JP3453967B2 - 半導体薄膜磁気抵抗素子 - Google Patents

半導体薄膜磁気抵抗素子

Info

Publication number
JP3453967B2
JP3453967B2 JP30869595A JP30869595A JP3453967B2 JP 3453967 B2 JP3453967 B2 JP 3453967B2 JP 30869595 A JP30869595 A JP 30869595A JP 30869595 A JP30869595 A JP 30869595A JP 3453967 B2 JP3453967 B2 JP 3453967B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
magnetoresistive element
substrate
insb thin
insb
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30869595A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09148650A (ja
Inventor
哲広 是近
孝道 服部
哲生 川崎
秀之 谷川
昭 松浦
智 大内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP30869595A priority Critical patent/JP3453967B2/ja
Publication of JPH09148650A publication Critical patent/JPH09148650A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3453967B2 publication Critical patent/JP3453967B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hall/Mr Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転、変位などの
検出に用いられる半導体薄膜磁気抵抗素子に関し、特に
Si基板上に直接エピタキシャル成長したInSb薄膜
を用いた半導体薄膜磁気抵抗素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、回転センサとしては、光学式、
磁気式を初め、種々の方式がある。この中で、特に汚
れ、塵埃など雰囲気の影響を受ける用途においては、そ
うした影響を比較的受けにくい磁気方式が最も有利であ
る。
【0003】一方、この磁気方式においても、電磁ピッ
クアップ、ホール素子、磁気抵抗素子など種々の方式が
ある。
【0004】近年、自動車の電子制御化に伴い、このた
めに各種センサ素子が装着される中で、回転センサ、特
にギヤセンサとしてホール素子(ホールIC)、強磁性
薄膜磁気抵抗素子、半導体磁気抵抗素子を用いた回転セ
ンサが零速度検知の点から各所で検討されているが、自
動車用回転センサとして用いる際、素子の動作温度範囲
が−40〜+150℃を満足しなければならない。
【0005】ところが、そうした温度耐久性を有するホ
ール素子、ホールIC、強磁性薄膜磁気抵抗素子は、い
ずれも検知素子自体の検出出力が小さく、被検出体との
間に十分なエアギャップを確保することが難しく、ギア
センサとして使いにくいという問題があった。
【0006】一方、半導体磁気抵抗素子は、元々検出出
力が大きく被検出体とのエアギャップを広く取れるた
め、最もギヤセンサとして適しているものと考えられる
が、現状で最も特性の優れた半導体磁気抵抗素子である
InSb磁気抵抗素子では、その動作温度範囲は、−4
0〜+120℃程度で、上記の自動車用回転センサとし
て必ずしも温度耐久性面で十分なものではなかった。
【0007】この現状で多用されているInSb磁気抵
抗素子は、InSbバルク単結晶薄片化型のものが多
い。なぜなら、この素子の検出出力が、素体であるIn
Sbの電子移動度に比例するため、従って、その結晶性
に大きく影響されるためである。一方、この型の素子
は、単結晶ウエハを接着層を介して基板上に接着し、次
いで無歪み研磨にて十μm内外の厚みにまで研磨したも
のを用いるため、結果的に接着層〜InSb層間の膨張
係数差により、低温〜高温のヒートショックに弱いとい
う欠点を有していた。
【0008】これに対して、特開平5−147422な
どに述べられているようにSiウエハ基板上にこれを種
基板としてヘテロエピタキシャル成長させたInSb薄
膜を有する半導体薄膜磁気抵抗素子は上記温度耐久性に
優れると共に、単結晶型に比肩する感度を有するという
点で有用である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにInSbエピタキシャル成長薄膜をSiウエハ基板
