JPH0112592Y2 - - Google Patents

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JPH0112592Y2
JPH0112592Y2 JP1428184U JP1428184U JPH0112592Y2 JP H0112592 Y2 JPH0112592 Y2 JP H0112592Y2 JP 1428184 U JP1428184 U JP 1428184U JP 1428184 U JP1428184 U JP 1428184U JP H0112592 Y2 JPH0112592 Y2 JP H0112592Y2
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JP
Japan
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water supply
planter
cylindrical
supply pipe
water
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JP1428184U
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JPS60127727U (ja
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、室内および室外園芸用に使用する多
段式栽培装置に関するものである。
従来例の構成とその問題点 従来の多段式栽培装置としては、多段で剛体化
した棚と、この棚の各棚板に対して載置される鉢
またはプランタとの組合せ構造が提供されてい
る。このような従来構造によると次のような問題
点がある。
Γ 棚と鉢またはプランタとの組合せであること
から全体が高価となる。
Γ 給水方式としたとき、給水装置が外部に露出
していることから外観上好ましくなく、また給
水装置は外力などにより損傷し易い。
Γ また従来のプランタまたは鉢では給水したと
きの余剰水(排水)がたれ流し状となり、周辺
をきたなくすると共に、残存有効肥料を放棄す
ることになつて不経済である。
Γ 棚板間の距離が決定しており、栽培物の種類
によつては効率の悪い栽培となる。すなわち最
終的な成長高さが棚板間距離よりもかなり低い
ときには無駄な空間が生じ、また棚板間距離よ
り高いときには栽培物の成長を止めたり傷付け
たりする。
考案の目的 本考案の目的とするところは、上記問題点を解
消し得る多段式栽培装置を提供する点にある。
考案の構成 上記目的を達成するために本考案における多段
式栽培装置は、周囲複数箇所に上下方向の筒部を
形成したプランタを複数個設けると共に、これら
プランタ内に散水パイプを配設し、各プランタ
は、その底面を傾斜形成すると共に、傾斜下位側
にタンク部を形成し、このタンク部と前記筒部の
うちの1本とを連通し、上下で対向する筒部間に
嵌脱自在な筒状支柱を設け、前記筒部のうちの他
の1本と筒状支柱とを嵌合接続したときに形成さ
れる内部路内を利用して給水パイプを配設すると
共に、この給水パイプと各プランタの散水パイプ
とを接続自在に構成し、さらに給水パイプの下端
を、最下段のプランタ内に設けた給水ポンプに接
続して構成している。
実施例と作用 以下に本考案の一実施例を第1図〜第4図に基
づいて説明する。1は矩形箱状のプランタで、前
側板1Aと後側板1Bと左側板1Cと右側板1D
と底板1Eとにより構成され、前・後側板1A,
1Bの外面には夫々左右一対の四角筒状の筒部2
が上下方向に且つ一体に形成されている。なお前
後、左右は使用勝手により任意に変わるものであ
り、部品名称には限定されない。各プランタ1内
の上部には環状の散水パイプ3が配設され、この
散水パイプ3は四側板1A,1B,1C,1Dに
対して、予め固定してもよく、また係止具4を介
して着脱自在に取付けてもよい。各プランタ1の
底面、すなわち底板1Eの上面は、左側板1C側
が上位で且つ右側板1D側が下位の傾斜面5に形
成してあり、また下位である右側板1D近くの底
板1Eを下方に凹入させて、ここをタンク部6に
形成している。このタンク部6とプランタ1内と
は、網目を有する格子7にて仕切られている。前
記筒部2のうちの1本とタンク部6との下部間は
前記前側板1Aに形成した連通孔8により連通さ
れている。また各筒部2において、最下段のプラ
