JPH01125882A - 磁気検出装置 - Google Patents
磁気検出装置Info
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- JPH01125882A JPH01125882A JP63179480A JP17948088A JPH01125882A JP H01125882 A JPH01125882 A JP H01125882A JP 63179480 A JP63179480 A JP 63179480A JP 17948088 A JP17948088 A JP 17948088A JP H01125882 A JPH01125882 A JP H01125882A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は磁気検出手段として基板上に薄膜の強磁性磁気
抵抗素子を形成した磁気検出装置に関する。
抵抗素子を形成した磁気検出装置に関する。
〔従来の技術]
磁気を検出する手段として、強磁性体を主成分とした強
磁性磁気抵抗素子の薄膜を基板上に形成した磁気検出装
置が提案されている。
磁性磁気抵抗素子の薄膜を基板上に形成した磁気検出装
置が提案されている。
そのような磁気検出装置は強磁性磁気抵抗素子が磁気(
磁界)を受けることによりその抵抗値が変化する事を利
用して、その磁気の変化を例えば電圧変化として出力す
るように構成されている。
磁界)を受けることによりその抵抗値が変化する事を利
用して、その磁気の変化を例えば電圧変化として出力す
るように構成されている。
しかしながら、上記のような磁気検出装置はその出力信
号が非常に小さい為に、一般に別の工程にて形成された
増幅用IC等の別部品によりその信号を増幅した状態で
出力しているが、依然、ノイズによる影響を受けやすい
ものであり、より磁気感度の高い磁気検出装置が望まれ
ている。
号が非常に小さい為に、一般に別の工程にて形成された
増幅用IC等の別部品によりその信号を増幅した状態で
出力しているが、依然、ノイズによる影響を受けやすい
ものであり、より磁気感度の高い磁気検出装置が望まれ
ている。
本願発明者達は、そのノイズの発生原因とじて磁気検出
装置自体に起因するものについて実験的考察を重ねた結
果、強磁性磁気抵抗素子の下地層の表面の表面粗さが粗
いものについては、バルクハウゼンノイズが発生してい
るという事実を見い出した事に基づきなされたものであ
り、その表面粗さを制御する事により磁気感度の高い磁
気検出装置を提供する事を目的としている。
装置自体に起因するものについて実験的考察を重ねた結
果、強磁性磁気抵抗素子の下地層の表面の表面粗さが粗
いものについては、バルクハウゼンノイズが発生してい
るという事実を見い出した事に基づきなされたものであ
り、その表面粗さを制御する事により磁気感度の高い磁
気検出装置を提供する事を目的としている。
上記の目的を達成する為に、本発明の磁気検出装置は、
基板上にNiを主成分として含んだ薄膜の強磁性磁気抵
抗素子を形成した磁気検出装置であって、該強磁性磁気
抵抗素子の下地層の表面粗さを120Å以下とした事を
特徴としている。
基板上にNiを主成分として含んだ薄膜の強磁性磁気抵
抗素子を形成した磁気検出装置であって、該強磁性磁気
抵抗素子の下地層の表面粗さを120Å以下とした事を
特徴としている。
前記基板上には前記強磁性磁気抵抗素子と電気接続する
薄膜の配線導体をも形成され、該配線導体はその接続部
分において下層にて設けられると共に、その接続部分に
おける傾斜角が78痩以下としてもよい。
薄膜の配線導体をも形成され、該配線導体はその接続部
分において下層にて設けられると共に、その接続部分に
おける傾斜角が78痩以下としてもよい。
上記の構成によると、強磁性磁気抵抗素子内の磁区は、
被測定磁気の変化にともなって連続的に移動するように
なり、磁区の不連続的な移動によるバルクハウゼンノイ
ズを効果的に抑制するようになる。
被測定磁気の変化にともなって連続的に移動するように
なり、磁区の不連続的な移動によるバルクハウゼンノイ
ズを効果的に抑制するようになる。
又、配線導体の傾斜角を78度以下にする事により、断
線故障率が効果的に小さくなる。