上に設けた半導体薄膜磁気抵抗素子において、一つの大
きな課題は、その素子構成によって、Si基板が幾分導
電性を有しているため、抵抗値に極性を持つと共に、I
nSb〜Si間の接合障壁高さと電極材料における電極
材料〜Si間の障壁高さのアンバランスによっても、抵
抗値に極性を有することである。
【0010】本発明では、この抵抗値の極性差を低減す
るための素子構成を有する半導体薄膜磁気抵抗素子を提
供することを主たる目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体薄膜磁気抵抗素子は、Si基板上に
多数の短絡電極を形成したInSb薄膜からなる磁気抵
抗素子列を形成し、その磁気抵抗素子列の両端に外部へ
の取り出し電極端子部を有するInSb薄膜磁気抵抗素
子がその回転中心を基準としてほぼ180°回転対称な
構成を有することを特とするものである。
【0012】かかる構成によると、InSb薄膜磁気抵
抗素子が回転中心を基準として180°回転対称の構成
であるため、当該素子の抵抗値を二つの取り出し電極端
子部間で極性反転させても素子の任意の点で素子を流れ
る電流とSi基板を流れる電流と生ずる合成抵抗は、
二つの取り出し電極端子部からみてほぼ対称であり、極
性差を生じにくい。したがって、抵抗値の極性差を低減
することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、Si基
板上に多数の短絡電極を形成したInSb薄膜からなる
磁気抵抗素子列を形成し、その磁気抵抗素子列の両端に
外部への取り出し電極端子部を有するInSb薄膜磁気
抵抗素子がその回転中心を基準としてほぼ180°回転
対称な構成を有することを特徴とする半導体薄膜磁気抵
抗素子であり、素子の抵抗値を二つの取り出し電極端子
部間で極性を反転させても、素子の任意の点で、素子を
流れる電流とSi基板を流れる電流との複合で生じる合
成抵抗は、二つの取り出し電極端子部から見てほぼ対称
であり、極性差を生じ難いという作用を有する。
【0014】請求項2に記載の発明は、Si基板上に多
数の短絡電極を形成したInSb薄膜からなる磁気抵抗
素子列を形成し、その磁気抵抗素子列の両端に外部への
取り出し電極端子部を有するInSb薄膜磁気抵抗素子
および前記Si基板がその回転中心を基準としてほぼ1
80°回転対称な構成を有することを特徴とする半導体
薄膜磁気抵抗素子であり、基板と素子での複合で生じる
合成抵抗は、基板に流れる電流経路もほぼ完全に対称に
なるため、極性差を生じ難いものとなるという作用を有
する。
【0015】請求項3に記載の発明は、Si基板上に多
数の短絡電極を形成したInSb薄膜からなる磁気抵抗
素子列を形成し、その磁気抵抗素子列の両端に外部への
取り出し電極端子部を有するInSb薄膜磁気抵抗素子
がその回転中心を基準としてほぼ180°回転対称な構
成を有するとともに、前記取り出し電極端子部がその下
層電極材料として、少なくともCr、Ni、NiCrの
うちいずれか一つを含む金属材料でなることを特徴とす
る半導体薄膜磁気抵抗素子であり、仮に電極形成および
加工時に電極材料がInSb薄膜よりもせり出してSi
基板と直接接触する部分が生じたり、電極材料のInS
b薄膜への拡散が生じたとしても、抵抗値の極性差を生
じ難いという作用を有する。
【0016】請求項4に記載の発明は、Si基板上に多
数の短絡電極を形成したInSb薄膜からなる磁気抵抗
素子列を形成し、その磁気抵抗素子列の両端に外部への
取り出し電極端子部を有するInSb薄膜磁気抵抗素子
がその回転中心を基準としてほぼ180°回転対称な構
成を有するとともに、前記取り出し電極端子部の少なく
ともInSb薄膜抵抗素子列と対向する部分のSi基板
の直上にInSb薄膜有することを特徴とする半導体
薄膜磁気抵抗素子であり、素子列に対向する側でSi基
板の直上にInSb薄膜が必ず存在し、その上に取り出
し電極端子部が存在する構成となり、Si基板と接触す
るのは必ずInSb薄膜となるため、障壁高さは均一化
され、抵抗値の極性差は生じ難くなるという作用を有す
る。
【0017】請求項5に記載の発明は、Si基板上に多
数の短絡電極を形成したInSb薄膜からなる磁気抵抗
素子列を形成し、その磁気抵抗素子列の両端に外部への
取り出し電極端子部を有するInSb薄膜磁気抵抗素子
がその回転中心を基準としてほぼ180°回転対称な構
成を有すると共に、前記取り出し電極端子部の少なくと
もInSb薄膜からなる磁気抵抗素子列と対向する部分
でInSb薄膜が前記取り出し電極端子部よりもせり出
した構成を有することを特徴とする半導体薄膜磁気抵抗
素子であり、特に素子列に対向する側にSi基板直上に
形成したInSb薄膜層をせり出させ、これに延在する
部分に電極層を形成する構成となり、抵抗値の極性差に
大きく影響を与える取り出し電極端子部と素子列部が最
も近い場所においてその断面構成がInSb薄膜/Si
基板となり、障壁高さは均一化し、差異は生じ難いとい
う作用を有する。
