JP2776314B2 - 集積化磁気センサの積層膜構造 - Google Patents

集積化磁気センサの積層膜構造

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JP2776314B2 JP7213872A JP21387295A JP2776314B2 JP 2776314 B2 JP2776314 B2 JP 2776314B2 JP 7213872 A JP7213872 A JP 7213872A JP 21387295 A JP21387295 A JP 21387295A JP 2776314 B2 JP2776314 B2 JP 2776314B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気センサの積層膜
構造に関し、特に異方性磁気抵抗効果を有する磁気抵抗
効果素子薄膜とIC(集積回路)とをシリコンウエハ上
に集積した形態を有する磁気センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の磁気センサを形成する磁
電変換素子、つまり磁気抵抗素子としては、連続的な折
返し構造を持つ強磁性体薄膜を接合部で直列に接続して
形成されるものがある。この磁電変換素子については、
特公昭54−41335号公報に詳述されている。
【0003】上記の磁気抵抗素子に対して、例えば磁気
記録媒体からその磁気抵抗素子を飽和させるに十分な、
しかもその素子面内で回転するような磁界が発生する場
合、磁気抵抗素子が磁気記録媒体から有限の距離を隔て
て配置されると、磁気抵抗素子からは磁気記録媒体の磁
気信号によって接続部より電気信号が出力される。
【0004】上記の磁気抵抗素子を製造する場合、91
〜38重量%のニッケル(Ni)と9〜62重量%のコ
バルト(Co)とからなる合金薄膜を、ある蒸着基板の
温度や膜厚、及び熱処理温度等で成膜する方法がある。
この方法については、特開昭58−135688号公報
に詳述されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の磁気セ
ンサでは、磁気抵抗素子薄膜が持つ磁歪特性が全く考慮
されておらず、磁気抵抗素子薄膜上に形成されるパッシ
ベーションが与える応力、あるいは通常パッケージング
で用いられるモールド成形の際に加わる圧縮や引張り等
の外的応力が全く考慮されていない。
【0006】そのため、それらの応力によって影響を受
ける磁気抵抗素子薄膜の磁歪特性が、最終的に磁電変換
処理やパルス信号への変換後の出力信号に影響を与える
こととなる。
【0007】すなわち、磁歪という特性を有する磁気抵
抗素子薄膜に対して外的な応力が加わることで、異方性
あるいは飽和磁界等の対磁気特性が影響を受け、それら
が応力によって歪められるので、理想状態とは異なる磁
気抵抗素子の出力波形によって最終的にIC部分から出
力される信号に影響がでる。具体的には気体や液体等の
流量を計測するための回転マグネットの回転数検出の際
にデューティのアンバランス等の現象として現れること
が多い。
【0008】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、最終的にIC部分から出力される信号の波形を任
意に制御することができる磁気センサの積層膜構造を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による磁気センサ
の積層膜構造は、チップ上に異方性磁気抵抗効果を有す
る磁気抵抗効果素子薄膜を形成し、前記磁気抵抗効果素
子薄膜上に導体膜を形成してなる磁気センサの積層膜構
造であって、前記磁気抵抗効果素子薄膜及び前記導体膜
上にパッシベーションとして形成されかつ前記磁気抵抗
効果素子薄膜の出力特性に応じて前記磁気抵抗効果素子
薄膜に圧縮応力を付与する工法及び前記磁気抵抗効果素
子薄膜に引張り応力を付与する工法のうちのいずれかの
工法で形成される保護膜を備えている。
【0010】
【発明の実施の形態】まず、本発明の作用について以下
に述べる。
【0011】磁気抵抗素子薄膜の元来の外部磁界(R−
H)特性と磁気発生媒体との組合せとなるアプリケーシ
ョンにおいて望まれるパルス波形あるいは最適なパルス
波形を得るために、集積化磁気センサの積層膜の最終形
成膜であるパッシベーション膜の形成工法をスパッタリ
ング工法及び常圧CVDのうちから選択する。
【0012】これによって、強磁性体薄膜で生成される
磁気抵抗素子薄膜自体の成膜及び加工工程が終了した後