線故障率が効果的に小さくなる。
以下、本発明を図面に示す実施例を用いて説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図であり、信号処
理回路を同一基板内に集積化した例である。
理回路を同一基板内に集積化した例である。
図において、1はP型半導体基板であり、その主表面上
に公知の半導体加工技術を用いて、N゛型埋込層2、N
−型エビタキャルN3、P°型素子分M領域4、P゛型
拡散領域5、N゛型拡散領域6゜7を形成している。こ
こで、N′″型埋込層2、N−型エピタキシャル1!1
3、P゛型拡散領域5、及びN゛型拡散領域6,7にて
縦形NPNバイポーラトランジスタを構成しており、こ
のトランジスタにて後述する強磁性磁気抵抗素子10か
らの信号を増幅している。
に公知の半導体加工技術を用いて、N゛型埋込層2、N
−型エビタキャルN3、P°型素子分M領域4、P゛型
拡散領域5、N゛型拡散領域6゜7を形成している。こ
こで、N′″型埋込層2、N−型エピタキシャル1!1
3、P゛型拡散領域5、及びN゛型拡散領域6,7にて
縦形NPNバイポーラトランジスタを構成しており、こ
のトランジスタにて後述する強磁性磁気抵抗素子10か
らの信号を増幅している。
そして、上述のように加工された基板の主表面上にスパ
ッタ装置にてシリコン酸化膜8を被覆する。その際、こ
のシリコン酸化膜8の表面粗さRa(算術平均粗さ)は
デポジション速度を制御する事により120Å以下の例
えば100人に制御している。その後、前述のトランジ
スタとの電気接続を行う為にこのシリコン酸化膜8にフ
ォトリソ工程を用いて選択的に開口部を形成する。
ッタ装置にてシリコン酸化膜8を被覆する。その際、こ
のシリコン酸化膜8の表面粗さRa(算術平均粗さ)は
デポジション速度を制御する事により120Å以下の例
えば100人に制御している。その後、前述のトランジ
スタとの電気接続を行う為にこのシリコン酸化膜8にフ
ォトリソ工程を用いて選択的に開口部を形成する。
そして、全面にAfを蒸着した後、所定のパターンにエ
ツチングして配線導体9を形成する。その際、この配線
導体9の後述する強磁性磁気抵抗素子10との接続部分
の端面9aにおける傾斜角θは湿式テーパーエツチング
を行う事により78度以下の例えば50度に形成する。
ツチングして配線導体9を形成する。その際、この配線
導体9の後述する強磁性磁気抵抗素子10との接続部分
の端面9aにおける傾斜角θは湿式テーパーエツチング
を行う事により78度以下の例えば50度に形成する。
尚、傾斜角θは第4図の部分的断面図に示すように、シ
リコン酸化膜8の表面と端面9aとの間になす角度をも
って定義する。
リコン酸化膜8の表面と端面9aとの間になす角度をも
って定義する。
その後、前記接続部分及びシリコン酸化膜8上にFe、
Coを含み、Niを主成分とした強磁性体薄膜、即ちN
i−Fe、N1−Goの薄膜から成る強磁性磁気抵抗素
子10を厚さ1000人になるように蒸着し、引き続き
エツチングする事により所定パターンに形成する。そし
て、この上から表面保護膜11を形成し、導通用端子部
のみこの表面保護膜11をエツチングして開口部を設け
た後、適当な熱処理を施して、本実施例の磁気検出装置
を構成する。
Coを含み、Niを主成分とした強磁性体薄膜、即ちN
i−Fe、N1−Goの薄膜から成る強磁性磁気抵抗素
子10を厚さ1000人になるように蒸着し、引き続き
エツチングする事により所定パターンに形成する。そし
て、この上から表面保護膜11を形成し、導通用端子部
のみこの表面保護膜11をエツチングして開口部を設け
た後、適当な熱処理を施して、本実施例の磁気検出装置
を構成する。
そこで本実施例によると、被測定磁気に応じて強磁性磁
気抵抗素子10の抵抗値が変化するので、その変化を例
えば電圧変化として同一基板内に形成した処理回路、例
えば前述したトランジスタに送り、その信号を増幅した
状態で後段の回路に出力するようにしており、その際、
従来技術のように別部品を必要としないので、実装面積
を小さくできるとともに、各々の部品を接続する為のボ
ンディングワイヤ等の配線を簡略化することができる。
気抵抗素子10の抵抗値が変化するので、その変化を例
えば電圧変化として同一基板内に形成した処理回路、例