ンタ1における連通孔8に対応する筒部2は、そ
の下端が固定式またはキヤツプ式の閉塞板9にて
閉塞され、さらに最下段以下(上段)のプランタ
1における各筒部2の下端には、嵌脱用の小筒部
2aが一体形成されている。10は上下で対向す
る筒部2間に嵌脱自在な筒状支柱で、その上端は
前記小筒部2aに外嵌自在であり、また下端に
は、筒部2の上端に内嵌自在な小筒部10aが一
体形成されている。前記筒部2のうちの他の1
本、すなわち後側板1Bの右側板1D側の筒部2
と筒状支柱10とを嵌合接続したときに形成され
る内部路11内に配管自在な給水パイプ12が設
けられ、この給水パイプ12は長さ方向に分割さ
れていて、接続パイプ13を介して接続分離自在
に構成している。前記給水パイプ12の中間複数
箇所ならびに上端は、接続具14を介して夫々の
散水パイプ3に接続自在に構成している。さらに
給水パイプ12の下端を、最下段のプランタ1に
おけるタンク部6内に設けた水中ポンプ式の給水
ポンプ15に接続している。
上記実施例において、組立ては次のようにして
行なわれる。先ず給水ポンプ15を有する最下段
のプランタ1を設置する。次いで各筒部2の上端
に対して小筒部10aを介して筒状支柱10を嵌
合立設する。その際に、接続パイプ13を介して
給水パイプ12が配管される。そして次段のプラ
ンタ1を、その筒部2の小筒部2aを筒状支柱1
0の上端に嵌合させて積上げる。その後、筒状支
柱10とプランタ1とを順次嵌合積上げることに
よつて所望段数の組立てが行なわれる。
なお積上げに際して使用する筒状支柱10の長
さを変化させることにより、栽培物の成長に影響
せず且つ無駄な空間が生じない距離を上下のプラ
ンタ1間に確保できる。また筒状支柱10の長さ
変化に応じて給水パイプ12の長さも変化する
が、その際に余裕を持たせるため、給水パイプ1
2としては可撓性の充分にあるチユーブなどが好
適である。
栽培時においては給水ポンプ15を作動させ
る。給水ポンプ15は、手動式とすることによつ
て任意な日、時に給水が行なえ、またタイマー付
電動式自動給水式とすることによつて、設定した
日、時に自動給水が行なえることになつて特に留
守時などに好適である。給水ポンプ15の作動に
より、最下段のプランタ1におけるタンク部6に
集められている水が吸上げられ、そして給水パイ
プ12を介して各散水パイプ3に供給される。す
ると各散水パイプ3から夫々のプランタ1内に散
水が行なわれる。散水は土壌をしめらせ、そして
余剰分などは傾斜面5に達し、この傾斜面5上を
自動流下してタンク部6に集められる。最下段を
除く上段のプランタ1におけるタンク部6に集め
られた水は、貫通孔8を通つて筒部2内に流れ、
そして下段の筒状支柱10や筒部2内を流下して
最下段の筒部2に達し、そして対応する貫通孔8
を通つて最下段のタンク部6に流入し、再利用の
ため集められる。
栽培物の吸収分と蒸発分に相当する水の補充
は、いずれかのプランタ1に給水することによ
り、また排水路を形成する筒部2の最上端開口を
通して給水することにより容易に行なえる。
なお、寒期栽培時においては、全体にビニール
カバーをかぶせることにより立体式簡易温室とす
ることもできる。
第5図は別の実施例を示す。すなわち、給水ポ
ンプ15として吸上管16を有するポンプを使用
し、この給水ポンプ15をタンク部6の上部に支
持板17を介して配設している。そして支持板1
7上に、前記給水ポンプ15の吐出口に接続する
分岐箱18を設け、この分岐箱18から接続分岐
した複数本の給水パイプ12を各プランタ1の散
水パイプ3に各々接続している。この形式は、圧
力調整、配管工作に応じて採用される。なお段数
の開係で不使用となる給水パイプ12は適宜の手
段で閉塞される。
考案の効果 上記構成の本考案によると次のような効果を期
待できる。
Γ プランタと筒状支柱の組合わせによつて構成
することから、このプランタによつて従来の棚
の役割を持たせることができ、したがつて全体
を簡素に且つ安価に提供できる。
Γ 給水ポンプや給水パイプなどからなる給水装
置を、タンク部、筒部、筒状支柱など全て内蔵
させることができ、外観上美観がよくなると共
に、外力から保護し得てこわれ難くなる。
Γ 余剰水(排水)は最下段のタンク部に集めて
再使用でき、たれ流しが全くなくなつて周辺を
きれいにできると共に、従来、排水と共に流出
されていた水中の残存肥料を経済的に再利用で
きる。また補給水は、栽培物の吸収分と蒸発分
に相当する量でよく、少量で且つ簡単な補給で
