JPH0112593Y2 - - Google Patents

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JPH0112593Y2
JPH0112593Y2 JP12021084U JP12021084U JPH0112593Y2 JP H0112593 Y2 JPH0112593 Y2 JP H0112593Y2 JP 12021084 U JP12021084 U JP 12021084U JP 12021084 U JP12021084 U JP 12021084U JP H0112593 Y2 JPH0112593 Y2 JP H0112593Y2
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JP
Japan
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water supply
drainage
pipe
water
planter
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JP12021084U
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JPS6134858U (ja
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、室内または室外の園芸用に使用する
多段式栽培装置、詳しくは、各々散水管と排水溜
りを有する複数個のプランタを、複数の支柱を介
して上下方向に積重ねた多段式栽培装置に関する
ものである。
従来例の構成とその問題点 近年、園芸用の多段式栽培装置が種々提供され
ているが、一部特殊業務用のものを除いて、実際
に、一般大衆向きに商品化され市販化されている
ものは殆んどない。理由として種々考えられる
が、その中で、使う人にとつて便利で実用的かつ
経済的な給排水システムが考えられていない点が
ある。すなわち Γ 従来の多段式棚と複数鉢または複数プランタ
との組合せでは、全体が高価となり、かつ給水
配管ができても排水がたれ流し状となり、周辺
をきたなくすると共に、残存有効肥料を放棄す
ることになつて不経済である。
Γ 上下各段の散水管の吐出水圧が不揃いであ
り、均一で経済的な散水が行なえない。
などの問題がある。
考案の目的 本考案の目的とするところは、排水を経済的に
再利用し得、各段における散水管の吐出水圧を調
整し得、さらに配設ならびに管理を容易に行なえ
ると共に美観上好適な多段式栽培装置用給排水シ
ステムを提供する点にある。
考案の構成 上記目的を達成するために本考案における多段
式栽培装置用給排水システムは、各々散水管と排
水溜りを有する複数個のプランタを、複数の支柱
を介して上下方向に積重ねた多段式栽培装置にお
いて、最下段プランタの排水溜りに設置した立型
半没水式給水ポンプと、この給水ポンプと各散水
管を連通する給水配管と、各散水管に対応して給
水配管に設けた複数の吐出水圧調節弁と、上段の
各プランタの排水溜りと最下段プランタの排水溜
りとを連通する排水配管とからなり、給水配管と
排水配管とを、多段式栽培装置の一側面の一部に
上下方向に集中している。
かかる構成によると、排水(余剰水)は排水配
管を通して最下段プランタの排水溜りに集水して
再利用し得、また弁により吐出水圧を調節するこ
とによつて上下各段の散水管からの吐出水圧をほ
ぼ一定にし得、しかも給水配管と排水配管とをま
とめることによつて、その配設ならびに管理を容
易に行なえると共に美観上好的となる。
実施例と作用 以下に本考案の一実施例を第1図〜第5図に基
づいて説明する。1は矩形箱状のプランタで、前
側板1Aと後側板1Bと左側板1Cと右側板1D
と底板1Eとにより構成され、前・後側板1A,
1Bの外面には夫々左右一対の筒部2が上下方向
に且つ一体に形成されている。なお前後、左右は
使用勝手により任意に変わるものであり、部分名
称には限定されない。各プランタ1内の上部には
散水方向が内側下部で且つ環状の散水管3が配設
され、この散水管3は四側板1A,1B,1C,
1Dに対して予め固定してもよく、またリブを兼
ねた受け体4上に配設してもよい。各プランタ1
の底面、すなわち底板1Eの上面は、右側板1D
寄り位置でかつ前側板1A側が下位の傾斜面5に
形成してあり、また下位部分の底板1Eを下方に
凹入させて、ここを排水溜り6に形成している。
この排水溜り6とプランタ1内とは、網目を有す
る格子7にて仕切られている。前記筒部2のうち