【0018】請求項6に記載の発明は、Si基板上に多
数の短絡電極を形成したInSb薄膜からなる磁気抵抗
素子列を形成し、その磁気抵抗素子列の両端に外部への
取り出し電極端子部を有するInSb薄膜磁気抵抗素子
がその回転中心を基準としてほぼ180°回転対称な構
成を有すると共に、前記取り出し電極端子部の少なくと
もInSb薄膜からなる磁気抵抗素子列と対向する部分
でInSb薄膜が前記取り出し電極端子部よりもせり出
し、さらに、これより延在する取り出し電極端子部が直
接前記Si基板と接する領域を有することを特徴とする
半導体薄膜磁気抵抗素子であり、延在する電極層が直接
Si基板と接触する構成となり特にこの部分で実装する
際、実装時の耐熱性を向上させ、抵抗値の極性差の改善
に寄与されるという作用を有する。
【0019】請求項7に記載の発明は、Si基板上に多
数の短絡電極を形成したInSb薄膜からなる磁気抵抗
素子列を形成し、その磁気抵抗素子列の両端に外部への
取り出し電極端子部を有するInSb薄膜磁気抵抗素子
がその回転中心を基準としてほぼ180°回転対称な構
成を有すると共に、前記取り出し電極端子部の少なくと
もInSb薄膜からなる磁気抵抗素子列と対向する部分
でInSb薄膜が前記取り出し電極端子部よりもせり出
し、さらに、これより延在する取り出し電極端子部が直
接前記Si基板と接する領域を有し、さらに前記取り出
し電極端子部のInSb薄膜形成した領域に掛かるこ
とのない直接Si基板と接触する領域において当該領域
の大きさより小さいメッキ孔を保護膜を貫通するように
形成するとともに、このメッキ孔内にメッキ電極を形成
した構成を有することを特徴とする半導体薄膜磁気抵抗
素子であり、厚付けメッキ部での実装時に耐熱性が大幅
に向上し、抵抗値の極性差の改善に寄与されるという作
用を有する。
【0020】請求項8に記載の発明は、Si基板上に多
数の短絡電極を形成したInSb薄膜からなる磁気抵抗
素子列を形成し、その磁気抵抗素子列の両端に外部取り
出し電極端子部を有するInSb薄膜磁気抵抗素子がそ
の回転中心を基準としてほぼ180°回転対称な構成を
有し、前記短絡電極の端部が前記Si基板上に直接接触
するととともに短絡電極の形成幅をInSb薄膜のパタ
ーンよりも広くした半導体薄膜磁気抵抗素子において、
前記短絡電極の下層電極材料を少なくともCr、Ni、
NiCrのうちいずれか一つを含む金属材料にて構成し
ことを特徴とする半導体薄膜磁気抵抗素子であり、短
絡電極の特に下層材料において、その材料の仕事関数と
Si基板の電子親和力の差に伴う障壁高さが、InSb
薄膜〜Si基板間の障壁高さにほぼ等しいものを選ぶこ
とにより、特にパターン形成時にInSb薄膜パターン
幅が細り、短絡電極がSi基板上にはみ出すような状況
下でも、界面障壁高さがほぼ同一であるため、抵抗値の
極性差を生じ難くするという作用を有する。
【0021】請求項9に記載の発明は、Si基板上に多
数の短絡電極を形成したInSb薄膜からなる磁気抵抗
素子列を形成し、その磁気抵抗素子列の両端に外部取り
出し電極端子部を有するInSb薄膜磁気抵抗素子がそ
の回転中心を基準としてほぼ180°回転対称な構成を
有すると共に、少なくとも前記短絡電極がSi基板上に
直接接触することなく、その形成幅をInSb薄膜
成幅と同等もしくはこれより狭くしたことを特徴とする
半導体薄膜磁気抵抗素子であり、特に短絡電極を介して
Si基板に電流が流れることはなく、従って、Si〜短
絡電極材料間の界面の不均一に伴う障壁などのばらつき
などに伴う基板を通した電気伝導に不均一を生じるなど
の現象を回避することが可能となり、容易に抵抗値の極
性差を生じ難くすることができる。
【0022】(実施の形態1) 図1に第1の実施形態における半導体薄膜磁気抵抗素子
の上面図を示す。図1(a),(b)は素子列の配置が
異なるものの同じ効果をもたらすものである。Si基板
1上にInSb薄膜2を形成し、素子形状に加工した
後、多数の短絡電極3をこの上に形成し、さらに、二つ
の取り出し電極端子4,5を形成することにより、半導
体薄膜磁気抵抗素子6を得る。この半導体薄膜磁気抵抗
素子6においては、素子自体が回転中心7を基準とし
て、ほぼ180°回転対称である。この際、Si基板1
自体は、必ずしも、回転中心7を基準として180°回
転対称ではない。
【0023】これと対比する意味で、180°回転対称
性を持たない場合を図2に例示した。同図では、比較的
素子としての対称性はある(折り返し対称)。
【0024】ここで、基板1に絶縁性基板を用いた場合
には、元々基板に電流が流れないため、図2の構成で何
ら問題は生じない。ところが、図3に示すようにSi基
板1には、導電性があり、この導電性の基板上での不均
一に加え、元々Si基板1は、その比抵抗が室温で1k
Ω・cm以上と高いため、電極材料や、InSb薄膜と
の間で、接合もしくは接触障壁を作りやすく、この障壁
高さの不均一により、その影響が無視できない場合にお