でも、最終製品形態の集積化磁気センサとしての外部交
番磁界、例えば羽根車状の磁気媒体が作り出す回転磁界
検出におけるIC部分からの出力パルス波形(例えば、
デューティ比)を任意に制御可能となる。
【0013】次に、本発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は本発明の一実施例の断面図であ
る。図において、本発明の一実施例による集積化磁気セ
ンサは拡散層1上にアルミニウム(Al)電極2と、ス
ピンオングラス(SOG)3と、絶縁層4と、磁気抵抗
素子薄膜5と、導体膜6と、パッシベーション膜7とを
積層して構成されている。ここで、スピンオングラス3
は急峻な段差部を解消するために用いられている。
【0014】磁気抵抗素子薄膜5はアルミニウム電極2
との間でオーミックコンタクト(Ohmic cont
act:オーム接触)が形成されている。磁気抵抗素子
薄膜5はNi85Fe15の場合に磁歪定数として約−8×
10-6程度の数値を、またNi82Fe12Co6 の場合に
磁歪定数として約+1.8×10-6程度の数値を夫々示
す。
【0015】パッシベーション膜7は、通常、SiO2
等の無機質の薄膜が用いられ、磁気抵抗素子薄膜5や導
体膜6の上に積層される。パッシベーション膜7の形成
方法としてスパッタリング工法を用いた場合には磁気抵
抗素子薄膜5に圧縮応力が付加される。
【0016】磁気抵抗素子薄膜5が正の磁歪定数を有す
るNi82Fe12Co6 の場合にスパッタリング工法を用
いると、逆磁歪効果によって素子面法線方向に異方性が
分散され、その結果として外部磁界と抵抗値との関係を
示すR−H曲線において飽和電界が大きな方向に変化
し、特に低磁界側におけるR−H曲線がなだらかとな
る。つまり、磁界強度の変化に対応する抵抗値変化の割
合ΔR/ΔHが小さい方向に変化する。
【0017】一方、パッシベーション膜7の形成方法と
して常圧CVD(ChemicalVapor Dep
osition:化学気相成長法)を用いた場合には磁
気抵抗素子薄膜5に引張り応力が付加される。この場合
には素子面内にて異方性が分散されるので、その結果と
して外部磁界と抵抗値との関係を示すR−H曲線におい
て磁界強度の変化に対応する抵抗値変化の割合ΔR/Δ
Hが若干大きな方向に変化する。
【0018】磁気抵抗素子薄膜5が負の磁歪定数を有す
るNi85Fe15の場合には上記の関係が全く正反対の特
性を示すことになる。
【0019】図2は図1の磁気抵抗素子薄膜5の出力変
動に及ぼす組成材料とパッシベーション膜7の形成工法
との組合せの対応関係を示す図である。図において、矢
印は磁界強度の変化に対応する抵抗値変化の割合ΔR/
ΔHが変動する方向を示している。
【0020】すなわち、Ni85Fe15の場合にはスパッ
タリング工法を用いると抵抗値変化の割合ΔR/ΔHは
やや上方に変動するが、常圧CVDを用いると抵抗値変
化の割合ΔR/ΔHは大きく下方に変動する。
【0021】また、Ni82Fe12Co6 の場合にはスパ
ッタリング工法を用いると抵抗値変化の割合ΔR/ΔH
はやや下方に変動し、常圧CVDを用いると抵抗値変化
の割合ΔR/ΔHはやや上方に変動する。
【0022】図3及び図4は図1の磁気抵抗素子薄膜5
の磁界と抵抗値との関係を示すR−H曲線に対する入力
交番磁界と出力信号との関係を示す図である。図3は磁
気抵抗素子薄膜5がNi82Fe12Co6 の場合のR−H
曲線に対する入力交番磁界と出力信号との関係を示し、
図4は磁気抵抗素子薄膜5がNi85Fe15の場合のR−
H曲線に対する入力交番磁界と出力信号との関係を示し
ている。
【0023】図3において、AはNi82Fe12Co6 に
対してスパッタリング工法によってパッシベーション膜
7を形成した時のR−H曲線を示し、BはNi82Fe12
Co6 に対して常圧CVDによってパッシベーション膜
7を形成した時のR−H曲線を示している。これらR−
H曲線AとR−H曲線Bとの差は大きい箇所において数
十%程度となる。
【0024】また、Pは磁界Hが0〜30[Oe]の範
囲の交番磁界の入力波形を示し、a,bは夫々R−H曲
線A及びR−H曲線Bに対応する磁気抵抗素子からの出
力波形を示している。ここで、出力波形aは出力波形b
に対して20〜30%程度出力が小さい。
【0025】Oは磁界Hが0〜10[Oe]の範囲、つ
まり低磁界側の交番磁界の入力波形を示し、a′,b′
は夫々R−H曲線A及びR−H曲線Bに対応する磁気抵
抗素子からの出力波形を示している。
【0026】磁気抵抗素子のR−H曲線が変化すると、