で、最下段以外、すなわち上段のプランタ1にお
ける各筒部2の下端には、嵌脱用の小筒部2aが
一体形成されている。8は上下で対向する筒部2
間に嵌脱自在な筒状支柱で、その上端は前記小筒
部2aの外嵌自在であり、また下端には、筒部2
の上端に内嵌自在な小筒部8aが一体形成されて
いる。前記筒部2と筒状支柱8とを嵌合接続した
ときに形成される内部路9でかつ一側面の一部で
ある1つの内部路9内に給水配管10と排水配管
11とが配設される。これら給水配管10と排水
配管11とは長さ方向に複数に分割されていて、
接続管12,13を介して接続分離自在に構成し
ている。前記給水配管10の中間複数箇所ならび
に上端は、接続具14を介して夫々の散水管3に
接続自在に構成してあり、さらに給水配管10の
下端を、最下段のプランタ1における排水溜り6
内に設けた立型半没水式の給水ポンプ15に接続
している。15Aはモータ部を示す。また前記排
水配管11の中間複数箇所ならびに下端は、連通
具16を介して各排水溜り6に連通している。そ
して各接続具14の部分には、各散水管3に対応
して吐出水圧調節用の弁17が設けられる。
上記実施例において組立ては次のようにして行
なわれる。先ず給水ポンプ15を有する最下段の
プランタ1を設置する。次いで各筒部2の上端に
対して小筒部8aを介して筒状支柱8を嵌合立設
する。その際に接続管12,13を介して給水配
管10ならびに排水配管11が配管される。そし
て次段(上段)のプランタ1を、その筒部2の小
筒部2aを筒状支柱8の上端に嵌合させて積上げ
る。その後、筒状支柱8とプランタ1とを順次嵌
合して積上げることによつて所望段数の組立てが
行なわれる。
なお積上げに際して使用する筒状支柱8の長さ
を変化させることにより、栽培物の成長に影響せ
ず且つ無駄な空間が生じない距離を上下のプラン
タ1間に確保し得る。また筒状支柱8の長さ変化
に応じて給水配管10や排水配管11の長さも変
化するが、その際に余裕を持たせるため、給水配
管10や排水配管11としては可撓性の充分にあ
るチユーブなどが好適である。
栽培時においては給水ポンプ15を作動させ
る。給水ポンプ15は、その始動・停止を手動式
とすることによつて任意な日、時に給水が行な
え、またタイマー付電動式の自動給水式とするこ
とによつて、設定した日、時に自動給水が行なえ
ることになつて特に留守時などに好適である。給
水ポンプ15の作動により、最下段のプランタ1
における排水溜り6に集められている水が吸上げ
られ、そして給水配管10を介して各散水管3に
供給される。すると各散水パイプ3から夫々のプ
ランタ1内に散水が行なわれる。その降に各弁1
7を操作することによつて、各段のプランタ1に
おける各散水管3からは、吐出水圧をほぼ一定と
した散水が行なわれることになる。散水は土壌を
しめらせ、そして余剰分などは傾斜面5に達し、
この傾斜面5上を自動流下して排水溜り6に集め
られる。最下段を除く上段のプランタ1における
排水溜り6に集められた水は排水配管11を介し
て最下段の排水溜り6に流入し、再利用のため集
められる。
栽培物の吸収分と蒸発分に相当する水の補充
は、いずれかのプランタ1に給水することにより
容易に行なえる。なお寒期においては、全体にビ
ニールカバーをかぶせることにより立体式簡易温
室とすることもできる。
上記実施例に示すように給水ポンプ15を排水
溜り6に内蔵させることにより、外観上美観がよ
くなると共に、外力から保護し得てこわれ難くし
得る。
また上記実施例に示すように給水配管10や排
水配管11を内部路9内に配設することによつ
て、外観上美観がよくなると共に外力から保護し
得るが、これは第7図に示すように一方の配管を
接続支柱体の外面に沿つて配設してもよいし、第
8図に示すように両配管10,11を外面に沿つ
て配設してもよい。なお外側配設の場合には、適
当位置に外嵌した係止ピン18を接続支柱側に形
成した係止孔19に係合させることによつて、ば
らつきなどのない取付けを行なうことができる。
さらに内部路9を排水配管に兼ねることもで
き、これにより配管の一部を省略することができ
る。
上記実施例では1本の給水配管10を各プラン
タ1に兼用しているが、これは第6図に示すよう
に前記給水ポンプ15の吐出口に接続する分配装
置(弁を含めてもよい)20を設け、夫々に接続
分岐した複数本の給水配管10を各プランタ1の
散水管3に各別に接続してもよい。この形式は、
圧力調整や配管工作に応じて採用される。
なお配管10,11の配設を行なわない内部路
9内に棒状支柱(くい状など)を通すことによつ