いては、抵抗値の極性差、具体的には取り出し電極端子
4−5間で極性を変化させた際に観測される抵抗値が異
なる現象が生じた。極性差による観測抵抗値の比は、数
%程度になるものも有り、仮に1%程度としても、半導
体薄膜磁気抵抗素子6二つを取り出し電極端子の片側を
共通として接続し、差動型磁気抵抗素子を構成した場
合、中点変動が5V以下で20mVを越えてしまう。つ
まり、こうした極性差を極力小さくすることが、中点電
圧変動を小さくすることにもつながる。このような背景
のもと、図2に示す素子構成を見ると、左右の素子列の
折り返し部分8,9において、隣接する折り返し部分間
の電位配列が左右の折り返し部分8,9で異なることが
挙げられる。従って、取り出し電極端子4,5を基準と
して、任意の素子位置において、それと同じ電流の流れ
を持ったこれと対称な点が存在しない。従って、そうし
た電流経路における対称性を持たない場合には、特に、
電流経路の極性差により、特にInSb薄膜2〜Si基
板1の界面伝導や、電極材料〜Si基板1の界面伝導に
バラツキを生じやすくなる。一方、図1(a),(b)
に示すほぼ180°回転対称性を有する素子構成をとる
ことにより、左右折り返し部分での電位配列は、取り出
し端子から見て対称であり、任意の素子位置において、
必ず、取り出し電極端子4,5を基準として、必ず電流
経路がほぼ対称な点が存在する。従って、極性を変えて
も、必ずほぼ等しい電流経路を通ることとなり、界面伝
導にバラツキを生じ難くなる。
【0025】具体例としては、図2に示す素子構成の場
合、抵抗値の極性差が2%程度生じたのに対して、図1
(a),(b)に示す素子構成では、最大でも約1%程
度に留まった。このように、素子自体の対称性は、その
抵抗値の極性差に大きく影響をもたらす。
【0026】(実施の形態2) 図4に第2の実施形態における半導体薄膜磁気抵抗素子
の上面図を示す。図4(a),(b)は第1の実施形態
の場合と同様素子列の配置が異なるものの同じ効果をも
たらすものである。Si基板1上にInSb薄膜2を形
成し、素子形状に加工した後、多数の短絡電極3をこの
上に形成し、さらに、二つの外部取り出し電極端子4,
5を形成したことにより、半導体薄膜磁気抵抗素子6を
得る。この半導体薄膜磁気抵抗素子6において、素子自
体が、回転中心7を基準として、ほぼ180°回転対称
である。この際、Si基板1自体も、回転中心7を基準
としてほぼ180°回転対称である。この場合、素子列
の外枠部分10の領域もほぼ同一のため、Si基板1を
通しての電流経路もほぼ対称であり、第1の実施形態の
場合に比して、抵抗値の極性差は約0.8%程度で、さ
らに改善される。
【0027】(実施の形態3) 図5に第3の実施形態における半導体薄膜磁気抵抗素子
の断面図(:上面構成は図4と同様であり、従って、図
4のA−A′断面図として示す)を示す。図5(a),
(b)に示すように、磁気抵抗素子列部分11は、Si
基板1上にInSb薄膜2を形成し、その上に多数の短
絡電極3を形成した構成である。一方、取り出し電極部
分12は、(a)の場合は、InSb薄膜2上に取り出
し電極13を形成した構成をとり、また、(b)の場合
は、Si基板1上に直接取り出し電極14を形成した構
成をとっている。(b)の場合、Si基板1に電極14
が直接接触しているが、(a)の場合でも、実際には電
極形成・加工工程において、サイドエッチングなどによ
り、箇所15に示すように電極13がInSb薄膜2よ
りも突き出してしまう現象(オーバーハング状態)が生
じ、これにより、この箇所15が極端な場合、Si基板
1に直接接触してしまったり、また、熱処理工程や、長
期高温動作時において、電極材料13がInSb薄膜2
に拡散し、これが、Si基板1との界面にまで進行する
こともある。これら(a),(b)の状態を勘案する
と、取り出し電極材料においては、少なくとも、その下
層材料の仕事関数とSi基板1の電子親和力の差により
生じる障壁高さが、素子列部分は、InSb薄膜2がS
i基板1の直上にあるためInSb薄膜2とSi基板1
の間に生じる接合障壁高さとほぼ同等になるように下層
金属材料を選ぶ。また、言うまでもないことであるが、
この下層金属材料は、特に(a)の場合では、InSb
薄膜2と良好なオーミックコンタクトを形成する材料で
あって、かつ、Si,InSb各々について付着強度も
強固なものを選ぶ必要がある。このような要求を満たす
下層金属材料としては、Cr,Ni,NiCrがある。
これらを取り出し電極の下層材料として選び、実際に
(a),(b)の場合について、抵抗値の極性差を調べ
ると、およそ0.6%程度で、Crの場合が最も良好な
結果となった。Cr,NiCr,Niの順に良い結果を
得た。
【0028】(実施の形態4) 図6に第4の実施形態における半導体薄膜磁気抵抗素子
の断面図(この場合も図4と同様な上面構成で、図4の
A−A′断面図として示す)を示す。図6(a),
(b)に示すように、少なくとも取り出し電極端子16
の磁気抵抗素子列部分17に対向する部分18におい
