JPH01122153A - Cmos半導体回路装置 - Google Patents

Cmos半導体回路装置

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JPH01122153A
JPH01122153A JP62279663A JP27966387A JPH01122153A JP H01122153 A JPH01122153 A JP H01122153A JP 62279663 A JP62279663 A JP 62279663A JP 27966387 A JP27966387 A JP 27966387A JP H01122153 A JPH01122153 A JP H01122153A
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JP
Japan
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diode
junction
overvoltage
field effect
substrate
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JP62279663A
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Haruhiko Nishio
春彦 西尾
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はCMOS半導体回路装置、と(に高耐圧用に適
するCMO5半導体回路装置に関する。
〔従来の技術〕
よく知られているようにCMOS半導体回路装置は消費
電力が小である大きな特長をもち、集積回路に広く用い
られるに至っているが、最近では従来からの低電圧下で
動作するディジタル信号回路だけでなく、負荷を直接駆
動する用途にもその適用範囲が拡大されつつある。負荷
の種類によってももちろん異なるが、このためにはCM
OS半導体回路装置をふつうは数十V、場合により10
0V以上の負荷の回路電圧下で動作しうるように高耐圧
化する必要がある。この高耐圧化のためには最も簡単に
はCMOS半導体回路装置を構成するpチャネル形やn
チャネル形のMOS)ランジスタないしは電界効果トラ
ンジスタそれぞれの寸法を大きくすればよいが、もちろ
んこれだけでは回路の集積化1明らかに不利になるので
、電界効果トランジスタを構成する半導体層とくにその
サブストレート複域内の不純物濃度を低目にする要があ
る。
第3図はCMOS半導体口路装置の基本的な構造を示す
もので、図の右半分にpチャネル電界効果トランジスタ
10.左半分にnチャネル電界効果トランジスタ20の
断面が模式的に示されている。
基板lないしはエピタキシャル層は高抵抗性のn形であ
って、そのnチャネル電界効果トランジスタ20を作り
込むべき部分にp形のウェル2が低不純物濃度で拡散さ
れている。pチャネル形およびnチャネル形の電界効果
トランジスタ10.20はこの基板1およびウェル2を
それぞれサブストレート領域として作り込まれ、よく知
られているようにそれらの各1対のソース・ドレイン7
.8はそれぞれp形およびn形で拡散され、ソース・ド
レイン対の表面上にゲート酸化膜6aを介してゲート6
が設けられる。
両電界効果トランジスタ10.20の高耐圧化上は、前
述のようにそれぞれのサブストレート領域である基板l
とウェル2の不純物濃度を低目に選定するとともに、ソ
ース・ドレイン7.8の拡散を深目にしてやり、あるい
はそれらをいわゆる二重拡散層とする。しかし、よく知
られているように半導体回路装置には多くの寄生トラン
ジスタや寄生ダイオードが存在するので、それらの耐電
圧値も上げてやる要がある0図には寄生トランジスタの
主なものが示されており、図示のようにこれらは基板1
をベースとするpnpバイポーラトランジスタTbP、
ウェル2をベースとするnpnバイポーラトランジスタ
Tbn、基板1をチャネル層とするpチャネル電界効果
トランジスタTfp、ウェル2をチャネル層とするnチ
ャネル電界効果トランジスタTfnなどが含まれる。寄
生ダイオードの方はすべてのpfi接合部に付随するの
で図には示されていない。
しかし、幸い寄生トランジスタ中のバイポーラトランジ
スタT b p + T b nは耐電圧値上問題とな
るコレクタ・ベース間接合がいずれも基板1とウェル2
との間のpn接合であって、高耐圧化に際してこれらの
不純物濃度を低目にすることにより、これらの寄生トラ
ンジスタの高耐圧化も同時に果たされる。寄生トランジ
スタ中の電界効果トランジスタTfp、 Tfnについ
ても同様に、高耐圧化のためそれらのチャネル層である
基板1とウェル2の不純物濃度を下げ、ソース・ドレイ
ン7.8の拡散を深くするなどによって、これら寄生ト
ランジスタも同時に高耐圧化される。寄生ダイオードに
ついても事情は同様である。
このようにCMOS半導体回路装置の高耐圧は一般的に
は寄生トランジスタや寄生ダイオードの耐電圧値に余り
考慮を払うことなく進めることができるが、寄生電界効
果トランジスタについては第3図に示すようにその上の
酸化膜上の配線用などの金属膜Mがもつ電位に影響され
て思わぬ場合に耐電圧値が低下することがあり、この予
防上第4図に示すようなチャネルカッタ層重ないしはチ
ャネルストッパ層を設ける場合がある。これは、これら
のチャネルカッタ3.4のそれぞれp形お□ よびn形
の不純物濃度をウェル2および基板1の不純物濃度より
それぞれ少し高目にすることによって、基板1やウェル
2の表面に金属膜電位によって図でchで示すチャネル
が誘導されても、チャネルが延びるのを中途で止めるた
めであって、原理上はチャネル路の途中のどこに設けて
もよいが、配置のつごう上両チャネルカフタ3,4は図
示のように互いにほぼ接する位置にふつう設けられる。
しかし、これらチャネルカッタ11!3.4の不純物濃
度を余り高めると寄生電界効果トランジスタrrp。
Tfn自体の耐電圧値が下がってしまうことになるので
、この耐電圧値が余り下がらない程度にこれらの不純物
濃度は基板1やウェル2よりも高目にされる。
以上のような従来のCMOS半導体回路装置において、
第3図および第4図に示すようにソース・ドレイン7.
