JPH01122614A - 長尺二重管の製造方法 - Google Patents

長尺二重管の製造方法

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JPH01122614A
JPH01122614A JP62280623A JP28062387A JPH01122614A JP H01122614 A JPH01122614 A JP H01122614A JP 62280623 A JP62280623 A JP 62280623A JP 28062387 A JP28062387 A JP 28062387A JP H01122614 A JPH01122614 A JP H01122614A
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JP
Japan
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tube
outer tube
diameter
inner tube
double
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JP62280623A
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Satoshi Yamamoto
諭 山本
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は長尺二重管の製造方法に関するものである。
[従来の技術] 二重管の製造方法には、 (a)外管を加熱膨張させ、挿入内管内に拡管作用を付
与した後外管を冷却収縮させることにより、管全長にわ
たって緊着締結された二重管を得る方法(特開昭55−
117514号公報)、(b)外管内に内管を挿入し、
ダイスと固定プラグを用いて引き抜く方法(特開昭58
−58944号公報、特開昭58−41611号公報)
、(c)外管と内管の相対重合の前後のいずれかにて該
外管を加熱増径し、相対重合後に該外管の外面に液圧を
加え縮管して塑性変形させた後、液圧を開放し外管冷却
縮径過程を経て内管に対し嵌合度を有して密着させる方
法(特開昭57−194832号公報)、 等がある。これらの方法によれば、製造される二重管の
長さが短尺であるとともに用途によっては界面接触圧力
が低いという問題がある。
二重管の用途例としては次のようなものがある。■ライ
ンパイプ:炭酸ガス等の腐食性ガスを含むガスラインで
、外管に炭素鋼、内管にステンレス鋼等の高耐食性材料
を用いる。■製紙工程中のソーダ回収ボイラ用鋼管二通
常の炭素鋼では腐食に耐えられない場合、外管にステン
レス鋼等の高耐食性材料を用い内管に炭素鋼を用いる。
■高温高圧ボイラ用過熱器管:外面からのアルカリ硫酸
塩腐食等を防止するため、外管に高クロム鋼等の高耐食
性材料、内管に耐熱ステンレス鋼を用いる。■高速増殖
炉用蒸気発生管:後述の理由により内外管ともに高耐食
耐熱鋼からなる二重管を用いる。
例えば高速増殖炉用蒸気発生管は、高速増殖炉の冷却に
使用した高温の液体金属ナトリウムを利用して蒸気を発
生させるもので、外側に液体金属ナトリウムを通じ、内
側に水が通る構造となっており、次のような条件を満足
する必要がある。
第1は、外管と内管が機械的に接合して、しかもその間
隙が表面粗さ程度になっていることである。高速増殖炉
用蒸気発生管では、管内の水または水蒸気が管外に達し
て液体金属ナトリウムに接触すると爆発的な反応を起こ
すため、高耐食耐熱鋼からなる管を二重にし外管と内管
のいずれかに亀裂が生じても直ちにこれを検出すること
によって、爆発が起こらないようになされている。亀裂
の検出は、第4図に示すように外管1の内面に溝8を形
成し、溝の中及び外向管の間隙にヘリウムガスを充填し
ておき、外管1と内管2のいずれかに亀裂が生じた場合
のヘリウムガスの圧力変動を検出することによって行わ
れる。したがって外管1と内管2間には間隙が必要とな
る。そして、この二重管が熱交換器用の管材であるため
外管と内管の間隙を小さくしなければならない。
第2は、二重管の長さが極めて長い必要があることであ
る。これは二重管の長さが長いほど接合部で発生するト
ラブルが減少でき、さらに接合に要する溶接、検査等の
費用が削減できるためである。
第3は、450℃から550℃の使用温度域で外管と内
管が強固に密着していなければならない。したがって常
温での界面接触圧力の高いことである。上記のように、
高速増殖炉用蒸気発生管は常に爆発の危険にさらされ、
これに用いる二重管は安全及び熱伝達効率上、外管と内
管が強固に密着している必要がある。
第4は、外管と内管が同種金属なので、熱処理による界
面接触圧力向上策を用いずに第3の条件を満足させなけ
ればならないことである。
外管と内管が異種金属の場合、外管にのみ熱処理を施し
変態により体積を増加させ外管が内管を外側から締め付
けるようにすること等も可能であるが、高速増殖炉用蒸
気発生管は外内管ともに長時間高温強度および耐腐食性
に優れ、かつ同一熱膨張率を有するものであることが要
求される関係上、外管と内管が同種の金属で作られるた
め、熱処理による界面接触圧力の向上は困難である。
