JPH01124606A - 型保持部材を有するかつら - Google Patents

型保持部材を有するかつら

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JPH01124606A
JPH01124606A JP27894287A JP27894287A JPH01124606A JP H01124606 A JPH01124606 A JP H01124606A JP 27894287 A JP27894287 A JP 27894287A JP 27894287 A JP27894287 A JP 27894287A JP H01124606 A JPH01124606 A JP H01124606A
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Yukimichi Nakamura
中村 行通
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、かつら、特にかつらベースのめくれ上がりや
歪み等を防止するための型保持部材を有するかつらに関
するものである。
〔従来の技術及び問題点〕
従来、かつらベースのめくれ上がりや歪み等を防止する
ため、頭皮や頭髪とかつらベース内面とを接着剤2両面
テープ等により固定する方法が広く採用されているが、
この方法では、かつらの装着及び取り外しが非常に面倒
であり、また使用時に不快感が伴うと共に、特に両面テ
ープを使用する場合にはその粘着力が数回のかつらの着
脱で弱くなってしまうため、両面テープを頻繁に交換す
る必要があった。
このため、かつらベースの例えば前頭部、もみあげ部や
ネーブ部等、めくれ上がりの生じやすい部位に、針金等
の金属線又は金属板から成る型保持部材をそのかつらベ
ースの湾曲形状に沿って配設しておき、かつら装着の際
にこの型保持部材を手で湾曲させることにより、かつら
ベースを使用者の頭形にフィツトさせるようにしたかつ
らがある。
しかしながら、このような型保持部材を備えたかつらに
おいては、かつらの着脱の際に、型保持部材を必ず外側
及び内側へ向けて湾曲させるために、置型゛なる使用に
つれて酸型保持部材が波形の形状に変形するようになり
、型保持部材がこのような波形形状を呈してかつらベー
スに配設されることによって、逆にかつらのフィツト怒
が1員なわれてしまい、また使用中にも型保持部材が変
形して、例えばかつらのもみあげ部や前頭部やネーブ部
等の先端が浮き上がってしまうという問題があった。
〔発明の目的〕
本発明は、以上の点に鑑み、使用を繰り返しても型保持
部材が波形形状に変形することがなく、しかも使用中に
型保持部材が変形してかつらベースが使用者の頭部から
めくれたり浮き上がったりすることのない、長期間に亘
って常にかつらのフィツト感が得られるようにしたかつ
らを提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕上記目的は、
本発明によれば、人工皮膚製又はネット製のかつらベー
スの凸状外面に多数の毛髪を植設することにより形成さ
れているかつらにおいて、このかつらベースの凹状内面
又は凸状外面の任意の位置に該かつらベースの湾曲形状
に沿って配設された型保持部材の少なくとも一つが、か
つらベースの湾曲形状より小さな曲率半径を有する湾曲
形状に形状記憶処理された超弾性合金により構成されて
おり、好ましくは該超弾性合金の変態温度が使用者の頭
部の体温より低い一10℃乃至38℃1とくに24℃乃
至36℃の範囲にあることを特徴とするかつらによって
達成される。
この発明によれば、かつらベースの型保持部材として、
超弾性合金から成る型保持部材が使用されているので、
かつらを使用者の頭部に装着すれば、型保持部材が超弾
性合金の特性に基づいて記憶形状であるかつらベースの
湾曲形状より小さな曲率半径を存する湾曲形状に復元さ
れ、且つ装着中は常に該湾曲形状を維持するように弾性
力が働いているので、かつら装着の際に特に使用者の頭
部形状に合わせて型保持部材を湾曲させることなく、酸
型保持部材自体が使用者の頭部形状に合わせて作製され
たかつらベースの湾曲形状にその弾性によってぴったり
とフィツトするため、かつらベースを頭形にフィツトさ
せることができる。従ってさらに使用の繰返しにより型
保持部材が波形形状に変形するようなこともなく、常に
そのままの状態で、型保持部材を手で適宜形状に湾曲さ
せることなくかつらを装着することが可能であり、極め
て簡単にフィツト感が得られる。