よい。
Γ 筒状支柱の寸法を変化させることにより、プ
ランタ間の距離を栽培物の種類に応じて調整で
きる。すなわち栽培物の最終的な成長高さに応
じて距離設定を行なうことにより、栽培物の成
長を止めたり傷付けたりすることがないもので
ありながら、プランタ間に無駄な空間が生じる
ことを防止でき、せまい設置面積を立体的に有
効利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示し、第
1図は一部分解斜視図、第2図は組立て時におけ
る一部切欠き正面図、第3図は同一部切欠き側面
図、第4図は同平面図、第5図は別の実施例を示
す一部切欠き側面図である。 1……プランタ、2……筒部、2a……小筒
部、3……散水パイプ、5……傾斜面、6……タ
ンク部、8……連通孔、10……筒状支柱、10
a……小筒部、11……内部路、12……給水パ
イプ、13……接続パイプ、14……接続具、1
5……給水ポンプ、18……分岐箱。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 周囲複数箇所に上下方向の筒部を形成したプラ
    ンタを複数個設けると共に、これらプランタ内に
    散水パイプを配設し、各プランタは、その底面を
    傾斜形成すると共に、傾斜下位側にタンク部を形
    成し、このタンク部と前記筒部のうちの1本とを
    連通し、上下で対向する筒部間に嵌脱自在な筒状
    支柱を設け、前記筒部のうちの他の1本と筒状支
    柱とを嵌合接続したときに形成される内部路内を
    利用して給水パイプを配設すると共に、この給水
    パイプと各プランタの散水パイプとを接続自在に
    構成し、さらに給水パイプの下端を、最下段のプ
    ランタ内に設けた給水ポンプに接続したことを特
    徴とする多段式栽培装置。
JP1428184U 1984-02-03 1984-02-03 多段式栽培装置 Granted JPS60127727U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1428184U JPS60127727U (ja) 1984-02-03 1984-02-03 多段式栽培装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP1428184U JPS60127727U (ja) 1984-02-03 1984-02-03 多段式栽培装置

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Publication Number Publication Date
JPS60127727U JPS60127727U (ja) 1985-08-28
JPH0112592Y2 true JPH0112592Y2 (ja) 1989-04-12

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JP1428184U Granted JPS60127727U (ja) 1984-02-03 1984-02-03 多段式栽培装置

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JPH02245123A (ja) * 1989-03-17 1990-09-28 Sanii Kk 鉢植え植物の栽培装置
EP1976372B1 (en) * 2006-01-23 2016-07-06 Quizcamp-Fabrico e Comércio Produtos Alimentares, S.A. Modular container system
JP6275604B2 (ja) * 2014-09-16 2018-02-07 ヤンマー株式会社 移動栽培装置
JP6275663B2 (ja) * 2015-03-30 2018-02-07 ヤンマー株式会社 移動栽培装置
JP2017012025A (ja) * 2015-06-29 2017-01-19 大和リース株式会社 緑化ユニット装置および植栽ユニット

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JPS60127727U (ja) 1985-08-28

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