て、必ずSi基板1の直上にInSb薄膜2を有してお
り、その上に電極19を形成した構成をとっている。こ
の部分18においては、電極19はオーバーハング状態
にならないよう、リフトオフ工法や、イオンエッチング
法などを用いて行う。(a)の場合には、部分18を延
在した領域で電極19が直接Si基板1と接触した状態
であるが、(b)のようにInSb薄膜2上に全面に電
極19を形成した構成でも良い。この構成においては、
特に磁気抵抗素子列部分17が必ずSi基板1上にIn
Sb薄膜2を有する構成をとっており、これと対向する
取り出し電極端子16の部分18でも必ずSi基板1上
にInSb薄膜2を有する構成であり、この部分でSi
基板を伝わる電気伝導は、必ずInSb薄膜とSi基板
の界面を通ることとなり、これを合成した抵抗値には極
性差を生じ難くなる。この際の抵抗値の極性差を調べる
と、およそ0.4%程度で、特に、(b)のように取り
出し電極部分16全面にInSb薄膜2がSi基板1の
直上に存在する構成の方が幾分良好な結果となった。
【0029】(実施の形態5) 図7に第5の実施形態における半導体薄膜磁気抵抗素子
の断面図(この場合も図4と上面構成はほぼ同じであ
り、図4のA−A′断面図として示す)を示す。同図に
示すように、少なくとも取り出し電極端子20の磁気抵
抗素子列部分21に対向する部分22では、InSb薄
膜2が幾分磁気抵抗素子列21側にせり出した構成をと
る。この構成では、全くもって、取り出し端子側からの
Si基板1を通しての磁気抵抗素子列21への電流経路
は、必ず、InSb薄膜2とSi基板1の界面を通り、
また、磁気抵抗素子列21側でもInSb薄膜2とSi
基板1の界面を通るため、いずれの極性においても、界
面構成はほぼ同一と見なし得るため、抵抗値に極性を生
じ難くなる。この際の抵抗値の極性差を調べると、およ
そ0.3%程度で、十分なものであった。
【0030】(実施の形態6) 図8に第6の実施形態における半導体薄膜磁気抵抗素子
の断面図(この場合も図4と上面構成はほぼ同じであ
り、図4のA−A′断面図として示す)を示す。同図に
示すように、少なくとも取り出し電極端子23の磁気抵
抗素子列部分24に対向する部分25では、InSb薄
膜2が幾分磁気抵抗素子列24側にせり出した構成をと
ると共に、このせり出し部分を延在した部分26におい
て、電極端子23がInSb薄膜2を介さず、直接Si
基板1上に形成された領域を有する構成をとる。この構
成は、抵抗値極性に対しては、第5の実施形態と同様な
効果を持つが、これに加えて、実装時、具体的には、ワ
イヤボンド実装をする際に素子部に加わる熱(300〜
400℃程度)により、InSb薄膜2の上に電極層2
3を形成した領域で熱拡散によりInSb薄膜2と電極
材料23が合金化し、大きな引張り応力が発生すること
により、剥離などを生じる恐れがあるため、これを回避
する目的で、電極材料23が直接Si基板1上に接触す
る領域26において、実装するもので、この際、450
℃程度でボンディングしても、熱劣化は生じない。
【0031】(実施の形態7) 図9に第7の実施形態における半導体薄膜磁気抵抗素子
の断面図(InSb薄膜2のせり出し部分25およびS
i基板1に直接形成された取り出し電極部分26を有す
る点は、第6の実施形態の場合と何ら変わらない)を示
す。第6の実施形態に付加される内容としては、ポリイ
ミド、SiO2,SiN,SiON等でなる保護膜27
を形成し、取り出し電極23において、InSb薄膜2
を形成した領域25に掛かることなく、また、直接Si
基板1上に電極23を形成した領域26よりも小さい大
きさのメッキ孔28を設け、これを介して、Au/Ni
などのメッキ処理を施し、メッキ電極29を形成した構
成をとる。この構成において、抵抗値の極性差について
は、第5の実施形態と同様な効果を持つが、これに加え
て、特にTABやフリップチップ実装をする際、このメ
ッキ部分29は、厚く、ここに熱が加わることで、下層
にInSb薄膜2を形成した場合に、InSb薄膜2と
Si基板1の界面で剥離が生じるなどの問題を防ぐこと
が可能となるなど、信頼性が向上する。
【0032】(実施の形態8) 図10に第8の実施形態の半導体薄膜磁気抵抗素子の素
子列部の部分上面図(素子の全体構成は、図4の場合と
同様である)を示す。この図10で、Si基板1上にI
nSb薄膜2を形成し、これにフォトリソ・エッチング
処理を施し、素子パターン形成を行うと、ウエット加工
の場合、サイドエッチングが生じ、この後、短絡電極3
を形成し、加工した際、InSb薄膜2のパターンより
も短絡電極の形成幅が広く、これにより、箇所30のよ
うに、Si基板1上に短絡電極3が直接接触する状態が
生じる。この状態において、隣接する素子列31,32
の間において、Si基板を通して電流が流れる場合、そ
の界面の障壁が全て完全に同一であれば、抵抗値に極性
差を生じない。これを実現するためには、短絡電極の特