8およびゲート6上には通常のように電極膜9が設けら
れ、それぞれから端子が導出される。1対の電源点電位
V、Eは例えば図示のように掛けられ、正側電源点Vが
掛かる電極膜9は通例のようにpチャネル電界効果トラ
ンジスタ10のソース・ドレイン7の一方と基板1を短
絡するように設けられ、ふつう接地点である電源点Eに
接続される電極膜9はnチャネル電界効果トランジスタ
20のソース・ドレイン8の一方とウェル2とを短絡す
るように設けられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、高耐圧化を進めるため基板やウェルつまり電
界効果トランジスタのサブストレート領域の不純物濃度
を下げて行くと、予想外の電圧が0M03回路内のトラ
ンジスタに掛かることがある。すなわち、第4図の両電
源点V、E間に掛かっている電圧に何らかの原因で増減
があると、例えば基板1とウェル2との間の接合に両電
源点間に実際に掛かっているよりも高い電圧が過渡的に
ではあるが現われることがある。かかる内部の過渡的な
高電圧の発生は短時間なので、これによって直ちに接合
が破壊されるわけではないが、その影響が繰り返えされ
ると遂には破壊が起きることになる。もちろん、この過
渡高電圧は0M03回路に電源電圧を印加しあるいはそ
れへの電源電圧を切るとき、最も大きな値に達しうるお
それが高い、またこの問題は、0M03回路内に含まれ
る電界効果トランジスタの電源点に接続されているソー
ス・ドレインの電位に変動がある場合に限らず、回路内
で相互接続されたソース・ドレインの電位が変わるとき
にも類似の現象が起きると考えられるから、高耐圧0M
03回路の正常な動作時間にも思い掛けない高電圧がそ
の半導体層内ないしは接合物体に掛かる可能性があるこ
とになる。
もう一つの問題点は上とも関連するが、サブストレート
領域の不純物濃度を低めると、静電誘導の影響を受けや
すくあるいは静電電荷の侵入に対して弱くなることであ
る。かかる誘導により内部発生しあるいは外部から侵入
した有害な電荷は主には電源に吸収させるほかないが、
両電源点間の実効インピーダンスが高いために電荷の電
源への抜けが悪くなり、その内部蓄積による悪影響を受
けやすくなるのである。
本発明はかかる問題点を極力解決して、高耐圧化のため
に電界効果トランジスタのサブストレート領域の不純物
濃度を低めても、回路内部に過電圧が掛かるおそれがな
く、静電電荷の影響を受けに(いCMOS半導体回路装
置を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、0M03回路を構成するp+n両チャネル形
電界効果トランジスタが隣合わせに作り込まれた半導体
の両トランジスタ相互間の表面部に各電界効果トランジ
スタのサブストレート領域とそれぞれ同導電形の半導体
層としてなる1対のダイオード層をそれぞれサブストレ
ート領域に繞けてかつ互いに接し合うように設け、両ダ
イオード層間のpn接合をその逆方向耐電圧値が0M0
3回路に与えられる電源電圧の最大定格値よりも僅かに
大きくなるように形成することによって上記の目的を達
成するものである。
〔作用〕
上述の1対のダイオード層は互いに接して設けられるこ
とにより1個のダイオードを構成し、このダイオードは
隣合うp+  n両チャネル形電界効果トランジスタか
ら見てそれらのサブストレート領域間の接合に対して並
列に設けられるので、この接合に無用な過電圧が掛かっ
たとき降伏して過電圧を緩和する役目を果たし、これら
隣合う両電界効果トランジスタがそれぞれ電源点に接続
されているとき、このダイオードは両電界効果トランジ
スタのサブストレート領域を介して両電源点間に挿入さ
れることになるので、電源点間の実効インピーダンスを
その降伏により下げてCMOS回路装置内の有害な蓄積
電荷の抜けをよくする役目を果たす。
ダイオードにかかる役目をさせるためには、その降伏電
圧ないしは逆方向耐電圧値を適切な値に選ぶ要があり、
かつ0M03回路が正規動作中にダイオードが降伏して
はならないから、本発明では両ダイオード層間のpn接
合の逆方向耐電圧値を電源電圧の最大定格値ないしは絶
対最大定格値により僅かに大きく選ぶ、この逆方向耐電
圧値は、例えば0M03回路の電源電圧の絶対最大定格
値が30Vのとき32Vとし、−膜内には最大定格値の
110%を越えないように選定するのが望ましい。
