JPH01126406A - ローディングショベルの油圧駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明はローディングショベルの油圧駆動装置の改良
に関している。

［従来の技術］ ローディングショベルでは、フロントアッタチメントを
構成しているブーム、アーム、バケットなどを駆動する
油圧アクチュエータが方向切換弁を介在して油圧ポンプ
に接続され、方向切換弁のスプールをスライドさせるこ
とによって、油圧アクチュエータに供給される作動油の
流れをかえ、ブーム、アーム、バケットなどの運動の方
向を変えることができるようにさせられている。

アームのもどり速度をはやくさせて、掘削作業全体の能
率を向上させるために、アームを駆動する油圧アクチュ
エータにたいする方向切換弁は、スプールにおけるもど
り側通路を形成している部分、つまり油圧アクチュエー
タにつながるポートとタンクポートとを接続している通
路を形成している、ランドとランドとの間にある部分の
直径を　。

小さくして、もどり側通路の断面積を大きくさせ。

アームに下向きの回転をなさせたときに、油圧アクチュ
エータにたいする背圧をできるだけ小さくさせている、
これとともに、荷吊りなどに際して。

アームを駆動している油圧アクチュエータに大きな背圧
を具備させなければならないため、もどり側通路を形成
しているランドに絞りを設け、スプールの移動量を制御
することでもって、油圧アクチュエータに接続するポー
トとタンクポートとの間に絞りを挿入することができる
ようにさせている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、このようなものでは、荷積みをなすとき
に、方向切換弁のスプールを微動させ、絞りの断面積を
変えて、油圧アクチュエータに必要とする背圧をあたえ
て、アームに一定速度の回転をなさせなければならず、
かなりたがい運転技術をオペレータに要求している。た
とえば、土砂をダンプトラックに積み込むときに、バケ
ットとダンプトラックのベッセルとの位置合わせをなす
ときに、オペレータは操作レバーをゆっくりとかつ注意
深く回転して、方向切換弁の絞りの断面積を選択し、ア
ームに一定速度で下向きの回転をなさせて、アームが重
力によって急速回転し、バケットがダンプトラックに衝
突しないようにさせている。が、これは、バケットの高
さや土砂の重さにおうじで、操作レバーの全回転角度の
ごく一部の範囲において、操作レバーを微動させること
によってなさなければならず、経験および技術をもつオ
ペレータであっても、かなりの労力を必要としているの
が現状である。

本発明は、アームに下向きの回転をなさせるときに、作
業目的におうして、アームを駆動する油圧アクチュエー
タにたいする背圧の大きさを変えることができ、しかも
これをより簡単な運転操作でもってなすことができる、
改良されたローディングショベル用油圧駆動装置を提供
するものである。

［問題点を解決するための手段］ 本発明のローディングショベル用油圧駆動装置は、アー
ムを駆動している油圧アクチュエータを、本来接続され
ている方向切換弁のみならず、もどり側通路の断面積が
異なっている他の方向切換弁にも接続して、これらの方
向切換弁を選択することによって、作業目的におうじた
速度でもって、下向きの回転をアームにさせることがで
きるようにさせて、つまり方向切換弁を選択することに
よって、アームを駆動する油圧アクチュエータにたいす
る背圧の大きさ製変えることができるようにさせて、作
業におうじて異なる運転操作を必要としないようにさせ
たものである。

本発明のローディングショベル用油圧駆動装置は、以下
に、添付図面と共に説明する。

［実施例コ 図面において、参照符号１１はブームを回転させる油圧
シリンダ、１２はアームを回転させる油圧シリンダ、１
３はバケットを動かす油圧シリンダ、１４はアームの回
転に関連してブームを回転させる油圧シリンダ、１５お
よび１６は油圧ポンプ、１７および、１８は多連結弁を
それぞれ示している。