えば前述したトランジスタに送り、その信号を増幅した
状態で後段の回路に出力するようにしており、その際、
従来技術のように別部品を必要としないので、実装面積
を小さくできるとともに、各々の部品を接続する為のボ
ンディングワイヤ等の配線を簡略化することができる。
そして、強磁性磁気抵抗素子10の下地層、つまり本実
施例の場合、シリコン酸化膜8の表面粗さが100人に
なるように形成しているので、第2図の表面粗さとバル
クハウゼンノイズ発生率との関係をあられす特性図に示
すように、バルクハウゼンノイズ発生率をほぼ0%にす
る事ができ、磁気感度を高くする事ができるので、S/
N比の改善がはかられる。ここで、第2図に示す特性は
、第5図に示すように強磁性磁気抵抗素子10を直線状
のパターンに形成し、その両端に電圧を印加することに
より、電流■を流しておき、その状態にて電流Iの流れ
る方向に対して直角な方向より磁界Hを印加することに
より、強磁性磁気抵抗素子10の抵抗値を検出すること
により測定した。
施例の場合、シリコン酸化膜8の表面粗さが100人に
なるように形成しているので、第2図の表面粗さとバル
クハウゼンノイズ発生率との関係をあられす特性図に示
すように、バルクハウゼンノイズ発生率をほぼ0%にす
る事ができ、磁気感度を高くする事ができるので、S/
N比の改善がはかられる。ここで、第2図に示す特性は
、第5図に示すように強磁性磁気抵抗素子10を直線状
のパターンに形成し、その両端に電圧を印加することに
より、電流■を流しておき、その状態にて電流Iの流れ
る方向に対して直角な方向より磁界Hを印加することに
より、強磁性磁気抵抗素子10の抵抗値を検出すること
により測定した。
尚、実験は横河電機製XYレコーダ:YEWを用い、常
温(25±2°C)、I=1+Aの条件にて行った。こ
の測定結果が第6図中実線にて示す特性であり、バルク
ハウゼンノイズが発生すると同図中点線にて示すように
、実線からずれたノイズ成分Aが現れる。このノイズ成
分Aの有無の頻度を検出して、最終的にノイズ発生率を
求めた。尚、第2図中においてノイズ発生率が0%とい
うのは、本実験で使用したXYレコーダが、最大出力パ
ルス(100%)の0.5%以下が限界分解能であるた
めにそれをもって定義した。第2図かられかるように表
面粗さは120Å以下であれば本実施例と同様にバルク
ハウゼンノイズの発生を効果的に抑制できるものであり
、本発明では表面粗さの下限値をあえて限定していない
が、その値は表面粗さの加工制限限界値とすればよい。
温(25±2°C)、I=1+Aの条件にて行った。こ
の測定結果が第6図中実線にて示す特性であり、バルク
ハウゼンノイズが発生すると同図中点線にて示すように
、実線からずれたノイズ成分Aが現れる。このノイズ成
分Aの有無の頻度を検出して、最終的にノイズ発生率を
求めた。尚、第2図中においてノイズ発生率が0%とい
うのは、本実験で使用したXYレコーダが、最大出力パ
ルス(100%)の0.5%以下が限界分解能であるた
めにそれをもって定義した。第2図かられかるように表
面粗さは120Å以下であれば本実施例と同様にバルク
ハウゼンノイズの発生を効果的に抑制できるものであり
、本発明では表面粗さの下限値をあえて限定していない
が、その値は表面粗さの加工制限限界値とすればよい。
尚、表面粗さが120Å以上であるとバルクハウゼンノ
イズが発生する理由は、下地層の表面粗さが粗いと強磁
性磁気抵抗素子10の下地層側の下面が、この下地層の
表面粗さを承継して粗くなり、それによって強磁性磁気
抵抗素子10の磁区が異形化してしまい、内部応力が加
わってしまう。
イズが発生する理由は、下地層の表面粗さが粗いと強磁
性磁気抵抗素子10の下地層側の下面が、この下地層の
表面粗さを承継して粗くなり、それによって強磁性磁気
抵抗素子10の磁区が異形化してしまい、内部応力が加
わってしまう。
その結果、強磁性体の異方性分散が大きくなり、被測定
磁気の変化にともなって磁区の磁壁が不連続的に移動す
るためにノイズが急激に増加し、強磁性磁気抵抗素子1
0の出力に歪が生じるものと考える。従って、バルクハ
ウゼンノイズの発生を抑制するためには強磁性磁気抵抗
素子10の下面の粗さを制御すれば良いものであるが、