ダイオードにかかる逆方向耐電圧値を持たせるには両ダ
イオード層を比較的高い不純物濃度9例えば1017〜
1019原子/dの濃度で作り込むのがよく、かつ両層
間に鋭いpn接合を形成させるのが望ましい、かかる鋭
い接合の形成により両層からなるダイオードにアバラン
シェダイオードないしはツエナダイオードの特性をもた
せて、前述の過電圧の緩和や余剰電荷の抜けの動作時間
を早めることができる。また、鋭い接合によりダイオー
ドの接合容量が増すので、この接合容量がもつ電圧吸収
作用によってダイオードの過電圧の緩和作用を一層高め
ることができる0通常の設計の場合でがっ接合がそれ程
鋭くない場合、この接合容量は数十pp程度であるが、
それでもダイオードの降伏前の過電圧の急峻な耐電圧値
上がりを緩和する役目をかなり有効に果たしうる。
本発明における1対のダイオード層は、前述の構成にい
うように隣合う電界効果トランジスタのサブストレート
6i域とそれぞれ同導電形で、サブストレート領域に連
続させて相互間に前述のpn接合を形成するように設け
る。このため、ダイオード層対の設けられる場所は、隣
合う逆チャネル形の電界効果トランジスタのサブストレ
ート6i域の接合部になり、かつ本発明ではダイオード
層を容易に作り込めるようその場所を半導体の表面部と
する。従って、本発明における1対のダイオード層はそ
の形態上は前の第4図に示したチャネルカッタN3,4
と類似になり、チャネルカッタとしての役目も兼ねうろ
ことにはなるが、前述のようにそれらの不純物濃度や果
たしうる役目が従来のチャネルカッタ層とは本質的に異
なるものである。
また、本発明によるダイオード層の対は、隣合う逆チャ
ネル形の電界効果トランジスタの相互間にすべて設ける
必要は必ずしもなく、電源点間の不要電荷の抜けを良く
する上では、CMOS回路内に1個所膜けることで足り
、またサブストレート領域間の接合の過電圧を緩和する
上では、過電圧を受けやすい電界効果トランジスタの相
互間に設けることであってよい。
以上のように本発明は、そのダイオード層の対間に形成
される所定の逆方向耐電圧値をもつpn接合により、電
界効果トランジスタのサブストレート511域間の接合
にかかりうる過電圧を緩和し、あるいはCMOS回路装
置に接続される電源点への内部の不要電荷の抜けを良好
にして所期の課題を解決するものである。
〔実施例〕
以下、第1図および第2図を参照しながら本発明の一実
施例を説明する。第1図には本発明によるCMOS半導
体回路装置の前の第3図ないし第4図に対応する部分が
断面図で示されており、これらと同じ部分には同じ符号
が付されている。
第1図において、pチャネル電界効果トランジスタ10
およびnチャネル電界効果トランジスタ20は、n形の
基板1およびp形のウェルlをそれぞれサブストレート
9M域とし、その表面上にゲート酸化膜6aを介して設
けられたポリシリコンのゲート6をマスクとして、それ
ぞれソース・ドレイン7.8の対をイオン注入法を利用
して拡散させることによって作り込まれる0本発明にお
けるダイオードFJ31.32はそれぞれp形およびn
形で、図示のようにp形のダイオード層31はnチャネ
ル電界効果トランジスタ20のp形のウェル2と連続す
るように、n形のダイオード層32はpチャネル電界効
果トランジスタ10のサブストレート81域であるn形
の基板1と連続するように、半導体の表面部における基
板1とウェル2の接合部付近に互いに接して設けられ、
それらの不純物濃度は例えばそれぞれ10目〜IQII
原子/−程度とされる。第1図の例ではこれらのダイオ
ード層31.32は通常の酸化膜5の下に設けられてお
り、ソース・ドレイン層7.8の拡散と同時またはその
前後に拡散させることができるが、図の左右に示された
ようなLOCO3酸化膜5aの下に設けるようにしても
よく、もちろんこの場合にはLOGO3酸化膜の成長前
にあらかじめ拡散される。前者の場合、ダイオード11
31.32相互間に鋭いpn接合を形成させるのに有利
で、後者の場合は該接合を図の上下方向に深く形成して
電流耐量を増すのに有利である。
いずれにせよ、このpn接合の逆方向耐電圧値はCMO
S回路装置の電源電圧の最大定格値ないしは絶対最大定
格値の5〜10%増しとするのがよく、例えば最大定格
値が30Vのとき耐電圧値は32Vとされる。
これらダイオードN31,32は酸化膜5上に金属膜が
