前記入力軸（７）に非割り型ベルトプー
   リ（９）を夫々取付けると共に、前記割り型ベルトプー
   リ（５）と前記非割り型ベルトプーリ（９）とにわたっ
   て伝動ベルト（１２）を巻掛け、前記割り型ベルトプー
   リ（５）のベルト巻掛け径を変更調節する変速操作具（
   １４）を、前記伝動ベルト（１２）のためのベルトカバ
   ー（２０）の前方でエンジンカバー（２１）の前端より
   機体後側に位置し、かつ、前記エンジン（Ｅ）の横側方
   で前記ベルトカバー（２０）の機体横外側端より機体内
   側に位置する箇所に配置してある歩行型トラクターの走
   行用伝動構造。 ２、前記変速操作具（１４）が回転のみ可能な操作具で
   ある特許請求の範囲第１項に記載の走行用伝動構造。