その粗さは前述のように実質的に下地層の粗さを承継し
ているので、この下地層の表面粗さを制御すれば良いの
である。又、第2図は強磁性磁気抵抗素子10としてN
i−Feから成るものについての特性であるが、Ni−
Coから成るものについてもほとんど同じ特性になる。
磁気の変化にともなって磁区の磁壁が不連続的に移動す
るためにノイズが急激に増加し、強磁性磁気抵抗素子1
0の出力に歪が生じるものと考える。従って、バルクハ
ウゼンノイズの発生を抑制するためには強磁性磁気抵抗
素子10の下面の粗さを制御すれば良いものであるが、
その粗さは前述のように実質的に下地層の粗さを承継し
ているので、この下地層の表面粗さを制御すれば良いの
である。又、第2図は強磁性磁気抵抗素子10としてN
i−Feから成るものについての特性であるが、Ni−
Coから成るものについてもほとんど同じ特性になる。
このことは、Ni−Feの組成比が83 : 17.N
i−Coの組成比が76:24(両者とも±2%の誤差
、単位−t%)であり、両者共に強磁性の性質が強いN
iを主成分として有しており、又、膜の磁区構造が同じ
であることから明らかである。
i−Coの組成比が76:24(両者とも±2%の誤差
、単位−t%)であり、両者共に強磁性の性質が強いN
iを主成分として有しており、又、膜の磁区構造が同じ
であることから明らかである。
さらに本実施例によると、配線導体9の強磁性磁気抵抗
素子10との接続部分における傾斜角θが50度になる
ように形成しているので、第3図の傾斜角θと強磁性磁
気抵抗素子10の断線故障率との関係図に示すように、
断線故障率をほぼ0%にする事ができる。ここで、強磁
性磁気抵抗素子10の薄膜は通常500〜1000人の
厚さにて形成され、厚くしてもせいぜい2000人程度
7あり、非常に薄い膜であり、配線導体9との接続部分
における段差により断線しやすいが、第3図に示すよう
に配線導体9の傾斜角θを78度以下にする事により、
断線故障率を効果的に小さくできる。尚、配線導体9の
材質はAN以外に、Al中にCu、Si等の不純物を入
れたもの、Au。
素子10との接続部分における傾斜角θが50度になる
ように形成しているので、第3図の傾斜角θと強磁性磁
気抵抗素子10の断線故障率との関係図に示すように、
断線故障率をほぼ0%にする事ができる。ここで、強磁
性磁気抵抗素子10の薄膜は通常500〜1000人の
厚さにて形成され、厚くしてもせいぜい2000人程度
7あり、非常に薄い膜であり、配線導体9との接続部分
における段差により断線しやすいが、第3図に示すよう
に配線導体9の傾斜角θを78度以下にする事により、
断線故障率を効果的に小さくできる。尚、配線導体9の
材質はAN以外に、Al中にCu、Si等の不純物を入
れたもの、Au。
Cu等であっても同様である。
以上、本発明を一実施例を用いて説明したが、本発明は
それに限定される事なく、その主旨を逸脱しない限り例
えば以下に示す如く種々変形可能である。
それに限定される事なく、その主旨を逸脱しない限り例
えば以下に示す如く種々変形可能である。
■本発明で言う下地層としては、シリコン酸化膜8以外
の他の絶縁膜であってもよい。この下地層について、シ
リコン窒化膜およびガラス(コーニング社製#7059
)にてそれぞれ実験を行ったが、第2図に示す特性はほ
とんど変化しない。
の他の絶縁膜であってもよい。この下地層について、シ
リコン窒化膜およびガラス(コーニング社製#7059
)にてそれぞれ実験を行ったが、第2図に示す特性はほ
とんど変化しない。
又、本発明で言う基板としては、半導体基板以外に絶縁
基板であってもよく、その場合、この絶縁製基板上に直
接的に強磁性磁気抵抗素子を形成してもよい。
基板であってもよく、その場合、この絶縁製基板上に直
接的に強磁性磁気抵抗素子を形成してもよい。
■上記実施例において、同一基板内に形成する信号処理
回路としては、増幅回路以外のものを形成してもよく、
例えば、本発明の磁気検出装置を回転制御等に使用する
場合にはシュミットトリガ回路等のヒステリシス回路を
形成してもよい。
回路としては、増幅回路以外のものを形成してもよく、
例えば、本発明の磁気検出装置を回転制御等に使用する
場合にはシュミットトリガ回路等のヒステリシス回路を