磁気抵抗素子の出力波形に変化が生ずることは上記のR
−H曲線A及びR−H曲線B各々に対応する磁気抵抗素
子からの出力波形の違いからも明らかであるが、そのR
−H曲線の変化によってコンパレータ[ヒステリシス付
きオペアンプ(op−amp)]からの出力波形の形
状、いわゆるデューティ比が変動する原因となる。
【0027】図4において、CはNi85Fe15に対して
スパッタリング工法によってパッシベーション膜7を形
成した時のR−H曲線を示し、DはNi85Fe15に対し
て常圧CVDによってパッシベーション膜7を形成した
時のR−H曲線を示している。
【0028】これらR−H曲線C及びR−H曲線DはR
−H曲線A及びR−H曲線Bに比べて磁界強度の変化に
対応する抵抗値変化の割合ΔR/ΔHが緩やかであるの
は材料特性そのものの違いによるものであり、一般的に
Ni82Fe12Co6 の出力はNi85Fe15の出力に比べ
て数十%程度大きいとされている。但し、この一般的な
説には外部応力による逆磁歪効果等は考慮されていな
い。
【0029】Qは磁界Hが0〜30[Oe]の範囲の交
番磁界の入力波形を示し、c,dは夫々R−H曲線C及
びR−H曲線Dに対応する磁気抵抗素子からの出力波形
を示している。
【0030】図5は本発明の一実施例による集積化磁気
センサの回路構成例を示す図である。図5(a)は磁気
抵抗素子のみによるブリッジ回路の構成例を示し、図5
(b)及び図5(c)は磁気抵抗素子とトランジスタと
を組合せた回路の構成例を示している。
【0031】図5(a)において、11は入力端子を、
12はグランド端子を、13〜16は磁気抵抗素子を、
17はオペアンプ(op−amp)を、18は拡散抵抗
あるいはイオン注入抵抗によるヒステリシス形成用帰還
抵抗を、19はIC部の出力端子を、10a,10bは
磁気抵抗素子ブリッジの出力端子を夫々示している。
【0032】図5(b)において、21は入力端子を、
22はグランド端子を、23,24は磁気抵抗素子を、
25〜27はトランジスタを夫々示している。図5
(c)において、31は入力端子を、32はグランド端
子を、33〜36は磁気抵抗素子を、37〜39はトラ
ンジスタを夫々示している。
【0033】上記のように、磁気抵抗素子13〜16の
みによるブリッジ回路[図5(a)参照]でも、また磁
気抵抗素子23,24,33〜36にトランジスタ25
〜27,37〜39を組合せた回路[図5(b)及び図
5(c)参照]でも、同様の機能を持つ回路を構成する
ことが可能となる。
【0034】図6〜図9は本発明の一実施例による集積
化磁気センサの回転磁界に対する出力例を示す図であ
る。図6(a)はNi85Fe15に対して常圧CVDによ
ってパッシベーション膜7を形成した場合に、モールド
パッケージされた集積化磁気センサ41が羽根車状の磁
気媒体40による交番磁界を検出する状態を示し、図6
(b)は(a)の検出状態における集積化磁気センサ4
1の回転磁界に対する出力パルス波形42を示してい
る。
【0035】尚、羽根車状の磁気媒体40は、例えば気
体や液体等の流体の流量を検出するための検知に用いら
れており、集積化磁気センサ41は羽根車状の磁気媒体
40による交番磁界を検出することで羽根車状の磁気媒
体40の回転数を計数するために用いられている。
【0036】図7(a)はNi85Fe15に対して常圧C
VDによってパッシベーション膜7を形成し、ギャップ
を離した時の集積化磁気センサ43が羽根車状の磁気媒
体40による交番磁界を検出する状態を示し、図7
(b)は(a)の検出状態における集積化磁気センサ4
3の回転磁界に対する出力パルス波形44を示してい
る。
【0037】図8(a)はNi82Fe12Co6 に対して
常圧CVDによってパッシベーション膜7を形成した時
の集積化磁気センサ45が羽根車状の磁気媒体40によ
る交番磁界を検出する状態を示し、図8(b)は(a)
の検出状態における集積化磁気センサ45の回転磁界に
対する出力パルス波形46を示している。
【0038】図9(a)はNi82Fe12Co6 に対して
常圧CVDによってパッシベーション膜7を形成し、ギ
ャップを離した時の集積化磁気センサ47が羽根車状の
磁気媒体40による交番磁界を検出する状態を示し、図
9(b)は(a)の検出状態における集積化磁気センサ
47の回転磁界に対する出力パルス波形48を示してい
る。
【0039】このように、磁気抵抗素子薄膜5の元来の
外部磁界(R−H)特性と磁気発生媒体との組合せとな
るアプリケーションにおいて望まれるパルス波形あるい
は最適なパルス波形を得るために、集積化磁気センサ4