に下層材料の仕事関数とSiの電子親和力の差により生
じる障壁高さがInSb〜Siで生じる接合障壁高さに
等しい材料を選ぶ必要がある。ここで無論、短絡電極3
の材料とInSb薄膜2の間で良好なオーミックコンタ
クトをとる必要がある。具体的な下層材料としては、C
r,NiCr,Niが挙げられる。この際の抵抗値の極
性差としては、およそ0.4%程度であった。参考のた
め、下層材料としてTiを用いた場合には、この極性差
が5%程度になるものも生じた。
【0033】(実施の形態9) 図11(a),(b)に第9の実施形態の半導体薄膜磁
気抵抗素子の素子列の部分上面図(素子の全体構成は、
図4の場合と同様である)を示す。
【0034】図11(a)では、Si基板1上にInS
b薄膜2を形成し、この後、InSb薄膜2に対してオ
ーミック性を有する短絡電極3を形成し、イオンエッチ
ング等の方法により、素子の幅方向の加工を施すと、ほ
ぼInSb薄膜2と短絡電極3の幅が面一なものが形成
できる。この後、単位素子に分割するための短絡電極3
の長さ方向の加工を施せば、磁気抵抗素子パターンとな
る。(b)は、InSb薄膜2のパターン幅よりも予め
短絡電極3のパターン幅を狭く設計することで容易に得
られる。上記いずれのパターンにおいても、素子列部で
は、Si基板1上に直接短絡電極3が接することはな
い。こうした構成をとることにより、素子列部では、全
て、InSb薄膜2がSi基板1の直上に存在する構成
をとることとなり、抵抗値の極性差に影響を及ぼす界面
伝導は全てInSb〜Si間となり、極性差は生じ難く
なる。この際、抵抗値の極性差は0.1%を切るものが
得られた。また、この構成の場合、InSb薄膜2に対
して良好なオーミックコンタクトが得られる電極材料で
ありさえすれば良く、特にSiに対する影響を考慮する
必要はなく、電極材料の選択の幅が広がるといった利点
がある。
【0035】なお、これまで述べた実施形態の内容を複
合的に構成した素子構成としても、抵抗値の極性差を小
さくすることができることは、言うまでもない。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、優れた出
力感度特性と高温耐久性を有するInSbエピタキシャ
ル成長薄膜をSiウエハ基板上に形成した構成を有する
半導体薄膜磁気抵抗素子において、Si基板に若干導電
性があることおよび、構造の非対称性、また界面に不均
一があることによる接合もしくは接触障壁の不均一さに
伴い抵抗値に極性差が生じる点を、電極材料の最適化の
みで容易に低減させることができ、優れた磁気感度と高
温耐久性、さらに、二つの磁気抵抗素子を接続して用い
る差動型の半導体薄膜磁気抵抗素子においても良好な中
点電圧の温度特性を実現することができ、産業上の利用
価値は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)本発明の第1の実施形態の半導
体薄膜磁気抵抗素子の上面図
【図2】従来の対称性を伴わない半導体薄膜磁気抵抗素
子の上面図
【図3】本発明で用いるSi基板の電気伝導性を説明す
るための図
【図4】(a),(b)本発明の第2の実施形態の半導
体薄膜磁気抵抗素子の上面図
【図5】(a),(b)本発明の第3の実施形態の半導
体薄膜磁気抵抗素子の断面図
【図6】(a),(b)本発明の第4の実施形態の半導
体薄膜磁気抵抗素子の断面図
【図7】本発明の第5の実施形態の半導体薄膜磁気抵抗
素子の断面図
【図8】本発明の第6の実施形態の半導体薄膜磁気抵抗
素子の断面図
【図9】本発明の第7の実施形態の半導体薄膜磁気抵抗
素子の断面図
【図10】本発明の第8の実施形態の半導体薄膜磁気抵
抗素子の部分上面図
【図11】本発明の第9の実施形態の半導体薄膜磁気抵
抗素子の部分上面図
【符号の説明】
1 Si基板 2 InSb薄膜 3 短絡電極 4,5 取り出し電極端子 6 半導体薄膜磁気抵抗素子 7 回転中心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷川 秀之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 松浦 昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 大内 智 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−169686(JP,A) 特開 平5−283764(JP,A) 特開 平6−164016(JP,A) 特開 平7−263774(JP,A) 特開 平2−272782(JP,A) 特開 平8−78755(JP,A) 特開 平6−125122(JP,A) 特開 平2−241069(JP,A) 特開 昭53−18991(JP,A) 実開 平3−56(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 43/08 G01R 33/09