多連結弁１７はたとえば四個の方向切換弁２１〜２４に
よって、多連結弁１８も四個の方向切換弁２５〜２８に
よって構成されている。いずれの方向切換弁も四ポート
三位置の切換弁からなっていて、出口側ポート、ポンプ
側ポートおよびもどり側ポートに加えて、中立位置にて
作動油をバイパスさせる通路を備えている。多連結弁１
７を形成している方向切換弁２１〜２４は作動油をバイ
パスさせる通路の出口側ポートと入口側ポートとをたが
いに接続され、最上流にある方向切換弁２４におけるバ
イパス通路の入口側ポートを油圧ポンプ１５につながれ
ている。

また、多連結弁１８における方向切換弁２５〜２８も同
様に作動油をバイパスさせる通路の出口側ポートと入口
側ポートとをたがいに接続され、最上流にある方向切換
弁２８のバイパス通路の入口側ポートを油圧ポンプ１６
につながれている。すべての方向切換弁はポンプ側ポー
トが逆止め弁を介在してバイパス通路につながれている
。

ブームを回転させる油圧シリンダ１１は方向切換弁２１
．２５の出口側ポートに、アームを回転させる油圧シリ
ンダ１２は方向切換弁２３．２６の出口側ポートに、そ
してバケットを動かす油圧シリンダ１３は方向切換弁２
７の出口側ポートにそれぞれつながれている。また、油
圧シリンダ１４はたとえば特公昭５２−３３８３号公報
に記載されているレベルシリンダであって、アームの回
転に関連してブームを回転させ、バケットを水平に押し
出しつつ掘削をなすることができるようにさせるための
もので、方向切換弁２１．２５の出口側ポートにたいし
て切換弁２９を介在してかつ油圧シリンダ１１とパラレ
ルにつながれている。

この油圧駆動装置では、さらに、油圧シリンダ１２が方
向切換弁２３のみならず、多連結弁１８における空いて
いる方向切換弁、たとえば切換弁２６の出口側ポートに
もつながれている。方向切換弁２６は。

方向切換弁２２．２４．２８とともに、このローディン
グショベルにおいてオプションとなっている作業具、た
とえば油圧ハンマーのような作業具を装着したときに使
用する予備の方向切換弁であって、作動油のもどり便通
路が方向切換弁２３に比較してより小さな断面積をもっ
ていて、出口側ポートが油圧シリンダ１ｚにつながれて
いる。

方向切換弁２１〜２４．２５〜２８の各々はパイロット
操作形のものからなっていて、スプールの移動が油圧ポ
ンプ３１．リリーフ弁３２およびパイロット操作弁３３
〜３５を含む回路によってなされている。パイロット操
作弁３３〜３５はいずれも四ポート三位置の切換弁から
なっていて、スプールの移動は運転者が操作レバー（図
示を省略）を回転させることによってなされるようにな
っている。これらのパイロット操作弁のうち、パイロッ
ト操作弁３３は出口側ポートが油圧シリンダ１１に供給
される作動油の流れを制御している方向切換弁２１．２
５のパイロットポートにつながれ、パイロット操作弁３
４は出口側ポートが油圧シリンダ１４に供給される作動
油の流れを制御している方向切換弁２７のパイロットポ
ートにつながれ、パイロット操作弁３５は出口側ポート
のひとつが方向切換弁２３のパイロットポートの一方に
、出口側ポートのもうひとつが切換弁３６を介在して方
向切換弁２３のパイロットポートの他方につながれ、方
向切換弁２６はパイロットポートが切換弁３６を介在し
てパイロット操作弁３５の出口側ポートにつながれてい
る。

切換弁３６は、常態において、パイロット操作弁３５の
出口側ポートを方向切換弁２３のパイロットポートに接
続させると共に、方向切換弁２６のパイロットポートを
油タンクに接続させていて、切り換えをなされたときに
、パイロット操作弁３５の出口側ポートを方向切換弁２
６のパイロットポートに、方向切換弁２３のパイロット
ポートを油タンクに接続することができるようにさせて
いる。切換弁３６の切り換えは油圧ポンプ３１とパイロ
ット操作弁３３〜３５との間に接続されている切換弁３
７によってなされている。切換弁３７は入口側ポートが
油圧ポンプ３１に、出口側ポートが切換弁３６のパイロ
ットポートおよびパイロット切換弁３３〜３５の入口側
ポートにそれぞれつながれていて、油圧ポンプ３１から
の吐出油をパイロット操作弁３３〜３５にたいしてつね
に供給されていると共に、操作されたときに。