〔実施例〕
以下、図面に示した一実施例に基づいて本発明の詳細な
説明する。
第1図は、本発明によるかつらの一実施例を示しており
、かつら10は、基本的には使用者の頭形に対応して形
成されたかつらベース11とこのかつらベース11の外
面に多数植設された入毛及び/又は人工毛で成る毛髪(
図示を省略した)とから構成されている。
図示のかつら10は、頭髪の生え際となるべきラインを
含む頭部全体をカバーするように、咳生え際のラインに
沿った外形のかつらベース11を有する全かつらとして
、形成されている。該かつらベース11の材質は、軟質
合成樹脂製の人工皮膚を主体とするもの或いはネットを
主体とするもののいずれも適用できる。
上記かつらベース11の例えばもみあげ部11aには、
このもみあげ部11aの浮き上がりやめくれ上がり、歪
み等を防止するための型保持部材12が配設されている
。この型保持部材12のかつらベース11のもみあげ部
11aへの取付けは、かつらベース11の凸状外面、凹
状内面のいずれに対して行ってもよく、その際縫着、接
着等の適宜手段により固定される。
上記型保持部材12は、使用者の頭部の体温より低い温
度、例えば約−1O℃乃至36℃1特に26゛C乃至2
9℃である変態温度(Af点)を有する超弾性合金(例
えば、古河電工製超弾性NT金合金により構成されてお
り、その記憶形状は、例えば第2図に示すように、使用
者の頭部形状に対応して作製されたかつらベース11の
湾曲形状より小さな曲率半径を有する湾曲形状に記憶さ
れている。
ここで、本発明に適用され得る超弾性合金は、記憶熱処
理によって特定形状に記憶させておき、弾性領域を超え
て変形歪を加え、−旦塑性変形をしたものが、外部応力
を除くと変形歪が消えて元の形に戻る合金であり、その
種類は特に制限されないが、Ni−Ti合金の場合は、
通常400〜500℃で10〜30分間の熱処理により
形状記憶処理が施される。
本発明においては、上記の如き超弾性合金を線状又は薄
板状にし、例えば直径0.1〜2閣の断面形状の線材と
するか、或いは幅2〜10■、厚さ0.2〜2rImの
矩形断面の薄板に形成したものを用いるのが好ましい。
いずれにせよ、断面積が厚すぎると、かつらベースの厚
みが出たりするので好ましくない。
本発明によるかつらは以上のように構成されており、本
かつらを使用者の頭部に装着する場合、先ず使用者の頭
部の所定位置にかつら10をitし、例えばかつらベー
ス12の周囲に備えられた図示しない止着部材、或いは
接着剤等により装着する。この状態で型保持部材12は
、核層保持部材12を構成する超弾性合金の特性に基づ
いて、その超弾性合金の記憶形状であるかつらベースの
湾曲形状より小さな曲率半径を有する湾曲形状に復元さ
れるので、かつらベース11のもみあげ部11aの先端
は、上記記憶形状に従い型保持部材12の弾性によって
使用者のもみあげ部にぴったりとフィツトすることにな
る。
従って、かつら10の保管中に型保持部材12が変形さ
れた場合にも、特に型保持部材12の形状の修正を行う
ことなく、核層保持部材12が記憶形状に弾性変形する
ので、かつら10が使用者の頭部に対してフィツトされ
ることになる。またかつら10の使用中は、かつらベー
ス11に取り付けられた型保持部材12は、外部から力
が加えられたりしてかつらベース11の湾曲形状からず
れた形状に変形したとしても、すぐに超弾性合金の記憶
形状に弾性変形して復元することとなり、使用中にかつ
らベース11のもみあげ部11aがめくれ上がるような
ことはない。
尚、以上の実施例においては、かつら10を構成するか
つらベース11のもみあげ部11aに超弾性合金から成
る型保持部材12を配設した場合について説明したが、
これに限らず、かつらベースのめくれ上がりや浮き上が
り等が生じやすい部位に配設することができ、例えば第
3図乃至第7図に示すように、かつら10を構成するか
つらベース11のネープ部の下縁に沿って(第3図)、
後頭部中心に沿って(第4図)、また両側の耳上部をほ
ぼ水平方向に結ぶように(第5図)、前頭部から頭頂部
にかけて並列に(第6図)、さらに両側の耳上部を水平
方向に結ぶと共に、その後頭部における中央部から下方
にネープ部まで延びるように(第7図)、かつらベース
11の内面又は外面の任意の位置に、任意の大きさと本
数の超弾性合金から成る型保持部材12を自由に取り付
けることが可能である。また、その取付けに際しては、
例えば型保持部材12の頭皮との直接的な接触を避ける
ため、核層保持部材を布又はネット等で作った袋に収納