存在した場合、その電位によりウェル2や基板1の酸化
膜下に誘導形成されやすい反転チャネルを断つ役目を兼
ねることができるが、反面それら相互間のpn接合によ
って基板1とウェル2との間の接続の耐電圧値を弱める
ことになるので、この耐電圧値の低下を招かない程度に
電界効果トランジスタ10の図の左側のソース・ドレイ
ン層7とダイオード層32との間隔および電界効果トラ
ンジスタ20の図の右側のソース・ドレイン層8とダイ
オード131との間隔は、僅かであるが従来よりも大き
い目に取られる0例えば、0M03回路に対する電源電
圧が数十V程度の場合これらの間隔は5〜6I!mとさ
れる。
以上のように構成されたCMOS回路装置上には配線下
用の酸化膜5bが全面に被着され、それに明けた窓を介
して各半導体層やゲートに導電接続するようにアルミの
電極膜9が図示のように設けられる0図の例では、電界
効果トランジスタlOの図の右側のソース・ドレイン7
と電界効果トランジスタ20の左側のソース・ドレイン
8とが電源点V、Hにそれぞれ接続され、これらのソー
ス・ドレイン7.8は電極膜9によってそれぞれ基FL
1およびウェル2と短絡されているので、基板lとウェ
ル2とはそれぞれ電源点V、Eと実質上同電位になる。
第2図は第1図の等価回路を示すもので、ここでは両電
界効果トランジスタIQ、20は直列接続されて、それ
により共通ゲートにより制御されるインバータないしは
スイッチ回路が構成される場合が示されている。従って
、両電界効果トランジスタ10.20の共通接続ゲート
に入力信号Siを与えたとき、第1図の電界効果トラン
ジスタ10の左側のソース・ドレイン7と電界効果トラ
ンジスタ20の右側のソース・ドレイン8との相互接続
点から入力信号Siとは補な出力信号Soが発しられる
ものとする。第2図に示されたダイオード30は第1図
のダイオード層31.32の間のpn接合により形成さ
れるもので、前述のように基板1とウェル2には電源点
V、Hの電位がかかっているから、このダイオード30
は等価回路上は両電源点V、E間に接続されていること
になり、それと並列に接合容量からなるキャパシタCが
存在することになる。この接合容量はダイオード31.
32のpn接合の面積あたりで10−’pF/#”の値
をもち、キャパシタCの実際の静電容量値としてはふつ
う数十pp程度以上になる。
第2図の等価回路に種々の形で過電圧が侵入しあるいは
発生しうるが、−膜内な過電圧の例として静電的なパル
ス状の過電圧Vpが図示のように出力信号Soの回路か
ら掛かり、この過電圧パルスが正の極性をもつものとす
る0図ではこの過電圧パルスVpを吸収ないしは通過さ
せる経路が矢印で示されている。この経路を説明すると
、過電圧パルスVpはpチャネル電界効果トランジスタ
10の図の左側のp形のソース・ドレイン7にまず入り
、ソース・ドレインM7と基板1との間に形成されたダ
イオードD7を順方向に通りで電源点電位Vにある基板
1に入り、ついでn形のダイオード層32とp形のダイ
オードN31とで形成されるダイオード30を逆方向に
抜けてp形のウェル2に入り、このウェル2から電界効
果トランジスタ20の左側のソース・ドレイン8の横倒
を通って電源点已に直接に抜は出る。もちろん、ダイオ
ード30が過電圧パルスの印加と同時に降伏するわけで
なく、降伏に至るまでのごく僅かな時間内には接合容量
であるキャパシタCがこの過電圧を吸収し、とくに静電
パルスのように非常に波頭峻度の高い過電圧に対しては
、この接合容量が過電圧吸収上大きな役目を果たす、も
ちろん、ダイオード30が降伏した後はこのキャパシタ
Cに蓄積された電荷はダイオードを通って放電される。
過電圧パルスの波頭峻度が緩やかな場合や持続的な過電
圧が掛かった場合には、主にダイオード30の降伏によ
って過電圧が電源点已に通過吸収される。
〔発明の効果〕
以上の説明かられかるように本発明においては、0M0
3回路を構成するpt n両チャネル形電界効果トラン
ジスタが隣合わせに作り込まれた半導体の両トランジス
タ相互間の表面部に各電界効果トランジスタのサブスト
レート領域とそれぞれ同導電形の半導体層としてなる1
対のダイオード層をそれぞれサブストレート領域に繞け
てかつ互いに接し合うように設け、両ダイオード層間の
pn接合をその逆方向耐電圧値が0M03回路に与えら
れる電源電圧の最大定格値よりも僅かに大きくなるよう