ポンプ３１からの作動油を切換弁３６のパイロットポー
トにも導くことができるようにさせている。

この油圧駆動装置は、掘削などの作業に際して、油圧ポ
ンプ１５．１６、および油圧ポンプ３１を作動させ、パ
イロット切換弁３３〜３５のスプールの移動を操作レバ
ーによってなさせると、これらのパイロット操作弁の各
々に関係している方向切換弁２１゜２３、２５．２７の
スプールが油圧ポンプ３１からの吐出油によって移動さ
れ、これによって油圧ポンプ１５゜１６からの吐出油が
油圧シリンダ１１〜１３に供給されて、油圧シリンダ１
１にブームの回転をなさせ、油圧シリンダ１２にアーム
の回転をなさせ、油圧シリンダ１３にバケットの回転を
なさせることができる。

このときに、油圧シリンダ１２からのもどり油は方向切
換弁２３を経由して油タンクに流れ、油圧シリンダ１２
にたいする背圧が小さいため、アームに急速な下向きの
回転をなさせて、掘削作業を能率よくなさせることがで
きる。

他方、掘削された土砂をダンプトラックのベッセルなど
に降ろすときには、切換弁３７を切り換え。

方向切換弁３５を切り換えることによって、油圧ポンプ
３１からの吐出油が切換弁３６のパイロットポートに導
かれ、切換弁３６が切り換わり、油圧ポンプ３１からの
吐出油がパイロット操作弁３５を経由して方向切換弁２
６のパイロットボートに流れ、方向切換弁２６のスプー
ルを移動させると共に、方向切換弁２３がパイロットポ
ートを油タンクにつながれ。

方向切換弁２３のスプールがばねによって中立位置に移
動される。そこで、油ポンプ１６からの吐出油は方向切
換弁２６を経由して油圧シリンダ１２に供給され、油圧
シリンダ１２からのもどり油は方向切換弁２６を経由し
て油タンクに還流される。方向切換弁２６は前述のよう
に作動油のもどり側通路が油圧シリンダ１２にたいする
本来の方向切換弁２３よりもより小さな断面積をもつも
のからなっているため。

方向切換弁２３に接続されているときよりも、大きな背
圧を油圧シリンダ１２にあたえることになり、アームの
下向きの回転を一定速度でもってなさせ、ることができ
る。

［発明の効果コ 本発明のローディングショベル用油圧駆動装置は、以上
述べたように、アームを駆動している油圧アクチュエー
タが断面積の異なっている作動油のもどり側通路を具備
している他の方向切換弁にも接続されていて、方向切換
弁を選択することによって、作業目的におうじた速度で
もって、下向きの回転をアームになさせているので、従
来の油圧駆動装置を組み込まれているショベルに比較し
て、運転操作をより容易になすことができ、しかも一部
を変更するだけでもって、既存の油圧駆動装置にこの機
能を具備させることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明のローディングショベル用油圧駆動装置の
一実施例を示す油圧回路図である。 特許出願人　　日立建機株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．　油圧ポンプと、フロントアッタチメントを構成し
   ているブーム、アーム、バケットなど作動させている油
   圧アクチュエータと、油圧ポンプから油圧アクチュエー
   タの各々に供給される作動油の流れを制御している方向
   切換弁とをもっているローディングシヨベルの油圧駆動
   装置において、アームを作動させている油圧アクチュエ
   ータが断面積の異なっている作動油のもどり側通路を具
   備している他の方向切換弁にも接続されていて、方向切
   換弁を選択することによって、作業目的におうじた速度
   で下向きの回転をアームになさせていること、を特徴と
   しているローディングシヨベルの油圧駆動装置。