した状態で縫着又は接着してもよく、特に何らの制限も
ない。
さらに、上記の各側は、全かつらの場合について示して
いるが、部分かつらの場合にも全く同様の効果が得られ
ることは明らかである。
〔発明の効果) 以上述べたように本発明によれば、人工皮膚製又はネッ
ト製のかつらベースの凸状外面に多数の毛髪を植設する
ことにより形成されているかつらにおいて、該かつらベ
ースの凹状内面又は凸状外面の任意の位置に該かつらベ
ースの湾曲形状に沿って配設された型保持部材の少なく
とも一つが、かつらベースの湾曲形状より小さな曲率半
径を有する湾曲形状に形状記憶されており、好ましくは
使用者の頭部の体温より低い温度、例えば約−10℃乃
至38℃、特に約24℃乃至36“Cの範囲の変態温度
を存している超弾性合金により構成されているから、該
かつらを使用者の頭部に装着すれば、型保持部材が超弾
性合金の特性に基づいて記憶形状であるかつらベースの
湾曲形状より小さな曲率半径を有する湾曲形状に復元さ
れるので、かつら装着の際に特に使用者の頭部形状に合
わせて型保持部材を湾曲させることなく、酸型保持部材
自体が使用者の頭部形状に合わせて作製されたかつらベ
ースの湾曲形状にその弾性によってぴったりとフィツト
するため、かつらベースを頭形に精度良くフィツトさせ
ることができる。
従って、本かつらの使用の繰り返しによっても型保持部
材が波形形状に変形するようなこともなく、常にそのま
まの状態で、型保持部材を手で適宜形状に湾曲させるこ
とな(かつらを装着することが可能であり、また、かつ
らを装着している間も常に上記湾曲形状を維持する力が
働いていることから、極めて簡単にフィツト惑が得られ
る。
かくして、本発明によれば、使用を繰り返しても型保持
部材が波形形状に変形することがなく、しかも使用中に
型保持部材が変形してかつらベースが使用者の頭部から
めくれ上がったり浮き上がったりすることのない、従っ
て長期に亘って常にかつらのフィツト感が得られる、極
めて優れたかつらが提供され得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるかつらの一実施例の概略側面図、
第2図は第1図のかつらにおける型保持部材の記憶形状
を示す長手方向の断面図。 第3図乃至第5図は本発明によるかつらの他の実施例を
示す概略側面図。 第6図及び第7図は本発明によるかつらの他の実施例の
凹状内面を示す概略底面図である。 10・・・かつら; 11・・・かつラヘース;lla
・・・もみあげ部: 12・・・型保持部材。 特許出願人:株式会社アゾランス 代 理 人;弁理士 平 山 −室 間    : 弁理士  海  津  保  三筒3図 ]2 第4図 第6図 第7図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)人工皮膚製又はネット製のかつらベースの凸状外
    面に多数の毛髪を植設することにより形成されているか
    つらにおいて、上記かつらベースの凹状内面又は凸状外
    面の任意の位置に該かつらベースの湾曲形状に沿って配
    設された型保持部材の少なくとも一つが、該かつらベー
    スの湾曲形状より小さな曲率半径を有する湾曲形状に形
    状記憶処理された超弾性合金により構成されていること
    を特徴とする、かつら。
  2. (2)前記超弾性合金の変態温度が、−10℃乃至38
    ℃の範囲にあることを特徴とする、特許請求の範囲第1
    項に記載のかつら。
  3. (3)前記超弾性合金の変態温度が、24℃乃至36℃
    の範囲にあることを特徴とする、特許請求の範囲第2項
    に記載のかつら。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010159503A (ja) * 2009-01-06 2010-07-22 Artnature Co Ltd かつら地及びそれを用いたかつら

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6089205U (ja) * 1983-11-28 1985-06-19 株式会社ワコール フアンデ−シヨン用のワイヤ−またはボ−ン
JPS62215003A (ja) * 1986-03-12 1987-09-21 株式会社 東京義髪整形 かつら
JPS6334122U (ja) * 1986-08-25 1988-03-04

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