第5は、焼き戻し熱処理された素材を用い二重管を形成
する際の加工度が低くなっていることである。これは、
焼き戻し熱処理後、二重管を形成する際の加工度が高く
なると耐力が高くなりすぎて、二重管を管板へ取りつけ
る際のエクスパンション加工ができなくなるという問題
を避けるためである。
このように高速増殖炉用蒸気発生管として用いる二重管
の製造には、多くの厳しい条件が課せられる。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は例えば高速増殖炉用蒸気発生管に要求される多
くの厳しい条件すなわち、外管と内管が機械的に接合し
、界面接触圧力が高く、加工度が低く、かつ長尺である
という条件を満足する長尺二重管を製造することを目的
とする。
[問題点を解決するための手段、作用]本発明の要旨は
、外管内に挿入された内管が室温よりも低温に冷却され
て縮管している相対重合管の、外管の外面の管軸方向の
一部の箇所に、高温液体により半径方向に圧力を加えて
該外管を塑性変形により縮管させた後、前記高温液体を
取り除き、ついで該外管の外面の前記箇所の管軸方向隣
接箇所に、前記高温液体により半径方向に圧力を加えて
該外管を塑性変形により縮管させた後、該外管の外面の
前記高温液体を取り除き、前記相対重合管の所要長さ全
長にわたって順次これを行った後、前記内管を室温に戻
すことを特徴とする長尺二重管の製造方法である。
本発明において、相対重合管の内管は、外管内に挿入さ
れた後に冷却されてもよく、また、あらかじめ冷却され
た後に外管内に挿入されてもよい。高温液体としては、
水、油あるいはその混合液体などを用いる。
以下、本発明を第1図により説明する。
第1図は、横軸に外管の内径及び内管の外径(ε)を、
縦軸に応力(F)をとったものである。外管の内径の初
期径をり。(点イ)、内管の外径の初期径をD2(点ト
)とする。内管は冷水、窒素ガス等を用いて室温より低
温に冷却され外径が点トから点チ (外径D3)に縮管
されて外管内に挿入され、相対重合管が形成されている
外管の外面の管軸方向の一部の箇所に、事前に加熱し高
温化した合成油等の高温液体により半径方向に圧力f+
を加えることにより、外管はまず弾性変形して内径が点
イから虎口に至り、ついで塑性変形により加工効果率θ
で縮管され点ハ (内径D3)に達し、内管と密着する
次に外管外面の高温液体を取り除くと、外管内面の径は
まず弾性回復により点へより点二(内径0+)に拡管し
、次に室温までの冷却により縮管して内管の表面に達し
、さらに点ホ (内径D4)にまで縮管しようとする。
ついで該外管の外面の管軸方向の前記箇所の隣接箇所に
同様にして高温液体により半径方向に圧力を加え、つい
で除去する。外管の所要長さ全長にわたって順次これを
行った後、内管内面の冷水、窒素ガス等を取り除くこと
により内管は室温まで昇温し、外径が点チ (外径D3
)により点り (外径D2)まで増径しようとする。こ
の結果、最終的にD2−D4−△Dに相当する界面接触
圧力を有する二重管が得られる。
このような本発明法と前記特開昭57−194832号
で知られている方法とを比較する。第2図はこの公知の
方法における応力関係図である。内管内面に冷水を充填
することにより、内管の外径は点f (外径D2)から
点g (外径Ds)まで縮管している。外管外面に熱水
を接触させて外管の内径を点a (内径り。)から点b
 (内径013)まで加熱拡管させ、次に外管外面に液
圧f2を加えることにより弾性変形して内径が点C゛に
至り、ついで塑性変形により加工硬化率θ°で点C(内
径D3)まで縮管させて内管と密着させる。
次に、内管内面の冷水及び外管外面の熱水を取り除くと
、外管はまず弾性回復により内径が点d (内径Da)
に拡管し、次に室温までの冷却過程で、縮管して内管の
表面に達し、さらに点e(内径D7)まで縮管しようと
する。一方内管は、室温までの昇温過程で外径が点g 
(内径Da)より点h (外径D2)まで拡管しようと
する。そのため、最終的にD 2−D 、−△DDに相
当する界面接触圧力を有する二重管が得られる。
第1図の本発明法と、第2図の公知の方法において、素
管の機械的性質、寸法、加熱・冷却による熱膨張・熱収
縮量は等しいすなわち、距離イー口とb−c’、加工硬
化率θとθ゛は等しく、イとal トとfの寸法は等し
く、ニーホとd−eの距離は等しく、かつチートおよび
チーリとg−fおよびg−hの距離も等しいものとする
と△D〉△DDとなる関係からも明らかなように、大き
な界面接触圧力を得ることができる。しかもfI<f2
となることから、本発明法のほうが低い応力で大きな界
面接触圧力を得ることができる。さらにDo−Ds <
Ds−Dsとなることから、本発明法のほうが加工度が
小さい。また本発明法は、特開昭58−41811号公
報で知られている引抜法と比較して素管の寸法、加工度
という製造条件を厳しく管理する必要がなく、内管の冷
却温度及び外管に圧力を加える高温液体の温度、圧力を
管理するのみでよい。
[実 施 例] 第3図の装置を用いることにより、長尺二重管を製造し
た。第3図は、外管1に対し、内管2を相対重合させ、
内管を冷水等の低温媒体3により熱収縮させておき、次