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Si基板上に多数の短絡電極を形成した
    InSb薄膜からなる磁気抵抗素子列を形成し、その磁
    気抵抗素子列の両端に外部への取り出し電極端子部を有
    するInSb薄膜磁気抵抗素子がその回転中心を基準と
    してほぼ180°回転対称な構成を有することを特徴と
    する半導体薄膜磁気抵抗素子。
  2. 【請求項2】 Si基板上に多数の短絡電極を形成した
    InSb薄膜からなる磁気抵抗素子列を形成し、その磁
    気抵抗素子列の両端に外部への取り出し電極端子部を有
    するInSb薄膜磁気抵抗素子および前記Si基板がそ
    の回転中心を基準としてほぼ180°回転対称な構成を
    有することを特徴とする半導体薄膜磁気抵抗素子。
  3. 【請求項3】 Si基板上に多数の短絡電極を形成した
    InSb薄膜からなる磁気抵抗素子列を形成し、その磁
    気抵抗素子列の両端に外部への取り出し電極端子部を有
    するInSb薄膜磁気抵抗素子がその回転中心を基準と
    してほぼ180°回転対称な構成を有するとともに、前
    記取り出し電極端子部がその下層電極材料として、少な
    くともCr、Ni、NiCrのうちいずれか一つを含む
    金属材料でなることを特徴とする半導体薄膜磁気抵抗素
    子。
  4. 【請求項4】 Si基板上に多数の短絡電極を形成した
    InSb薄膜からなる磁気抵抗素子列を形成し、その磁
    気抵抗素子列の両端に外部への取り出し電極端子部を有
    するInSb薄膜磁気抵抗素子がその回転中心を基準と
    してほぼ180°回転対称な構成を有するとともに、前
    記取り出し電極端子部の少なくともInSb薄膜抵抗素
    子列と対向する部分のSi基板の直上にInSb薄膜
    有することを特徴とする半導体薄膜磁気抵抗素子。
  5. 【請求項5】 Si基板上に多数の短絡電極を形成した
    InSb薄膜からなる磁気抵抗素子列を形成し、その磁
    気抵抗素子列の両端に外部への取り出し電極端子部を有
    するInSb薄膜磁気抵抗素子がその回転中心を基準と
    してほぼ180°回転対称な構成を有すると共に、前記
    取り出し電極端子部の少なくともInSb薄膜からなる
    磁気抵抗素子列と対向する部分でInSb薄膜が前記取
    り出し電極端子部よりもせり出した構成を有することを
    特徴とする半導体薄膜磁気抵抗素子。
  6. 【請求項6】 Si基板上に多数の短絡電極を形成した
    InSb薄膜からなる磁気抵抗素子列を形成し、その磁
    気抵抗素子列の両端に外部への取り出し電極端子部を有
    するInSb薄膜磁気抵抗素子がその回転中心を基準と
    してほぼ180°回転対称な構成を有すると共に、前記
    取り出し電極端子部の少なくともInSb薄膜からなる
    磁気抵抗素子列と対向する部分でInSb薄膜が前記取
    り出し電極端子部よりもせり出し、さらに、これより延
    在する取り出し電極端子部が直接前記Si基板と接する
    領域を有することを特徴とする半導体薄膜磁気抵抗素
    子。
  7. 【請求項7】 Si基板上に多数の短絡電極を形成した
    InSb薄膜からなる磁気抵抗素子列を形成し、その磁
    気抵抗素子列の両端に外部への取り出し電極端子部を有
    するInSb薄膜磁気抵抗素子がその回転中心を基準と
    してほぼ180°回転対称な構成を有すると共に、前記
    取り出し電極端子部の少なくともInSb薄膜からなる
    磁気抵抗素子列と対向する部分でInSb薄膜が前記取
    り出し電極端子部よりもせり出し、さらに、これより延
    在する取り出し電極端子部が直接前記Si基板と接する
    領域を有し、さらに前記取り出し電極端子部のInSb
    薄膜形成した領域に掛かることのない直接Si基板と
    接触する領域において当該領域の大きさより小さいメッ
    キ孔を保護膜を貫通するように形成するとともに、この
    メッキ孔内にメッキ電極を形成した構成を有することを
    特徴とする半導体薄膜磁気抵抗素子。
  8. 【請求項8】 Si基板上に多数の短絡電極を形成した
    InSb薄膜からなる磁気抵抗素子列を形成し、その磁
    気抵抗素子列の両端に外部取り出し電極端子部を有する
    InSb薄膜磁気抵抗素子がその回転中心を基準として
    ほぼ180°回転対称な構成を有し、前記短絡電極の端
    部が前記Si基板上に直接接触するとともに短絡電極の
    形成幅をInSb薄膜のパターンよりも広くした半導体
    薄膜磁気抵抗素子において、前記短絡電極の下層電極材
    料を少なくともCr、Ni、NiCrのうちいずれか一
    つを含む金属材料にて構成したことを特徴とする半導体
    薄膜磁気抵抗素子。
  9. 【請求項9】 Si基板上に多数の短絡電極を形成した
    InSb薄膜からなる 磁気抵抗素子列を形成し、その磁
    気抵抗素子列の両端に外部取り出し電極端子部を有する
    InSb薄膜磁気抵抗素子がその回転中心を基準として
    ほぼ180°回転対称な構成を有すると共に、少なくと
    も前記短絡電極がSi基板上に直接接触することなく、
    その形成幅をInSb薄膜形成幅と同等もしくはこれ
    より狭くしたことを特徴とする半導体薄膜磁気抵抗素
    子。
JP30869595A 1995-11-28 1995-11-28 半導体薄膜磁気抵抗素子 Expired - Fee Related JP3453967B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30869595A JP3453967B2 (ja) 1995-11-28 1995-11-28 半導体薄膜磁気抵抗素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30869595A JP3453967B2 (ja) 1995-11-28 1995-11-28 半導体薄膜磁気抵抗素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09148650A JPH09148650A (ja) 1997-06-06
JP3453967B2 true JP3453967B2 (ja) 2003-10-06