1,43,45,47の積層膜の最終形成膜であるパッ
シベーション膜7の形成工法をスパッタリング工法及び
常圧CVDのうちから選択することによって、強磁性体
薄膜で生成される磁気抵抗素子薄膜5自体の成膜及び加
工工程が終了した後でも、最終製品形態の集積化磁気セ
ンサとしての外部交番磁界、例えば羽根車状の磁気媒体
40が作り出す回転磁界検出におけるIC部分からの出
力パルス波形(例えば、デューティ比)を任意に制御す
ることが可能となる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、チ
ップ上に異方性磁気抵抗効果を有する磁気抵抗効果素子
薄膜を形成してなる磁気センサの積層膜構造において、
チップ上にパッシベーションとして形成されかつ磁気抵
抗効果素子薄膜の出力特性に応じて磁気抵抗効果素子薄
膜に圧縮応力を付与する工法及び磁気抵抗効果素子薄膜
に引張り応力を付与する工法のうちのいずれかの工法で
形成される保護膜を備えることによって、最終的にIC
部分から出力される信号の波形を任意に制御することが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】図1の磁気抵抗素子薄膜の出力変動に及ぼす組
成材料とパッシベーション膜の形成工法との組合せの対
応関係を示す図である。
【図3】図1の磁気抵抗素子薄膜がNi82Fe12Co6
の場合のR−H曲線に対する入力交番磁界と出力信号と
の関係を示す図である。
【図4】図1の磁気抵抗素子薄膜がNi85Fe15の場合
のR−H曲線に対する入力交番磁界と出力信号との関係
を示す図である。
【図5】(a)は磁気抵抗素子のみによるブリッジ回路
の構成例を示す図、(b)及び(c)は磁気抵抗素子と
トランジスタとを組合せた回路の構成例を示す図であ
る。
【図6】(a)は本発明の一実施例による集積化磁気セ
ンサが羽根車状の磁気媒体による交番磁界を検出する状
態を示す図、(b)は(a)の検出状態における集積化
磁気センサの回転磁界に対する出力パルス波形を示す図
である。
【図7】(a)は本発明の一実施例による集積化磁気セ
ンサが羽根車状の磁気媒体による交番磁界を検出する状
態を示す図、(b)は(a)の検出状態における集積化
磁気センサの回転磁界に対する出力パルス波形を示す図
である。
【図8】(a)は本発明の一実施例による集積化磁気セ
ンサが羽根車状の磁気媒体による交番磁界を検出する状
態を示す図、(b)は(a)の検出状態における集積化
磁気センサの回転磁界に対する出力パルス波形を示す図
である。
【図9】(a)は本発明の一実施例による集積化磁気セ
ンサが羽根車状の磁気媒体による交番磁界を検出する状
態を示す図、(b)は(a)の検出状態における集積化
磁気センサの回転磁界に対する出力パルス波形を示す図
である。
【符号の説明】
1 拡散層 2 アルミニウム電極 3 スピンオングラス 4 絶縁膜 5 磁気抵抗素子薄膜 6 導体層 7 パッシベーション層

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ上に異方性磁気抵抗効果を有する
    磁気抵抗効果素子薄膜を形成し、前記磁気抵抗効果素子
    薄膜上に導体膜を形成してなる磁気センサの積層膜構造
    であって、前記磁気抵抗効果素子薄膜及び前記導体膜
    にパッシベーションとして形成されかつ前記磁気抵抗効
    果素子薄膜の出力特性に応じて前記磁気抵抗効果素子薄
    膜に圧縮応力を付与する工法及び前記磁気抵抗効果素子
    薄膜に引張り応力を付与する工法のうちのいずれかの工
    法で形成される保護膜を有することを特徴とする積層膜
    構造。
  2. 【請求項2】 前記保護膜をスパッタリング工法で形成
    して前記磁気抵抗効果素子薄膜に圧縮応力を付与し、
    記保護膜を常圧化学気相成長法で形成して前記磁気抵抗
    効果素子薄膜に引張り応力を付与するよう構成したこと
    を特徴とする請求項1記載の積層膜構造。
  3. 【請求項3】 前記磁気抵抗効果素子薄膜は、正の磁歪
    定数及び負の磁歪定数のいずれかを有する組成物質から
    なることを特徴とする請求項1または請求項2記載の積
    層膜構造。
  4. 【請求項4】 前記正の磁歪定数を有する組成物質とし
    てNiFeを用い、前記負の磁歪定数を有する組成物質
    としてNiFeCoを用いることを特徴とする請求項3
    記載の積層膜構造。
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