に外管外面の管軸方向の一部の箇所に圧力ヘッド5から
事前に高温に加熱した合成油等の高温液体6を吐出して
半径方向に圧力を加え塑性変形により縮管させた。その
際圧力を充分作用させるためシール4により高温液体6
の漏洩を防止した。このとき、縮管していない外管の隣
接箇所は、高温液体6からの熱移動による熱膨張を防止
するため高圧空気等の外管用媒体7により高温液体6か
らの熱を抜熱し、室温を維持させた。次に外管外面の高
温液体6を取り除き、外管1の外面の管軸方向の隣接箇
所に圧力ヘッド5を移動させ、同様にして高温液体6を
吐出して半径方向に圧力を加え、塑性変形により縮管さ
せた。外管1の所要長さ全長にわたって順次上記加工を
行った後、内管内面の低温媒体3を取り除いた後、外管
1の室温までの冷却による縮管と内管2の室温までの昇
温による増径により、高い界面接触圧力を得ることがで
きた。
さらに内管2をあらかじめドライアイス等の低温媒体3
で熱収縮させた後に、外管1に相対重合させて上記と同
様の加工を外管1の所要長さ全長にわたって順次行った
後、内管内面の低温媒体3を取り除いても、外管1の室
温までの冷却による縮管と内管2の室温までの昇温によ
る増径により、高い界面接触圧力を得ることができた。
外管1及・び内管2として、八SME 5A213 T
e3管(HCr−1!k Mo鋼)を用い、775℃で
最終焼き戻し熱処理を行った素管な用いた。二重管形成
後の寸法が外管1は外径15.9+++m、肉厚1.7
+nn+、内管2は外径12.5++++n、肉厚1.
3111111となるようにして、第3図の装置を用い
て二重管を形成したところ、その常温での界面接触圧力
は、 450℃から550℃の高速増殖炉用蒸気発生管
の使用温度域においても充分な界面接触圧力を示すと推
定される50MPa以上を充分得ることができた。
[発明の効果] この発明によれば、高速増殖炉蒸気発生管として用いら
れる二重管として要求される(a)外管と内管が機械的
に結合して、しかもその間隙が表面粗さ程度になってい
る。
(b)二重管の長さが極めて長い。
(C)外管と内管が450℃−550℃の温度域で強固
に密着している。
(d)外管と内管が同種の金属で、かつ(a)の条件を
満足する。
(e)焼き戻し最終熱処理後二重管を形成する際の加工
度が低い。
等という多くの厳しい条件を全て満足する二重管を製造
することができる優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明法における応力関係図、第2図は公知の
方法における応力関係図、第3図は本発明法の実施態様
例を示す図、第4図は高速増殖炉用蒸気発生管に使用さ
れる二重管の部分図である。 1・・・外管      2・・・内管3・・・低温媒
体    4・・・シール5・・・圧力ヘッド   6
・・・高温液体7・・・外管用媒体   8・・・溝部
第1図 乙り 内管 水       °′ ・       イ     
ε■ 庸          外管 f+   −t、 第3図 1:外管 2:内管 3:低温媒体 5:圧力ヘッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)外管内に挿入された内管が室温よりも低温に冷却
    されて縮管している相対重合管の、外管の外面の管軸方
    向の一部の箇所に、高温液体により半径方向に圧力を加
    えて該外管を塑性変形により縮管させた後、前記高温液
    体を取り除き、ついで該外管の外面の前記箇所の管軸方
    向隣接箇所に、前記高温液体により半径方向に圧力を加
    えて該外管を塑性変形により縮管させた後、該外管の外
    面の前記高温液体を取り除き、前記相対重合管の所要長
    さ全長にわたって順次これを行った後、前記内管を室温
    に戻すことを特徴とする長尺二重管の製造方法。
  2. (2)相対重合管の内管が、外管内に挿入された後、低
    温に冷却されて縮管していることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の長尺二重管の製造方法。
  3. (3)相対重合管の内管が、低温に冷却されて縮管され
    た後、外管内に挿入されていることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の長尺二重管の製造方法。
JP62280623A 1987-11-06 1987-11-06 長尺二重管の製造方法 Pending JPH01122614A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105921543A (zh) * 2016-04-29 2016-09-07 西安向阳航天材料股份有限公司 减少内衬轴向残余应力的双金属复合管水压复合成形方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105921543A (zh) * 2016-04-29 2016-09-07 西安向阳航天材料股份有限公司 减少内衬轴向残余应力的双金属复合管水压复合成形方法
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