に形成するようにしたので、CMOS半導体回路装置に
外部から過電圧が侵入し、あるいは動作中に何らかの原
因でその内部で発生しても、両ダイオード層間のpn接
合が直ちに降伏して過電圧を通過させてしまうので、C
MOS回路装置を半導体層間に電源電圧の最大定格値以
上の過電圧が掛かるおそれがなく、過電圧の波頭峻度が
非常に高い場合でもpn接合に付随する接合容量がこの
過電圧を有効に吸収して半導体層間に掛かる電圧の異常
上昇をダイオードが降伏するまでの短時間内抑制する役
目を果たす、この効果を利用して、本発明によるCMO
S半導体回路装置ではその高耐圧化に当たって半導体層
とくにサブストレート領域の不純物濃度を充分に低めて
集積回路等の半導体装置を小形化することができる。
本発明におけるダイオード層は、寄生トランジスタの存
在に基づくラッチアップ現象の防止にも役立つ、すなわ
ち、寄生電界効果トランジスタに対してはダイオード層
はチャネルカッタ層として働き、寄生バイポーラトラン
ジスタについても比較的不純物濃度の高い電界効果トラ
ンジスタがそのベース抵抗を実質的に下げて電流増幅率
を低下させるので、寄生トランジスタが誤って導通して
ラッチアップが発生するのを防止することができる。
このように本発明によるCMOS半導体回路装置では、
その内部の半導体層間に過電圧の掛かるのを防止し、か
つ静電電荷の影響を受けにくくすることにより集積回路
等の動作信鯨性を向上し、高耐圧のCMOS回路装置の
構成を合理化し、しかもそのランチアップ耐量を従来よ
りも向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図が本発明に関し、第1図は本発明に
よるCMOS半導体回路装置の一部拡大断面図、第2図
はその等価回路図である。第3図および第4図はそれぞ
れCMOS半導体回路装置の従来例の模式化された一部
拡大断面図である。 図において、 に基板ないしはエピタキシャル層、2:ウェル、3,4
:チャネルカッタ層、5.5a、5b :酸化膜、6:
ゲート、6a:ゲート酸化膜、7.8:ソース・ドレイ
ン層、9:電極膜、10:pチャネル形電界効果トラン
ジスタ、20:nチャネル形電界効果トランジスタ、3
0:ダイオード層間pn接合により形成されるダイオー
ド、31.32:ダイオード層、C:ダイオード層間の
pn接合の接合容量によるキャパシタ、Ch:チャネル
、D7:ソース・ドレイン層7に付随するダイオード、
E:電源点ないしは接地点、M:金属膜、Sl二人力信
号、so:出力信号、Tbp、Tbn:寄生バイポーラ
トランジスタ、Tfp。 Tfa:寄生電界効果トランジスタ、V:正の電源点、
vp:過電圧パルス、である。 第1図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)CMOS回路を構成するp、n両チャネル形電界効
    果トランジスタが隣合わせに作り込まれた半導体の両ト
    ランジスタ相互間の表面部に各電界効果トランジスタの
    サブストレート領域とそれぞれ同導電形の半導体層とし
    てなる1対のダイオード層をそれぞれサブストレート領
    域に繞けてかつ互いに接し合うように設け、両ダイオー
    ド層間のpn接合をその逆方向耐電圧値がCMOS回路
    に与えられる電源電圧の最大定格値よりも僅かに大きく
    なるように形成したことを特徴とするCMOS半導体回
    路装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5936288A (en) * 1997-07-08 1999-08-10 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor integrated circuit device and low breakdown voltage zener diode

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JPS59158546A (ja) * 1983-02-28 1984-09-08 Mitsubishi Electric Corp 相補形mos集積回路装置

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