形成してもよい。
■上記実施例においては、シリコン酸化膜8の表面粗さ
の制御はデポジション速度を制御する事により行ってい
るが、これは研磨によっても行う事ができる。この場合
には、シリコン酸化膜8を形成する前の半導体基板表面
を、研磨により例えば表面粗さRa=20〜30人にし
ておき、その後、その表面に対して熱酸化によるシリコ
ン酸化膜8を形成すれば、このシリコン酸化膜8の表面
は、半導体基板の表面粗さをある程度承継して、Ra=
100人程度に制御することができる。
の制御はデポジション速度を制御する事により行ってい
るが、これは研磨によっても行う事ができる。この場合
には、シリコン酸化膜8を形成する前の半導体基板表面
を、研磨により例えば表面粗さRa=20〜30人にし
ておき、その後、その表面に対して熱酸化によるシリコ
ン酸化膜8を形成すれば、このシリコン酸化膜8の表面
は、半導体基板の表面粗さをある程度承継して、Ra=
100人程度に制御することができる。
以上述べたように、本発明によると、強磁性磁気抵抗素
子の下地層の表面粗さを120Å以下としているので、
ノイズの発生を効果的に抑制でき、磁気感度が高く、S
/N比が大きい特性の良い磁気検出装置を提供できると
いう効果がある。
子の下地層の表面粗さを120Å以下としているので、
ノイズの発生を効果的に抑制でき、磁気感度が高く、S
/N比が大きい特性の良い磁気検出装置を提供できると
いう効果がある。
又、配線導体の傾斜角を78度以下にする事により、強
磁性磁気抵抗素子の断線故障率を効果的に小さくできる
。
磁性磁気抵抗素子の断線故障率を効果的に小さくできる
。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は表面
粗さとバルクハウゼンノイズ発生率との関係をあられす
特性図、第3図は傾斜角θと強磁性磁気抵抗素子の断線
故障率との関係図、第4図は第1図中の部分的断面図、
第5図は第2図における特性の測定状態を表す図、第6
図は磁界強度と抵抗値との関係を表す図である。 1・・・P型半導体基板、8・・・シリコン酸化膜、9
・・・配線導体、10・・・強磁性磁気抵抗素子。 1、P型牛昇停3玉 811.シノコレロ貌イ団 9−CI上塾」耳不本 10−強2社皿温4飼た承手 第1図 45句本1j(Aン 筒 2 図 (虐) 第3図 n 第 4 図
粗さとバルクハウゼンノイズ発生率との関係をあられす
特性図、第3図は傾斜角θと強磁性磁気抵抗素子の断線
故障率との関係図、第4図は第1図中の部分的断面図、
第5図は第2図における特性の測定状態を表す図、第6
図は磁界強度と抵抗値との関係を表す図である。 1・・・P型半導体基板、8・・・シリコン酸化膜、9
・・・配線導体、10・・・強磁性磁気抵抗素子。 1、P型牛昇停3玉 811.シノコレロ貌イ団 9−CI上塾」耳不本 10−強2社皿温4飼た承手 第1図 45句本1j(Aン 筒 2 図 (虐) 第3図 n 第 4 図
Claims (2)
- (1)基板上にNiを主成分として含んだ薄膜の強磁性
磁気抵抗素子を形成した磁気検出装置であって、該強磁
性磁気抵抗素子の下地層の表面粗さを120Å以下とし
た事を特徴とする磁気検出装置。 - (2)前記基板上には前記強磁性磁気抵抗素子と電気接
続する薄膜の配線導体をも形成され、該配線導体はその
接続部分において下層にて設けられると共に、その接続
部分における傾斜角が78度以下である請求項1記載の
磁気検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63179480A JP2586434B2 (ja) | 1987-08-21 | 1988-07-19 | 磁気検出装置 |
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1988
- 1988-07-19 JP JP63179480A patent/JP2586434B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2586434B2 (ja) | 1997-02-26 |
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