て、嵌合の補強や定量固定などを行なえる。
考案の効果 上記構成の本考案における多段式栽培装置用給
排水システムによると次のような効果を期待でき
る。
Γ 排水(余剰水)は、排水配管を通して最下段
プランタにおける排水溜りに集中して再利用で
き、たれ流しが全くなくなつて周辺をきれいに
できると共に、従来、排水と共に流出されてい
た水中の残存肥料を経済的に再利用できる。ま
た補給水は、栽培物の吸収分と蒸発分に相当す
る量でよく、少量で且つ簡単な補給でよい。
Γ 弁操作によつて、上下各段の散水管からの吐
出水圧をほぼ一定にでき、均一でかつ経済的な
散水を行なうことができる。
Γ 給排水システムを一側面の一部に上下方向に
集中して設置することにより、システム全体を
コンパクトにできると共に、最小配管で安価に
提供できる。特に給水配管と排水配管は、上下
プランタを支える複数支柱の内、1本の支柱の
内部またはそれに沿つて配管できるので、配設
ならびに管理を容易に行なうことができ、また
美観上もよい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示し、第
1図は正面図、第2図は平面図、第3図は側面
図、第4図は要部の縦断面図、第5図は要部の斜
視図、第6図は別の実施例を示す最下段プランタ
における要部の一部切欠き側面図、第7図、第8
図は別の配置例を示す要部の横断平面図である。 1……プランタ、2……筒部、2a……小筒
部、3……散水管、5……傾斜面、6……排水溜
り、8……筒状支柱、8a……小筒部、9……内
部路、10……給水管、11……排水配管、1
2,13……接続管、14……接続具、15……
給水ポンプ、16……連通具、17……弁、20
……分配装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 各々散水管と排水溜りを有する複数個のプラン
    タを、複数の支柱を介して上下方向に積重ねた多
    段式栽培装置において、最下段プランタの排水溜
    りに設置した立型半没水式給水ポンプと、この給
    水ポンプと各散水管を連通する給水配管と、各散
    水管に対応して給水配管に設けた複数の吐出水圧
    調節用弁と、上段の各プランタの排水溜りと最下
    段プランタの排水溜りとを連通する排水配管とか
    らなり、給水配管と排水配管とを、多段式栽培装
    置の一側面の一部に上下方向に集中したことを特
    徴とする多段式栽培装置用給排水システム。
JP12021084U 1984-08-02 1984-08-02 多段式栽培装置用給排水システム Granted JPS6134858U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12021084U JPS6134858U (ja) 1984-08-02 1984-08-02 多段式栽培装置用給排水システム

Applications Claiming Priority (1)

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JP12021084U JPS6134858U (ja) 1984-08-02 1984-08-02 多段式栽培装置用給排水システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6134858U JPS6134858U (ja) 1986-03-03
JPH0112593Y2 true JPH0112593Y2 (ja) 1989-04-12

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ID=30679043

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JP12021084U Granted JPS6134858U (ja) 1984-08-02 1984-08-02 多段式栽培装置用給排水システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4625162B2 (ja) * 2000-07-26 2011-02-02 有限会社アースグリーン 植栽ルーバー

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JPS6134858U (ja) 1986-03-03

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