Family

ID=17984176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30869595A Expired - Fee Related JP3453967B2 (ja) 1995-11-28 1995-11-28 半導体薄膜磁気抵抗素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3453967B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1813954A1 (en) * 1998-08-07 2007-08-01 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Magnetic sensor and production method thereof

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09148650A (ja) 1997-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6462531B1 (en) Current detector having a hall-effect device
US7872322B2 (en) Magnetic field sensor with a hall element
US4251795A (en) Semiconductor magnetoresistive element having a differential effect
US4937521A (en) Current detecting device using ferromagnetic magnetoresistance element
US20020186011A1 (en) Magnetic sensor and manufacturing method therefor
JP2655106B2 (ja) 磁気抵抗センサ
US4835510A (en) Magnetoresistive element of ferromagnetic material and method of forming thereof
KR100699965B1 (ko) 자기 센서 및 그 제조 방법
JP3453967B2 (ja) 半導体薄膜磁気抵抗素子
US5646051A (en) Process for forming a magnetoresistive sensor for a reading head
JP2022510249A (ja) 異常ホール効果を利用する磁気センサ、ホールセンサおよびホールセンサの製造方法
US7199435B2 (en) Semiconductor devices containing on-chip current sensor and methods for making such devices
JP2003215171A (ja) ホール素子を備えた電流検出装置
JP2903910B2 (ja) 抵抗素子の抵抗調整方法
JP3588952B2 (ja) 半導体薄膜磁気抵抗素子
JP2586434B2 (ja) 磁気検出装置
JP3339237B2 (ja) 磁電変換素子
JP2663460B2 (ja) 磁気方位センサ
JP3453968B2 (ja) 差動型半導体薄膜磁気抵抗素子
JP2002176165A (ja) 半導体磁気センサ
JP2001119083A (ja) 半導体磁気検出素子
JP2825046B2 (ja) 特性測定用素子
JP2003188438A (ja) 磁気抵抗素子
JP3085147B2 (ja) 磁電変換素子
JP2873861B2 (ja) 差動型磁気抵抗素子

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070725

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080725

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090725

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090725

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100725

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120725

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120725

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130725

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees